JP2019163874A - ヒートポンプサイクル装置 - Google Patents

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享幸 北
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Abstract

【課題】熱源側熱交換器の着霜状態に応じた適切な除霜運転が行えるヒートポンプサイクル装置を提供する。【解決手段】制御手段60は、実暖房能力Hcrを理論暖房能力Hctで除した暖房能力比が閾能力比Cn以下であるか否かを判断する。暖房能力比が閾能力比Cn以下であれば、制御手段60は、現在の能力低下判断回数Fに1を加えた新たな能力低下判断回数Fが1であるか否かを判断する。能力低下判断回数Fが1であれば、制御手段60は、循環ポンプ30の回転数を現在のポンプ回転数Rpに加算回転数ΔRpを加えた回転数に上昇させる。そして、制御手段60は、能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなったか否かを判断し、能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなっていれば、ポンプ回転数Rpを元の回転数に戻し、除霜運転を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、ヒートポンプサイクル装置に係わり、詳細には、暖房運転中に蒸発器として機能する熱交換器で発生した霜を融かす除霜運転が行えるヒートポンプサイクル装置に関する。
ヒートポンプサイクル装置が、外気温度が低いときに暖房運転を行っている場合は、蒸発器として機能する熱源側熱交換器に霜が発生する。熱源側熱交換器に発生する霜の量が多いと、熱源側熱交換器における冷媒と外気との熱交換量が減少するため、熱源側熱交換器に霜が発生していない場合や発生している霜の量が少ない場合と比べて、暖房能力が低下する。そこで、暖房運転を行っているときは、熱源側熱交換器において霜が発生している恐れがある場合に、熱源側熱交換器で発生した霜を融かす除霜運転が行われる。
暖房運転中に熱源側熱交換器における霜の発生を検知する方法(以降、着霜検知方法と記載する)としては、暖房運転時に熱源側熱交換器に流入する冷媒の温度や熱源側熱交換器の温度や外気温度を用いる方法がある。例えば、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置では、暖房運転中の熱源側熱交換器における霜の発生を、熱源側熱交換器に流入する冷媒の温度を用いて検知している。具体的には、暖房運転時に熱源側熱交換器に流入する冷媒の温度が予め定められた所定の温度まで低下すれば、熱源側熱交換器で霜が発生したと判断する。また、暖房運転時の熱源側熱交換器の温度と外気温度とを使用した着霜検知方法としては、熱源側熱交換器の温度が外気温度より所定温度以上低い、例えば5℃以上低い状態が10分間継続した場合は、熱源側熱交換器で霜が発生したと判断するものがある
上記のような着霜検知方法で熱源側熱交換器に霜が発生したことを検知すれば、熱源側熱交換器で発生した霜を融かす除霜運転が行われる。例えば、特許文献1に記載の冷凍サイクル装置では、暖房運転中に熱源側熱交換器における霜の発生を検知すると、暖房運転を中断して冷媒回路を切り換えて熱源側熱交換器が凝縮器として機能する状態とする。そして、この状態で圧縮機を駆動することで、圧縮機から吐出された高温の冷媒を熱源側熱交換器に流して、熱源側熱交換器で発生した霜を融かす。
特開平11−30461号公報
前述した着霜検知方法では、暖房運転中に熱源側熱交換器に霜が発生したことは検知できるが、発生した霜の量(以降、着霜量と記載する)まではわからない。従って、外気の湿度が高いことに起因して霜の発生を検知するまでの熱源側熱交換器の着霜量が多量となっている場合は、前述した着霜検知方法によって霜の発生を検知してから除霜運転を行うと、除霜運転を始める前から着霜量が多いことによって暖房能力が低下している恐れがあった。また、外気の湿度が低いことに起因して霜の発生を検知するまでの熱源側熱交換器の着霜量が少量となっている場合に、前述した着霜検知方法によって霜の発生を検知して除霜運転を開始すると、霜による暖房能力の低下が起こってなくて十分な暖房能力が発揮されているにも関わらず、暖房運転を中断して除霜運転がなされるので、使用者の快適性を損なう恐れがあった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであり、熱源側熱交換器の着霜状態に応じた適切な除霜運転が行えるヒートポンプサイクル装置を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するものであって、本発明のヒートポンプサイクル装置は、圧縮機と利用側熱交換器と膨張弁と熱源側熱交換器とが順次冷媒配管で接続された冷媒回路と、冷媒回路において冷媒が流れる方向を切り換える流路切換手段と、利用側熱交換器に冷媒と熱交換を行う被加熱流体を流す流体流通手段と、利用側熱交換器で冷媒と熱交換を行う前の被加熱流体の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、利用側熱交換器で冷媒と熱交換を行った後の被加熱流体の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、利用側熱交換器に流入する被加熱流体の流量を検出する流量検出手段と、圧縮機に吸入される冷媒の状態量である吸入冷媒状態量を検出する状態量検出手段と、外気温度を検出する外気温度検出手段と、圧縮機の回転数制御や流路切換手段の操作を行うとともに圧縮機に関わる特性を記憶する制御手段とを有する。制御手段は、流路切換手段を操作して、熱源側熱交換器を蒸発器として機能させるとともに利用側熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転を行っているとき、第1温度と第2温度との温度差および被加熱流体の流量および被加熱流体の比熱および被加熱流体の密度を用いて、あるいは、吸入冷媒状態量および圧縮機に関わる特性を用いて実暖房能力を算出する。また、制御手段は、外気温度と第1温度の目標温度あるいは第2温度の目標温度とを用いて理論暖房能力を決定する。そして、制御手段は、実暖房能力を理論暖房能力で除した暖房能力比が、予め定められた閾能力比より小さい値であれば、流体流通手段を操作して利用側熱交換器を流通する被加熱流体の流量を増加させ、被加熱流体の流量を増加させた後に再び実暖房能力を算出し、当該実暖房能力を理論暖房能力で除した暖房能力比が、予め定められた閾能力比より小さい値であれば、流路切換手段を操作して、熱源側熱交換器を凝縮器として機能させるとともに利用側熱交換器を蒸発器として機能させる除霜運転を行う。
