JP6513260B1 - 書類ホルダー - Google Patents

書類ホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP6513260B1
JP6513260B1 JP2018089725A JP2018089725A JP6513260B1 JP 6513260 B1 JP6513260 B1 JP 6513260B1 JP 2018089725 A JP2018089725 A JP 2018089725A JP 2018089725 A JP2018089725 A JP 2018089725A JP 6513260 B1 JP6513260 B1 JP 6513260B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
inner lid
document holder
holder
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018089725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019151089A (ja
Inventor
伸育 菅原
伸育 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HEIWA INC.
Original Assignee
HEIWA INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HEIWA INC. filed Critical HEIWA INC.
Application granted granted Critical
Publication of JP6513260B1 publication Critical patent/JP6513260B1/ja
Publication of JP2019151089A publication Critical patent/JP2019151089A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、蓋が外れ難く、かつ、封止部材の追加を必要とせず、簡単に書類ホルダーの蓋ができる書類ホルダー、また、書類の有無や書類の内容を容易に確認できる書類ホルダー、また、使い易く、非常に便利な書類ホルダーを提供することを目的とする。【解決手段】仕様サイズの書類Dを収容対象とし、前部1と、後部2と、後部2の上端と繋がる内蓋4と、を有し、前部1の下端と後部2の下端とが繋がって、前部1と後部2の間に仕様サイズの書類Dを収容可能とする書類ホルダー100であって、前部1の高さが、その高さ方向における仕様サイズの書類Dの長さよりも短く、内蓋4はその先端が前部1と後部2の間に挿入可能となっており、内蓋4の先端は、前部1の側端と後部2の側端とが繋がっている位置に位置している。【選択図】図5

Description

本発明は書類ホルダーに関し、詳しくは前部と後部の間に挿入される内蓋を備えた書類ホルダーに関する。
書類を持ち運んだり収納したりするための文房具の一つとして、種々の書類ホルダーが提案され、また発売されている。書類ホルダーが持ち運ばれるときに、ドアを開ける時や傘をさす時や不用意に逆さまにした時などに、書類を落下させてしまい書類が汚れたり濡れたりすることや、落下に気付かなかったときは、紛失したりや悪用されたりすることがある。
そのために、書類ホルダーが逆さまにされても書類が落下しないように種々の方法が考えられた。例えば、特許文献1には紐付きの書類ホルダーが記載されている。また、特許文献2にはホックで蓋を保持する書類ホルダーが記載されている。特許文献3には雄雌のファスナで蓋を保持する書類ホルダーが記載されている。特許文献4には背面部に固着された係止用片が差し込み孔に嵌入する書類ホルダーが記載されている。特許文献5には蓋の一部が前面部の中央の差し込み孔に嵌入する書類ホルダーが記載されている。特許文献6には蓋が背面部と前面部の間に入って書類の落下を防止する封筒が記載されている。
また、非特許文献1にはフタがワンタッチで開閉できることを特徴としているホルダーが記載されている。この商品は、0.2mm厚のポリプロピレン製で、前部と後部と内蓋からなり、前部の上端が後部とは繋がらない舌片が形成され、この舌片が延在した構成となっている。そして、内蓋は、この舌片と後部の間に入って書類の落下を防止するようになっている。
