JPH06174319A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH06174319A
JPH06174319A JP32416692A JP32416692A JPH06174319A JP H06174319 A JPH06174319 A JP H06174319A JP 32416692 A JP32416692 A JP 32416692A JP 32416692 A JP32416692 A JP 32416692A JP H06174319 A JPH06174319 A JP H06174319A
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JP
Japan
Prior art keywords
evaporator
compressor
opening
air conditioning
injection passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP32416692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Noyama
英人 野山
Masao Sawada
正夫 沢田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP32416692A priority Critical patent/JPH06174319A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用エバポレータとクールボックス内を冷
却する冷蔵用エバポレータを並列に設けた車両用空調装
置において、負荷の低い冷蔵単独運転時にコンプレッサ
に戻る冷媒量を増加し、これによってコンプレッサに戻
る潤滑油量の不足を解消する。 【構成】 空調用エバポレータ7とクールボックス12
内を冷却する冷蔵用エバポレータ11を並列に配置した
車両用空調装置において、コンデンサ2で凝縮された冷
媒液をコンプレッサ1に導くインジェクション通路31
を設け、このインジェクション通路31に開閉弁32を
介装し、冷蔵単独運転時に前記開閉弁32を開放するコ
ントローラ17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクールボックスを備えた
車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の1例を図3に示
す。コンプレッサ1、コンデンサ2、第1の膨張弁(第
1の絞り)6及び空調用エバポレータ7がこの順に連結
され、また、第1の膨張弁6及び空調用エバポレータ7
に対して並列に第2の膨張弁(第2の絞り)10及び冷
蔵用エバポレータ11が接続されている。4はコンデン
サ2の下流側に設けられ同コンデンサ2よりの液冷媒を
貯留するレシーバである。5は第1の膨張弁6の上流側
に設けられ同第1の膨張弁6への液冷媒を制御する開閉
弁としての第1の電磁弁、9は第2の膨張弁10の上流
側に設けられ同第2の膨張弁10への液冷媒を制御する
開閉弁としての第2の電磁弁であり、これら第1の電磁
弁5と第2の電磁弁9は、コントローラ17からの指令
によって開閉されるようになっている。15は空調スイ
ッチ、16は冷蔵スイッチであり、両スイッチ15,1
6の信号はコントローラ17へ入力されるようになって
いる。8は空調用エバポレータのファン、13は冷蔵用
エバポレータ11のファンである。12は冷蔵用エバポ
レータ11とそのファン13を内蔵するクールボックス
であり、14は冷蔵用エバポレータ11の下流側に設け
られ冷蔵用エバポレータ11へ向かう冷媒の流れを阻止
する逆止弁である。
【0003】この空調装置の空調運転時には、空調スイ
ッチ15がオンとされると、コントローラ17からの指
令によって第1の電磁弁5が開放され、かつ、コンプレ
ッサ1、ファン3,8が起動される。すると、コンプレ
ッサ1から潤滑油を伴って吐出された高温・高圧の冷媒
ガスはコンデンサ2に入り、ここでファン3により送ら
れる外気と熱交換することにより凝縮液化して液冷媒と
なりレシーバ4に貯留される。レシーバ4内の液冷媒は
第1の電磁弁5を経て第1の膨張弁6に入り、ここで絞
られることによって断熱膨張した後、空調用エバポレー
タ7に入り、ここでファン8により送られる車内空気を
冷却することによって蒸発液化する。次いで、この冷媒
ガスはコンプレッサ1に戻り、ここで再び圧縮される。
【0004】冷蔵運転時には冷蔵スイッチ16がオンと
されると第2の電磁弁9が開放され、かつ、コンプレッ
サ1、ファン3,13が起動される。すると、コンデン
サ2で液化した液冷媒が第2の電磁弁9及び第2の膨張
弁10を経てクールボックス12内に配設された冷蔵用
エバポレータ11に入り、ここでファン13により送ら
れるクールボックス12内空気を冷却することによって
蒸発気化し、しかる後、逆止弁14を経てコンプレッサ
1に戻る。
【0005】一方、空調スイッチ15及び冷蔵スイッチ
16がともにオンとされると、コントローラ17からの
指令により第1の電磁弁6が開放され、また、第2の電
磁弁9が間欠的に開閉されることによって空調運転及び
冷蔵運転の双方が行われる。
【0006】なお、クールボックス12は図4に示すよ
うに、その内部は吐出口25をもつ仕切板21によって
冷蔵室22と冷却室23とに仕切られている。冷蔵室2
2内にはジュース缶等の被冷蔵物24が収納され、冷却
室23には冷蔵用エバポレータ11及びファン13が配
設されている。
【0007】冷蔵運転時、冷蔵用エバポレータ11を流
過することによって冷却された冷風が仕切板21に穿設
された吹出口25を通り冷蔵室22に吹き出されてここ
を冷却した後、底板26に穿設された吸込口27を経て
冷却室23に戻り、再びファン13に吸入されて付勢さ
れ、再び冷蔵用エバポレータ11で冷却された冷風とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車両用空調
装置においては、クールボックス12のみを冷却する冷
蔵単独運転時には、クールボックス12の冷却負荷が装
置の冷却能力に比べて過小となるため冷媒回路を循環す
る冷媒量は少なく、従って、この冷媒とともにコンプレ
