JP2009302184A - 携帯式保守装置、表面実装機および部品供給装置 - Google Patents

携帯式保守装置、表面実装機および部品供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィーダー関連情報の確認を表面実装機の近くで簡便に実行することを可能とし、管理者の作業効率を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】携帯式保守装置90は、フィーダー関連情報を取得して記憶部に記憶させる動作、および、記憶部に記憶されたフィーダー関連情報を出力する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を実行可能である。また、この携帯式保守装置90が備えるディスプレイ92は、フィーダー関連情報に関連する表示を行なうことができる。記憶部903、ディスプレイ92等は、可搬型装置本体91に設けられて可搬型装置本体91とともに一体的に持ち運び可能となっている。
【選択図】図5

Description

この発明は、表面実装機に対して着脱自在な部品供給装置を管理するための技術に関するものである。
従来より、部品供給装置を用いて部品実装を行なう表面実装機が知られている。この部品供給装置はフィーダーと、部品を収納するテープ等の部品収納容器とを備えるものや、部品を保持するテープ等の部品保持具が装着されたフィーダーからなるものがある。そして、フィーダーはメモリ等に設定された部品送り量情報や部品送り速度情報等に基づいて、部品保持具を用いて部品を送り出すことで、部品供給位置に部品を供給することができる。そして、表面実装機では、このように供給された部品が部品供給位置から基板に移載されて、実装基板が生産される。
また、特許文献1では、実装基板の生産内容に応じて、表面実装機に対するフィーダーの装着態様を変更できるようにするために、フィーダーは表面実装機に対して着脱自在に構成されている。さらに、特許文献1では、フィーダーの着脱を効率的に行なうために、一括交換台車(特許文献1における「カート」)が用いられている。一括交換台車は、複数のフィーダーをそれぞれ所定の位置に着脱でき、装着されたフィーダーを保持したまま移動することができるものであり、換言すれば、一括交換台車を表面実装機に対して位置決めすることで、複数のフィーダーをそれぞれ表面実装機のフィーダー装着位置に対応する位置に一括して装着できる一方、一括交換台車を表面実装機から引き離すことで、複数のフィーダーを表面実装機から一括して取り外すことができる。そして、取り外された一括交換台車に対して搭載するフィーダーを変更することで、表面実装機に装着するフィーダーを変更することができる。
また、このように表面実装機に装着するフィーダーを変更するような場合には、、フィーダーの装着状態、あるいは、部品送り量情報のフィーダーへの設定状態等を、実装基板の生産内容に応じた最適なものにするために、いわゆる段取り作業が実施される。一般的に、この段取り作業は、フィーダーに関連するフィーダー関連情報を表示する機能を備えた段取りステーションにおいて行なわれ、管理者はこのフィーダー関連情報を確認しながら段取り作業を実行する。具体的に言うと、この段取りステーションにおいて管理者は、フィーダーの装着位置に関するフィーダー関連情報を確認して、フィーダーを一括交換台車の所定位置に搭載したり、部品送り量情報等のフィーダー関連情報を確認して、この部品送り量情報等をフィーダーに設定したりして、段取り作業を行なうことができる。
特開2001−230589号公報
ところで、フィーダーを管理する管理者においては、フィーダーの状態を常に最適なものとするために、表面実装機に個々のフィーダーを直接装着する場合、あるいは上述のように一括交換台車を介して表面実装機に複数のフィーダーを装着する場合において、個々のフィーダーのフィーダー関連情報を確認したい場合がある。一例としては、部品実装中に1つのフィーダーについて不具合が発生して、このフィーダーについてフィーダー関連情報の確認を行なう必要が生じた場合が挙げられる。このような場合、1つには、段取りステーションにおいて、フィーダー関連情報の確認を行なうことが考えられる。しかしながら、段取りステーションは表面実装機とは別に設けられるため、このような段取りステーションによる方法では、フィーダーを段取りステーションにまで運ばなければならない場合があり、このような持ち運びの手間が、管理者による作業効率の低下の一因となるおそれがあった。特に、上述のような一括交換台車を用いた場合、段取りステーションは表面実装機から離間した位置に設けられることが多く、フィーダーの持ち運びの手間による作業効率の低下が顕著となるおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、フィーダー関連情報の確認を表面実装機の近くで簡便に実行することを可能とし、管理者の作業効率を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる携帯式保守装置は、表面実装機に着脱自在な部品供給装置を管理するために使用される携帯式保守装置であって、上記目的を達成するために、持ち運び可能な可搬型装置本体と、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶可能な記憶手段と、外部とのインターフェース機能を有するインターフェース手段と、インターフェース手段を介して供給装置関連情報を取得して記憶手段に記憶させる動作、および、記憶手段に記憶された供給装置関連情報をインターフェース手段を介して出力する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を実行可能な制御手段と、供給装置関連情報に関連する表示を行う表示手段とを備え、記憶手段、インターフェース手段、制御手段および表示手段は可搬型装置本体に設けられて可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっていることを特徴としている。
このように構成された携帯式保守装置は、制御手段により、インターフェース手段を介して供給装置関連情報を取得して記憶手段に記憶させる動作、および、記憶手段に記憶された供給装置関連情報をインターフェース手段を介して出力する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を実行可能である。また、この携帯式保守装置が備える表示手段は、供給装置関連情報に関連する表示を行なうことができる。したがって、管理者は、制御手段により供給装置関連情報を取得するとともに取得した供給装置関連情報を表示手段で確認し、あるいは、供給装置関連情報を表示手段で確認してこの供給装置関連情報を制御手段により出力することができる。しかも、携帯式保守装置が備える、これらの記憶手段、インターフェース手段、制御手段および表示手段は可搬型装置本体に設けられて可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている。したがって、管理者はこの携帯式保守装置を用いて、取得あるいは出力される供給装置関連情報の確認を表面実装機の近くで簡便に実施することができ、管理者の作業効率の向上が可能となっている。
また、制御手段は、表面実装機を制御するための生産プログラムに登録された供給装置関連情報を、インターフェース手段を介して取得して記憶手段に記憶させるように構成しても良い。このように構成することで、管理者は、生産プログラムに基づき求められた供給装置関連情報を取得して確認することができ、当該供給装置関連情報を部品供給装置の管理作業に役立てることができる。その結果、部品実装の管理作業の効率を向上させることができる。
また、生産プログラムに登録された供給装置関連情報は、生産プログラムに基づいて実装される部品を示す部品情報および/またはこの部品情報が示す部品が搭載された部品供給装置の識別情報と、部品情報あるいは識別情報に対応する部品供給装置と当該部品供給装置の表面実装機への装着位置との関係を示す装着位置情報とを含み、制御手段は表示手段に装着位置情報を表示させるように構成しても良い。このように構成した場合、管理者は、部品供給装置と、当該部品供給装置の表面実装機への装着位置との関係を示す装着位置情報を確認することができ、この装着位置情報をを部品供給装置の管理作業に役立てることができる。その結果、部品供給装置の管理作業の効率を向上させることができる。
また、インターフェース手段は、部品を保持する部品保持具および部品保持具が搭載される部品供給装置の少なくとも一方から部品情報および/または識別情報を読み取る読取装置、あるいは部品情報および/または識別情報を入力可能な入力装置を有し、制御手段は、読み取られたあるいは入力された部品情報および/または識別情報に対応する部品供給装置の装着位置を装着位置情報に基づいて求めて、当該装着位置を示す表示を表示手段に実行させるように構成しても良い。このように構成した場合、管理者は、読取手段で読み取ったあるいは入力装置で入力した、部品情報および/または識別情報を確認することができ、これらの情報を部品供給装置の管理作業に役立てることができる。その結果、部品供給装置の管理作業の効率を向上させることができる。
また、携帯式保守装置は部品供給装置に着脱自在とされ、部品供給装置は、部品を供給するために必要な駆動力を発生する駆動装置を備えるとともに、供給装置関連情報に含まれる部品供給制御情報に基づき駆動装置を制御し、携帯式保守装置が部品供給装置に装着された状態で、制御手段は、記憶手段に記憶される供給装置関連情報のうち部品供給制御情報を、インターフェース手段を介して部品供給装置に出力するように構成しても良い。このような構成では、管理者は、部品供給制御情報を、携帯式保守装置と部品供給装置とを装着することで簡便に部品供給装置に出力することができ、また、このように出力される部品供給制御情報を表示手段で確認して部品供給装置の管理作業に役立てることができる。こうして、部品供給装置の管理作業の効率を向上させることができる。
