JPH10238880A - マルチ形ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

マルチ形ヒートポンプ式空気調和機

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JPH10238880A
JPH10238880A JP4598897A JP4598897A JPH10238880A JP H10238880 A JPH10238880 A JP H10238880A JP 4598897 A JP4598897 A JP 4598897A JP 4598897 A JP4598897 A JP 4598897A JP H10238880 A JPH10238880 A JP H10238880A
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JP
Japan
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liquid refrigerant
bypass valve
refrigerant bypass
liquid
valve
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JP4598897A
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Toyotaka Hirao
豊隆 平尾
Takayuki Kobayashi
隆之 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、暖房運転時の適正な運転を維持でき
るマルチ形ヒートポンプ式空気調和機を提供する。 【解決手段】暖房運転時に、定速回転圧縮機2の吐出配
管の圧力が所定値以上になると、液ライン電磁弁7を閉
じて、室外熱交換器4の蒸発器としての能力(吸熱量)
を零とし、また、ホットガスバイパス回路13のホット
ガスバイパス弁11を開いて、室内ユニット20に流入
すべき冷媒量を減少させ、さらに、液冷媒バイパス回路
16の液冷媒バイパス弁14を開いてキャピラリチュー
ブ15により冷媒量を制限することで定速回転圧縮機2
の吸入圧力を低下させ圧縮機吐出温度の上昇を防止する
ようにもして、定速回転圧縮機2の入力量を低下させて
運転中室内ユニット20の放熱量以下になるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房運転時の圧力
上昇対策を施したマルチ形ヒートポンプ式空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、暖房運転時の圧力上昇を防止する
冷媒回路を有するものとして、特開昭62−24277
5号公報に開示されたものがある。図11は、かかる公
報に開示される冷媒回路を示すもので、暖房時は、圧縮
機41の吐出口、ガス管42、室内側熱交換器431〜
433、液管44、暖房用膨脹弁45、46、室外側熱
交換器47および圧縮機41の吸入口の順に冷媒を流す
ような冷媒回路を構成し、暖房用膨脹弁45、46の上
流側の液管44と室外側熱交換器47の出口との間をキ
ャピラリーチューブ48、49、所定圧力以上で開にな
る圧力調整弁50、51、逆止弁52を有するバイパス
流路で接続するようにしている。
【0003】また、特開平3−230059号公報に
は、図12に示すように圧縮機61、室外熱交換器6
2、室外側膨脹弁63からなる室外機60と、室内側膨
脹弁64、室内側熱交換器65からなる複数の室内機6
6を接続して環状の冷媒回路を構成し、室外機60の四
方弁67と室外機60の熱交換器62との間と、室外機
60の膨脹弁63と第2室外側膨脹弁68との間にバイ
パス回路69を接続するとともに、この回路中に流量制
御機構70を設け、適正な運転圧力状態を維持可能にし
たものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成したものでは、暖房運転時、室外機での圧縮機容量
が室内機の容量に比べて大きくなり、極めてアンバラン
スの状態になると、高圧上昇の対策が不十分となり、運
転不能に陥ることがあった。
【0005】つまり、一般に、このような多室型の空調
機では、圧縮機の容量を可変とするためインバータタイ
プの圧縮機を使用したり、あるいは、室内機の容量と台
数を設定することで一定速タイプの安価な圧縮機を使用
するなどしているが、ここで、室内機の設置台数と容量
に対して一定速タイプの圧縮機を使用した多室型空調機
を考えると、室内機の容量より圧縮機からの入力が上回
ることがある。この場合、冷媒サイクルでは、蒸発器の
吸熱量QE と圧縮機入力QINの合計に等しい熱量QC
(=QE +QIN)を凝縮器で放熱することで、熱サイク
ルを成立させている。このため、室内機容量が圧縮機の
入力よりも小さいような場合は、暖房運転が成立しなく
なって、圧縮機の吐出口側の高圧上昇や温度上昇を招き
