JP6501170B2 - ワイヤーハーネス製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーハーネス製造装置及びワイヤーハーネス製造方法に関する。
ワイヤーハーネスの組立ては、一般的には、組立用図板にワイヤーハーネスの原寸図を貼り付けて布線板を作製し、その布線板に布線用治具を取り付けたものを用いている。原寸図には、組立ての作業手順や付属部品の取付指示等の作業指示が示されており、作業者はその作業指示に従って電線を布線し、布線した電線や電線束の所定位置に付属部品を取り付けてワイヤーハーネスの組立てを行う。
しかし、設計変更に応じて原寸図を貼り替える必要があることから、そのような作業を不要にしたワイヤーハーネス製造装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このワイヤーハーネス製造装置は、表示部と、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線の画像、及び電線の端末処理を示す端番号及び端バーコードを表示部に表示する制御部とを備える。
米国特許出願公開第2016/0064121A1号明細書
しかし、従来のワイヤーハーネス製造装置は、予め所定の長さに切断した電線を用意しておかなければならず、切断した電線を保管する場所が必要になる。
そこで、本発明の目的は、全長が長いワイヤーハーネスでも迅速に作業することができるワイヤーハーネス製造装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、製造対象のワイヤーハーネスの長手方向に沿って配列された複数のディスプレイからなり、両端を引き離すことで全長を表した前記ワイヤーハーネスを構成する電線を布線した状態を示す布線画像を分割して前記ディスプレイ毎に表示する長方形の表示部と、前記表示部の一方の長辺に沿って走行することで、前記電線を搬送する電線搬送ロボットと、を備え、前記表示部は、その表示面が略水平になるように支持され、該表示面上で作業することができ、その一方の長辺側は、前記電線搬送ロボットの走行エリアであり、その他方の長辺側は、作業者の作業エリアである、ワイヤーハーネス製造装置を提供する。
本発明によれば、全長が長いワイヤーハーネスでも迅速に作業することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るワイヤーハーネス製造装置の概略の構成例を示す斜視図である。 図2は、制御装置の制御系の一例を示すブロック図である。 図3は、制御装置の記憶部に記憶された作業レシピ情報の一例を示す図である。 図4(a)は、電線切断機の概略の構成を示す図、図4(b)は、電線切断機の制御系を示すブロック図である。 図5Aは、表示部の表示例を示す図である。 図5Bは、表示部の表示例を示す図である。 図5Cは、表示部の表示例を示す図である。 図5Dは、表示部の表示例を示す図である。 図6は、電線にマークチューブ及びマークテープを装着した状態を示す図である。 図7Aは、制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7Bは、制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係るワイヤーハーネス製造装置の概略の構成例を示す斜視図である。
このワイヤーハーネス製造装置1は、長方形の表示部2と、表示部2を支持する支持台3と、表示部2の長手方向の一方の側Aに配置され、ワイヤーハーネスを構成する電線11を供給する電線供給部4と、表示部2の長手方向に沿って表示部2の近傍に設けられ、電線供給部4から供給された電線11を搬送する電線搬送ロボット5と、表示部2の長手方向の一方の側Aに配置され、電線搬送ロボット5によって搬送された電線11を切断する電線切断機6と、表示部2の長手方向の両方の側A、Bにそれぞれ配置され、電線11に装着するマークチューブ等にコード等を印刷する印刷機7A、7Bと、バーコードを読み取るバーコードリーダ8A、8Bと、本装置1の各部を制御する制御装置9とを備える。電線搬送ロボット5は、電線切断機又は制御部からの指示により電線の切断長さに対応する距離を走行する走行装置の一例である。