また、可搬型装置本体には、生産プログラムを保持する機器および/または部品供給装置に着脱自在な第1着脱部が設けられており、インターフェース手段は、機器および部品供給装置のうち第1着脱部が装着された一方との間で、第1着脱部を介して、供給装置関連情報の受信、および/または、供給装置関連情報の送信を行なうように構成しても良い。このような構成では、生産プログラムを保持する機器および/または部品供給装置に第1着脱部を装着することで、供給装置関連情報の受信および/または送信を簡便に実行することができ、部品供給装置の管理作業の効率を向上させることができる。
また、可搬型装置本体には、充電可能な電池を有した電源手段と、表面実装機および/または部品供給装置に着脱自在な第2着脱部が設けられており、電源手段の電池は、表面実装機への第2着脱部の装着状態で第2着脱部を介して表面実装機より充電され、あるいは、部品供給装置への第2着脱部の装着状態で第2着脱部を介して部品供給装置に給電するように構成しても良い。このような構成では、管理者が携帯式保守装置を使用しない間は、第2着脱部を介して携帯式保守装置を表面実装機に装着して電池を充電しておくことができるため、電池切れの発生を抑制することができる。したがって、電池切れによる管理作業の中断を抑止して、作業効率の向上が可能となる。あるいは、第2着脱部が部品供給装置に着脱自在に構成される場合は、第2着脱部を介して携帯式保守装置を部品供給装置に装着しておくことで、部品供給装置に給電できるため、部品供給装置の部品供給を簡易的に確認することができる。したがって、管理者は、適宜部品供給装置が実行する部品供給を確認することができ、管理作業の効率の向上が可能となる。
管理者による入力が可能な入力手段をさらに備え、記憶手段には、入力された内容が記憶されるように構成しても良い。このように構成することで、管理者は部品供給装置の管理に必要な情報を記憶手段に記憶しておき、この記憶手段に記憶された情報を管理作業に役立てることができる。その結果、管理者の作業効率の向上が可能となる。
また、この発明にかかる部品供給装置は、上記目的を達成するために、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶する記憶手段と、供給装置関連情報に関する表示を行なう表示手段とを、持ち運び可能な可搬型装置本体に設けており、記憶手段と表示手段とが可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている携帯式保守装置が、着脱自在な第1着脱部と、携帯式保守装置が第1着脱部に装着した状態で、供給装置関連情報を携帯式保守装置に送信する動作、および、携帯式保守装置から供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を第1着脱部を介して実行可能である通信手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成された部品供給装置では、第1着脱部に携帯式保守装置が装着された状態で、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を携帯式保守装置に送信する動作、および、携帯式保守装置から供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を第1着脱部を介して実行可能である。したがって、管理者は、部品供給装置が送信した供給装置関連情報、あるいは、部品供給装置が受信した供給装置関連情報を、携帯式保守装置の表示手段を見て確認することができる。しかも、携帯式保守装置の記憶手段および表示手段は可搬型装置本体に設けられて可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている。したがって、管理者はこの携帯式保守装置を用いて、供給装置関連情報の確認を、表面実装機の近くで簡便に実施することができ、管理者の作業効率の向上が可能となっている。
また、部品を供給するために必要な駆動力を発生する電動式駆動装置と、充電可能な電池を有しており電池から電動式駆動装置に給電可能な電源手段と、携帯式保守装置と着脱自在な第2着脱部とを備え、第1着脱部および第2着脱部が携帯式保守装置に装着した状態において、第2着脱部を介して携帯式保守装置から電池への給電が可能であるように部品供給装置を構成しても良い。
このように構成した場合、第2着脱部を介して携帯式保守装置を部品供給装置に装着しておくことで、部品供給装置に給電できるため、部品供給装置の部品供給を簡易的に確認することができる。したがって、管理者は、適宜部品供給装置が実行する部品供給を確認することができ、管理作業の効率の向上が可能となる。
また、この発明にかかる表面実装機は、部品供給装置を用いて部品実装を行なう表面実装機であって、上記目的を達成するために、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶する記憶手段と、供給装置関連情報に関する表示を行なう表示手段とを、持ち運び可能な可搬型装置本体に設けており、記憶手段と表示手段とが可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている携帯式保守装置が、着脱自在な第1着脱部と、携帯式保守装置が第1着脱部に装着した状態で、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を携帯式保守装置に送信する動作、および、携帯式保守装置から供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を第1着脱部を介して実行可能である通信手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成された表面実装機では、第1着脱部に携帯式保守装置が装着された状態で、部品供給装置に関連する供給装置関連情報を携帯式保守装置に送信する動作、および、携帯式保守装置から供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を第1着脱部を介して実行可能である。したがって、管理者は、表面実装機が送信した供給装置関連情報、あるいは、表面実装機が受信した供給装置関連情報を、携帯式保守装置の表示手段を見て確認することができる。しかも、携帯式保守装置の記憶手段および表示手段は可搬型装置本体に設けられて可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている。したがって、管理者はこの携帯式保守装置を用いて、供給装置関連情報の確認を表面実装機の近くで簡便に実施することができ、管理者の作業効率の向上が可能となっている。
また、携帯式保守装置に給電可能な電源手段と、携帯式保守装置と着脱自在な第2着脱部とを備え、第1着脱部および第2着脱部が携帯式保守装置に装着した状態において、第2着脱部を介して携帯式保守装置に搭載される充電可能な電池への給電ができるように表面実装機を構成しても良い。このように構成した場合、管理者が携帯式保守装置を使用しない間は、第2着脱部を介して携帯式保守装置を表面実装機に装着して電池を充電しておくことができるため、電池切れの発生を抑制することができる。したがって、電池切れによる管理作業の中断を抑止して、作業効率の向上が可能となる。
以上のように、本発明によれば、供給装置関連情報の確認を表面実装機の近くで簡便に実行することが可能となっており、管理者の作業効率の向上が実現されている。
(第1実施形態)
図1は本発明にかかる実装システムの第1実施形態を示す図であり、同図(a)は実装機を単体で作動させる小規模な実装システムであり、同図(b)は複数の実装機を組み合わせて作動させる中・大規模な実装システムである。この小規模実装システムでは、1台の実装機10に対してパーソナルコンピュータなどの制御装置1がLANケーブル等により接続されている。この制御装置は、実装機10の実装動作を制御するための生産プログラムを作成して、当該生産プログラムを実装機10に送信することができる。この生産プログラムは、部品あるいは部品を収納するテープとピッチ送り量との相関データ、テープが搭載されたフィーダー取り付け番地、部品吸着が実施される部品供給位置、吸着動作する吸着ノズル、部品実装位置、装着時のノズル下降量等、部品実装に関わる全てのデータが登録されており、実装機10はこの生産プログラムに基づいて部品実装を実行する。また、フィーダー段取りステーション100は、後述するフィーダー取り付け台車52に対して、フィーダー51を取り付ける段取り作業を実施するために設けられるものであり、管理者はフィーダー段取りステーションにおいて、フィーダー51に関連したフィーダー関連情報を参照しながら段取り作業を行なうことができる。このフィーダー段取りステーションにはパーソナルコンピュータなどが搭載されており、前記制御装置1が組み込まれているか、あるいは独立の制御装置が組み込まれている。
また、同図(b)に示す中・大規模実装システムでは、複数台の実装機10がローカルエリアネットワークLANに接続されている。また、このローカルエリアネットワークLANには、実装システム全体を制御する制御装置(サーバーPC)1が接続されている。そして、制御装置1と実装機10の間で生産プログラムなどの各種情報がローカルエリアネットワークLANを介して通信可能となっている。また、フィーダー段取りステーション100もローカルエリアネットワークLANを介して制御装置(サーバーPC)1と通信可能となっている。なお、この実施形態では、有線LANにより制御装置1と実装機10の間での通信を行っているが、通信方式や態様はこれに限定されるものではない。
制御装置1、実装機10およびフィーダー段取りステーション100の基本的な動作は実装システムの規模にかかわらず同一であるため、以下においては、中・大規模実装システムに基づき実施形態の説明を行う。
