JP2018066956A - 照明光学系、露光装置、および物品製造方法 - Google Patents

照明光学系、露光装置、および物品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつ省スペースでありながらも、照明領域を規定する遮光板の形状を精度良く目標形状に整形する技術を提供する。
【解決手段】光源からの光で被照明面を照明する照明光学系が提供される。照明光学系は、前記光源と前記被照明面との間に設けられ、前記被照明面における照明領域の形状を規定する開口の少なくとも一部の形状を形成する遮光板と、前記遮光板に力を加えて該遮光板を変形させることにより前記開口の形状を調整する複数の調整部とを有する。前記複数の調整部は、前記遮光板の互いに異なる複数の位置に力を加えるように構成され、前記複数の調整部のうち少なくとも1つの調整部は、該調整部が前記遮光板に力を加える位置を変更可能に構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、照明光学系、露光装置、および物品製造方法に関する。
露光装置においては、光源から射出された光束が、オプティカルインテグレータ(フライアイレンズ等)を介して、多数の光源からなる実質的な面光源としての二次光源を形成する。二次光源からの光束は、コンデンサレンズにより集光されて、所定のパターンが形成されたマスクを重畳的に照明する。マスクのパターンを透過した光は、投影光学系を介して基板上に結像する。こうして、基板上にマスクパターンが投影露光(転写)される。なお、マスクに形成された微細パターンを基板上に正確に転写するには、基板上において均一な照度分布を得ることが不可欠である。
そこで、マスクと光学的に共役な位置に露光量のばらつきに応じて開口幅を調整可能な照明領域整形手段を配置し、露光量のばらつきを補正する技術が種々提案されている。例えば特許文献1には、開口幅変更手段による開口幅の変更に関わらず、開口幅が変化しない位置を不動位置とするとき、照明領域端部を不動位置と略一致させる技術が開示されている。また、特許文献2には、被照射面における露光量分布ばらつきのうち2次以上の成分を補正するために、スリット状の照明領域を規定する長辺のうち片方を2次以上の成分を含む曲線状に形成する技術が開示されている。
特開2005−175040号公報 特開2006−134932号公報
図8は、従来の照明領域整形手段における、調整部を有する円弧形状金属板(遮光板)の端面形状を示す平面図である。なお、図8においては、X方向に左右対称であるため、左側を省略している。L0は標準状態の端面形状を示している。P00は中央調整部が取り付けられた中央位置を示している。また、P01は第1の調整部が取り付けられた補正位置を、P02は第2の調整部が取り付けられた補正位置を、P03は第3の調整部が取り付けられた補正位置を示している。
例えば、遮光板をL1のような目標形状に整形したい場合、P01とP02の間の位置P04には調整部がないため、遮光板の形状を精度よく形状L1に整形することは困難である。P00〜P03位置に調整部がある場合にL1の形状を目標として整形した場合、結果として遮光板はL2のような形状になってしまう。P01とP02の間に調整部を追加すれば、遮光板をL1の形状へ整形可能である。しかし、調整部を追加することは、コストアップにつながり、また、スペースの制約により調整部を追加配置できない等の問題も生じうる。
本発明は、低コストかつ省スペースでありながらも、照明領域を規定する遮光板の形状を精度良く目標形状に整形する技術を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面によれば、光光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、前記光源と前記被照明面との間に設けられ、前記被照明面における照明領域の形状を規定する開口の少なくとも一部の形状を形成する遮光板と、前記遮光板に力を加えて該遮光板を変形させることにより前記開口の形状を調整する複数の調整部とを有し、前記複数の調整部は、前記遮光板の互いに異なる複数の位置に力を加えるように構成され、前記複数の調整部のうち少なくとも1つの調整部は、該調整部が前記遮光板に力を加える位置を変更可能に構成されていることを特徴とする照明光学系が提供される。
本発明によれば、低コストかつ省スペースでありながらも、照明領域を規定する遮光板の形状を精度良く目標形状に整形する技術を提供することができる。
