JP6470528B2 - 検出装置、計測装置、露光装置、物品の製造方法、および計測方法 - Google Patents

検出装置、計測装置、露光装置、物品の製造方法、および計測方法 Download PDF

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    • G03F9/7088Alignment mark detection, e.g. TTR, TTL, off-axis detection, array detector, video detection

Description

本発明は、原版と基板との位置合わせに係るマークを検出する検出装置、計測装置、露光装置、物品の製造方法、および計測方法に関する。
半導体デバイスなどの製造工程(リソグラフィ工程)で用いられる装置の1つとして、マスクのパターンを投影光学系を介して基板に転写する露光装置がある。露光装置では、基板に形成された複数のショット領域の各々にマスクのパターンを高い重ね合わせ精度で転写することができるように、マスクと基板とを精度よく位置合わせすることが求められている。特許文献1には、基板上に設けられたマークの位置をTTL(Through The Lens)方式を用いて検出し、その検出結果に基づいてマスクと基板とを位置合わせする方法が提案されている。TTL方式とは、マスクと投影光学系とを介して基板上のマークを検出する方式のことである。
特開昭63−32303号公報
基板上の複数のマークをTTL方式によって検出し、基板に形成された複数のショット領域の配列情報を求めている間、例えば投影光学系の内部における温度の変化や光学部品の振動などにより、投影光学系の状態が変動しうる。この場合、基板上の複数のマークをそれぞれ検出するときの投影光学系の状態が互いに異なってしまうため、ショット領域の配列情報を精度よく求めることができず、基板の露光時においてマスクと基板とを精度よく位置合わせすることが困難になりうる。
そこで、本発明は、重ね合わせ精度の点で有利な技術を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての検出装置は、投影光学系を介して配置された、原版または原版基準部材の原版マークと基板または基板基準部材の基板マークとを検出する検出装置であって、1マークと第2マークとが形成された検出基準部材を含み前記原版または原版基準部材の遮光領域上に前記第1マークを結像し、且つ前記原版または原版基準部材と前記投影光学系とを介して前記基板または基板基準部材上に前記第2マークを結像する光学系と、前記原版マーク、前記基板マーク、前記光学系により前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に結像された前記第1マーク、および、前記光学系により前記基板または基板基準部材上に結像された前記第2マークを撮像する撮像部と、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、重ね合わせ精度の点で有利な技術を提供することができる。
第1実施形態の露光装置の構成を示す概略図である。 基準プレートの各マーク、マスクマーク、基板マーク、および撮像部で得られた画像を示す図である。 マスクマークと基板マークとの相対位置を計測する方法を示すフローチャートである。 基準プレートの各マーク、マスクマーク、基板マーク、および撮像部で得られた画像を示す図である。 第3実施形態の露光装置の構成を示す概略図である。 マスクマークと基板マークとの相対位置を計測する方法を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。また、本発明は、特に、反射部分がある投影光学系(例えばオフナー型光学系や、ダイソン型光学系)のように光路長に対して空気の占める割合が大きい投影光学系を用いる場合に有効である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の露光装置100について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の露光装置100の構成を示す概略図である。第1実施形態では、スリット光により基板を走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置について説明するが、それに限られるものではなく、例えばステップ・アンド・リピート方式の露光装置についても本発明を適用することができる。第1実施形態の露光装置100は、例えば、マスクステージ10と、基板ステージ20と、投影光学系30と、照明光学系40と、検出部50(検出装置)と、制御部90とを含みうる。制御部90は、例えばCPUやメモリなどを有し、マスク11のパターンを投影光学系30を介して基板21に形成された複数のショット領域の各々に転写する処理(基板21を露光する処理)を制御する。