図2は本発明にかかる実装機の概略構成を示す平面図である。なお、同図及び後で説明する図面では、各図の方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸が示されている。この実装機10(表面実装機)では、基台11上に基板搬送機構20が配置されており、基板30を所定の搬送方向Xに搬送可能となっている。より詳しくは、基板搬送機構20は、基台11上において基板30を図2の右側から左側へ搬送する一対のコンベア21、21を有している。これらのコンベア21、21は実装機10全体を制御する演算処理部40(図7参照)により制御される。すなわち、コンベア21,21は演算処理部40からの駆動指令に応じて作動し、搬入されてきた基板30を所定の実装作業位置(図2に示す基板30の位置)で停止させる。また、当該基板30は図略の保持装置により固定保持される。そして、この基板30に対して部品収容部50から供給される電子部品(図示省略)がヘッドユニット60に複数搭載された吸着ノズル61により移載される。このようにヘッドユニット60が部品収容部50の上方と基板30の上方の間を複数回往復して基板30に実装すべき部品の全部について実装処理が完了すると、基板搬送機構20は演算処理部40からの駆動指令に応じて基板30を搬出する。
基板搬送機構20の両側には、上記した部品収容部50が配置されている。これらの部品収容部50は多数のフィーダー51(本発明の部品供給装置に相当)を備えている。また、部品収容部50では、各フィーダー51に対応して電子部品を一定ピッチで収納・保持したテープTP(後の図3参照、本発明の部品保持具に相当)を巻回したリールR1、R2が配置されており、各フィーダー51による電子部品の供給が可能となっている。すなわち、フィーダー51がリールR1、R2からテープTPを部品に対応するピッチ送り量すなわち電子部品の収納ピッチ分ずつヘッドユニット60側に引き出すことによって該テープTP内の電子部品が間欠的に繰り出され、その結果、ヘッドユニット60の吸着ノズル61による電子部品のピックアップが可能となる。なお、この実施形態では、部品収容部50は、コンベア21,21に対してフロント(+Y)側とリア(−Y)側のそれぞれ上流部と下流部の合計4箇所に設けられており、各部品収容部50では複数のフィーダー51を装着したフィーダー取り付け台車52が実装機10の本体の所定位置に着脱自在となっている。
図3はフィーダーの構成を概略的に示す図である。各フィーダー51は電動式のテープフィーダーとして構成されており、実装機本体に対して着脱可能となっている。このフィーダー51は、図3に示すように、幅方向(X方向)に扁平なボックス型のフィーダー本体511を有している。このフィーダー本体511は後端部に後述するカバーテープ収納部517が接続されており、このカバーテープ収納部517は下部にテープガイド512を前後方向に備えている。フィーダー51の下部には、後述する演算処理部591等(図7)の電装系を内蔵するコントローラー54が設けられている。このコントローラー54の前方(同図の右手側)にはコネクタ55が設けられており、このフィーダー51のコネクタ55はフィーダー取り付け台車52のコネクタ523に着脱自在に装着されている。このようにフィーダー51のコネクタ55がフィーダー取り付け台車52のコネクタ523に装着されることで、フィーダー51は、フィーダー取り付け台車52を介して表面実装機10と各種電気信号のやりとりが可能となる。こうしてコネクタ55がフィーダー取り付け台車52に装着された状態で、フィーダー51はクランプ機構53によりフィーダー取り付け台車52に対して着脱可能に固定されている。なお、図3ではフィーダー本体511の側面が開放された状態(後で説明するテープ送り機構513や引取り機構514が露出した状態)で示しているが、通常は、この部分に側板(図示省略)が装着されることによりテープ送り機構等がフィーダー本体511の内部に隠蔽される。
テープガイド512の後方(図3の左端部)には、テープTPを巻回したリールR1、R2(図2)が回転可能に保持されており、このリールから前方のフィーダー本体511へテープTPが導出されている。このテープTPは、従来から周知のように、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の部品を一定間隔置きに収納、保持するものであり、キャリアテープ(図3中の符号CR)とこれに貼着されるカバーテープ(図3中の符号CV)とから構成されている。より具体的に説明すると、キャリアテープCRは上方に開口した空洞状の部品収納部を一定間隔置きに有しており、各部品収納部にIC等の部品が収納されている。また、キャリアテープCRの一辺側には、その縁部に沿ってテープ厚み方向に貫通する係合孔が一定間隔で設けられており、テープ送り機構513のスプロケット513aと係合可能となっている。一方、カバーテープCVは、部品収納部が開口する部分を覆うようにキャリアテープCRの上面に接着されている。
また、図3に示すように、フィーダー本体511の後方下部から前方上部に渡って、前後方向(Y方向)に延びるテープガイド515が設けられるとともに、その上部を覆うようにカバー部材が設けられている。そして、リールから導出されたテープTPはカバーテープ収納部517のテープガイド512、フィーダー本体511のテープガイド515に沿ってカバー部材の下方に案内される。
フィーダー51には、テープTPをリールから引出しつつテープガイド512、515に沿って送り出すために、テープ送り機構513がフィーダー本体511内に設けられている。このテープ送り機構513では、前方上部にスプロケット513aが配置され、このスプロケットの最高位置近傍が、ヘッドユニット60により部品をピックアップする位置、つまり部品供給位置516とされる。そして、その外縁部分の一部がフィーダー本体511の内側天井部分に形成される開口部を介してテープガイド515に臨むとともに、その外周に設けられたピンの一部がテープTPの係合孔に嵌合することによりテープTPに係合している。そして、テープ送り機構513における駆動源たる送りモータ513b(駆動装置)によりスプロケット513aが回転駆動されると、この回転に伴いリールからテープTPが引出されつつ、テープTPの部品収納部のピッチに対応する一定のピッチ送り量でテープTPが間欠的に送出される。
また、部品供給位置516での部品供給を可能とするため、部品供給位置516の上流側でテープTPからカバーテープCVが引き剥がされる。つまり、部品供給位置516の上流側(同図の左手側)では、テープガイド515に沿って案内されるテープTPからカバーテープCVがカバー部材の一部によって引き剥がされて後方側に折り返される。これによって、テープTP(キャリアテープCR)の部品収納部が上方に開放されて、その状態のまま部品供給位置516に送られてヘッドユニット60による部品吸着が可能となっている。一方、上記のようにして折り返されたカバーテープCVは引取り機構514によって後方側に引っ張られ、さらに後方のカバーテープ収容部517内に送られる。
引取り機構514はフィーダー本体511においてテープ送り機構513よりも後側(図3の左手側)に設けられており、引取りモータ514aと、引取りギア対514b,514cと、引取りモータ514aの回転駆動力を引取りギア対514b,514cに伝達するギア等から構成されている。そして、引取りギア対514b,514cの間にテープTPから引き剥がされたカバーテープCVが案内されており、部品供給時には、間欠的に回転する送りモータ513bと同期して回転する引取りモータ514aの作動により引取りギア対514b,514cが回転駆動され、その引取力(回転力)によってカバーテープCVがキャリアテープCRから間欠的に引き剥がされるようになっている。
図2に戻って表面実装機10について説明を続ける。上記のように構成されたフィーダー51が装着される実装機本体側では、基板搬送機構20の他に、ヘッド駆動機構70が設けられている。このヘッド駆動機構70はヘッドユニット60を基台11の所定範囲にわたりX軸方向及びY軸方向(X軸及びZ軸方向と直交する方向)に移動するための機構である。そして、ヘッドユニット60の移動により吸着ノズル61で吸着された電子部品が部品収容部50の上方位置から基板30の上方位置に搬送される。すなわち、ヘッド駆動機構70は、X軸方向に延びる実装用ヘッド支持部材71を有しており、この実装用ヘッド支持部材71はヘッドユニット60をX軸に沿って移動可能に支持している。また、実装用ヘッド支持部材71は、両端部が基板搬送機構20の上方に位置するY軸方向の固定レール72に支持され、この固定レール72に沿ってY軸方向に移動可能になっている。さらに、ヘッド駆動機構70は、ヘッドユニット60をX軸方向に駆動する駆動源たるX軸サーボモータ73と、ヘッドユニット60をY軸方向に駆動する駆動源たるY軸サーボモータ74とを有している。モータ73はボールねじ75に連結されており、演算処理部40(図7)からの動作指令に応じてモータ73が作動することでヘッドユニット60がボールねじ75を介してX軸方向に駆動される。一方、モータ74はボールねじ76に連結されており、演算処理部40(図7)からの動作指令に応じてモータ74が作動することで実装用ヘッド支持部材71がボールねじ76を介してY軸方向へ駆動される。
ヘッド駆動機構70によりヘッドユニット60は電子部品を吸着ノズルにより吸着保持したまま基板30に搬送するとともに、所定位置に移載する。すなわち、このヘッドユニット60では、鉛直方向Zに延設された不図示の実装用ヘッドが8本、X軸方向(基板搬送機構20による基板30の搬送方向)に等間隔で列状配置されている。実装用ヘッドのそれぞれの先端部には、吸着ノズル61が装着されている。ヘッド駆動機構70によってヘッドユニット60が部品収容部50の上方に移動し、吸着ノズル61が吸着対象部品を搭載するフィーダーの部品吸着位置上方に位置されるとともに、吸着ノズル61が下降して部品収容部50から供給される電子部品に対して吸着ノズル61の先端部が接して吸着保持し、吸着ノズル61が上昇する。この吸着動作が複数の吸着ノズル61に対して順次実施される。こうして各吸着ノズル61で複数の電子部品を吸着保持したままヘッドユニット60が基板30の上方に搬送され、各所定位置において各所定方向に向けて各電子部品を基板30に移載する。
