JP2021042910A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力調整弁により圧力制限を受けたり冷媒の循環量が低下したりすることを抑制する。【解決手段】互いに並列に配置され、凝縮器21で凝縮された冷媒が流れる第1冷媒流路30および第2冷媒流路32と、第1冷媒流路30の冷媒を減圧する第1減圧手段22と、第2冷媒流路32の冷媒を減圧する第2減圧手段24と、第1減圧手段22で減圧された冷媒を蒸発させる第1蒸発器23と、第1冷媒流路30を開閉する第1開閉手段31と、第2減圧手段24で減圧された冷媒を蒸発させる第2蒸発器25と、第2蒸発器25で蒸発した冷媒の圧力を調整する圧力調整弁26と、第2蒸発器25で蒸発した冷媒が圧力調整弁26をバイパスして流れるバイパス流路34と、バイパス流路34を開閉するバイパス開閉手段35とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、2つの蒸発器が互いに並列に接続された冷凍サイクル装置に関する。
従来、特許文献1には、冷凍用蒸発器と冷蔵用蒸発器とが並列に接続された冷凍サイクル装置が記載されている。冷蔵用蒸発器の冷媒出口側には、圧力調整弁が接続されている。冷凍用膨張弁の冷媒入口側には冷凍用開閉弁が接続されている。
冷凍用蒸発器と冷蔵用蒸発器とを同時に運転する場合、冷凍用開閉弁および冷蔵用開閉弁が共に開かれる。これにより、圧縮機から吐出されて凝縮器で凝縮された冷媒は、冷凍用膨張弁側と冷蔵用膨張弁側とに分岐し、冷凍用膨張弁で減圧された冷媒は冷凍用蒸発器に流れて蒸発され、冷蔵用膨張弁で減圧された冷媒は冷蔵用蒸発器に流れて蒸発される。冷蔵用蒸発器で蒸発された冷媒は、圧力調整弁を通った後、冷凍用蒸発器で蒸発された冷媒と合流して圧縮機に戻る。
冷凍用蒸発器を単独運転する場合、冷凍用開閉弁が開かれて冷蔵用開閉弁が閉じられる。これにより、圧縮機から吐出されて凝縮器で凝縮された冷媒は、冷凍用膨張弁側へは流れずに冷蔵用膨張弁側へ流れ、冷蔵用膨張弁で減圧された冷媒は冷蔵用蒸発器に流れて蒸発される。冷蔵用蒸発器で蒸発された冷媒は、圧力調整弁を通った後、圧縮機に戻る。
特開平2−213653号公報
上記従来技術では、圧力調整弁が冷蔵用蒸発器内部の圧力を一定にするので、冷凍用蒸発器内部の圧力を冷蔵用蒸発器内部の圧力よりも低くできる。その結果、冷凍用蒸発器を冷蔵用蒸発器よりも低温にできる。
しかしながら、冷凍用開閉弁を閉じて冷蔵用蒸発器を単独運転する場合、冷蔵用蒸発器は圧力調整弁により圧力制限を受けるので、冷却能力を十分に出せない。また、圧力調整弁により冷媒の循環量が低下することになり、封入オイルの循環が不足して圧縮機の潤滑が不十分になるおそれがある。
特に、近年の冷凍サイクル装置では、オゾン層破壊能力が低いHFC系冷媒の採用や、熱交換器の熱交換性能の向上、圧縮機の性能および圧縮方式の変更等に伴って、従前の冷凍サイクル装置と比較して冷媒の封入量が少なくなり且つ冷媒の圧力が低くなっているので、上記の現象が顕著に現れることとなる。
本発明は上記点に鑑みて、圧力調整弁により圧力制限を受けたり冷媒の循環量が低下したりすることを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の冷凍サイクル装置では、
冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(20)と、
圧縮機(20)で圧縮された冷媒を熱交換させて凝縮させる凝縮器(21)と、
互いに並列に配置され、凝縮器(21)で凝縮された冷媒が流れる第1冷媒流路(30)および第2冷媒流路(32)と、
第1冷媒流路(30)の冷媒を減圧する第1減圧手段(22)と、
第2冷媒流路(32)の冷媒を減圧する第2減圧手段(24)と、
第1減圧手段(22)で減圧された冷媒を蒸発させる第1蒸発器(23)と、
第1冷媒流路(30)を開閉する第1開閉手段(31)と、
第2減圧手段(24)で減圧された冷媒を蒸発させる第2蒸発器(25)と、
第2蒸発器(25)で蒸発した冷媒の圧力を調整する圧力調整弁(26)と、
