JP6507416B2 - 車両バックドア用ラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ動力による開扉作動可能な車両バックドア用ラッチ装置に関するものであり、特に、その小型化・軽量化において改良したラッチ装置に関するものである。
従来のバックドア用ラッチ装置は、ストライカと係合してバックドアを閉扉状態に維持する噛合機構(ラッチ・ラチェット機構)と、ストライカと噛合機構との係合状態をモータ動力で解除してバックドアを開扉可能とするアクチュエータ機構とを備え、外形的形状としては、噛合機構を収納するラッチハウジングと、動力系統を収納するアクチュエータハウジングと、両ハウジングの開口面を覆う金属プレートとから構成されている(特許文献1〜3)。
特開2003−090158号公報 特開2011−089340号公報 特開2008−013934号公報 特開2002−038799号公報
特許文献1〜3の従来ラッチ装置における共通の課題として、金属プレートが大きくなること、およびそれに伴う重量増加が指摘されている。例えば、特許文献1では、2個のラッチハウジングとアクチュエータハウジングとを大きな2枚の金属プレート(カバープレートおよびバックプレート)により連結固定しているため、大型化を招き、重量においても重大な不利を被っていた。また、特許文献2では、ラッチハウジングとアクチュエータハウジングとを合成樹脂により一体形成することで、小型軽量化を図っているが、一体にしたハウジングの開口部には大きな金属プレートを取り付けているため、軽量化における不利は解消されていない。加えて、ラッチ・ラチェット機構を軸止するラッチ軸およびラチェット軸は、合成樹脂製のハウジングに形成したボス部と1枚の金属プレートで支持することになるから、ラッチ・ラチェット機構に十分な強度を付与することは困難で、ハウジングおよび金属プレートの肉厚化による重量増加を招きかねず、小型軽量化という点で優れた構成になっているとはいえない。
特許文献3には、ラッチハウジングとアクチュエータハウジングとを合成樹脂により一体形成する構成と、ラッチハウジングに相当する部分の開放部およびその反対側面に金属製のカバープレートと金属製のバックプレートをそれぞれ配置して、ラッチハウジング相当部分を2枚の金属プレートでサンドウィッチする構成が開示されている。この構成によれば、ラッチ軸およびラチェット軸の両端を2枚の金属プレートで支持できるので、強度においては優れた構造が得られるが、金属製のバックプレートはアクチュエータハウジングの裏面に対して凹凸係合することでアクチュエータハウジングをも補強するため、相当に大きなプレートになり、金属プレートの大きさおよび軽量化の課題を解消したものではなかった。
また、特許文献4には、バックドア用ではなくスイングドア用のラッチ装置について開示されているが、このラッチ装置では、ストライカ通路を備えた合成樹脂製ボディの前後両面を金属プレートでサンドイッチし、このようにして形成したラッチユニットを別体で形成した2個の側面視L型の防盗用合成樹脂ケースで覆い隠すというものであり、ストライカ通路を備えた合成樹脂製ボディにアクチュエータハウジングを一体形成する構成は開示されていない。
よって、本発明は、ストライカSに係合することによりドアを閉扉位置に保持可能なラッチ・ラチェット機構と、前記ストライカSに対する前記ラッチ・ラチェット機構の係合を解除するモータ式アクチュエータ機構と、前記ラッチ・ラチェット機構を収納可能で前記ストライカSのストライカ通路14を備えたラッチハウジング11と、前記アクチュエータ機構を収納可能なアクチュエータハウジング12とを備え、前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12とは合成樹脂により1個のメインハウジング13として一体成形すると共に、前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12とは側面視においてL型になるように前記ラッチハウジング11の端部から前記アクチュエータハウジング12が起立するように構成し、前記ラッチハウジング11および前記アクチュエータハウジング12は、一側面側を開口させた凹部状とし、前記ラッチハウジング11の開口面には金属製カバープレート17を取付け、前記アクチュエータハウジング12の開口面には合成樹脂製カバーケース18を取付けた車両バックドア用ラッチ装置としたものである。
請求項1に係る発明では、ラッチハウジング11とアクチュエータハウジング12とでL型形状の合成樹脂製メインハウジング13を一体成形したので、小型で強度的に優れたラッチ装置が得られる。また、前記アクチュエータハウジング12の開口面には合成樹脂製カバーケース18を取付けることができるので、軽量化に優れたラッチ装置が得られる。