実施形態に係る露光装置の構成を示す図。 実施形態におけるスリット補正装置の構成を示す図。 実施形態におけるスリット補正装置の動作を説明する図。 実施形態におけるスリット補正装置の動作を説明する図。 実施形態におけるスリット補正装置の動作を説明する図。 実施形態における接続機構の例を示す図。 実施形態における露光装置による、スリット補正装置を駆動して露光を行う方法のフローチャート。 従来のスリット補正装置の動作を説明する図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、以下の実施形態は本発明の実施の具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号をつける。また、各図において、基板面上で互いに直交する方向のうち走査方向をY方向、他方をX方向とする。
図1は、本実施形態に係る露光装置100の構成図である。露光装置100は、スリット光により基板を走査露光する露光装置であり、照明光学系1と、アライメントスコープ2と、投影光学系4と、基板ステージ17と、計測器18と、制御系19とを含みうる。マスクを構成する原版3は、アライメントスコープ2と投影光学系4との間に配置され、基板16は、基板ステージ17に保持されている。計測器18は、基板16と同面の露光量を計測する。
照明光学系1は、光源からの光でマスク(被照明面)を照明する光学系である。照明光学系1は、例えば、光源5と、第1コンデンサレンズ6と、フライアイレンズ7と、平面鏡11と、第2コンデンサレンズ8と、スリット補正装置200と、結像光学系10とを含みうる。光源5は、例えば、高圧水銀ランプと楕円ミラーとを含みうる。光源5により射出された光は、第1コンデンサレンズ6およびフライアイレンズ7を通過した後、平面鏡11によって光路を折り曲げられ、遮光板による露光領域整形機能を有するスリット補正装置200に入射する。スリット補正装置200は、マスクである原版3の照明領域(即ち、原版3を照明するスリット光の断面形状)を、例えば、X方向に長い円弧状になるように規定する視野絞りを含む。この視野絞りは、フライアイレンズ7のフーリエ変換面となっており、原版3と光学的に共役な位置に配置されている。結像光学系10は、スリット補正装置200によって規定されたスリット光を投影光学系4の物体面(原版3)に照明させるように配置されている。また、アライメントスコープ2は、原版3のアライメントマークと基板16のアライメントマークとを、投影光学系4を介して同時に検出する。
投影光学系4は、第1平行平板13a、平面鏡14、凹面鏡12、凸面鏡15および第2平行平板13bを含み、照明光学系1により照明される原版3のパターンの像を基板16に投影する。原版3は投影光学系4の物体面に、基板16は投影光学系4の像面にそれぞれ配置されている。投影光学系4は、等倍結像光学系、拡大結像光学系および縮小結像光学系のいずれとしても構成されうるが、本実施形態では等倍の光学系として構成されているものとする。原版3を通過したスリット光は、第1平行平板13a、平面鏡14の第1面14a、凹面鏡12の第1面12a、凸面鏡15、凹面鏡12の第2面12b、平面鏡14の第2面14b、および第2平行平板13bを経て基板16上に入射する。これにより、照明光学系1により照明された原版3のパターンの像は、基板上に結像される。
制御系19は、露光装置100における露光処理を統括的に制御する。特に、制御系19は、露光処理において、計測器18または装置外部からの入力に基づいてスリット補正装置200の制御も行う。制御系19は、決定部19a、制御部19b、記憶部19cを含みうる。記憶部19cは、スリット補正装置200の制御を含む露光処理の制御プログラムや各種データを記憶する。制御部19bは記憶部19cに記憶されている制御プログラムを実行することで露光装置100の制御を行う。決定部19aは、計測器18で計測された基板16と同面の露光量、又は、装置外部から入力される、線幅計測結果から算出された光量調整量などに基づいて、スリット補正装置200の駆動量を決定する。もっとも、決定部19aの機能は制御部19bに含まれていてもよい。