光源(不図示)から射出された光は、照明光学系40に入射し、例えばX方向に長い帯状または円弧状の露光領域をマスク上に形成する。マスク11(原版)および基板21(例えばガラスプレート)は、マスクステージ10および基板ステージ20によってそれぞれ保持されており、投影光学系30を介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系30の物体面および像面)に配置される。投影光学系30は、例えば所定の投影倍率(例えば1倍や1/2倍)を有し、マスク11に形成されたパターンを基板21に投影する。マスクステージ10および基板ステージ20は、投影光学系30の光軸方向(Z方向)に直交する方向(第1実施形態ではY方向)に、互いに同期しながら、投影光学系30の投影倍率に応じた速度比で走査する。これにより、マスク11に形成されたパターンを、基板上におけるショット領域に転写することができる。そして、このような走査露光を、基板ステージ20をステップ移動させながら、基板上における複数のショット領域の各々について繰り返すことにより、1枚の基板21における露光処理を完了することができる。
露光装置100では、基板上の各ショット領域にマスク11のパターンを転写する際、基板上における複数のショット領域の配列情報に基づいて、マスク11と基板21との位置合わせが行われる。この配列情報は、基板21の露光を開始する前において、基板上における幾つかのショット領域(サンプルショット領域)にそれぞれ設けられたマークの位置を求めることにより事前に取得されうる。そのため、露光装置100は、基板上のマークをTTL方式を用いて検出する検出部50(検出装置)を有する。TTL方式とは、投影光学系30とを介して基板上のマークを検出する方式のことである。即ち、検出部50は、マスク上のマークの位置の検出、およびマスクと投影光学系とを介しての基板上のマークの位置の検出を行う。これにより、制御部90は、検出部50による検出結果に基づいて、マスク上のマークと基板上のマークとの相対位置(XY方向)を求めることができる。ここで、検出部50および制御部90は、マスク上のマークと基板上のマークとの相対位置を計測する計測装置を構成しうる。また、以下では、マスク上のマークをマスクマーク12(原版マーク)と呼び、基板上のマークを基板マーク22と呼ぶ。
検出部50は、図1に示すように、例えば、対物レンズ51、リレーレンズ52および53、照明系レンズ54、ビームスプリッタ57および58、撮像部60、光源70、視野絞り73、対物絞り74を含みうる。光源70から射出された光は、照明系レンズ54によって平行光にされた後、視野絞り73を通過してビームスプリッタ58で反射される。ビームスプリッタ58で反射された光は、リレーレンズ53を通過し、ビームスプリッタ57で反射される。ビームスプリッタ57で反射された光は、対物絞り74および対物レンズ51を通過し、マスクマーク12を照明するとともに、投影光学系を介して基板マーク22を照明する。
ここで、マスクマーク12および基板マーク22の構成例について説明する。図2(b)および(c)は、マスクマーク12および基板マーク22の一例をそれぞれ示す図である。マスクマーク12は、図2(b)に示すように、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成されたマスク上の一部の領域(透過領域12a)に、光を遮断する遮光部材(例えばCr膜)によって形成されうる。第1実施形態におけるマスクマーク12は、遮光部材によって形成されたパターン12Rおよび12Lを含む。マスク上には、マスクマーク12の+Y方向側に、後述する第1マーク82Dが結像される遮光領域12bが設けられている。遮光領域12bは、マスクマーク12と同様に、光を遮断する遮光部材によって構成される。一方で、基板マーク22は、図2(c)に示すように、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成された基板上に設けられた遮光部材(遮光領域22b)の一部を除去することによって、光を透過させるように形成される。第1実施形態における基板マーク22は、遮光部材の除去によって形成されたパターン22cを含みうる。
撮像部60は、リレーレンズ52、ビームスプリッタ57、対物絞り74、および対物レンズ51からなる光学系を介して、マスクマーク12および基板マーク22の撮像を行う。例えば、マスクマーク12および基板マーク22が上述の構成を有する場合では、基板マーク22と投影光学系30を介して基板上に投影されたマスクマーク12とが撮像部60によって同時に(並行に)撮像される。そのため、マスクマーク12で反射された光が撮像部60に入射することを抑制することが好ましい。したがって、光源70の波長に対する偏光ビームスプリッタの機能をビームスプリッタ57に持たせるとともに、光源70から射出された光の位相をシフトさせる機能を投影光学系30に持たせるとよい。これにより、マスクマーク12で反射された光をビームスプリッタ57で反射させ、当該光が撮像部60に入射することを抑制することができる。光の位相をシフトさせる機能を投影光学系30に持たせる方法としては、例えば、λ/4板や位相膜を投影光学系30の内部の光路上に配置する方法がある。
