JP6499615B2 - 歯間ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシ部の芯材を折り曲げて、ハンドル部に対するブラシ部の折曲角度を調整可能となした歯間ブラシに関するものである。
歯間ブラシとして、ワイヤを二つ折りにしてその間にフィラメントを配置させた状態で、該ワイヤを捩じって、ワイヤからなる芯材にフィラメントを放射状に植毛し、その後フィラメントを円筒状や円錐台状などの所望形状にカットしてなるブラシ部と、手で把持可能な細長い合成樹脂製の棒状部材からなるハンドル部であって、先端部にブラシ部の芯材の基部をインサート成形したり、高周波や超音波により埋設状に熱融着したり、物理的な係止(嵌合)手段等により固定保持させたりして、ブラシ部を一体的に取り付けたハンドル部とを備えたものが普及している。
ところで、このような構成の歯間ブラシで歯間を清掃する際には、清掃する歯間への植毛部の挿入が容易になるように、清掃部位に応じて芯材基部を折り曲げて、ハンドル部材に対する植毛部の角度を調整することになるが、芯材基部の同じ箇所を何度も折り曲げると、比較的短期間で芯材を構成するワイヤが破断するという問題があった。
そこで、ハンドル部の先端部に芯材基部を被覆する小径部を形成し、該小径部において芯材を折り曲げるように構成することで、芯材の破断をできるだけ防止するように構成した歯間ブラシも広く普及している。
しかし、前述のように小径部を設けた場合においても、まだまだ満足し得る耐久性ではないことから、更なる耐久性の向上が要望されており、しかもハンドル部と同じ合成樹脂で小径部を成形すると、ブラシ部を歯間に挿入して、小径部が歯肉に当接したときに、痛みを感じることがあるという問題があった。
耐久性を一層向上し得る歯間ブラシとして、捩り合わせたワイヤの間にフィラメントを挟持してなるブラシ部と、ワイヤの基端部を保持するネック部と、ネック部を介してブラシ部と連結されたハンドル部とを備え、ハンドル部及びネック部を一体に形成する硬質樹脂からなる基材にワイヤの基端部が埋設されて、基材から露出するワイヤの付け根部分を当該基材の先端に設けられた小径部が被覆しており、基材の一部に括れ部を設けることでネック部が屈曲自在とされると共に、少なくとも括れ部の周囲を軟質エラストマ樹脂からなる被覆材が覆ってなるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、耐久性を一層向上するとともに、小径部が歯肉に接触することによる痛みを防止するため、ブラシ部のフィラメントの下端とハンドル部の先端部間においてブラシ部の芯材に、ゴムなどからなる弾性チューブや、弾性樹脂からなる球状の遊嵌体を外嵌させたものや(例えば、特許文献2、3参照。)、ハンドル部の先端部にエラストマからなる移行部を設けたもの(例えば、特許文献4参照。)が提案されている。
国際公開第2009/081783号 特開2002−253344号公報 特開2011−152284号公報 特表2009−538653号公報
ところが、前記特許文献1記載の発明では、硬質樹脂からなる括れ部を中心にネック部を折り曲げてハンドル部に対するブラシ部の角度を調整することになるが、括れ部が弾性復元作用を有するエラストマにて全体的に被覆されているため、例えばブラシ部をハンドル部に対して25°〜30°程度しか折り曲げることができず、隣接する臼歯間へのブラシ部の挿入性を確保するために必要な50°以上の折り曲げ角度に調整できないことから、ブラシ部の挿入性が低下するという問題があった。また、括れ部の断面が円形なので、括れ部を中心にネック部は任意の方向に曲げることができるが、これにより括れ部内のワイヤが破断し易くなるとともに、ブラシ部を歯間へ挿入するときや、歯間においてブラシ部を出し入れするときに、括れ部を中心にネック部が前後左右の任意の方向又は予期せぬ方向へ撓んでしまい、歯間ブラシの操作性が反対に低下するという問題があった。しかも、このようにネック部が前後左右の任意の方向又は予期せぬ方向へ撓むことから、ネック部から露出するワイヤ部分にどうしても大きな曲げ応力が作用して、該ワイヤ部分が比較的短期間で破断して、ブラシ部が脱落するという問題がある。更に、ハンドル部の先端の小径部は硬質樹脂で構成されているので、歯間への挿入時に、先端部が歯肉に当接して、痛みを感じるという問題もある。
