JP5995567B2 - インプリント装置、それを用いた物品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、インプリント装置、およびそれを用いた物品の製造方法に関する。
半導体デバイスやMEMSなどの微細化の要求が進み、従来のフォトリソグラフィー技術に加え、基板(ウエハ)上の樹脂を型(モールド)で成形し、樹脂のパターンを基板上に形成する微細加工技術が注目を集めている。この技術はインプリント技術とも呼ばれ、基板上に数ナノメートルオーダーの微細な構造体を形成することができる。例えば、インプリント技術の1つとして光硬化法がある。この光硬化法を採用したインプリント装置では、まず、基板上のパターン形成領域に樹脂(光硬化性樹脂)を塗布する。次に、この樹脂をパターンが形成された型を用いて成形する。そして、光を照射して樹脂を硬化させたうえで引き離すことにより、樹脂のパターンが基板上に形成される。なお、この光硬化法以外にも、型と基板上の樹脂とを押し付けた状態で熱を加えて樹脂を硬化させる熱硬化法も知られている。
ここで、処理対象となる基板は、例えば、半導体デバイス製造工程におけるスパッタリングなどの成膜工程での加熱処理を経ることで、基板全体が拡大または縮小し、平面内で直交する2軸方向でパターンの形状(サイズ)が変化する場合がある。したがって、インプリント装置では、型と基板上の樹脂とを押し付けるに際し、基板上に予め形成されている既成パターン領域の形状と、型に形成されているパターン部の形状とを合わせる必要がある。このような形状補正(倍率補正)は、従来の露光装置であれば、基板の倍率に合わせて投影光学系の縮小倍率を変更させたり、基板ステージの走査速度を変更させたりすることで露光処理時の各ショットサイズを変化させて対応可能である。しかしながら、インプリント装置では、投影光学系がなく、また型と基板上の樹脂とが直接接触するため、このような補正を実施することが難しい。そこで、インプリント装置では、型の側面から外力や変位を与えることで、型を機械的に変形させる倍率補正機構(形状補正機構)が知られている。この倍率補正機構として、特許文献1は、型の外周部を取り囲むように設置され、型の側面に圧縮力を加えるアクチュエータおよびリンク機構を複数備えた装置を開示している。一方、型を機械的に変形させる以外にも、型を加熱して膨張させることで熱的に変形させる装置もある。特許文献2は、型を熱的に変形させるとともに、基板内に残留する局所的なひずみによるミスアライメントを防止するため、基板保持部にて基板の一部に対するクランプを局所的に解除する技術を開示している。
特表2008−504141号公報 特開2010−98310号公報
しかしながら、特許文献1に示すような装置では、型の形状補正のみを行うが、実際には基板の形状補正をも行わなければ、十分な重ね合わせ精度を得ることが難しい。これに対して、特許文献2に示す技術は、基板の形状補正をも実施し得るものであるが、基板の一部の保持を局所的に解除する、すなわち基板の裏面と基板保持部に含まれるチャックとで接していない領域を作ると、その領域では基板が高さ方向に浮いた状態になる。このとき、基板は、高さ方向に変位することで、平面方向にも変位するため、結果的に基板の形状補正がしにくくなる。したがって、インプリント装置には、型の形状に対して、基板の形状も容易に補正(調整)できる機構が望まれる。
本発明は、例えば、重ね合わせ精度ので有利なインプリント装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板上に形成されているパターンの上にパターン形成を行うインプリント装置であって、基板の裏面に接触する接触面を有し、基板を吸着して保持する保持手段と、裏面と接触面との間に無極性ガスおよび空気を供給する供給手段と、前記基板上に形成されているパターンの形状を変化させる変形手段と、を備え、保持手段により裏面を吸着し、かつ、供給手段により裏面と接触面との間に無極性ガスおよび空気を供給して、変形手段により形状を変化させ、無極性ガスの割合は、形状を変化させる場合には、空気の割合より多く、無極性ガスの割合は、少なくとも形状を変化させた後には、空気の割合より少ない、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、重ね合わせ精度ので有利なインプリント装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るインプリント装置の構成を示す図である。 第1実施形態に係るインプリント装置の要部構成を示す図である。 第1実施形態に係るインプリント処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るインプリント装置の要部構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係るインプリント装置について説明する。