本発明のヒートポンプサイクル装置は、吸入冷媒状態量および圧縮機に関わる特性を用いて算出する実暖房能力を、外気温度と第1温度の目標温度あるいは第2温度の目標温度とによって決定される理論暖房能力で除した暖房能力比が閾能力比より小さい値であれば、利用側熱交換器を流通する被加熱流体の流量を増加させた後に再び暖房能力比を求めてこれが閾能力比より小さい値であれば、除霜運転を行う。これにより、適切な除霜運転が行える。
本発明の実施形態における、ヒートポンプサイクル装置の構成図である。 本発明の実施形態における、理論暖房能力テーブルである。 本発明の実施形態における、除霜運転を行う際の処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本実施形態のヒートポンプサイクル装置であるヒートポンプ式温水暖房装置100の構成を示している。このヒートポンプ式温水暖房装置100は、圧縮機1と、四方弁2と、冷媒と水との熱交換を行う水冷媒熱交換器3と、膨張弁4と熱源側熱交換器5と、アキュムレータ6とが順に冷媒配管11で接続された冷媒回路10と、水冷媒熱交換器3と、流量計31と、室内ユニット40と、循環ポンプ30とが順に水配管16で接続された温水回路20と、制御手段60とを有している。尚、水冷媒熱交換器3で冷媒と熱交換を行う水が、本発明の被加熱流体である。
<冷媒回路の構成について>
圧縮機1は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで、運転容量を可変できる能力可変型圧縮機である。四方弁2は、冷媒回路10における冷媒循環方向を切り換えるための弁である。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管11を流れて水冷媒熱交換器3に流入した冷媒と水配管16を流れて水冷媒熱交換器3に流入した水とを熱交換させる。膨張弁4は、ステッピングモータを用いてパルス制御により弁の開度を制御するものであり、熱源側熱交換器5に流入あるいは熱源側熱交換器5から流出する冷媒量を調整する。熱源側熱交換器5は、冷媒配管11を流れて熱源側熱交換器5に流入した冷媒と図示しないファンの回転により取り込まれた外気とを熱交換させる。アキュムレータ6は、四方弁2から流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒に分離し、ガス冷媒のみを圧縮機1に吸入させる。尚、水冷媒熱交換器3が本発明の利用側熱交換器である。また、四方弁2が本発明の流路切換手段である。
冷媒回路10には、以下に説明する各種センサが設けられている。冷媒配管11における圧縮機1の吐出口付近には、圧縮機1から吐出された冷媒の圧力である吐出圧力を検出する吐出圧力センサ51と、圧縮機1から吐出された冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温度センサ52とが備えられている。冷媒配管11におけるアキュムレータ6の冷媒流入側付近には、圧縮機1に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する吸入圧力センサ53と、圧縮機1に吸入される冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度センサ54とが備えられている。尚、吸入圧力と吸入温度とが本発明の吸入冷媒状態量であり、吸入圧力センサ53と吸入温度センサ54とが本発明の状態量検出手段である。
冷媒配管11における水冷媒熱交換器3と膨張弁4との間の膨張弁4の接続口付近には、暖房運転時に膨張弁4に流入する冷媒の温度を、除霜運転時には膨張弁4から流出する冷媒の温度をそれぞれ検出する冷媒温度センサ55が備えられている。冷媒配管11における膨張弁4と熱源側熱交換器5との間には、暖房運転時に熱源側熱交換器5に流入する冷媒の温度を、除霜運転時には熱源側熱交換器5から流出する冷媒の温度を検出する熱交温度センサ57が備えられている。熱源側熱交換器5の近傍には、外気温度を検出するための外気温度センサ55が設けられている。尚、外気温度センサ55が、本発明の外気温度検出手段である。
<温水回路の構成について>
水冷媒熱交換器3には、前述したように、冷媒配管11と水配管16が接続されており、水配管16には、流量計31と室内ユニット40と循環ポンプ30とが順次接続されて、温水回路20が形成されている。循環ポンプ30は、図示しない回転数変更可能なモータによって駆動されることで、温水回路20を図1に示す矢印80の方向に水を循環させる。室内ユニット40は、床暖房装置やラジエタなどといった室内を暖房する端末である。流量計31は、温水回路20における単位時間あたりの水の流量を計測する。尚、流量計31が、本発明の流量検出手段である。また、循環ポンプ30が、本発明の流体流通手段である。
温水回路20には、以下に説明する各種センサが設けられている。水配管16における水冷媒熱交換器3の水の出口側には、水冷媒熱交換器3から流出するする水の温度である往き温度を検出する往き温度センサ58が備えられている。水配管16における水冷媒熱交換器3の水の入口側には、水冷媒熱交換器3に流入する水の温度である戻り温度を検出する戻り温度センサ59が備えられている。尚、戻り温度が本発明の第1温度であり、戻り温度センサ59が本発明の第1温度検出手段である。また、往き温度が本発明の第2温度であり、往き温度センサ58が本発明の第2温度検出手段である。
<制御手段について>
制御手段60は、それぞれ図示は省略するが、ヒートポンプ式温水暖房装置100の運転制御に関わる各種プログラムや後述する理論暖房能力テーブル200を記憶する記憶部と、上述した冷媒回路10や温水回路20に備えられた各種センサでの検出値を取り込むセンサ入力部と、室内ユニット40を操作するための図示しないリモコンから送信される信号を受信する受信部を有する。制御手段60は、各種センサで検出した値をセンサ入力部を介して取り込み、また、使用者のリモコン操作によって送信される室内ユニット40の運転に関わる各種要求を受信部を介して取り込む。そして、制御手段60は、取り込んだ各種センサで検出した値や運転に関わる各種要求に基づいて、圧縮機1や循環ポンプ30の駆動制御、四方弁2の切り換え制御、膨張弁4の開度調整などといった、ヒートポンプ式温水暖房装置100の各装置の制御を行う。
<冷媒回路および温水回路の動作>
次に、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転あるいは除霜運転を行う際の、冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作、および、温水回路20における水の流れや各部の動作について、図1を用いて説明する。以下の説明では、まず、ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行う場合について説明し、次に、ヒートポンプ式温水暖房装置100が除霜運転を行う場合について説明する。