露光装置100は、上述のように、複数の基板マーク22の各々について、マスクマーク12と基板マーク22の相対位置を順に計測していくことで、基板21に形成された複数のショット領域の配列情報を求めることができる。しかしながら、ショット領域の配列情報を求めるために複数の基板マーク22を検出部50によって検出している間、例えば投影光学系30の内部における温度の変化や光学部品の振動などにより、投影光学系30の状態が変動しうる。例えば、複数の基板21のそれぞれに対して露光工程を行う場合、n枚目の基板21についての配列情報を求める工程は、n枚目の基板21の露光工程とn−1枚目の基板21の露光工程との間に行われることとなる。この場合、n枚目の基板21についての配列情報を求める工程は、n−1枚目の基板21の露光工程が終了したときと比べて、投影光学系30の内部の温度が変動(下降)している状態で行われる。つまり、投影光学系30の内部において屈折率が変化し、複数の基板マーク22をそれぞれ検出するときの投影光学系30の状態が互いに異なりうる。その結果、複数の基板マーク22において、当該相対位置の計測結果に生じる誤差が互いに異なってしまうため、ショット領域の配列情報を精度よく求めることが困難になりうる。
そこで、第1実施形態の露光装置100は、マスク上に結像される第1マーク82U(第1基準マーク)と基板上に結像される第2マーク82D(第2基準マーク)とが形成された基準プレート80(検出基準部材)を検出部50に含む。そして、露光装置100は、マスク上に結像された第1マーク82U、および基板上に結像された第2マーク82Dに基づいて、投影光学系30の状態が一定であると仮定した場合におけるマスクマーク12と基板マーク22との相対位置を求める。まず、第1実施形態の検出部50の構成について説明する。検出部50は、上述した構成に加え、例えば、基準プレート80、光源71および72、レンズ55および56、ビームスプリッタ59を含みうる。基準プレート80は、例えば図2(a)に示すように構成されうる。図2(a)は、基準プレート80の構成例を示す図である。基準プレート80は、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成されたプレートの一部の領域(透過領域82a)に、光を遮断する遮光部材(例えばCr膜)によって形成された第1マーク82Uおよび第2マーク82Dを含みうる。また、基準プレート80には、マスクマーク12および基板マーク22の位置の検出に影響がでないように、遮光領域82bが設けられている。遮光領域82bは、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dと同様に、光を遮断する遮光部材によって構成されている。
光源72(第1光源)から射出された光(第1光)は、レンズ56およびビームスプリッタ59を通過して、基準プレート80の第1マーク82Uを照明する。照明された第1マーク82Uは、ビームスプリッタ58、リレーレンズ53、ビームスプリッタ57、対物絞り74、および対物レンズ51からなる光学系によって、マスク上の遮光領域12bに結像される。一方で、光源71(第2光源)から射出された光(第2光)は、レンズ55を通過し、ビームスプリッタ59で反射されて、基準プレート80の第2マーク82Dを照明する。照明された第2マーク82Dは、当該光学系によってマスク上の透過領域12aに結像されるとともに、投影光学系30を介して基板上の遮光領域22bに結像される。マスク上に形成された第1マークの像および基板上に形成された第2マークの像は、リレーレンズ52、ビームスプリッタ57、対物絞り74、および対物レンズ51からなる光学系によって撮像部上に形成される。撮像部60は、マスクマーク12および基板マーク22とともに、マスク11に結像された第1マーク82Uおよび基板21に結像された第2マーク82Dを撮像する。つまり、撮像部60は、基準プレート80に形成された第1マーク82Uについては投影光学系30を介さずに、第2マーク82Dについては投影光学系30を介してそれぞれ撮像することができる。図2(d)は、撮像部60で得られた画像62を示す図である。画像62におけるパターン62Lおよび62Rは、マスクマーク12のパターン12Rおよび12Lにそれぞれ対応し、画像62におけるパターン62Cは、基板マーク22のパターン22cに対応する。また、画像62におけるパターン62Uおよび62Dは、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dにそれぞれ対応する。
