JP6513445B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアロック装置に関する。
特許文献1には、ドアを車体に対して閉状態にて保持することが可能なラッチ機構と、ドアハンドルの操作に連動してラッチ機構を作動可能なロック機構とを備えるドアロック装置が開示されている。ロック機構は、ドアハンドルの操作をラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置に切換可能である。ロック機構は、レバー及びリンク等の複数の作動部材を備える。電動モータ等の動力によって、複数の作動部材が連動してロック位置からアンロック位置へ移動される。又は各作動部材が連動してアンロック位置からロック位置へ移動される。
特開2009−235756号公報
互いに連結される第1及び第2作動部材には、一方に連結凸部が設けられるとともに、他方に連結凹部が設けられている。連結凸部と連結凹部とを嵌合して第1及び第2作動部材が取り付けられる。これにより第1及び第2作動部材が相対的に回転可能に連結されている。しかしながら、ドアロック装置の製造時には、連結凸部と連結凹部とが嵌合していない誤装着状態で作動部材が取り付けられることがある。ドアロック装置は、ロック作動又はアンロック作動させてもロック機構が正常に動作しない。そして、特許文献1のドアロック装置は、作動部材の誤装着について何も対策されていない。
本発明は、連動させる作動部材が誤装着されることを防止できるドアロック装置を提供することを課題とする。
本発明は、車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けた、ドアロック装置を提供する。
第2作動部材が第1作動部材と異なる姿勢とは、第1作動部材がロック位置に位置している状態で第2作動部材がアンロック位置に位置している状態、第1作動部材がアンロック位置に位置している状態で第2作動部材がロック位置に位置している状態、第1作動部材がロック位置又はアンロック位置に位置している状態で第2作動部材がロック位置とアンロック位置の間の中間に位置している状態を意味する。
この構成によれば、第1作動部材と異なる姿勢で第2作動部材をハウジングに取り付けようとすると、誤装着防止部に干渉部が干渉するため、第2作動部材をハウジングに取り付けることができない。そのため、作業者は、第1作動部材と第2作動部材とが正しく取り付けられていないことを認識することができる。よって、第1作動部材と第2作動部材とが未連結(誤装着)状態で、ハウジング内に収容されることを防止できる。これにより、ドアロック装置の不良品発生を防止できる。
第1の態様では、前記誤装着防止部は、前記第2作動部材に設けられた前記第2連結部であり、前記干渉部は、前記第1作動部材の移動により前記第1連結部が移動する方向の両側にそれぞれ設けられている。このように、第2作動部材の第2連結部を誤装着防止部として構成させることで、第2作動部材の構成を簡素化できる。また、第1連結部が移動する方向の両側に干渉部が設けられているため、第2作動部材がロック位置及びアンロック位置のいずれに位置する場合でも、確実にハウジングに対する第2作動部材の誤装着を防止できる
第2の態様では、前記第1作動部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置の間を旋回する旋回部材であり、前記第2作動部材は、前記旋回部材の旋回に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を直動する直動部材である
第3の態様では、前記誤装着防止部は、前記第1作動部材に設けられた前記第1連結部であり、前記干渉部は、前記第2作動部材の移動により前記第2連結部が移動する方向の両側にそれぞれ設けられている。このように、第1作動部材の第1連結部を誤装着防止部として構成させることで、第1作動部材の構成を簡素化できる。また、第2連結部が移動する方向の両側に干渉部が設けられているため、第2作動部材がロック位置及びアンロック位置のいずれに位置する場合でも、確実にハウジングに対する第2作動部材の誤装着を防止できる
第4の態様では、前記第1作動部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置の間を直動する直動部材であり、前記第2作動部材は、前記直動部材の直動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を旋回する旋回部材である
第5の態様では、前記誤装着防止部は、前記第1作動部材の前記第1連結部及び前記第2作動部材の前記第2連結部とは別に設けられている。例えば、作動部材の移動により連結部が移動する方向の両側に干渉部を設けるスペースがない場合には、スペースがある部分に干渉部を設け、この干渉部に対応させて連結部とは別に誤装着防止部を設ける。この構成によれば、第1及び第2作動部材の設計の自由度を向上できるとともに、第2作動部材の誤装着を防止可能な構成を確実に実現できる
第6の態様では、前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの前記他方に、前記干渉部と連続し、前記誤装着防止部が当接して前記第2連結部を前記第1連結部へ案内するガイド部を設けている。この構成によれば、誤装着防止部が干渉部に当接し、ハウジングに対する第2作動部材の取り付けが規制された状態で、誤装着防止部を干渉部からガイド部に沿って移動させることで、第2作動部材を第1作動部材に対して正しい取付位置まで移動させることができる。よって、第2作動部材の取付作業性を向上できる
第1から第6の態様では、前記第1連結部及び第2連結部は、一方が他方に向けて突出した突出部であり、他方が前記突出部に回転可能に連結された挿通部である。この構成によれば、第1作動部材の移動に連動して第2作動部材を確実に移動させることができる
第2及び第4の態様では、前記旋回部材は、スプリングによって前記ロック位置及び前記アンロック位置のそれぞれに付勢されている。この構成によれば、直動部材と旋回部材の連結部を連結する際に、旋回部材がスプリングによってロック位置又はアンロック位置に付勢(位置決め)されているため、作業性を向上できる
第6の態様では、前記ガイド部は、前記第2作動部材を前記ハウジングに取り付ける方向に傾斜し、前記第1作動部材又は第2作動部材を設定した取付位置に向けて移動させる傾斜面である。この構成によれば、第1作動部材又は第2作動部材を傾斜面に沿って移動させ、自動的に第1及び第2連結部を対応させることができるため、確実に取付作業性を向上できる。
本発明のドアロック装置によれば、第2作動部材の取付時に、第2作動部材が第1作動部材と異なる姿勢の場合、誤装着防止部に干渉部が干渉するため、第2作動部材をハウジングに取り付けることができない。そのため、作業者は、第1作動部材と第2作動部材とが正しく取り付けられていないことを認識することができる。よって、連動させる第1及び第2作動部材の誤装着を防止し、ドアロック装置の不良品発生を防止できる。
本発明の第1実施形態のドアロック装置の分解斜視図。 ドアロック装置を他の方向から見た分解斜視図。 ハウジングの第1配置部に配置したサブケースを正面側から見た正面図。 サブケースに配置したアンロック状態のロック機構及び開放機構を示す背面図。 サブケースに配置したロック状態のロック機構及び開放機構を示す背面図。 ハウジングの第2配置部に配置したアンロック状態のロック機構及び開放機構を示す正面図。 ハウジングの第2配置部に配置したロック状態のロック機構及び開放機構を示す正面図。 ハウジングの第2配置部と回路基板の分解斜視図。 ハウジングの第2配置部に配置した回路基板と検出レバーを示す正面図。 ドアロック装置の回路を構成するバスバーの平面図。 第1実施形態の取付構造である切換レバーとジョイントレバーの構成を示す斜視図。 切換レバーとジョイントレバーの分解斜視図。 切換レバーの正面図。 切換レバーの底面図。 ジョイントレバーの背面図。 図11Aの一部側面図。 切換レバーとジョイントレバーを設定した取付状態でハウジングに配置した状態を示す断面図。 切換レバーとジョイントレバーを設定した取付状態で配置した他の断面図。 切換レバーとジョイントレバーを第1誤装着状態でハウジングに配置した状態を示す断面図。 切換レバーとジョイントレバーを第1誤装着状態で配置した斜視図。 切換レバーとジョイントレバーを第1誤装着状態で配置した他の断面図。 切換レバーとジョイントレバーを第2誤装着状態でハウジングに配置した断面図。 切換レバーとジョイントレバーを第2誤装着状態で配置した他の斜視図。 第2実施形態の取付構造であるジョイントレバーとロックプレートの構成を示す斜視図。 ロックプレートの正面図。 ロックプレートの側面図。 ロックプレートを第1誤装着状態で配置した斜視図。 ロックプレートを第2誤装着状態で配置した斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1Aから図4Bは、本発明の実施形態に係るドアロック装置100を示す。本実施形態のドアロック装置100は、車両の助手席及び後部座席のドア10(図2及び図4A及び図4Bに概念的に示す。)に装着される。これらのドア10には、機械要素であるキーによって施錠及び解錠するためのシリンダ錠は設けられていない。また、乗員が施錠及び解錠するための車内側の操作ノブも設けられていない。ドアロック装置100のロック状態(施錠)とアンロック状態(解錠)の切り換えは、運転席の車内側周辺に設けられた施解錠スイッチ(図示せず)により行われる。