また、前記特許文献1記載の歯間ブラシにおいて、ハンドル部の先端部が歯肉に当接することによる痛みを防止するため、ハンドル部の先端部をエラストマで構成することも考えられるが、この場合には、次のような成形上の問題がある。即ち、ハンドル部は、合成樹脂からなるハンドル基材を金型内にて成形した後、これを別の金型にセットしてエラストマ部分を成形することになるが、該別の金型内の成形空間内においてハンドル基材の先端部が片持ち状に支持されることから、成形空間内にエラストマ材料を注入したときに、ハンドル基材の先端部がエラストマ材料の所望の位置に精度良く配置されず、成形不良が発生するという問題がある。
特許文献2、3記載の発明では、弾性チューブや遊嵌体を別途製作して、これを芯材に外嵌させる必要があることから、部品点数が増えるとともに製造工程数が増えて、歯間ブラシの製作コストが高くなるという問題がある。また、弾性チューブや遊嵌体と芯材間の隙間に磨きカスが入り込んで、細菌が繁殖することも懸念される。
特許文献4記載の発明では、移行部がエラストマで構成されるので、歯肉との当接時における痛みを防止できるが、移行部を折り曲げてハンドル部に対するブラシ部の角度を調整するので、特許文献1記載の発明と同様に、折り曲げ角度を十分に確保できず、隣接する臼歯間へのブラシ部の挿入性が低下するという問題があった。また、別個に製作した移行部とハンドル部とを一体的に組み合わせて結合させている関係上、製造工程数が増えて製作コストが高くなるという問題もある。
本発明の目的は、臼歯間に対するブラシ部の挿入性を良好にでき、ネック部から露出する芯材の基部の破断を効果的に防止でき、歯間清掃時に安定した操作が可能で、ハンドル部の先端部と歯肉との接触による痛みを防止できる安価に製作可能な歯間ブラシを提供することである。
本発明に係る歯間ブラシは、ワイヤからなる芯材にフィラメントを植設してなるブラシ部と、持ち手としてのハンドル部とを有し、前記ハンドル部の先端部に芯材の基部を保持させて、前記ブラシ部をハンドル部に支持してなる歯間ブラシであって、前記ハンドル部は、ハンドル本体と、前記ハンドル本体の先端部に設けたネック部とを備え、前記ネック部に合成樹脂からなる折り曲げ可能な扁平なネック基材を設け、前記ネック基材に前記芯材の基部を埋設したものである。
この歯間ブラシでは、合成樹脂からなる扁平なネック基材を芯材とともに折り曲げて、ハンドル部に対するブラシ部の折曲角度を調整するので、折り曲げ部分における芯材の曲率半径がネック基材を設けない場合よりも大きくなるので、繰り返し折り曲げたときにおける芯材の耐久性を向上できる。
また、ネック基材を扁平に形成しているので、ネック部がその幅方向と平行な線分を中心とした方向(以下、ネック部の曲げや撓みに関しては、この方向を厚さ方向という)のみに曲がり易くなり、ネック部の幅方向には曲がり難くなる。このため、ブラシ部のハンドル部に対する角度を調整するときに、ネック部を厚さ方向に曲げることで、容易に角度を調整することができる。しかも、ネック部は長さ方向に一定の長さを有するので、芯材に触れることなくネック部に指を押し当てて、ネック部を中心にブラシ部の角度を容易に調整することができる。また、歯間清掃時には、歯間にブラシ部を挿入して、歯間においてブラシ部を出し入れすることになるが、ネック部が厚さ方向にのみ撓もうとし、特許文献1記載の歯間ブラシのように、ネック部が前後左右の任意の方向又は予期せぬ方向へ曲がることはないので、安定性良く歯間を清掃できるとともに、芯材に色々な方向への荷重が作用することを防止して芯材の破断を防止できる。また、ネック部が折り曲げ方向に薄型で、折り曲げた状態を維持し易いので、最低限の折り曲げ行為で、ブラシ部を所望の角度に調整することが可能となり、ネック部内における芯材の耐久性を一層向上できる。
更に、ネック部の幅方向と平行な線分を中心としたネック部の厚さ方向に、ネック部が撓みやすくなるので、ブラシ部に対してネック部を曲げる方向へ荷重を作用させたときに、芯材には、ネック基材から露出する露出部分の基部付近ではなく、ネック部内において応力集中が発生する。このため、ネック部を曲げるときに、指の一部がブラシ部に当たって、ネック部だけでなくブラシ部に対して押し荷重が作用した場合でも、ネック部内において芯材に応力集中が発生するので、露出部分の基部付近において芯材が破断することを効果的に防止できる。また、歯間清掃時においても、芯材の露出部分の基部付近ではなく、ネック部内における芯材に応力集中を発生させることが可能となり、歯間清掃時における応力集中により、露出部分の基部付近において芯材が破断することを防止できる。しかも、万一芯材が破断した場合でも、ネック部内において芯材が破断するので、破断位置からネック部の先端部までの芯材は、ネック基材に埋設保持された状態に維持されるので、ブラシ部が口腔内に脱落することを防止できる。
