JP6555556B2 - ワイヤーハーネス製造装置及びワイヤーハーネス製造方法 - Google Patents
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Description
電線供給部4は、表示部2の長手方向の一方の側Aに設けられ、電線11を電線切断機6を介して電線搬送ロボット5に供給する電線供給リール41A、41Bと、図示しないフレームに固定され、電線供給リール41A、41Bを回転可能に支持する支持部材42とを備える。
電線搬送ロボット5は、電線供給部4から供給された電線11を保持してレール50上を走行して電線11を搬送する。電線搬送ロボット5は、モータ(図示せず)と、モータの駆動によって支持板30上を回転して一定の速度で走行する車輪(図示せず)と、電線11を把持する把持部51とを備える。把持部51は、穴の大きさを小さくすることで電線11を保持するものでもよく、クリップやクランプで挟むことで電線11を保持するものでもよい。電線搬送ロボット5は、電線切断機6から走行開始信号が送信されたとき、モータを駆動して走行を開始し、電線切断機6から走行停止信号が送信されたとき、モータの駆動を停止して走行を停止するように構成されている。
図4(a)は、電線切断機6の概略の構成を示す図、図4(b)は、電線切断機6の制御系を示すブロック図である。
次に、ワイヤーハーネスの製造方法の一例について図5A〜図5D、図6、図7A、図7Bを参照して説明する。図7A、図7Bは、ワイヤーハーネスの製造工程の一例を示すフローチャートである。ワイヤーハーネスの製造工程には、例えば、電線を切断する工程と、電線を布線する工程と、電線の両端を処理する工程と、布線した電線を束ねる工程とが含まれる。
管理者は、制御装置9の入力部91を操作してワイヤーハーネスIDを入力する。制御部90は、入力部91に入力されたワイヤーハーネスIDに対応する布線画像データ931を記憶部93から読み出し、図5Aに示すように、表示部2に布線画像20を表示する(S1)。図5Aに表示された布線画像20には、布線された状態の複数(例えば、3本)の電線11の電線画像21a〜21cが含まれる。作業者Paは表示部2の左側(一方の側A)に位置し、作業者Pbは表示部2の右側(他方の側B)に位置する。
次に、図5Bに示すように、制御部90は、作業レシピ情報932及び表示位置情報933に基づいて、1本目の電線11の電線画像21aの両端側(一方の側A及び他方の側B)にPop-upバーコード12aを表示する(S2)。
制御装置9の制御部90は、2本目の電線11に対応するPop-upバーコード12bを作業レシピ情報932から読み出し、図5Cに示すように、表示部2に表示する(S2)。制御部90は、作業者Paのバーコードリーダ8AからPop-upバーコード12bを受信すると(S3)、作業レシピ情報932に基づいて1本目の電線11か否を判断する(S4)。ここでは、1本目の電線11でないので(S4:No)、制御部90は、作業レシピ情報932を参照して電線11の品種が変更されたか否かを判断する(S13)。
制御装置9の制御部90は、3本目の電線11に対応するPop-upバーコード12cを作業レシピ情報932から読み出し、図5Dに示すように、表示部2に表示する(S2)。作業者Paのバーコードリーダ8AからPop-upバーコード12cをリーダIDとともに受信すると(S3)、制御部90は、作業レシピ情報932に基づいて1本目の電線11か否かを判断する(S4)。ここでは、1本目の電線11でないので(S4:No)、制御部90は、作業レシピ情報932を参照して電線11の品種が変更されたか否かを判断する(S13)。電線11の品種が変更されているので(S13:Yes)、制御部90は、「電線変更」のメッセージ22b及び変更後の電線品種23bを表示部2に表示する(S14)。
本の実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。(a)電線を布線する際に、制御装置9の制御の下で、電線搬送ロボット5を利用して電線切断機6が電線を切断するので、予め電線を切断する必要がないため、切断した電線を保管する場所が不要になる。(b)2人の作業者に作業を分担しているので、全長が15mを超えるような長いワイヤーハーネスでも迅速に作業することができる。(c)2人の作業者のバーコードリーダで電線作業識別情報、電線識別情報、端情報等のバーコードを読み取ることで、それらを作業履歴として記録することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な実施の形態が可能である。例えば、上記実施の形態では、電線、電線種類、電線の端末処理等を示す情報としてバーコードを用いたが、QRコード(登録商標)等の二次元コード等の光学的に読み取り可能な機械可読符号を用いてもよい。
Claims (8)
- 電線供給リールから電線を引き出して所定の長さに切断する電線切断機と、
ワイヤーハーネスを構成する前記電線を布線した状態を示す布線画像、及び前記電線に対応する電線識別情報を表示する表示部と、を備え、
前記電線識別情報が読み取り装置により読み取られたとき、前記電線切断機は、前記電線を前記表示部の長手方向に引き出して前記電線識別情報に対応する切断長さに切断する、
ワイヤーハーネス製造装置。 - 電線に装着するマーク部材に印刷情報を印刷する印刷機と、
ワイヤーハーネスを構成する前記電線を布線した状態を示す布線画像、及び前記電線に対応する電線識別情報を表示する表示部と、を備え、
前記電線識別情報が読み取り装置により読み取られたとき、前記印刷機は、前記電線識別情報に対応する前記印刷情報を前記マーク部材に印刷する、
ワイヤーハーネス製造装置。 - 前記電線識別情報の前記表示部における表示位置を示す表示位置情報を記憶する記憶部を備え、
前記表示部は、前記電線識別情報を前記表示位置情報が示す位置に表示する、
請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス製造装置。 - ワイヤーハーネスを構成する電線を布線した状態を示す布線画像、及び前記電線に対応する電線識別情報を表示部に表示させる工程と、
前記表示部に表示された前記電線識別情報を読み取り装置により読み取る工程と、
前記電線を前記表示部の長手方向に引きだし、読み取った前記電線識別情報に対応する切断長さに前記電線を切断する工程と、を備える、
ワイヤーハーネス製造方法。 - ワイヤーハーネスを構成する電線を布線した状態を示す布線画像、及び前記電線に対応する電線識別情報を表示部に表示させる工程と、
前記表示部に表示された前記電線識別情報を読み取り装置により読み取る工程と、
読み取った前記電線識別情報に対応する印刷情報を前記電線に装着するマーク部材に印刷する工程と、を備える、
ワイヤーハーネス製造方法。 - 前記印刷情報を前記表示部に表示する工程と、
前記表示部に表示された前記印刷情報と前記電線の端部に接続されるコネクタに付された情報とを前記読み取り装置により読み取る工程と、
読み取った前記印刷情報と前記コネクタに付された情報とが一致するか否かを判定する工程と、を備える、
請求項5に記載のワイヤーハーネス製造方法。 - 前記マーク部材は、マークチューブ及びマークテープであり、
前記電線の端部に前記マークチューブを装着し、前記電線の前記マークチューブよりも端部側に前記マークテープを貼り付ける工程を備える、
請求項5又は6に記載のワイヤーハーネス製造方法。 - 前記読み取り装置により読み取られた情報を作業履歴情報として記憶部に記憶する工程を備える、
請求項4乃至7のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス製造方法。
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