JP6506139B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、一般呼出ボタンに加えて特定の理由によるナースコールの呼び出しを行うための特定呼出ボタンを備えたナースコール子機からナースコールの呼び出しができるようになされたナースコールシステムに関する。
一般に、病院や介護施設などでは、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)と医師や看護師、介護師(以下、単に「医療従事者」と言う)との連絡に、ナースコールシステムが用いられている。この種のナースコールシステムにおいて、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことがナースコール親機にて報知される。
従来、この種のナースコールシステムにおいて、通常の呼び出しを行うための一般呼出ボタンに加えて、特定の理由による呼び出し(例えば、トイレ介助の要請や点滴終了の通知)を行うための特定呼出ボタンを備えたナースコール子機が利用されている場合がある。
例えば、下記特許文献1には、通常呼出ボタンに加えてトイレ介助ボタンをナースコール子機に設け、患者がトイレ介助を要請する際にトイレ介助ボタンを操作すると、トイレ介助呼び出し信号がナースコール親機に送信され、ナースコール親機からその患者を担当する医療従事者のうちの患者と同性の医療従事者のナースコール副親機を優先的に呼び出すようにした技術が開示されている。
特開2008−29699号公報
しかしながら、従来、特定呼出ボタンを正しく操作することができない患者(例えば、認知症の患者、特定呼出ボタンについて説明を受けていない患者等)が、特定呼出ボタンの意味を理解せずに操作してしまい、実際の呼び出し理由とは異なる理由で、特定呼出ボタンの操作による呼び出しが誤ってなされてしまうといった問題が生じていた。例えば、特定呼出ボタンを正しく操作することができない患者が、通常の呼び出しを行うつもりで、通常呼び出しよりも緊急性の低い呼び出しを行うための特定呼出ボタンを操作してしまったとする。この場合、呼び出しを受けた医療従事者は、緊急性が低いと判断して直ちに対応しない可能性がある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、特定呼出ボタンの操作による呼び出しが誤ってなされてしまうことを防止することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機から送信されたナースコールの呼出信号を受信すると、当該ナースコールの呼び出しを報知するようになされたナースコールシステムにおいて、複数の患者の各々に関し、患者の識別情報と、当該患者がナースコール子機に設けられた特定呼出ボタンを正常に操作できるか否を示す操作可否情報とを対応付けて記憶しておく。そして、特定呼出ボタンを正常に操作できないことが操作可否情報に示されている患者による特定呼び出しを無効化するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、特定呼出ボタンを正常に操作できない患者を判別して、その患者が使用するナースコール子機からの特定呼び出しを無効化することができる。このため、本発明によれば、特定呼出ボタンの操作による呼び出しが誤ってなされてしまうことを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るハンド形子機の構成例を示す外観図である。 本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る操作可否情報記憶部に記憶されている操作可否情報の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムによる処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るハンド形子機の構成例を示す外観図である。 本発明の第2実施形態に係るナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔ナースコールシステムの全体構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムの例を説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、これに限定されない。例えば、本実施形態のナースコールシステムは、介護施設等に設置されるナースコールシステムであってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係るナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4およびハンド形子機5を備えて構成されている。
ナースコール親機1は、患者(ナースコール子機)からの呼び出しを受けて所定の報知処理を行うものであり、例えばナースセンタに設置される。制御機2は、ナースコール親機1と廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。廊下灯3は、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者がナースコールの呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。
