JP2005262958A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリングから高速走行までの全域にわたってハンチングせず、効率の良い運転を行うことができると共に製造コストが安価な車両用空調装置を提供する。
【解決手段】冷媒を圧縮するコンプレッサ2と、このコンプレッサから吐出された冷媒を冷却する放熱器3と、この放熱器で冷却された冷媒を減圧する減圧手段4と、この減圧手段で減圧した冷媒を蒸発させるエバポレータ5とを含む超臨界で運転される冷凍サイクル1を備えた車両用空調装置であって、減圧手段は、並列接続された複数の固定絞り6、7、・・・と、これら固定絞りの一つ又は複数を選択的に開通させる固定絞り選定手段8と、負荷の状況に応じて固定絞り選定手段を制御する制御手段12とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用空調装置に関し、より詳しくは、炭酸ガスを冷媒とした冷凍サイクルにダブルオリフィスを用いた車両用空調装置に関するものである。
従来、炭酸ガスを冷媒とした冷凍サイクルの膨張弁には、電子制御膨張弁が使用されていた。電子制御膨張弁は、冷媒流量をきめ細かく制御できるものの、構造が複雑でコスト高であるという難点があった。
そこで、特許文献1には、安価なオリフィスを用いた冷凍サイクルが提案されている。この従来例では、並列接続された複数のオリフィス及び圧力応動弁を用いることで、サイクル運転条件に対応した冷媒流量調整機能を確保しようとしている。
特開2003−4313号公報
しかしながら、上記従来技術では、圧力応動弁にスプリングを用いており、このスプリングのバネ定数が適切に設定されていないと、負荷の状況に応じてオリフィスが適切に開閉されないため、ハンチングを引き起こす恐れがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイドリングから高速走行までの全域にわたってハンチングせず、効率の良い運転を行うことができると共に製造コストが安価な車両用空調装置を提供することにある。
本発明の車両用空調装置は、冷媒を圧縮するコンプレッサ2と、このコンプレッサ2から吐出された冷媒を冷却する放熱器3と、この放熱器3で冷却された冷媒を減圧する減圧手段4と、この減圧手段4で減圧した冷媒を蒸発させるエバポレータ9とを含む超臨界で運転される冷凍サイクル1を備えた車両用空調装置であって、減圧手段14は、並列接続された複数の固定絞り6、7、・・・と、これら固定絞り6、7、・・・の一つ又は複数を選択的に開通させる固定絞り選定手段8と、負荷の状況に応じて固定絞り選定手段8を制御する制御手段12とを有することを特徴としている。
本発明は、並列接続された複数の固定絞り6、7、・・・を、固定絞り選定手段8が、負荷の状況に応じて一つ又は複数開通させるようにしたことで、アイドリングから高速走行までの全域にわたってハンチングせず、効率の良い空調運転を行うことができる。また、固定絞り選定手段8は、全ての固定絞りに対して設ける必要が無いので、製造コストが安価である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の車両用空調装置の冷凍サイクル1の概略構成図である。
この冷凍サイクル1は、コンプレッサ2、放熱器3、減圧手段4、エバポレータ5がこの順に配管結合されたもので、冷媒がこれらの間を実線で示す矢印の方向に循環する。
コンプレッサ2は、車室外に配設され、吸入した低圧のガス状の炭酸ガス冷媒を圧縮して高圧のガス状冷媒として吐出する。
放熱器3は車室外に配設され、コンプレッサ2から吐出された高温高圧のガス状の炭酸ガス冷媒の熱を車室外の空気に放熱させるものである。
減圧手段4は、放熱器3で冷却された冷媒を減圧させるもので、並列接続された二つの固定絞り6、7を有し、一方の固定絞り7を電磁弁8(固定絞り選定手段)で開閉することで放熱器3の出口側の冷媒圧力を制御できるようになっている。
図2に拡大して示すように、エバポレータ5の入口に連通接続された配管9の途中から分岐路19が分岐しており、この分岐路19はエバポレータ5の入口手前で配管9に合流している。配管9には固定絞り6、分岐路19には固定絞り7が設けられている。
固定絞り6は常に開通状態であり、そのオリフィスの径は、アイドリング状態に必要な冷媒圧力に対応した大きさとなっている。電磁弁8は、分岐路19を開閉することにより、固定絞り7のオリフィスが分岐路19に連通した開通状態と連通しない非開通状態とを選択的に切り換える。なお、電磁弁を備えた固定絞りは複数個設けるようにしてもよい。
