JP6829050B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアロック装置に関する。
例えば、車両の後ドアには、インナーハンドルが操作されても、ドアを開放できないようにするチャイルドロック機構を備えたドアロック装置が搭載されている。特許文献1には、インナーハンドルに連結されたインナーレバーと、ラッチ機構に連結されたアウターレバーの連結状態(アンロック状態とロック状態)を、スライド操作により切り換えるチャイルドレバーを備えるドアロック装置が開示されている。このドアロック装置では、チャイルドレバーをアンロック位置に切り換えると、インナーレバーの回転力がアウターレバーに伝達され、ラッチ機構によるストライカの係止が解除される。チャイルドレバーをロック位置に切り換えると、インナーレバーの回転力がアウターレバーに伝達できず、ラッチ機構によるストライカの係止を解除できない。
特開2012−67541
しかしながら、特許文献1のドアロック装置では、チャイルドレバーはスライドによりアンロック位置とロック位置に切り換えられ、インナーレバーとアウターレバーはそれぞれ回転により動力をラッチ機構に伝達する。よって、チャイルドレバーには、スライド(直動)と回転という異質の移動が要求されるため、ドアロック装置(チャイルドロック機構)の設計及び製造には高い精度が必要である。また、経年劣化等によってチャイルドレバーの動作不良が生じ易いため、チャイルドロック機構の信頼性が低い。
本発明は、高精度の設計及び製造が不要であり、動作不良が生じ難く信頼性が高いドアロック装置を提供することを課題とする。
本発明は、車体に固定されたストライカを離脱可能に係止するラッチ機構と、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するための回転可能なインナーレバーと、前記インナーレバーが当接可能なアンロック位置と、前記インナーレバーが当接不可能なロック位置とに、回転可能かつスライド不可能で、前記アンロック位置で前記インナーレバーの当接により回転されることで、前記インナーレバーの回転力を前記ラッチ機構に伝達するチャイルドレバーとを備える、ドアロック装置を提供する。

このドアロック装置によれば、チャイルドレバーを回転操作することで、アンロック状態とロック状態とが切り換えられる。また、アンロック位置のチャイルドレバーは、インナーレバーの回転力を受けて回転することで、インナーレバーの回転力をラッチ機構に伝達し、ラッチ機構によるストライカの係止を解除させる。一方、ロック位置のチャイルドレバーは、インナーレバーの回転力を受けることができず、インナーレバーの回転力をラッチ機構に伝達できないため、ラッチ機構によるストライカの係止を解除できない。
本発明のドアロック装置では、回転式のチャイルドレバーによって、回転作動のみでアンロック状態とロック状態の切り換えと、ラッチ機構へのインナーレバーの回転力の伝達を行うため、高精度の設計及び製造は不要である。また、チャイルドレバーが経年劣化しても、動作不良は生じ難いため、チャイルドロック機構の信頼性を向上できる。
第1実施形態のドアロック装置を示す斜視図。 図1のドアロック装置の底面図。 図1のドアロック装置のアンロック状態を示す正面図。 図1のドアロック装置のロック状態を示す正面図。 アンロック状態でインナーレバーが操作された状態を示す正面図。 ロック状態でインナーレバーが操作された状態を示す正面図。 チャイルドレバーの取付状態を示す下方斜視図。 チャイルドレバーの取付構造を示す斜視図。 チャイルドレバーの斜視図。 アンロック状態のチャイルドレバーを示す断面図。 ロック状態のチャイルドレバーを示す断面図。 第2実施形態のドアロック装置の一部を示す正面図。 ハウジング、チャイルドレバー、及びバネ部材の分解斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1から図8Bは、本発明の第1実施形態に係るドアロック装置10を示す。図2に示すように、ドアロック装置10は、例えば車両の後ドア1の内部(アウターパネル2とインナーパネル3の間)に配置されている。なお、図1から図8Bでは、ドア1の車長方向をX方向、ドア1の車高方向をY方向、ドア1の車幅方向をZ方向としている。
車内側に位置するインナーパネル3には、ドア1を開放するためのインナーハンドル(図示せず)が配置されている。図1及び図2を参照すると、インナーハンドルには、ドアロック装置10のインナーレバー44がケーブル11Aによって接続されている。インナーレバー44の横には、チャイルドアンロック状態とチャイルドロック状態に切り換えるためのチャイルドレバー50が配置されている。本実施形態では、インナーレバー44とチャイルドレバー50の形状や配置等に高精度な設計及び製造を不要とし、しかも切り換えに関する信頼性の向上を図る。