図1は、本実施形態に係るインプリント装置1の構成を示す概略図である。インプリント装置1は、物品としての半導体デバイスなどのデバイスの製造に使用され、被処理基板であるウエハ2上(基板上)に塗布された未硬化樹脂3をモールド(型)4で成形し、ウエハ2上に樹脂のパターンを形成する装置である。なお、ここでは光硬化法を採用したインプリント装置を例示するが、熱硬化法を採用するものとしてもよい。また、以下の図においては、ウエハ2上の樹脂に対して照射される紫外線5の光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。インプリント装置1は、まず、光照射部6と、モールド保持機構7と、ウエハステージ8と、塗布部9と、ウエハ変形機構10(図2参照)と、制御部11とを備える。
光照射部6は、インプリント処理の際、特にウエハ2上の樹脂3を硬化させる際に、モールド4に対して紫外線5を照射する。この光照射部6は、光源(樹脂硬化用光源)12と、この光源12から発せられた紫外線5をインプリントに適切な光に調整し、モールド4に照射する照明光学系13とを含む。光源12は、ハロゲンランプなどのランプ類を採用可能であるが、モールド4を透過し、かつ紫外線5の照射により樹脂3が硬化する波長の光を発する光源であれば、特に限定するものではない。照明光学系13は、不図示であるが、レンズ、ミラー、アパーチャ、または照射と遮光とを切り替えるためのシャッターなどを含み得る。なお、本実施形態では、光硬化法を採用するために光照射部6を設置しているが、例えば熱硬化法を採用する場合には、この光照射部6に換えて、熱硬化性樹脂を硬化させるための熱源部を設置することとなる。
モールド4は、外周形状が多角形(好適には、矩形または正方形)であり、ウエハ2に対する面には、例えば回路パターンなどの転写すべき凹凸パターンが3次元状に形成されたパターン部4aを含む。また、モールド4の材質は、紫外線5を透過させることが可能な材質であり、本実施形態では一例として石英とする。さらに、モールド4は、紫外線5が照射される面に、平面形状が円形で、かつ、ある程度の深さのキャビティ(凹部)を有する場合もある。
モールド保持機構7は、モールド4を保持するモールドチャック14と、このモールドチャック14を移動自在に保持するモールド駆動機構15と、モールド4(パターン部4a)の形状を補正する倍率補正機構16とを有する。モールドチャック14は、モールド4における紫外線5の照射面の外周領域を真空吸着力や静電力により引き付けることでモールド4を保持し得る。例えば、モールドチャック14は、真空吸着力によりモールド4を保持する場合、外部に設置された不図示の真空ポンプに接続され、この真空ポンプの排気による吸着圧を適宜調整することで、モールド4に対する吸着力(保持力)を調整し得る。モールド駆動機構15は、モールド4とウエハ2上の樹脂3との押し付け、または引き離しを選択的に行うように、モールド4を各軸方向に移動させる。このモールド駆動機構15に採用可能な動力源としては、例えばリニアモーターやエアシリンダーがある。また、モールド駆動機構15は、モールド4の高精度な位置決めに対応するために、粗動駆動系や微動駆動系などの複数の駆動系から構成されていてもよい。さらに、モールド駆動機構15は、Z軸方向だけでなく、X軸方向やY軸方向、またはθ(Z軸周りの回転)方向の位置調整機能や、モールド4の傾きを補正するためのチルト機能などを有する構成もあり得る。なお、インプリント装置1における押し付けおよび引き離しの各動作は、モールド4をZ軸方向に移動させることで実現してもよいが、ウエハステージ8をZ軸方向に移動させることで実現してもよく、または、その双方を相対的に移動させてもよい。倍率補正機構(型変形手段)16は、モールドチャック14におけるモールド4の保持側に設置され、モールド4の側面に対して外力または変位を機械的に与えることによりモールド4(パターン部4a)の形状を補正する。
さらに、モールドチャック14およびモールド駆動機構15は、平面方向の中心部(内側)に、光照射部6から照射された紫外線5がウエハ2に向かって通過可能とする開口領域17を有する。ここで、モールドチャック14(またはモールド駆動機構15)は、開口領域17の一部とモールド4とで囲まれる空間18を密閉空間とする光透過部材(例えばガラス板)19を備える場合もある。この場合、空間18内の圧力は、真空ポンプなどを含む不図示の圧力調整装置により調整される。この圧力調整装置は、例えば、モールド4とウエハ2上の樹脂3との押し付けに際して、空間18内の圧力をその外部よりも高く設定することで、パターン部4aをウエハ2に向かい凸形に撓ませ、樹脂3に対してパターン部4aの中心部から接触させ得る。これにより、パターン部4aと樹脂3との間に気体(空気)が残留することを抑え、パターン部4aの凹凸パターンに樹脂3を隅々まで充填させることができる。