(全体構成)
図1A及び図1Bに示すように、ドアロック装置100は、ハウジング110に収容されたラッチ機構200とロック機構300とを備える。図2を併せて参照すると、ラッチ機構200は、車体に設けたストライカ20を係脱可能に係止し、それによって車体に対してドア10を閉状態に保持できる。ロック機構300は、開操作部材であるドアハンドル(図示せず)の操作をラッチ機構200に伝達不可能なロック状態と、伝達可能なアンロック状態とに切換可能である。ドアハンドルは、車内側に配置したインナーハンドルと、車外側に配置したアウターハンドルとを有する。
ロック機構300のロック状態とアンロック状態の切り換えは、リモコン又は施解錠スイッチからの入力で作動する電動モータ310によって行われる。また、車両に搭載したバッテリの蓄電量が不足している時には、ドア10の先端面11に配置したエマージェンシ機構500により、ロック機構300をロック状態にできる。ロック機構300がロック状態にあるときには、ドアハンドルを操作しても、ラッチ機構200のストライカ20に対する係止を解除できず、ドア10を開放できない。ロック機構300がアンロック状態にあるときには、ドアハンドルの操作によって、ラッチ機構200のストライカ20に対する係止を解除して、ドア10を開放できる。
ハウジング110は、いずれも樹脂製のハウジング本体120、サブケース130、及びハウジングカバー150を備える。
ハウジング本体120は、いずれも概ね板状の第1配置部121及び第2配置部122を備え、平面視L字形状である。図2、図4A及び図4Bを参照すると、第1配置部121は、ドア10の先端面11に沿って配置され、第2配置部122は、第1配置部121の一側部からドア10のヒンジ接続側へ向けて延びている。図1A、図1B及び図2に示すように、ハウジング本体120の第1配置部121にサブケース130が取り付けられている。
サブケース130には、第1配置部121と対向する内面側とは逆の外面側に、ラッチ機構200を構成する部品群が取り付けられている。図1A、図1B、図3A及び図3Bに示すように、サブケース130には、第1配置部121と対向する内面側に、ロック機構300を構成する部品群の一部と、アウターレバー410とが取り付けられている。図1A、図1B、図4A及び図4Bに示すように、ハウジング本体120の第2配置部122には、ロック機構300を構成する残りの部品群と、インナーレバー420と、エマージェンシ機構500を構成する部品群とが取り付けられている。第2配置部122は、ハウジングカバー150により覆われている。
(ラッチ機構)
図1A、図1B及び図2に示すように、サブケース130には、ストライカ20を挿通する挿通凹部131が設けられている。サブケース130の外面側には、金属製のカバープレート140が取り付けられている。カバープレート140には、挿通凹部131に対応する挿通溝141が設けられている。ラッチ機構200は、フォーク210とクロー220とを備える。
フォーク210は、挿通凹部131の上側に回転軸211によって回転可能に支持されている。フォーク210には、図2において下端が開口した係止溝212が設けられている。係止溝212の開口側の端部には、係止部213が設けられている。フォーク210は、回転軸211回りの回転角度位置が開放位置となるように、コイルばね214によって弾性的に付勢されている。
クロー220は、挿通凹部131の下側に回転軸221によって回転可能に支持されている。クロー220には、回転軸221の右側に係止受部222が設けられている。係止受部222の近傍には、ストライカ20の係止を解除する方向にクロー220を回転させるためのレバー連結部223が設けられている。レバー連結部223は、サブケース130の挿通孔132(図1B参照)を通してサブケース130の内面側に突出している。クロー220は、回転軸221回りの回転角度位置が図2に示す係止位置となるように、後述する開放レバー370を介してコイルばね373によって弾性的に付勢されている。
フォーク210が開放位置のとき、係止溝212の開口が挿通凹部131に一致する。係止溝212にストライカ20が進入することで、フォーク210は開放位置から反時計回りに回転する。そして、フォーク210が閉鎖位置に回転すると、フォーク210の係止部213にクロー220の係止受部222が係止し、フォーク210は閉鎖位置に保持される。この保持状態で、レバー連結部223が図2において下向きに移動(操作)されると、クロー220が時計回りに回転し、係止受部222と係止部213の係止が解除され、フォーク210はコイルばね214によって開放位置に回転する。
(ロック機構)
図1A、図1B、図4A及び図4Bを参照すると、ロック機構300は、ハウジング本体120の第2配置部122に配置された電動モータ310、ホイールギア320、切換レバー330、及びジョイントレバー340を備える。図1A、図1B、図3A及び図3Bを参照すると、ロック機構300は、サブケース130の内面側に配置されたロックプレート350、リンク360、及び開放レバー370を備える。
図4A及び図4Bに示すように、電動モータ310は、第2配置部122において左側上部に配置されている。ホイールギア320は、電動モータ310の下部左側に配置されている。切換レバー330は、電動モータ310の下側でホイールギア320の右側に配置されている。ジョイントレバー340は、切換レバー330の右側に配置されている。ジョイントレバー340を配置した位置は、第2配置部122において第1配置部121側の端部である。図3A及び図3Bに示すように、ロックプレート350は、サブケース130において右側上部に配置されている。ロックプレート350を配置した位置は、サブケース130を第1配置部121に配置した状態で、第2配置部122に連通する部分である。リンク360は、ロックプレート350の下部に配置されている。開放レバー370は、ロックプレート350の下部で、リンク360に対してX方向に重なるように配置されている。なお、サブケース130には、リンク360と開放レバー370との間に位置するように、金属製のセットプレート142が配置されている。
図4A及び図4Bに示すように、電動モータ310は、通電により正転方向及び逆転方向の回転が可能な駆動手段である。電動モータ310は、出力軸が下向きに突出するように配置されている。電動モータ310の出力軸には、円筒状のウォームギア311が固定されている。
ホイールギア320は、ウォームギア311の横に回転可能に配置されている。ホイールギア320の外周部には、ウォームギア311に噛み合うギア部321が設けられている。ハウジングカバー150と対向するホイールギア320の上面には、概ね渦巻き状のカム溝322が設けられている。図4Aに示すアンロック状態で、電動モータ310がロック作動されると、ウォームギア311を介してホイールギア320が時計回りに回転される。図4Bに示すロック状態で、電動モータ310がアンロック作動されると、ウォームギア311を介してホイールギア320が反時計回りに回転される。ホイールギア320は、電動モータ310の動作が停止すると、回転軸回りの回転角度位置が図4A及び図4Bに示す中立位置となるように、リターンスプリング323(図1A及び図1B参照)によって弾性的に付勢されている。