ここで、ビームスプリッタ57に、光源70の波長に加え、光源71の波長に関しても偏光ビームスプリッタの機能を持たせるとよい。これにより、基板21で反射された光源71からの光を撮像部60に入射させ、基板上に結像された第2マーク82Dを撮像部60に撮像させることができる。また、光源72の波長に関しては、ビームスプリッタ57にハーフミラーの機能を持たせるとよい。光源72からの光は、マスク11で反射されて、投影光学系30を通らずにビームスプリッタ57に入射することにより、ビームスプリッタ57から射出されたときと偏光状態が変わらないからである。つまり、光源72の波長に関する偏光ビームスプリッタの機能をビームスプリッタ57に持たせてしまうと、マスクで反射された光源72からの光をビームスプリッタ57で反射させてしまい、撮像部60に入射させることができないからである。このように、光源71および光源72は、互いに波長の異なる光(第1光および第2光)をそれぞれ射出するように構成されることが好ましい。
また、第1実施形態では、第1マーク82Uを照明するための光源72と、第2マーク82Dを照明するための光源71とが別々に設けられている。これは、撮像部60で得られる画像62における第1マーク82Uと第2マーク82Dとのコントラストが許容範囲に収まるように、第1マーク82Uを照明する光の強度と第2マーク82Dを照明する光の強度とを個別に調整するためである。このように、光源71および光源72は、互いに強度の異なる光(第1光および第2光)をそれぞれ射出するように構成されることが好ましい。なお、第1マーク82Uを照明する光の強度と第2マーク82Dを照明する光の強度とを個別に調整することができるのであれば、1つの光源で基準プレート80を照明してもよい。
次に、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dを用いて、マスクマーク12と基板マーク22との相対位置を計測する方法について、図3を参照しながら説明する。図3は、マスクマーク12と基板マーク22との相対位置を計測する方法を示すフローチャートである。以下の説明において、画像上でのマスクマーク12の位置とは、例えば、画像上でのマスクマーク12におけるパターン12Rの重心位置とパターン12Lの重心位置との平均値を示す。また、画像上での基板マーク22の位置とは、例えば、基板マーク22におけるパターン22cの重心位置を示す。
S11では、制御部90は、マスクマーク12、基板マーク22、マスク11に結像された第1マーク82U、および基板21に結像された第2マーク82Dを、検出部50の撮像部60に同時に(並行に)撮像させる。S12では、制御部90は、撮像部60で得られた画像62から、当該画像上での第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差Sを求める。S13では、制御部90は、S12で求めた差Sの基準値Rからのずれ量Q(変化量(=R−S))を求める。基準値Rとは、例えば、投影光学系30が基準状態であるときに撮像部60で得られた画像上での第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差のことであり、相対位置の計測を開始する前に予め決定されうる。即ち、基準値Rは、撮像部60で得られた画像上における第1マーク82Uと第2マーク82Dとの間の初期の相対位置の情報に基づいて決定されうる。基準値Rの決定方法については、後述する。S14では、制御部90は、撮像部60で得られた画像62から、当該画像上でのマスクマーク12の位置と基板マーク22の位置との差Pを求める。S15では、制御部90は、画像上でのマスクマーク12の位置と基板マーク22の位置との差Pから、S13で求めたずれ量Qを差し引き、差Pからずれ量Qを差し引いた値に基づいてマスクマーク12と基板マーク22の相対位置を決定する。S16では、制御部90は、次に検出部50によって検出すべき基板マーク22(次の基板マーク22)があるか否かを判断する。次の基板マーク22がある場合はS11に戻り、次の基板マーク22がない場合は、マスクマーク12と基板マーク22との相対位置の計測を終了する。これにより、制御部90は、複数の基板マーク22の各々について、投影光学系30の状態が一定であると仮定した場合におけるマスクマーク12と基板マーク22との相対位置を求めることができる。そのため、制御部90は、複数の基板マーク22の各々についての当該相対位置に基づいて、ショット領域の配列情報を精度よく求めることができる。
次に、基準値Rの決定方法について説明する。制御部90は、例えば、露光装置100を立ち上げた直後など基板21への露光処理を開始する前に、マスク上に結像された第1マーク82Uおよび基板上に結像された第2マーク82Dを撮像部60に撮像させる。そして、制御部90は、撮像部60で得られた画像上における第1マーク82Uと第2マーク82Dとの間の初期の相対位置の情報を記憶する。これにより、制御部90は、記憶した情報に基づいて、撮像部60で得られた画像上での第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差を求め、当該差を基準値Rとして決定することができる。