<暖房運転>
ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行う場合は、四方弁2が操作されて冷媒回路10が暖房サイクルとされる。この状態で圧縮機1が駆動すると、冷媒回路10を図1に実線矢印70の方向に冷媒が流れる。具体的には、圧縮機1から吐出された冷媒は、冷媒配管11を流れて四方弁2を経て水冷媒熱交換器3に流入する。ここで、圧縮機1の回転数は、往き温度センサ58で検出する水温である往き温度が、室内ユニット40で使用者が要求する暖房能力に応じた目標往き温度となるように制御される。
水冷媒熱交換器3に流入した冷媒は、温水回路20を循環して水冷媒熱交換器3に流入した水と熱交換を行って凝縮する。水冷媒熱交換器3から冷媒配管11に流出した冷媒は、膨張弁4を通過する際に減圧されて熱源側熱交換器5に流入する。ここで、膨張弁4の開度は、水冷媒熱交換器3の冷媒出口側(暖房運転時の膨張弁4側)における冷媒過冷却度が、圧縮機1の回転数と吐出温度センサ51で検出する吐出圧力とに応じて定められる目標冷媒過冷却度となるように調整される。尚、目標冷媒過冷却度は、制御手段60に予め圧縮機1の回転数と吐出圧力とに応じて目標冷媒過冷却度が定められたテーブルを記憶しておき、現在の圧縮機1の回転数と検出した吐出圧力とに応じた目標冷媒過冷却度をこのテーブルから抽出すればよい。熱源側熱交換器5に流入した冷媒は、外気と熱交換を行って蒸発する。熱源側熱交換器5から冷媒配管11に流出した冷媒は、四方弁2、アキュムレータ6を介して圧縮機1に吸入されて再び圧縮される。
一方、温水回路20では、循環ポンプ30が駆動することで温水回路20を図1に示す実線矢印80の方向に水が流れる。水配管16を流れて水冷媒熱交換器3に流入した水は冷媒によって加熱されて温水となって、室内ユニット40に流入する。室内ユニット40に温水が流れることで、室内ユニット40が設置された部屋の暖房が行われる。
<除霜運転>
ヒートポンプ式温水暖房装置100が除霜運転を行う場合は、四方弁2が操作されて熱源側熱交換器5が凝縮器として機能するように、冷媒回路10における冷媒の流れ方向を切り換える。この状態で圧縮機1が駆動すると、冷媒回路10を図1に破線矢印71の方向に冷媒が流れる。具体的には、圧縮機1から吐出された冷媒は、冷媒配管11を流れて四方弁2を経て熱源側熱交換器5に流入する。ここで、除霜運転時の圧縮機1の回転数は、吸入圧力センサ53で検出する吸入圧力が圧縮機1に個別に定められる使用可能圧力範囲の下限値を下回ることを防ぎつつ、圧縮機1から吐出される冷媒の温度をできる限り高くできる所定の回転数(例えば、70rps)とされる。
熱源側熱交換器5に流入した冷媒は、熱源側熱交換器5で発生した霜を融かす。熱源側熱交換器5から冷媒配管11に流出した冷媒は、開度が全開とされている膨張弁4を通過して水冷媒熱交換器3に流入し、温水回路20を循環して水冷媒熱交換器3に流入した水と熱交換を行って蒸発する。水冷媒熱交換器3から冷媒配管11に流出した冷媒は、四方弁2、アキュムレータ6を介して圧縮機1に吸入されて再び圧縮される。
尚、除霜運転時の温水回路20における水の流れや各部の動作については、水冷媒熱交換器3における熱交換の状態が異なる(暖房運転時は水が冷媒によって加熱され、除霜運転時は水が冷媒によって冷却される)こと以外は、前述した暖房運転時と同じであるため、詳細な説明は省略する。
<除霜運転の要否判断と除霜運転時の制御>
次に、図1乃至図3を用いて、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100が、暖房運転中に除霜運転を行うときの制御について、具体的に説明する。本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、暖房運転中に実際に発揮されている暖房能力である実暖房能力を定期的に算出し、算出した実暖房能力と、次に説明する理論暖房能力テーブル200に定められている理論上の暖房能力である理論暖房能力とを比較して、除霜運転の要否を判断する。
<実暖房能力の算出>
本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、制御手段60が、以下に記載する温水回路20側の各種パラメータと数式1とを用いて、暖房運転時の実暖房能力(以降、実暖房能力Hcrと記載する)を算出する。

Hcr=(Tg−Tb)×FR×cw×dw ・・・数式1
Hcr:実暖房能力(単位:KW)
Tg:往き温度
Tb:戻り温度
FR:温水流量
cw:水の比熱
dw:水の密度
※Tg、Tb、FR、cw、および、dwが、温水回路20側の各種パラメータに
相当
往き温度Tgは、往き温度センサ58で検出する温度である。戻り温度Tbは、戻り温度センサ59で検出する温度である。温水流量FRは、流量計31で検出する値である。水の比熱cwは定数であり、予め制御手段60に記憶されている。水の密度dwは、往き温度Tgを用いて求めることができる。例えば、制御手段60に予め往き温度Tgに応じて水の密度dwが定められたテーブルを記憶しておき、検出した往き温度Tgに応じた水の密度dwをこのテーブルを参照して抽出すればよい。制御手段60は、往き温度Tg、戻り温度Tb、および温水流量FRを、それぞれ定期的(例えば、3分間毎)に取り込み、これら各値を取り込む度に数式1を用いて実暖房能力Hcrを算出し、算出した実暖房能力Hcrを時系列で記憶している。
<理論暖房能力テーブル200>
一方、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、理論暖房能力は図2に示す理論暖房能力テーブル200として予め制御手段60に記憶されている。理論暖房能力テーブル200では、外気温度(以降、外気温度Toと記載する)と目標往き温度(以降、目標往き温度Tgtと記載する)とに応じて、ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行うときの理論暖房能力(以降、理論暖房能力Hctと記載する)が定められている。ここで、目標往き温度Tgtは、室内ユニット40の使用者が要求する暖房能力に応じて定められるものであり、使用者が要求する暖房能力を変更する度にその値が変化するものである。
理論暖房能力テーブル200は予め試験などを行って定められるものである。具体的には、ヒートポンプ式温水暖房装置100を標準的な設置条件とする、例えば、冷媒配管11の長さをもっとも多く採用される長さとし、水回路20に接続される室内ユニット40をもっとも頻繁に用いられるものとして、暖房運転が可能な範囲で外気温度Toを変化させる。そして、外気温度To毎にヒートポンプ式温水暖房装置100で設定可能とされている複数の目標往き温度Tgtとして、目標往き温度Tgt毎にヒートポンプ式温水暖房装置100で発揮される暖房能力を前述した数式1を用いて算出し、算出した暖房能力を外気温度Toと目標往き温度Tgtに対応する理論暖房能力Hctとして記憶する。尚、本実施形態では、暖房運転が可能な外気温度Toの範囲を−20℃〜35℃とし、また、設定可能とされている目標往き温度Tgtを30℃、35℃、40℃、45℃、50℃、55℃、および、60℃としている。
