JP6502655B2 - モールドおよびその製造方法、インプリント方法、ならびに、物品製造方法 - Google Patents

モールドおよびその製造方法、インプリント方法、ならびに、物品製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、微細パターンを有するモールドを、基板の上の樹脂に押し付けることにより、微細パターンを転写するインプリント方法、それに使用するモールド、およびそのモールドの製造方法、ならびに物品製造方法に関する。
半導体デバイスやMEMSなどの微細化の要求が進み、従来のフォトリソグラフィー技術に加え、ウエハ上の未硬化樹脂をモールド(型)で成形し、樹脂のパターンをウエハ上に形成する微細加工技術が注目を集めている。この技術は、インプリント技術とも呼ばれ、ウエハ上に数ナノメートルオーダーの微細な構造体を形成することができる。インプリント技術の1つとして、光硬化法がある。この光硬化法を採用したインプリント装置では、まず、ウエハ上のインプリント領域であるショットに紫外線硬化樹脂を塗布する。次に、この樹脂(未硬化樹脂)をモールドにより成形する。そして、紫外線を照射して樹脂を硬化させたうえで引き離すことにより、樹脂のパターンがウエハ上に形成される。
インプリント処理が施されるウエハは、一連のデバイス製造工程において、例えばスパッタリングなどの成膜工程での加熱処理を経ることで、ウエハが拡大または縮小し、平面内で直交する2軸方向でパターンの形状(またはサイズ)が変化する場合がある。従来の光スキャナでは、投影光学系を含むので、その一部のレンズを駆動するなどして、目標とするパターン形状を得ることができる。パターン形状では、ウエハの拡大または縮小に伴う倍率成分の補正量が最も大きい。従来の光スキャナは、±10ppm程度、すなわちショットの端で約150nmの位置ずれに相当する補正を行うことができる。一方、インプリント装置では、モールドと樹脂とを押し付けるに際し、ウエハ上に予め形成されているウエハ側パターンの形状と、モールドに形成されているパターン面の形状とを合わせる必要がある。この変形したウエハ側パターンの形状とモールドのパターン面の形状とを合わせる技術として、特許文献1は、モールドの外周に対して外力を与えることで、モールド(型側パターン面)を変形させる補正機構を開示している。
特表2008−504141号公報
しかしながら、特許文献1に示す補正機構では、例えば、モールドの材質が石英であるとすると、ポアソン比が0.16であるため、モールドの軸方向の一端を圧縮すると、その軸に直交する方向の一端が膨張する。したがって、このようなモールドのポアソン比に依存する変形が生じると、目標とするパターン形状と成らず、重ね合わせ精度に影響を及ぼす可能性がある。すなわち、モールドの外周に対して外力を与えてモールドの倍率成分をウエハに合わせるようにしても、非線形成分の誤差が発生して、重ね合わせ精度を満足できなくなってきている。この非線形誤差は特にショットの外周付近で発生することが明らかになってきた。
このように、半導体の線幅の微細化が進むにつれ、一連のデバイス製造工程におけるプロセス誤差に対して、重ね合わせ精度を向上させたインプリント方法が必要になっている。よって、本発明は、重ね合わせ精度を向上させるモールドを提供することを目的とする。
本発明は、基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置に用いられるモールドであって、パターンが形成されたパターン面と、それぞれが前記インプリント装置の押圧部材と接触して該押圧部材によって押圧されうるように形成された4つの側面と、を有し、記パターン面は、前記4つの側面のいずれにも前記押圧部材によって圧力が加えられていないときには、前記パターン面の外周の中央部が角部よりも内側に引っ込む第1の形状を有していることを特徴とする。
本発明によれば、重ね合わせ精度を向上させるモールドを提供することができる。
本発明のインプリント方法で使用するインプリント装置の概略を示した図。 補正機構を示した図。 パターン形成方法の例を示した図。 従来技術におけるモールドに形状補正をした場合に発生する非線形誤差の例を示した図。 本発明のモールドのパターン位置の補正方法を説明する図。 本発明のモールドのパターン面の形状を説明する図。 第1実施形態のモールド製造方法のフローチャートを示した図。 本発明のインプリント方法のフローチャートを示した図。 本発明のモールドの倍率差と補正機構の中間荷重の関係を説明する図。 第2実施形態のモールド製造装置を示した図。 第2実施形態のモールド製造方法のフローチャートを示した図。 第3実施形態のモールド製造装置を示した図。