ここで、前記ハンドル部は、合成樹脂からなるハンドル基材と、前記ハンドル基材に被覆したエラストマからなる被覆材とを備え、前記ハンドル基材は、棒状のハンドル本体基材と、該ハンドル本体基材の先端部に突出状に設けた折り曲げ可能な扁平なネック基材と、該ネック基材の先端部に設けた膨出部とを有し、前記被覆材は、前記膨出部を含むネック基材の先端部を被覆する緩衝部を有することも好ましい実施の形態である。この場合には、膨出部を含むネック基材の先端部がエラストマからなる緩衝部で被覆され、ブラシ部を深くまで歯間に挿入した場合でも、軟質なエラストマからなる緩衝部が歯肉に当接するので、合成樹脂部分が直接的に歯肉に接触することによる痛みを防止できる。また反対に、緩衝部との接触による歯肉へのマッサージ効果が期待できる。また、ネック基材の先端部をエラストマからなる緩衝部で被覆するので、ネック基材の先端部から植毛部までの芯材の長さを長く設定でき、ネック基材を薄肉に構成しつつ、ネック基材内における芯材の偏りや、ネック基材からの芯材の露出を防止できる。つまり、ブラシ部はハンドル基材の成形時に、芯材のうちの植毛部付近の被保持部を金型で保持して、芯材の基部を成形空間内に支持した状態で、ハンドル基材を射出成形することで、ハンドル基材に一体的に設けることになるが、ネック基材の先端部から植毛部までの芯材の長さを長く設定すると、前記被保持部の長さを長く設定できるので、芯材の基部を成形空間内に安定性良く金型で保持することが可能となり、ネック基材を薄肉に構成しつつ、ネック基材内における芯材の偏りや、ネック基材からの芯材の露出を防止できる。
前記エラストマからなる被覆材としては、前記ハンドル本体基材の少なくとも先端部を被覆する滑り止め部と、前記膨出部を含むネック基材の先端部を被覆する緩衝部と、前記滑り止め部と緩衝部とを連接する前記ネック基材に設けた連接部とを有することが好ましい実施の形態である。このように構成することで、滑り止め部によりハンドル部を手で保持したときの滑りを防止でき、また緩衝部により歯肉との接触による痛みを防止でき、更に連接部により滑り止め部と連接部と緩衝部とを容易に且つ効率的に成形できる。また、被覆材として緩衝部のみを設けることも可能であるが、緩衝部はハンドル部の先端部の極一部にのみ形成しているものなので、成形精度が低下したりエラストマ材料の無駄が増えたりするという問題がある。それに対して、被覆部として、滑り止め部と連接部と緩衝部とを設けると、緩衝部と比較して大きな面積の滑り止め部側から連接部を経て、エラストマ材料を注入して緩衝部を成形できるので、エラストマ材料の無駄を少なくしつつ、緩衝部を精度良く成形することができる。
前記エラストマからなる連接部をネック基材の両側部にのみ形成することが好ましい実施の形態である。連接部はネック基材の全面にわたって形成することも可能であるが、ネック部を折り曲げたときに、エラストマの弾性復元力により折り曲げ角度が小さくなるので、折り曲げ角度を十分に確保するため、本発明のようにネック基材の両側部にのみ連接部を形成することが好ましい。
前記膨出部をネック基材の先端部の両面に設け、前記緩衝部を前記膨出部の頂面を除いた膨出部の外周部を含む前記ネック基材の先端部に形成することが好ましい実施の形態である。この場合には、膨出部に対する緩衝部の成形精度を向上できる。即ち、ハンドル部は、金型に合成樹脂材料を充填してハンドル基材を成形し、該ハンドル基材を別の金型に装填してエラストマ材料を充填し、ハンドル基材に一体的に被覆部を成形する2色成形により成形することになるが、本発明では、膨出部の頂面にエラストマが形成されておらず、ハンドル基材を別の金型に装填してエラストマ材料を充填する際に、膨出部の頂面を該金型で保持して、ネック基材の先端部の移動を拘束した状態で、エラストマ材料を充填できるので、エラストマからなる緩衝部を膨出部に対して精度良く成形することができる。