運転不能に陥ることがあった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、暖房運転時の適正な運転を維持で
きるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
定速回転圧縮機と、冷媒流れ方向を切換える四方弁と、
室外熱交換器と、吸入アキュームレータを搭載してなる
室外ユニットに対し、複数台の室内ユニットを接続して
なるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機において、上記
定速回転圧縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続さ
れ、ホットガスバイパス弁と所定の流量特性に調整され
たキャピラリチューブを有するホットガスバイパス回路
と、上記室外熱交換器に接続される液ライン配管側に設
けられた液ライン電磁弁と、上記液ライン配管と上記定
速回転圧縮機の吸入配管との間に接続され、液冷媒バイ
パス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリチュー
ブを有する液冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサーと
を具備すると共に、暖房運転時に高圧圧力センサーの検
出値が所定値に達したとき、上記液ライン電磁弁を閉、
上記ホットガスバイパス弁および液冷媒バイパス弁を開
として高圧保護運転を行うコントローラを備えている。
【0007】請求項2記載の発明は、定速回転圧縮機
と、冷媒流れ方向を切換える四方弁と、室外熱交換器
と、吸入アキュームレータを搭載してなる室外ユニット
に対し、複数台の室内ユニットを接続してなるマルチ形
ヒートポンプ式空気調和機において、上記定速回転圧縮
機の吐出配管と吸入配管との間に接続され、ホットガス
バイパス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリチ
ューブを有するホットガスバイパス回路と、上記室外熱
交換器に接続される液ライン配管側に設けられた液ライ
ン電磁弁と、上記液ライン配管と上記吸入アキュームレ
ータの下流側との間に接続され、第1の液冷媒バイパス
弁と所定の流量特性に調整された第1のキャピラリチュ
ーブを有する第1の液冷媒バイパス回路と、上記液ライ
ン配管と上記吸入アキュームレータの上流側との間に接
続され、第2の液冷媒バイパス弁と所定の流量特性に調
整された第2のキャピラリチューブを有する第2の液冷
媒バイパス回路と、高圧圧力センサーとを具備すると共
に、暖房運転時に高圧圧力センサーの検出値が所定値に
達したとき、上記液ライン電磁弁および第1の液冷媒バ
イパス弁を閉、上記ホットガスバイパス弁および第2の
液冷媒バイパス弁を開として高圧保護運転を行うコント
ローラを備えている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載にお
いて、上記第2液冷媒バイパス回路中の上記第2液冷媒
バイパス弁の下流側と上記第1液冷媒バイパス回路の上
記第1液冷媒バイパス弁および第1キャピラリチューブ
の下流側との間に第3のキャピラリチューブを有する第
3の液冷媒バイパス回路を設けている。
【0009】請求項4記載の発明は、定速回転圧縮機
と、冷媒流れ方向を切換える四方弁と、室外熱交換器
と、吸入アキュームレータを搭載してなる室外ユニット
に対し、複数台の室内ユニットを接続してなるマルチ形
ヒートポンプ式空気調和機において、 上記定速回転圧
縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続され、ホットガ
スバイパス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリ
チューブを有するホットガスバイパス回路と、上記室外
熱交換器に接続される液ライン配管側に設けられた液ラ
イン電磁弁と、上記液ライン配管と上記定速回転圧縮機
の吸入配管との間に接続され、液冷媒バイパス弁と所定
の流量特性に調整されたキャピラリチューブを有する液
冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサーと、低圧圧力セ
ンサーとを具備すると共に、暖房運転時に高圧圧力セン
サーの検出値が所定値に達したとき、上記液ライン電磁
弁および液冷媒バイパス弁を閉、上記ホットガスバイパ
ス弁を開として高圧保護運転を行うと共に、高圧保護運
転時に上記低圧圧力センサーの検出値が所定値に達した
とき、上記液冷媒バイパス弁を開とするコントローラを
備えている。
【0010】請求項5記載の発明は、定速回転圧縮機
と、冷媒流れ方向を切換える四方弁と、室外熱交換器
と、吸入アキュームレータを搭載してなる室外ユニット
に対し、複数台の室内ユニットを接続してなるマルチ形
ヒートポンプ式空気調和機において、上記定速回転圧縮