ここで、「ワイヤーハーネス」とは、複数の電線11を束にしたものをいう。なお、各電線11の両端にプリント基板や機器に接続するためのコネクタや端子を有するものを含んでもよい。端末処理は、電線11の端部にコネクタ又は端子を接続する処理をいう。
表示部2は、例えばカラー表示が可能な液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の平面パネル型ディスプレイを用いることができる。また、表示部2は、タッチパネルとディスプレイとを組み合わせたタッチパネルディスプレイを用いてもよい。
表示部2は、図1に示すように、1つのディスプレイにより構成してもよいが、ワイヤーハーネスの全長に応じて複数のディスプレイをワイヤーハーネスの長手方向に沿って配列してもよい。複数のディスプレイを用いる場合は、ワイヤーハーネスの全長に応じてディスプレイを使用する数を決めればよいため、全長が異なる各種のワイヤーハーネスを容易に製造することができる。例えば、表示面2aのサイズを幅68cm、長さを15mとする場合、幅68cm、長さ1mのディスプレイを長手方向に15個配置する。このように複数のディスプレイを用いる場合は、表示部2に表示する画像を分割して各ディスプレイに表示する。
支持台3は、表示部2をその表示面2aが略水平になるように床面から支持する。支持台3は、作業者Pa、Pbが表示部2の表示面2a上で作業しやすい高さのものを用いるのが好ましい。また、支持台3は、レール50及び電線切断機6を支持する支持板30と、印刷機7A、7Bが配置される受け板31A、31Bとを備える。本実施の形態の場合、2人の作業者Pa、Pbが表示部2の近傍で作業する。作業者Paは表示部2の長手方向の左側を担当し、作業者Pbは表示部2の長手方向の右側を担当する。なお、1人の作業者が全てを担当してもよい。
(電線供給部の構成)
電線供給部4は、表示部2の長手方向の一方の側Aに設けられ、電線11を電線切断機6を介して電線搬送ロボット5に供給する電線供給リール41A、41Bと、図示しないフレームに固定され、電線供給リール41A、41Bを回転可能に支持する支持部材42とを備える。
電線搬送ロボット5の後述する把持部51で電線11を把持した状態で、電線搬送ロボット5がレール50に沿って走行することで、電線供給リール41A、41Bが回転して電線11がレール50上に供給される。なお、電線供給リール41A、41Bは、電線搬送ロボット5の駆動力を補助するモータを内蔵してもよい。これにより電線搬送ロボット5の小型化が可能になる。電線供給部4は、電線の種類によって電線供給リール41A、41Bを取り換えられるように構成されている。電線供給リール41A、41Bにはラベル410が貼り付けられており、ラベル410には、電線品種23a、23b、及び電線品種3a、23bに対応する電線品種バーコード43a、43bが印刷されている。電線品種3a、23b及び電線品種バーコード43a、43bは、電線を識別する電線識別情報の一例である。
(電線搬送ロボットの構成)
電線搬送ロボット5は、電線供給部4から供給された電線11を保持してレール50上を走行して電線11を搬送する。電線搬送ロボット5は、モータ(図示せず)と、モータの駆動によって支持板30上を回転して一定の速度で走行する車輪(図示せず)と、電線11を把持する把持部51とを備える。把持部51は、穴の大きさを小さくすることで電線11を保持するものでもよく、クリップやクランプで挟むことで電線11を保持するものでもよい。電線搬送ロボット5は、電線切断機6から走行開始信号が送信されたとき、モータを駆動して走行を開始し、電線切断機6から走行停止信号が送信されたとき、モータの駆動を停止して走行を停止するように構成されている。
電線切断機6は、電線11を制御装置9から送信された切断長さの情報に対応する長さに切断する。電線切断機6の詳細については後述する。
印刷機7A、7Bは、制御装置9から送信された印刷情報(例えば、バーコード)に基づいて、巻かれた状態のマークチューブ及びマークテープに印刷するとともに、印刷後のマークチューブ及びマークテープを印刷情報が分断されないように所定の長さに切断する。マークチューブは、パイプ状になっており、電線11の外径よりも若干大きい内径を有する。マークテープは、一方の端部を電線11に巻き付けてテープに接着することにより電線11に取り付けられる。