エバポレータ5は、車室内空気流路内を流れる空気の熱を減圧手段4で減圧された低温低圧の霧状の冷媒に吸熱させるものである。すなわち、減圧されて低温低圧の霧状となってエバポレータ5に供給された冷媒は、エバポレータ5を通過する際に、車室内空気流路内を流れる空気の熱を奪って気化する。
エバポレータ5で冷却された空気は、エアミックスドア(図示せず)により、加熱用熱交換器(図示せず)を通る流路と、この加熱用熱交換器を迂回する流路とに適宜の比率で分配され、二つの流路を流れた空気はエアミックスチャンバ(図示せず)で混合され、吹出口(図示せず)から車室内に向けて吹き出す。
10は内部熱交換器で、コンプレッサ2で圧縮され、放熱器3で冷却された高圧中温冷媒とエバポレータ8で蒸発した低圧低温冷媒との間で熱交換を行わせる。
この内部熱交換器10とエバポレータ5の間にはアキュムレータ11が設けられている。このアキュムレータ11は、エバポレータ5を通過した炭酸ガス冷媒を液状の冷媒とガス状の冷媒とに分離し、ガス状の冷媒のみをコンプレッサ2へ送ると共に液状の冷媒を一時的に貯留する。
12はマイクロコンピュータから成る制御手段で、後述する各種検知器の検出値、あるいは操作パネル(図示せず)の入力情報等に基づいて、コンプレッサ2、電磁弁8、及びその他の機器を制御する。
すなわち、図3に示す如く、高圧側の冷媒圧力を検知する圧力検知器13(圧力検知手段)、エンジン回転数検知器14(エンジン回転数検知手段)、車両の速度を検知する速度検知器15、車両の加速度を検知する加速度検知器16の値を制御手段12の比較手段・判定手段17が図5のフローチャートの手順に従って処理し、出力手段18が電磁弁8やコンプレッサ2を制御する。
なお、加速度検知器16を設ける代わりに、図4に示すように、制御手段12に演算手段17を設けて加速度を演算するようにしてもよい。
次に、本実施形態の制御手順を図5に基づいて説明する。
図示しないエアコンスイッチをONにすると、制御手段12は、エンジン回転数検知器14の値を読み込む(ステップS100)。
次いで、このエンジン回転数がアイドル時のエンジン回転数より大きいか否かを判定し(ステップS200)、YESの場合(走行状態)には、電磁弁8を開く(ステップS300)。これにより、冷媒は二つの固定絞り6、7を通ってエバポレータ5に供給されることになる。
ステップS200でNOの場合(アイドリング状態)には、電磁弁8を閉じる(ステップS400)。これにより、冷媒は固定絞り6のみを通ってエバポレータに供給されることになる。
通常、車両の走行モードは、アイドリング、一般走行、高速走行の三つに分けることができる。よって、オリフィス開度は、そのそれぞれに応じて三種類設定すればよいことになるが、実際には、アイドリングと一般走行が走行状態の殆どを占め(日本の場合9割以上)、二種類のオリフィス開度を設定することで、概ね走行状態全体をカバーすることができる。
炭酸ガス冷媒を用いた冷凍サイクルでは、一般走行時に使用するオリフィスの断面積はアイドリング時よりも大きい。冷房能力は、エバポレータの入口、出口の冷媒1kgあたりのエンタルピ差(冷凍効果)×冷媒流量によって表される。 アイドリング時には冷媒流量が少ないため、冷房能力を走行時同等に近づけるためには、冷媒圧力を高くする(冷凍効果を高める)必要がある(図6参照)。そのため、アイドリング時には、アイドリング用に調整した固定絞り6のみを開通させることで、冷媒の通路断面積を小さくして冷媒圧力を高め、冷房性能を補う。
このように、走行状態かアイドリング状態かのいずれであるかを判定し、これに基づいて、複数の固定絞り6、7を一つ又は両方開通させるようにしたことで、アイドリングから高速走行までの全域にわたってハンチングせず、効率の良い空調運転を行うことができる。
また、二つのオリフィスのいずれかを選択するのではなく、一つ又は両方を選択するようにしているため、電磁弁8は一つの固定絞りに対してのみ設ければよく、製造コストが安価である。
なお、図7に示すように、固定絞り7と電磁弁8を一体化すれば、省スペース化を図ることができると共に、冷媒漏れを防止して信頼性向上を図ることができる。
また、図8に示すように、固定絞り6、7を一体化し、アイドリング用でない方の固定絞り7のオリフィス7aを電磁弁8で開閉するようにしてもよい。この場合も、省スペース化と冷媒漏れ防止を図ることができる。