前記ハンドル部をネック基材の厚さ方向に扁平に形成することも好ましい実施の形態である。この場合には、歯間ブラシを転がらないように安定性良くテーブル等に載置できる。また、ネック基材とハンドル部とが同じ方向に扁平になるので、ブラシ部の角度を片手でも容易に調整できる。つまり、歯間ブラシを使用するため、親指の腹と人差し指の中節骨に対応する腹間にハンドル部を保持したときに、ハンドル部の両面が人差し指と親指に接するようにハンドル部が配置され、この状態で親指を除く4本の指でハンドル部を握りながら、親指でネック部を押すことで、ブラシ部の角度を容易に調整できる。しかも、ハンドル部に対してブラシ部を傾斜させた後、ブラシ部を隣接する臼歯間に挿入するときに、親指を除く4本の指でハンドル部を握りながら、親指の腹でハンドル部の先端部を受け止めながら、ブラシ部を歯間に挿入できるので、歯間ブラシに対して力が入りやすく、歯間への挿入操作性も向上できる。
前記ネック基材の長さ方向の途中部に幅方向に延びる折り曲げ案内用のノッチを形成することも好ましい実施の形態である。このようなノッチを形成することで、ノッチを中心としたネック部の折れ曲がりを促進して、ハンドル本体に対するブラシ部の角度を十分に確保できる。
前記ネック部を先端側へ行くにしたがって幅狭に形成することも好ましい実施の形態である。この場合には、ネック部の先端部が邪魔になって、口腔内における歯間ブラシの操作性が低下するという不具合を確実に防止できる。
本発明に係る歯間ブラシによれば、合成樹脂からなる扁平なネック基材を芯材とともに折り曲げて、ハンドル部に対するブラシ部の折曲角度を調整するので、折り曲げ部分における芯材の曲率半径がネック基材を設けない場合よりも大きくなるので、繰り返し折り曲げたときにおける芯材の耐久性を向上できる。
また、ネック基材を扁平に形成しているので、ネック部がその幅方向と平行な線分を中心とした方向(以下、ネック部の曲げや撓みに関しては、この方向を厚さ方向という)のみに曲がり易くなり、ネック部の幅方向には曲がり難くなる。このため、ブラシ部のハンドル部に対する角度を調整するときに、ネック部を厚さ方向に曲げることで、容易に角度を調整することができる。しかも、ネック部は長さ方向に一定の長さを有するので、芯材に触れることなくネック部に指を押し当てて、ネック部を中心にブラシ部の角度を容易に調整することができる。また、歯間清掃時には、歯間にブラシ部を挿入して、歯間においてブラシ部を出し入れすることになるが、ネック部が厚さ方向にのみ撓もうとし、特許文献1記載の歯間ブラシのように、ネック部が前後左右の任意の方向又は予期せぬ方向へ曲がることはないので、安定性良く歯間を清掃できるとともに、芯材に色々な方向への荷重が作用することを防止して芯材の破断を防止できる。また、ネック部が折り曲げ方向に薄型で、折り曲げた状態を維持し易いので、最低限の折り曲げ行為で、ブラシ部を所望の角度に調整することが可能となり、ネック部内における芯材の耐久性を一層向上できる。
更に、ネック部の幅方向と平行な線分を中心としたネック部の厚さ方向に、ネック部が撓みやすくなるので、ブラシ部に対してネック部を曲げる方向へ荷重を作用させたときに、芯材には、ネック基材から露出する露出部分の基部付近ではなく、ネック部内において応力集中が発生する。このため、ネック部を曲げるときに、指の一部がブラシ部に当たって、ネック部だけでなくブラシ部に対して押し荷重が作用した場合でも、ネック部内において芯材に応力集中が発生するので、露出部分の基部付近において芯材が破断することを効果的に防止できる。また、歯間清掃時においても、芯材の露出部分の基部付近ではなく、ネック部内における芯材に応力集中を発生させることが可能となり、歯間清掃時における応力集中により、露出部分の基部付近において芯材が破断することを防止できる。しかも、万一芯材が破断した場合でも、ネック部内において芯材が破断するので、破断位置からネック部の先端部までの芯材は、ネック基材に埋設保持された状態に維持されるので、ブラシ部が口腔内に脱落することを防止できる。
歯間ブラシの(a)は正面図、(b)は側面図 図1(a)のII-II線断面図 図1(a)の(a)はIIIa-IIIa線断面図、(b)はIIIb-IIIb線断面図、(c)はIIIc-IIIc線断面図 ブラシ部を設けたハンドル基材の(a)は正面図、(b)は側面図 図4(a)の(a)はVa-Va線断面図、(b)はVb-Vb線断面図、(c)はVc-Vc線断面図 被覆部の成形方法の説明図 (a)〜(e)は評価試験で用いた歯間ブラシのハンドル部の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1Aの有限要素解析の解説結果の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1Bの有限要素解析の解析結果の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1Cの有限要素解析の解析結果の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1Fの有限要素解析の解析結果の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1Aの有限要素解析の解析結果の説明図 (a)(b)は歯間ブラシ1の有限要素解析の解析結果の説明図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、ハンドル部の厚さ方向を前後方向と定義して説明する。