ここで、基準値Rを決定する別の方法として、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dの両方をマスク上に結像させ、それらを撮像部60で撮像することによって基準値Rを決定してもよい。例えば、露光処理の開始前において、第1マーク82Uを結像させるマスク上の領域、および第2マーク82Dを結像させるマスク上の領域の両方に遮光部材が設けられたマスクを用いて、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dを当該マスク上に結像させる。制御部90は、マスク上に結像した第1マーク82Uおよび第2マーク82Dの両方を撮像部60に撮像させ、撮像部60で得られた画像における第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差を求める。これにより、制御部90は、求めた差を基準値Rとして決定することができる。
ところで、上述したように、ビームスプリッタ57には、光源71の波長に関して偏光ビームスプリッタの特性を持たせている。そのため、投影光学系30を通過せずにマスクで反射される光源71からの光は、ビームスプリッタ57で反射してしまい撮像部60に入射しない。即ち、マスク上に結像した第2マーク82Dを撮像部60で撮像することができない。そこで、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dの両方をマスク上に結像させる方法では、ビームスプリッタ57と対物レンズ51との間にλ/4板を挿入するとよい。これにより、光源71からの光を撮像部60に入射させることができ、マスク上に結像した第2マーク82Dを撮像部60で撮像することができる。
また、基準値Rを決定する別の方法として、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dの両方を基板上に結像させ、それらを撮像部60で撮像することによって基準値Rを決定してもよい。例えば、露光処理の開始前において、光源71からの光および光源72からの光の両方を透過させるように構成させたマスクを用いて、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dを基板上の遮光領域22bに結像させる。制御部90は、基板上に結像した第1マーク82Uおよび第2マーク82Dの両方を撮像部60に撮像させ、撮像部60で得られた画像における第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差を求める。これにより、制御部90は、求めた差を基準値Rとして決定することができる。
上述したように、第1実施形態の露光装置100では、マスク上に結像させる第1マーク82Uと基板上に結像させる第2マーク82Dとを有する基準プレート80が検出部50に設けられている。露光装置100は、検出部50の撮像部60によって、マスクマーク12および基板マーク22とともに、マスク上に結像した第1マーク82Uおよび基板上に結像した第2マーク82Dを撮像する。そして、露光装置100(制御部90)は、撮像部60で得られた画像62におけるマスクマーク12の位置と基板マーク22の位置の差を、画像62における第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差の基準値からのずれ量で補正する。これにより、複数の基板マーク22の各々について、投影光学系30の状態が基準状態であるとき、即ち、投影光学系30の状態が一定であると仮定した場合におけるマスクマーク12と基板マーク22との相対位置を求めることができる。そのため、露光装置100は、複数の基板マーク22の各々について当該相対位置を求めている間に投影光学系30の状態が変化する場合であっても、ショット領域の配列情報を精度よく求めることができる。
ここで、第1実施形態では、マスクマーク12がマスク上に設けられ、基板マーク22が基板上に設けられている例について説明したが、それに限られるものではない。例えば、マスクステージ上に搭載された原版基準部材の上にマスクマーク12が設けられ、基板ステージ上に搭載された基板基準部材の上に基板マーク22が設けられていてもよい。
<第2実施形態>
投影光学系30の内部において温度分布が生じている場合では、投影光学系30の内部における光路の位置によって屈折率が異なりうる。そのため、第2実施形態では、マスクマーク12、基板マーク22、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dが配置される画像上の領域が第1実施形態に比べて狭くなるように、それらのマークが構成されている。ここで、第2実施形態の露光装置は、第1実施形態の露光装置100と装置構成が同等であるため、以下では、装置構成についての説明を省略する。