ウエハ2は、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板である。このウエハ2上の複数のショット(パターン形成領域)には、パターン部4aにより樹脂3のパターン(パターンを含む層)が成形される。なお、一般的には、ウエハ2がインプリント装置1に搬入される前に、予め複数のショット上には前工程にて既成パターン領域(以下「基板側パターン」という)が形成されている。
ウエハステージ8は、ウエハ2を移動可能に保持し、例えば、モールド4とウエハ2上の樹脂3との押し付けに際し、パターン部4aとショット(基板側パターン)との位置合わせなどを実施する。このウエハステージ8は、ウエハ2を吸着力により保持するウエハチャック(保持手段)20と、このウエハチャック20を機械的に保持して各軸方向に移動可能とするステージ駆動機構21とを有する。このステージ駆動機構21に採用可能な動力源としては、例えばリニアモーターや平面モーターなどがある。ステージ駆動機構21も、X軸およびY軸の各方向に対して、粗動駆動系や微動駆動系などの複数の駆動系から構成し得る。さらに、Z軸方向の位置調整のための駆動系や、ウエハ2のθ方向の位置調整機能、またはウエハ2の傾きを補正するためのチルト機能などを有する構成もあり得る。ウエハステージ8は、さらにその側面に、X、Y、Z、ωx、ωy、ωzの各方向に対応した複数の参照ミラー(反射部)22を備える。これに対して、インプリント装置1は、これらの参照ミラー22にそれぞれビーム23を照射することで、ウエハステージ8の位置を測定する複数のレーザー干渉計24を備える。なお、図1では、参照ミラー22とレーザー干渉計24との1つの組のみを図示している。レーザー干渉計24は、ウエハステージ8の位置を実時間で計測し、後述の制御部11は、このときの計測値に基づいてウエハ2(ウエハステージ8)の位置決め制御を実行する。なお、このような位置計測機構としては、上記のレーザー干渉計24の他にも半導体レーザーを用いたエンコーダなどが採用可能である。
ここで、ウエハチャック20の構成について詳説する。図2は、ウエハチャック20の構成を含むインプリント装置1の要部構成を示す概略図である。ウエハチャック20は、ウエハ2の裏面(吸着される面)と接触する接触面40と、ウエハ2の裏面を複数の領域で吸着する吸着部41とを含む。特に、吸着部41は、ウエハチャック20の外部に設置された吸着装置42に接続されている。例えば、ウエハチャック20が真空吸着力によりウエハ2を保持する構成では、吸着装置42は、真空ポンプなどの排気装置であり、排気装置の排気による吸着部41での吸着圧を適宜調整することで、モールド4に対する吸着力(保持力)を調整し得る。吸着部41は、図2に示すように、ウエハ2の裏面を複数の領域で吸着するように、複数の溝、または孔を有する。なお、ウエハチャック20は、上記真空吸着によらず、例えば静電吸着などの別の吸着手段によりウエハ2を保持するものでもよい。ここで、接触面40の表面粗さは、例えば10nm程度に精密に調整されており、これにより、接触面40は、ウエハ2の裏面全面に均一に接触保持する。例えば、ウエハチャック20が真空吸着力でウエハ2を保持するものであるならば、ウエハ2は、均一の圧力で真空吸着される。
さらに、ウエハチャック20は、図2に示すように、吸着部41と並び、ウエハ2の裏面と接触面40との間に気体を供給(放出)する複数の供給口43を含む。これらの供給口43は、ウエハチャック20の外部に設置された複数の気体を供給する供給装置(供給手段)に配管を介して接続されている。以下、本実施形態の供給装置は、一例として、第1の気体を供給する第1供給装置44と、第2の気体を供給する第2供給装置45とから構成されるものとする。これら第1および第2の気体、さらには第1および第2供給装置44、45の動作については、以下で詳説する。なお、図2では、第1および第2供給装置44、45は、複数の供給口43に対してウエハチャック20の本体内で1つの配管を通じて接続されているが、それぞれ独立した配管を介して接続されてもよい。また、上記吸着装置42は、第1および第2の気体をそれぞれ回収することもできる。さらに、吸着装置42は、気体の存在を検出(例えば成分検出)することが可能な不図示の気体検出装置を設置し、ウエハ2の裏面と接触面40との間に正常に気体が供給されているか、または正常に回収されているかを確認し得る構成としてもよい。ここで、ウエハチャック20が静電吸着力でウエハ2を保持するものであるならば、第1および第2の気体を回収する回収装置を別途設置してもよい。