第2蒸発器(25)で蒸発した冷媒が圧力調整弁(26)をバイパスして流れるバイパス流路(34)と、
バイパス流路(34)を開閉するバイパス開閉手段(35)とを備える。
これによると、第1開閉手段(31)が第1冷媒流路(30)を閉じている場合、すなわち第1蒸発器(23)に冷媒が流れず第2蒸発器(25)に冷媒が流れる場合、バイパス開閉手段(35)がバイパス流路(34)を開けることによって、第2蒸発器(25)で蒸発した冷媒を、圧力調整弁(26)をバイパスして流すことができる。そのため、圧力調整弁(26)により圧力制限を受けたり冷媒の循環量が低下したりすることを抑制できる。
請求項2に記載の冷凍サイクル装置では、請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
第1開閉手段(31)を開けるときバイパス開閉手段(35)を閉じ、第1開閉手段(31)を閉じるときバイパス開閉手段(35)を開けるように第1開閉手段(31)およびバイパス開閉手段(35)を連動して制御する電気回路(42)を備える。
これにより、簡素な電気回路(42)によってバイパス開閉弁(35)を制御できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
一実施形態における輸送用車両を示す模式図である。 図1の輸送用車両に用いられる冷凍サイクル装置の全体構成図である。
以下、一実施形態を説明する。図1は、本実施形態の冷凍サイクル装置が搭載される輸送用車両を模式的に示す断面図である。図1中、上下前後の矢印は、輸送用車両の上下前後方向を示している。
本実施形態の輸送用車両は、車両最前部に配置された運転室10の後方側に荷台11を有している。この荷台11は、断熱材等により箱形状に形成されている。荷台11内には荷室111が形成されている。
図示を省略しているが、荷台11の側面部や後面部等には、荷物を搬入出するための開口部と、この開口部を開閉する開閉扉とが設けられている。荷室111には荷室空調ユニット12が配置されている。
図1中の矢印A1、A2に示すように、荷室空調ユニット12は、荷室111の空気を吸い込んで冷却して荷室111に吹き出す。荷室空調ユニット12から吹き出された空気によって、荷室111内が温度調整される。
荷室空調ユニット12のユニットケース121には、第1送風機122および第1蒸発器23等が収容されている。第1送風機122は、電動モータによって駆動される電動送風機である。
第1送風機122が作動することにより、荷室111の空気がユニットケース121内に吸い込まれて第1蒸発器23を通過して冷却され、第1蒸発器23を通過した冷風は、ユニットケース121から荷室111に吹き出される。これにより、荷室111内の空気が冷却されて荷室111内の荷物が冷蔵・冷凍される。
運転室10には、運転室空調ユニット13が配置されている。運転室空調ユニット13は、運転室10内の空気または外気を吸い込んで冷却または加熱して運転室10に吹き出す。運転室空調ユニット13から吹き出された空気によって、運転室10が温度調整される。
運転室空調ユニット13のユニットケース131には、第2送風機132および第2蒸発器25等が収容されている。第2送風機132は、電動モータによって駆動される電動送風機である。
第2送風機132が作動することにより、運転室10内の空気または外気がユニットケース131内に吸い込まれて第2蒸発器25を通過して冷却される。
ユニットケース131には、図示しないヒータコアや図示しないエアミックスドア等も収容されている。ヒータコアは、第2蒸発器25を通過した空気をエンジン冷却水と熱交換させて加熱する。エアミックスドアは、ヒータコアを流れる空気と、ヒータコアをバイパスして流れる空気との風量割合を調整することによって、車室内へ吹き出される空気の温度を調整する。
第2蒸発器25およびヒータコアを通過した空気は、図1中の矢印A3に示すように、ユニットケース131から運転室10に吹き出される。