また、このように構成されたヘッドユニット60では、X軸方向両側の各側面に撮像面を下に向けた状態で基板認識カメラ62、63が固定されている。これら基板認識カメラ62、63は実装作業位置上にある基板30の複数のフィデューシャルマークを撮影して基板位置、基板方向を画像認識する機能を有している。また、ヘッドユニット60をフィーダー51の部品供給位置上方に移動させることで基板認識カメラ62、63によりフィーダー51により送給されてくる部品やテープの部品収納部などを上方から撮像可能となっている。さらに、部品の吸着状態を撮像する部品認識カメラ64がヘッドユニット60に対しX軸方向に移動可能に配置されている。
図4は、フィーダー取り付け台車の概略を示す側面図である。このフィーダー取り付け台車52は、複数のフィーダー51を一括して表面実装機10に対して着脱することを可能とするものであり、具体的には以下の構成を備える。フィーダー取付台車52の後部には2つのリール保持部521、522が設けられている。これらのうち第1リール保持部521はフィーダー51の後方下方に配置される一方、第2リール保持部522は第1リール保持部521の後方下方に配置されている。これらのリール保持部521、522はフィーダー51とは別体に形成され、第1リール保持部521は第1リールR1を、また第2リール保持部522は第2リールR2を幅方向(同図紙面に対して垂直な方向)に複数並設させつつ保持可能となっている。そして、各リールR1、R2はそれぞれ第1フィーダー群および第2フィーダー群に対応して設けられている。すなわち、この実施形態では台車52には、複数のフィーダー51が幅方向に所定のピッチで取り付けられており、幅方向の手前側から奇数番目に配置されるフィーダー51により第1フィーダー群が形成される一方、偶数番目に配置されるフィーダー51により第2フィーダー群が形成されている。そして、第1リール保持部521は第1フィーダー群の各フィーダー51のピッチに対応したピッチで複数の第1リールR1を保持可能とされている。より詳しくは、第1フィーダー群のフィーダー51の幅方向中心位置間の距離が、第1リール保持部521における第1リールR1を保持する各保持スペース(水平方向において第1リールR1が移動可能となる領域)の幅方向中心位置間の距離とほぼ同じになるように配置されている。そして、各第1リールR1のテープTPは、第1リールR1の上方側から当該第1リールR1に対応するフィーダー51のテープガイド512に送給可能となっている。
また、第2フィーダー群は、第1フィーダー群とは異なる1つおきのフィーダーからなるものである。そして、第2リール保持部522は、第1リール保持部521と同様に、複数の第2リールR2を第2フィーダー群の各フィーダー51のピッチに対応したピッチで保持可能とされている。より詳しくは、第2フィーダー群を構成する各フィーダー51の幅方向中心位置間の距離が、第2リール保持部522における第2リールR2を保持する各保持スペースの幅方向中心位置間の距離とほぼ同じになるように配置されている。そして、各第2リールR2のテープTPは、第1リール保持部521に配置される第1リールR1の径方向外側において案内されて当該第2リールR2に対応するフィーダー51のテープガイド512に送給可能となっている。
また、リールR1、R2のそれぞれには、バーコードRID1、RID2が貼り付けられており、これらのバーコードRID1、RID2には、対応するリールR1、R2が保持する部品の種類を識別するための部品ID(本発明の部品情報に相当)が記録されている。さらに、フィーダー51にはバーコードFIDが貼り付けられており、このバーコードFIDにはフィーダー51を個別に識別するためのフィーダーID(本発明の部品供給装置の識別情報に相当)が記録されている。そして、次に説明するように、これら部品IDおよびフィーダーIDは、管理者による段取り作業に供される。
管理者は、生産プログラムに応じて、フィーダー51をフィーダー取り付け台車52に取り付けるために、フィーダー段取りステーション100において段取り作業を行なう。フィーダー段取りステーション100では、生産プログラムに登録されている、フィーダー取り付け番地情報(本発明の装着位置情報に相当)等のフィーダー関連情報を確認することができ、管理者は種々のフィーダー関連情報を確認しつつフィーダー51をフィーダー取り付け台車52に取り付ける。具体的には、次のような手順が実行される。まず、管理者は、フィーダー段取りステーション100に備え付けられたバーコードリーダー(図示省略)により、リールに貼り付けられた部品IDを読み取るとともに、当該部品IDに対応する部品を供給するフィーダー51のフィーダーIDを読み取る。段取りステーション100はバーコードリーダーの読取結果から、フィーダー51の取り付け位置を示すフィーダー取り付け番地情報を表示し、管理者は、このフィーダー取り付け番地情報に対応する位置にフィーダー51を取り付ける。なお、フィーダー51と対応するリールR1あるいはリールR2とは、予め連携付けるべくリールからテープTPを引き出しフィーダー51に装着してから、フィーダー51を取り付け番地に対応する位置に取り付けつつ、リールR1あるいはリールR2を第1リール保持部521あるいは第2リール保持部522のフィーダー取り付け位置に対応する位置に取り付ける。
また、段取りステーション100は、生産プログラムに登録された、部品送り量情報および部品送り速度情報を表示することができる。なお、部品送り量情報は、フィーダー51による一回の送り出し動作での部品送り出し量を示す情報であり、部品送り速度情報はこの送り出し動作における部品送り出し速度を示す情報である。つまり、管理者は、段取りステーション100に表示された部品送り量情報および部品送り速度情報を確認して、各情報をフィーダー51内部の記憶部592(図7)に記憶させる。これにより、表面実装機に装着された状態においてフィーダー51は、表面実装機10からの部品吸着完了信号を受け取ると、これらの情報を参照して自律的に部品送り出しを行なうことができる。
ところで、「発明が解決しようとする課題」の欄でも説明したように、管理者においては、フィーダーの状態を常に最適なものとするために、表面実装機10に個々のフィーダーを51直接装着する場合、あるいは上述のようにフィーダー取り付け台車52を介して表面実装機10に複数のフィーダー51を装着する場合において、個々のフィーダー51のフィーダー関連情報を確認したい場合がある。そして、管理作業の効率化の観点からは、このようなフィーダー関連情報の確認を簡便に実行できることが望ましい。そこで、以下では、このようなニーズに応えて、フィーダー関連情報の確認を簡便に実行することを可能とする携帯式保守装置について説明する。
図5および図6は携帯式保守装置の一実施形態を示す斜視図である。携帯式保守装置90は、幅方向(X方向)に扁平なボックス型の装置本体91を備えている。この装置本体91は、管理者による持ち運びが可能なものであり、本発明の「可搬型装置本体」として機能する。装置本体91の一方側面には、ベルトフック96が設けられており(図6)、管理者は身に着けているベルトにベルトフック96を引っ掛けた状態で、携帯式保守装置90を携帯して持ち歩くことができる。装置本体91の他方側面には、フィーダー関連情報に関する表示を行なうディスプレイ92(表示手段)が設けられており、管理者はこのディスプレイ92の表示を見てフィーダー関連情報を確認することができるようになっている。また、同他方側面においてディスプレイ92の下側には6種類の入力ボタン93が設けられており、後述するように管理者はこれらの入力ボタン93を操作して、携帯式保守装置90に所望の動作を実行させることができる。さらに、Y方向において、装置本体91の一方端部にはバーコードリーダー94(読取装置)が設けられているとともに、他方端部にはコネクタ95が設けられている。このコネクタ95は、フィーダー51のコネクタ55、および、表面実装機10に設けられたコネクタ12(図2)に対して着脱自在に構成されており、後述するようにフィーダー51等との間におけるデータおよび電力のやりとりに用いられる。そして、この携帯式保守装置90は、サーバーPC、表面実装機10およびフィーダー51との間で情報のやりとりを可能な電装系を、本体91内部に内蔵している。
図7は、携帯式保守装置、フィーダー、表面実装機、およびサーバーの電気的関係を示すブロック図である。携帯式保守装置90には、装置各部を制御可能な演算処理部901(制御手段)と、通信部902(インターフェース手段)とが設けられている。この通信部902は、サーバーPCの通信部13、表面実装機10の通信部41およびフィーダー51の通信部593との間で、データの送受信が可能である。したがって、携帯式保守装置90の演算処理部901は、通信部902を介して、外部から取得したデータを記憶部903に記憶したり、記憶部903から読み出したデータを外部に出力したりすることができる。