切換レバー330は、ウォームギア311に対してホイールギア320の反対側に配置されている。図1Bを参照すると、切換レバー330は、第2配置部122に回転可能に支持される回転軸331を備える。切換レバー330は、ウォームギア311を跨いでホイールギア320上に突出する第1アーム部332を備える。第1アーム部332の先端には、カム溝322内に突出するカム受部332aが設けられている。また、切換レバー330は、ジョイントレバー340側へ突出する第2アーム部333を備える。第2アーム部333の先端には、正対視で長円形状の挿通部(孔)からなるジョイント連結部333aが設けられている。図4Aに示すアンロック状態で、ロック作動によりホイールギア320が時計回りに回転すると、カム溝322に沿ってカム受部332aが移動することで、切換レバー330が反時計回りに旋回する。図4Bに示すロック状態で、アンロック作動によりホイールギア320が反時計回りに回転すると、切換レバー330は時計回りに旋回する。
ジョイントレバー340は、上下方向に長い板状で、切換レバー330の右側で第2アーム部333上に位置するように配置されている。第2配置部122の上部には、ジョイントレバー340を第2配置部122の底面に対して平行に延びるように支持するとともに、ジョイントレバー340の上部両側部を保持するジョイント保持部124が設けられている。ジョイントレバー340は、切換レバー330に連結する切換レバー連結部342を下端側に備える。切換レバー連結部342は、切換レバー330のジョイント連結部333aを相対的に回転可能に連結する円柱状の突出部からなる。また、ジョイントレバー340は、第1配置部121に配置したサブケース130に向けて突出するロックプレート連結部343を備える。図4Aに示すアンロック状態で、ロック作動により切換レバー330が反時計回りに旋回すると、ジョイントレバー340が上向きに直動する。図4Bに示すロック状態で、アンロック作動により切換レバー330が時計回りに旋回すると、ジョイントレバー340が下向きに直動する。
図3A及び図3Bに示すように、ロックプレート350は、サブケース130の内面側の右側上部に配置されている。図1A及び図1Bを参照すると、ロックプレート350は、サブケース130に回転可能に支持する回転軸351を備える。ロックプレート350は、第2配置部122から突出したジョイントレバー340のロックプレート連結部343を相対的に回転可能に連結するジョイント連結部352を備える。また、ロックプレート350は、回転軸351の下方にリンク360を相対的に移動可能に連結するリンク連結部353を備える。リンク連結部353は、コイル状部が回転軸351を取り囲むリンク付勢スプリング354を備える。図3Aに示すアンロック状態で、ロック作動によりジョイントレバー340が上向きに直動されると、ロックプレート350が時計回りに旋回する。図3Bに示すロック状態で、アンロック作動によりジョイントレバー340が下向きに直動されると、ロックプレート350が反時計回りに旋回する。
リンク360は、上下方向に延びる板状で、ロックプレート350の下側に配置されている。リンク360の上端に設けられた連結溝361に、リンク付勢スプリング354が連結されている。連結溝361を設けたリンク360の上部は、リンク連結部353に対してX方向上側に重なるように配置されている。リンク360の下端に設けられたアウターレバー連結部362に、アウターレバー410が相対的に回転可能に連結されている。また、リンク360の中間部分には、サブケース130の隔壁に向けてX方向に突出する開放操作部363が設けられている。リンク360は、アウターレバー410の作動により上下方向に直動可能である。また、図3Aに示すアンロック状態で、ロック作動によりロックプレート350が時計回りに旋回すると、リンク360が下端を中心として反時計回りに揺動する。図3Bに示すロック状態で、アンロック作動によりロックプレート350が反時計回りに旋回すると、リンク360が下端を中心として時計回りに揺動する。
開放レバー370は、ロックプレート350の下側において、リンク360に対してX方向下側に重なるように配置されている。開放レバー370は、リンク360に向けて突出する操作受部371を備える。操作受部371は、図3Aに示すアンロック状態で、リンク360の直動により開放操作部363が移動する軌跡上に位置する。また、操作受部371は、図3Bに示すロック状態で、リンク360の移動により開放操作部363が移動する軌跡から横に外れた領域に位置する。図1Bに示すように、開放レバー370は、サブケース130を貫通したクロー220の回転軸221に対して固定されている。また、開放レバー370はクロー連結部372を備え、サブケース130の挿通孔132を通して突出するクロー220のレバー連結部223が連結されている。この連結により、開放レバー370はクロー220と一体に回転する。開放レバー370は、クロー220がフォーク210に係止する係止位置に回転するように、コイルばね373によって付勢されている。
図3Aに示すアンロック状態では、開放操作部363が操作受部371の下側に位置する。そのため、アンロック状態でリンク360が上向きに直動されることで、操作受部371を介して開放レバー370が反時計回りに回転する。その結果、クロー220が図2において時計回りに回転し、フォーク210との係止が解除される。図3Bに示すロック状態では、開放操作部363が操作受部371から横に外れて位置する。そのため、ロック状態でリンク360が上向きに直動されても、操作受部371に開放操作部363が当接しないため、開放レバー370が回転することはない。そのため、クロー220とフォーク210との係止が解除されることはない。
(ドア開放機構)
図1A及び図1Bに示すように、ドアロック装置100は、ロック機構300を介してラッチ機構200によるストライカ20の係止を解除するドア開放機構400を備える。ドア開放機構400は、ドア10の車外側のアウターハンドルに連結されたアウターレバー410と、ドア10の車内側のインナーハンドルに連結されたインナーレバー420とを備える。図3A及び図3Bに示すように、アウターレバー410は、サブケース130の内面側において、リンク360の下側かつ左側に配置されている。図4A及び図4Bに示すように、インナーレバー420は、ハウジング本体120の第2配置部122において、ジョイントレバー340の下側に配置されている。
図3A及び図3Bに示すように、アウターレバー410は、サブケース130に設けた回転軸133に回転可能に支持されている。アウターレバー410は、ハウジング110から外方へ突出するハンドル接続部411を備える。また、アウターレバー410は、リンク360のアウターレバー連結部362に相対的に回転可能に連結されるリンク連結部412を備える。アウターハンドルによりドア10が開放操作されると、図示しないロッドを介してアウターレバー410が反時計回りに回転し、リンク360を上向きに移動させる。そして、リンク360がアンロック位置の場合には、開放レバー370を介してラッチ機構200によるストライカ20の係止を解除できる。
図4A及び図4Bに示すように、インナーレバー420は、第2配置部122に設けた回転軸125に回転可能に支持されている。インナーレバー420は、ハウジング110から外方へ突出するハンドル接続部421を備える。また、インナーレバー420は、リンク360を上向きに移動させるためのリンク当接部422を備える。リンク当接部422は、リンク360の下端に近傍に位置する。インナーハンドルによりドア10が開放操作されると、ケーブル30によって接続されたインナーレバー420が反時計回りに回転する。これによりリンク当接部422がリンク360の下端に当接し、リンク360を上向きに移動させる。そして、リンク360がアンロック位置の場合に、開放レバー370を介してラッチ機構200によるストライカ20の係止を解除できる。
(エマージェンシ機構)
図1A、図1B、図4A及び図4Bに示すように、ドアロック装置100は、電動モータ310によりロック作動できない非常時に、機械的にロック作動させるためのエマージェンシ機構500を備える。エマージェンシ機構500は、円柱状のエマージェンシシャフト510を備える。エマージェンシシャフト510は、ジョイントレバー340の上端側に位置するように、ハウジング本体120の第2配置部122に配置されている。ハウジング本体120には、第2配置部122の第1配置部121側端にエマージェンシシャフト510の端部を露出させる露出孔126が設けられている。また、ドア10の先端面11には、露出孔126に対応する露出孔(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、エマージェンシシャフト510は、第2配置部122に対してエマージェンシシャフト510の軸線を中心として回転可能に配置されている。エマージェンシシャフト510には、機械要素であるキー等の薄い板材を挿入可能な挿入穴511が設けられている。図4A及び図4Bに示すように、エマージェンシシャフト510には、非作動状態で下向きに突出するジョイント作動部512が設けられている。エマージェンシシャフト510は、第2配置部122に配置したキックスプリング513によって非作動位置に付勢されている。