塗布部9は、モールド保持機構7の近傍に設置され、ウエハ2上に存在するショット(基板側パターン)上に、樹脂(未硬化樹脂)3を塗布する。ここで、この樹脂3は、紫外線5を受光することにより硬化する性質を有する紫外線硬化樹脂(光硬化性樹脂、インプリント材)であり、半導体デバイス製造工程などの各種条件により適宜選択される。この塗布部9は、塗布方式としてインクジェット方式を採用し、未硬化状態の樹脂3を収容する容器25と、液滴吐出部26とを含む。液滴吐出部26は、例えばピエゾタイプの吐出機構(インクジェットヘッド)を有する。樹脂3の塗布量(吐出量)は、0.1〜10pL/滴の範囲で調整可能であり、通常、約2pL/滴で使用する場合が多い。なお、樹脂3の全塗布量は、パターン部4aの密度、および所望の残膜厚により決定される。塗布部9は、制御部11からの動作指令に基づいて、塗布位置や塗布量などを制御する。
ウエハ変形機構(変形手段)10は、ウエハステージ8に保持、すなわちウエハチャック20上に載置されている状態のウエハ2を熱的または機械的に変形させる。このウエハ2の変形により、ウエハ2上のショットに予め形成されている基板側パターン27(図2参照)の外周形状を補正する。特に、本実施形態のウエハ変形機構10は、例えば、モールド4を介してウエハ2に光を照射し、加熱することでウエハ2の形状を熱的に変形させるものを採用し得る。この場合、ウエハ変形機構10は、不図示であるが、加熱に適した光を照射する加熱用光源と、この加熱用光源から照射された加熱光をウエハ2の加熱に適切な光に調整する光学素子とを含む。ここで、加熱用光源は、樹脂3が感光しない波長を有する光であればよく、例えば赤外線の波長帯域に波長が存在する光としてもよい。さらに、ウエハ変形機構10は、加熱光を特にパターン部4aに効率良く照射させるために、図2に示すように、光照射部6と同様、加熱光が開口領域17内を通過するようにモールド4の表面に対して垂直方向に設置されることが望ましい。なお、ウエハ変形機構10の構成は、上記のような構成に限らず、例えば、ウエハ2に平面方向の外力または変位を機械的に与えることにより基板側パターン27の形状を補正する構成としてもよい。この場合、インプリント装置1は、別途、ウエハ2の周囲にウエハ2の側面から外力または変位を与えるための変形機構を備えることになる。
制御部11は、インプリント装置1の各構成要素の動作および調整などを制御し得る。制御部11は、例えばコンピュータなどで構成され、インプリント装置1の各構成要素に回線を介して接続され、プログラムなどにしたがって各構成要素の制御を実行し得る。本実施形態の制御部11は、少なくとも、ウエハ変形機構10の動作と、このウエハ変形機構10の動作に付随したウエハステージ8の動作とを制御する。なお、制御部11は、インプリント装置1の他の部分と一体で(共通の筐体内に)構成してもよいし、インプリント装置1の他の部分とは別体で(別の筐体内に)構成してもよい。
また、インプリント装置1は、インプリント処理に際し、ウエハ2上に形成されているアライメントマークと、モールド4に形成されているアライメントマークとのX軸およびY軸の各方向への位置ずれなどを計測するアライメント計測系30を備える。また、インプリント装置1は、ウエハステージ8を載置するベース定盤31と、モールド保持機構7を固定するブリッジ定盤32と、ベース定盤31から延設され、例えば除振器33を介してブリッジ定盤32を支持する支柱34とを備える。さらに、インプリント装置1は、共に不図示であるが、モールド4を装置外部とモールド保持機構7との間で搬入出させるモールド搬送機構や、ウエハ2を装置外部とウエハステージ8との間で搬入出させる基板搬送機構などを含み得る。
次に、インプリント装置1によるインプリント処理について説明する。図3は、本実施形態におけるインプリント処理の基本的な流れを示すフローチャートである。まず、制御部11は、基板搬送機構によりウエハ2をウエハステージ8に搬送させ、搬入されたウエハ2をウエハチャック20上に載置および固定させる(ステップS100)。次に、制御部11は、ステージ駆動機構21を駆動させてウエハ2の位置を適宜変更させつつ、アライメント計測系30により、ウエハ2上のアライメントマークを順次計測させ、ウエハ2の位置を高精度に検出する。そして、制御部11は、その検出結果から各転写座標を算出して、この算出結果に基づいて所定のショットごとにパターンを形成させる(ステップS101)。
以下、あるショット上に存在する基板側パターン27に対するパターン形成として、制御部11は、まず、ステージ駆動機構21により、塗布部9の液滴吐出部26の直下に基板側パターン27上の塗布位置を位置決めさせる。その後、制御部11は、塗布部9により、基板側パターン27上に樹脂3を塗布させる(ステップS102:塗布工程)。次に、制御部11は、ステージ駆動機構21により、パターン部4aの直下の押し付け位置に基板側パターン27が位置するようにウエハ2を移動させ、位置決めさせる。その後、制御部11は、モールド駆動機構15を駆動させ、パターン部4aと基板側パターン27上の樹脂3とを押し付ける(ステップS103:押型工程)。この押し付けにより、樹脂3は、パターン部4aの凹凸パターンに充填される。さらに、制御部11は、この押型工程中、または押型工程後に、アライメント計測系30により、モールド4およびウエハ2のX軸およびY軸方向の位置を計測させる(ステップS104)。ここで、「押型工程中」とは、モールド4とウエハ2との距離を近づけ、パターン部4aと基板側パターン27上の樹脂3とが接触した後に、樹脂3を介してモールド4とウエハ2との距離が所望の距離に設定されるまでの時間中をいう。さらに、制御部11は、ステップS104にて得られたアライメント計測の結果に基づいて、パターン部4aと基板側パターン27との形状を合わせる際の補正量を算出する。なお、このステップS104の時点では、ウエハ2は、ウエハチャック20により真空吸着保持されている。