壁埋込形子機4およびハンド形子機5は、患者がナースコールの呼び出しの操作を行うためのナースコール子機である。壁埋込形子機4は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機4は、廊下灯3に接続されている。壁埋込形子機4は、患者がナースコールの呼び出しを行うための呼出ボタン、患者が医療従事者と通話を行う際に使用するマイクおよびスピーカ、ハンド形子機5を接続するための接続端子を備えている。
ハンド形子機5は、患者がナースコールの呼び出しを行うための呼出ボタン、患者が医療従事者と通話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを備えている。ハンド形子機5は、壁埋込形子機4の接続端子に接続されることにより、利用可能となる。
〔ハンド形子機の構成〕
図2は、本発明の第1実施形態に係るハンド形子機5の構成例を示す外観図である。図2に示すように、ハンド形子機5は、スピーカ5a、マイク5b、一般呼出ボタン5c、特定呼出ボタン5dおよびコード5eを備える。
一般呼出ボタン5cおよび特定呼出ボタン5dは、ハンド形子機5の表面に設けられている。一般呼出ボタン5cは、患者が通常の呼び出し(以下、「一般呼び出し」と示す。)を行うためのものである。患者が一般呼出ボタン5cを押下すると、ハンド形子機5から、壁埋込形子機4、廊下灯3、制御機2を介して、ナースコール親機1へ一般呼出信号が送信される。
特定呼出ボタン5dは、特定の理由による呼び出し(例えば、トイレ介助の要請や点滴終了の通知。以下、「特定呼び出し」と示す。)を行うためのものである。患者が特定呼出ボタン5dを押下すると、ハンド形子機5から、壁埋込形子機4、廊下灯3、制御機2を介して、ナースコール親機1へ特定呼出信号が送信される。
一般呼出信号または特定呼出信号を受信したナースコール親機1は、所定の報知処理を行う。これにより、患者からの呼び出し(一般呼び出しまたは特定呼び出し)が医療従事者に通知されるようになっている。そして、医療従事者がナースコール親機1からナースコールの呼び出しに応答すると、患者と医療従事者との通話が可能となる。
スピーカ5aおよびマイク5bは、医療従事者と患者との間で通話を行うときに使用される。スピーカ5aからは、ナースコール親機1のハンドセット1aから入力された医療従事者の通話音声が出力される。マイク5bからは、ナースコールの呼び出しをした患者の通話音声が入力される。マイク5bから入力された通話音声は、ナースコール親機1へ送信され、ナースコール親機1のハンドセット1aから出力される。
コード5eは、ハンド形子機5が送受信する各種信号(例えば、特定呼出信号、一般呼出信号、音声信号等)の伝送経路であり、ハンド形子機5の下部から引き出されている。コード5eの先端には、コネクタ(図示省略)が設けられている。当該コネクタが、壁埋込形子機4が備える接続端子(図示省略)に挿し込まれることにより、ハンド形子機5は、コード5eおよび壁埋込形子機4を介して、ナースコール親機1に対して各種信号を送受信することが可能となる。
本実施形態のナースコールシステムでは、特定呼出ボタン5dの操作を正常に行うことができないと判断されている患者が、特定呼出ボタン5dを押下しても、特定呼び出しが無効化されるようになっている。
〔ナースコールシステムの機能構成〕
図3は、本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るナースコール親機1は、患者情報記憶部11および操作可否情報記憶部12を備えている。また、ナースコール親機1は、その機能構成として、呼出信号受信部21、特定呼出無効化部22および報知部23を備えている。
なお、上記各機能ブロック21〜23は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック21〜23は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAM、ROM、ハードディスク、半導体メモリ等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
患者情報記憶部11は、各患者の患者情報が示された患者情報テーブルを記憶する。患者情報は、例えば、患者ID、子機ID、患者名、年齢、性別、病室番号、ベッド番号、病状等を含んで構成されている。
操作可否情報記憶部12は、複数の患者の各々に関し、患者の識別情報と、当該患者がハンド形子機5の特定呼出ボタン5dを正常に操作できるか否を示す操作可否情報とを対応付けて記憶する。なお、操作可否情報記憶部12に記憶されている操作可否情報の詳細については、図4を用いて後述する。
呼出信号受信部21は、ナースコール子機(壁埋込形子機4またはハンド形子機5)から送信されたナースコールの呼出信号を受信する。ナースコールの呼出信号には、呼出元のナースコール子機の子機ID、呼出種別(一般呼出または特定呼出)等の情報が含まれている。
特定呼出無効化部22は、特定呼出ボタン5dを正常に操作できないことが操作可否情報記憶部12の操作可否情報に示されている患者による、ナースコールの特定呼び出しを無効化する。具体的には、特定呼出無効化部22は、呼出信号受信部21が受信した呼出信号が、特定呼出ボタン5dが操作されたことによる特定呼出信号であった場合、まず、当該特定呼出信号に含まれている子機IDに基づいて、患者情報記憶部11を参照することにより、呼出元の患者を特定する。そして、特定呼出無効化部22は、操作可否情報記憶部12を参照して、特定した患者の操作可否情報に特定呼出ボタン5dを正常に操作できないことが示されている場合、当該特定呼出信号の受信を無効化する。