請求項に係る発明では、別体形成された金属製カバープレート17と合成樹脂製カバーケース18との間には間隔Mを介在させたので、走行時の振動やバックドア開閉時の振動等で互いの接触を防止でき、不快音の発生を抑制できる。
請求項に係る発明では、L型形状の合成樹脂製メインハウジング13の角部の強度を効率的に向上させることができる。
請求項に係る発明では、ラッチ19およびラチェット20をバックプレート24およびカバープレート17にかしめたラッチ軸21およびラチェット軸25で支持できるので、十分な強度を容易に確保できる。
請求項に係る発明では、バックプレート24の一側部の外側に、L型形状の合成樹脂製メインハウジング13の角部の強度を効率的に向上させるメイン補強板55A、55Bを配置できるので、バックプレート24を小型に形成することができるとともに、軽量化も向上する。
請求項に係る発明では、合成樹脂製カバーケース18とアクチュエータハウジング12との止着を一体形成の傾斜フック50に弾性係合爪49を嵌合させるだけで行えるから、組立作業の向上が期待できる。
本発明に係る車両バックドア用ラッチ装置を背面側から示す全体斜視図。 前記ラッチ装置のメインハウジングを正面側から示す全体斜視図。 前記ラッチ装置の要部を背面側から示す斜視図。 前記ラッチ装置のカバープレートとカバーケースとラッチ・ラチェット機構を背面側から示す斜視図。 前記ラッチ装置のカバーケースとアクチュエータ機構を背面側から示す斜視図。 前記カバープレートとカバーケースとが別体で互いに離間している状態を示す断面図。 前記ラッチ装置のアクチュエータハウジングに収納される各部材の分解斜視図。 前記ラッチ装置のラッチハウジングに収納される各部材の分解斜視図。 前記ラッチ装置のスイッチモジュールの背面側全体斜視図。 前記ラッチ装置のスイッチモジュールの正面側全体斜視図。 前記ラッチ装置のカバープレートとラッチハウジングとバックプレートの分解斜視図。
本発明に係る車両バックドア用ラッチ装置の一実施形態を図面により説明する。本発明のラッチ装置10の要旨は、概ね外形形状に由来するものである。
前記ラッチ装置10は、図1に示したように、周知のラッチ・ラチェット機構が収納されるラッチハウジング11と、ラッチ・ラチェット機構の係合状態をモータ動力で解除するアクチュエータ機構を収納するアクチュエータハウジング12とを備えている。この両ハウジング11、12は合成樹脂により一体形成され、1個のメインハウジング13を構成する。ラッチハウジング11にはストライカSが進入するストライカ通路14が形成されている。
前記メインハウジング13は、本実施例においては、側面視L型を呈しているが、取り付けられるバックドアの内部空間との関係でラッチハウジング11とアクチュエータハウジング12とが為す角度は変更される。なお、ラッチ装置10は側面視でL型を呈しているが、以後の説明では、特に言及のない限り、図1で示した面を全体としてラッチ装置10の背面側と称し、正面側はこれに反する側を称するものとする。
図2に示したように、メインハウジング13は正面側を開放した凹部状を呈しており、周辺には正面側に起立させた起立フランジ15が形成されている。メインハウジング13の正面側の開口面16は、図4に示したカバープレート17およびカバーケース18により蓋される。カバープレート17はラッチハウジング11の開口部を、カバーケース18はアクチュエータハウジング12の開口部をそれぞれ閉塞する。カバープレート17は金属プレートのプレス加工から形成されるが、カバーケース18は合成樹脂で形成され、両者は完全に別体となっている。また、カバープレート17とカバーケース18は、メインハウジング13に組付けられるとき、図6の断面で示したように、互いに適切な間隔Mを置いて固定される。この間隔Mにより、別体に形成されたカバープレート17とカバーケース18とが走行時の振動やバックドア開閉時の振動等で互いに接触しないように設定する。本願の趣旨から金属プレート製のカバープレート17は可能の限り小さい方がよい。
前記メインハウジング13の内部には、ラッチ・ラチェット機構やアクチュエータ機構を収納するのに適した多数の軸孔やボス部や軸受等が一体成形されている。
ラッチ・ラチェット機構は、周知のように、ストライカS(図1)との係合により回転するラッチ19(図4)と、ラッチ19と係合してその逆転を防止するラチェット20とを備えている。ラッチ19を軸止するラッチ軸21は、ラッチハウジング11のラッチスリーブ22に挿通され、ラッチ軸21の後端23はラッチハウジング11の背面側に突き出て、図1に示したように、金属製のバックプレート24に加締付けられる。また、ラチェット20を軸止するラチェット軸25は、ラッチハウジング11のラチェットスリーブ26に挿通され、ラチェット軸25の後端27はラッチハウジング11の背面側に突き出て、バックプレート24に加締付けられる。ラッチ19はラッチバネ28(図8)によりストライカ開放方向に付勢され、ラチェット20はラチェットバネ29(図8)によりラッチ19との係合方向に付勢される。