以下、本発明を実施するための形態について図面等を参照して説明する。
[インプリント装置]
本発明のインプリント方法で使用するインプリント装置の構成について説明する。図1は、インプリント装置の構成を示す概略図である。このインプリント装置は、物品としての光学素子や半導体デバイスなどのデバイスの製造に使用され、ウエハ11(基板)上の未硬化の樹脂(インプリント材)14をモールド(型)7と接触させることで成形し、ウエハ11上に樹脂14のパターンを形成する。本実施形態では、光硬化法を採用したインプリント装置とする。図1においては、ウエハ11の表面に垂直な方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。インプリント装置は、照射部2と、モールド保持部3と、ウエハステージ(基板ステージ)4と、塗布部(ディスペンサ)5と、アライメント計測器(倍率ずれ検出器)22とを備える。
照射部2は、インプリント処理の際に、モールド7に対して紫外線8を照射する。照射部2は、光源9と、この光源9から照射された紫外線8をインプリントに適切な光に調整するための不図示の光学素子とを含む。本実施形態では光硬化法を採用するために照射部2を設置しているが、例えば熱硬化法を採用する場合には、照射部2に換えて、熱硬化性樹脂を硬化させるための熱源部を設置することとなる。
モールド7は、外周形状が角形であり、ウエハ11に対する面に3次元状に形成された回路パターンなどの凹凸パターンを有するパターン面7aを含む。また、モールド7の材質は、石英など紫外線8を透過させることが可能な材料である。モールド7は、紫外線8が照射される側の面に、モールド7の変形を容易とするためのキャビティ(凹部)7bを有することができる。キャビティ7bは、円形の平面形状を有し、厚み(深さ)は、モールド7の大きさや材質により設定される。後述するモールド保持部3内の開口領域17に、この開口領域17の一部とキャビティ7bとで囲まれる空間12を密閉空間とする光透過部材13を設置し、不図示の圧力調整部により空間12内の圧力を制御することができる。例えば、モールド7とウエハ11上の樹脂14との押し付けに際し、圧力調整部により空間12内の圧力をその外部よりも高く設定することで、パターン面7aは、ウエハ11に向かって凸形に撓み、樹脂14に対してパターン面7aの中心部から接触する。これにより、パターン面7aと樹脂14との間に気体(空気)が閉じ込められるのを抑え、パターン面7aの凹部に樹脂14を隅々まで充填させることができる。
モールド保持部3は、まず、真空吸着力や静電力によりモールド7を引き付けて保持するモールドチャック15と、このモールドチャック15を保持してモールド7(モールドチャック15)を移動させるモールド駆動機構16とを有する。モールドチャック15およびモールド駆動機構16は、光源9から照射された紫外線がウエハ11に向けて照射されるように、中心部(内側)に開口領域17を有する。さらに、モールド保持部3は、モールドチャック15におけるモールド7の保持側に、モールド7の側面に圧力を加えることによりモールド7(パターン面7a)の形状(倍率)を補正する補正機構18を有する。補正機構18は、図2に示すように、モールド7の4つの側面のそれぞれに4個、合計16個の変位入力部18aから構成される。この変位入力部18aで荷重をかけてモールド7の形状を変形させることで、ウエハ11上に予め形成されているウエハ側パターンの形状に対してモールド7に形成されているパターン面7aの形状を合わせることができる。
モールド駆動機構16は、モールド7とウエハ11上の樹脂14との押し付け(押印)、または引き離し(離型)を選択的に行うようにモールド7をZ方向に移動させる。モールド駆動機構16に採用可能なアクチュエータとしては、例えばボイスコイルアクチェータ、リニアモータまたはエアシリンダ等がある。モールド7の高精度な位置決めに対応するために、モールド駆動機構16は、粗動駆動系や微動駆動系などの複数の駆動系から構成されていてもよい。さらに、モールド駆動機構16は、Z方向だけでなく、X方向やY方向、またはθ(Z軸周りの回転)方向の位置調整機能や、モールド7の傾きを補正するためのチルト機能などを有する構成もあり得る。インプリント装置における押し付けおよび引き離し動作は、モールド7をZ方向に移動させることで実現してもよいが、ウエハステージ4をZ方向に移動させることで実現してもよく、または、その双方を相対的に移動させてもよい。