さらに、図9に示すように、エバポレータ5における冷媒の出入口が設けられたブロック5aを、固定絞り6、7及び電磁弁8と一体化することにより、より省スペース化を図ることができると共に部品点数を低減することができる。
なお、本実施形態では、固定絞り選定手段を電磁弁としているため、オリフィスの切り換えをすばやく行うことができ、切り換え時を除いては固定絞り選定手段が作動しないため、従来のようなサイクルハンチングを確実に防止することができるという利点がある。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図10は第2実施形態の制御手順を示すフローチャートである。なお、以下の各本実施形態においては、それ以前に説明した実施形態と同一の部分には同一符号を用いており、重複する説明は一部省略してある。
本実施形態では、アイドリング状態と走行状態とのいずれであるかの判定を車両の速度に基づいて行うようにしている。
すなわち、図示しないエアコンスイッチをONにすると、制御手段12は、速度検知器15の値を読み込む(ステップS110)。
次いで、この速度がアイドル時の速度より大きいか否かを判定し(ステップS210)、YESの場合(走行状態)には、電磁弁8を開く(ステップS300)。 ステップS210でNOの場合(アイドリング状態)には、電磁弁8を閉じる(ステップS400)。本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図11は第3実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
電磁弁で固定絞りのオリフィスを閉じた状態で、高圧側の冷媒圧力が過大になると、冷凍サイクルが破損する恐れが生じる。
そこで、本実施形態では、高圧側の冷媒圧力が所定値以上になったとき、電磁弁により閉じられたオリフィスを開いて安全性の向上を図るようにしている。
すなわち、図示しないエアコンスイッチをONにすると、制御手段12は、圧力検知器13の値を読み込む(ステップS10)。
次いで、この値が設定圧力未満であるか否かを判定し(ステップS20)、YESの場合には、エンジン回転数を読み込む(ステップS100)。以後の処理は第1の実施形態と同様である。
なお、ステップS20でNOの場合、すなわち高圧側の冷媒圧力が設定圧力以上の場合には、電磁弁8を開く(ステップS500)。これにより冷媒圧力が低下するので、冷凍サイクルの破損を防止することができる。
なお、本実施形態においても、アイドリング状態と走行状態とのいずれであるかの判定は車両の速度に基づいて行うようにしてもよい。
すなわち、図12に示すように、ステップS20で高圧側冷媒圧力が設定圧力未満であると、速度検知器15の値を読み込み(ステップS110)、この速度がアイドル時の速度より大きいか否かを判定し(ステップS210)、YESの場合(走行状態)には、電磁弁8を開き(ステップS300)、NOの場合(アイドリング状態)には、電磁弁8を閉じる(ステップS400)。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。図13は第4実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
アイドリング及び一般走行のためにオリフィス径を最適化すると、それよりも高速走行、高エンジン回転数のときには冷房能力が余剰となる。また、エンジン回転数が上昇すると冷媒圧力は上昇する。
そこで、本実施形態では、コンプレッサを可変容量コンプレッサとすると共に、エンジン回転数に基づいて電磁弁及びコンプレッサを制御し、省動力化を図ると共に冷媒圧力も低減するようにしている。
なお、可変容量コンプレッサとしては、例えば、ECVを備えた外部制御式のものを用いることができる。
ステップS100からステップS400までの処理は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS300の処理が終了すると、エンジン回転数が一般走行時のエンジン回転数より大きいか否かを判定し(ステップS600)、YESの場合(高速走行状態)には、コンプレッサ2の容量を低下させる(ステップS700)。
なお、車両が、アイドリング状態、一般走行状態、及び高速走行状態のいずれであるかの判定は、車両の速度に基づいて行うようにしてもよく、図14はその場合の制御手順の一例を示している。