特開2004−142209号公報 特開2001−17223号公報 特開2007−283694号公報 特開2003−19888号公報 特開2002−67562号公報 特開2004−217299号公報
株式会社LIHIT LAB.、製品情報「ワンタッチホルダー」、[online]、[平成30年4月16日検索]、インターネット〈URL:https://www.lihit-lab.com/products/catalog/F-3445.html?PHPSESSID=dfc30ef6d849634ef925af9e137936c9〉
しかしながら、書類ホルダーに要求されるのは落下防止のみではない。書類ホルダーも文房具であることから、当然安価であることも重要である。また、書類ホルダーの中から所望する書類を探し易いことや、書類を入れたか否かの確認をし易いことも要求される。また、蓋の封止作業が容易であり、また、封止作業で蓋を損傷し難いことや、書類ホルダーが長持ちすること等も要求される。
また、販売の際や、未使用状態の時には、書類ホルダーはできるだけ薄い状態が好ましい。特に書類ホルダーは、一枚だけで販売されることもあるが、数枚をセットにして販売されることもある。つまり未使用状態ではできるだけ薄い状態である方が保管場所の削減にもつながる。
対して、特許文献1〜4は、蓋の封止部材の追加が必要となり、高価となる。また、封止部材があるため、その分書類ホルダーが厚くなってしまう。
また、特許文献5は、封止部材を追加する必要はないが、書類を確認するには蓋を差し込み孔から外す必要があり、書類を探すときに手間が掛かる。また、三角形の蓋の先端は、耐久性がないので、何度も封止と開封を繰り返すと蓋の保持力が落ちるという問題がある。また、差し込み孔に蓋の先端を嵌入する作業は難しく、特に多くの書類が収容され書類ホルダーが厚くなっているような場合、嵌入作業は非常に大変である。
特許文献6は、封筒であり、書類ホルダーとはそもそも使用目的が異なる。また、特許文献6は、蓋をする前に封筒に入れられた書類の内容を確認するには開口部を広げるか、いちいち書類を取り出さなければならない。また、蓋を入れ易くするための工夫がなされておらず、作業性が悪くて蓋を痛める恐れがある。
また、発明者自身が非特許文献1の商品を使用してみたところ次のような問題があった。非特許文献1のホルダーは、ワンタッチで開閉できるようにするため、後部とは繋がらない舌片を前部に設け、後部を大きく反らせることにより、挿入口に内蓋を入れる隙間をつくっている。しかしながら、前部の舌片は後部と繋がっていないので、容易に舌片が変形して内蓋が舌片から非常に外れ易い。このために、内蓋が舌片から外れたことに気付かなかった時に、書類が落下する恐れがある。内蓋が簡単に外れてしまうことは、書類が落下し易いということであり、ホルダーに収納された書類などの紛失や損傷に至るために大きな問題である。
また、非特許文献1のホルダーは、ワンタッチで開閉できることが特徴となっているが、ホルダーには、通常柔らかい紙以外の物も収納される。この時、収納される物が硬い物(下敷き、厚紙、ラミネートされた書類、樹脂製カード等)であると、ホルダーの後部を反らせることができなくなってしまい、ワンタッチでの開閉ができなくなってしまった。つまり、非特許文献1のホルダーは、硬い物を収納することが想定された商品とは言えないため、例えば、業務用として仕事で使うホルダーとしては汎用性に欠けるという問題がある。
本発明は、蓋が外れ難く、かつ、蓋の封止部材の追加を必要とせず、簡単に書類ホルダーの蓋ができる書類ホルダーを提供することを目的とする。また、書類の有無や書類の内容を容易に確認できる書類ホルダーを提供することを目的とする。また、使い易く、非常に便利な書類ホルダーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の書類ホルダーは、仕様サイズの書類を収容対象とし、前部と、後部と、前記後部の上端と繋がる内蓋と、を有し、前記前部の下端と前記後部の下端とが繋がって、前記前部と前記後部の間に前記仕様サイズの書類を収容可能とする書類ホルダーであって、前記前部の高さが、その高さ方向における前記仕様サイズの書類の長さよりも短く、前記内蓋は、その先端が前記前部と前記後部の間に挿入可能となっており、前記内蓋の先端は、前記前部の側端と前記後部の側端とが繋がっている位置に達していることを特徴とする。