図1〜図3に示すように、歯間ブラシ1は、ワイヤからなる芯材2にフィラメントを植設してなる歯間清掃用のブラシ部3と、ブラシ部3を支持する持ち手としてのハンドル部10とを備えている。
(ブラシ部)
ブラシ部3は、ワイヤを二つ折りにしてその間に複数本のフィラメントを配置させた状態で、該ワイヤを捩じって、ワイヤからなる芯材2に複数のフィラメントを放射状に挟持し、その後フィラメントを所望の長さにカットして植毛部4を形成してなる周知の構成のものである。芯材2の基端部には屈曲させてなるアンカー部2aが設けられ、このアンカー部2aを後述するようにハンドル本体基材21に埋設することで、例えば歯間にブラシ部3を挿入した状態で、ブラシ部3を回転させても、ブラシ部3がハンドル部10から脱落しないように構成されている。
植毛部4の外形は、任意の形状に形成することができ、図1に示すように円筒状に形成することもできるし、円錐台状や、長さ方向の途中部の外径を両端部の外径よりも大きく設定した樽形状に形成することもできる。植毛部4の長さや直径は、歯間サイズや清掃性を考慮して任意に設定できるが、植毛部4の長さは7〜15mmに設定することが好ましく、植毛部4の直径は1.5〜7mmに設定することが好ましい。
芯材2を構成するワイヤとしては、例えばステンレスやCo合金などの金属製ワイヤを採用できる。ワイヤの直径は、0.20〜0.45mm程度に設定できる。
フィラメントの素材としては、例えばナイロン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)及びこれらの複合糸などを好適に採用できるが、獣毛などの天然毛を用いることもできる。また、フィラメントの先端部が半球状になるように先丸加工を施したり、フィラメントの先端部に球状部を形成したりすることも好ましい実施の形態である。
(ハンドル部)
ハンドル部10は、図1〜図5に示すように、その機能から区別すると、持ち手としてのハンドル本体11と、ハンドル本体11の先端部に設けた折り曲げ可能な扁平なネック部12と、ネック部12の先端部に設けた歯間への挿入規制部13とを備え、その素材から区別すると、合成樹脂からなるハンドル基材20と、エラストマからなる被覆部30とを備えている。ハンドル部10は、射出成形などによりハンドル基材20を成形した後、図6に示すように、被覆部30を成形する金型40にハンドル基材20をセットして、射出成形などにより被覆部30をハンドル基材20に一体的に成形する、所謂2色成形により成形されている。ただし、ハンドル部10全体を合成樹脂で構成したものも本発明の範疇である。
合成樹脂からなるハンドル基材20は、図4、図5に示すように、細長い棒状のハンドル本体基材21と、ハンドル本体基材21の先端部に突出状に設けた扁平な板状のネック基材22と、ネック基材22の先端部に設けた膨出部23とを備えており、ブラシ部3は、その芯材2の基部を、ネック基材22とハンドル本体基材21の先端部とにわたってインサート成形により埋設させることによって、ハンドル本体11に脱落不能に支持されている。
ハンドル基材20の合成樹脂材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、飽和ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、プロピオン酸セルロース、ポリウレタン、ポリアミド、ポリカーボネート、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)などの熱可塑性合成樹脂材料を採用できる。特に、繰り返して折り曲げたときの耐久性に優れていることから、ポリエチレンを好適に採用できる。
被覆部30は、図1〜図4に示すように、エラストマを用いてハンドル基材20に一体成形されたもので、ハンドル本体基材21の外周部を被覆する滑り止め部31と、膨出部23の外周部を含むネック基材22の先端部を被覆する緩衝部33と、前記滑り止め部31と緩衝部33とを連接するネック基材22に設けた連接部32とを備えている。