ッサ1に戻る潤滑油量も少なくなるので、コンプレッサ
1が潤滑油量の不足により焼き付け等の事故を起こすお
それがあった。
【0009】本発明は、従来の車両用空調装置の前記問
題点を解決しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は次の手段を講じ
た。
【0011】(1)コンプレッサ、コンデンサ、第1の
絞り及び空調用エバポレータをこの順に連結するととも
に前記第1の絞り及び空調用エバポレータに対して並列
に第2の絞り及びクールボックス内を冷却するための冷
蔵用エバポレータを接続してなる車両用空調装置におい
て、前記コンデンサで凝縮された冷媒液を前記コンプレ
ッサに導くインジェクション通路を設けるとともに、こ
のインジェクション通路に開閉弁を介装し、冷蔵単独運
転時に前記開閉弁を開放する制御手段を備えたことを特
徴とする。
【0012】(2)前記(1)の本発明において、制御
手段は、運転選択用のスイッチと、同スイッチの操作に
対応してインジェクション通路の開閉弁及び前記空調用
エバポレータと冷蔵用エバポレータの並列回路にそれぞ
れ介装された開閉弁を開閉制御するコントローラとから
なることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明(1)は前記構成を備えているため、次
の作用を生ずる。即ち、冷却負荷の低い冷蔵単独運転時
には、インジェクション通路の開閉弁が開放されてコン
デンサで凝縮した冷媒液の一部がインジェクション通路
を通りコンプレッサに導かれる。このため、冷却負荷の
冷蔵単独運転時にも、コンプレッサに戻る冷媒量が増加
し、これに伴ってコンプレッサに戻る潤滑油量も増加す
る。
【0014】本発明(2)は、前記本発明(1)の作用
に加えて、運転制御スイッチの操作に対応して、インジ
ェクション通路の開閉弁及び空調用エバポレータと冷蔵
用エバポレータの並列回路にそれぞれ介装された開閉弁
が制御され、運転制御スイッチの操作に対応して冷蔵単
独運転、空調単独運転、及び空調と冷蔵の併用運転が行
われると共に、冷蔵単独運転時に冷媒液の一部がインジ
ェクション通路を通りコンプレッサに戻る前記冷媒液の
流れが発生し、コンプレッサに戻る潤滑油量も増加す
る。
【0015】
【実施例】図1に本発明の一実施例が示されている。図
1は車両用空調装置の系統図であり、レシーバ4とコン
プレッサ1の吸入側との間にはインジェクション通路3
1が持続され、このインジェクション通路31に開閉弁
としての電磁弁32及び逆止弁33が介装されている。
前記電磁弁32は、冷蔵スイッチ16のみがオン(O
N)とされて冷蔵単独運転にある場合、図2に示すよう
に、コントローラ17からのYESの指令により継続し
て開放され、又は間欠的に開放されるようになってい
る。
【0016】他の構成は図3及び図4に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材には同じ符号が付されてい
る。
【0017】本実施例では、冷蔵単独運転時にあって
は、コンデンサ2で凝縮しレシーバ4内に貯留された冷
媒液は冷蔵用エバポレータ11へ通流してクールボック
ス12を冷却するとともに、コントローラ17からの指
令によって電磁弁32が開放され、レシーバ4内の冷媒
液の一部がインジェクション通路31を通り、電磁弁3
2及び逆止弁33を経てコンプレッサ1に導かれる。か
くして、冷却負荷の低い冷蔵単独運転時においても、コ
ンプレッサ1に戻る冷媒量が増加し、これに伴ってコン
プレッサ1に戻る潤滑油量も増加することになる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、冷却負荷の低い冷蔵単
独運転時に同インジェクション通路の開閉弁を開放して
インジェクション通路から冷媒液をコンプレッサに導く
ようにしたので、この冷媒量の増加とともにコンプレッ
サに戻る潤滑油量を増加することができ、潤滑油量不足
を原因とするコンプレッサの焼き付き等を回避すること
ができる。この結果、コンプレッサを保護しつつ、クー
ルボックスを十分に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用空調装置の系統
図である。
【図2】同実施例において電磁弁の開閉態様の例を示す
図である。
【図3】従来の車両用空調装置の系統図である。
【図4】同従来の車両用空調装置のクールボックスの断
面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 5 第1の電磁弁 6 第1の膨張弁 7 空調用エバポレータ 9 第2の電磁弁 10 第2の膨張弁 11 冷蔵用エバポレータ 12 クールボックス 15 空調用スイッチ 16 冷蔵用スイッチ 31 インジェクション通路 32 電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ、コンデンサ、第1の絞り
    及び空調用エバポレータをこの順に連結するとともに前
    記第1の絞り及び空調用エバポレータに対して並列に第
    2の絞り及びクールボックス内を冷却するための冷蔵用
    エバポレータを接続してなる車両用空調装置において、
    前記コンデンサで凝縮された冷媒液を前記コンプレッサ
    に導くインジェクション通路を設けるとともに、このイ
    ンジェクション通路に開閉弁を介装し、冷蔵単独運転時
    に前記開閉弁を開放する制御手段を備えたことを特徴と
    する車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、運転選択用のスイッチと、
    同スイッチの操作に対応してインジェクション通路の開
    閉弁及び前記空調用エバポレータと冷蔵用エバポレータ
    の並列回路にそれぞれ介装された開閉弁を開閉制御する
    コントローラとからなることを特徴とする請求項1に記
    載の車両用空調装置。
JP32416692A 1992-12-03 1992-12-03 車両用空調装置 Pending JPH06174319A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020129