機の吐出配管と吸入配管との間に接続され、ホットガス
バイパス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリチ
ューブを有するホットガスバイパス回路と、上記室外熱
交換器に接続される液ライン配管側に設けられた液ライ
ン電磁弁と、上記液ライン配管と上記吸入アキュームレ
ータの下流側との間に接続され、第1の液冷媒バイパス
弁と所定の流量特性に調整された第1のキャピラリチュ
ーブを有する第1の液冷媒バイパス回路と、上記液ライ
ン配管と上記吸入アキュームレータの上流側との間に接
続され、第2の液冷媒バイパス弁と所定の流量特性に調
整された第2のキャピラリチューブを有する第2の液冷
媒バイパス回路と、高圧圧力センサーと、低圧圧力セン
サーとを具備すると共に、暖房運転時に高圧圧力センサ
ーの検出値が所定値に達したとき、上記液ライン電磁弁
および上記第1、第2液冷媒バイパス弁を閉、上記ホッ
トガスバイパス弁を開として高圧保護運転を行うと共
に、高圧保護運転時に上記低圧圧力センサーの検出値が
所定値に達したとき、上記第2液冷媒バイパス弁を開と
するコントローラを備えている。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載にお
いて、上記第2液冷媒バイパス回路中の上記第2液冷媒
バイパス弁の下流側と上記第1液冷媒バイパス回路の上
記第1液冷媒バイパス弁および第1キャピラリチューブ
の下流側との間に第3のキャピラリチューブを有する第
3の液冷媒バイパス回路を設けている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用されるマル
チ形ヒートポンプ式空気調和機の概略構成を示してい
る。1は室外ユニットで、この室外ユニット1は、定速
回転圧縮機2、冷媒流れ方向を切換える四方弁3、室外
熱交換器4、吸入アキュームレータ5を搭載している。
この場合、定速回転圧縮機2の吐出配管に四方弁3を接
続し、この四方弁3を介して室外熱交換器4を接続し、
この室外熱交換器4の液ライン配管側に室外膨脹弁6、
液ライン電磁弁7の直列回路に逆止弁8を並列接続した
直並列回路を接続し、さらに、この直並列回路に室外過
冷却熱変換器9を介してレシーバ10を接続している。
【0013】また、定速回転圧縮機2の吐出配管と吸入
配管との間には、四方弁3を介して吸入アキュームレー
タ5を接続し、四方弁3と吸入アキュームレータ5との
接続点と定速回転圧縮機2の吐出配管との間には、ホッ
トガスバイパス電磁弁11と所定の流量特性に調整され
たキャピラリチューブ12を有するホットガスバイパス
回路13を接続し、さらに、室外熱交換器4の液ライン
配管側の室外過冷却熱変換器9と定速回転圧縮機2の吸
入配管との間には、液冷媒バイパス弁14と所定の流量
特性に調整されたキャピラリチューブ15を有する圧縮
機吐出温度保護用の液冷媒バイパス回路16を接続して
いる。
【0014】また、定速回転圧縮機2の高圧側の吐出配
管には、圧力センサ17を設けている。この圧力センサ
17は、例えば、暖房運転される後述する室内ユニット
20が1台で、さらに室温や外気温度が高くなって、定
速回転圧縮機2の吐出配管の圧力が上昇したような場
合、この圧力値が予め設定した値以上になると出力を発
生し、コントローラ18に与えるようになっている。コ
ントローラ18は、液ライン電磁弁7、ホットガスバイ
パス電磁弁11、液冷媒バイパス弁14の開閉を制御す
るもので、圧力センサ17の出力が与えられると、液ラ
イン電磁弁7を閉、ホットガスバイパス弁11および液
冷媒バイパス弁14を開に制御するようになっている。
【0015】なお、室外ユニット1中で、19は、室外
熱交換器4に対応して設けられる室外ファンである。そ
して、このように構成した室外ユニット1の四方弁3と
レシーバ10との間に複数台の室内ユニット20を並列
接続している。これら室内ユニット20は、室内膨脹弁
21、室内熱交換器22および室内ファン23を搭載し
ている。
【0016】しかして、このような構成によると、暖房
運転時で、室外ユニット1の定速回転圧縮機2の容量に
対し複数台の室内ユニット20の容量がバランスして運
転されているような場合、コントローラ18により液ラ
イン電磁弁7は開、ホットガスバイパス弁11および液
冷媒バイパス弁14は閉になっている。
【0017】この状態では、室外ユニット1の定速回転
圧縮機2で圧縮された高圧高温の冷媒は、室内ユニット
20の室内熱交換器22(凝縮器)に送られ、ここでの
放熱により凝縮液化され、室内ユニット1に戻され、レ
シーバ10に溜められた後、室外熱交換器4(蒸発器)
で蒸発され、吸入アキュームレータ5を介して定速回転
圧縮機2に戻される通常の暖房運転が実行される。
【0018】この状態から、例えば、室外ユニット1の
定速回転圧縮機2に対して、暖房運転される室内ユニッ
ト20が1台で、しかも室温や外気温度が高くなったよ
うな場合、定速回転圧縮機2の吐出配管の圧力が上昇す
る。そして、この時の吐出配管の圧力値が圧力センサ1