ここで、制御部11は、以下のステップS106およびS107において、ステップS104で得られた補正量に基づいて、適宜、ウエハ変形機構10による基板側パターン27の形状補正、または倍率補正機構16によるパターン部4aの形状補正を実施させる。しかしながら、特にステップS106において、ウエハ2がウエハチャック20上に従来と同様に真空吸着保持されていたままでは、ウエハ変形機構10は、ウエハ2を所望の形状に容易に変形させることが難しい。そこで、本実施形態では、ウエハ変形機構10によりウエハ2を変形させる前に、予めウエハ2の裏面と接触面40との間に特定の気体を介在させ、各面間の摩擦力を気体潤滑作用により低減させる。具体的には、制御部11は、第1および第2供給装置44、45により、複数の供給口43からウエハ2の裏面と接触面40との間に第1および第2の気体を供給させることで実施させる(ステップS105)。ここで、気体の粘性係数は、従来摩擦力を低減させるために使用されていた潤滑油の1/1000オーダーである。特に気体が無極性ガスであれば、分子間力が小さいため、ウエハ2の裏面と接触面40との分子間の相互作用が弱くなり、効率良く摩擦力を低減させることができる。そこで、本実施形態では、第1の気体として、例えば希ガスを用いる。具体的には、第1の気体として、分子の大きさが小さく、ウエハ2の裏面と接触面40と隙間に入りやすいヘリウムなどが好適である。一方、第2の気体は、例えば、第1の気体の濃度の調整や適切な回収、または潤滑油などの液体を利用して上記摩擦力を低減させることがあった場合、ウエハ2の裏面に液体が残存しないよう除去するなどのために用いられるものである。この第2の気体としては、例えば空気を用いる。特に、このステップS105における気体の供給では、摩擦力を低減させる作用を主としているため、制御部11は、総供給量のうち第1の気体の割合が第2の気体よりも多くなるように、第1および第2供給装置44、45を制御することが望ましい。また、制御部11は、ステップS105における気体の供給中は、吸着装置42による排気をバルブ動作により一旦止めておくことが望ましい。これにより、ウエハチャック20内の吸着部41は、吸着装置42による排気がなされなくても、ある程度の負圧に維持される。したがって、主に第1の気体は、供給口43から吸着部41まで特定の量だけ引かれ、ウエハ2の裏面と接触面40との間に効率良く供給される。そして、制御部11は、第1の気体がウエハ2の裏面と接触面40との間に充満されたことを確認後、一旦閉としたバルブを開放し、吸着圧を元に戻す。
次に、制御部11は、ウエハ2の裏面と接触面40との間での摩擦力を低減させている状態で、ウエハ変形機構10により、ステップS104で得られた補正量に基づいて、基板側パターン27の形状補正を適宜実施させる(ステップS106)。上記摩擦力の低減により、ウエハ変形機構10は、基板側パターン27を効率的に所望の形状に熱変形させることができる。次に、制御部11は、倍率補正機構16により、ステップS104で得られた補正量に基づいて、パターン部4aの形状補正を適宜実施させる(ステップS107)。なお、ステップS106、S107での各形状補正を実施する順序は、その逆でもよいし、または同時でもよい。これらのステップS106、S107での各形状補正によりパターン部4aと基板側パターン27との形状が正常に合わされた後、制御部11は、以下のステップS108に移行する。
次に、制御部11は、第1および第2供給装置44、45により、再度、複数の供給口43からウエハ2の裏面と接触面40との間に第1および第2の気体を供給させる(ステップS108)。ただし、このステップS108における気体の供給では、ステップS105とは異なり、第1の気体の回収や除去を主作用としている。そこで、制御部11は、ステップS105とは反対に総供給量のうち第1の気体の割合が第2の気体よりも少なくなるように、第1および第2供給装置44、45を制御することが望ましい。この場合も、制御部11は、気体の供給中は、吸着装置42による排気をバルブ動作により一旦止めておくことが望ましい。これにより、主に第2の気体は、供給口43から吸着部41まで特定の量だけ引かれ、ウエハ2の裏面と接触面40との間に効率良く供給される。そして、制御部11は、第2の気体がウエハ2の裏面と接触面40との間に充満されたことを確認後、一旦閉としたバルブを開放し、吸着圧を元に戻す。