ウエハ11は、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板であり、この被処理面には、モールド7に形成されたパターン面7aにより成形される紫外線硬化性の樹脂14が塗布される。ウエハステージ4は、ウエハ11を保持し、モールド7とウエハ11上の樹脂14との押し付けに際し、モールド7と樹脂14との位置合わせを実施する。ウエハステージ4は、吸着力によりウエハ11を保持するウエハチャック(基板保持部)19と、ウエハチャック19を機械的に保持してXY平面内で移動可能とするステージ駆動機構20とを有する。本実施形態のウエハチャック19は、ウエハ11の裏面を複数の領域で吸着保持可能とする複数の不図示の吸着部を備える。複数の吸着部は、それぞれ上記の圧力調整部とは別の圧力調整部に接続されている。
圧力調整部は、ウエハ11と吸着部との間の圧力を減圧するよう調整し吸着力を発生させることでウエハ11をウエハチャック面上に保持しつつ、さらに、各吸着部にてそれぞれ独立して圧力値(吸着力)を変更可能とする。吸着部の分割数(設置数)は、特に限定するものではなく、任意の数でよい。ウエハステージ4は、その表面上にモールド7をアライメントする際に利用する基準マーク21を有する。ステージ駆動機構20は、アクチュエータとして、例えばリニアモータを採用し得る。ステージ駆動機構20は、X方向およびY方向に対して、粗動駆動系や微動駆動系などの複数の駆動系から構成されていてもよい。さらに、ステージ駆動機構20は、Z方向の位置調整のための駆動系や、ウエハ11のθ方向の位置調整機能、またはウエハ11の傾きを補正するためのチルト機能などを有する構成もあり得る。ウエハステージ4はモールド7に対してウエハ11をアライメントする。
塗布部5は、ウエハ11上に樹脂14を塗布する。樹脂14は、紫外線を受光することにより硬化する性質を有する光硬化性の樹脂(インプリント材)であり、半導体デバイス製造工程などの各種条件により適宜選択される。塗布部5の吐出ノズルから吐出される樹脂14の量も、ウエハ11上に形成される樹脂14の厚さや、形成されるパターンの密度などにより適宜決定される。インプリント装置は、開口領域17内にアライメント計測器(位置ずれ検出器)22を備える。アライメント計測器22は、例えばウエハアライメントとして、ウエハ11上に形成されたウエハ側マークと、モールド7に形成されたモールド側マークとのX方向およびY方向への位置ずれを計測する。インプリント装置は、ウエハステージ4を載置するベース定盤24と、モールド保持部3を固定するブリッジ定盤25と、ベース定盤24から延設され、ブリッジ定盤25を支持するための支柱26とを備える。さらに、インプリント装置は、共に不図示であるが、モールド7を装置外部からモールド保持部3へ搬送するモールド搬送機構と、ウエハ11を装置外部からウエハステージ4へ搬送するウエハ搬送機構とを備える。以上がインプリント装置の構成の説明である。
[モールドの補正]
本発明のインプリント方法におけるモールド7の形状(倍率)を補正する方法について説明する。図3は、一般的に実施されているモールド7上のパターンの形成方法を説明する。インプリント装置では、モールド7の側面を押すことで倍率の補正を行うため、既に製造されているモールド7のパターンの倍率を拡大することができない。したがって、図3(a)のように、インプリント装置の仕様として、例えば±5ppmの倍率補正を行う場合、モールド7上のパターンを予め+5ppm(所定倍率分)だけ拡大して製造しておく。その後、モールド7をインプリント装置に搭載した後に、補正機構18により中間荷重の圧力(第1の圧力)をかけて−5ppm(第1の倍率)だけ縮小することにより、図3(b)のように倍率差が無い設計倍率差0ppmの状態を作り出している。その後、ウエハ11の拡大、縮小に合わせて、補正機構18により中間荷重の圧力を中心とした圧力で±5ppmの倍率補正を行うようにしている。
このようにモールド7上のパターンを予め拡大して製造して、中間荷重をかけた状態でのパターン面7aの変形を解析した結果を図4に示す。図4は、図3で示したように予め+5ppmだけ拡大して製造したモールド7を、補正機構18により中間荷重をかけて−5ppmだけ縮小した時のパターン面7aの変形を解析したものである。図4(a)には、パターン面7aの全域での解析結果を示し、図4(b)には、パターン面7aの左下部分の拡大図を示す。図4(b)を見ると、パターン面7aの4つの角部で面取りされた形状に変形されており、4つの角部で非線形誤差が大きいことが分かった。非変形誤差の値は1nmを超える量であり、オーバーレイ精度3nmの世代では無視できない量である。また、この非線形誤差は荷重をかけるほど大きな値となり、倍率補正のストロークを拡大させる場合に、更に重要な課題となる。