(ドアロック装置の構成)
図1及び図2に示すように、ドアロック装置10は、平面視が概ねL字形状のハウジング12を備える。このハウジング12は、メインケース14、カバー19、及びサブケース21を備える。メインケース14には、第1収容部15の一端から第2収容部16が直交方向へ突出されている。カバー19は、第1収容部15の開口を塞いでいる。サブケース21は、第2収容部16に配置されている。カバー19はインナーパネル3に沿ってX方向に延びるように配置され、サブケース21は端面4に沿ってZ方向に延びるように配置されている。なお、端面4は、ドア1における車体とのヒンジ接続部分の反対側に位置している。
ハウジング12には、ラッチ機構、切換機構、及び開放機構が配置されている。そのうち、切換機構を構成する部品群と、開放機構を構成する部品群の一部は、第1収容部15に配置されている。ラッチ機構を構成する部品群と、開放機構を構成する部品群の残りは、サブケース21に配置されている。
ラッチ機構は、車体に固定されたストライカ6を離脱可能に係止することで、車体に対してドア1を閉じた状態に維持するものである。このラッチ機構は、フォーク31、及びクロー32を備える。ストライカ6がサブケース21の挿通溝22に沿って相対的に進入することで、図1のようにフォーク31が係止位置に回転し、フォーク31によってストライカ6を係止する。また、クロー32は、フォーク31に係止することで、フォーク31を係止位置に保持する。図1において時計回りにクロー32が回転されると、クロー32によるフォーク31の係止が解除され、スプリング(図示せず)の付勢力によってフォーク31が時計回りに回転する。これによりフォーク31からストライカ6が離脱可能になる。
切換機構は、開放機構の動力をラッチ機構に伝達可能なドアアンロック状態と、開放機構の動力をラッチ機構に伝達不可能なドアロック状態に切り換えるものである。この切換機構は、ロックレバー35、モータ36、ウォーム37、ウォームホイール38、ジョイント39、切換レバー(図示せず)、及びリンク40を備える。ドア1のロックノブ(図示せず)が操作されると、ケーブル11Bによって接続されたロックレバー35が回転することで、ジョイント39をY方向に直動させる。電子キーが操作されると、モータ36の駆動によりウォーム37を介してウォームホイール38が回転することで、ジョイント39をY方向に直動させる。ジョイント39がY方向の下向きに直動すると、リンク40は、切換レバーを介してドアアンロック位置に回転する。ジョイント39がY方向の上向きに直動すると、リンク40は、切換レバーを介してドアロック位置に回転する。
開放機構は、ドア1のインナーハンドルの操作力とアウターハンドルの操作力を、切換機構を介してラッチ機構に伝達するものである。開放機構は、ケーブル11Aによってインナーハンドルに接続されたインナーレバー44と、ロッド(図示せず)によってアウターハンドルに接続されたアウターレバー48とを備える。インナーレバー44は、インナーハンドルが操作されることで回転し、チャイルドレバー50を介してリンク40を上向きに移動させる。アウターレバー48は、アウターハンドルが操作されることで回転し、リンク40を直接上向きに移動させる。ドアアンロック状態の場合、リンク40の操作部41がクロー32の操作受部33に当接(図4A参照)し、レバー44,48の回転力をクロー32に伝達することで、フォーク31によるストライカ6の係止が解除される。ドアロック状態の場合、操作部41が操作受部33に当接することなく空振りし、レバー44,48の回転力をクロー32に伝達できないため、フォーク31によるストライカ6の係止を解除できない。
(チャイルドロック機構の詳細)
本実施形態のドアロック装置10には、乗車した子どもが不意にドア1を開くことを防ぐために、インナーハンドルの操作を無効にするチャイルドロック機構が搭載されている。図3Aから図4Bに示すように、チャイルドロック機構は、インナーレバー44の回転力をリンク40に伝達するためのチャイルドレバー50を備えている。
図1を併せて参照すると、インナーレバー44には、メインケース14に回転可能に配置するための軸孔45が形成されている。インナーレバー44の回転軸A1となるメインケース14の軸部17の軸線は、Z方向に延びている。また、インナーレバー44には、ケーブル11Aに接続するための接続部46と、チャイルドレバー50を回転させるための押圧部47とが形成されている。