アクチュエータ機構はモータ30を有し(図7、5参照)、モータ30の出力軸にはウォーム31が取り付けられる。モータ30およびウォーム31は、アクチュエータハウジング12のモータ収納部32に取付けられる。ウォーム31にはウォームホイール33を噛合させる。ウォームホイール33はアクチュエータハウジング12に形成した第1ボス部34の外周に回転自在に支持させる。モータ30が駆動するとウォームホイール33は同軸上に配置した中立復帰バネ35の弾力に抗して回転する。
アクチュエータハウジング12の第2ボス部36(図2、7参照)には、オープンレバー37を軸支させる。モータ30の動力によりウォームホイール33が回転すると、ウォームホイール33はオープンレバー37を戻しバネ38の弾力に抗して図4、5において時計回転させ、オープンレバー37をラチェット20の端部39に当接させる。図4と図8とでは、示す方向が異なるため、ラチェット20の端部39が異なる向きに伸びている。オープンレバー37が端部39に当接すると、ラチェット20はラチェットバネ29の弾力に抗してラッチ19から離脱する方向に回転し、これにより、ラッチ19はストライカSを開放し、バックドアは開扉可能となる。
アクチュエータハウジング12には、図2に示したように、スイッチモジュール収納部40を形成し、そこにスイッチモジュール41を収納させる。スイッチモジュール41は、3つの構成体から形成されており、1つ目の構成体は、外部電源(車両バッテリー)や車内操作スイッチ等の制御部に電気的に接続するためのカプラー部42である。カプラー部42は通常雌型であり、車両のバッテリーや制御部にハーネスを介して接続されたバックドア側の雄型カプラーが挿入される。カプラー部42は、アクチュエータハウジング12に形成した開口部43を介して外方に露見させる。
2つ目の構成体は、前記ラッチ19の回転位置を検出するラッチ検知部44である。ラッチ検知部44はラッチ19の回転と連動する回転レバー45と、回転レバー45の回転よりオンオフするラッチスイッチ46を備えている。3つ目の構成体は、導電プレートのインサート成形部47である。インサート成形部47はモータ30に接続される電極プレート48や、ラッチスイッチ46に接続される信号プレートを備える。
バックドア側に設けられる接続カプラーの形状や規格は、車種により多岐に亘るが、これらへの対応は、車種毎の規格に応じてスイッチモジュール41を単体で設計製造することで、安価に容易に対応でき、アクチュエータハウジング12全体の設計変更や、ラッチ装置10の設計変更のような大がかりな作業を省くことが期待できる。
前記カバーケース18は、アクチュエータハウジング12の開口部の形状に合わせた板状体で、ゴムパッキン等のシール部材を介してアクチュエータハウジング12に取り付けられるが、この取付作業を容易にするために、カバーケース18には背面側に屈曲形成した複数の弾性係合爪49を形成し、アクチュエータハウジング12の起立フランジ15の側面には、弾性係合爪49と係合可能の複数の傾斜フック50を一体形成する。これにより、アクチュエータハウジング12の開口部にカバーケース18を被せて押し込むと、弾性係合爪49が傾斜フック50の斜面に案内されて弾力的に拡幅しながら、弾性係合爪49が傾斜フック50に良好に係合し、アクチュエータハウジング12に対するカバーケース18の組み付けは容易に確実に行える。なお、弾性係合爪49をアクチュエータハウジング12に、傾斜フック50をカバーケース18に形成しても良い。
図11は、カバープレート17とバックプレート24と、これらにより狭持されるラッチハウジング11を示している。なお、作図の関係で、ラッチハウジング11と一体形成されるアクチュエータハウジング12は省略している。ラッチ軸21およびラチェット軸25は、その両端がカバープレート17およびバックプレート24に加締付けられ、ラッチ軸21およびラチェット軸25によりこれらは固着される。本願では、このようにして固着された三重構造のボディを、カバープレート17に形成した左右一対の取付ブラケット51に形成した取付孔52を介して、バックドアに対してボルト等の止具で固着する。