ロック機構300を構成するジョイントレバー340には、ジョイント保持部124の上側に位置するようにフック状の引掛部344が設けられている。図4Aに示すアンロック状態で、挿入穴511にキーを差し込み、エマージェンシシャフト510を図2において時計回りに回転させると、ジョイント作動部512が引掛部344に係合し、ジョイントレバー340を上向きに直動させる。そのため、ロックプレート350を介してリンク360を揺動させ、図3B及び図4Bに示すロック状態とすることができる。
(ドアロック装置の回路)
図5及び図6に示すように、ドアロック装置100は、ラッチ機構200及びロック機構300の状態を検出するための回路基板600を備える。回路基板600は電動モータ310のZ方向の下側でハウジング本体120に対して固定されている。回路基板600には、メイン制御装置(図示せず)に電気的に接続するためのコネクタ630が実装されている。コネクタ630は、ハウジングカバー150のコネクタ接続部151から外部へ露出されている。また、回路基板600には、ラッチ機構200の状態を検出するための第1検出スイッチ640と、ロック機構300の状態を検出するための第2検出スイッチ650とが実装されている。第1検出スイッチ640は、検出レバー660を介してフォーク210の回転角度位置を検出することで、ラッチ機構200の開状態及び閉状態を検出する。第2検出スイッチ650は、切換レバー330の回転角度位置を検出することで、ロック機構300のロック状態及びアンロック状態を検出する。
図6及び図7に示すように、ドアロック装置100は、導電性を有する金属材料からなり、板状である6枚のバスバー610A〜610Fを備える。バスバー610A,610Bは、ハウジング本体120の第2配置部122に直接固定されている。バスバー610C〜610Fは、インサート成形により回路基板600内に配置されている。各バスバー610A〜610Fは、コネクタ630側の一端部に、コネクタ630に電気的に接続されたターミナル部611aを備える。バスバー610A,610Bは、ターミナル部611aと反対側の他端部に、電動モータ310に電気的に接続されたターミナル部611bを備える。バスバー610C,610Dは、ターミナル部611aと反対側の他端部に、第1検出スイッチ640の端子643にそれぞれ電気的に接続されたターミナル部611cを備える。バスバー610E,610Fは、ターミナル部611aと反対側の他端部に、第2検出スイッチ650の端子653にそれぞれ電気的に接続されたターミナル部611dを備える。バスバー610Dは、第2検出スイッチ650側に突出する分岐部610D’を備える。この分岐部610D’の端部にも第2検出スイッチ650の端子653に電気的に接続されたターミナル部611dが設けられている。
図5及び図6に示すように、検出レバー660は、ハウジング本体120の第2配置部122の第1配置部121側端部に回転可能に支持されている。検出レバー660は、第1検出スイッチ640の接点部641を押圧可能な押圧部661を備える。また、検出レバー660は、サブケース130に向けて突出する検出部662を備える。図2に示すように、検出部662は、サブケース130に設けた貫通孔134を貫通し、フォーク210の上方に位置する。開放操作によりフォーク210が開放位置に回転することで、検出レバー660が図6において反時計回りに回転する。これにより押圧部661で接点部641を押圧して第1検出スイッチ640がオン状態になる。メイン制御装置は、第1検出スイッチ640からのオン信号を検出することで、ドア10の開放状態を判断できる。また、ドア10が閉じられてフォーク210が閉鎖位置に回転することで、検出レバー660が図6において時計回りに回転する。これにより押圧部661による接点部641の押圧が解除され、第1検出スイッチ640がオフ状態になる。メイン制御装置は、第1検出スイッチ640からのオフ信号を検出することで、ドア10の閉塞状態を判断できる。
図4A及び図4Bに示すように、切換レバー330は、第2検出スイッチ650の接点部651を押圧可能な押圧部334を備える。図4Aに示すアンロック状態では、切換レバー330の押圧部334で接点部651を押圧して第2検出スイッチ650がオン状態になる。メイン制御装置は、第2検出スイッチ650からのオン信号を検出することで、ロック機構300がアンロック状態であると判断できる。図4Bに示すロック状態では、第2検出スイッチ650がオフ状態になる。メイン制御装置は、第2検出スイッチ650からのオフ信号を検出することで、ロック機構300がロック状態であると判断できる。
(切換レバーとジョイントレバーの取付構造の詳細)
図8に示すように、ジョイントレバー340は、第2配置部122に対して切換レバー(第1作動部材)330の取付後に取り付けられる第2作動部材である。ジョイントレバー340は、ジョイント連結部(第1連結部)333aに切換レバー連結部(第2連結部)342を相対的に回転可能に連結することで、切換レバー330の旋回に連動して直動する(図4A及び図4B参照)。図9に示すように、切換レバー330は一対の干渉部337A,337Bを備え、ジョイントレバー340は一対の誤装着防止部347A,347Bを備える。これら干渉部337A,337B及び誤装着防止部347A,347Bにより、切換レバー連結部342がジョイント連結部333aに連結されていない状態で、ジョイントレバー340がハウジング110に取り付けられるという誤装着を防止する。
図4A及び図4Bに示すように、切換レバー330は、ロック位置とアンロック位置の間を旋回する旋回部材である。図1A及び図1Bを参照すると、切換レバー330は、アクションスプリング335によってロック位置及びアンロック位置のそれぞれに付勢されている。図4Aに示すアンロック状態でロック作動され、切換レバー330が反時計回りに旋回してアンロック位置とロック位置の中間位置を越えると、アクションスプリング335は切換レバー330をロック位置に向けて付勢する。図4Bに示すロック状態でアンロック作動され、切換レバー330が時計回りに旋回してロック位置とアンロックの中間位置を越えると、アクションスプリング335は切換レバー330をアンロック位置に向けて付勢する。
切換レバー330は、ドア10の車内側に設けたインナーハンドルの操作により、切換レバー330をロック状態からアンロック状態に切り換える開放作動部336を備える。図4A及び図4Bに示すように、開放作動部336は、回転軸331からインナーレバー420に向けて突出している。インナーレバー420には、開放作動部336に当接する切換レバー当接部423が設けられている。図4Aに示すアンロック状態でインナーハンドルが開放操作され、インナーレバー420が反時計回りに回転すると、切換レバー当接部423は開放作動部336に当接することなく、空振りする。図4Bに示すロック状態でインナーハンドルが開放操作され、インナーレバー420が反時計回りに回転すると、切換レバー当接部423が開放作動部336を押圧し、切換レバー330を時計回りに回転させる。これにより、切換レバー330を図4Aに示すアンロック位置とする。その後、インナーレバー420のリンク当接部422がリンク360を押圧することで、ラッチ機構200によるストライカ20の係止を解除できる(オーバーライド機能)。
図9及び図10Aに示すように、切換レバー330のジョイント連結部333aは、ジョイントレバー340から離れる方向へ延びる挿通部(孔)である。切換レバー330は、ジョイント連結部333aの近傍に干渉部337A,337Bを備える。干渉部337A,337Bは、取付時にジョイントレバー340が切換レバー330と異なる姿勢で位置している場合に、ハウジング110に対するジョイントレバー340の取り付けを規制(阻止)する。
第1干渉部337Aは、ジョイント連結部333aに対して回転軸331側(内側)に位置する。詳しくは、第1干渉部337Aは、切換レバー330がアンロック位置に位置し、ジョイントレバー340がロック位置に位置するときに、ジョイントレバー340の第1誤装着防止部347Aが干渉する位置に形成されている。第1干渉部337Aは、ジョイント連結部333aのジョイントレバー340側開口端と面一の高さまで突出する凸部からなる。