内蓋の先端が後部と前部の間に挿入されることで、内蓋を封止する紐やボタンなどの部材がなくても、逆さまにしたときに内蓋の弾性力で書類の落下を防止することができるので安価である。また、前部の最大の高さが書類の長さよりも短いので、内蓋の両端を指でつまんで封止や開封の作業をすることができ、内蓋の封止や開封の作業性が非常に良い。また、封止や開封の作業による内蓋の損傷が少ない。また、内蓋を開くだけで、書類の有無を確認することができる。また、内蓋の先端が後部と前部との間に挿入される構造であることから、例えば、挿入された内蓋と前部(の裏側)との間に、長い書類や新聞紙を一時的に挿入して持ち運びすることが可能である。このような利用形態は、特許文献5のような前部の切り込みに内蓋の一部のみを入れ込む書類ホルダーではできない。
また、内蓋の先端が前部の側端と後部の側端とが繋がっている位置まで達しているので、内蓋が、簡単に外れることがない。つまり、非特許文献1のホルダーのように、蓋の先端が舌片の位置までだと、後部を少し反らせただけで蓋が簡単に外れてしまうことになるが、本発明の書類ホルダーは、内蓋の先端が前部の側端と後部の側端とが繋がっている位置にあるため、後部を少しそらした程度では内蓋が外れることはない。
なお、仕様サイズの書類とは、例えば、書類ホルダーに収容可能として表記されている所定サイズの書類のことである。従って、書類ホルダーの実際の使用においては、必ずしもこの仕様サイズの書類が収容されるということではない。
また、本発明の書類ホルダーにおいては、前記仕様サイズの書類が挿入される挿入口は前記前部と前記後部をつなぐ側部により前記前部と前記後部が離間していることを特徴とする。
これにより、後部を少し傾けることで内蓋の開閉支点が少し下がり、内蓋の湾曲を少なくして内蓋を前部と後部の間に挿入することができる。
また、本発明の書類ホルダーにおいては、前記前部の高さが、その高さ方向における前記仕様サイズの書類の長さよりも30mm以上短いことが好ましい。
一般的な余白寸法30mmよりも広い蓋が隠す領域であるので、蓋が開いた状態で書類の文字の一部が見え、容易に書類の内容を確認することができる。また、蓋が開いた状態で書類をめくることができるので、書類を処理ホルダーに入れたまま書類の内容の確認や検索などができる。
また、本発明の書類ホルダーにおいては、前記挿入口を覆う外蓋を前記内蓋の外側に備えることが好ましい。
これにより、例えば、並んで収納されている既存の書類ホルダーの間に、新たな書類ホルダーを差し込むとき、既存の書類ホルダーの前部と内蓋に間に新たな書類ホルダーの底部が入り込んだり、底部が既存の書類ホルダーの前部に引っかかって損傷したりすることを、挿入口を覆う外蓋で防止することができる。
本発明の第1実施形態の書類ホルダーを示す展開図である。 図2Aは第1実施形態の書類ホルダーの内蓋を開いた状態の正面図であり、図2Bは内蓋を閉じた状態の正面図である。 図3Aは内蓋の挿入方法を示す図2BのIIIA−IIIA断面図であり、図3Bは書類がめくられている状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の書類ホルダーを示す展開図である。 図5Aは第2実施形態の書類ホルダーの内蓋が閉じられた状態を示す斜視図であり、図5Bは内蓋の挿入方法を示す断面図である。 図6Aは第2実施形態の書類ホルダーの内蓋を閉じようとする状態を示す撮像であり、図6Bは新聞紙が挿入されている状態を示す断面図である。 図7Aは第3実施形態の書類ホルダーの内蓋が開かれた状態を示す斜視図であり、図7Bは図7Aの内蓋が閉じられた状態を示す斜視図である。 図8Aは第3実施形態の書類ホルダーの内蓋の挿入方法を示す断面図であり、図8Bは複数の収納された既存の書類ホルダーの間に新たな書類ホルダーを挿入する状態を示す断面図である。
以下、実施形態及び図面を参照にして本発明を実施するための形態を説明するが、以下に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
[第1実施形態]
図1、図2、図3を用いて、第1実施形態の書類ホルダー100を説明する。図1は、書類ホルダー100の展開図である。図2Aは、書類が挿入されて内蓋4が開いた状態を示す正面図であり、図2Bは、内蓋4が閉じている状態を示す正面図である。図3Aは、図2BのIIIA−IIIA断面図で、内蓋4の挿入方法を示し、図3Bは、書類Dがめくられる状態を示す断面図である。
なお、以下に述べる仕様サイズとは、書類ホルダーに収容可能と表記されている書類Dの最大サイズである。つまり、通常書類ホルダーは、収容対象となる書類D毎に大きさが異なっている。この時の収容対象となる書類Dのサイズが仕様サイズである。なお、仕様サイズは、用紙サイズとも言われ、一般にA4:210×297(mm)がよく用いられるが、A4に限定されるわけではなく、B5:176×250(mm)等他のサイズであっても勿論構わない。また、当然ながら、書類ホルダーに実際に収容される書類が、この仕様サイズの書類に限られるということではない。