このため、ラッチ装置10をバックドアに対して固定するための金属部分は、一対の取付ブラケット51を備えたカバープレート17のみとなると共に、カバープレート17はラッチハウジング11をカバーするものであって、アクチュエータハウジング12に対する補強的作用は備えていないため、非常に小型で軽量に製造できる。
また、カバープレート17とバックプレート24と、これらにより狭持されたラッチハウジング11からなる三重構造のボディ部分は、ラッチ軸21およびラチェット軸25の両端を金属製のカバープレート17およびバックプレート24に加締付けることで、強固に組み付けられるが、バックプレート24自体は、図1、11を参照すれば明白なように、ラッチハウジング11に対しても格段に小さく、ラッチ軸21およびラチェット軸25を加締るためのあて板程度である。具体的には、バックプレート24の前方側には、閉扉時にストライカSとの干渉を避けるための大きな切込み部53が形成されていっそうの小型軽量化が図られている。また、バックプレート24の後方側にはバックプレート24補強用のリム54が形成されているが、アクチュエータハウジング12に対する補強的作用は備えていない。また、バックプレート24の後方端縁は起立させた屈曲部24Aとしてあるが、これは、アクチュエータハウジング12に対して直接的に接触してこれを補強保持するための当接部ではなく、むしろ、バックプレート24に形成した補強のリム54等の効果と相俟って、バックプレート24自体の強度を向上させるのが目的であり、これにより、バックプレート24は所定の強度を確保した上で、従来に比べて格段に小型軽量化を図れることになる。つまり、本願のバックプレート24は、ラッチ軸21およびラチェット軸25によるラッチ19およびラチェット20の支持強度を図るものであり、アクチュエータハウジング12に対する補強についてはそれほど考慮に入れていない(ラッチハウジング11が補強されることにより、間接的にアクチュエータハウジング12が補強されることは念頭に置いていない)。
前記ラッチハウジング11とアクチュエータハウジング12とは一体形成され、図3にてよく示されているように、両者のL型屈曲部には、複数の三角状の補強板55が一体的に形成される。複数の補強板55のうち、メインハウジング13の幅方向の両側には、強い強度を確保するためのメイン補強板55A、55Bが配置され、メイン補強板55A、55Bの間には、前記バックプレート24の後端縁を臨ませ、バックプレート24が、ラッチハウジング11とアクチュエータハウジング12との屈曲部の補強の邪魔にならないようにする。このため、バックプレート24の後端縁は、メインハウジング13の幅方向に対しても十分に狭いものとなり、いっそうの小型軽量化が期待できる。
次に、ラッチ装置10の組み付け作業について説明する。
ラッチ装置10の組立にあっては、予め、スイッチモジュール41を別途モジュール製造しておく。
次に、メインハウジング13を、図7に示したように、アクチュエータハウジング12の開口部が上方を向く状態で固定し、アクチュエータハウジング12のモータ収納部32に、ウォーム31を取り付けたモータ30を載置し、アクチュエータハウジング12のスイッチモジュール収納部40に予めモジュール化したスイッチモジュール41を取り付け、電極プレート48をモータ30に接続させる。
ついで、アクチュエータハウジング12の第1ボス部34の外周に、中立復帰バネ35およびウォームホイール33を取付けると、ウォームホイール33はウォーム31に噛合する。また、アクチュエータハウジング12の第2ボス部36にオープンレバー37を軸止させ、オープンレバー37に戻しバネ38を取り付ける。
これにより、アクチュエータハウジング12内への部品組み付けは完了し、上からカバーケース18でアクチュエータハウジング12の開口部を塞ぐと、カバーケース18の弾性係合爪49がアクチュエータハウジング12の傾斜フック50の斜面に案内されて弾力的に拡幅しながら、弾性係合爪49が傾斜フック50に良好に係合し、アクチュエータハウジング12に対するカバーケース18の組み付けは容易に確実に終了し、その後、ネジ56を第1ボス部34および第2ボス部36の中心のネジ溝に螺合させると、アクチュエータハウジング12側の作業は完了する。
アクチュエータハウジング12側の組付け作業が終了したら、図8のように、ラッチハウジング11の開口面が上方を向くように向きを変え、ラッチハウジング11のラッチスリーブ22に鍔付きのラッチ軸21を挿通し、その後、ラッチバネ28、ラッチ19を順次取付け、同様に、ラッチハウジング11のラチェットスリーブ26に鍔付きのラチェット軸25を挿通し、その後、ラチェットバネ29、ラチェット20を順次取付け、その後、カバープレート17を上方から被せ、カバープレート17の軸孔から上方に突出したラッチ軸21とラチェット軸25の端部を加締により固定する。