第2干渉部337Bは、ジョイント連結部333aの旋回方向A(図10A参照)のアンロック位置側(下側)
に設けられている。詳しくは、第2干渉部337Bは、切換レバー330がロック位置に位置し、ジョイントレバー340がアンロック位置に位置するときに、ジョイントレバー340の第2誤装着防止部347Bが干渉する位置に形成されている。図10A及び図10Bに示すように、第2干渉部337Bは、ジョイント連結部333aのジョイントレバー340側開口端と逆側端部から切換レバー330の旋回方向に突出する板部からなる。
切換レバー330には、ジョイントレバー340の第1誤装着防止部347Aが当接することで、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに案内するガイド部338が設けられている。ガイド部338は、第1干渉部337Aと連続して設けられ、切換レバー330がアンロック位置に位置し、ジョイントレバー340がロック位置近傍に位置するときに、第1誤装着防止部347Aが当接する位置に形成されている。ガイド部338は、ジョイントレバー340を第2配置部122に取り付ける方向に傾斜している。詳しくは、ガイド部338は、ハウジングカバー150側から第2配置部122の底面に向けて、ジョイントレバー340のロック位置側(上側)からアンロック位置側(下側)へ傾斜する傾斜面からなる。この傾斜面は、ジョイントレバー340に向けて突出する複数(本実施形態では4枚)のガイド板338aの縁により構成されている。間隔をあけて位置するガイド板338a,338a間に形成された溝により、第1誤装着防止部347Aの移動方向が規制される。ガイド部338によるジョイントレバー340の案内方向先端は、第2干渉部337Bの上面に位置する。第1誤装着防止部347Aがガイド部338に当接した状態でジョイントレバー340を取付方向に押すことで、第1誤装着防止部347Aがガイド部338に沿って摺動し、切換レバー連結部342がジョイント連結部333aに案内される。
切換レバー330には、ガイド部338によるジョイントレバー340の案内方向先端に、切換レバー330と第1誤装着防止部347Aの干渉を防止する逃がし部339が設けられている。逃がし部339は、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに連結した状態で、第1誤装着防止部347Aが位置する部分に形成されている。逃がし部339は、第2配置部122に対してジョイントレバー340を取り付ける方向へ窪む凹部からなる。逃がし部339の上端は、第2干渉部337Bの上面と面一に位置する。ジョイントレバー340の取付時に第1誤装着防止部347Aが切換レバー330の第2干渉部337Bに干渉する場合、ジョイントレバー340を回転させることで、第1誤装着防止部347Aを逃がし部339へ配置できる。
図4A及び図4Bに示すように、ジョイントレバー340は、切換レバー330の旋回に連動してロック位置とアンロック位置の間を直動する直動部材である。ジョイントレバー340には、ロック位置及びアンロック位置間にかけた直動方向B(図11A参照)に間隔をあけて一対のガイド溝345A,345Bが設けられている。第1ガイド溝345Aは、切換レバー連結部342側に形成されている。第1ガイド溝345Aには、第2配置部122に設けた第1ガイド凸部127が挿通される。第2ガイド溝345Bは、引掛部344側に形成されている。第2ガイド溝345Bには、ハウジングカバー150に設けた第2ガイド凸部152(図1B参照)が挿通される。ガイド溝345A,345Bは、図4Aに示すアンロック位置でガイド凸部127,152が一端側に位置し、図4Bに示すロック位置でガイド凸部127,152が他端側に位置する全長で形成されている。そのため、ジョイントレバー340は、第2配置部122に対してロック位置からアンロック位置までの間でしか、取り付けることはできない。また、ジョイントレバー340は、ハウジングカバー150に設けた図示しない凹凸部に係合し、ジョイントレバー340をロック位置及びアンロック位置に保持する弾性保持部346を備える。
図9、図11A及び図11Bに示すように、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342は、切換レバー330に向けて突出する突出部である。ジョイントレバー340は、第2配置部122にジョイントレバー340を取り付ける際に、先に取り付けた切換レバー330と姿勢が異なる場合、第1干渉部337Aに干渉する第1誤装着防止部347Aと、第2干渉部337Bに干渉する第2誤装着防止部347Bとを備える。第1誤装着防止部347Aが第1干渉部337Aに干渉することで、ハウジング110に対するジョイントレバー340の取り付けを規制する。また、第2誤装着防止部347Bが第2干渉部337Bに干渉することで、ハウジング110に対するジョイントレバー340の取り付けを規制する。
図12A及び図12Bに示すように、第2配置部122に対するジョイントレバー340の設定した正常な取付状態では、ジョイントレバー340は、第2配置部122の底面に対して設定した間隔Sをあけて平行に延びるように配置される。図13A及び図14Aに示すように、ハウジング110に対するジョイントレバー340の取り付けを規制するとは、第2配置部122に対してジョイントレバー340が間隔Sをあけて平行に位置しないようにすることを意味する。ジョイントレバー340の少なくとも一部を第2配置部122の底面に対して間隔Sより大きい間隔で位置させることで、ハウジング本体120に対してハウジングカバー150を装着できないようにする。
図9、図11A及び図11Bに示すように、第1誤装着防止部347Aは、切換レバー連結部342に対してアンロック作動方向先方に位置するように、切換レバー連結部342とは別に設けられている。詳しくは、第1誤装着防止部347Aは、切換レバー330がアンロック位置に位置し、ジョイントレバー340がロック位置に位置するときに、切換レバー330の第1干渉部337Aに干渉する位置に形成されている。第1誤装着防止部347Aは、切換レバー330に向けて突出する突出部からなる。図11Aに最も明瞭に示すように、第1誤装着防止部347Aは、ジョイントレバー340の移動により切換レバー連結部342が移動する直動方向Bに対して、横に間隔をあけてオフセットされている。図13Aに示すように、第1誤装着防止部347Aが第1干渉部337Aに干渉することで、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側は、第2配置部122に対して間隔Sより大きい間隔をあけて位置する。図12Bに示すように、第1誤装着防止部347Aは、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに正常に連結した状態で、切換レバー330の逃がし部339内に収容される全長で形成されている。この収容状態で第1誤装着防止部347Aは、逃がし部339を画定する壁面を含む切換レバー330のいずれの部分にも干渉しない。
図9、図11A及び図11Bに示すように、第2誤装着防止部347Bは、切換レバー330に回転可能に連結する切換レバー連結部342である。即ち、切換レバー連結部342は、第2誤装着防止部347Bの機能を兼ね備えている。第2誤装着防止部347Bである切換レバー連結部342は、切換レバー330がロック位置に位置し、ジョイントレバー340がアンロック位置に位置するときに、切換レバー330の第2干渉部337Bに干渉する位置に形成されている。図12A及び図12Bに示すように、切換レバー連結部342は、ジョイント連結部333aに正常に取り付けることで、ジョイント連結部333aを貫通する全長で形成されている。この状態で切換レバー連結部342の下端は、第2干渉部337Bの上面より下方に位置する。図14Aに示すように、第2誤装着防止部347Bとしての切換レバー連結部342が第2干渉部337Bに干渉することで、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側は、第2配置部122に対して間隔Sより大きい間隔をあけて位置する。
次に、第2配置部122に対するロック機構300の部品群の取り付けについて説明する。
作業者は、まず、第2配置部122に回路基板600を取り付け、回路基板600上に電動モータ310を取り付けた後、ウォームギア311の横にホイールギア320を取り付ける。ついで、アクションスプリング335を第2配置部122に配置する。そして、ホイールギア320のカム溝322内にカム受部332aが位置するように、第2配置部122に切換レバー330を回転可能に取り付ける。