ステップS110からステップS410までの処理は第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS310の処理が終了すると、車両の速度が一般走行時の速度より大きいか否かを判定し(ステップS610)、YESの場合(高速走行状態)には、コンプレッサ2の容量を低下させる(ステップS710)。
このように、エンジン回転数又は速度が所定値以上の場合にコンプレッサ2をデストロークして容量を低減することにより、余剰冷力を減らして省動力化でき、かつ冷媒圧力を低減して冷凍サイクルの破損を防止することができる。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。図15は第5実施形態の制御手順を示すフローチャートである。
本実施形態では、高速走行状態に加えて加速状態においてもコンプレッサ2の容量を低減するようにしている。
ステップS100からステップS400までの処理は第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
ステップS300の処理が終了すると、加速度検知器16(図3参照)の値を読み込み(ステップS520)、加速中であるか否かを判定し(ステップS540)、YESの場合(加速状態)には、コンプレッサ2の容量を低下させる(ステップS700)。
ステップS540でNOの場合には、エンジン回転数が一般走行時のエンジン回転数より大きいか否かを判定し(ステップS600)、YESの場合(高速走行状態)には、コンプレッサ2の容量を低下させる(ステップS700)。
このように、高速走行状態だけでなく、加速状態の場合についても、コンプレッサ2をデストロークして容量を低減することにより、さらに余剰冷力を減らして省動力化でき、かつ冷媒圧力を低減して冷凍サイクルの破損防止を図ることができる。
なお、車両が、アイドリング状態、一般走行状態、及び高速走行状態のいずれであるかの判定は、車両の速度に基づいて行うようにしてもよく、図16はその場合の制御手順の一例を示している。
また、制御手段12が電磁弁8による絞り量の切り換え及びコンプレッサ2の容量低減を行う際の基準であるエンジン回転数、速度、加速度等の設定値を負荷条件に応じて変更するようにしてもよい。
そのようにすると、例えば外気温の低い場合は、アイドリング及び走行時のいずれにおいても、高負荷時よりも早めにコンプレッサ2の容量を小さくすることができ、より効率の良い空調運転を行うことができる。なお、室内温度が低い場合についても同様である。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各実施形態に種々の改変を施すことができる。
本発明の第1実施形態の車両用空調装置の冷凍サイクルの概略構成図である。 図2の要部拡大図である。 実施形態の制御ブロック図である。 実施形態の制御ブロック図である。 第1実施形態の制御手順を示すフローチャートである。 実施形態の冷媒の熱力学的変化を示す特性線図(モリエル線図)である。 第1実施形態の変形例の要部拡大図である。 第1実施形態の変形例の要部拡大図である。 第1実施形態の変形例の要部拡大図である。 第2実施形態の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の制御手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の変形例の制御手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の制御手順を示すフローチャートである。 第4実施形態の変形例の制御手順を示すフローチャートである。 第5実施形態の制御手順を示すフローチャートである。 第5実施形態の変形例の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 冷凍サイクル
2 コンプレッサ
3 放熱器
4 減圧手段
5 エバポレータ
6 固定絞り
7 固定絞り
8 電磁弁(オリフィス選定手段)
12 制御手段

Claims (15)