バーコードリーダ8A、8Bは、作業者Pa、Pbの操作によってバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを自己を識別するリーダIDとともに制御装置9に送信する。一方の作業者Paが一方のバーコードリーダ8Aを用い、他方の作業者Pbが他方のバーコードリーダ8Bを用いる。リーダID及びバーコードは、電線作業識別情報の読み取り信号の一例である。
図2は、制御装置9の制御系を示すブロック図である。制御装置9は、制御部90を有し、この制御部90に、キーボード、マウス等で構成された入力部91と、液晶ディスプレイ等で構成された表示部92と、記憶部93とを備える。制御部90には、表示部2が接続されている。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース回路等によって構成され、制御装置9の各部を制御するとともに、ワイヤーハーネス製造装置1全体を制御する。
記憶部93は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム930、布線画像データ931、作業レシピ情報932、表示位置情報933、作業履歴情報934、表示情報935等を記憶する。作業レシピ情報932は、後述する図3を参照して後述する。
布線画像データ931は、ワイヤーハーネスを識別するワイヤーハーネスID(識別情報)に対応して記憶部93に記憶されている。布線画像データ931は、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線11を布線した状態を示す複数の電線画像を含む。
表示位置情報933は、後述するPop-upバーコード12a〜12c、A端バーコード14a〜14c、B端バーコード16a〜16c、メッセージ22a、22b、電線品種23a、23b等の管理情報の表示部2における表示位置(座標)を示す情報である。制御部90は、管理情報を表示部2に表示するときは、表示位置情報933が示す位置に表示する。管理情報を布線画像データ931と分けて記憶部93に記憶することにより、管理情報が変更になっても布線画像データ931を修正する手間が省ける。Pop-upバーコード12a〜12cは、電線ごとの作業を識別する電線作業識別情報の一例である。A端バーコード14a〜14c及びB端バーコード16a〜16cは、電線の端末処理を示す端情報の一例である。
作業履歴情報934は、Pop-upバーコード12a〜12c又は電線No.ごとにバーコードリーダ8A、8Bにより読み取られたバーコード及びリーダIDが作業履歴として記録される情報である。
表示情報935は、メッセージ22a、22b等の管理情報である。
制御部90のCPUは、プログラム930に従って動作し、制御装置9の各部、及びワイヤーハーネス製造装置1全体を制御する。なお、制御部90は、電線11を保持するための治具が配置されるべき位置を示す治具画像を表示部2に表示してもよい。
図3は、記憶部93に記憶された作業レシピ情報932の一例を示す図である。作業レシピ情報932には、「Pop-upコード」欄、「電線No.」欄、「電線品種」欄、「電線品種バーコード」欄、「切断長」欄、「A端コード」欄、「A端バーコード」欄、「B端コード」欄、「B端バーコード」欄が設けられている。
「Pop-upコード」欄には、対応する電線11の作業を識別するPop-upバーコード12a、12b、12cが作業順序に従って1行目から順次登録されている。「電線No.」欄には、電線の品種及び切断長を特定するための番号が登録されている。「電線品種」欄には、電線品種23a、23bが登録されている。「電線品種バーコード」欄には、電線品種23a、23bに対応した電線品種バーコード43a、43bが登録されている。「切断長」欄には、ワイヤーハーネスとして使用される電線の長さが登録されている。「A端コード」欄には、電線11の左端(一方の側A)に装着されるマークチューブに印刷されるA端コード13a、13b、13cが登録されている。「A端バーコード」欄には、「A端コード」欄に登録されたA端コード13a〜13cに対応するA端バーコード14a、14b、14cが登録されている。「B端コード」欄には、電線11の右端(他方の側B)に装着されるマークチューブに印刷されるB端コード15a、15b、15cが登録されている。「B端バーコード」欄には、「B端コード」欄に登録されたB端コード15a〜15cに対応するB端バーコード16a、16b、16cが登録されている。