ついで、図8、図12A及び図12Bに示すように、引掛部344をジョイント保持部124側に位置させ、切換レバー連結部342を切換レバー330側に位置させて、第2配置部122にジョイントレバー340を取り付ける。詳しくは、第1ガイド溝345Aに第1ガイド凸部127を挿通させるとともに、ジョイント保持部124にジョイントレバー340の上側を保持させ、切換レバー330の姿勢とジョイントレバー340の姿勢を一致させる。即ち、切換レバー330がアンロック位置の姿勢である場合には、ジョイントレバー340をアンロック位置とし、切換レバー330がロック位置の姿勢である場合には、ジョイントレバー340をロック位置とする。そして、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに挿入し、切換レバー330に対してジョイントレバー340を回転可能に連結する。なお、図8、図12A及び図12Bは、切換レバー330及びジョイントレバー340をアンロック位置に配置した状態である。また、図8には、回路基板600、電動モータ310及びホイールギア320を図示していない。
このように切換レバー330とジョイントレバー340の姿勢を一致させることで、誤装着防止部347A,347Bが干渉部337A,337Bに干渉しないため、設定した取付状態でジョイントレバー340を第2配置部122に配置できる。ついで、インナーレバー420等の全ての部品群を第2配置部122に配置した後、第2配置部122にハウジングカバー150を装着する。これにより、ジョイントレバー340の第2ガイド溝345Bにハウジングカバー150の第2ガイド凸部152が挿通される。
図13Aから図13Cは、切換レバー330をアンロック位置とし、ジョイントレバー340をロック位置として、ジョイントレバー340を第2配置部122に取り付けようとした第1誤装着状態を示す。この場合、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342は、切換レバー330のジョイント連結部333aに対して上側(引掛部344側)に間隔をあけて位置する。そのため、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに挿入し、切換レバー330にジョイントレバー340を連結することはできない。
第1誤装着状態では、ジョイントレバー340の第1誤装着防止部347Aが切換レバー330の第1干渉部337Aに干渉する。そのため、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側をそれ以上第2配置部122側へ配置することができない。よって、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側は、第2配置部122の底面に対して設定した間隔Sより大きい間隔をあけて位置する。第1誤装着状態で第2配置部122にハウジングカバー150を装着しようとすると、ハウジングカバー150がジョイントレバー340に干渉するため、第2配置部122にハウジングカバー150を装着することはできない。よって、作業者は、切換レバー330にジョイントレバー340を正常に連結していない誤装着状態であると認識することができる。
図14A及び図14Bは、切換レバー330をロック状態とし、ジョイントレバーをアンロック状態として、ジョイントレバー340を第2配置部122に取り付けようとした第2誤装着状態を示す。この場合、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342は、切換レバー330のジョイント連結部333aに対して下側(第1誤装着防止部347A側)に間隔をあけて位置する。そのため、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに挿入し、切換レバー330にジョイントレバー340を連結することはできない。
第2誤装着状態では、ジョイントレバー340の第2誤装着防止部347B(切換レバー連結部342)が切換レバー330の第2干渉部337Bに干渉する。そのため、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側をそれ以上第2配置部122側へ配置することができない。よって、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342側は、第2配置部122の底面に対して設定した間隔Sより大きい間隔をあけて位置する。第2誤装着状態で第2配置部122にハウジングカバー150を装着しようとすると、ハウジングカバー150がジョイントレバー340に干渉する。そのため、作業者は、第1誤装着状態と同様に、第2配置部122にハウジングカバー150を装着できないため、誤装着状態であると認識することができる。
なお、本実施形態の切換レバー330には、第1誤装着防止部347Aに当接して切換レバー連結部342をジョイント連結部333aへ案内するガイド部338を設けている。そのため、作業者は、ジョイントレバー340を第1誤装着状態から正常な取付状態にすることが容易である。即ち、作業者は、図13A及び図13Cに示す第1誤装着状態で、ジョイントレバー340を図において左側にスライドさせる。そうすると、第1誤装着防止部347Aがガイド部338上に位置する。この状態でジョイントレバー340を図において下向きである取付方向に押すことで、ガイド部338の傾斜に沿ってジョイントレバー340を図において左側に移動させることができる。そして、第1誤装着防止部347Aがガイド部338先端の逃がし部339に位置すると、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに挿入し、切換レバー330にジョイントレバー340を回転可能に連結できる。
このように、第1実施形態のドアロック装置100によれば、切換レバー330と異なる姿勢でジョイントレバー340をハウジング110に取り付けようとすると、誤装着防止部347A,347Bに干渉部337A,337Bが干渉するため、ジョイントレバー340をハウジング110に取り付けることができない。そのため、作業者は、切換レバー330とジョイントレバー340とが正しく取り付けられていないことを認識することができる。よって、切換レバー330とジョイントレバー340とが未連結(誤装着)状態で、ハウジング110内に収容されることを防止できる。これにより、ドアロック装置100の不良品発生を防止できる。
また、第1誤装着防止部347Aは、ジョイントレバー340の切換レバー連結部342とは別に設けられている。そのため、ジョイントレバー340の設計の自由度を向上できる。即ち、切換レバー330の移動によりジョイント連結部333aが移動する方向の第1干渉部337Aを設けるスペースがない場合には、スペースがある部分に第1干渉部337Aを設け、第1干渉部337Aに対応させて、切換レバー連結部342とは別に第1誤装着防止部347Aを設ける。これにより、ジョイントレバー340の誤装着を防止可能な構成を確実に実現できる。また、第2誤装着防止部347Bは、ジョイントレバー340に設けられた切換レバー連結部342を兼用している。そのため、ジョイントレバー340の構成を簡素化できる。
また、干渉部337Aは、切換レバー330がアンロック位置にあるときに、ロック位置にあるジョイントレバー340の誤装着防止部347Aに対応する位置に設けられ、干渉部337Bは、切換レバー330がロック位置にあるときに、アンロック位置にあるジョイントレバー340の誤装着防止部347Bに対応する位置に設けられている。そのため、ジョイントレバー340がロック位置及びアンロック位置のいずれに位置する場合でも、確実にハウジング110に対するジョイントレバー340の誤装着を防止できる。また、切換レバー330は、アクションスプリング335によってロック位置及びアンロック位置のそれぞれに付勢されている。そのため、ジョイントレバー340を配置し、切換レバー連結部342をジョイント連結部333aに連結する際の作業性を向上できる。
また、切換レバー330には、第1誤装着防止部347Aの当接によりジョイントレバー340の切換レバー連結部342をジョイント連結部333aへ案内するガイド部338を設けている。そのため、ジョイントレバー340を切換レバー330に対して正しい取付位置まで容易に移動させることができる。よって、ジョイントレバー340の取付作業性を向上できる。
(第2実施形態)