本実施形態では、携帯式保守装置90は、コネクタ95を介してフィーダー51、表面実装機10(機器)、サーバーPC等とのデータ送受信を実行することができる。つまり、フィーダー51とデータの送受信を行う場合は、携帯式保守装置のコネクタ95をフィーダー51のコネクタ55に装着することで、携帯式保守装置90の通信部902とフィーダー51の通信部593とのデータの送受信が可能となる。また、表面実装機10とデータの送受信を行う場合は、携帯式保守装置のコネクタ95を表面実装機10のコネクタ12に装着することで、携帯式保守装置90の通信部902と表面実装機10の通信部41との間でデータの送受信が可能となる。また、サーバーPCとのデータの送受信は、表面実装機10のコネクタ12を介する態様と、段取りステーション100の付図示のコネクタを介する態様とのいずれの態様によっても実行可能である。つまり、表面実装機10のコネクタ12を介する態様では、表面実装機10のコネクタ12に携帯式保守装置90のコネクタ95を接続することで、LAN経由でサーバーPCと接続された表面実装機10の通信部41を介して、サーバーPCの通信部13と携帯式保守装置90の通信部902とのデータの送受信が可能となる。また、段取りステーション100のコネクタを介する態様では、フィーダー段取りステーション100の不図示のコネクタに携帯式保守装置90のコネクタ95を接続することで、LAN経由でサーバーPCと接続されたフィーダー段取りステーション100の不図示の通信部を介して、サーバーPCの通信部13と携帯式保守装置90の通信部902とのデータの送受信が可能となる。なお、サーバーPCに携帯式保守装置90を直接連結することで、サーバーPCの通信部13と携帯式保守装置90の通信部902とのデータの送受信が実行することもできる。こうして本実施形態では、携帯式保守装置90はコネクタ95を、表面実装機10やフィーダー51に装着することで、フィーダー関連情報を表面実装機10やフィーダー51から受信し、あるいは、フィーダー関連情報を表面実装機10やフィーダー51に送信する動作を簡便に実行することが可能となっている。
また、携帯式保守装置90には、バッテリ904と、バッテリ904に蓄えられた電力を装置各部に安定的に供給するための電源回路905とが設けられている。この電源回路905は、携帯式保守装置90の各部に対する給電動作以外にも、次のような動作が実行可能である。つまり、携帯式保守装置90のコネクタ95が表面実装機10のコネクタ12に装着された状態で、携帯式保守装置90の電源回路905は、表面実装機10の電源回路42から電力の給電を受けて、バッテリ904(充電可能な電池)に蓄えることができる。また、携帯式保守装置90のコネクタ95がフィーダー51のコネクタ55に装着された状態で、携帯式保守装置90の電源回路905は、フィーダー51の電源回路594に対して電力を給電することができる。これにより、電動フィーダーであるフィーダー51は、携帯式保守装置90からの給電を受けて、部品の送り出し動作等を実行可能となる。なお、かかる電力のやりとりは、従来から提案されている様々な技術によって実行することができ、有線送電技術によって実行しても、無線送電技術によって実行しても良い。
このように、本実施形態の携帯式保守装置90では、演算処理部901、通信部902、記憶部903、バッテリ904、電源回路905、ディスプレイ92、入力ボタン93およびバーコードリーダー94が、可搬型装置本体91に設けられて、可搬型装置本体91とともに一体的に持ち運び可能となっている。また、携帯式保守装置90のコネクタ95が、本発明にかかる携帯式保守装置の「第1着脱部」および「第2着脱部」として機能している。また、表面実装機10のコネクタ12が、本発明にかかる表面実装機の「第1着脱部」および「第2着脱部」として機能している。さらに、フィーダー51のコネクタ55が、本発明にかかる部品供給装置の「第1着脱部」および「第2着脱部」として機能している。
図8および図9は、携帯式保守装置の動作の一例を示すフローチャートである。また、図10は、携帯式保守装置90の動作においてディスプレイに示される表示の一例を示す図である。次に、これらの図を用いて、携帯式保守装置90の動作について説明する。まず、ステップS101において、携帯式保守装置90の演算処理部901は、同装置が表面実装機10のコネクタ12に装着されているか否かを判断する。演算処理部901は、ステップS101において装着状態にあると判断した場合(「YES」の場合)には、バッテリ904の電力残量を確認して、充電の要否を判断する(ステップS102)。充電が不要と判断した場合(ステップS102で「NO」の場合)は、ステップS103に進む一方、充電が必要と判断された場合(ステップS102で「YES」の場合)は、ステップS104を実行した後にステップS103に進む。つまり、ステップS104では、携帯式保守装置90から表面実装機10に対して充電要求信号が出力され、表面実装機10は携帯式保守装置90のバッテリ904に電力を給電する。そして、かかる充電動作が完了してからステップS103が実行される。このように本実施形態では、例えば管理者が携帯式保守装置90を使用しない間、携帯式保守装置90を表面実装機10に装着してバッテリ904(充電可能な電池)を充電しておくことができるため、バッテリ切れの発生を抑制することができる。したがって、バッテリ切れによる管理作業の中断を抑止して、作業効率の向上が可能となる。
ステップS103では、表面実装機10から携帯式保守装置90に対して生産プログラムを受信するように要求信号が出ているかが、演算処理部901で判断される。そして、生産プログラム受信要求信号が出ていない場合(ステップS103で「NO」の場合)は、ステップS101に戻る。一方、生産プログラム受信要求信号が出ている場合(ステップS103で「YES」の場合)は、演算処理部901は、表面実装機10の記憶部43に記憶された当該生産プログラムを受信して(ステップS105)、記憶部903に記憶した後、ステップS101に戻る。なお、ステップS105において演算処理部901は、表面実装機10に記憶される生産プログラムの全部を受け取っても良いし、生産プログラムに登録されているフィーダー取り付け番地情報や部品送り量情報、部品送り速度情報等の、供給装置関連情報の内の部品供給制御情報だけを、必要に応じて受け取っても良い。
ステップS101で、管理者により携帯されている状態と判断された場合(「NO」と判断された場合)は、ステップS107に進む。ステップS107では、管理者からの入力動作の有無が確認され、入力の無い間(ステップS107で「NO」の場合)は、ディスプレイ92には図10の「表示画面1」に示す入力待ち画面が表示される(ステップS108)。なお、このディスプレイ92は、アイコン形式で各種の表示を実行することができ、カーソルCS(図10の実践四角)を動かして所望のアイコンを選択することができる。つまり、矢印が付された入力ボタン93を操作することで、カーソルCSが上下左右に移動する。そして、所望のアイコンにカーソルCSを移動させた状態で、丸印が付された入力ボタン93を押すと、当該アイコンに示された内容が実行される。なお、図10において、破線四角は、カーソルCSにより選択されていないアイコンを示す。
ステップS107で、管理者による入力動作があったと判断されると(「YES」と判断されると)、ステップS109に進んで、入力されたモードがメンテナンス支援モードか否かが判断される。以下に説明するように、このメンテナンス支援モードでは、管理者によるフィーダー51のメンテナンスに必要な各種情報をディスプレイ92に表示することができ、管理者はこれらの情報を参照してフィーダーメンテナンスを効率的に行なうことができる。
管理者がメンテナンスモードを選択して、ステップS109で「YES」と判断された場合は、ステップS200に進む。ステップS200では、携帯式保守装置90と表面実装機10との間、および携帯式保守装置90とフィーダー51との間の両方で、データ通信が可能な状態にあるか否か確認される。すなわち、(1)表面実装機10にフィーダー51が装着された状態で、且つ、LANを介して表面実装機10と通信接続されているサーバーPCあるいはフィーダー段取りステーション100に対して携帯式保守装置90を通信接続する方法、(2)表面実装機10にフィーダー51が装着された状態で、且つ、表面実装機10のコネクタ12に対して携帯式保守装置90を通信接続する方法のいずれかの方法により、データの送受信が可能な状態にあるか否かが判断される。ステップS200で「YES」と判断されれば、ステップS110に進み、「NO」と判断されると、ステップS201に進み、上記(1)(2)いずれかの方法でデータの送受信が可能な状態にするよう、督促表示がなされる。ステップS110では、まずはメンテナンス警告の有無が確認される。このメンテナンス警告は、例えばサーバーPCや表面実装機10等が、表面実装機10に装着されているフィーダー51の異常を検知したような場合に発せられるものであり、ステップS110では、メンテナンス警告が表面実装機10等により発せられているかを、携帯式保守装置90は確認する。そして、メンテナンス警告が在る(ステップS110で「YES」)と判断される場合は、メンテナンス警告の内容が、表面実装機10等から携帯式保守装置90に送信されて、ディスプレイ92に表示される(ステップS111)。具体的には、フィーダー51の電源回路が供給する電圧に異常が発生した場合には、電圧異常情報がディスプレイ92に表示され、フィーダー51のモーター513bに異常が発生した場合には、モーター異常情報がディスプレイ92に表示される。そして、管理者は、これらフィーダー異常情報を確認して、当該異常を解消するために必要なメンテナンス作業を実行することができる。
続くステップS112では、図10の「表示画面2」の内容がディスプレイ92に表示される。つまり、ディスプレイ92には、「フィーダー関連情報を確認しますか?」との内容が表示され、管理者はフィーダー51のフィーダーメンテナンスのためにフィーダー関連情報を必要とする場合には、「YES」のアイコンを選択してフィーダー関連情報を確認することができる。ステップS112で「YES」のアイコンが選択されると、ステップS113に進んで、ディスプレイ92に図10の「表示画面3」が表示される。、管理者は、この「表示画面3」に表示されている種々のフィーダー関連情報のうち、確認を必要とするフィーダー関連情報のアイコンを選択する。そして、携帯式保守装置90は、選択されたフィーダー関連情報の内容を、サーバーPC、表面実装機10あるいはフィーダー51から取得して、ディスプレイ92に表示する。