次に、制御部11は、パターン部4aと基板側パターン27との形状が良好に合わされているかを確認するため、アライメント計測系30により、モールド4およびウエハ2のX軸およびY軸方向の位置を再度計測させる(ステップS109)。次に、制御部11は、必要であれば、モールド4およびウエハ2の位置の再調整を実施させる(ステップS110)。次に、制御部11は、光照射部6により、モールド4の背面(上面)から紫外線5を所定時間照射し、モールド4を透過した紫外線5により樹脂3を硬化させる(ステップS111:硬化工程)。そして、樹脂3が硬化した後、制御部11は、モールド駆動機構15を再駆動させ、パターン部4aと硬化した樹脂3とを引き離す(ステップS112:離型工程)。これにより、ウエハ2上の基板側パターン27の表面には、パターン部4aの凹凸パターンに倣った3次元形状の樹脂パターン(層)が形成される。このような一連のインプリント動作をウエハステージ8の駆動によりショットを変更しつつ複数回実施することで、インプリント装置1は、1枚のウエハ2上に複数の樹脂パターンを形成することができる。
このように、インプリント装置1によるインプリント処理では、特にウエハ変形機構10によるウエハ2(基板側パターン27)の形状補正中には、気体潤滑作用により、ウエハ2の裏面と接触面40との間の摩擦力を低減させておく。したがって、ウエハ2は、ウエハチャック20上で変形がしやすくなるため、ウエハ変形機構10は、ウエハ2の形状を所望の形状に容易に補正することができる。ここで、特に本実施形態では、ウエハ2の裏面と接触面40との間に、摩擦力の低減を主作用とする第1の気体と、第1の気体の効率的な回収やウエハ2の裏面に残存している潤滑油などの除去を主作用とする第2の気体とを利用する。このとき、第1および第2の気体の供給量を形状補正の前後で適宜調整したり、また、吸着装置42による排気を一旦止めつつ負圧を維持させたりすることで、ウエハ変形機構10は、さらに効率良く上記作用を発揮できる。すなわち、インプリント装置1は、パターン部4aの形状とウエハ2上の基板側パターン27の形状とをそれぞれ独立して所望の形状に変形させることで重ね合わせ精度を向上させることができるが、その精度向上をさらに容易に実現させることが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、インプリント処理時の重ね合わせ精度の向上とその容易性で有利なインプリント装置を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るインプリント装置について説明する。本実施形態のインプリント装置の特徴は、第1の気体として、第1実施形態では希ガスを例示したが、本実施形態ではフッ素原子を含むパーフルオロ系ガスを採用する点にある。採用し得るパーフルオロ系ガスとしては、ペンタフルオロプロパンがある。このペンタフルオロプロパンは、フッ素原子を多く含有していることで、分子間の相互作用が弱く、第1実施形態と同様にウエハ2の裏面と接触面40との間の摩擦力を低減させるのに好適である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るインプリント装置について説明する。第1実施形態では、第1および第2供給装置44、45は、1系統のみ存在し、ウエハチャック20内の複数の供給口43のすべてに接続して第1および第2の気体を供給していた。これに対して、本実施形態のインプリント装置の特徴は、複数の供給部は、ウエハ2の裏面の複数の領域にそれぞれ対応する特定のグループに分割され、それぞれの供給部のグループに第1の気体と第2の気体とをそれぞれ独立して供給する点にある。図4は、第1実施形態の図2に対応した、本実施形態のウエハチャック51の構成を含むインプリント装置50の要部構成を示す概略図である。なお、図4において、図2に示す第1実施形態に係るインプリント装置1の構成と同一のものには同一の符号を付し、説明を省略する。ウエハチャック51は、図4に示すように、複数の領域、特に本実施形態では、一例として第1の領域51aと第2の領域51bとに分割されている。第1の領域51aは、第1の供給部52を含み、一方、第2の領域51bは、第2の供給部53を含む。そして、第1の供給部52は、第1の供給系統を構成する第1供給装置54と第2供給装置55とに接続され、一方、第2の供給部53は、第2の供給系統を構成する第3供給装置56と第4供給装置57とに接続されている。このうち、第1供給装置54と第3供給装置56とが、上記実施形態でいう第1の気体を供給し、一方、第2供給装置55と第4供給装置57とが、第2の気体を供給する。