書類ホルダー100は、仕様サイズの書類Dを収容対象とし、前部1と、後部2と、後部2の上端と繋がる内蓋4と、を有し、前部1の下端と後部2の下端とが繋がって、前部1と後部3の間に仕様サイズの書類Dを収容可能とする書類ホルダーであって、前部1の高さが、その高さ方向における仕様サイズの書類Dの長さよりも短く、内蓋4はその先端が前部1と後部2の間に挿入される構成となっている。
書類ホルダー100をより具体的に説明する。書類ホルダー100は、収容する書類Dの仕様サイズがA4であり、A4の書類Dを横長で挿入するホルダーである。また、書類ホルダー100は、厚紙を型抜きして、折り目B1〜B6を形成し、糊代を接着剤で接着したものである。図1は、書類Dが挿入される内側から見た書類ホルダー100の展開図である。
書類ホルダー100は、長方形の前部1と、前部1の図1において上端(図2においては前部1の折り曲げにより上下が逆転し下端となる)長辺に、下端長辺で繋がる長方形の後部2と、前部1の2つの側端短辺に繋がる三角形の側部3と、後部2の上端長辺に長辺で繋がる略長方形の内蓋4と、2つの側部3を後部2に接着するための糊代Nと、からなる。
前部1の端部11は、怪我防止のために、ヘミングのように図1から見て谷折りの折り目B1で曲げられて前部1の内側に接着される。これは端部11の補強にもなっている。内蓋4の端部41も同様に怪我防止と補強のために谷折りの折り目B2で曲げられて内蓋4の内側に接着される。接着された内蓋4の端部41は、後述の挿入を容易にするためのCカットが施されて台形になっている。
前部1と後部2の間には谷折りの折り目B3が形成されている。この折り目B3で折り曲げると、図2Aに示すように、前部1の上端(谷折りの折り目B1)と、後部2との間に書類Dを挿入する挿入口Mが形成される。
また、2つの側部3は、谷折りの折り目B4で内側に曲げられる。そして、2つの糊代Nは、側部3側に設けられ、それぞれ谷折りの折り目B5で曲げられて後部2の背面側に接着される。なお、糊代Nが後部2の前面側に接着されていると、書類Dが糊代Nに引っ掛かるおそれがあるが、書類ホルダー100はこのような書類Dの引っ掛かりを心配する必要はない。このようにして、書類Dを挿入できる状態になる。
図2Aは、書類Dを挿入した状態であり、まだ内蓋4が開いたままの状態を示している。そして、後部2と内蓋4の間には谷折りの折り目B6が形成され、180度近く折り曲げることができる。
書類ホルダー100はA4サイズの横長挿入なので、図2Aに示すように、X=297mm、Y=210mmとなる。そして、書類ホルダー100は、前部1の高さH1がA4サイズの高さY=210mmよりもはるかに短く、例えば、H1=150mmとなっている。したがって、その差H2が、Y−H1=60mmとなる。
このように、書類ホルダー100は、内蓋4を開いた状態で、書類Dが露出する露出領域S1を備えている。このために、書類ホルダー100は、図2Aのように内蓋4を開くことで、書類Dの挿入口Mを広げることなく、書類Dの有無を確認することができる。しかも、H2=60mmは一般的なA4サイズの用紙の標準的な余白寸法30mmを遥かに超えている。従って、書類Dの文字などの内容を見ることができ、所望する書類が入っている書類ホルダー100を探すときに内蓋4を開くだけで先頭の書類を見ることができる。また、H2が長いので、書類ホルダー100に挿入された複数の書類Dを、図3Bに示すように、内蓋4を開くだけでめくって見ることができる。また、内蓋4を差し込んだままでも、挿入口Mを広げて、書類Dの内容を覗き込むことができる。
また、図3Aに示すように、書類Dが挿入された書類ホルダー100は、書類Dが後部2側に寄せられて、内蓋4の先端が前部1と書類Dの間(書類Dが無ければ内蓋4が前部1と後部2の間)に挿入口Mから挿入される。このとき、内蓋4は湾曲される。そして、図2Bに示すように、内蓋4の先端が、前部1の側端と後部2の側端とが(側部3を介して)繋がっている位置にまで達しており、前部1と内蓋4は、高さ方向にH3だけ重なる。なお、このH3の寸法は、長くなり過ぎると、内蓋4の先端挿入が難しくなるので、40mm以下が好ましく、より好ましくは35mm以下である。
