JP6506599B2 - 照明光学系及び露光装置並びにデバイス製造方法 - Google Patents
照明光学系及び露光装置並びにデバイス製造方法 Download PDFInfo
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Description
図1を参照して、本実施形態の露光装置の構成を説明する。露光装置50は、スリット光により基板を走査露光する露光装置であり、照明光学系1と、アライメントスコープ2と、投影光学系4と、基板ステージ17と、計測部18と、制御系19とを含む。原版3は、アライメントスコープ2と投影光学系4との間に配置され、基板16は、基板ステージ17に保持される。
図8を参照して、本発明の第2実施形態に係るスリット補正装置600について説明する。図8は図2に示した調整部のA−A断面図に対応する図を示している。本実施形態のスリット補正装置600は、第1実施形態のスリット補正装置51と比較して、調整部の配置方向が異なっている。第1実施形態と同様、可変ブレード602は照明光の光軸601に対して傾斜して設けられている。そこで本実施形態では、調整部603が、その駆動方向が、可変ブレード602の円弧の法線方向を向き、かつ、可変ブレード602の傾斜面に対して垂直となるように取り付けられる。
第1実施形態に係る図2においては、第3調整部206は、第1開口部調整部204及び第2開口部調整部205と同じ構成を有するものとして説明した。しかし、図2にも示されているように、最も外側の第3調整部206は、領域Rの範囲外の位置(精度必要範囲外の位置)に配置されるものである。これにより、露光光量のむらを所望の精度に追い込むために補正位置302を押し引きした場合にも、領域R内(精度必要範囲内)の露光光量のむらの悪化が抑制され、解像度の劣化が防止される。この場合、第3調整部206には、積極的に可変ブレード201を押し引きする機構はなくてもよい。すなわち、第3調整部206は調整部材210を有しないものであってもよい。図9に、領域Rの範囲外の位置(精度必要範囲外の位置)に配置される第3調整部206には調整部材210が省略された例を示した。
本発明の実施形態に係るデバイス製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
Claims (9)
- 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
前記光源と前記被照明面との間に設けられ、前記被照明面における照明領域の形状を規定する開口を形成する遮光板と、
前記開口の形状を調整するために、前記遮光板の複数の箇所に力を加える複数の調整部と、
を備え、
前記複数の調整部のそれぞれは、円弧上の複数の位置における互いに異なる法線方向に移動されることによって前記遮光板の複数の箇所に力を加え、
前記複数の調整部のうちの第1の調整部は、前記複数の調整部のうちの第2の調整部が移動される前記法線方向において力を加える際に、前記第1の調整部が移動される前記法線方向とは異なる方向における変位を許容する逃げ機構を有する
ことを特徴とする照明光学系。 - 前記逃げ機構は、
前記調整部が移動される前記法線方向と直交しかつ前記開口を通過する照明光の光軸に平行な第1軸方向への変位を許容する第1逃げ機構と、
前記調整部が移動される前記法線方向と直交しかつ前記第1軸方向と直交する第2軸方向への変位を許容する第2逃げ機構と、
前記調整部の前記第1軸まわりの回転を許容する第3逃げ機構と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。 - 前記第3逃げ機構は、前記遮光板に固定されることを特徴とする請求項2に記載の照明光学系。
- 前記円弧の中央の位置に配置され、前記開口の形状を調整するために前記遮光板の前記中央の位置に対して前記円弧の法線方向に力を加える中央調整部であって、前記逃げ機構を有しない中央調整部を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明光学系。
- 前記遮光板は、前記開口を通過する照明光の光軸に対して、前記照明光の広がり角に対応して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明光学系。
- 前記複数の調整部の各々は、前記遮光板の傾斜面に対して垂直になるように取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の照明光学系。
- 前記複数の調整部のうち最も外側の調整部は、前記遮光板における所定の精度必要範囲外の位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の照明光学系。
- マスクを照明する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明光学系と、
前記マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系と、
を有することを特徴とする露光装置。 - 請求項8に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
前記工程で露光された基板を現像する工程と、
を含むデバイス製造方法。
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