理論暖房能力テーブル200では、各外気温度Toにおいて目標往き温度Tgtが高くなるほど理論暖房能力Hctが小さい値となっている。ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているときは、往き温度センサ58で検出する往き温度Tgが高くなるのに応じて、戻り温度センサ59で検出する戻り温度Tbも高くなる。そして、往き温度Tgと戻り温度Tbとの温度差は、往き温度Tgが高くなるのにつれて小さくなる。前述した数式1より、往き温度Tgと戻り温度Tbとの温度差が小さい値であれば暖房能力も小さくなる。このため、理論暖房能力テーブル200では、目標往き温度Tgtが高くなるほど理論暖房能力Hctが小さい値となっている。
また、理論暖房能力テーブル200では、外気温度Toが24℃のときの理論暖房能力Hctが各目標往き温度Tgtにおいてもっとも大きな値となっており、外気温度Toが−20℃から24℃までは、各目標往き温度Tgtにおいて外気温度Toが高くなるほど理論暖房能力Hctが大きい値となっている。ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているときは、熱源側熱交換器5が蒸発器として機能し、外気温度Toが高いほど熱源側熱交換器5における蒸発能力が大きくなって暖房能力が大きくなる。このため、理論暖房能力テーブル200では、外気温度Toが−20℃から24℃までは、各目標往き温度Tgtにおいて外気温度Toが高くなるほど理論暖房能力Hctが大きい値となっている。
一方で、理論暖房能力テーブル200では、外気温度Toが24℃から35℃までは、各目標往き温度Tgtにおいて外気温度Toが高くなるほど理論暖房能力Hctが小さい値となっている。ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているときは、蒸発能力が大きくなると吸入圧力センサ53で検出する吸入圧力が高くなり、これに伴って吐出圧力センサ51で検出する吐出圧力も高くなる。そして、外気温度Toが24℃より高くなると、吐出圧力が圧縮機1に個別に定められる使用可能圧力範囲の上限値を上回る恐れがあるので、暖房運転中に外気温度Toが24℃より高くなる場合は、外気温度Toが高くなるのに従って圧縮機1の回転数を低下させる。このため、理論暖房能力テーブル200では、外気温度Toが24℃から35℃までは、各目標往き温度Tgtにおいて外気温度Toが高くなるほど理論暖房能力Hctが小さい値となっている。
<除霜運転に関わる制御>
制御手段60は、以上説明した実暖房能力Hcrと理論暖房能力Hctとを用いて、ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているときに、実暖房能力Hcrに支障をきたすほど熱源側熱交換器5の着霜量が増加しているか否か、つまり、除霜運転が必要か否かを判断し、除霜運転が必要と判断した場合は暖房運転を中断し、前述したように冷媒回路10を冷房サイクルとして除霜運転を行うことで、熱源側熱交換器5を除霜する。以下に、制御手段60が上述した除霜運転を行う際の処理の流れについて、図3を用いて説明する。
図3に示すのは、ヒートポンプ式温水暖房装置100が除霜運転を行うときに、制御手段60が実行する処理の流れを示すフローチャートである。図3において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を表している。尚、図3は、本発明に関わる処理を中心に説明するものであり、これ以外の処理、例えば、暖房運転時の圧縮機1の具体的な回転数制御の方法などといった、ヒートポンプ式温水暖房装置100の一般的な制御に関わる処理については、説明を省略する。
また、図3では、先に説明した外気温度To、往き温度Tg、戻り温度Tb、目標往き温度Tgt、温水流量FR、水の密度dw、水の比熱cw、実暖房能力Hcr、および、理論暖房能力Hctに加えて、実暖房能力Hcrを理論暖房能力Hctで除した暖房能力比の閾値である閾能力比をCn、循環ポンプ30の回転数であるポンプ回転数をRp、循環ポンプ30の加算回転数をΔRp、暖房能力比が閾能力比Cn以下となった回数である能力低下判断回数をF、能力低下判断回数Fの閾値である閾回数をFtとしている。
ここで、ポンプ回転数Rpは、予め制御手段60に記憶されている回転数であり、後述する除霜運転要否を判定する場合を除いて、暖房運転/除霜運転に関わらず変化させない。また、循環ポンプ30の加算回転数ΔRpも、予め試験などを行って定められて制御手段60に記憶されているものであり、ポンプ回転数Rpを加算回転数ΔRpだけ上昇させることで、温水回路20における水の循環量が増加して実暖房能力Hcrが大きくなることが判明しているものである。一例として、加算回転数ΔRpは500rpmである。
また、閾能力比Cnは、予め試験などを行って定められて制御手段60に記憶されているものであり、一例として0.9である。暖房能力比が1より小さい、つまり、理論暖房能力Hctに対して実暖房能力Hcrが小さいときは、その原因として一時的な暖房負荷の上昇(例えば、暖房運転中に換気のために部屋の窓が開かれる)や熱源側熱交換器5での着霜が考えられる。上述した閾能力比Cnは、暖房能力比がこの閾能力比Cnより小さい値であれば、実暖房能力Hcrに支障をきたすほどの量の霜が熱源側熱交換器5で発生している可能性が高いことを示すものである。
また、能力低下判断回数Fの閾回数Ftは、予め試験などを行って定められて制御手段60に記憶されているものであり、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる回数が閾回数Ftだけ連続して起これば、一時的な暖房負荷の上昇が原因ではなく、熱源側熱交換器5における着霜量が多いことが原因で暖房能力比が閾能力比Cn以下となっている、つまりは、実暖房能力Hcrが理論暖房能力Hctより小さい値となっていると考えられるものである。一例として、閾回数Ftは3回である。尚、能力低下判断回数Fは、暖房運転開始時は0とされている。
ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているとき、制御手段60は、外気温度Toと往き温度Tgと戻り温度Tbと温水流量FRとを取り込む(ST1)。前述したように、制御手段60は、外気温度Toと往き温度Tgと戻り温度Tbとを、それぞれを検出する各温度センサから、また、温水流量FRを流量計31から、定期的に取り込んでいる。