図4(a)は、基準プレート80の構成例を示す図である。基準プレート80は、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成されたプレートの一部の領域(透過領域84a)に、光を遮断する遮光部材(例えばCr膜)によって形成された第1マーク84Uを含みうる。また、基準プレート80は、透過領域84a以外の領域(遮光領域84b)には遮断部材が設けられており、その遮光領域84bの一部を除去することによって形成された第2マーク84Dを含む。この第2マーク84Dは、撮像部60で得られた画像64における位置が基板マーク22と合うように、基準プレート80に形成されている。例えば、第2マーク84Dは、当該画像64において、第2マーク84Dの各パターン要素と基板マーク22の各パターン要素とが重なり合わず、第2マーク84Dの重心と基板マーク22の重心とが一致するように基準プレート80に形成されうる。即ち、第2マーク84Dは、基板マーク22と位置合わせされている場合、第2マーク84Dの像の重心と基板マーク22の像の重心とが一致しつつ、第2マーク84Dの像と基板マーク22の像とが重なり合わないように基準プレート80に形成されうる。
図4(b)および(c)は、マスクマーク12および基板マーク22の一例をそれぞれ示す図である。マスクマーク12は、図4(b)に示すように、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成されたマスク上の一部の領域(透過領域12a)に、光を遮断する遮光部材によって形成されうる。第2実施形態におけるマスクマーク12は、遮光部材によって形成されたパターン12Eを含む。マスク上には、基準プレート80の第1マーク84Uを結像するための遮光領域12bが設けられている。遮光領域12bは、マスクマーク12と同様に、光を遮断する遮光部材によって構成されている。一方で、基板マーク22は、図4(c)に示すように、例えば、光を透過する透過部材(例えばガラス部材)で構成された基板上に設けられた遮光部材(遮光領域22b)の一部を除去することによって、光を透過させるように形成される。第2実施形態における基板マーク22は、遮光部材の除去によって形成されたパターン22Fを含みうる。
図4(d)は、撮像部60で得られた画像64を示す図である。画像64におけるパターン64Eは、マスクマーク12のパターン12Eに対応し、画像64におけるパターン64Fは、基板マーク22のパターン22Fに対応する。また、画像64におけるパターン64Uおよびパターン64Dは、第1マーク84Uおよび第2マーク84Dにそれぞれ対応する。
上述したように、第2実施形態では、撮像部60で得られた画像64において基板マーク22と第2マーク84Dとの位置が合うようにそれらのマークが構成される。これにより、投影光学系30の内部において温度分布が生じている場合であっても、その影響を第1実施形態より低減することができる。そのため、第2実施形態では、第1実施形態より精度よくショット領域の配列情報を求めることができる。
<第3実施形態>
第1マーク82Uおよび第2マーク82Dをマスク上および基板上にそれぞれ結像するための光学系がテレセントリシティ(光軸に対する主光線の傾き角)がゼロでない場合、デフォーカスによって検出部50による検出結果に誤差が生じうる。特に、第2マーク82Dを結像させる基板21の面には、基板21の厚みのばらつきや、基板21を保持する基板ステージ20の保持面の平坦度などの影響によって歪みが生じうる。そのため、その歪みに起因するデフォーカスにより、検出部50で検出された第2マーク82Dの位置の検出結果に誤差が生じることがある。そのため、第3実施形態の露光装置300は、第1マーク82Uをマスク上に結像させる光(光源72からの光)のテレセントリシティを調整する第1調整部172を含みうる。また、露光装置300は、第2マーク82Dをマスク上に結像させる光(光源71からの光)のテレセントリシティを調整する第2調整部171を含みうる。ここで、第3実施形態の露光装置300は、第1調整部172および第2調整部171の両方を含むように構成されているが、第1調整部172および第2調整部171の少なくとも一方を含むように構成されていてもよい。また、テレセントリシティは、テレセントリシティ度とも呼ばれる。
図5は、第3実施形態の露光装置300の構成を示す概略図である。第3実施形態の露光装置300では、光源72とレンズ56との間の光路上に、対物絞り74と共役な関係にある瞳面が形成され、その瞳面の近傍に第1調整部172が設けられている。例えば、光源72とレンズ56との間の光路上にレンズ156および256を設けることにより、レンズ56とレンズ156との間に、対物絞り74と共役な関係にある瞳面が形成される。そして、その瞳面の近傍に第1調整部172が設けられうる。同様に、露光装置300では、光源71とレンズ55との間の光路上に、対物絞り74と共役な関係にある瞳面が形成され、その瞳面の近傍に第2調整部171が設けられている。例えば、光源71とレンズ55との間の光路上にレンズ155および255を設けることにより、レンズ55とレンズ155との間に、対物絞り74と共役な関係にある瞳面が形成される。そして、その瞳面の近傍に第2調整部171が設けられうる。