書類Dが書類ホルダー100から落ちるには内蓋4が挿入時のように湾曲しなければならないが、内蓋4が入り込んだ前部1と後部2の距離が側部3の幅以上に広がることはなく、また内蓋4が前部1と重なっているため、挿入時のような内蓋4の過度な湾曲が妨げられ、また、少し湾曲した状態となった内蓋4は元に戻ろうとする力によって書類Dを支えることになる。このため、書類Dは、書類ホルダー100が逆さまにされても落ちることはない。
このように、本発明の書類ホルダー100は、内蓋4の先端が前部1の側端と後部2の側端とが繋がっている位置まで達しているので、内蓋4が外れ難くなっている。これに対して、非特許文献1のような構成の書類ホルダーは、内蓋が簡単に外れてしまい、予期せぬ書類の落下等を招いてしまう。
また、非特許文献1のような構成の書類ホルダーは、下敷き等の想定外の硬い物が書類Dと一緒に挿入されると後部を反らせることができなくなり、内蓋を挿入することができなくなってしまう。様々な書類や物をホルダーに収容することが多い業務上の使用においては非常に使い勝手が悪い。一方、本発明の書類ホルダー100は、後部2を大きく反らせて内蓋4を挿入するのではなく、内蓋4を湾曲させて前部1と書類Dの間に内蓋4を挿入させるのが基本的な使い方となっているので、柔らかい書類Dと一緒に硬い物が収納されても内蓋4の挿入に影響はない。従って、業務上の使用においても非常に使い勝手がよいと言える。
また、内蓋4が前部1と後部2の間に挿入されて書類Dの落下を防止するので、書類ホルダー100は、紐やボタンなどの封止部材が不要となり、非常に安価である。また、封止部材が不要であるため、例えば、書類ホルダー100を図1のような展開状態で10枚セットにして販売するような場合、このセット状態での厚みを薄くすることができる。
また、前部1の最大の高さH1が書類Dの長さH1よりもH2だけ短いので、内蓋4のH2部分の両端を指でつまんで封止や開封の作業をすることができ(図6A参照)、封止や開封の作業性が良い。また、封止や開封の作業による内蓋4の損傷が少ない。
なお、(図2A参照)書類ホルダー100は、折り目B1による前部1の上端が一直線状になっている。しかしながら、前部1の上端については、例えば、両端の領域に対し、内側の領域を少し切り欠いたような形状(例えば、台形に切り欠いた形状)とすることもできる。この時、前部1の高さH1とは、両端の領域における最大の高さのことである。
また、書類ホルダー100は、三角形の側部3を有していたが、側部3を削除しても書類Dを収容することが可能である。また、糊代Nは必ずしも必要ではなく、テープやホチキスなどで接合することもできる。
[第2実施形態]
図4〜図6を用いて第2実施形態の書類ホルダー100Aを説明する。図4は、書類ホルダー100Aの展開図である。図5Aは内蓋4Aが閉じている状態を示す斜視図であり、図5Bは内蓋4Aの挿入方法を示す断面図である。図6Aは内蓋4Aを閉じようとする状態の撮像であり、図6Bは新聞紙が挿入されている状態を示す断面図である。
第2実施形態の書類ホルダー100Aにおいては、第1実施形態の書類ホルダー100と構成が同一の部分については同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略し、構成が異なる同一名の部分については参照符号に添え字「A」を付す。
図4の展開図に示すように、書類ホルダー100Aは、傷防止と補強の端部11を備えた前部1と、前部1の図4において上端(なお、図5においては前部1の折り曲げにより上下が逆転し下端となる)長辺に、下端長辺で繋がる長方形の底部(マチ)5と、上端底部5の長辺に下端長辺で繋がる長方形の後部2Aと、前部1の2つの側端短辺に繋がる長方形の側部3Aと、後部2Aの上端長辺に下端長辺で繋がる略長方形の内蓋4Aと、2つの側部3Aを後部2Aに接着するための糊代NAと、からなる。
前部1と底部5間には谷折りの折り目B7が形成され、底部5と後部2Aの間には谷折りの折り目B8が形成され、また、折り目B7と折り目B8の間には谷折りの折り目B10が形成されている。
2つの側部3Aには、前部1との境目にそれぞれ谷折りの折り目B4が形成され、また、中央部分にそれぞれ谷折りの折り目B11が形成されている。また、後部2A側に設けられた2つの糊代NAには、それぞれ谷折りの折り目B9が形成されている。
そして、それぞれの折り目で折り曲げ、また、糊代NAの折り目B9を側部3Aに接着させることで、書類ホルダー100Aは、書類Dを挿入できる状態になる。
なお、書類ホルダー100Aでは、底部5と側部3Aには、谷折りの折り目B10、B11を形成している。折り目B10、B11を山折りとした場合、書類ホルダー100Aの内部に、山折りによる出っ張りができてしまうが、折り目B10、B11を谷折りとしているため、内部に出っ張りができない。このため、書類ホルダー100Aは、書類Dの挿入や、内蓋4Aが挿入し易くなっている。また、内部側ではなく外側に出っ張りが位置する分、組立状態での書類ホルダー100Aが薄くなる。