  1. 冷媒を圧縮するコンプレッサ(2)と、このコンプレッサ(2)から吐出された冷媒を冷却する放熱器(3)と、この放熱器(3)で冷却された冷媒を減圧する減圧手段(4)と、この減圧手段(4)で減圧した冷媒を蒸発させるエバポレータ(5)とを含む超臨界で運転される冷凍サイクル(1)を備えた車両用空調装置であって、減圧手段(14)は、並列接続された複数の固定絞り(6、7、・・・)と、これら固定絞り(6、7、・・・)の一つ又は複数を選択的に開通させる固定絞り選定手段(8)と、負荷の状況に応じて固定絞り選定手段(8)を制御する制御手段(12)とを有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 制御手段(12)は、車両がアイドリング状態と走行状態とのいずれであるかを判定し、その判定結果に基づいて固定絞り選定手段(12)を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. アイドリング状態に適した絞り量を有する固定絞り(6)を備えると共に、これと並列に設けられた固定絞り(7、・・・)を固定絞り選定手段(8)で開閉するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 固定絞り選定手段(8)を設けた固定絞り(7、・・・)を開通状態にしたとき、複数の固定絞り(6、7、・・・)の絞り量が走行状態に適切な絞り量となるようにしたことを特徴とする請求項3記載の車両用空調装置。
  5. アイドリング状態に適した絞り量を有する固定絞り(6)に対して並列に設けられた固定絞り(7、・・・)と固定絞り選定手段(8)とを一体化したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  6. 複数の固定絞り(6、7、・・・)を一体化すると共に、アイドリング状態に適した絞り量を有する固定絞り(6)に対して並列に設けられた固定絞り(7、・・・)を固定絞り選定手段(8)で開閉するようにしたことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  7. 固定絞り選定手段(8)が電磁弁であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  8. 制御手段(12)は、車両がアイドリング状態と走行状態とのいずれであるかをエンジン回転数で判定することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  9. 制御手段(12)は、車両がアイドリング状態と走行状態とのいずれであるかを速度で判定することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  10. 冷凍サイクル(1)の高圧側の冷媒圧力を検知する圧力検知手段(13)を備え、前記冷媒圧力が所定値以上のとき、制御手段(12)は、固定絞り選定手段(8)により閉じられている固定絞り(7、・・・)を開通状態にすることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  11. エンジン回転数を検知するエンジン回転数検知手段(14)を備え、エンジン回転数が所定値以上のとき、制御手段(12)は、固定絞り選定手段(8)により閉じられている固定絞り(7、・・・)を開通状態にすることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  12. コンプレッサ(2)が可変容量コンプレッサであることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項記載の車両用空調装置。
  13. アイドリング状態に適した絞り量を有する固定絞り(6)を備え、制御手段(12)は、アイドリング状態、一般走行状態、及び高速走行状態のいずれであるかを判定し、アイドリング状態では、固定絞り(6)のみを開通状態にし、走行状態では、固定絞り(6)及び固定絞り(6)と並列に設けられた固定絞り(7、・・・)を開通状態にし、高速走行状態では、コンプレッサ(2)の容量を低減することを特徴とする請求項12記載の車両用空調装置。
  14. 制御手段(12)は、加速状態であるか否かを判定し、加速状態では、コンプレッサ(2)の容量を低減することを特徴とする請求項12又は請求項13記載の車両用空調装置。
  15. 制御手段(12)は、オリフィス選定手段(8)による絞り量の切り換え及びコンプレッサ(2)の容量低減を行う基準を負荷条件に応じて変更することを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれか一項記載の車両用空調装置。
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