ここで、図4では、第2の領域51b上に、処理対象である基板側パターン27が位置している状態を示している。この場合、図3に示す第1実施形態でのインプリント処理の流れを参照すれば、制御部11は、ステップS105およびステップS108での気体供給工程を、第2の領域51bに関わる第3供給装置56および第4供給装置57のみで実施させればよい。このとき、第1の領域51aに関わる第1供給装置54および第2供給装置55は、ステップS105、S108の両工程ともに、第1の気体の割合が第2の気体よりも少なくなるように供給する。これにより、ウエハ2の形状補正を実施する第2の領域51b上のウエハ2の裏面と接触面40との間の摩擦力のみを低減させることができるため、効率性が増す。なお、ウエハチャック20での領域(グループ)の分割数は、任意である。また、図4に示す構成では、各領域51a、51bに対してそれぞれ独立して複数の供給装置を設置しているが、これについても限定するものではない。例えば、第1および第2の気体を供給する供給装置を全体で1つとし、各領域51a、51bにつながる各系統の配管を途中で分岐させ、かつそれぞれの配管に流量調整部を設置することで、独立して気体を供給させる構成としてもよい。さらに、図4に示す構成では、吸着装置42は、第1実施形態と同様に1つであるが、各領域51a、51bにそれぞれ独立して設置してもよい。
(物品の製造方法)
物品としてのデバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)の製造方法は、上述したインプリント装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板)にパターンを形成する工程を含む。さらに、該製造方法は、パターンを形成された基板をエッチングする工程を含み得る。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングの代わりにパターンを形成された基板を加工する他の処理を含み得る。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 インプリント装置
2 基板
3 樹脂
4 モールド
10 ウエハ変形機構
20 ウエハチャック
27 基板側パターン
40 接触面
44 第1供給装置

Claims (17)

  1. 基板上に形成されているパターンの上にパターン形成を行うインプリント装置であって、
    前記基板の裏面に接触する接触面を有し、前記基板を吸着して保持する保持手段と、
    前記裏面と前記接触面との間に無極性ガスおよび空気を供給する供給手段と、
    前記基板上に形成されているパターンの形状を変化させる変形手段と、を備え、
    前記保持手段により前記裏面を吸着し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記無極性ガスおよび空気を供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ
    前記無極性ガスの割合は、前記形状を変化させる場合には、前記空気の割合より多く、
    前記無極性ガスの割合は、少なくとも前記形状を変化させた後には、前記空気の割合より少ない、
    とを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記無極性ガスは、希ガスであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記無極性ガスは、パーフルオロ系ガスであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  4. 基板上に形成されているパターンの上にパターン形成を行うインプリント装置であって、
    前記基板の裏面に接触する接触面を有し、前記基板を保持する保持手段と、
    前記裏面と前記接触面との間に無極性ガスを供給する供給手段と、
    前記基板上に形成されているパターンの形状を変化させる変形手段と、を備え、
    前記保持手段により前記基板を保持し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記無極性ガスを供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ、
    前記保持手段は、前記変形手段により前記形状を変化させた後に前記裏面と前記接触面との間の前記無極性ガスの濃度を低減させる機能を有する、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  5. 前記供給手段は、前記無極性ガスおよび空気を供給する請求項に記載のインプリント装置。
  6. 前記無極性ガスの割合は、前記形状を変化させる場合には、前記空気の割合より多いことを特徴とする請求項に記載のインプリント装置。
  7. 前記無極性ガスの割合は、少なくとも前記形状を変化させた後には、前記空気の割合より少ないことを特徴とする請求項または請求項に記載のインプリント装置。