一方で、折り目B10、B11を山折りとした場合、組立後の書類ホルダー100Aの内側に底部5と側部3Aとが収納された形状となる。このため、組立後の書類ホルダー100Aの正面視での外観がスッキリとしたものとなる。また、書類ホルダー100Aは、折り目B10、B11が使用者によって山折りされた場合のことを考慮して、内側に折り曲げられた側部3Aが内側に折り曲げられた底部5に当たらないように、側部3Aの下方が切り取られて開口している(図5Aを参照)。
後部2Aには糊代NAの上端の位置に山折りの折り目B12が形成されている。後部2Aに設けられているこの折り目12は、内蓋4Aが開いた時に露出する後部2Aの露出面を後方に曲げるものであり、折り目B12により、後部2Aの上部を外側(後方)に傾け易くなる。そして、書類ホルダー100Aは、折り目B12によって内蓋4Aの開閉の支点となる谷折りの折り目B13を後方に少し倒すことができるので、図3Aに示した実施形態に比べ、図5B、図6Aに示すように、内蓋4Aを少ない湾曲で前部1と書類Dの間に挿入することができる。なお、必ずしも折り目B12がなくても、後部2Aを傾けることはできるが、折り目B12があることで、上記の効果をより一層奏することができる。
なお、折り目B12は、この折り目でしっかりと折り曲げるわけではないので、他の折り目のような太さや窪みとは異なり、細く浅い窪みからなる折り目で構わない。また、使用している間に折り目B12から切れていくのを低減するため、その両端には円弧の切欠きC1が設けられている。
また、内蓋4Aには第1実施形態と同様に傷防止と補強の端部41Aが設けられている。内蓋4Aを前部1と書類Dの間に挿入し易くするために、端部41Aの幅は内蓋4Aよりも狭くなっている。
また、後部2Aと内蓋4Aの間には谷折りの折り目B13が形成されている。折り目B13の両端から切れや傷みが生じ難くするために、折り目B13の両端には円弧の切り込みC2が設けられている。また、図4、図5Aに示すH3は、第1実施形態と同じく内蓋4Aの先端が、前部1の側端と後部2Aの側端とが(側部3Aを介して)繋がっている位置にまで達している状態での、前部1と内蓋4Aが高さ方向に重なる寸法である。H3の適切な寸法は材質や側部3Aの寸法などによって変わるが、35mm以下であることが好ましい。
また、折り目B13の一部には台形の切り込みによって折り曲げられずに残るインデックス21が設けられている。なお、商品によって、このインデックス21の左右の位置を変えることができ、色も変えることもできる。また、このインデックス21は見出しとしての効果だけでなく、図5Aに示すように、その台形の露出部S2から書類Dの有無を簡単に確認できる効果もある。
また、図示していないが、図5Aの状態で、挿入口Mよりも上方(前部1の無い位置)の後部2Aの側端に側部3Aのような余分な部分を設けておき、この部分を書類Dの挿入ガイドや、書類ホルダー100Bの補強部として用いてもよい。
このように、第2実施形態の書類ホルダー100Aは、第1実施形態の書類ホルダー100と同様の効果を奏するとともに、側部3Aがあるので、側部3Aの幅までの多くの書類Dを収容することができる。ところで、非特許文献1のような書類ホルダーは、側部がなく、前部と後部が直接繋がっている。従って、少ない書類Dしか収容することができない。また、非特許文献1のような舌片に内蓋の先端が達している構成の書類ホルダーに側部を設けようとすると、側部の幅の分舌片による内蓋の保持力が低下するので、より一層内蓋が舌片から簡単に外れてしまい、書類ホルダーとして使用できない。
なお、書類ホルダー100Aは、内蓋4Aが閉じられて、サイズの仕様であるA4サイズの書類Dが収納された状態でも、図6Bに示すように、長い新聞紙NPや長い書類などを前部1と内蓋4Aの間に挿入することができ、利用形態のバリエーションも多い。通常、文房具は、想定していないような利用を使用者が行うことも多い。従って、利用形態のバリエーションが増えることは文房具である書類ホルダー100Aにおいても好ましい。
なお、上述の実施形態の書類ホルダー100、100Aの材質は不透明な厚紙であったが、本発明はこの材質に限定するものではない。紙製以外には、例えば、クリヤーホルダーによく使われているポリプロピレン製でも構わない。また、上述の実施形態の書類ホルダー100、100Aの挿入口Mは長手方向であったが、短手方向でもよい。