以下、本実施形態におけるスリット補正装置200について説明する。図2は、スリット補正装置200の構成を示す平面図である。スリット補正装置200は、開口(スリット)の形状を調整して、原版3と基板16とを走査して露光する際に、基板16上の露光領域に生じる露光光量のばらつきを補正する機能を有する。スリット補正装置200は、図2に示されるように、可撓性を有する薄肉金属部材で構成される可変ブレード201と、靱性の高い部材で構成される固定ブレード202とを有する。可変ブレード201は、被照明面における照明領域の形状を規定する開口OPの少なくとも一部の形状を形成する遮光板である。この可変ブレード201と固定ブレード202との間に形成される開口OPによって、光源からの光によって被照明面が照明される照明領域に到達する光量が規定される。図示された照明領域EEは、可変ブレード201の形状の精度必要範囲を表す。本実施形態において、可変ブレード201と固定ブレード202とによって、円弧形状の開口OPが形成されているが、円弧形状に限定されるものではなく、例えば矩形形状であってもよい。
スリット補正装置200は、可変ブレード201に力を加えて可変ブレード201を変形させることにより開口OPの形状を調整する複数の調整部を有する。複数の調整部は、可変ブレード201の互いに異なる複数の位置に力を加えるように構成されている。複数の調整部のうち少なくとも1つの調整部は、当該調整部が可変ブレード201に力を加える位置を変更可能に構成されている。制御部19bは、調整部が可変ブレード201に力を加える位置と、該力の大きさを制御することができる。本実施形態において、複数の調整部それぞれは、開口OPを通過する照明光の光軸(すなわち投影光学系の光軸(Z方向))と直交する第1方向(Y方向)に力を加えるよう構成されている。可変ブレード201の中央位置には、可変ブレード201の位置を固定する中央調整部203が設けられている。可変ブレード201の、中央調整部203に関してX方向に対称な位置には、可変ブレード201を押し引きして開口OPの走査方向(Y方向)の開口幅を局所的に変更するための一対の第1調整部204が配置されている。第1調整部204の外側には第2調整部205が、さらにその外側(本実施形態では最も外側)には、第3調整部206が配置されている。
複数の調整部それぞれは、投影光学系の光軸(Z方向)と上記第1方向(Y方向)とに直交する第2方向(X方向)に移動させる移動機構211bを含みうる。本実施形態において、中央調整部203、第1調整部204、第2調整部205及び第3調整部206はそれぞれ、可変ブレード201をY方向に押し引きするための駆動部211a(アクチュエータ)と、X方向に移動可能な移動機構211bを備えうる。なお、中央調整部203の主たる役割は可変ブレード201の支持にあるため、駆動部211aや移動機構211bを有しない態様も考えられる。制御部19は、移動機構211bを制御するとともに、可変ブレード201に対して第1方向(Y方向)に加える力の大きさを制御することができる。
可変ブレード201を駆動部211aにより押し引きして開口OPの走査方向(Y方向)の開口幅を変更するためには、可変ブレード201と調整部とが接続されている必要がある。しかし、移動機構211bにより調整部をX方向へ移動させる場合にはその接続を解除する必要がある。そこで本実施形態では、第1調整部204、第2調整部205及び第3調整部206はそれぞれ、可変ブレード201との接続を解除可能な接続機構212を有しうる。
図6に接続機構212を備える第3調整部206の具体的な構成例を示す。図6には第3調整部206の構成例が記載されているが、第1調整部204や第2調整部205にも同様に適用可能である。
図6(a)は、接続機構212として、可変ブレード201との接続部に電磁石Eを使用し、電磁力で可変ブレード201との接続/接続解除を制御する例を示している。Y方向への駆動は、駆動部211aにより行われる。また、X方向に延びるリニアガイドLGが配置され、移動機構211bはこのリニアガイドLGに沿って移動しうる。図6(b)は、接続機構212として、可変ブレード201との接続部にクランプCを使用した例を示している。クランプCは、可変ブレード201に形成された突起部201aの挟み込みを制御することで可変ブレード201と接続/接続解除を行う。Y方向への駆動は、駆動部211aにより行われる。図6(a)及び図6(b)において、駆動部211a及び移動機構211bは、例えば、ピエゾ素子、静電アクチュエータ、高分解能のモータ、シリンダー等を用いた駆動機構によって実現されうる。また、可変ブレード201が円弧形状である場合には、移動機構211bはその円弧形状に沿って移動する構成にしてもよい。