(電線切断機の構成)
図4(a)は、電線切断機6の概略の構成を示す図、図4(b)は、電線切断機6の制御系を示すブロック図である。
電線切断機6は、図4(a)に示すように、切断位置に設けられ、電線11を切断する一対の切断刃61A、61Bと、電線11を電線搬送ロボット5側に送り出す一対のローラ62A、62Bとを備える。
また、電線切断機6は、図4(b)に示すように、制御部60を有し、この制御部60に、一対の切断刃61A、61Bを駆動する切断刃駆動部63と、一対のローラ62A、62Bを駆動するローラ駆動部64と、ローラ62Aの回転量から電線11を送り出した長さを計測するエンコーダ等の計測部65と、 作業者が電線11を操作する スタートボタン66と、制御装置9及び電線搬送ロボット5との間で信号を送受信する通信部67とを備える。
制御部60は、制御装置9から電線11の切断長さL1の情報が通信部67を介して受信する。制御部60は、作業者によってスタートボタン66が押されると、ローラ駆動部64を駆動するとともに、電線搬送ロボット5に走行開始信号を送信して電線搬送ロボット5を走行させ、計測部65によって電線11を送り出した長さL2を計測させる。制御部60は、計測した長さL2と切断位置から電線搬送ロボット5の把持部51までの長さL3との合計が切断長さL1(=L2+L3)に達したとき、ローラ駆動部64の駆動を停止させるとともに、電線搬送ロボット5に停止信号を送信して電線搬送ロボット5の走行を停止させ、切断刃駆動部63により切断位置で電線11を切断する。
(製造方法)
次に、ワイヤーハーネスの製造方法の一例について図5A〜図5D、図6、図7A、図7Bを参照して説明する。図7A、図7Bは、ワイヤーハーネスの製造工程の一例を示すフローチャートである。ワイヤーハーネスの製造工程には、例えば、電線を切断する工程と、電線を布線する工程と、電線の両端を処理する工程と、布線した電線を束ねる工程とが含まれる。
(1)布線画像の表示
管理者は、制御装置9の入力部91を操作してワイヤーハーネスIDを入力する。制御部90は、入力部91に入力されたワイヤーハーネスIDに対応する布線画像データ931を記憶部93から読み出し、図5Aに示すように、表示部2に布線画像20を表示する(S1)。図5Aに表示された布線画像20には、布線された状態の複数(例えば、3本)の電線11の電線画像21a〜21cが含まれる。作業者Paは表示部2の左側(一方の側A)に位置し、作業者Pbは表示部2の右側(他方の側B)に位置する。
(2)1本目の電線11に関する作業
次に、図5Bに示すように、制御部90は、作業レシピ情報932及び表示位置情報933に基づいて、1本目の電線11の電線画像21aの両端側(一方の側A及び他方の側B)にPop-upバーコード12aを表示する(S2)。
左側に位置する作業者Paは、バーコードリーダ8Aで表示部2の一方の側Aに表示されているPop-upバーコード12aを読み取る。バーコードリーダ8Aは、読み取ったPop-upバーコード12aをリーダIDとともに制御装置9に送信する。制御装置9の制御部90は、Pop-upバーコード12a及びリーダIDを受信すると(S3:Yes)、受信したPop-upバーコード12a及びリーダIDを1本目の電線11に関する作業履歴として作業履歴情報934に記録する。
制御部90は、作業レシピ情報932に基づいて当該電線11が最初に作業する電線11であるか否かを判断する(S4)。ここでは、当該電線11は最初の電線であるので(S4:Yes)、制御部90は、図5Bに示すように、作業レシピ情報932から「電線セット」のメッセージ22a及び電線品種23aを読み出し、表示部2の中央上部に「電線セット」のメッセージ22a及び電線品種23aを表示する(S5)。