また、書類ホルダーは、例えば、第2実施形態の書類ホルダー100Aの前部1の表側に、透明な合成樹脂製の表ポケットを追加できるような構成でもよい。例えば、前部1に数カ所スリットを設けておき、そのスリットに透明樹脂製シートの挿入片を差し込むことで表ポケットを形成することができる。そして、このように表ポケットを追加することで、書類ホルダーに収容された書類リストを表ポケットの中に挿入しておく、というような使い方ができる。
[第3実施形態]
図7、図8を用いて第3実施形態の書類ホルダー100Bを説明する。図7Aは、内蓋4Bが開いている状態を示す展開図であり、図7Bは内蓋4Bが閉じている状態を示す展開図である。図8Aは内蓋4Bの挿入方法を示す断面図であり、図8Bは複数の収納された既存の書類ホルダー100A、100Bの間に新たな書類ホルダー100Bを挿入する状態を示す断面図である。
第3実施形態の書類ホルダー100Bにおいては、第2実施形態の書類ホルダー100Aと構成が同一の部分については同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略し、構成が異なる同一名の部分については参照符号に添え字「B」を付す。
第2実施形態の書類ホルダー100Aでは、内蓋4Aが後部2Aと一体で直接繋がっている構成となっていた。一方、図7A、図7Bに示すように、第3実施形態の書類ホルダー100Bでは、後部2Aと外蓋8が一体で直接繋がっている。そして、内蓋4Bは、後部2Aとは別体となっており、外蓋8の内側に接着剤ADで接着されることで、後部2Aと間接的に繋がっている構成となっている。そして、後部2Aと別体で間接的に繋がる内蓋4Bが、前部1と後部2Aの間に挿入され、後部2Aと一体で直接繋がる外蓋8は、前部1と後部2Aの間には挿入されず、挿入口Mを覆うものとなっている。
このような書類ホルダー100Bは、図8に示すように、内蓋4Bを湾曲させて挿入口Mに挿入して使用する。この時、第2実施形態のように、後部2Aを少し傾けることにより、内蓋4Bの湾曲を少なくして挿入することもできる。そして、内蓋4Bの先端は、前部1の側端と後部2Aの側端とが(側部3Aを介して)繋がっている位置にまで達している状態となり、外蓋8は、前部1の外側で挿入口Mを覆う。
図8Bに示すように、収納された外蓋8が無い第2実施形態の書類ホルダー100Aや外蓋8が有る第3実施形態の書類ホルダー100Bの間に、書類ホルダー100Bを挿入する。この時、書類ホルダー100Aの前部1側に書類ホルダー100Bが差し込まれる場合、書類ホルダー100Bの底部5の一部が書類ホルダー100Aの前部1と内蓋4Aの間に入り込んだり、底部5が前部1に当たって前部1を損傷させたりする危険性がある。これに対して、書類ホルダー100Bの前部1側に書類ホルダー100Bが差し込まれる場合、外蓋8によって挿入口Mが塞がれているのでそのような危険性はない。
このように、第3実施形態の書類ホルダー100Bは、第2実施形態の書類ホルダー100Aと同様の効果を奏するとともに、上記のような効果を奏する。
以上のように、本発明の書類ホルダーは、仕様サイズの書類を収容対象とし、前部と、後部と、後部の上端と繋がる内蓋と、を有する書類ホルダーであって、前部の高さが、その高さ方向における仕様サイズの書類の長さよりも短く、また、内蓋は、その先端が前部と後部の間に挿入可能となっており、内蓋の先端は、前部の側端と後部の側端とが繋がっている位置に達している。
なお、内蓋の先端は、前部の側端と後部の側端とが繋がっている位置にまで達する構成が重要であるが、この時の書類ホルダーは、実施形態1〜3のように、前部の側端と後部の側端とが側部を介して間接的に繋がっているものだけでなく、非特許文献1の書類ホルダーのように、前部の側端と後部の側端とが直接繋がっているものでもよい。
また、内蓋の先端が、前部の側端と後部の側端とが繋がっている位置にまで達する構成であれば、非特許文献1のように、書類ホルダーの前部の上端に舌片(後部とは繋がっていない舌片)が設けられていても構わない。
また、本発明の実施形態1〜3では、書類ホルダーの挿入口Mが全て長手方向に設けられていたが、短手方向に挿入口Mが設けられている構成でも構わない。また、短手方向に挿入口Mを設ける構成は、実際に作成して検証したところ、ポリプロピレン製のような樹脂製のホルダーに特に適していた。
100、100A、100B:書類ホルダー
1:前部
2:後部
21:インデックス
3:側部
4:内蓋
M:挿入口
S1:露出領域(内蓋開)
D:書類

Claims (3)

  1. 仕様サイズの書類を収容対象とし、