ここで、「表示画面3」に示される各種フィーダー関連情報の内容について説明する。フィーダー装着部品情報とは、フィーダー51に装着される部品種別に関する情報である。部品送り速度情報、部品送り量情報は、フィーダー51の部品供給動作における、部品送り速度、部品送り量に関する情報である。これらの情報は、サーバーPCや表面実装機10の生産プログラムに登録されている。
また、吸着エラー履歴情報は、フィーダー51が供給した部品について発生した吸着エラーの履歴を示す情報であり、フィーダー51の記憶部592に記録されている。つまり、部品実装動作において、ヘッドユニット60が部品吸着を失敗すると、表面実装機10は当該部品を供給したフィーダー51の記憶部592に吸着エラーが発生した旨の記録を行なう。これにより、フィーダー51の記憶部592に吸着エラー履歴情報が記憶されることとなる。
また、累計送り回数情報は、フィーダー51が実行した部品送り回数をカウントした情報であり、フィーダー51の記憶部592に記憶されている。つまり、部品実装動作において、フィーダー51が部品送り出しを行なうたびに、表面実装機10がフィーダー51の記憶部592にカウント値を記録していく。これにより、累計送り回数情報がフィーダー51の記憶部に記憶されることとなる。また、残り部品数情報は、テープTPの部品初期入り数情報と累計送り回数情報から求められ、フィーダー51の記憶部592に記憶されている。
また、次生産プログラムでの使用可否情報は、フィーダー51が次の生産プログラムによる部品実装動作で使用可能か否かを示す情報であり、サーバーPCあるいは表面実装機10により部品種別や残り部品数から求められる。
なお、管理者の作業効率向上の観点からは、メンテナンス警告あるいはフィーダー関連情報の確認の際に実行される、表面実装機10等と携帯式保守装置90とのデータ通信は無線通信で行なうことも可能である。すなわち、フィーダー51とのデータの送受信は、携帯式保守装置90をフィーダー51に接続してフィーダー51とのデータの送受信を行う一方、表面実装機10搭載の無線装置あるいは表面実装機10とLAN接続された無線機器を介して表面実装機10とのデータの送受信を行う。
図9を用いてフローチャートの続きについて説明する。ステップ112で「NO」が選択されると、ステップS114において、ON/OFF確認が実行される。つまり、管理者は所望の作業を終えて、携帯式保守装置90の電源をOFFしたような場合は、図8および図9で示したフローが終了される。一方、電源がONの場合は、ステップS115に進んでステップS101と同様に携帯式保守装置90の接続状態が確認される。なお、この電源ON/OFF作業は、三角印の入力ボタン93(図5)を押すことで行なうことができる。
続いて、ステップS109で「NO」と判断された場合のフローについて説明する。この場合、ステップ116で、段取り支援モードが管理者により入力されたか否かが判断される。以下に説明するように、この段取り支援モードは、管理者によるフィーダー51の段取り作業に必要な各種情報をディスプレイ92に表示することができ、管理者はこれらの情報を参照して、段取り作業を簡易的に実行することができる。
ステップS116で「NO」と判断された場合は、ステップS107に戻って管理者による入力の有無が確認される。一方、管理者が段取り支援モードを選択した場合(ステップS116で「YES」と判断された場合)は、ステップS117に進んで、部品IDおよびフィーダーIDの入力の有無が確認される。そして、部品IDおよびフィーダーIDの入力が無い場合(ステップS117で「NO」の場合)は、バーコードリーダー94でこれらのIDを読み取るように、ディスプレイ92に督促表示が行なわれる(ステップS118)。一方、管理者により、各IDがバーコードリーダー94で読み取られた場合(ステップS117で「YES」と判断された場合)は、ステップS119に進み、携帯式保守装置90がフィーダー51に接続されているか否かが判断される。そして、接続されていない場合は、携帯式保守装置90をフィーダー51に接続するように、ディスプレイ92に督促表示が行なわれる(ステップS120)。一方、携帯保守装置のコネクタ95がフィーダー51のコネクタ55に装着されて、携帯式保守装置90がフィーダー51に接続されている場合(ステップS119で「YES」の場合)は、携帯式保守装置90は、読み取った部品IDをフィーダー51の記憶部592に送信して記憶させる。
続くステップS202では、携帯式保守装置90と生産プログラムが記憶されている装置、例えば表面実装機10の記憶部43、あるいはサーバーPCの記憶部14との間でデータ送受信が可能であるか否かが確認される。この際、各通信部902、13、41間のデータ送受信は無線装置、無線機器を介した無線通信により実行される。すなわち、表面実装機10搭載の無線装置あるいは表面実装機10とLAN接続された無線機器、あるいはサーバーPCとLAN接続された無線機器を介して、携帯式保守装置90と表面実装機10、あるいはサーバーPCとの間でデータの送受信が可能であるか否かの判断を行う。ステップS202で「YES」と判断されれば、ステップS121に進み、「NO」と判断されると、ステップS203に進み、いずれかの方法でデータの送受信の可能状態にするよう、督促表示がなされる。
続くステップS121では、携帯式保守装置90は、読み取った部品IDおよびフィーダーIDをサーバーPCに送信するとともに、サーバーPCが受け取った各IDから求めたフィーダーの取り付け番地情報や、部品送り速度および部品送り量等を示す供給装置制御情報を受信する。そして、フィーダー51と接続状態にある携帯式保守装置90は、コネクタ95、55を介して、部品送り速度および部品送り量等を示す供給装置制御情報をフィーダー51の記憶部592に送信して記憶させる。こうして受け取った供給装置制御情報に基づいてフィーダー51の演算処理部591(制御部)が送りモータ513b(駆動装置、電動式駆動装置)を制御することで、フィーダー51は部品送り動作を自律的に実行可能となる。
また、携帯式保守装置90とフィーダー51とは装着状態にあるため、フィーダー51は携帯式保守装置90から給電を受けて部品送り出しを行なうことができる。したがって、管理者は、部品送り出し動作を目視で確認しながら部品の頭出し等の作業が実行可能であり、管理作業の効率化が図られている。なお、この際、フィーダー51を表面実装機10に装着して部品の頭出し動作を行なうことも考えられる。しかしながら、表面実装機10に装着した状態では、フィーダー51の先端部が表面実装機10自体の陰になってしまい、頭出し動作が目視しにくい場合がある。したがって、かかる頭出し動作は、フィーダー51を表面実装機10に装着する前に、携帯式保守装置90の給電により行なうことが好適である。
さらに、携帯式保守装置90は、サーバーPCから受け取ったフィーダー取り付け番地情報(携帯式保守装置90が接続されている、換言すれば、読み取られた部品ID、フィーダーIDに対応するフィーダー51の取り付け番地)をディスプレイ92に表示する(ステップS123)。そして、管理者は、表示されたフィーダー取り付け番地情報を確認して、フィーダー51を所定位置に装着する。このように本実施形態では、段取り作業においてバーコードリーダ94で読み取られた部品ID、フィーダーIDに対応するフィーダー51のフィーダー取り付け番地情報がディスプレイ92に表示される。つまり、現在段取り作業中のフィーダー51のフィーダー取り付け番地情報がディスプレイ92に表示されるわけであり、管理者はこのフィーダー取り付け番地情報を確認することで、段取り作業中のフィーダー51を確実に正しい位置に装着することができる。したがって、フィーダー51を間違った位置に装着してしまうとの誤装着の発生が抑制されており、フィーダー管理作業の効率向上が図られている。そして、ステップS124で段取り作業が終了したと判断されると(「YES」と判断されると)、先に説明したステップS114に進んで、電源のON/OFF状態が確認される。
なお、生産プログラムが記憶されている装置、例えば表面実装機10の記憶部43、フィーダー段取りステーション100の記憶部あるいはサーバーPCの記憶部14から、フィーダーIDあるいは部品ID別のフィーダー取り付け番地情報、および部品送り量、部品送り速度等のフィーダー制御情報を、携帯式保守装置90がフィーダー51に接続される前に取り込み、記憶部592(記憶手段)に記憶させておく場合には、ステップS202、S203、およびは不要であり、ステップS121においては、部品送り速度および部品送り量等の供給装置制御情報をフィーダー51の記憶部592に送信して記憶させることを実施する。
このように本実施形態の携帯式保守装置90の演算処理部901(制御手段)は、フィーダー関連情報(フィーダー識別IDあるいは部品ID供給装置関連情報)を、通信部902あるいはバーコードリーダー94を介して取得して記憶部592(記憶手段)に記憶する動作、または、記憶部592に記憶されたフィーダー関連情報を通信部902を介して出力する動作を実行可能である。また、この携帯式保守装置90が備えるディスプレイ92(表示手段)は、フィーダー関連情報に関連する表示を行なうことができる。したがって、管理者は、フィーダー関連情報を取得するとともに取得した当該情報をディスプレイ92で確認し、あるいは、フィーダー関連情報をディスプレイ92で確認して出力することができる。しかも、携帯式保守装置90が備える、これらの記憶部903、通信部902、バーコードリーダー94、演算処理部901およびディスプレイ92は可搬型装置本体91に設けられて可搬型装置本体91とともに一体的に持ち運び可能となっている。したがって、管理者はこの携帯式保守装置90を用いて、取得あるいは出力されるフィーダー関連情報の確認を表面実装機10の近くで簡便に実施することができ、管理者の作業効率の向上が可能となっている。