7での設定値を越えると、その出力がコントローラ18
に与えられる。
【0019】すると、このコントローラ18により液ラ
イン電磁弁7が閉状態、ホットガスバイパス弁11およ
び液冷媒バイパス弁14が開状態に制御される。この場
合、液ライン電磁弁7を閉じることにより、室外熱交換
器4に流れ込む冷媒は、完全に止められ、蒸発器として
の吸熱量は零となる。また、ホットガスバイパス弁11
を開くことにより、定速回転圧縮機2から吐出される高
圧高温の冷媒の一部は、室内ユニット20側に送られ
ず、ホットガスバイパス回路13を通って吸入アキュー
ムレータ5の流入側にバイパスされるので、室内ユニッ
ト20に流入すべき冷媒量が減少され、同時に、液冷媒
バイパス弁14も開くことにより、レシーバ10に溜め
られた冷媒は、液冷媒バイパス回路16を通して直接定
速回転圧縮機2の吸入配管側にバイパスされるようにも
なる。
【0020】この場合、ホットガスバイパス回路13の
キャピラリチューブ12および液冷媒バイパス回路16
のキャピラリチューブ15を調整することで、定速回転
圧縮機2の吸入圧力、吐出圧力、吐出温度、ハウジング
温度などを最適な値に設定できる。
【0021】図2は、上述したような高圧保護が働いて
いる状態での熱サイクルを、圧力−エンタルピ線図上で
表したもので、図面中Aは定速回転圧縮機2での吸入、
Bは定速回転圧縮機2での吐出、Cは室内ユニット20
の出口(レシーバ10出口)、Dは液冷媒バイパス回路
16の出口、Eはホットガスバイパス回路13の出口を
示し、このうち定速回転圧縮機2での吸入Aは、ホット
ガスバイパス量GH とホットガスバイパス量GL が合流
した h1 =(GH *h5 +GL *h4 )/(GH +GL ) で表される。
【0022】また、図3は、定速回転圧縮機2の入力特
性を示すもので、同図より最小室内機容量QCminと圧力
センサ17の設定圧力から必要吸入圧力P0 が決定され
る。つまり、定速回転圧縮機2の吸入圧力がP0 まで低
下しないと、熱サイクルが成立しないことを表してい
る。また、図4は、定速回転圧縮機2の冷媒流量特性を
示すもので、吸入圧力P0 と圧力センサ17の設定圧力
により必要冷媒流量Groが求められる。これにより、ホ
ットガスバイパス流量GH と液バイパス流量GLをキャ
ピラリチューブ12、15で調整し、Gro=GH +GL
とすればよい。この場合のホットガスバイパス流量GH
と液バイパス流量GL の配分は、圧縮機吐出温度、ハウ
ジング温度をみて、それぞれのしよう範囲を満足するよ
うに調整すればよい。
【0023】その後、定速回転圧縮機2の吐出配管の圧
力が低下し、圧力センサ17での設定値以下になって、
圧力センサ17よりコントローラ18に対する出力が停
止すると、再び液ライン電磁弁7は開、ホットガスバイ
パス弁11および液冷媒バイパス弁14は閉にそれぞれ
制御され、通常の暖房運転に移行される。
【0024】従って、このようにすれば、暖房運転時
に、定速回転圧縮機2の吐出配管の圧力が所定値以上に
なると、液ライン電磁弁7を閉じて、室外熱交換器4の
蒸発器としての能力(吸熱量)を零とし、また、ホット
ガスバイパス回路13のホットガスバイパス弁11を開
いて、室内ユニット20に流入すべき冷媒量を減少さ
せ、さらに、液冷媒バイパス回路16の液冷媒バイパス
弁14を開いてキャピラリチューブ15により冷媒量を
制限することで定速回転圧縮機2の吸入圧力を低下させ
圧縮機吐出温度の上昇を防止するようにもして、定速回
転圧縮機2の入力量を低下させて運転中室内ユニット2
0の放熱量以下になるようにしたので、室内ユニットの
容量が圧縮機2の入力よりも小さいような場合でも、運
転不能に陥ることなく、適正な運転を維持することがで
きる。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態では、定速回転
圧縮機2の吐出配管圧力が所定値を越えたことで、液冷
媒バイパス回路16の液冷媒バイパス弁14を開いた場
合、充填冷媒量が多いと、定速回転圧縮機2への流量が
さらに増加し、流量−圧縮機入力−吸入圧力−吐出圧力
の関係がくずれて吐出配管側の圧力がさらに上昇してし
まうことがある。
【0025】そこで、この第2の実施の形態では、冷媒
量が多く定速回転圧縮機2の吐出配管の圧力がさらに上
昇するような場合、冷媒をアキュームレータ5側に戻し
て吐出配管を高圧上昇から保護できるようにしている。
【0026】図5は、第2の実施の形態の概略構成を示
すもので、図1と同一部分には同符号を付している。こ
の場合、レシーバ10と室外過冷却熱変換器9の接続点
と、四方弁3と室外熱交換器4の接続点との間に液冷媒
バイパス回路30を接続し、この液冷媒バイパス回路3
0を、上述の液冷媒バイパス回路16の圧縮機吐出温度
保護用に対して高圧上昇保護用としている。
【0027】この液冷媒バイパス回路30は、液冷媒バ
イパス弁31と所定の流量特性に調整されたキャピラリ
チューブ32および逆止弁33からなっている。なお、