  8. 前記供給手段は、前記裏面における複数の領域それぞれ独立して前記無極性ガスを供給する機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  9. 前記変形手段は、加熱により前記形状を変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  10. 前記変形手段は、前記基板に力を加えることにより前記形状を変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  11. 前記パターン形成のための型に力を加えることにより前記型を変形させる型変形手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項10のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  12. 基板上に形成されているパターンの上にパターン形成を行うインプリント装置であって、
    前記基板の裏面に接触する接触面を有し、前記基板を保持する保持手段と、
    前記裏面と前記接触面との間に希ガスを供給する供給手段と、
    前記基板上に形成されているパターンの形状を変化させる変形手段と、を備え、
    前記保持手段により前記裏面を保持し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記希ガスを供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ
    前記保持手段は、前記変形手段により前記形状を変化させた後に前記裏面と前記接触面との間の前記希ガスの濃度を低減させる機能を有する、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  13. 前記供給手段は、前記裏面と前記接触面との間に前記希ガスおよび空気を供給し、
    前記保持手段により前記裏面を吸着し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記希ガスおよび前記空気を供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ、
    前記希ガスの割合は、前記形状を変化させる場合には、前記空気の割合より多く、
    前記希ガスの割合は、少なくとも前記形状を変化させた後には、前記空気の割合より少ない、
    ことを特徴とする請求項12に記載のインプリント装置。
  14. 基板上に形成されているパターンの上にパターン形成を行うインプリント装置であって、
    前記基板の裏面に接触する接触面を有し、前記基板を保持する保持手段と、
    前記裏面と前記接触面との間にパーフルオロ系ガスを供給する供給手段と、
    前記基板上に形成されているパターンの形状を変化させる変形手段と、を備え、
    前記保持手段により前記裏面を保持し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記パーフルオロ系ガスを供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ
    前記保持手段は、前記変形手段により前記形状を変化させた後に前記裏面と前記接触面との間の前記パーフルオロ系ガスの濃度を低減させる機能を有する、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  15. 前記供給手段は、前記裏面と前記接触面との間に前記パーフルオロ系ガスおよび空気を供給し、
    前記保持手段により前記裏面を吸着し、かつ前記供給手段により前記裏面と前記接触面との間に前記パーフルオロ系ガスおよび前記空気を供給して、前記変形手段により前記形状を変化させ、
    前記パーフルオロ系ガスの割合は、前記形状を変化させる場合には、前記空気の割合より多く、
    前記パーフルオロ系ガスの割合は、少なくとも前記形状を変化させた後には、前記空気の割合より少ない、
    ことを特徴とする請求項14に記載のインプリント装置。
  16. 前記保持手段は、前記機能として、前記裏面と前記接触面との間から気体を回収する機能を有することを特徴とする請求項4、請求項12または請求項14に記載のインプリント装置。
  17. 請求項1ないし請求項16のうちいずれか1項に記載のインプリント装置を用いて基板上にパターン形成を行う工程と、
    前記工程で前記パターン形成を行われた基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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