第1調整部172および第2調整部171は、例えば平行平板をそれぞれ含み、それを傾けることで対物絞り74上の有効光源の位置を調整することができる。このように、第1調整部172および第2調整部171はそれぞれ、各調整部における平行平板を傾けて有効光源の位置を調整することにより、光学系のテレセントリシティを調整することができる。その結果、デフォーカスによって検出部50による検出結果に生じる誤差を低減させることができる。ここで、第1調整部172および第2調整部171は、X方向における有効光源の位置を調整するための平行平板、およびY方向における有効光源の位置を調整するための平行平板をそれぞれ含むように構成されるとよい。また、テレセントリシティの目標値(目標テレセントリシティ)は、光源70から射出されて基板マーク22を照射する光のテレセントリシティでもよいし、ゼロ値であってもよい。さらに、光源70から射出されて基板マーク22を照射する光のテレセントリシティを調整する調整部を検出部50に設けてもよい。
<第4実施形態>
第1実施形態では、撮像部60で得られた画像62における第1マーク82Uと第2マーク82Dとの差Sの基準値Rを、露光装置100を立ち上げた直後など基板21への露光処理を開始する前に予め決定する例について説明した。第4実施形態の露光装置は、複数の基板マーク22の各々を、マスクマーク12、第1マーク82Uおよび第2マーク82Dとともに撮像部60に撮像させる。そして、それによって得られた複数の画像62における第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差の平均値を基準値Rとしている。ここで、第4実施形態の露光装置は、第1実施形態の露光装置100と装置構成が同等であるため、以下では、装置構成についての説明を省略する。
第4実施形態において、マスクマーク12と基板マーク22との相対位置を計測する方法について、図6を参照しながら説明する。図6は、マスクマーク12と基板マーク22との相対位置を計測する方法を示すフローチャートである。S41では、制御部90は、マスクマーク12、基板マーク22、マスク11に結像された第1マーク82U、および基板21に結像された第2マーク82Dを、検出部50の撮像部60に同時に撮像させる。S42では、制御部90は、次に検出部50によって検出すべき基板マーク22(次の基板マーク22)があるか否かを判断する。次の基板マーク22がある場合はS41に戻り、次の基板マーク22が無い場合はS43に進む。S43では、制御部90は、S41およびS42の工程を繰り返す行うことによって撮像部60で得られた複数の画像62の各々について、各画像上での第1マーク82Uの位置と第2マーク82Dの位置との差Sを求める。例えば、制御部90は、S41およびS42の工程によって3枚の画像62が得られた場合、各画像62から差S1、S2、およびS3を求めることができる。S44では、制御部90は、S43において各画像62から求めた差Sの平均値を求め、当該平均値を基準値Rに決定する。例えば、制御部90は、3枚の画像62が得られた場合、各画像62から求めた差S1、S2およびS3の平均値S’を基準値Rに決定する。
S45では、制御部90は、各画像62について、S43で求めた差Sの基準値Rからのずれ量Q(変化量(=R−S))を求める。S46では、制御部90は、撮像部60で得られた複数の画像62の各々について、各画像上でのマスクマーク12の位置と基板マーク22の位置との差Pを求める。S47では、制御部90は、各画像上でのマスクマーク12の位置と基板マーク22の位置との差Pから、S45で各画像62について求めたずれ量Qをそれぞれ差し引く。そして、制御部90は、差Pからずれ量Qを差し引いた値に基づいてマスクマーク12と基板マーク22の相対位置を各画像62について決定する。これにより、制御部90は、複数の基板マーク22の各々について、投影光学系30の状態が一定であると仮定した場合におけるマスクマーク12と基板マーク22との相対位置を求めることができる。そのため、制御部90は、複数の基板マーク22の各々についての当該相対位置に基づいて、ショット領域の配列情報を精度よく求めることができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等の電子デバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
11:マスク、12:マスクマーク、21:基板、22:基板マーク、30:投影光学系、50:検出部、60:撮像部、80:基準プレート

Claims (15)

  1. 投影光学系を介して配置された、原版または原版基準部材の原版マークと基板または基板基準部材の基板マークとを検出する検出装置であって、
    1マークと第2マークとが形成された検出基準部材を含み前記原版または原版基準部材の遮光領域上に前記第1マークを結像し、且つ前記原版または原版基準部材と前記投影光学系とを介して前記基板または基板基準部材上に前記第2マークを結像する光学系と、
    前記原版マーク、前記基板マーク、前記光学系により前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に結像された前記第1マーク、および、前記光学系により前記基板または基板基準部材上に結像された前記第2マークを撮像する撮像部と、