次に、制御手段60は、水の密度dwを抽出する(ST2)。前述したように、制御手段60は、予め往き温度Tgに応じて水の密度dwが定められたテーブルを記憶しており、記憶しているテーブルを参照してST1で取り込んだ往き温度Tgに対応する水の密度dwを抽出する。
次に、制御手段60は、水の比熱cwと目標往き温度Tgtとを読み出す(ST3)。前述したように、水の比熱cwは予め制御手段60が記憶している値であり、制御手段60はこの記憶している水の比熱cwを読み出す。また、前述したように、目標往き温度Tgtは、室内ユニット40の使用者が要求する暖房能力に応じて定められて制御手段60に記憶されるものであり、制御手段60はこの記憶している目標往き温度Tgtを読み出す。
次に、制御手段60は、実暖房能力Hcrを算出する(ST4)。制御手段60は、ST1で取り込んだ往き温度Tgおよび戻り温度Tbおよび温水流量FRと、ST2で算出した水の密度dwと、ST3で読み出した水の比熱cwとを、記憶している数式1に代入して実暖房能力Hcrを算出する。
次に、制御手段60は、理論暖房能力Hctを抽出する(ST5)。制御手段60は、ST1で取り込んだ外気温度Toと、ST3で取り込んだ目標往き温度Tgtとを用い、記憶している理論暖房能力テーブル200を参照して、取り込んだ外気温度Toと目標往き温度Tgtとに応じた理論暖房能力Hctを抽出する。
次に、制御手段60は、実暖房能力Hcrを理論暖房能力Hctで除した暖房能力比が閾能力比Cn以下であるか否かを判断する(ST6)。制御手段60は、ST4で算出した実暖房能力HcrとST5で抽出した理論暖房能力Hctとを用いて暖房能力比を算出し、算出した暖房能力比と記憶している閾能力比Cnとを比較する。
暖房能力比が閾能力比Cn以下でなければ(ST6−No)、つまり、実暖房能力Hcrが理論暖房能力Hct以上であれば、制御手段60は、ST1に処理を戻す。暖房能力比が閾能力比Cn以下であれば(ST6−Yes)、つまり、実暖房能力Hcrが理論暖房能力Hctより小さい場合は、制御手段60は、現在の能力低下判断回数Fに1を加え(ST7)、ST7で算出した新たな能力低下判断回数Fが1であるか否かを判断する(ST8)。
能力低下判断回数Fが1でなければ(ST8−No)、制御手段60は、ST10に処理を進める。能力低下判断回数Fが1であれば(ST8−Yes)、制御手段60は、循環ポンプ30の回転数を現在のポンプ回転数Rpに記憶している加算回転数ΔRpを加えた回転数に上昇させて(ST9)、ST10に処理を進める。
ST10において、制御手段60は、能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなったか否かを判断する。能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなっていなければ(ST10−No)、制御手段60は、ST1に処理を戻す。能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなっていれば(ST10−Yes)、制御手段60は、ポンプ回転数Rpを元の回転数に戻す(ST11)、つまり、ST9で加算回転数ΔRpを加算する前の回転数に戻し、除霜運転を行う(ST12)。
以上説明した、ST6からST10までの処理が、除霜運転の要否判断に関わる処理である。この処理の中で、ST9の処理、つまり、暖房運転中に初めて暖房能力比が閾能力比Cn以下となったときに、ポンプ回転数Rpを加算回転数ΔRpだけ高くする理由を説明する。
前述したように、理論暖房能力Hctに対して実暖房能力Hcrが小さいときは、熱源側熱交換器5での着霜量が多いこと以外が原因であることも考えられる。これは、暖房能力比が閾能力比Cnより小さい値となるほど理論暖房能力Hctに対して実暖房能力Hcrが小さい場合も同じであり、実暖房能力Hcrに支障をきたすほどの量の霜が熱源側熱交換器5で発生している可能性が高いものの、暖房能力比が閾能力比Cnより小さい値となった回数が2回までであれば、熱源側熱交換器5での着霜量が多いこと以外の原因で、実暖房能力Hcrが小さくなっている可能性が残る。
そこで、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、初めて暖房能力比が閾能力比Cnより小さい値となったときに、ポンプ回転数Rpを加算回転数ΔRpだけ高くして温水回路20の温水流量FRを大きくして、実暖房能力Hcrが上昇するか否かを判断している。ポンプ回転数Rpを加算回転数ΔRpだけ高くしたことによって実暖房能力Hcrが上昇して暖房能力比が閾能力比Cnより大きい値となれば、実暖房能力Hcrが小さいのは熱源側熱交換器5での着霜以外が原因であると判断する。一方、ポンプ回転数Rpを加算回転数ΔRpだけ高くしても能力低下判断回数Fが連続して閾回数Ftとなる場合は、熱源側熱交換器5での着霜量が多いことが、実暖房能力Hcr低下の原因であると判断する。
除霜運転を行っているとき、制御手段60は、除霜運転開始条件が成立しているか否かを判断する(ST13)。ここで、除霜運転終了条件は、予め試験などを行って定められて制御手段60に記憶されているものであり、熱源側熱交換器5で発生した霜が融解したと考えられる条件である。一例として、除霜運転終了条件は、熱源側熱交換器5の温度が10℃となった場合、である。
除霜運転開始条件が成立していなければ(ST13−No)、制御手段60は、ST11に処理を戻して除霜運転を継続する。除霜運転開始条件が成立していれば(ST13−Yes)、制御手段60は、能力低下判断回数Fを0として暖房運転を再開し(ST14)、ST1に処理を戻す。
以上説明したように、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100は、暖房運転時に算出した実暖房能力Hcrを、外気温度Toと目標往き温度Tgtとに応じた理論暖房能力Hctで除した暖房能力比が閾能力比Cn以下となれば、循環ポンプ30のポンプ回転数Rpを上昇させ、ポンプ回転数Rpを上昇させた後も、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる状態が続いて能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなれば、実暖房能力Hcrが小さくなっている原因が熱源側熱交換器5での着霜量が多いことによるものと判断して除霜運転を実施する。これにより、熱源側熱交換器5に霜が発生していても十分な実暖房能力Hcrが発揮される状態である場合は除霜運転を行わず、熱源側熱交換器5での着霜量が多いことで実暖房能力Hcrが低下している場合は除霜運転を行う。つまり、熱源側熱交換器5の着霜状態に応じて適切に除霜運転を行える。