そこで、本発明のモールド7では、図5に示すように、パターン面7aの形状を、これまでの倍率成分に相当する線形成分の補正(図5(a))に加えて、中間荷重時に発生する非線形誤差分の補正(図5(b))行う。なお図5では、見やすくするために、ショットの左下隅を拡大して表示してあり、ショット全域にわたって、線形成分、非線形誤差の補正が行われている。
本発明のモールド7のパターン面7aは、モールド7の側面のいずれにも圧力が加えられていないときには、図5Aに示されるように、第1の矩形と、第1の矩形の角部から第1の矩形の外部に延びる4つの第1の凸部とを合成した第1の形状を有する。すなわち、第1の形状は、パターン面7aの外周の中央部が角部よりも内側に引っ込む形状である。一方、パターン面7aは、モールド7の側面のそれぞれに中間荷重の圧力が加えられたときには、第1の矩形を1未満の第1の倍率で圧縮した第2の矩形の形状(第2の形状)を有する。パターン面7aは、モールド7の側面のそれぞれに圧力が加えられたときに、パターン面7aの外周の角部は中央部よりも圧縮の度合いが大きい。
[インプリント方法]
以下の説明する製造方法で製造されたモールド7とインプリント装置を使用したインプリント方法について、図7のフローチャートを用いて説明する。インプリント装置の制御部1は、S201で、モールド7を搬入してモールドチャック15に装着する(第1工程)。S202で、制御部1は、補正機構18によりモールド7の側面に中間荷重(第1の圧力)を加える。S203で、制御部1は、ウエハ11を装置内に搬入し、ウエハチャック19に装着する(第2工程)。S204で、制御部1は、インプリントを行うショット領域に塗布部5により樹脂14を塗布する。S205で、制御部1は、ウエハステージ4によりウエハ11をモールド7の下に移動する。S206で、制御部1は、アライメント計測器22によりパターン面7aの形状とウエハ側パターン11aの形状差(倍率ずれ)を検出する(第2工程)。S207で、制御部1は、ウエハ側パターン11aに含まれる変形成分を分析する。S208で、制御部1は、倍率ずれを低減する倍率(第2の倍率)とするためのパターン面7aの補正量を取得する。S209で、制御部1は、S208で取得されたモールド補正量に基づき、補正機構18によりモールド7に外力を加えてパターン面7aの形状を補正する。
パターン面7aとウエハ側パターンの形状補正が完了すると、制御部1は、S210で、樹脂14を介してモールド7とウエハ11とを接触させる押印動作を行う。押印動作は、モールド駆動機構16を駆動させ、ウエハ11上の樹脂14にモールド7を押し付ける動作である。この押し付けによって、樹脂14は、パターン面7aの凹部に充填される。この状態で、制御部1は、S211で、照射部2から照射した紫外線により樹脂14を硬化させる。樹脂14が硬化した後に、制御部1は、S212で、モールド駆動機構16を再駆動させ、モールド7を樹脂14から引き離す(離型動作)。これにより、ウエハ側パターンの表面には、パターン面7aの凹凸部に倣った3次元形状の樹脂14のパターン(層)が成形される。S209〜S212は、モールド7の側面に圧力を加えながらモールド7で樹脂14を成形する第4工程を構成する。S213で、制御部1は、パターンを形成したショットが最終ショットであるかを判定する。S213で最終ショットでないと判定された場合、制御部1は、S214で、ウエハステージ4を移動して、次のショット領域に対してS204〜S212の処理を繰り返す。S213で最終ショットであると判定された場合、制御部1は、S215で、ウエハ11をウエハステージ4からインプリント装置外に搬出する。
続いて、図8を用いて、本発明のモールド7のパターン位置に関して、インプリント装置搭載前の倍率差aと、装置ユーザーが設定する設計値からの倍率差bとその時の補正機構18の中間荷重(b−a)との関係を説明する。図8(a)、(b)、(c)において、それぞれ上方の数値は、モールド7の倍率差の例(単位:ppm)を示し、下方の数値はインプリント装置の補正機構18による変形量を示している。図8では、補正機構18のスロトークは0〜−10ppmとして説明する。図8(a)は、設計値からの倍率差bが0の時の例である。倍率差bが0の例は、ウエハ11側のショット倍率が設計値を中心にばらつくことが事前の評価で分かっており、その設計値を中心にモールド7に±5ppmの倍率補正を行う。図8(a)の例では、補正機構18による変形量が0の時、または、インプリント装置に搭載されていない状態のときに、モールド7のパターン位置が+5ppmだけ大きく形成されている。モールド7のパターン位置は先に説明したように、+5ppmに相当する線形成分の補正に加えて、中間荷重(b−a)が−5ppmの倍率補正量に相当する荷重を付加したときに発生する非線形誤差分を打ち消すように補正するようにしている。