カバープレート17に対して、ラッチ軸21とラチェット軸25の加締処理が終了したら、図3のように、ラッチハウジング11の背面が上方を向くように向きを変える。すると、カバープレート17に対して加締処理が施されたラッチ軸21とラチェット軸25の後端23、27がラッチハウジング11の背面から上方に突き出るので、そこに、バックプレート24の軸孔57を差し込み、ラッチ軸21とラチェット軸25の後端23、27をバックプレート24に加締により固定する。
最後に、ラッチハウジング11の背面部のエマージェンシー操作口58にキャップ59を止着する。エマージェンシー操作口58にはラチェット20の手動操作部60が臨んでいる。
10…ラッチ装置、11…ラッチハウジング、12…アクチュエータハウジング、13…メインハウジング、14…ストライカ通路、15…起立フランジ、16…開口面、17…カバープレート、18…カバーケース、19…ラッチ、20…ラチェット、21…ラッチ軸、22…ラッチスリーブ、23…後端、24…バックプレート、24A…屈曲部、25…ラチェット軸、26…ラチェットスリーブ、27…後端、28…ラッチバネ、29…ラチェットバネ、30…モータ、31…ウォーム、32…モータ収納部、33…ウォームホイール、34…第1ボス部、35…中立復帰バネ、36…第2ボス部、37…オープンレバー、38…戻しバネ、39…端部、40…スイッチモジュール収納部、41…スイッチモジュール、42…カプラー部、43…開口部、44…ラッチ検知部、45…回転レバー、46…ラッチスイッチ、47…インサート成形部、48…電極プレート、49…弾性係合爪、50…傾斜フック、51…取付ブラケット、52…取付孔、53…切込み部、54…リム、55…補強板、55A、55B…メイン補強板、56…ネジ、57…軸孔、58…エマージェンシー操作口、59…キャップ、60…手動操作部、M…間隔、S…ストライカ。

Claims (6)

  1. ストライカに係合することによりドアを閉扉位置に保持可能なラッチ・ラチェット機構と;
    前記ストライカに対する前記ラッチ・ラチェット機構の係合を解除するモータ式アクチュエータ機構と;
    前記ラッチ・ラチェット機構を収納可能で前記ストライカストライカ通路14を備えたラッチハウジング11と;
    前記アクチュエータ機構を収納可能なアクチュエータハウジング12とを備え;
    前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12とは合成樹脂により1個のメインハウジング13として一体成形すると共に、前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12とは側面視においてL型になるように前記ラッチハウジング11の端部から前記アクチュエータハウジング12が起立するように構成し
    前記ラッチハウジング(11)および前記アクチュエータハウジング(12)は、一側面側を開口させた凹部状とし、前記ラッチハウジング(11)の開口面には金属製カバープレート(17)を取付け、前記アクチュエータハウジング(12)の開口面には合成樹脂製カバーケース(18)を取付けた車両バックドア用ラッチ装置。
  2. 請求項において、前記金属製カバープレート17と前記合成樹脂製カバーケース18との間には、互いの接触を防止する間隔を介在させた車両バックドア用ラッチ装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12との連結部には互いの角度を保持する複数の筋交い状のメイン補強板55A55Bを一体形成した車両バックドア用ラッチ装置。
  4. 請求項1又は2において、前記ラッチハウジング11の前記開放面の反対側には金属製バックプレート24を配置し、前記ラッチ・ラチェット機構のラッチ19およびラチェット20のラッチ軸21およびラチェット軸25の両端を、前記金属製カバープレート17および前記金属製バックプレート24にそれぞれ加締により固定した車両バックドア用ラッチ装置。
  5. 請求項において、前記ラッチハウジング11と前記アクチュエータハウジング12との連結部には互いの角度を保持する複数の筋交い状のメイン補強板55A55Bを一体形成し、前記メイン補強板55A55Bは前記金属製バックプレート24の一側部の外方に配置した車両バックドア用ラッチ装置。
  6. 請求項1、2、4又は5において、前記合成樹脂製カバーケース18および前記アクチュエータハウジング12のいずれか一方には傾斜フック50を、いずれか他方には傾斜フック50に係合する弾性係合爪49を形成した車両バックドア用ラッチ装置。
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