尚、以上説明した実施形態では、初めて暖房能力比が閾能力比Cn以下となったときに、循環ポンプ30のポンプ回転数Rpを上昇させて、実暖房能力Hcrの低下が熱源側熱交換器5での着霜量が多いことによるものか否かを判断する場合を説明した。これに代えて、ポンプ回転数Rpを上昇させることなく暖房能力比と閾能力比Cnとを比較し、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる状態が続いて能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなれば、除霜運転を行うようにしてもよい。あるいは、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる能力低下判断回数Fが1回でも起これば、除霜運転を行うようにしてもよい。ただし、ポンプ回転数Rpを上昇させずに除霜運転の要否を判断する場合や、能力低下判断回数Fが1回で除霜運転を行う場合は、本実施形態の場合の閾能力比Cnより低い値(例えば、0.8)として、実暖房能力Hcrの低下が熱源側熱交換器5での着霜量が多いことによるものである可能性がより高い場合とするのが望ましい。
次に、本発明のヒートポンプサイクル装置の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、制御手段60は、ヒートポンプ式暖房装置100が暖房運転を行うときに、実暖房能力Hcrを温水回路20側の各パラメータを用いて算出する場合を説明した。これに対し、第2の実施形態では、制御手段60は、ヒートポンプ式暖房装置100が暖房運転を行うときに、冷媒回路10側のパラメータを用いて実暖房能力Hcrを算出する。
制御手段60が、以下に記載する冷媒回路10側の各種パラメータを用いて実暖房能力Hcrを算出する場合は、以下に記載する数式2を用いる。

Hcr=Rc×Avc×drs×Ve ・・・数式2
Hcr:実暖房能力(単位:KW)
Rc:圧縮機1の回転数
Avc:圧縮機1の排除容積
drs:圧縮機1の吸入冷媒密度
Ve:圧縮機1の体積効率
※RCnvc、drs、および、Veが、冷媒回路10側の各種パラメータに相当
圧縮機1の回転数Rcは、ヒートポンプ式温水暖房装置100が暖房運転を行っているときの回転数である。圧縮機1の排除容積Avcは定数であり、予め制御手段60に記憶されている。圧縮機1の吸入冷媒密度drsは、吸入圧力センサ53で検出する吸入圧力と、吸入温度センサ54で検出する吸入温度とを用いて算出する。具体的には、吸入圧力と吸入温度とで定まる冷媒の比体積の逆数が吸入冷媒密度drsとなる。圧縮機1の体積効率Veは、圧縮機1の回転数を用いて求めることができる。例えば、制御手段60に予め圧縮機1の回転数に対応させて圧縮機1の体積効率Veを定めたテーブルを記憶しておき、現在の圧縮機1の回転数に応じた圧縮機1の体積効率Veをこのテーブルを参照して抽出すればよい。尚、圧縮機1の排除容積Avcと圧縮機1の体積効率Veとが、本発明の圧縮機に関わる特性である。
本実施形態において、制御手段60が、図3に示すフローチャートに従って除霜運転に関わる処理を行う場合は、ST1〜ST4に関わる処理が第1の実施形態と異なる。すなわち、制御手段60がST1の処理を行うときは、往き温度Tgと戻り温度Tbと温水流量FRとを取り込むことに代えて、吸入圧力センサ53で検出する吸入圧力と、吸入温度センサ54で検出する吸入温度とを取り込む。また、制御手段60がST2の処理を行うときは、水の密度dwを抽出することに代えて、ST1で取り込んだ吸入圧力と吸入温度とを用いて吸入冷媒密度drsを算出する。また、制御手段60がST3の処理を行うときは、水の密度cwと目標往き温度Tgtとを読み出すことに代えて、圧縮機1の排除容積Avcと圧縮機1の体積効率Veとを読み出す。そして、制御手段60がST4の処理を行うときは、ST1〜ST3で取り込むあるいは読み出すあるいは算出した冷媒回路10側の各種パラメータを数式2に代入して、実暖房能力Hcrを算出する。尚、ST5以降の処理については、第1の実施形態と同じであるため、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100は、暖房運転時に冷媒回路10側のパラメータを用いて算出した実暖房能力Hcrを、外気温度Toと目標往き温度Tgtとに応じた理論暖房能力Hctで除した暖房能力比が閾能力比Cn以下となれば、循環ポンプ30のポンプ回転数Rpを上昇させ、ポンプ回転数Rpを上昇させた後も、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる状態が続いて能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなれば、実暖房能力Hcrが小さくなっている原因が熱源側熱交換器5での着霜量が多いことによるものと判断して除霜運転を実施する。これにより、第1の実施形態の場合と同様に、熱源側熱交換器5に霜が発生していても十分な実暖房能力Hcrが発揮される状態である場合は除霜運転を行わず、熱源側熱交換器5での着霜量が多いことで実暖房能力Hcrが低下している場合は除霜運転を行う。つまり、熱源側熱交換器5の着霜状態に応じて適切に除霜運転を行える。また、第1の実施形態では、温水流量FRを検出するために流量計31が必要であるが、本実施形態のように冷媒回路10側ノパラメータを用いて実暖房能力Hcrを求めれば、流量計31が不要となり、ヒートポンプ式温水暖房装置100をより安価とできる。
次に、本発明のヒートポンプサイクル装置の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態および第2の実施形態では、予め試験などを行って定められた理論暖房能力テーブル200を用いる場合を説明した。これに対し、本実施形態では、ヒートポンプ式温水暖房装置100の設置後に、実際に暖房運転を行って算出した実暖房能力Hcrを用いて、理論暖房能力テーブル200を補正する。
前述したように、室内ユニット40としては、床暖房装置やラジエタなどといった様々な種類の暖房端末が温水回路20に接続される可能性があり、また、接続される暖房端末の定格能力も大小様々な能力のものである可能性がある。つまり、どのような種類および能力の暖房端末が室内ユニット40として温水回路20に接続されるかは、使用者の好みやヒートポンプ式温水暖房装置100が設置される環境によって様々となる。これに対し、理論暖房能力テーブル200は、ヒートポンプ式温水暖房装置100を所定の条件下において求めるものであるため、上述した全ての種類の暖房端末が温水回路20に接続された場合の理論暖房能力テーブル200を各々求めて制御手段60に全てを記憶しておくことは、理論暖房能力テーブル200を求める際の設計工数が増大し、また、制御手段60の記憶容量も大きくしなければならず、現実的ではない。