報知部23は、呼出信号受信部21が呼出信号を受信すると、所定の報知処理を行う。具体的には、報知部23は、呼出信号受信部21が受信した呼出信号に含まれている子機IDに基づいて、患者情報記憶部11を参照することにより、呼出元の患者を特定する。そして、報知部23は、特定した患者の患者情報や、呼出信号に含まれている呼出種別(一般呼出または特定呼出)等を表示内容に含んだ所定の呼出画面(例えば、ポップアップ画面)をディスプレイ1bに表示させるとともに、所定の呼出音をスピーカ1cから出力させる。
〔操作可否情報の一例〕
図4は、本発明の第1実施形態に係る操作可否情報記憶部12に記憶されている操作可否情報の一例を示す図である。図4に示すように、操作可否情報記憶部12では、複数の患者の各々に関し、患者ID(患者の識別情報)と、当該患者がハンド形子機5の特定呼出ボタン5dを正常に操作できるか否を示す操作可否情報とが対応付けられている。
例えば、図4の例では、患者ID「0001」に対して、操作可否情報として「可」が対応付けられている。これは、この患者が特定呼出ボタン5dの利用目的を正常に理解しており、特定呼出ボタン5dを正常に操作できると判断されているからである。
一方、患者ID「0002」に対しては、操作可否情報として「否」が対応付けられている。これは、例えば、この患者に対して特定ボタンの説明がされていなかったり、この患者が認知症であったりする等の理由から、この患者が特定呼出ボタン5dの利用目的を正常に理解してなく、特定呼出ボタン5dを正常に操作できないと判断されているからである。
このように操作可否情報記憶部12に記憶されている操作可否情報は、ナースコールの呼び出しを行った患者が特定呼出ボタン5dを正常に操作できるか否かを判断するために、特定呼出無効化部22によって参照される。
〔ナースコール親機1による処理の手順〕
図5は、本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムによる処理の手順を示すフローチャートである。図5に例示する処理は、例えば、ナースコール親機1が起動されている間、ナースコール親機1によって繰り返し実行される。
まず、呼出信号受信部21が、ナースコールの呼出信号を受信したか否かを判断する(ステップS502)。ここで、ナースコールの呼出信号を受信していないと呼出信号受信部21が判断した場合(ステップS502:No)、呼出信号受信部21が、ステップS502の判断処理を再度実行する。
一方、ナースコールの呼出信号を受信したと呼出信号受信部21が判断した場合(ステップS502:Yes)、特定呼出無効化部22が、呼出信号受信部21が受信した呼出信号が特定呼出信号であるか否かを判断する(ステップS504)。
ステップS504において、呼出信号受信部21が受信した呼出信号が特定呼出信号であると特定呼出無効化部22が判断した場合(ステップS504:Yes)、特定呼出無効化部22が、患者情報記憶部11および操作可否情報記憶部12を参照することにより、ナースコールの呼び出しを行った患者が、特定呼出ボタン5dを正常に操作できる患者であるか否かを判断する(ステップS506)。
ここで、ナースコールの呼び出しを行った患者が特定呼出ボタン5dを正常に操作できる患者であると特定呼出無効化部22が判断した場合(ステップS506:Yes)、報知部23が、特定呼出ボタン5dの操作に応じたナースコールの呼び出し(特定呼び出し)の報知を行う(ステップS512)。そして、ナースコール親機1は、図5に示す一連の処理を終了する。
一方、ナースコールの呼び出しを行った患者が特定呼出ボタン5dを正常に操作できる患者ではないと特定呼出無効化部22が判断した場合(ステップS506:No)、特定呼出無効化部22が、呼出信号受信部21が受信した特定呼出信号を無効化する(ステップS508)。そして、ナースコール親機1は、図5に示す一連の処理を終了する。
ステップS504において、呼出信号受信部21が受信した呼出信号が特定呼出信号ではない(すなわち、一般呼出信号である)と特定呼出無効化部22が判断した場合(ステップS504:No)、報知部23が、一般呼出ボタン5cの操作に応じたナースコールの呼び出し(一般呼び出し)の報知を行う(ステップS510)。そして、ナースコール親機1は、図5に示す一連の処理を終了する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態では、特定呼出ボタン5dを正常に操作できない患者を判別して、その患者が使用するハンド形子機5からの特定呼出ボタンを無効化することができる。このため、本発明の第1実施形態によれば、特定呼出ボタン5dの操作による特定呼び出しが誤ってなされてしまうことを防止することができる。
〔第1実施形態の変形例〕
第1実施形態のナースコールシステムでは、特定呼出ボタン5dの操作を正常に行うことができないと判断されている患者が、特定呼び出しを行っても、当該特定呼び出しが無効化されて、呼び出しが行われないようになっている。第1実施形態の変形例として、患者からの特定呼び出しが無効化された場合、その代わりに、患者から一般呼び出しがなされたものとして、当該一般呼び出しが医療従事者に通知されるようにしてもよい。