この逆止弁33は、液冷媒バイパス回路30の端部が四
方弁3と吸入アキュームレータ5との間に接続される場
合は、必要としない。
【0028】しかして、この場合も、定速回転圧縮機2
の吐出配管の圧力が上昇し圧力センサ17の設定値を越
えると、コントローラ18により液ライン電磁弁7は閉
状態に、ホットガスバイパス弁11および液冷媒バイパ
ス弁33は開状態に制御される。この場合、液冷媒バイ
パス回路16の液冷媒バイパス弁14は、強制的に閉状
態に制御される。
【0029】これにより、冷媒は、キャピラリチューブ
32を通ってアキュームレータ5の上流側に戻されるの
で、充填冷媒量が多い場合でも、定速回転圧縮機2の吸
入配管側への流量が抑制され、流量−圧縮機入力−吸入
圧力−吐出圧力のバランスがとれるようになり、定速回
転圧縮機2の吐出配管側の圧力がさらに上昇するような
ことを防止でき、高圧上昇保護を実現することができ
る。 (第3の実施の形態)第2の実施の形態では、高圧保護
中は、液冷媒バイパス弁14を強制的に閉じるようにし
ているが、このままでは、定速回転圧縮機2の吐出温度
が上昇して異常に至ることが考えられる。
【0030】そこで、この第3の実施の形態では、圧縮
機吐出温度の上昇を防止できるようにしている。図6
は、第3の実施の形態の概略構成を示すもので、図5と
同一部分には同符号を付している。この場合、液冷媒バ
イパス回路30の液冷媒バイパス弁31とキャピラリチ
ューブ32の接続点と、吸入アキュームレータ5と定速
回転圧縮機2の吸入配管の接続点の間に、さらにキャピ
ラリチューブ34を接続し、液冷媒バイパス回路30を
キャピラリチューブ32、34を介して吸入アキューム
レータ5の前後に接続するようにしている。
【0031】しかして、この場合も、定速回転圧縮機2
の吐出配管の圧力が上昇し圧力センサ17での設定値を
越えると、コントローラ18により液ライン電磁弁7は
閉状態に、ホットガスバイパス弁11および液冷媒バイ
パス弁33を開状態に制御される。この場合、液冷媒バ
イパス回路16の液冷媒バイパス弁14は、強制的に閉
状態に制御される。
【0032】これにより、冷媒は、キャピラリチューブ
32を通ってアキュームレータ5の上流側に戻されると
同時に、キャピラリチューブ34を通ってアキュームレ
ータ5の下流側の定速回転圧縮機2の吸入配管にも戻さ
れるようになるので、これらキャピラリチューブ32、
34のそれぞれの事前の調整により、定速回転圧縮機2
への流量が最適に調整され、第2の実施の形態で述べた
と同様に定速回転圧縮機2の吐出配管側での高圧上昇保
護を実現でき、同時に定速回転圧縮機2の吐出配管側で
の温度の異常な上昇を防止する温度上昇保護も実現でき
る。 (第4の実施の形態)第1の実施の形態では、システム
の起動時、定速回転圧縮機2の低圧A(吸入管側)は図
8に示すようにバランス圧力から低下を始めるが、この
低下する速度は遅いため、上述した図3に示す圧縮機入
力特性から、定速回転圧縮機2の高圧B(吐出管側)は
上昇傾向となり、ついには、圧力センサ17の設定値よ
り高い、いわゆるオーバシュート状態となりシステムを
起動できないことがある。
【0033】そこで、この第4の実施の形態では、第1
の実施の形態でのシステム起動時の高圧上昇によるオー
バシュートを防止するようにしている。図7は、第4の
実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分に
は同符号を付している。この場合、定速回転圧縮機2の
低圧側となる吸入アキュームレータ5の流入側に圧力セ
ンサ35を接続している。この圧力センサ35は、上述
した圧力センサ17が高圧側所定値以上になると出力を
発するのに対し、低圧側所定値以下になると、出力を発
するものである。
【0034】しかして、システムの起動時、定速回転圧
縮機2の高圧B(吐出管側)が上昇して圧力センサ17
の高圧側所定値を越えると、コントローラ18により液
ライン電磁弁7と液冷媒バイパス弁14は閉状態に、ホ
ットガスバイパス弁11は開状態に制御される。これに
より、高圧保護が働き、図8に示すように定速回転圧縮
機2の高圧(吐出管側)は、B´に示すようにオーバシ
ュートになるのが抑制される。
【0035】また、このような高圧保護により、図8に
示すように定速回転圧縮機2の低圧(吸入管側)がA´
に示すように低下し、圧力センサ35の低圧側所定値を
越えると、コントローラ18により液冷媒バイパス弁1
4は開状態に制御される。これにより、定速回転圧縮機
2の低圧A(吸入管側)は上昇し始め、これ以降、定速
回転圧縮機2の高圧B(吐出管側)は、B´´、定速回
転圧縮機2の低圧(吸入管側)はA´´に移行し、これ
以降、第1の実施の形態で述べたと同様な動作が実行さ
れる。
【0036】このようにすれば、第1の実施の形態での
システム起動時において、高圧上昇によるオーバシュー
トを防止でき、確実なシステム起動を行うことができ
る。 (第5の実施の形態)第4の実施の形態は、第1の実施
の形態に対して高圧のオーバシュートを抑制する場合を