図3は、図2に示されたスリット補正装置200の可変ブレード201及び固定ブレード202の端面形状(開口OPの形状)を示す平面図である。なお、図3においては、説明のため、中央調整部203から左側を省略している。図3において、破線で示された形状L0は、可変ブレード201の標準状態の端面形状を示している。形状L0において、位置P00は、中央調整部203が取り付けられた中央位置を示す。また、位置P01は、第1調整部204が取り付けられた補正位置を示し、位置P02は、第2調整部205が取り付けられた補正位置を示し、位置P03は、第3調整部206が取り付けられた位置を示している。なお、図2に示されるように、実際には可変ブレード201の厚みがあるが、図3等においては省略している。位置Pは可変ブレード201に力を加える位置に対応する。
例えば、可変ブレード201を実線で示される形状L1(目標形状)に整形したい場合を考える。この場合、位置P01と位置P02の間にある位置P04において可変ブレード201に力を加える調整部がないため、このままではブレード形状を精度よく形状L1に整形することが難しい。そこで本実施形態では、制御部19bは、目標形状に応じて、位置P01において可変ブレード201に力を加えていた第1調整部204を、移動機構211bにより位置P04へ移動させる。これにより、第1調整部204は、位置P04において可変ブレード201に力を加えることができ、可変ブレード201の形状を精度よく形状L1(目標形状)に合わせ込むことができる。
このように、整形したいブレード形状に合わせて調整部を移動させることにより、精度よくブレードを整形することができる。
次に、図4を参照して、X方向における照明領域の幅の変化に対応した移動機構211bの制御の例を説明する。
図4において、破線で示されたL0は標準状態の可変ブレード201の端面形状を示している。また、P00は中央調整部203が取り付けられた中央位置を、P01は第1の調整部204が取り付けられた補正位置を、P02は第2の調整部205が取り付けられた補正位置を示している。また、P03は照明領域EEの場合の第3の調整部206が取り付けられた補正位置を、P13は照明領域EE’の場合の第3の調整部206が取り付けられた補正位置を示している。
照明領域の端部においては照度ばらつきが大きい場合があるため、照明領域の端部に相当する位置に調整部を設けることが望ましい。そのため、基板の露光領域における露光量のばらつきを補正するために、照明領域の端部にある位置P03に、第3調整部206を設けている。
ところで、液晶パネルの面取り等によって露光領域が変更されることがある。例えば、X方向における照明領域の幅がEEからEE’に変わった場合、照明領域EE’の端部の位置P13には調整部がなく、そのままでは精度よく可変ブレード201を整形することが難しい。そこで本実施形態では、制御部19bは、位置P03にある第3調整部206を、移動機構211により位置P13へ移動させる。これにより、照明領域の端部における可変ブレード201の形状を精度よく目標形状に合わせ込むことができる。
あるいは、照明領域の変化に対応して、図5に示されるような制御を行ってもよい。図5において、位置P01、P02、P03は、照明領域EEにおける調整部の最適な配置を示している。また、位置P11、P12、P13は、照明領域EE’における調整部の最適な配置を示している。通常、露光領域における露光量のばらつきを補正するために、位置P01、P02、P03で各調整部を押し引きすることで、可変ブレード201の形状が整形される。ここで、照明領域がEEからEE’に変更されると、位置P01、P02、P03で補正できない形状が発生する場合がある。そこで本実施形態では、制御部19bは、X方向における照明領域の幅の変更に応じて、各調整部を、より精度よく補正できる位置P11、P12、P13へ、各調整部に備えられた移動機構211bによって移動させる。これにより、可変ブレード201の形状を精度よく整形できるようになる。