図15は第2実施形態の取付構造であるジョイントレバー340とロックプレート350とを示す。ジョイントレバー340は、図11A及び図11Bに示す第1実施形態と同一の構成である。ロックプレート350は、図3A及び図3Bに示す第1実施形態と同一の構成である。即ち、ドアロック装置100には、切換レバー330とジョイントレバー340の誤装着を防止するための第1実施形態の取付構造と、ジョイントレバー340とロックプレート350の誤装着を防止するための第2実施形態の取付構造の両方が適用されている。
ドアロック装置100は、ハウジング本体120の第2配置部122にジョイントレバー340を含む全ての部品群を取り付けた状態で、第1配置部121にロックプレート350を含む全ての部品群を取り付けたサブケース130を組み付けることで、組み立てられる。ジョイントレバー340は、ハウジング110に取り付けられた第1作動部材であり、ロックプレート350は、ハウジング110に対して後から取り付けられた第2作動部材である。ロックプレート350は、ロックプレート連結部(第1連結部)343にジョイント連結部(第2連結部)352を相対的に回転可能に連結することで、ジョイントレバー340の直動に連動して旋回する(図3A及び図4A参照)。ロックプレート350は一対の干渉部356A,356Bを備え、ジョイントレバー340は1個の誤装着防止部348を備える。これら干渉部356A,356B及び誤装着防止部348により、ジョイント連結部352がロックプレート連結部343に連結されていない状態で、ロックプレート350がハウジング110に取り付けられるという誤装着を防止する。
図4A及び図4Bに示すように、ジョイントレバー340は、ロック位置とアンロック位置の間を直動する直動部材である。図11A及び図15に示すように、ジョイントレバー340のロックプレート連結部343は、ロックプレート350に向けて突出する突出部である。ロックプレート連結部343の先端には、ジョイント連結部352内に嵌められる球状部343aが設けられている。第2実施形態の誤装着防止部348は、ロックプレート350に回転可能に連結するロックプレート連結部343である。即ち、ロックプレート連結部343は、誤装着防止部348の機能を兼ね備えている。
図3A及び図3Bに示すように、ロックプレート350は、ジョイントレバー340の直動に連動してロック位置とアンロック位置の間を旋回する旋回部材である。図1A及び図1Bを参照すると、ロックプレート350は、アクションスプリング355によってロック位置及びアンロック位置のそれぞれに付勢されている。図3Aに示すアンロック状態でロック作動され、ロックプレート350が時計回りに旋回してアンロック位置とロック位置の中間位置を越えると、アクションスプリング355はロックプレート350をロック位置に向けて付勢する。図3Bに示すロック状態でアンロック作動され、ロックプレート350が反時計回りに旋回してロック位置とアンロック位置の中間位置を越えると、アクションスプリング355はロックプレート350をアンロック位置に向けて付勢する。
図15、図16A及び図16Bに示すように、ロックプレート350のジョイント連結部352は、正対視でU字形状の溝からなり、回転軸351から離れる方向(外方)が開放されている。ロックプレート350は、旋回によりジョイント連結部352が移動する旋回方向C(図16A参照)の両側に干渉部356A,356Bを備える。干渉部356A,356Bは、取付時にロックプレート350がジョイントレバー340と異なる姿勢で位置している場合に、ハウジング110に対するロックプレート350(サブケース130)の取り付けを規制する。
第1干渉部356Aは、ジョイント連結部352に対してアンロック作動側(図16Aにおいて下側)に位置する。図17Aを参照すると、第1干渉部356Aは、ジョイントレバー340がアンロック位置に位置し、ロックプレート350がロック位置に位置するときに、ジョイントレバー340の誤装着防止部348が干渉する位置に形成されている。第2干渉部356Bは、ジョイント連結部352に対してロック作動側(図16Aにおいて上側)に位置する。図17Bを参照すると、第1干渉部356Bは、ジョイントレバー340がロック位置に位置し、ロックプレート350がアンロック位置に位置するときに、ジョイントレバー340の誤装着防止部348が干渉する位置に形成されている。
干渉部356A,356Bは、ジョイント連結部352のジョイントレバー340側端面から、ジョイントレバー340に向けて突出するように形成されている。また、干渉部356A,356Bは、ジョイント連結部352の旋回方向両側へ外向きに突出するように形成されている。このようにした干渉部356A,356Bは、ジョイントレバー340側からジョイント連結部352に向けて傾斜する傾斜面を備える。この傾斜面は、ジョイントレバー340の誤装着防止部348(ロックプレート連結部343)をジョイント連結部352に向けて案内するガイド部357A,357Bの機能を兼ね備える。
この第2実施形態では、ハウジング本体120の第2配置部122にジョイントレバー340を含む全ての部品群を取り付け、サブケース130にロックプレート350を含む全ての部品群を取り付けた状態で、ハウジング本体120の第1配置部121にサブケース130を取り付けることで、組み立てられる。
図15に示すように、ハウジング本体120側のジョイントレバー340とサブケース130側のロックプレート350の姿勢が一致している場合には、ジョイントレバー340のロックプレート連結部343とロックプレート350のジョイント連結部352との位置が一致する。そのため、ロックプレート連結部343がジョイント連結部352に差し込まれ、ジョイントレバー340とロックプレート350とが回転可能に連結される。
図17Aに示すように、ハウジング本体120側のジョイントレバー340をアンロック位置とし、サブケース130側のロックプレート350をロック位置としている場合には、ジョイントレバー340の誤装着防止部348としてのロックプレート連結部343が、ロックプレート350の第1干渉部356Aに干渉する。この状態でサブケース130をハウジング本体120の第1配置部121に押し込むと、第1干渉部356Aのガイド部357Aに沿ってジョイントレバー340の誤装着防止部348が摺動する。これにより、ジョイントレバー340がロック位置へ移動することで、誤装着防止部348の機能を兼ねるロックプレート連結部343とジョイント連結部352との位置が一致する。そのため、ロックプレート連結部343がジョイント連結部352に差し込まれ、ジョイントレバー340とロックプレート350とが回転可能に連結される。
図17Bに示すように、ハウジング本体120側のジョイントレバー340をロック位置とし、サブケース130側のロックプレート350をアンロック位置としている場合には、ジョイントレバー340の誤装着防止部348としてのロックプレート連結部343が、ロックプレート350の第2干渉部356Bに干渉する。この状態でサブケース130をハウジング本体120の第1配置部121に押し込むと、第2干渉部356Bのガイド部357Bに沿ってジョイントレバー340の誤装着防止部348が摺動する。これにより、ジョイントレバー340がアンロック位置へ移動することで、誤装着防止部348の機能を兼ねるロックプレート連結部343とジョイント連結部352との位置が一致する。そのため、ロックプレート連結部343がジョイント連結部352に差し込まれ、ジョイントレバー340とロックプレート350とが回転可能に連結される。
このようにした第2実施形態の取付構造は、第1実施形態と同様に、ジョイントレバー340とロックプレート350の姿勢が異なる場合には、ロックプレート350を取り付けようとしても、誤装着防止部348が干渉部356A,356Bに干渉するため、ロックプレート350をハウジング110に取り付けることができない。また、各干渉部356A,356Bにガイド部357A,357Bを設けているため、ロックプレート350をジョイントレバー340側へ押し込むことで、強制的に姿勢を一致させて、ロックプレート連結部343とジョイント連結部352を連結できる。よって、ジョイントレバー340とロックプレート350とが未連結(誤装着)状態で、ハウジング110内に収容されることを防止できる。これにより、ドアロック装置100の不良品発生を防止できる。
なお、本発明のドアロック装置100は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態では、第1干渉部337Aだけに連続するガイド部338を設け、第2干渉部337Bにはガイド部を設けない構成としたが、第2干渉部337Bにもガイド部を設けてもよい。