例えば、呼出信号受信部21が特定呼出信号を受信したにも関わらず、当該特定呼出信号が特定呼出無効化部22によって無効化された場合、報知部23は、呼出信号受信部21が一般呼出信号を受信したものとして、当該一般呼出ボタン5cの操作に応じたナースコールの呼び出し(一般呼び出し)を報知する。
この変形例によれば、特定呼出ボタン5dを正常に操作できない患者が特定呼出ボタン5dの操作をした場合、特定呼び出しの代わりに一般呼び出しの報知が行われるようになる。このため、呼び出しを受けた医療従事者によって直ちに対応が行われるようになる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態では、ハンド形子機5から送信された特定呼出信号をナースコール親機1で無効化することによって、特定の患者(特定呼出ボタン5dを正常に操作できない患者)からの特定呼び出しを無効化する例を説明したが、この第2実施形態では、ハンド形子機5’の特定呼出ボタン5d’を無効化することによって、特定の患者からの特定呼び出しを無効化する例を説明する。
〔ハンド形子機の構成〕
図6は、本発明の第2実施形態に係るハンド形子機5’の構成例を示す外観図である。図6に示すハンド形子機5’は、ディスプレイ5fを備える点、および、一般呼出ボタン5c,特定呼出ボタン5dの代わりに一般呼出ボタン5c’,特定呼出ボタン5d’を備える点で、第1実施形態のハンド形子機5と異なる。一般呼出ボタン5c’および特定呼出ボタン5d’は、ディスプレイ5fに表示されたソフトウェアキーである。ディスプレイ5fの表面にはタッチパネルが設けられており、当該タッチパネルによって一般呼出ボタン5c’および特定呼出ボタン5d’を操作できるようになっている。
図6(a)は、特定呼出ボタン5d’が有効化されているときのハンド形子機5’を示している。後述する特定呼出無効化部22’からの制御により、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できると判断されている患者が使用するハンド形子機5’においては、図6(a)に示すように、一般呼出ボタン5c’および特定呼出ボタン5d’がディスプレイ5fに表示される。
一方、図6(b)は、特定呼出ボタン5d’が無効化されているときのハンド形子機5’を示している。後述する特定呼出無効化部22’からの制御により、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できないと判断されている患者が使用するハンド形子機5’においては、図6(b)に示すように、特定呼出ボタン5d’が非表示化され、一般呼出ボタン5c’のみがディスプレイ5fに表示される。
〔ナースコールシステムの機能構成〕
図7は、本発明の第2実施形態に係るナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。図7に示すナースコール親機1’は、特定呼出無効化部22の代わりに特定呼出無効化部22’を備える点で、第1実施形態のナースコール親機1と異なる。なお、第2実施形態のハンド形子機5’は、呼出信号送信部51、制御信号受信部52、表示制御部53を備える。
特定呼出無効化部22’は、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できないことが操作可否情報に示されている患者のハンド形子機5’において特定呼出ボタン5d’が無効化されるように、当該ハンド形子機5’を制御する。
具体的には、特定呼出無効化部22’は、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できないことが操作可否情報に示されている患者が使用するハンド形子機5’の特定呼出ボタン5d’を、図6(b)に示すように非表示にすることによって、当該特定呼出ボタン5d’が無効化されるように、当該ハンド形子機5’を制御する。
例えば、特定呼出無効化部22’は、ハンド形子機5’の使用が開始されるタイミング(例えば、ハンド形子機5’が壁埋込形子機4に接続された状態で、そのハンド形子機5’を使用する患者の患者情報および操作可否情報が患者情報記憶部11および操作可否情報記憶部12に登録されたとき)で、そのハンド形子機5’を使用する患者が、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できるか否かを判断する。そして、特定呼出無効化部22’は、患者が特定呼出ボタン5d’を正常に操作できないと判断した場合、特定呼出ボタン5d’を非表示化するための制御信号をハンド形子機5’へ送信する。
ハンド形子機5’は、制御信号受信部52がこの制御信号を受信すると、表示制御部53が、ディスプレイ5fにおける特定呼出ボタン5d’を非表示にする。なお、ハンド形子機5’では、一般呼出ボタン5c’または特定呼出ボタン5d’が押下されると、呼出信号送信部51が、一般呼出信号または特定呼出信号をナースコール親機1へ送信する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態では、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できない患者を判別し、その患者が使用するハンド形子機5’の特定呼出ボタン5d’を非表示化して使用できなくすることができる。このため、本発明の第2実施形態によれば、特定呼出ボタン5d’の操作による特定呼び出しが誤ってなされてしまうことを防止することができる。