述べたが、この第5の実施の形態では、第2の実施の形
態に対して高圧のオーバシュートを抑制するようにして
いる。
【0037】図9は、第5の実施の形態の概略構成を示
すもので、図5と同一部分には同符号を付している。こ
の場合、定速回転圧縮機2の低圧側となる吸入アキュー
ムレータ5の流入側に圧力センサ35を接続している。
この圧力センサ35は、上述した圧力センサ17が高圧
側所定値以上になると出力を発するのに対し、低圧側所
定値以下になると、出力を発するものである。
【0038】しかして、システムの起動時、定速回転圧
縮機2の高圧(吐出管側)が上昇して圧力センサ17の
高圧側所定値を越えると、コントローラ18により液ラ
イン電磁弁7と液冷媒バイパス弁14、31は閉状態
に、ホットガスバイパス弁11は開状態に制御され、そ
の後、定速回転圧縮機2の低圧(吸入管側)が低下し、
圧力センサ35の低圧側所定値を越えると、コントロー
ラ18により液冷媒バイパス弁31は開状態に制御され
る。
【0039】このようにすれば、ホットガスバイパス弁
11を通して定速回転圧縮機2から吐出される冷媒の一
部は、吸入アキュームレータ5側に送られ、定速回転圧
縮機2の吐出管側が高圧保護されるようになるが、この
高圧保護に入っても、低圧が圧力センサ35の所定値を
越えるまでは、液冷媒バイパス弁31を閉じているの
で、システム起動時において、高圧上昇によるオーバシ
ュートを防止することができ、確実なシステム起動を行
うことができる。また、圧力センサ35の所定値を越え
ると、液冷媒バイパス弁31が開くようになるので、第
2の実施の形態と同様にして充填冷媒量が多い場合にも
対応することができる。 (第6の実施の形態)第5の実施の形態は、第2の実施
の形態に対して高圧のオーバシュートを抑制する場合を
述べたが、この第6の実施の形態では、第3の実施の形
態に対して高圧のオーバシュートを抑制するようにして
いる。
【0040】図9は、第6の実施の形態の概略構成を示
すもので、図6と同一部分には同符号を付している。こ
の場合、定速回転圧縮機2の低圧側となる吸入アキュー
ムレータ5の流入側に圧力センサ35を接続している。
この圧力センサ35は、上述した圧力センサ17が高圧
側所定値以上になると出力を発するのに対し、低圧側所
定値以下になると、出力を発するものである。
【0041】しかして、システムの起動時、定速回転圧
縮機2の高圧(吐出管側)が上昇して圧力センサ17の
高圧側所定値を越えると、コントローラ18により液ラ
イン電磁弁7と液冷媒バイパス弁14、31は閉状態
に、ホットガスバイパス弁11は開状態に制御され、そ
の後、定速回転圧縮機2の低圧(吸入管側)が低下し、
圧力センサ35の低圧側所定値を越えると、コントロー
ラ18により液冷媒バイパス弁31は開状態に制御され
る。
【0042】このようにすれば、ホットガスバイパス弁
11を通して定速回転圧縮機2から吐出される冷媒の一
部は、吸入アキュームレータ5側に送られ、定速回転圧
縮機2の吐出管側が高圧保護されるようになるが、この
高圧保護に入っても、低圧が圧力センサ35の所定値を
越えるまでは、液冷媒バイパス弁31を閉じているの
で、システム起動時において、高圧上昇によるオーバシ
ュートを防止することができる。この場合、液冷媒バイ
パス弁31が開くまでは、ホットガスバイパス弁11を
流れる高温の冷媒のみが定速回転圧縮機2に吸入される
ので、定速回転圧縮機2の吐出側温度が上昇しやすい
が、定速回転圧縮機2の低圧(吸入管側)が低下し始
め、圧力センサ35の低圧側所定値を越えると、液冷媒
バイパス弁31が開いて、キャピラリチューブ34を通
して直接定速回転圧縮機2の吸入側に冷媒を戻すように
なるので、吐出側温度の上昇も防止でき、さらに、キャ
ピラリチューブ32を通して吸入アキュームレータ5の
流入側に冷媒を戻すようにもしているので、充填冷媒量
が多い場合でも対応することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、室内ユニ
ットの容量が定速回転圧縮機の入力よりも小さいような
場合でも、運転不能に陥ることなく、適正な運転を維持
することができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、定速回転圧
縮機の吐出配管側の圧力がさらに上昇するのを防止する
高圧上昇保護を実現できる。請求項3記載の発明によれ
ば、定速回転圧縮機の吐出配管側での高圧上昇保護を実
現できると同時に、定速回転圧縮機の吐出配管側での温
度の異常上昇を防止する温度上昇保護も実現できる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、システム起
動時において、高圧上昇によるオーバシュートを防止で
き、確実なシステム起動を行うことができる。請求項5
記載の発明によれば、システム起動時において、高圧上
昇によるオーバシュートを防止することができて確実な
システム起動を行うことができ、さらに、充填冷媒量が