次に、表示部2の左側に位置する作業者Paは、表示部2に表示された「電線セット」のメッセージ22aに従い電線品種23aに対応する電線供給リール41Aのセットを行う。一方の電線供給リール41Aのラベル410には、電線品種23a及び電線品種バーコード43aが印刷されている。他方の電線供給リール41Bのラベル410には、電線品種23b及び電線品種バーコード43bが印刷されている。作業者Paは、表示部2に表示された電線品種23aに対応する電線供給リール41Aを支持部材42にセットする。
次に、作業者Paは、バーコードリーダ8Aで電線供給リール41Aのラベル410に印刷されている電線品種バーコード43aを読み取る。バーコードリーダ8Aは、読み取った電線品種バーコード43aをリーダIDとともに制御装置9に送信する。
制御装置9の制御部90は、電線品種バーコード43a及びリーダIDを受信すると(S6:Yes)、受信した電線品種バーコード43aを1本目の電線11に関する作業履歴として作業履歴情報934に記録する。なお、このとき制御部90は、バーコードリーダ8Aから送信された電線品種バーコード43aが作業レシピ情報932の最初の行の電線品種バーコード43aと一致するか否かを判定し、一致するときは、切断長さの情報を電線切断機6に送信し、一致しないときは、表示部2にエラー表示をする。
制御部90は、切断長さL1の情報を電線切断機6に送信する(S7)。電線切断機6の制御部60は、制御装置9から送信された切断長さL1の情報を通信部67を介して受信し、メモリに保持する。
作業者Paは、電線11の先端を電線切断機6を介して電線搬送ロボット5の把持部51に把持させる。作業者Paは、電線11のセットが終わると、電線切断機6のスタートボタン66を押す。電線切断機6の制御部60は、スタートボタン66が押されると、通信部67を介して電線搬送ロボット5に走行開始信号を送信する。電線搬送ロボット5は走行開始信号に基づいてレール50に沿って他方の側Bに向かって走行を開始する。電線切断機6の計測部65は、電線搬送ロボット5が走行を開始すると、電線11を送り出した長さL2を計測する。電線11を送り出した長さL2と切断位置から電線搬送ロボット5が把持する位置までの距離L3の合計がメモリに保持した切断長さL1に達すると、制御部60は、走行停止信号を電線搬送ロボット5及び制御装置9に送信する。電線搬送ロボット5は送信された走行停止信号に基づいて走行を停止する。制御部60は、切断刃駆動部63により電線11を切断する。
制御装置9の制御部90は、電線切断機6から走行停止信号を受信すると、1本目の電線11のA端コード13a及びA端バーコード14aを作業レシピ情報932から読み出してそれらを印刷情報として一方の側Aに設けられた印刷機7Aに送信し、B端コード15a及びB端バーコード16aを作業レシピ情報932から読み出してそれらを印刷情報として他方の側Bに設けられた印刷機7Bに送信する(S8)。
印刷機7Aは、制御部90からA端コード13a及びA端バーコード14aを受信すると、A端コード13aをマークチューブ110に印刷し、マークチューブ110を所定の長さに切断し、A端バーコード14aをマークテープ111に印刷し、マークテープ111を所定の長さに切断する。
印刷機7Bは、制御部90からB端コード15a及びB端バーコード16aを受信すると、B端コード15aをマークチューブ110に印刷し、マークチューブ110を所定の長さに切断し、B端バーコード16aをマークテープ111に印刷し、マークテープ111を所定の長さに切断する。
図6は、電線11にマークチューブ110及びマークテープ111を装着した状態を示す図である。作業者Paは、図6に示すように、電線11の左側にA端コード13aが印刷されたマークチューブ110を装着し、電線11の左側にA端バーコード14aが印刷されたマークテープ111を貼り付ける。マークテープ111によりマークチューブ110が電線11から抜け落ちなくなる。作業者Pbも作業者Paと同様に、電線11の右側にマークチューブ110を装着し、マークテープ111を貼り付ける。
制御部90は、例えば表示部2のPop-upバーコード12aの表示位置よりも内側に、A端バーコード14a及びB端バーコード16aを表示する(S9)。
作業者Paと作業者Pbは、所定の長さに切断された電線11を電線搬送ロボット5及び電線切断機6から外し、電線11を表示部2に表示されている電線画像21a上に重なるように布線する。