図8(b)は、設計値からの倍率差bが−2ppmの時の例である。設計値からの倍率差bが−2ppmの例は、ウエハ11側のショット倍率が設計値から倍率差−2ppmを中心にばらつく事前の評価で分かっており、その設計値を中心にモールド7に±5ppmの倍率補正を行う。図8(b)の例ではインプリント装置に搭載されていない状態のときに、モールド7のパターン位置aが+3ppmだけ大きく形成されている。倍率差bが−2ppmであるので、中間荷重(b−a)は、−5ppmに相当する荷重である。モールド7のパターン位置は、+3ppmに相当する線形成分の補正に加えて、中間荷重(b−a)が−5ppmのときに発生する非線形誤差分を打ち消すように補正するようにしている。
図8(a)、(b)は、設計倍率差と補正機構18のストローク中心が一致する例を示したが、両者が必ずしも一致する必要はない。図8(c)はその一例を示すものである。設計値からの倍率差bが−2ppmで、この例ではインプリント装置に搭載されていない状態のときに、モールド7のパターン位置aが+5ppmだけ大きく形成されている。倍率差bが−2ppmであるので、中間荷重(b−a)は、−7ppmに相当する荷重である。モールド7のパターン位置は、+5ppmに相当する線形成分の補正に加えて、中間荷重(b−a)が−7ppmのときに発生する非線形誤差分を打ち消すように補正するようにしている。このように、装置搭載前の倍率差aを設計値からの倍率差bにするために必要な(b−a)の倍率変化を生じさせるために必要な荷重を中間荷重と定義しており、必ずしも、補正機構18のストローク中心の荷重と一致しなくても良い。
[モールドの製造方法]
第1実施形態
第1実施形態のモールド7の製造方法を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。まず、S11において、非線形誤差を打ち消すための補正値が既に生成済みであるかが判断される。S11では製造予定のモールド7を使用するインプリント装置の補正機構18の仕様(中間荷重、ストローク)に基づいて生成された補正値があるかが判断されて、補正値がある場合はS13に進む。一方、補正値が無い場合は、S12の非線形誤差補正値の算出ステップに移る。
S12では、図6(b)で示すように、まずS121で、製造予定のモールド7を使用するインプリント装置の補正機構18の力学モデルが決定される。モールド7を製造するための基材の4つの側面に圧力を加えた場合の基材の表面の形状の変化が力学モデルを用いて推定される。続いて、S121で中間荷重(第1の圧力)が決定される。中間荷重は、ウエハ11のショット倍率の平均的な値を考慮して決定される。例えば、1枚のウエハ11の全ショットの平均的な倍率やロット間での平均的な倍率を求めて、変動がある場合は必要に応じて変更するようにしても良く、インプリント装置の補正機構18のストローク中心に必ずしも一致させる必要は無い。続いて、S123では、補正機構18の力学モデルに中間荷重を与えた際に発生する非線形誤差量が解析により求められる。S124で非線形誤差補正値が出力され、必要に応じて補正値が保存される。以上が、図6(a)のS12で行う「非線形誤差補正値の算出」の詳細な説明である。S121〜S124は、シミュレータ等の情報処理装置を用いて実行される。
図6(a)に戻り、S13で、中間荷重時の倍率分(線形成分)と非線形誤差補正値が荷電粒子線描画装置(描画装置)の描画データに反映される。このとき、非線形誤差はショットの外周部付近に大きく発生するので、ショットの外周から例えば1mmの範囲までに限定して非線形誤差の補正値を反映するようにしても良い。S14で、描画装置の基材保持部に基材を配置し、S15で、補正値を反映した描画データに基づいて、基材の表面上にパターンが描画される。その後S16で、基材を描画装置から搬出して、S17でエッチング処理を行って、パターンが形成されたパターン面7aを有するモールド7が製造される。以上が、第1実施形態のモールド7の製造方法の説明である。
第2実施形態
第2実施形態のモールド7の製造方法について説明する。第1実施形態は、解析により非線形誤差を定量化し、補正量を描画装置の描画データに反映させる。ところが、第2実施形態のモールド7の製造方法は、インプリント装置を用いてモールド(レプリカモールド)7Rを製造する際にパターン位置を補正するようにしている点に特徴がある。