図2は、図1の輸送用車両に搭載される冷凍サイクル装置の全体構成図である。冷凍サイクル装置は、圧縮機20、凝縮器21、第1膨張弁22、第1蒸発器23、第2膨張弁24、第2蒸発器25および圧力調整弁26を備えている。
圧縮機20は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。例えば、圧縮機20は、車両のエンジンルームに配置されている。
例えば、圧縮機20は、電磁クラッチ(図示せず)を介して車両エンジン(図示せず)によって回転駆動されるエンジン駆動式圧縮機である。圧縮機20は、電動モータによって回転駆動される電動圧縮機であってもよい。
冷凍サイクル装置では、冷媒として、HFC系冷媒(具体的には、R134a)を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成している。冷媒には、圧縮機20を潤滑するための冷凍機油が混入されている。冷凍機油の一部は、冷媒とともに冷凍サイクル装置の冷媒回路を循環する。
圧縮機20の吐出側には凝縮器21が接続されている。凝縮器21は圧縮機20から吐出された高圧冷媒(ガス冷媒)と、室外送風機(図示せず)によって送風される外気(車室外空気)とを熱交換させて高圧冷媒を冷却・凝縮させる。室外送風機は、電動モータによって駆動される電動送風機である。
凝縮器21の出口側には第1膨張弁22および第2膨張弁24が互いに並列に接続されている。第1膨張弁22および第2膨張弁24は、凝縮器21で凝縮された高圧冷媒(液冷媒)を減圧する減圧手段である。第1膨張弁22は第1減圧手段であり、第2膨張弁24は第2減圧手段である。
例えば、第1膨張弁22は、温度式膨張弁であり、第1蒸発器23出口側冷媒の温度および圧力に基づいて第1蒸発器23出口側冷媒の過熱度を検出する感温部を有し、第1蒸発器23出口側冷媒の過熱度が予め定めた所定範囲となるように機械的機構によって絞り通路面積を調節する。第1膨張弁22は、電気的機構によって絞り通路面積を調節する電気式膨張弁であってもよい。
例えば、第2膨張弁24は、温度式膨張弁であり、第2蒸発器25出口側冷媒の温度および圧力に基づいて第2蒸発器25出口側冷媒の過熱度を検出する感温部を有し、第2蒸発器25出口側冷媒の過熱度が予め定めた所定範囲となるように機械的機構によって絞り通路面積を調節する。第2膨張弁24は、電気的機構によって絞り通路面積を調節する電気式膨張弁であってもよい。
第1膨張弁22の出口側には第1蒸発器23が接続されている。第1蒸発器23には第1膨張弁22で減圧された低圧冷媒(液冷媒)が流入し、この低圧冷媒が第1送風機122による送風空気から吸熱して蒸発することによって送風空気を冷却する。第1蒸発器23で蒸発した低圧冷媒(ガス冷媒)は、圧縮機20に吸入される。
第1蒸発器23の出口側には逆止弁27が配置されている。逆止弁27は、冷媒の逆流を防止する弁である。
第2膨張弁24の出口側には第2蒸発器25が接続されている。第2蒸発器25には第2膨張弁24で減圧された低圧冷媒(液冷媒)が流入し、この低圧冷媒が第2蒸発器25による送風空気から吸熱して蒸発することによって送風空気を冷却する。
第2蒸発器25の出口側には圧力調整弁26が接続されている。圧力調整弁26は、第2蒸発器25の冷媒出口側の冷媒圧力の上昇に伴って弁開度を増加させる機械式の可変絞り機構である。これにより、圧力調整弁26では、第2蒸発器25における冷媒蒸発温度を、第2蒸発器25の着霜を抑制可能な着霜抑制温度(例えば、1℃)以上に維持している。
第2蒸発器25で蒸発した低圧冷媒(ガス冷媒)は、第1蒸発器23で蒸発した低圧冷媒(ガス冷媒)と合流して圧縮機20に吸入される。
第1膨張弁22および第1蒸発器23側の冷媒流路である第1冷媒流路30には、第1開閉弁31が配置されている。第1開閉弁31は、第1冷媒流路30を開閉する第1開閉手段である。
第2膨張弁24および第2蒸発器25側の冷媒流路である第2冷媒流路32には、第2開閉弁33が配置されている。第2開閉弁33は、第2蒸発器25側の冷媒流路を開閉する第2開閉手段である。