押圧部47は、チャイルドレバー50の方へ突出し、リンク40の下方に位置している。押圧部47は、インナーハンドルが操作されると、図3A及び図3Bに示す非操作位置(第1回転角度位置)から、図4A及び図4Bに示す開操作位置(第2回転角度位置)にかけて、回転可能である。押圧部47の回転範囲には、リンク40の下端である操作受部42が位置しないため、インナーレバー44はリンク40を直接操作できない。
チャイルドレバー50は、インナーレバー44に対してX方向に間隔をあけて位置するように、サブケース21に配置されている。このチャイルドレバー50は、図3Aに示すチャイルドアンロック位置と、図3Bに示すチャイルドロック位置と、図4Aに示す開作動位置に、回転可能である。チャイルドアンロック位置のチャイルドレバー50は、インナーレバー44の回転力を受け、リンク40を介してクロー32に伝達可能である。チャイルドロック位置のチャイルドレバー50は、インナーレバー44の回転力を受けることができないため、インナーレバー44の回転力をクロー32に伝達不可能である。
図5及び図6を参照すると、サブケース21には、チャイルドレバー50を配置するための取付壁23A,23Bが、Z方向に間隔をあけて設けられている。これら取付壁23A,23Bの対向部にはそれぞれ、上端を開放した概ねU字形状の取付溝24,24が形成されている。
チャイルドレバー50は、所定の肉厚とした板状の本体部51を備える。この本体部には、取付溝24,24に軸支される軸部52,52が、外方へ突出するように設けられている。サブケース21に取り付けたチャイルドレバー50(軸部52)の回転軸A2は、インナーレバー44の回転軸A1と平行である。よって、チャイルドレバー50とインナーレバー44とは、同一平面上で回転可能である。
図5及び図7を参照すると、チャイルドレバー50は、軸部52を中心として回転させることで、チャイルドアンロック状態とチャイルドロック状態に切り換えるための切換操作部54を備えている。この切換操作部54は、アーム53を介して本体部51に一体成形されている。アーム53は本体部51の一面から突出しており、このアーム53の先端に概ね円柱状の切換操作部54が形成されている。
切換操作部54の回転軸A3と軸部52の回転軸A2とは、同一軸線上に位置している。また、切換操作部54と軸部52(本体部51)とは、アーム53によって回転軸A2,A3の軸線に沿って間隔をあけて配置されている。本体部51は一対の取付壁23A,23B間に配置され、切換操作部54はインナーパネル3と取付壁23Aとの間に配置されている。切換操作部54には、長溝からなる差込部55が形成されている。この差込部55にキー等の板状部材8(図2参照)を差し込んで回転操作することで、チャイルドレバー50を回転させることができる。なお、インナーパネル3の対向位置には、円形状の差込孔(図示せず)が形成されている。
言い換えれば、アーム53によって切換操作部54を本体部51に対して間隔をあけて設けているため、本体部51には一対の軸部52,52を設けることができる。そのため、ハウジング12に対してチャイルドレバー50を両持ち構造で軸支できる。よって、チャイルドレバー50の回転動作が安定するため、チャイルドロック機構の動作不良を防止できる。しかも、形状が大きな切換操作部54を形成できるため、板状部材8を用いた操作が可能になり、チャイルドレバー50の操作性も向上できる。
ここで、スライド操作式のチャイルドレバーの切換操作部は、インナーパネルから外方(車内側)へ突出させる必要がある。しかも、乗り降りする人が切換操作部に干渉することを防止するために、例えばインナーパネルには窪みを設ける必要がある。よって、ドア1には余計な加工を施す必要があるうえ、ドア1のデザインが損なわれていた。
これに対して、回転操作式のチャイルドレバー50は、板状部材8を差し込んで操作する構成を適用できるため、切換操作部54をインナーパネル3の内部に配置できる。よって、インナーパネル3には、窪み等の余計な加工を施す必要がないうえ、ドア1のデザインを損なうことを防止できる。
図3Aから図4Bを参照すると、チャイルドレバー50は、操作受部42と押圧部47の間に位置する当接部56を備えている。当接部56は、図3Aに示すチャイルドアンロック位置では、押圧部47が当接可能な回転角度に位置し、先端側が押圧部47の回転範囲内に突出している。また、当接部56は、図3Bに示すチャイルドロック位置では、押圧部47が当接不可能な回転角度に位置し、押圧部47の回転範囲から離反する。また、当接部56の基部側には、回転によりリンク40の操作受部42に当接可能な操作部57が形成されている。
図7から図8Bを参照すると、チャイルドレバー50には、ハウジング12にガタツキなく位置決めするための付勢部58が一体に形成されている。この付勢部58は、X方向における本体部51の当接部56の反対側に設けられている。付勢部58は所定肉厚のアーム状であり、先端にはX方向の外向きに突出する係止凸部59が形成されている。