また、本実施形態では、管理者は、生産プログラムに登録された部品送り量情報、部品送り速度情報、あるいはフィーダー取り付け番地情報等のフィーダー関連情報を、携帯式保守装置90により簡便に取得して確認することができ、当該フィーダー関連情報をフィーダー51の管理作業に役立てることができる。その結果、フィーダー51の管理作業の効率を向上させることができる。なお、フィーダー51毎に部品送り速度および部品送り量等の供給装置制御情報が記憶部592(記憶手段)に記憶され、フィーダー取り付け番地情報が記憶部903(記憶手段)に記憶されている場合には、携帯式保守装置90をフィーダー51に接続することなく、順次、部品IDあるいはフィーダーIDを読み取り、このIDに対応するフィーダー取り付け番地をディスプレイ92に表示させる。これにより複数のフィーダー51をそれぞれ表面実装機10に装着が可能となる。
また、本実施形態では、携帯式保守装置90はフィーダー51(部品供給装置)に着脱自在とされるとともに、これらの装置が装着された状態で、携帯式保守装置90は部品送り量情報あるいは部品送り速度情報等のフィーダー51による部品供給に必要な情報(供給装置制御情報)を、フィーダー51に出力している。したがって、管理者は、供給装置制御情報を、携帯式保守装置90とフィーダー51とを装着することで簡便にフィーダー51に出力することができ、また、このように出力される供給装置制御情報をディスプレイ92で確認してフィーダー51の管理作業に役立てることができる。こうして、フィーダー51の管理作業の効率化が図られている。
また、本実施形態における、フィーダー51(部品供給装置)、表面実装機10では、コネクタ55、12(第1着脱部)に携帯式保守装置90が装着された状態で、フィーダー関連情報を携帯式保守装置90に送信する動作、あるいは、携帯式保守装置90からフィーダー関連情報を受信する動作をコネクタ55、12を介して実行可能である。したがって、管理者は、フィーダー51、表面実装機10が送信したフィーダー関連情報、あるいは、フィーダー51、表面実装機10が受信したフィーダー関連情報を、携帯式保守装置90のディスプレイ92を見て確認することができる。しかも、携帯式保守装置90の記憶部903およびディスプレイ92は可搬型装置本体91に設けられて可搬型装置本体91とともに一体的に持ち運び可能となっている。したがって、管理者はこの携帯式保守装置90を用いて、フィーダー関連情報の確認を表面実装機10の近くで簡便に実施することができ、管理者の作業効率の向上が可能となっている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態の携帯式保守装置90は、フィーダー関連情報を取得して記憶部592に記憶する動作、および、記憶部592に記憶されたフィーダー関連情報を出力する動作のいずれもを実行可能である。しかしながら、携帯式保守装置90がこれら両方の動作を実行可能であることは本発明に必須の要件ではなく、少なくとも一方の動作を実行可能であるように携帯式保守装置90を構成しても良い。なんとなれば、少なくとも携帯式保守装置90により実行される動作に関するフィーダー関連情報については、管理者は簡便に確認することができるため、管理者の管理作業の効率化が図られるからである。
また、上記実施形態では携帯式保守装置90により電動式テープフィーダーからなるフィーダー51を管理する場合について説明したが、携帯式保守装置90による管理対象は電動式テープフィーダーに限られず、従来から提案されている種々のフィーダーの管理に携帯式保守装置90を用いることができ、次に示すような電動マルチスティックフィーダーの管理に携帯式保守装置90を用いることもできる。
図11は、電動マルチスティックフィーダーの構成を概略的に示す図である。電動マルチスティックフィーダー80は、幅方向(X方向)に扁平なボックス型のフィーダー本体801を有している。このフィーダー本体801は、前後方向に延びるスティック保持部802を備えている。このスティック保持部802は、長手方向全長に渡って部品を収納可能な中空のスティック803の前半部分を水平方向(Y方向)に略平行に保持してスティック803の前端開口部を部品供給位置804に対向させる前半保持部分8021と、スティック803の後半部分を水平方向(Y方向)に傾斜させて保持する後半保持部分8022とを有しており、スティック803は、鉛直下方に湾曲するようにしてスティック保持部802に保持される。このスティック保持部802は、複数のスティック803をX方向に並べて保持しており、複数のスティック803は互いに異なる大きさの部品をそれぞれ収納することができる。
フィーダー本体801の下部には、フィーダー80の各部を制御するコントローラ805が備えられている。また、このコントローラ805の前方(同図の右手側)にはコネクタ806が設けられており、同図においては、このコネクタ806はフィーダー取り付け台車52に着脱自在に装着されている。こうしてコネクタ806がフィーダー取り付け台車52に装着された状態で、フィーダー80はクランプ機構807によりフィーダー取り付け台車52に対して着脱可能に固定されている。また、フィーダー80のコネクタ806は、携帯式保守装置90のコネクタ95に対しても着脱自在に構成されており、フィーダー80のコネクタ806と携帯式保守装置90のコネクタ95とが装着された状態で、コントローラ805は、コネクタ806、95を介して携帯式保守装置90とデータのやりとりが可能である。
また、スティック保持部802の後半保持部分8022の下方には、振動子808が設けられている。この振動子808は、フィーダー51が供給する大きさの異なる複数の部品のうち最も大きい部品の供給タイミングに合わせて振動して、スティック保持部802に保持されたスティック803に振動を与えることができる。したがって、スティック803のうち傾斜した部分に収納された部品は、その自重と振動とによってスティック803内部を滑り降りる。こうしてスティック803内部の部品が部品供給位置804に供給される。
ところで、このようなフィーダー80のコントローラー805には、振動子808の振動タイミングに関する振動タイミング情報と、振動時間に関する振動時間情報とがフィーダー関連情報として設定される。そして、このフィーダー関連情報は、サーバーPCや表面実装機10に記憶された生産プログラムに登録されている。そこで、このような電動マルチスティックフィーダー80の管理に際しても、上述した携帯式保守装置90を用いることが好適である。つまり、携帯式保守装置を用いることで、管理者は、振動タイミング情報および振動時間情報を、サーバーPC等から簡便に取得することができる。また、取得した振動タイミング情報および振動時間情報を、例えば、携帯式保守装置90を電動マルチスティックフィーダー80に装着することで、簡便に設定することができる。その結果、管理作業の効率化が可能となる。このようにこの実施形態では、振動タイミング情報および振動時間情報が本発明の「部品供給制御情報」に相当する。
また、上述のディスプレイ92をタッチパネルにより構成することで、ディスプレイ92に入力手段としての機能を持たせても良い。このように構成した場合、ディスプレイ92を介して管理者が入力した情報を、記憶部903に記憶するようにしておくと良い。なぜなら、管理者はフィーダー51の管理に必要なフィーダー関連情報を記憶部903に記憶しておき、この記憶部903に記憶された情報を管理作業に役立てることができ、その結果、管理者の作業効率の向上が可能となるからである。また、タッチパネル以外に、入力手段としての機能を別に設けても良いことは言うまでも無い。
また、上記携帯式保守装置90は、充電式のバッテリ904を電池として用いているが、かかる電池は、非充電式の使い捨て電池を用いることも出来る。あるいは、携帯式保守装置90の消費電力が少なく、電池に要求される電力供給能力が比較的小さい場合は、太陽電池を用いても良い。
また、上記実施形態では、複数のフィーダー51を一括して着脱自在なフィーダー取り付け台車52(一括交換台車)を用いた表面実装機10に本発明を適用した場合について説明したが、本発明の適用対象はこれに限られず、一括交換台車を用いることなく、複数のフィーダー51をX方向に並べてそれぞれ直接着脱可能な表面実装機に対しても本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では携帯式保守装置90により電動式のテープフィーダーやマルチスティックフィーダーを管理する場合について説明したが、個々のフィーダー51に対応した部品IDあるいはフィーダーIDが書き込まれたバーコードラベルが貼り付けられ、あるいは部品IDあるいはフィーダーIDが書き込まれた記憶手段が搭載された空気圧駆動式のテープフィーダーやマルチスティックフィーダーの管理に携帯式保守装置90を用いることができる。すなわち、携帯式保守装置90に搭載のリーダーで、バーコードラベルや記憶手段から部品IDあるいはフィーダーIDを読み取り、このデータと別途携帯式保守装置90の記憶部903に記憶させた表示位置情報に基づきフィーダー取り付け位置を表示装置に表示させることで、管理作業の一部である段取り作業の効率化を図ることができる。
また、上記実施形態では、本発明の「部品情報」は部品IDとして、本発明の「識別情報」はフィーダーIDとして記録されており、これらのIDがバーコードリーダー94で読み取られて「部品情報」「識別情報」が取得されている。しかしながら、例えば先ほど説明したタッチパネルディスプレイ92(入力装置)により管理者が「部品情報」「識別情報」を直接入力するように構成しても良い。そして、このように入力された「部品情報」「識別情報」に対応するフィーダー51のフィーダー取り付け番地を、タッチパネルディスプレイ92に表示するようにしても良い。この場合にあっても、管理者はこのフィーダー取り付け番地情報を確認することで、段取り作業中のフィーダー51を確実に正しい位置に装着することができる。したがって、フィーダー51を間違った位置に装着してしまうとの誤装着の発生が抑制されており、フィーダー管理作業の効率向上が図られている。