第2蒸発器25の出口側には、バイパス流路34が接続されている。バイパス流路34は、第2蒸発器25で蒸発した低圧冷媒(ガス冷媒)が圧力調整弁26をバイパスして流れる流路である。バイパス流路34にはバイパス開閉弁35が配置されている。バイパス開閉弁35は、バイパス流路34を開閉するバイパス開閉手段である。
第1開閉弁31、第2開閉弁33およびバイパス開閉弁35は、制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される電磁弁である。
制御装置40は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行う。
制御装置40は、出力側に接続された第1送風機122、第2送風機132、室外送風機、第1開閉弁31、第2開閉弁33およびバイパス開閉弁35等の作動を制御する制御手段である。
制御装置40には、操作パネル41から種々の操作信号が入力される。操作パネル41は、車室内の計器盤付近に配置されている。操作パネル41には、冷凍サイクル装置の運転・停止(具体的には、圧縮機20の稼動・停止)を切り替える運転スイッチや、冷凍サイクル装置の運転モードを切り替える切替スイッチ等が設けられている。
冷凍サイクル装置の運転モードには、荷室空調モード、運転室空調モードおよび荷室運転室空調モードがある。
荷室空調モードは、第1蒸発器23で冷却作用を発揮させて荷室111への送風空気を冷却する運転モードである。制御装置40は、荷室空調モードでは、第1開閉弁31を開け、第2開閉弁33を閉じ、バイパス開閉弁35を閉じる。
運転室空調モードは、第2蒸発器25で冷却作用を発揮させて運転室10への送風空気を冷却する運転モードである。制御装置40は、運転室空調モードでは、第1開閉弁31を閉じ、第2開閉弁33を開け、バイパス開閉弁35を開ける。
荷室運転室空調モードは、第1蒸発器23で冷却作用を発揮させて荷室111への送風空気を冷却するとともに第2蒸発器25で冷却作用を発揮させて運転室10への送風空気を冷却する運転モードである。制御装置40は、荷室運転室空調モードでは、第1開閉弁31を開け、第2開閉弁33を開け、バイパス開閉弁35を閉じる。
第1開閉弁31およびバイパス開閉弁35は、電気回路42を介して制御装置40に接続されている。電気回路42は、制御装置40からの共通の信号に対して第1開閉弁31とバイパス開閉弁35の開閉作動が互いに逆となるように、第1開閉弁31およびバイパス開閉弁35を連動して制御する。
次に、上記構成における作動を説明する。制御装置40は、操作パネル41からの入力信号に基づいて第1開閉弁31、第2開閉弁33およびバイパス開閉弁35の作動を制御することによって、荷室空調モードと運転室空調モードと荷室運転室空調モードとを切り替える。
荷室空調モードでは、制御装置40は、第1開閉弁31を開け、第2開閉弁33を閉じ、バイパス開閉弁35を閉じる。これにより、圧縮機20から吐出されたガス冷媒が凝縮器21に流入して凝縮液化された後、第1膨張弁22で減圧されて第1蒸発器23に供給されるので、第1蒸発器23で荷室111への送風空気を冷却できる。
運転室空調モードでは、制御装置40は、第1開閉弁31を閉じ、第2開閉弁33を開け、バイパス開閉弁35を開ける。これにより、圧縮機20から吐出されたガス冷媒が凝縮器21に流入して凝縮液化された後、第2膨張弁24で減圧されて第2蒸発器25に供給されるので、第2蒸発器25で運転室10への送風空気を冷却できる。バイパス開閉弁35が開けられるので、第2蒸発器25で蒸発した冷媒は、圧力調整弁26をバイパスしてバイパス流路34を流れる。したがって、第2蒸発器25が圧力調整弁26により圧力制限を受けることを回避できるとともに圧力調整弁26により冷媒の循環量が低下することを回避できる。その結果、第2蒸発器25の冷却能力を向上できるとともに冷凍機油の循環性を向上させて圧縮機の潤滑性を向上させることができる。
荷室運転室空調モードでは、制御装置40は、第1開閉弁31を開け、第2開閉弁33を開け、バイパス開閉弁35を閉じる。これにより、圧縮機20から吐出されたガス冷媒が凝縮器21に流入して凝縮液化された後、第1膨張弁22で減圧されて第1蒸発器23に供給されるとともに第2膨張弁24で減圧されて第2蒸発器25に供給される。したがって、第1蒸発器23で荷室111への送風空気を冷却できるとともに第2蒸発器25で運転室10への送風空気を冷却できる。