    前部と、後部と、前記後部の上端と繋がる内蓋と、を有し、前記前部の下端と前記後部の下端とが繋がって、前記前部と前記後部の間に前記仕様サイズの書類を収容可能とする書類ホルダーであって、
    前記前部の高さが、その高さ方向における前記仕様サイズの書類の長さよりも短く、
    前記内蓋は、その先端が前記前部と前記後部の間に挿入可能となっており、
    前記内蓋の先端は、前記前部の側端と前記後部の端部とが繋がっている位置に達しており、
    前記挿入口を覆う外蓋を前記内蓋の外側に備えたことを特徴とする書類ホルダー。
  2. 前記仕様サイズの書類が挿入される挿入口は前記前部と前記後部を繋ぐ側部により前記前部と前記後部が離間していることを特徴とする請求項1に記載の書類ホルダー。
  3. 前記前部の高さが、その高さ方向における前記仕様サイズの書類の長さよりも30mm以上短いことを特徴とする請求項1に記載の書類ホルダー。
JP2018089725A 2018-03-05 2018-05-08 書類ホルダー Active JP6513260B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018038848 2018-03-05
JP2018038848 2018-03-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6513260B1 true JP6513260B1 (ja) 2019-05-15
JP2019151089A JP2019151089A (ja) 2019-09-12

Family

ID=66530732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018089725A Active JP6513260B1 (ja) 2018-03-05 2018-05-08 書類ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6513260B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019151089A (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20090115183A (ko) 필름용 수납 상자
US6019540A (en) Devices for inserting and removing labels
JP6770352B2 (ja) 書類ホルダ及びファイル
JP6513260B1 (ja) 書類ホルダー
JP2006312294A (ja) 書類ホルダ
JP2006298448A (ja) ロール状包装材料収納カートン
JP3164506U (ja) クリアフォルダー
JP3116936U (ja) クリアポケット
JP6612146B2 (ja) ファイル
JP3121002U7 (ja)
JP4028133B2 (ja) ディスク用ケース
JP3121002U (ja) 紙類ホルダー
JP3467646B2 (ja) 収納ケース
JP2013209124A (ja) 梱包箱
JP2013095500A (ja) ティッシュペーパー箱
JP2010201725A (ja) ファイル
US915073A (en) Filing-folder.
JP2007245698A (ja) クリップ
KR0140396Y1 (ko) 서류용 비닐화일
CN110392656B (zh) 收容箱
JP2017100738A (ja) ロールシート収納紙箱
JP3802893B2 (ja) フィルムホルダー
JP2005254784A (ja) ストッパー付き袋状ファイル
JP3094925U (ja) ポケット付きファイル
JP3133858U (ja) 資料等の保存用のクリアファイル

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20180803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180913

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181225

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181225

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250