多い場合にも対応することができる。
【0046】請求項6記載の発明によれば、システム起
動時において、高圧上昇によるオーバシュートを防止す
ることができて確実なシステム起動を行うことができ、
さらに、充填冷媒量が多い場合にも対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態の高圧保護状態での熱サイク
ルを圧力−エンタルピ線図上で表した図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる圧縮機の入力特
性を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる圧縮機の冷媒流
量特性を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図8】第4の実施の形態の動作を説明するための図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図10】本発明の第6の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図11】従来の多室型空気調和機の一例の概略構成を
示す図。
【図12】従来の多室型空気調和機の他例の概略構成を
示す図。
【符号の説明】
1…室外ユニット、 2…定速回転圧縮機、 3…四方弁、 4…室外熱交換器、 5…吸入アキュームレータ、 6…室外膨脹弁、 7…液ライン電磁弁、 8…逆止弁、 9…室外過冷却熱変換器、 10…レシーバ、 11…ホットガスバイパス電磁弁、 12…キャピラリチューブ、 13…ホットガスバイパス回路、 14…液冷媒バイパス弁、 15…キャピラリチューブ、 16…液冷媒バイパス回路、 17…圧力センサ、 18…コントローラ、 19…室外ファン、 20…室内ユニット、 21…室内膨脹弁、 22…室内熱交換器、 23…室内ファン、 30…液冷媒バイパス回路、 31…液冷媒バイパス弁、 32…キャピラリチューブ、 33…逆止弁、 34…キャピラリチューブ、 35…圧力センサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定速回転圧縮機と、冷媒流れ方向を切換
    える四方弁と、室外熱交換器と、吸入アキュームレータ
    を搭載してなる室外ユニットに対し、複数台の室内ユニ
    ットを接続してなるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機
    において、 上記定速回転圧縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続
    され、ホットガスバイパス弁と所定の流量特性に調整さ
    れたキャピラリチューブを有するホットガスバイパス回
    路と、上記室外熱交換器に接続される液ライン配管側に
    設けられた液ライン電磁弁と、上記液ライン配管と上記
    定速回転圧縮機の吸入配管との間に接続され、液冷媒バ
    イパス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリチュ
    ーブを有する液冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサー
    とを具備すると共に、暖房運転時に高圧圧力センサーの
    検出値が所定値に達したとき、上記液ライン電磁弁を
    閉、上記ホットガスバイパス弁および液冷媒バイパス弁
    を開として高圧保護運転を行うコントローラを備えてな
    ることを特徴とするマルチ形ヒートポンプ式空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 定速回転圧縮機と、冷媒流れ方向を切換
    える四方弁と、室外熱交換器と、吸入アキュームレータ
    を搭載してなる室外ユニットに対し、複数台の室内ユニ
    ットを接続してなるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機
    において、 上記定速回転圧縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続
    され、ホットガスバイパス弁と所定の流量特性に調整さ
    れたキャピラリチューブを有するホットガスバイパス回
    路と、上記室外熱交換器に接続される液ライン配管側に
    設けられた液ライン電磁弁と、上記液ライン配管と上記
    吸入アキュームレータの下流側との間に接続され、第1
    の液冷媒バイパス弁と所定の流量特性に調整された第1
    のキャピラリチューブを有する第1の液冷媒バイパス回
    路と、上記液ライン配管と上記吸入アキュームレータの
    上流側との間に接続され、第2の液冷媒バイパス弁と所
    定の流量特性に調整された第2のキャピラリチューブを