図9は第2実施形態である非線形誤差を補正したレプリカモールド7Rを製造するためのモールド製造装置である。モールド製造装置の構成は、図1に示すインプリント装置に近い構成となっており、同じ構成部品は図1と同じ符号を付けており、説明は省略する。インプリント装置と異なる点は、これから製造するレプリカモールド(基材)7Rをモールドチャック15上に配置し、ステージ駆動機構20上にはチャック(マスタモールド保持部)19を備え、パターンが形成済みのマスタモールド7Mが配置される点である。補正機構18は、第1実施形態のモールド7を使用するインプリント装置の補正機構18と同じ機構を搭載し、レプリカモールド7Rに中間荷重をかけている。先に説明したように、中間荷重を、レプリカモールド7Rを使用するインプリント装置の補正機構18のストローク中心に必ずしも一致させる必要は無い。中間荷重は、ウエハ11のショット倍率の平均的な値を考慮して決定され、1枚のウエハ11の全ショットの平均的な倍率や、ロット間での平均的な倍率を求めて、変動がある場合は必要に応じて変更するようにしても良い。なお、ウエハ11のショット倍率情報が事前に無い場合は、設計値通りの倍率、すなわち設計値からの倍率差がゼロになるように中間荷重をかける。
続いて、レプリカモールド7Rの製造装置を使用したモールド7の製造方法について、図10のフローチャートを用いて線形成分に加えて非線形成分の誤差を補正する方法を説明する。S401で、レプリカモールド7Rにかける中間荷重の指令値を装置に入力する。S402で、レプリカモールド7Rの製造装置の制御部1は、レプリカモールド7Rをモールドチャック15まで搬入して装着し、マスタモールド7Mをチャック19まで搬入して装着する。S403で、制御部1は、補正機構18によりレプリカモールド7RにS401で入力された指令値に基づいて中間荷重をかける。S404で、制御部1は、塗布部5により、マスタモールド7Mのパターン面に樹脂を塗布(配置)する(配置工程)。S405で、制御部1は、マスタモールド7Mをレプリカモールド7Rの下に移動し、アライメント計測器22により、レプリカモールド7Rにマスタモールド7Mを正確に位置合わせする。レプリカモールド7Rに対するマスタモールド7Mの位置合わせが完了すると、S406で、制御部1は、樹脂14を介してレプリカモールド7Rをマスタモールド7Mに接触させる(押印動作)。押型動作は、モールド駆動機構16を駆動させ、マスタモールド7M上の樹脂14に中間荷重をかけた状態のままレプリカモールド7Rを押し付ける動作である。この押し付けにより、樹脂14は、パターン面7aの凹部に充填される。この状態で、制御部1は、S407で、照射部2から照射した紫外線8により樹脂14を硬化させる。樹脂14が硬化した後に、制御部1は、S408で、モールド駆動機構16を再駆動させ、レプリカモールド7Rをマスタモールド7Mから引き離す(離型動作)。樹脂14が、離型動作において、レプリカモールド7Rに接着されたままマスタモールド7Mから剥離されるように、例えば、マスタモールド7Mの上には離型剤が塗布されうる。これにより、レプリカモールド7Rの表面には、マスタモールド7M側パターンの凹凸部に倣った3次元形状の樹脂14のパターン(層)が成形される。S409で、制御部1は、レプリカモールド7Rにかけていた中間荷重を解放する。S410で、制御部1は、レプリカモールド7Rをモールドチャック15から取り外し(取り外し工程)、マスタモールド7Mをチャック19から取り外す。S411で、圧縮が解除されたレプリカモールド7Rのエッチングを行い、ガラス表面に凹凸を形成した後に、樹脂14を除去してレプリカモールド7Rが完成する。
第2実施形態の特徴は、第1実施形態と異なり、解析により非線形誤差の算出をせず、また、荷電粒子線描画装置での線形成分、非線形誤差の補正も行わない。その代わりに、レプリカモールド7R側に中間荷重をかけた状態で、マスタモールド7Mの補正されていないパターンをインプリントすることで、同様の効果が得られるようにしている。第2実施形態では、中間荷重状態で、目標とする形状(ショットの大きさで非線形誤算が無い)がレプリカモールド7R上に転写されている。レプリカモールド7Rは、装置外の荷重が解放された状態では、ショットの形状が所定倍率分だけ大きくなり、非線形誤差が逆方向に発生したパターン形状を有している。そのレプリカモールド7Rをインプリント装置に搭載して、補正機構18で中間荷重をかけると、マスタモールド7Mのパターン形状が再現できる。
第2実施形態において、図8の例を用いて、マスタモールド7Mとレプリカモールド7Rそれぞれの設計値からの倍率差について説明する。図8(a)の例では、マスタモールド7Mは設計値からの倍率差bが0ppmなので、倍率補正をかけずにパターンを形成している。また、レプリカモールド7Rには−5ppmに相当する中間荷重(b−a)をかけてマスタモールド7M上のパターンがレプリカモールド7Rに転写される。このようにして製造されたレプリカモールド7Rをインプリント装置上の補正機構18で−5ppmに相当する中間荷重をかけることで0ppmの倍率差のときに非線形誤差の無いモールド7上のパターンを得ることができる。