マークチューブ110に印刷されたA端コード13aは端末処理を示すものとして、例えば、コネクタの型式が印刷されている場合は、作業者PaはA端コード13aに対応するコネクタを準備する。
作業者Paは、表示部2に表示されたA端バーコード14a、及び準備したコネクタに付されたコネクタバーコードをバーコードリーダ8Aで読み取る。バーコードリーダ8Aは、読み取ったA端バーコード14a及びコネクタバーコードをリーダIDとともに制御装置9に送信する。
制御部90は、バーコードリーダ8Aから送信されたA端バーコード14aとコネクタバーコードとが一致するか否かを判定し、一致している場合は、A端バーコード14a及び作業が適切に行われた旨の情報を作業履歴情報934に記録する。
最初の電線11について作業が終わると、右側の作業者Pbは、表示部2の他方の側Bに表示されているPop-upバーコード12aをバーコードリーダ8Bで読み取る。バーコードリーダ8Bは、読み取ったPop-upバーコード12bをリーダIDとともに制御装置9に送信する。
制御装置9の制御部90は、送信されたPop-upバーコード12a及びリーダIDを1本目の電線11に関する作業が終了したものとして作業履歴情報934に記録する。
(3)2本目の電線に関する作業
制御装置9の制御部90は、2本目の電線11に対応するPop-upバーコード12bを作業レシピ情報932から読み出し、図5Cに示すように、表示部2に表示する(S2)。制御部90は、作業者Paのバーコードリーダ8AからPop-upバーコード12bを受信すると(S3)、作業レシピ情報932に基づいて1本目の電線11か否を判断する(S4)。ここでは、1本目の電線11でないので(S4:No)、制御部90は、作業レシピ情報932を参照して電線11の品種が変更されたか否かを判断する(S13)。
電線11の品種は変更されていないため(S13:No)、後は1本目の電線と同様に、制御部90は、A端コード13b及びA端バーコード14b、及びB端コード15b及びB端バーコード16bの送信(S8)、A端バーコード14b及びB端バーコード16bの表示部2への表示を行う(S9)。制御部90は、A端バーコード14b及びB端バーコード16bを受信し(S10:Yes)、作業者Pbのバーコードリーダ8BからリーダID及びPop-upバーコード12bを受信すると(S11:Yes)、次に作業すべき電線11があるかどうかを判断する(S12)。ここでは、次の電線11があるので(S12:Yes)、ステップS2に進む。
(4)3本目の電線に関する作業
制御装置9の制御部90は、3本目の電線11に対応するPop-upバーコード12cを作業レシピ情報932から読み出し、図5Dに示すように、表示部2に表示する(S2)。作業者Paのバーコードリーダ8AからPop-upバーコード12cをリーダIDとともに受信すると(S3)、制御部90は、作業レシピ情報932に基づいて1本目の電線11か否かを判断する(S4)。ここでは、1本目の電線11でないので(S4:No)、制御部90は、作業レシピ情報932を参照して電線11の品種が変更されたか否かを判断する(S13)。電線11の品種が変更されているので(S13:Yes)、制御部90は、「電線変更」のメッセージ22b及び変更後の電線品種23bを表示部2に表示する(S14)。
左側の作業者Paは、表示部2に表示された「電線変更」のメッセージ22bに従い電線品種23bに対応する電線供給リール41Bを支持部材42にセットする。
次に、作業者Paは、バーコードリーダ8Aで電線供給リール41Bのラベル410に記録されている電線品種バーコード43bを読み取る。バーコードリーダ8Aは、読み取った電線品種バーコード43bをリーダIDとともに制御装置9に送信する。その後は、1本目の電線11と同様に処理が行われる。
(実施の形態の作用、効果)
本の実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。(a)電線を布線する際に、制御装置9の制御の下で、電線搬送ロボット5を利用して電線切断機6が電線を切断するので、予め電線を切断する必要がないため、切断した電線を保管する場所が不要になる。(b)2人の作業者に作業を分担しているので、全長が15mを超えるような長いワイヤーハーネスでも迅速に作業することができる。(c)2人の作業者のバーコードリーダで電線作業識別情報、電線識別情報、端情報等のバーコードを読み取ることで、それらを作業履歴として記録することができる。