    有する第2の液冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサー
    とを具備すると共に、暖房運転時に高圧圧力センサーの
    検出値が所定値に達したとき、上記液ライン電磁弁およ
    び第1の液冷媒バイパス弁を閉、上記ホットガスバイパ
    ス弁および第2の液冷媒バイパス弁を開として高圧保護
    運転を行うコントローラを備えてなることを特徴とする
    マルチ形ヒートポンプ式空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記第2液冷媒バイパス回路中の上記第
    2液冷媒バイパス弁の下流側と上記第1液冷媒バイパス
    回路の上記第1液冷媒バイパス弁および第1キャピラリ
    チューブの下流側との間に第3のキャピラリチューブを
    有する第3の液冷媒バイパス回路を設けてなることを特
    徴とする請求項2記載のマルチ形ヒートポンプ式空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 定速回転圧縮機と、冷媒流れ方向を切換
    える四方弁と、室外熱交換器と、吸入アキュームレータ
    を搭載してなる室外ユニットに対し、複数台の室内ユニ
    ットを接続してなるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機
    において、 上記定速回転圧縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続
    され、ホットガスバイパス弁と所定の流量特性に調整さ
    れたキャピラリチューブを有するホットガスバイパス回
    路と、上記室外熱交換器に接続される液ライン配管側に
    設けられた液ライン電磁弁と、上記液ライン配管と上記
    定速回転圧縮機の吸入配管との間に接続され、液冷媒バ
    イパス弁と所定の流量特性に調整されたキャピラリチュ
    ーブを有する液冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサー
    と、低圧圧力センサーとを具備すると共に、暖房運転時
    に高圧圧力センサーの検出値が所定値に達したとき、上
    記液ライン電磁弁および液冷媒バイパス弁を閉、上記ホ
    ットガスバイパス弁を開として高圧保護運転を行うと共
    に、高圧保護運転時に上記低圧圧力センサーの検出値が
    所定値に達したとき、上記液冷媒バイパス弁を開とする
    コントローラを備えてなることを特徴とするマルチ形ヒ
    ートポンプ式空気調和機。
  5. 【請求項5】 定速回転圧縮機と、冷媒流れ方向を切換
    える四方弁と、室外熱交換器と、吸入アキュームレータ
    を搭載してなる室外ユニットに対し、複数台の室内ユニ
    ットを接続してなるマルチ形ヒートポンプ式空気調和機
    において、 上記定速回転圧縮機の吐出配管と吸入配管との間に接続
    され、ホットガスバイパス弁と所定の流量特性に調整さ
    れたキャピラリチューブを有するホットガスバイパス回
    路と、上記室外熱交換器に接続される液ライン配管側に
    設けられた液ライン電磁弁と、上記液ライン配管と上記
    吸入アキュームレータの下流側との間に接続され、第1
    の液冷媒バイパス弁と所定の流量特性に調整された第1
    のキャピラリチューブを有する第1の液冷媒バイパス回
    路と、上記液ライン配管と上記吸入アキュームレータの
    上流側との間に接続され、第2の液冷媒バイパス弁と所
    定の流量特性に調整された第2のキャピラリチューブを
    有する第2の液冷媒バイパス回路と、高圧圧力センサー
    と、低圧圧力センサーとを具備すると共に、暖房運転時
    に高圧圧力センサーの検出値が所定値に達したとき、上
    記液ライン電磁弁および上記第1、第2液冷媒バイパス
    弁を閉、上記ホットガスバイパス弁を開として高圧保護
    運転を行うと共に、高圧保護運転時に上記低圧圧力セン
    サーの検出値が所定値に達したとき、上記第2液冷媒バ
    イパス弁を開とするコントローラを備えてなることを特
    徴とするマルチ形ヒートポンプ式空気調和機。
  6. 【請求項6】 上記第2液冷媒バイパス回路中の上記第
    2液冷媒バイパス弁の下流側と上記第1液冷媒バイパス
    回路の上記第1液冷媒バイパス弁および第1キャピラリ
    チューブの下流側との間に第3のキャピラリチューブを
    有する第3の液冷媒バイパス回路を設けてなることを特
    徴とする請求項5記載のマルチ形ヒートポンプ式空気調
    和機。
JP4598897A 1997-02-28 1997-02-28 マルチ形ヒートポンプ式空気調和機 Withdrawn JPH10238880A (ja)

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