なお、上記第2実施形態において、特定呼出ボタン5d’を無効化する方法は、特定呼出ボタン5d’を非表示化する方法に限らない。例えば、特定呼出無効化部22’は、特定呼出ボタン5d’を正常に操作できないことが操作可否情報に示されている患者のハンド形子機5’において特定呼出ボタン5d’が操作された場合、一般呼出ボタン5c’が操作されたものとして一般呼出信号をナースコール親機1’へ送信するように、当該ハンド形子機5’を制御するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、ハンド形子機5,5’からの特定呼び出しを無効化する例を説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、壁埋込形子機4に特定呼出ボタンが設けられている場合、壁埋込形子機4からの特定呼び出しを無効化するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態と上記第2実施形態とを組み合わせて実施するようにしてもよい。例えば、一部の患者が第1実施形態のハンド形子機5を使用し、他の一部の患者が第2実施形態のハンド形子機5’を使用するようにしてもよい。この場合、ハンド形子機5を使用している一部の患者の特定呼び出しを無効化する場合には、第1実施形態で説明したように特定呼出信号を無効化し、ハンド形子機5’を使用している他の一部の患者の特定呼び出しを無効化する場合には、第2実施形態で説明したように特定呼出ボタン5d’を非表示にするようにしてもよい。
その他、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1,1’ ナースコール親機
1a ハンドセット
1b ディスプレイ
1c スピーカ
2 制御機
3 廊下灯
4 壁埋込形子機
5,5’ ハンド形子機
5a スピーカ
5b マイク
5c,5c’ 一般呼出ボタン
5d,5d’ 特定呼出ボタン
5e コード
11 患者情報記憶部
12 操作可否情報記憶部
21 呼出信号受信部
22,22’ 特定呼出無効化部
23 報知部

Claims (6)

  1. 一般呼出ボタンに加えて特定の理由によるナースコールの特定呼び出しを行うための特定呼出ボタンを備えたナースコール子機からナースコールの呼び出しができるようになされたナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機から送信されたナースコールの呼出信号を受信する呼出信号受信部と、
    前記呼出信号受信部が前記ナースコールの呼出信号を受信すると、当該ナースコールの呼び出しを報知する報知部と、
    複数の患者の各々に関し、患者の識別情報と、当該患者が前記特定呼出ボタンを正常に操作できるか否を示す操作可否情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記特定呼出ボタンを正常に操作できないことが前記操作可否情報に示されている患者による前記特定呼び出しを無効化する特定呼出無効化部と
    を備えることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記特定呼出無効化部は、前記呼出信号受信部が受信した前記ナースコールの呼出信号が、前記特定呼出ボタンが操作されたことによる特定呼出信号であった場合において、当該特定呼出信号の発信元の患者の前記操作可否情報に前記特定呼出ボタンを正常に操作できないことが示されている場合、当該特定呼出信号の受信を無効化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記報知部は、前記特定呼出無効化部が前記特定呼出信号の受信を無効化した場合、前記一般呼出ボタンが操作されたことによる一般呼出信号を前記呼出信号受信部が受信したものとして、当該一般呼出ボタンの操作に応じた前記ナースコールの呼び出しを報知する
    ことを特徴とする請求項2に記載のナースコールシステム。
  4. 前記特定呼出無効化部は、前記特定呼出ボタンを正常に操作できないことが前記操作可否情報に示されている患者の前記ナースコール子機において前記特定呼出ボタンが無効化されるように、当該ナースコール子機を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  5. 前記特定呼出無効化部は、前記特定呼出ボタンを正常に操作できないことが前記操作可否情報に示されている患者の前記ナースコール子機の前記特定呼出ボタンがソフトウェアキーである場合、当該特定呼出ボタンを非表示にすることによって当該特定呼出ボタンが無効化されるように、当該ナースコール子機を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載のナースコールシステム。
  6. 前記特定呼出無効化部は、前記特定呼出ボタンを正常に操作できないことが前記操作可否情報に示されている患者の前記ナースコール子機において前記特定呼出ボタンが操作された場合、前記一般呼出ボタンが操作されたものとして一般呼出信号を送信するように、当該ナースコール子機を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載のナースコールシステム。
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