そこで、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、例えば、ヒートポンプ式温水暖房装置100の設置時に、現在の外気温度Toを検出するとともに暖房運転を開始し、目標往き温度Tgtを30℃〜60℃へと変化させたときの実暖房能力Hcrを数式1あるいは数式2を用いて算出する。次に、理論暖房能力テーブル200における現在の外気温度Toと目標往き温度Tgtに応じた理論暖房能力Hctを、算出した実暖房能力Hcrに置き換える。そして、現在の外気温度Toにおける実暖房能力Hcrと元々理論暖房能力テーブル200に定められていた理論暖房能力Hctとの差である能力差を算出し、この能力差を用いて他の外気温度Toにおける理論暖房能力Hctを一律で補正する。
以上説明したように、本実施形態のヒートポンプ式温水暖房装置100では、予め制御手段60に記憶している理論暖房能力テーブル200を、ヒートポンプ式温水暖房装置100を設置した後に行う暖房運転で算出した実暖房能力Hcrを用いて補正する。これにより、ヒートポンプ式温水暖房装置100の設計工数を抑えるとともに制御手段60の記憶容量も大きくする必要がなく、理論暖房能力テーブル200をヒートポンプ式温水暖房装置100の設置状態に則したものとできる。
尚、以上説明した実施形態では、ヒートポンプ式温水暖房装置100の設置時に理論暖房能力テーブル200を補正する場合について説明したが、ヒートポンプ式温水暖房装置100の設置後も定期的に(例えば、1か月に一度)補正を行うようにしてもよい。定期的に理論暖房能力テーブル200の補正を行えば、さらにヒートポンプ式温水暖房装置100の設置状態に則した理論暖房能力テーブル200とすることができる。
次に、本発明のヒートポンプサイクル装置の第4の実施形態について説明する。第1の実施形態〜第3の実施形態では、ヒートポンプサイクル装置として、水冷媒熱交換器3を有し冷媒と熱交換を行った温水を室内ユニット40に流して部屋の暖房を行うヒートポンプ式温水暖房装置100を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、以下に説明する、室内熱交換器で冷媒と熱交換を行った室内空気を部屋に吹き出すことで部屋の暖房を行う空気調和機にも適用することができる。
ヒートポンプサイクル装置が空気調和機である場合は、ヒートポンプ式温水暖房装置100の水冷媒熱交換器3に対応する装置が、冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器となる。また、ヒートポンプ式温水暖房装置100の循環ポンプ30に対応する装置が、室内熱交換器に室内空気を流通させる室内ファンとなる。また、ヒートポンプ式温水暖房装置100の戻り温度Tbに対応する値が室内熱交換器に流入する室内空気の温度である吸入温度となり、戻り温度Tbを検出する戻り温度センサ59に対応する装置が吸入温度センサとなる。また、ヒートポンプ式温水暖房装置100の往き温度Tgに対応する値が室内熱交換器で冷媒と熱交換を行った室内空気の温度である吹出温度となり、往き温度Tgを検出する往き温度センサ58に対応する装置が往き温度センサ58となる。
尚、室内空気が本発明の被加熱流体に相当し、室内熱交換器が本発明の利用側熱交換器に相当し、室内ファンが本発明の流体流通手段に相当し、吸入温度センサが本発明の第1温度検出手段に相当し、吹出温度センサが本発明の第2温度検出手段に相当する。これら各装置が、空気調和機の室内機に格納される。また、吸込温度が本発明の第1温度に相当し、吹出温度が本発明の第2温度に相当する。
一方、ヒートポンプ式温水暖房装置100の圧縮機1と四方弁2と膨張弁4と熱源側熱交換器5とアキュムレータ6とは、空気調和装置においても同じものが室外機に格納される。そして、室内機と室外機とが冷媒配管で接続されて、ヒートポンプ式温水暖房装置100の冷媒回路10に対応する冷媒回路が形成される。尚、空気調和機には、ヒートポンプ式温水暖房装置100の温水回路20に相当するものはない。
以上説明した空気調和機で実暖房能力Hcrは、ヒートポンプ式温水暖房装置100の冷媒回路10側に相当する室外機側でのパラメータ、あるいは、ヒートポンプ式温水暖房装置100の温水回路20側に相当する室内機側のパラメータ、のうちのいずれかを用いて算出できる。ここで、室外機側のパラメータを用いた実暖房能力Hcrの算出については、第1の実施形態で説明した数式1と同じであるため説明を省略し、以下の説明では、室内機側のパラメータを用いた実暖房能力Hcrの算出方法について説明する。
本実施形態の空気調和機では、空気調和機の制御手段が以下に記載する室内機側の各種パラメータを用いて実暖房能力Hcrを算出する場合は、以下に記載する数式3を用いる。

Hcr=(Td−Ts)×FRa×ca×da ・・・数式3
Hcr:実暖房能力(単位:KW)
Td:吹出温度
Ts:吸込温度
FRa:空気流量
ca:空気の比熱
da:空気の密度
※Td、Ts、FRa、ca、および、daが、室内機側の各種パラメータに相当
吹出温度Tdは吹出温度センサで検出する温度である。吸込温度Tsは吸込温度センサで検出する温度である。空気流量FRaは、制御手段60に予め記憶されている風速と空気流量FRaとを関連付けたテーブルを参照して、風速計で検出した風速に応じた空気流量FRaをテーブルから抽出すればよい。空気の比熱caは定数であり、予め制御手段に記憶されている。空気の密度daは、制御手段60に予め記憶されている吹出温度Tdと空気の密度daとを関連付けたテーブルを参照し、検出した吹出温度Tdに応じた空気の密度daをこのテーブルを参照して抽出すればよい。制御手段は、吹出温度Td、吸込温度Ts、および空気流量FRaを、それぞれ定期的(例えば、3分間毎)に取り込み、これら各値を取り込む度に数式3を用いて実暖房能力Hcrを算出し、算出した実暖房能力Hcrを時系列で記憶している。尚、本実施形態では、上述した室内ファンの回転数に応じた空気流量FRaを抽出する制御手段60が、本発明の流量検出手段である。
一方、理論暖房能力Hctについては、第1の実施形態で説明した理論暖房能力テーブル200に相当するテーブルを制御手段に記憶している。ただし、第1の実施形態とは異なり、本実施形態の理論暖房能力テーブルでは、外気温度Toと吸込温度Tsの目標温度すなわち設定温度とに対応させて、理論暖房能力Hctが定められる。具体的には、本実施形態の理論暖房能力テーブルは、空気調和機に個別に定められる暖房運転時の設定温度の範囲、例えば、16℃〜30℃の範囲において、外気温度To毎に設定温度に応じた理論暖房能力Hctが定められている。
上述した実暖房能力Hcrや理論暖房能力Hctを用いた、空気調和機の除霜運転時に制御手段が行う処理については、図3に示すフローチャートにおけるST1〜ST4までの処理、および、ST9の処理を除いて、第1の実施形態においてヒートポンプ式温水暖房装置100が除霜運転を行う際に制御手段60が行う処理と同じである。