また、上記実施形態では、段取り作業においてバーコードリーダ94で読み取られた部品ID、フィーダーIDに対応するフィーダー51のフィーダー取り付け番地情報がディスプレイ92に表示される。しかしながら、ディスプレイ92の表示を次のように構成することもできる。つまり、各フィーダー51について、対応する部品IDおよびフィーダーIDがサーバーPCの記憶部14等に既にされているような場合は、フィーダー51と当該フィーダー51の装着位置とを関連付けてディスプレイ92に表示しても良い。具体的には、例えばフィーダー51Aの装着位置は位置PAであり、フィーダー51Bの装着位置は位置PBであり…、といった内容を一覧で表示するようにしても良い。この場合、管理者はかかる表示内容を確認することで、フィーダー51を適切な位置に装着することができる。
また、フィーダー51を次のように構成することもできる。つまり、バッテリ等の充電可能な電池をフィーダー51の電源回路594に設けておき、フィーダー51のコネクタ55(第2着脱部)と携帯式保守装置90のコネクタ95とが装着された状態で、携帯式保守装置90からフィーダー51のバッテリに給電できるように構成しても良い。このように構成した場合においても、コネクタ55、95を介して携帯式保守装置90をフィーダー51に装着しておくことで、フィーダー51に給電できるため、フィーダー51の部品供給を簡易的に確認することができる。したがって、管理者は、適宜フィーダー51が実行する部品供給を確認することができ、管理作業の効率の向上が可能となる。しかも、この構成では、携帯式保守装置90から給電された電力はフィーダー51内部のバッテリに蓄えておくことができるため、フィーダー51は、携帯式保守装置90から取り外された後も、バッテリに蓄積された電力により部品供給動作を簡易的に実行することができる。
本発明にかかる実装システムの第1実施形態を示す図である。 本発明にかかる実装機の概略構成を示す平面図である。 フィーダーの構成を概略的に示す図である。 フィーダー取り付け台車の概略を示す側面図である。 携帯式保守装置の一実施形態を示す斜視図である。 携帯式保守装置の一実施形態を示す斜視図である。 携帯式保守装置、フィーダー、表面実装機、およびサーバーの電気的関係を示すブロック図である。 携帯式保守装置の動作の一例を示すフローチャートである。 携帯式保守装置の動作の一例を示すフローチャートである。 携帯式保守装置の動作においてディスプレイに示される表示の一例を示す図である。 電動マルチスティックフィーダーの構成を概略的に示す図である。
符号の説明
10…実装機(表面実装機)
12…コネクタ(第1着脱部、第2着脱部)
51…テープフィーダー(部品供給装置)
55…コネクタ(第1着脱部、第2着脱部)
80…電動マルチスティックフィーダー(部品供給装置)
90…携帯式保守装置
901…演算処理部(制御手段)
902…通信部(インターフェース手段)
903…記憶部(記憶手段)
904…バッテリ(電池、電源手段)
905…電源回路(電源手段)
91…可搬型装置本体
92…ディスプレイ(表示手段、入力手段)
93…入力ボタン
94…バーコードリーダー(インターフェース手段)
95…コネクタ(第1着脱部、第2着脱部)

Claims (12)

  1. 表面実装機に着脱自在な部品供給装置を管理するために使用される携帯式保守装置であって、
    持ち運び可能な可搬型装置本体と、
    前記部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶可能な記憶手段と、
    外部とのインターフェース機能を有するインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段を介して前記供給装置関連情報を取得して前記記憶手段に記憶させる動作、および、前記記憶手段に記憶された前記供給装置関連情報を前記インターフェース手段を介して出力する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を実行可能な制御手段と、
    前記供給装置関連情報に関連する表示を行う表示手段と
    を備え、
    前記記憶手段、前記インターフェース手段、前記制御手段および前記表示手段は前記可搬型装置本体に設けられて前記可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっていることを特徴とする携帯式保守装置。
  2. 前記制御手段は、前記表面実装機を制御するための生産プログラムに登録された前記供給装置関連情報を、前記インターフェース手段を介して取得して前記記憶手段に記憶させる請求項1に記載の携帯式保守装置。
  3. 前記生産プログラムに登録された前記供給装置関連情報は、
    前記生産プログラムに基づいて実装される部品を示す部品情報および/またはこの部品情報が示す部品が搭載された前記部品供給装置の識別情報と、
    前記部品情報あるいは前記識別情報に対応する前記部品供給装置と当該部品供給装置の前記表面実装機への装着位置との関係を示す装着位置情報とを含み、
    前記制御手段は前記表示手段に前記装着位置情報を表示させる請求項2に記載の携帯式保守装置。
  4. 前記インターフェース手段は、前記部品を保持する部品保持具および前記部品保持具が搭載される前記部品供給装置の少なくとも一方から前記部品情報および/または前記識別情報を読み取る読取装置、あるいは前記部品情報および/または前記識別情報を入力可能な入力装置を有し、
    前記制御手段は、読み取られたあるいは入力された前記部品情報および/または前記識別情報に対応する前記部品供給装置の装着位置を前記装着位置情報に基づいて求めて、当該装着位置を示す表示を前記表示手段に実行させる請求項3に記載の携帯式保守装置。
  5. 携帯式保守装置は部品供給装置に着脱自在とされ、
    前記部品供給装置は、前記部品を供給するために必要な駆動力を発生する駆動装置を備えるとともに、前記供給装置関連情報に含まれる部品供給制御情報に基づき前記駆動装置を制御し、
    携帯式保守装置が部品供給装置に装着された状態で、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される前記供給装置関連情報のうち前記部品供給制御情報を、前記インターフェース手段を介して前記部品供給装置に出力する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の携帯式保守装置。
  6. 前記可搬型装置本体には、生産プログラムを保持する機器および/または部品供給装置に着脱自在な第1着脱部が設けられており、
    前記インターフェース手段は、前記機器および前記部品供給装置のうち前記第1着脱部が装着された一方との間で、前記第1着脱部を介して、前記供給装置関連情報の受信、および/または、前記供給装置関連情報の送信を行なう請求項1ないし5のいずれか一項に記載の携帯式保守装置。
  7. 前記可搬型装置本体には、充電可能な電池を有した電源手段と、表面実装機および/または部品供給装置に着脱自在な第2着脱部が設けられており、前記電源手段の前記電池は、前記表面実装機への前記第2着脱部の装着状態で前記第2着脱部を介して前記表面実装機より充電され、あるいは、前記部品供給装置への第2着脱部の装着状態で前記第2着脱部を介して前記部品供給装置に給電する請求項6に記載の携帯式保守装置。
  8. 管理者による入力が可能な入力手段をさらに備え、
    前記記憶手段には、前記入力された内容が記憶される請求項1ないし7のいずれか一項に記載の携帯式保守装置。
  9. 部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶する記憶手段と、前記供給装置関連情報に関する表示を行なう表示手段とを、持ち運び可能な可搬型装置本体に設けており、前記記憶手段と前記表示手段とが前記可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている携帯式保守装置が、着脱自在な第1着脱部と、
    前記携帯式保守装置が前記第1着脱部に装着した状態で、前記供給装置関連情報を前記携帯式保守装置に送信する動作、および、前記携帯式保守装置から前記供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を第1着脱部を介して実行可能である通信手段とを備えたことを特徴とする部品供給装置。
  10. 前記部品を供給するために必要な駆動力を発生する電動式駆動装置と、充電可能な電池を有しており前記電池から前記電動式駆動装置に給電可能な電源手段と、前記携帯式保守装置と着脱自在な第2着脱部とを備え、前記第1着脱部および前記第2着脱部が前記携帯式保守装置に装着した状態において、前記第2着脱部を介して前記携帯式保守装置から前記電池への給電が可能である請求項9に記載の部品供給装置。
  11. 部品供給装置を用いて部品実装を行なう表面実装機であって、
    前記部品供給装置に関連する供給装置関連情報を記憶する記憶手段と、前記供給装置関連情報に関する表示を行なう表示手段とを、持ち運び可能な可搬型装置本体に設けており、前記記憶手段と前記表示手段とが前記可搬型装置本体とともに一体的に持ち運び可能となっている携帯式保守装置が、着脱自在な第1着脱部と、
    前記携帯式保守装置が前記第1着脱部に装着した状態で、前記部品供給装置に関連する供給装置関連情報を前記携帯式保守装置に送信する動作、および、前記携帯式保守装置から前記供給装置関連情報を受信する動作のうち、少なくともいずれか1つの動作を前記第1着脱部を介して実行可能である通信手段とを備えたことを特徴とする表面実装機。
  12. 前記携帯式保守装置に給電可能な電源手段と、前記携帯式保守装置と着脱自在な第2着脱部とを備え、前記第1着脱部および前記第2着脱部が前記携帯式保守装置に装着した状態において、前記第2着脱部を介して前記携帯式保守装置に搭載される充電可能な電池への給電ができる請求項11に記載の表面実装機。
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