[他の変形例]
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な実施の形態が可能である。例えば、上記実施の形態では、電線、電線種類、電線の端末処理等を示す情報としてバーコードを用いたが、QRコード(登録商標)等の二次元コード等の光学的に読み取り可能な機械可読符号を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、電線搬送ロボット5は、電線切断機6の制御の下で走行したが、制御装置9の制御の下で走行してもよい。
また、本発明の実施の形態の構成要素の一部を本発明の要旨を逸脱しない範囲内において省いてもよい。また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の組立工程において、工程の追加、削除、変更、入替え等が可能である。
本発明は、鉄道車両用ハーネス、航空機用ハーネス、自動車用ハーネス、医療用ハーネス、機器内ハーネス等に適用可能である。
1…ワイヤーハーネス製造装置、2…表示部、2a…表示面、3…支持台、4…電線供給部、5…電線搬送ロボット、6…電線切断機、7A、7B…印刷機、8A、8B…バーコードリーダ、9…制御装置、11…電線、12a〜12c…Pop-upバーコード、13、13a〜13c…A端コード、14a〜14c…A端バーコード、15、15a〜15c…B端コード、16a〜16c…B端バーコード、20…布線画像、21a〜21c…電線画像、22a、22b…メッセージ、23a、23b…電線品種、30…支持板、31A、31B…受け板、41A、41B…電線供給リール、42…支持部材、43a、43b…電線品種バーコード、50…レール、51…把持部、60…制御部、61A、61B…切断刃、62A、62B…ローラ、63…切断刃駆動部、64…ローラ駆動部、65…計測部、66…スタートボタン、67…通信部、90…制御部、91…入力部、92…表示部、93…記憶部、110…マークチューブ、111…マークテープ、410…ラベル、930…プログラム、931…布線画像データ、932…作業レシピ情報、933…表示位置情報、934…作業履歴情報、935…表示情報

Claims (4)

  1. 製造対象のワイヤーハーネスの長手方向に沿って配列された複数のディスプレイからなり、両端を引き離すことで全長を表した前記ワイヤーハーネスを構成する電線を布線した状態を示す布線画像を分割して前記ディスプレイ毎に表示する長方形の表示部と、
    前記表示部の一方の長辺に沿って走行することで、前記電線を搬送する電線搬送ロボットと、
    を備え、
    前記表示部は、その表示面が略水平になるように支持され、該表示面上で作業することができ
    その一方の長辺側は、前記電線搬送ロボットの走行エリアであり、
    その他方の長辺側は、作業者の作業エリアである、
    ワイヤーハーネス製造装置。
  2. 前記電線搬送ロボットの走行エリアは、前記表示部の表示面の上方である、
    請求項1に記載のワイヤーハーネス製造装置。
  3. 前記電線搬送ロボットによって搬送された前記電線を切断位置で切断する電線切断機と、を備え、
    前記電線切断機は、前記電線搬送ロボット側に送り出した前記電線の長さを計測する計測部を有し、
    前記計測部によって計測した前記電線の長さL2と前記切断位置から前記電線搬送ロボットが把持する位置までの前記電線の長さL3との合計が切断長さL1(=L2+L3)に達したとき、前記電線搬送ロボットの走行を停止させ、前記電線切断機よって前記電線を前記切断位置で切断する、
    請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス製造装置。
  4. 前記表示部は、平面パネル型ディスプレイ又はタッチパネルディスプレイである、
    請求項1乃至3に記載のワイヤーハーネス製造装置。
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