    を含むことを特徴とする検出装置。
  2. 前記光学系は、第1光を用いて前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に前記第1マークを結像し、前記第1光とは波長の異なる2光をいて前記基板または基板基準部材上に前記第2マークを結像することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記光学系は、第1光を用いて前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に前記第1マークを結像し、前記第1光とは強度の異なる2光をいて前記基板または基板基準部材上に前記第2マークを結像することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 前記第1光を射出する第1光源と、前記第2光を射出する第2光源とを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の検出装置。
  5. 前記第1マークは、前記光学系によって前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に結像され、前記基板または基板基準部材上には結像されないことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  6. 前記第2マークは、前記原版または原版基準部材の光透過領域と前記投影光学系とを介して、前記基板または基板基準部材上に結像されることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 前記撮像部で得られる画像において前記第1マークの像と前記第2マークの像とが互いに異なる位置に配置されるように、前記光学系によって前記第1マークおよび前記第2マークがそれぞれ結像されることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  8. 前記第1マークの像を形成するための光のテレセントリシティを調整する第1調整部および前記第2マークの像を形成するための光のテレセントリシティを調整する第2調整部のうち少なくとも一方を更に含むことを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 前記第2マークは、前記基板マークと位置合わせされている場合、前記第2マークの像の重心と前記基板マークの像の重心とが一致しつつ、前記第2マークの像と前記基板マークの像とが重なり合わないように、前記検出基準部材に形成されていることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  10. 前記撮像部は、前記原版マーク前記基板マーク、前記光学系により前記原版または原版基準部材の前記遮光領域上に結像された前記第1マークおよび、前記光学系により前記基板または基板基準部材上に結像された前記第2マーク並行して撮像することを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 原版または原版基準部材の原版マークと基板または基板基準部材の基板マークとの対位置を計測する計測装置であって、
    請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記検出装置の撮像部で得られた画像における前記原版マークの像と前記基板マークの像との相対位置、および、前記画像における前記第1マークの像と前記第2マークの像との対位置に基づいて、前記原版マークと前記基板マークとの相対位置を求める制御部と、
    を含むことを特徴とする計測装置。
  12. 前記制御部は、前記原版マークの像と前記基板マークの像との相対位置を前記第1マークの像と前記第2マークの像との対位置の変化量で補正することにより、前記原版マークと前記基板マークとの相対位置を求めることを特徴とする請求項11に記載の計測装置。
  13. 前記制御部は、前記第1マークの像と前記第2マークの像との期の相対位置の情報を予め記憶することを特徴とする請求項11又は12に記載の計測装置。
  14. 原版を介して基板を露光する露光装置であって、
    前記原版からの光を前記基板上に投影する投影光学系と、
    前記原版または原版基準部材の原版マークと前記基板または基板基準部材の基板マークとの対位置を計測する請求項11乃至13のうちいずれか1項に記載の計測装置と、
    を有することを特徴とする露光装置。
  15. 請求項14に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、を含み、
    現像された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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