サブケース21は、一対の取付壁23A,23Bの上部を塞ぐように、取付溝24の回転軸A2を中心とする曲面状の上壁25を備える。図8Bに示すように、上壁25には、チャイルドロック位置に回転した係止凸部59が係止する係止凹部26が形成されている。また、図8Aに示すように、上壁25は、チャイルドレバー50がチャイルドロック位置からチャイルドアンロック位置へ回転する際に、係止凸部59が圧接状態で摺動可能な摺接部27を備える。
このようにしたドアロック装置10は、チャイルドアンロック状態で係止凸部59が摺接部27に圧接(付勢)される一方、チャイルドロック状態で係止凸部59が係止凹部26に係止される。よって、ハウジング12に対するチャイルドレバー50のガタツキを防止できるため、車両の走行時に異音の発生を防止できる。
次に、チャイルドロック機構の動作について説明する。
図3Aに示すチャイルドアンロック位置のチャイルドレバー50は、切換操作部54の操作により反時計回り(第1の向き)に回転されることで、図3Bに示すチャイルドロック位置に回転する。また、図3Bに示すチャイルドロック位置のチャイルドレバー50は、切換操作部54の操作により時計回り(第1の向きと逆向きである第2の向き)に回転されることで、図3Aに示すチャイルドアンロック位置に回転する。この際、本実施形態では、軸部52の回転軸A2と切換操作部54の回転軸A3とを同一軸線上に配置しているため、チャイルドレバー50の操作性を向上できる。
チャイルドアンロック位置のチャイルドレバー50は、インナーレバー44が開操作方向(反時計回り)に回転すると、押圧部47が当接部56に当接することで、時計回り(第2の向き)に回転する。図4Aに示す開作動位置まで回転したチャイルドレバー50は、操作部57がリンク40の操作受部42を押圧することで、インナーレバー44の回転力をリンク40に伝達する。リンク40がドアアンロック状態の場合、前述のようにドア1が開放可能になり、リンク40がドアロック状態の場合、前述のようにドア1を開放できない。
図3Bに示すチャイルドロック位置のチャイルドレバー50は、図4Bに示すように、インナーレバー44が開操作方向に回転しても、押圧部47が当接部56に当接できないため、チャイルドロック位置に維持される。よって、インナーレバー44の回転力をリンク40に伝達できないため、クロー32にも動力を伝達できない。その結果、たとえリンク40がドアアンロック状態であっても、ドア1を開放できない。
このように、本実施形態のチャイルドレバー50では、チャイルドアンロック状態とチャイルドロック状態の切り換えと、クロー32へのインナーレバー44の回転力の伝達が、同じ回転移動によって行われる。よって、従来のスライド操作式のチャイルドレバーと比較して、レバー44,50の形状や配置等に高精度な設計及び製造が不要である。
また、チャイルドアンロック位置のチャイルドレバー50は、第1の向きに回転することでチャイルドロック位置に切り換わり、また、インナーレバー44の当接により第2の向きに回転することでクロー32に動力を伝達する。よって、チャイルドアンロック状態とチャイルドロック状態の切り換えを確実に行えるとともに、インナーレバー44の回転力をクロー32へ確実に伝達できる。
しかも、回転だけでチャイルドロック状態の切り換えと動力伝達を行う構成は、チャイルドレバー50が経年劣化しても動作不良が生じ難いため、チャイルドロック機構の信頼性を向上できる。
(第2実施形態)
図9及び図10は第2実施形態のドアロック装置10を示す。このドアロック装置10では、ハウジング12に対するチャイルドレバー50のガタツキを防止する構成が第1実施形態と相違し、その他の構成は第1実施形態と同様である。詳しくは、第2実施形態では、図7に示す付勢部58の代わりに、コイル状に巻回されたバネ部材62を用いて、チャイルドレバー50をハウジング12に位置決めしている。
ハウジング12のサブケース21には、取付壁23A,23Bの下部に、Z方向に突出する円柱状のバネ装着部28が設けられている。バネ装着部28の周囲には、バネ部材62の第1端部63を保持する保持部29が設けられている。チャイルドレバー50には、付勢部58の代わりに、本体部51から軸部52と平行にZ方向へ突出するバネ受部60が設けられている。このバネ受部60には、バネ部材62の第2端部(一端)64が係止されている。第2端部64は、山状の屈曲部を有し、一方側と他方側の傾斜部分でそれぞれ、チャイルドレバー50をチャイルドロック位置、及びチャイルドアンロック位置に弾性的に保持する。