図8(b)の例では、マスタモールド7Mには設計値からの倍率差bに相当する−2ppmの倍率補正をかけてパターンを形成する。また、レプリカモールド7Rには−5ppmに相当する中間荷重(b−a)をかけてマスタモールド7M上のパターンをレプリカモールド7Rに転写する。このようにして製造されたレプリカモールド7Rをインプリント装置上の補正機構18で−5ppmに相当する中間荷重をかけることで−2ppmの倍率差で非線形誤差の無いモールド7上のパターンを得ることができる。
図8(c)の例では、マスタモールド7Mは設計値から−2ppmの倍率差bの倍率補正をかけてパターンを形成し、レプリカモールド7Rには−7ppmの中間荷重(b−a)をかけてマスタモールド7M上のパターンをレプリカモールド7Rに転写する。このようにして製造されたレプリカモールド7Rをインプリント装置上の補正機構18で−7ppmに相当する中間荷重をかけることで−2ppmの倍率差で非線形誤差の無いモールド7上のパターンを得ることができる。
第3実施形態
第3実施形態のモールド7の製造方法について説明する。第3実施形態のモールド7の製造方法は、レプリカモールド7Rを製造する際にパターン位置を補正するものであり、第2実施形態の変形例である。第2実施形態は、ステージ4上にマスタモールド7Mを保持し、レプリカモールド7Rに中間荷重をかけてマスタモールド7Mに押印する。ところが、第3実施形態は、レプリカモールド7Rをステージ4上で保持する。第3実施形態は、ステージ4上の補正機構18により中間荷重がかけられたレプリカモールド7Rにマスタモールド7Mを押印する。第3実施形態では、図11で示す、レプリカモールド7Rの製造装置を用いて、レプリカモールド7Rを製造する。第3実施形態の製造装置は、図9に示す第2実施形態の製造装置に対して、レプリカモールド7Rとそれに中間荷重をかける補正機構18のセットとマスタモールド7Mが入れ替わる構造なので、装置の詳細な説明は省略する。更に、第3実施形態におけるレプリカモールド7Rの製造方法についても、図10に示すフローチャートと同じなので、説明を省略する。
第3実施形態においても、中間荷重状態で、非線形誤算が無い所望のパターンがレプリカモールド7R上に転写されている。荷重が解放された状態のレプリカモールド7Rは、ショットの形状が所定倍率分大きくなり、非線形誤差が逆方向に発生したパターン形状をしている。そのレプリカモールド7Rをインプリント装置に搭載して、補正機構18で中間荷重をかけると、マスタモールド7Mのパターン形状が再現できる。
[物品製造方法]
物品としてのデバイス(半導体集積回路デバイス、液晶表示デバイス、MEMS等)の製造方法は、前述したインプリント装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)にパターンを転写(形成)するステップを含む。さらに、該製造方法は、パターンを転写された前記基板をエッチングするステップを含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングステップの代わりに、パターンを転写された前記基板を加工する他の加工ステップを含みうる。
4:ウエハステージ(ステージ)。7:モールド。7a:パターン面。7M:マスタモールド。7R:レプリカモールド(基材)。11:基板(ウエハ)。14:樹脂。18:補正機構。

Claims (12)

  1. 基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置に用いられるモールドであって、
    パターンが形成されたパターン面と、
    それぞれが前記インプリント装置の押圧部材と接触して該押圧部材によって押圧されうるように形成された4つの側面と、を有し
    記パターン面は、前記4つの側面のいずれにも前記押圧部材によって圧力が加えられていないときには、前記パターン面の外周の中央部が角部よりも内側に引っ込む第1の形状を有していることを特徴とするモールド。
  2. 記4つの側面のそれぞれに前記押圧部材によって圧力が加えられたときに、前記角部は、前記中央部よりも圧縮の度合いが大きいことを特徴とする請求項1に記載のモールド。
  3. 1枚の基板上の複数のショット領域または複数の基板の複数のショット領域の形状の補正倍率の平均値に基づいて予め決定された所定の圧力を、前記押圧部材によって、前記4つの側面のそれぞれに加えたときに、前記パターン面は矩形の第2の形状になることを特徴とする請求項1または2に記載のモールド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモールドを製造する製造方法であって、