具体的には、制御手段がST1の処理を行うときは、往き温度Tgと戻り温度Tbと温水流量FRとを取り込むことに代えて、吸込温度センサで検出する吸込温度Tsと、吹出温度センサで検出する吹出温度Tdと、風速計で検出する空気流量FRaとを取り込む。また、制御手段がST2の処理を行うときは、水の密度dwを算出することに代えて、ST1で取り込んだ吹出温度Tdを用いて空気の密度daを算出する。また、制御手段がST3の処理を行うときは、水の密度cwと目標往き温度Tgtとを読み出すことに代えて、空気の密度caと設定温度とを読み出す。そして、制御手段がST4の処理を行うときは、ST1〜ST3で取り込むあるいは読み出すあるいは算出した室内機側のパラメータを数式3に代入して実暖房能力Hcrを算出する。
制御手段がST5以降の処理を行って、ST8の処理で能力低下判断回数Fが1であれば、制御手段はST9の処理を行う。ST9の処理では、制御手段は、室内ファンの回転数を回転数に所定の加算回転数を加えた回転数に上昇させてST10に処理を進める。そして、制御手段は、ST10以降の処理を行う。
以上説明したように、本実施形態の空気調和機では、暖房運転時に算出した実暖房能力Hcrを、外気温度Toと設定温度とに応じた理論暖房能力Hctで除した暖房能力比が閾能力比Cn以下となれば、室内ファンの回転数を上昇させ、室内ファンの回転数を上昇した後も、暖房能力比が閾能力比Cn以下となる状態が続いて能力低下判断回数Fが閾回数Ftとなれば、実暖房能力Hcrが小さくなっている原因が熱源側熱交換器5での着霜によるものと判断して除霜運転を実施する。これにより、ヒートポンプサイクル装置が空気調和機であっても、熱源側熱交換器5に霜が発生していても十分な実暖房能力Hcrが発揮される状態である場合は除霜運転を行わず、熱源側熱交換器5での着霜量が多いことで実暖房能力Hcrが低下している場合は除霜運転を行う。つまり、熱源側熱交換器5の着霜状態に応じて適切に除霜運転を行える。
1 圧縮機
2 四方弁
3 水冷媒熱交換器
4 膨張弁
5 熱源側熱交換器
10 冷媒回路
11 冷媒配管
16 水配管
20 温水回路
30 循環ポンプ
31 流量計
40 室内ユニット
51 吐出圧力センサ
53 吸入圧力センサ
58 往き温度センサ
59 戻り温度センサ
100 ヒートポンプサイクル装置
200 理論暖房能力テーブル
Avc 排除容積
Cn 閾能力比
ca 空気の比熱
cw 水の比熱
da 空気の密度
dw 水の密度
drs 吸入冷媒密度
FR 温水流量
FRa 空気流量
Rc 圧縮機の回転数
Pp ポンプ回転数
ΔRp 加算回転数
Tb 戻り温度
Tg 往き温度
Tgt 目標往き温度
Td 吹出温度
Ts 吸込温度
To 外気温度
Ve 体積効率

Claims (3)

  1. 圧縮機と利用側熱交換器と膨張弁と熱源側熱交換器とが順次冷媒配管で接続された冷媒回路と、
    前記冷媒回路において冷媒が流れる方向を切り換える流路切換手段と、
    前記利用側熱交換器に冷媒と熱交換を行う被加熱流体を流す流体流通手段と、
    前記利用側熱交換器で冷媒と熱交換を行う前の前記被加熱流体の温度である第1温度を検出する第1温度検出手段と、 前記利用側熱交換器で冷媒と熱交換を行った後の前記被加熱流体の温度である第2温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記利用側熱交換器に流入する前記被加熱流体の流量を検出する流量検出手段と、
    前記圧縮機に吸入される冷媒の状態量である吸入冷媒状態量を検出する状態量検出手段と、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、
    前記圧縮機の回転数制御や前記流路切換手段の操作を行うとともに、前記圧縮機に関わる特性を記憶する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記流路切換手段を操作して、前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記利用側熱交換器を凝縮器として機能させる暖房運転を行っているとき、
    前記第1温度と前記第2温度との温度差および前記被加熱流体の流量および前記被加熱流体の比熱および前記被加熱流体の密度を用いて、あるいは、前記吸入冷媒状態量および前記圧縮機に関わる特性を用いて実暖房能力を算出し、
    前記外気温度と前記第1温度の目標温度あるいは前記第2温度の目標温度とを用いて理論暖房能力を決定し、
    前記実暖房能力を前記理論暖房能力で除した暖房能力比が予め定められた閾能力比より小さい値であれば、前記流体流通手段を操作して前記利用側熱交換器を流通する前記被加熱流体の流量を増加させ、
    前記被加熱流体の流量を増加させた後に再び前記実暖房能力を算出し、当該実暖房能力を前記理論暖房能力で除した暖房能力比が、予め定められた閾能力比より小さい値であれば、前記流路切換手段を操作して、前記熱源側熱交換器を凝縮器として機能させるとともに前記利用側熱交換器を蒸発器として機能させる除霜運転を行う、
    ことを特徴とするヒートポンプサイクル装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記実暖房能力を定期的に算出し、前記実暖房能力を算出する度に暖房能力比を算出し、
    前記被加熱流体の流量を増加させた後に、前記暖房能力比が前記閾能力比より小さい値となることが連続して所定の回数起これば、前記除霜運転を行う、
    請求項1に記載のヒートポンプサイクル装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記外気温度と前記目標温度とに応じて前記理論暖房能力が定められた理論暖房能力テーブルを予め記憶しており、
    前記ヒートポンプサイクル装置が設置された後に、前記理論暖房能力テーブルに記憶されている前記目標温度となるように暖房運転を行って前記実暖房能力を算出し、
    算出した前記実暖房能力と前記理論暖房能力テーブルに記憶されている前記理論暖房能力との差である能力差に基づいて、前記理論暖房能力テーブルに記憶されている前記理論暖房能力を補正する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のヒートポンプサイクル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111121290A (zh) * 2019-12-19 2020-05-08 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种电子膨胀阀的控制方法、控制装置和热泵热水机
CN113124623A (zh) * 2021-04-26 2021-07-16 珠海格力电器股份有限公司 制冷设备化霜控制方法、装置及冷凝机组

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