本実施形態では、バイパス流路34とバイパス開閉弁35とを備える。これによると、第1開閉弁31が第1冷媒流路30を閉じている場合、すなわち、第1蒸発器23に冷媒が流れず第2蒸発器25に冷媒が流れる場合、バイパス開閉弁35がバイパス流路34を開けることによって、第2蒸発器25で蒸発した冷媒を、圧力調整弁26をバイパスして流すことができる。そのため、圧力調整弁26により圧力制限を受けたり冷媒の循環量が低下したりすることを抑制できる。
本実施形態では、電気回路42は、第1開閉弁31を開けるときバイパス開閉弁35を閉じ、第1開閉弁31を閉じるときバイパス開閉弁35を開けるように第1開閉弁31およびバイパス開閉弁35を連動して制御する。これにより、簡素な電気回路42によってバイパス開閉弁35を制御できる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のごとく種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、冷凍サイクル装置の2つの蒸発器として、第1蒸発器23および第2蒸発器25を備えているが、これに限定されるものではなく、冷凍サイクル装置の2つの蒸発器として、種々の蒸発器を備えていてもよい。
(2)上述の実施形態では、冷凍サイクル装置の冷媒として、オゾン層破壊能力が低いHFC系冷媒(具体的には、R134a)を採用しているが、これに限定されるものではなく、他の種々の冷媒(例えば、地球温暖化係数が小さい、いわゆる新冷媒)を採用してもよい。
(3)上述の実施形態では、冷凍サイクル装置を輸送用車両に適用した例について説明したが、これに限定されることなく、冷凍サイクル装置を種々の用途に適用可能である。
20 圧縮機
21 凝縮器
22 第1膨張弁(第1減圧手段)
23 第1蒸発器
24 第2膨張弁(第2減圧手段)
25 第2蒸発器
26 圧力調整弁
31 第1開閉弁(第1開閉手段)
34 バイパス流路
35 バイパス開閉弁(バイパス開閉手段)
40 制御装置(制御手段)

Claims (2)

  1. 冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(20)と、
    前記圧縮機(20)で圧縮された前記冷媒を熱交換させて凝縮させる凝縮器(21)と、
    互いに並列に配置され、前記凝縮器(21)で凝縮された前記冷媒が流れる第1冷媒流路(30)および第2冷媒流路(32)と、
    前記第1冷媒流路(30)の前記冷媒を減圧する第1減圧手段(22)と、
    前記第2冷媒流路(32)の前記冷媒を減圧する第2減圧手段(24)と、
    前記第1減圧手段(22)で減圧された前記冷媒を蒸発させる第1蒸発器(23)と、
    前記第1冷媒流路(30)を開閉する第1開閉手段(31)と、
    前記第2減圧手段(24)で減圧された前記冷媒を蒸発させる第2蒸発器(25)と、
    前記第2蒸発器(25)で蒸発した前記冷媒の圧力を調整する圧力調整弁(26)と、
    前記第2蒸発器(25)で蒸発した前記冷媒が前記圧力調整弁(26)をバイパスして流れるバイパス流路(34)と、
    前記バイパス流路(34)を開閉するバイパス開閉手段(35)とを備える冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1開閉手段(31)を開けるとき前記バイパス開閉手段(35)を閉じ、前記第1開閉手段(31)を閉じるとき前記バイパス開閉手段(35)を開けるように前記第1開閉手段(31)および前記バイパス開閉手段(35)を連動して制御する電気回路(42)を備える請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
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