また、第1実施形態では、切換レバー330の左側(回転軸331側)に第1干渉部337Aを設けたが、第1干渉部337Aを、ジョイント連結部333aの旋回方向A(図10A参照)のロック位置側(上側)で、かつ、切換レバー330がアンロック位置にあるときに、ロック位置にあるジョイントレバー340の切換レバー連結部342に対応する位置に設けてもよい。この場合、切換レバー330のジョイント連結部333aが移動する方向の両側に干渉部337A,337Bを設けているため、ジョイントレバー340がロック位置及びアンロック位置のいずれに位置する場合でも、確実にハウジング110に対するジョイントレバー340の誤装着を防止できる。
さらに、第1実施形態では、切換レバー330の左側(回転軸331側)に第1干渉部337Aを設けたが、右側(径方向外側)に第2干渉部337Bを設けてもよい。この場合、ジョイントレバー340に、切換レバー330がロック位置、ジョイントレバー340がアンロック位置にあるときに第2干渉部337Bに対応する誤装着防止部を、誤装着防止部347A、及び切換レバー連結部342とは別に設けるようにしてもよい。
10 ドア
11 先端面
20 ストライカ
30 ケーブル
100 ドアロック装置
110 ハウジング
120 ハウジング本体
121 第1配置部
122 第2配置部
124 ジョイント保持部
125 回転軸
126 露出孔
127 第1ガイド凸部
130 サブケース
131 挿通凹部
132 挿通孔
133 回転軸
134 貫通孔
140 カバープレート
141 挿通溝
142 セットプレート
150 ハウジングカバー
151 コネクタ接続部
152 第2ガイド凸部
200 ラッチ機構
210 フォーク
211 回転軸
212 係止溝
213 係止部
214 コイルばね
220 クロー
221 回転軸
222 係止受部
223 レバー連結部
300 ロック機構
310 電動モータ
311 ウォームギア
320 ホイールギア
321 ギア部
322 カム溝
323 リターンスプリング
330 切換レバー(第1作動部材(旋回部材))
331 回転軸
332 第1アーム部
332a カム受部
333 第2アーム部
333a ジョイント連結部(第1連結部)
334 押圧部
335 アクションスプリング
336 開放作動部
337A,337B 干渉部
338 ガイド部
338a ガイド板
339 逃がし部
340 ジョイントレバー(第2作動部材、第1作動部材(直動部材))
342 切換レバー連結部(第2連結部)
343 ロックプレート連結部(第1連結部)
343a 球状部
344 引掛部
345A,345B ガイド溝
346 弾性保持部
347A,347B 誤装着防止部
348 誤装着防止部
350 ロックプレート(第2作動部材(旋回部材))
351 回転軸
352 ジョイント連結部(第2連結部)
353 リンク連結部
354 リンク付勢スプリング
355 アクションスプリング
356A,356B 干渉部
357A,357B ガイド部
360 リンク
361 連結溝
362 アウターレバー連結部
363 開放操作部
370 開放レバー
371 操作受部
372 クロー連結部
373 コイルばね
400 ドア開放機構
410 アウターレバー
411 ハンドル接続部
412 リンク連結部
420 インナーレバー
421 ハンドル接続部
422 リンク当接部
423 切換レバー当接部
500 エマージェンシ機構
510 エマージェンシシャフト
511 挿入穴
512 ジョイント作動部
513 キックスプリング
600 回路基板
610A〜610F バスバー
610D’ 分岐部
611a〜611d ターミナル部
630 コネクタ
640 第1検出スイッチ
641 接点部
643 端子
650 第2検出スイッチ
651 接点部
653 端子
660 検出レバー
661 押圧部
662 検出部

Claims (9)

  1. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた後状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記誤装着防止部は、前記第2作動部材に設けられた前記第2連結部であり、
    前記干渉部は、前記第1作動部材の移動により前記第1連結部が移動する方向の両側にそれぞれ設けられている、ドアロック装置。
  2. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記第1作動部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置の間を旋回する旋回部材であり、
    前記第2作動部材は、前記旋回部材の旋回に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を直動する直動部材である、ドアロック装置。
  3. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記誤装着防止部は、前記第1作動部材に設けられた前記第1連結部であり、
    前記干渉部は、前記第2作動部材の移動により前記第2連結部が移動する方向の両側にそれぞれ設けられている、ドアロック装置。
  4. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記第1作動部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置の間を直動する直動部材であり、
    前記第2作動部材は、前記直動部材の直動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を旋回する旋回部材である、ドアロック装置。
  5. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記誤装着防止部は、前記第1作動部材の前記第1連結部及び前記第2作動部材の前記第2連結部とは別に設けられている、ドアロック装置。
  6. 車体に設けられたストライカを係脱可能に係止するラッチ機構と、
    ドアに設けられたドアハンドルの操作を前記ラッチ機構に伝達不可能なロック位置と伝達可能なアンロック位置とに切換可能なロック機構と、
    前記ラッチ機構及び前記ロック機構を配置するハウジングとを備え、
    前記ロック機構は、第1連結部を有し前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第1作動部材と、前記第1連結部に連結された第2連結部を有し前記第1作動部材の移動に連動して前記ロック位置と前記アンロック位置の間を移動可能な第2作動部材とを備え、前記ハウジングに対して前記第1作動部材が取り付けられた状態で、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられたドアロック装置であって、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの一方に、誤装着防止部を設けるとともに、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの他方に、前記第1作動部材が前記ロック位置又は前記アンロック位置に位置し、前記第2作動部材が前記第1作動部材と異なる姿勢で位置している場合に前記誤装着防止部に干渉し、前記ハウジングに対して前記第2作動部材が取り付けられることを規制する干渉部を設けており、
    前記第1作動部材及び第2作動部材のうちの前記他方に、前記干渉部と連続し、前記誤装着防止部が当接して前記第2連結部を前記第1連結部へ案内するガイド部を設けた、ドアロック装置。
  7. 前記第1連結部及び第2連結部は、一方が他方に向けて突出した突出部であり、他方が前記突出部に回転可能に連結された挿通部である、請求項1から6のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  8. 前記旋回部材は、スプリングによって前記ロック位置及び前記アンロック位置のそれぞれに付勢されている、請求項又はに記載のドアロック装置。
  9. 前記ガイド部は、前記第2作動部材を前記ハウジングに取り付ける方向に傾斜し、前記第1作動部材又は第2作動部材を設定した取付位置に向けて移動させる傾斜面である、請求項に記載のドアロック装置。
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