    パターンが形成されたパターン面を基材に形成する工程を含み、
    前記基材は、それぞれがインプリント装置の押圧部材と接触して該押圧部材によって押圧されうるように形成された4つの側面を有し、
    前記パターン面は、前記つの側面のいずれにも前記押圧部材によって圧力が加えられていないとき、前記パターン面の外周の中央部が角部よりも内側に引っ込む第1の形状を有していることを特徴とするモールドの製造方法。
  5. 前記パターン面を基材に形成する工程は、
    前記第1の形状に対応するように補正された描画データを取得する工程と、
    荷電粒子線描画装置により前記描画データを用いて前記基材の側面に圧力が加えられていない前記基材の表面に前記第1の形状のパターン面を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のモールドの製造方法。
  6. 前記基材の4つの側面に圧力を加えた場合の前記基材の表面の形状の変化を力学モデルを用いて推定することにより前記描画データを取得することを特徴とする請求項5に記載のモールドの製造方法。
  7. 前記パターン面を基材に形成する工程は、
    前記基材を基材保持部に配置し、前記4つの側面のそれぞれに前記押圧部材により第1の圧力を加えて前記基材を所定の倍率に圧縮する工程と、
    矩形の第2の形状のパターンを生成するマスタモールドをマスタモールド保持部に配置する工程と、
    前記所定の倍率に圧縮された前記基材と前記マスタモールドとの間にインプリント材を配置する配置工程と、
    前記圧縮された基材と前記マスタモールドとを前記インプリント材を介して接触させることによって前記インプリント材に前記第2の形状のパターンを形成する工程と、
    前記第2の形状のパターンが形成された前記インプリント材の層を有する前記基材を前記基材保持部から取り外す取り外し工程と、
    前記基材保持部から取り外されることにより前記圧縮が解除され、かつ、前記インプリント材の層を有する前記基材をエッチングすることによって、前記第1の形状のパターン面を有するモールドを取得する工程と、を含むことを特徴とする請求項4に記載のモールドの製造方法。
  8. 前記配置工程で前記インプリント材を前記マスタモールドの上に塗布し、前記取り外し工程で、前記第2の形状のパターンが形成された前記インプリント材の層を前記基材と接着した状態で前記マスタモールドから剥離することを特徴とする請求項7に記載のモールドの製造方法。
  9. 前記配置工程で、前記インプリント材は、前記マスタモールドに塗布された離型剤の層の上に塗布することを特徴とする請求項8に記載のモールドの製造方法。
  10. 前記配置工程で、前記インプリント材は前記圧縮された基材の上に塗布することを特徴とする請求項7に記載のモールドの製造方法。
  11. 基板の上のインプリント材をモールドで成形することにより前記基板の上にパターンを形成するインプリント装置を用いたインプリント方法であって、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモールドをモールド保持部に配置する第1工程と、
    前記基板を基板保持部に配置する第2工程と、
    前記基板に対する前記モールドの倍率ずれを検出する第3工程と、
    前記モールドのパターン面を前記検出された倍率ずれを低減する倍率に圧縮するように、前記インプリント装置の押圧部材を用いて前記モールドの側面のそれぞれに圧力を加えながら前記モールドで前記インプリント材を成形する第4工程と、を含み、
    前記パターン面は、前記4つの側面のいずれにも前記押圧部材によって圧力が加えられていないときには、前記パターン面の外周の中央部が角部よりも内側に引っ込む第1の形状を有しており、前記第4工程で前記押圧部材によって前記4つの側面のそれぞれに力が加えられたときに、前記パターン面は、第の形状を有し、前記第の形状は前記第1の形状よりも矩形に近いことを特徴とするインプリント方法。
  12. 請求項11に記載のインプリント方法によって基板にパターンを形成する工程と、
    前記パターンが形成された前記基板を加工して物品を製造する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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