このようにした第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。また、第1実施形態と同様に、チャイルドレバー50は、バネ部材62によってチャイルドアンロック位置とチャイルドロック位置に保持されるため、車両走行時に異音の発生を防止できる。
なお、本発明のドアロック装置10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、チャイルドレバー50は、第1実施形態に示す付勢部58と、第2実施形態に示すバネ部材62の両方を用いて、ハウジング12に対して位置決めしてもよい。また、チャイルドレバー50とインナーレバー44とは、異なる座標平面で回転させてもよい。また、本体部51には、一方の面に軸部52を突設し、他方の面に切換操作部54を突設してもよい。また、軸部52の回転軸A2と切換操作部52の回転軸A3とは、異なっていてもよい。勿論、チャイルドレバー50とインナーレバー44の形状や配置は、希望に応じて変更が可能である。
1 ドア
2 アウターパネル
3 インナーパネル
4 端面
6 ストライカ
8 板状部材
10 ドアロック装置
11A,11B ケーブル
12 ハウジング
14 メインケース
15 第1収容部
16 第2収容部
17 軸部
19 カバー
21 サブケース
22 挿通溝
23A,23B 取付壁
24 取付溝
25 上壁
26 係止凹部
27 摺接部
28 バネ装着部
29 保持部
31 フォーク(ラッチ機構)
32 クロー(ラッチ機構)
33 操作受部
35 ロックレバー(切換機構)
36 モータ(切換機構)
37 ウォーム(切換機構)
38 ウォームホイール(切換機構)
39 ジョイント(切換機構)
40 リンク(切換機構)
41 操作部
42 操作受部
44 インナーレバー(開放機構)
45 軸孔
46 接続部
47 押圧部
48 アウターレバー(開放機構)
50 チャイルドレバー(チャイルドロック機構)
51 本体部
52 軸部
53 アーム
54 切換操作部
55 差込部
56 当接部
57 操作部
58 付勢部
59 係止凸部
60 バネ受部
62 バネ部材
63 第1端部
64 第2端部

Claims (8)

  1. 車体に固定されたストライカを離脱可能に係止するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するための回転可能なインナーレバーと、
    前記インナーレバーが当接可能なアンロック位置と、前記インナーレバーが当接不可能なロック位置とに、回転可能かつスライド不可能で、前記アンロック位置で前記インナーレバーの当接により回転されることで、前記インナーレバーの回転力を前記ラッチ機構に伝達するチャイルドレバーと
    を備える、ドアロック装置。
  2. 前記チャイルドレバーは、
    軸部と、
    前記軸部を中心として前記アンロック位置と前記ロック位置に回転させるための切換操作部と、
    前記アンロック位置で前記インナーレバーに当接可能な回転角度に位置し、前記ロック位置で前記インナーレバーに当接不可能な回転角度に位置する当接部と
    を有する、請求項1に記載のドアロック装置。
  3. 前記軸部の回転軸と前記切換操作部の回転軸とは、同一軸線上に位置する、請求項2に記載のドアロック装置。
  4. 前記軸部と前記切換操作部とは、前記軸線に沿って間隔をあけて位置する、請求項3に記載のドアロック装置。
  5. 前記切換操作部は、前記軸部を含む本体部にアームを介して形成されている、請求項4に記載のドアロック装置。
  6. 前記インナーレバーの回転軸と前記チャイルドレバーの回転軸とは平行であり、
    前記アンロック位置に回転した前記チャイルドレバーは、第1の向きに回転することで前記ロック位置に切り換わり、前記回転力を受けて前記第1の向きと逆向きに回転することで前記ラッチ機構に前記回転力を伝達する、請求項1から5のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  7. 前記チャイルドレバーには、ハウジングに位置決めするための付勢部が形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  8. 前記チャイルドレバーをハウジングに位置決めするためのバネ部材を備え、
    前記チャイルドレバーには、前記バネ部材の一端が係止されるバネ受部が形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載のドアロック装置。
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