以下、スリット補正装置200を駆動して露光を行う方法を、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、S1で、制御系19の制御部19bは、照明領域の幅の情報を取得し、これを照明領域データとして記憶部19cに格納する。次に、S2で、制御部19bは、計測器18からの可変ブレード201の標準状態での基板の露光領域の露光量のデータを取得し、これに基づき露光量分布のむら(露光ムラ)を算出し、この算出結果のデータを記憶部19cに格納する。次に、S3で、決定部19bは、記憶部19cに記憶されている照明領域データおよび露光ムラのデータに基づいて、可変ブレード201の目標形状を決定する。そして、可変ブレード201をその目標形状にするための、スリット補正装置200の各調整部の駆動部211a及び移動機構211bの駆動量を決定する。このとき決定部19bは、X方向端部の調整部(図4、図5の例では第3調整部206)の移動機構211bの駆動量を、照明領域データから特定される照明領域の端部の位置に合わせるように決定することができる。次に、S4で、制御部19bは、各調整部を、それぞれ決定された駆動量で駆動して可変ブレード201を整形する。これにより、露光ムラが補正される。その後、S5で、制御部19bは、基板を走査露光する。
<物品製造方法の実施形態>
本発明の実施形態に係る物品製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
1:照明光学系、3:原版、4:投影光学系、5:光源、50:露光装置、200:スリット補正装置

Claims (10)

  1. 光源からの光で被照明面を照明する照明光学系であって、
    前記光源と前記被照明面との間に設けられ、前記被照明面における照明領域の形状を規定する開口の少なくとも一部の形状を形成する遮光板と、
    前記遮光板に力を加えて該遮光板を変形させることにより前記開口の形状を調整する複数の調整部と、
    を有し、
    前記複数の調整部は、前記遮光板の互いに異なる複数の位置に力を加えるように構成され、
    前記複数の調整部のうち少なくとも1つの調整部は、該調整部が前記遮光板に力を加える位置を変更可能に構成されている
    ことを特徴とする照明光学系。
  2. 前記複数の調整部のそれぞれは、前記開口を通過する前記照明光学系の光軸と直交する第1方向に前記遮光板に前記力を加えるように構成され、
    前記少なくとも1つの調整部は、該調整部が前記遮光板に力を加える位置を前記光軸と前記第1方向とに直交する第2方向に移動させる移動機構を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記調整部が前記遮光板に力を加える位置と、該力の大きさを制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記移動機構を制御するとともに、前記調整部が前記遮光板に対して前記第1方向に加える力の大きさを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明光学系。
  4. 前記制御部は、前記開口の目標形状に応じて、前記移動機構を制御するとともに、前記調整部が前記遮光板に対して前記第1方向に加える力の大きさを制御することを特徴とする請求項3に記載の照明光学系。
  5. 前記制御部は、前記第2方向における前記照明領域の幅の変化に応じて、前記移動機構を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の照明光学系。
  6. 前記制御部は、前記第2方向における前記照明領域の幅の変化に応じて、前記複数の調整部のうち最も外側に位置する調整部の位置を移動させるよう当該調整部の前記移動機構を制御することを特徴とする請求項5に記載の照明光学系。
  7. 前記移動機構は、前記遮光板との接続を解除する機構を含むことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の照明光学系。
  8. 前記遮光板は、前記開口の少なくとも一部の形状を円弧状に形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の照明光学系。
  9. マスクを照明する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の照明光学系と、
    前記マスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系と、
    を有することを特徴とする露光装置。
  10. 請求項9に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記露光された基板を現像する工程と、
    を有することを特徴とする物品製造方法。
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