被覆部30を構成するエラストマとしては、スチレン系、オレフィン系、ポリアミド系等の熱可塑性エラストマや、6ナイロン、6−6ナイロン、6−10ナイロン、6−12ナイロン等のナイロン系エラストマや、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、天然ゴム、合成ゴムなどの熱硬化性エラストマなどを採用できる。特に、ハンドル基材20を構成する合成樹脂材料との相溶性を有する材料が好ましく、例えばハンドル基材20をポリエチレンで構成する場合には、被覆材をポリオレフィン系エラストマで構成することが好ましい。
次に、ハンドル部10における、ハンドル本体11とネック部12と挿入規制部13の構成をより具体的に説明する。
(ハンドル本体)
ハンドル本体11は、図1〜図5に示すように、前後方向に扁平な横断面楕円形状の細長い棒状に形成され、歯間ブラシ1は、ハンドル本体11の前面側或いは後面側を下側にしてテーブル等の上面に載置することで、容易には転がらないように構成されている。また、ハンドル本体11の厚さはブラシ部3の直径よりも大きく設定され、テーブル等の上面に歯間ブラシ1を載置した状態で、ブラシ部3の外周面がテーブル等の上面に接触しないように構成されている。
ハンドル本体11は、合成樹脂からなる細長い棒状のハンドル本体基材21と、ハンドル本体基材21の外周部を被覆するエラストマからなる滑り止め部31とを備え、滑り止め部31により安定性良くハンドル本体11を手で保持できるように構成されている。
ハンドル本体基材21の厚さ方向の途中部には外方へ突出するフランジ部21aが形成され、フランジ部21aを滑り止め部31に埋設状に設けることで、ハンドル本体基材21と滑り止め部31との結合が高められるように構成されている。ただし、ハンドル本体基材21と滑り止め部31は、フランジ部21a以外の構造、例えばフランジ部21aに代えて複数の突起を設けるなどして、結合強度を高めるように構成することも可能である。
ハンドル本体基材21の前後両面の幅方向の中央部にはハンドル本体基材21の長さ方向に細長い外部に露出する露出面21bが形成され、露出面21bの先端近傍部と基端近傍部には厚さ方向に貫通する位置決め孔21cが形成され、図6に示すように、被覆部30を成形する金型40にハンドル基材20をセットするときに、該金型40から突出する2本の位置決めピン41を位置決め孔21cにそれぞれ嵌合させて、ハンドル基材20を金型40に位置決めするとともに、金型40で露出面21bを保持して、ハンドル基材20を金型40に対して位置決め保持できるように構成されている。
滑り止め部31は、少なくともハンドル本体基材21の先端側部分に設けてあればよく、それ以外の部分については、少なくとも位置決め孔21cの周辺に露出面21bが形成されるように構成してあれば、任意の位置に形成することが可能である。このため、滑り止め部31により、文字や記号や図形などが形成されるように構成することも可能である。
(ネック部)
ネック部12は、合成樹脂からなる前後方向に扁平な横断面長方形状の細長い板状のネック基材22と、滑り止め部31と緩衝部33とを連接するエラストマからなる連接部32とを備え、ネック基材22の前後両面の長さ方向の途中部に幅方向の全長にわたって延びるノッチ22aを形成し、ノッチ22aを中心としてネック部12を芯材2とともに前側或いは後側へ折り曲げることで、図2に示すように、ハンドル部10本体に対するブラシ部3の折曲角度θを調整できるように構成されている。
ネック部12の先端部の幅は基端部の幅よりも小さく設定され、ネック部12は先端側へ行くにしたがって幅狭になるように構成されている。ネック部12の先端部の幅は、ネック部12の先端部の両側部が口腔内面に直接的に当接しないように、植毛部4の基端部の直径よりも小さく設定することが好ましい。また、ネック基材22の幅は、ネック部12と同様に、先端部の幅が基端部の幅よりも小さく設定され、ネック基材22は先端側へ行くにしたがって幅狭になるように構成されている。ただし、ネック基材22の幅は、その先端部から基端部にわたって一様な幅に設定することも可能である。
ネック基材22の厚さや幅や長さ、ノッチ22aの深さは、臼歯間へのブラシ部3の挿入性を十分に確保するため、ノッチ22aを中心にネック部12を折り曲げて手を放した状態で、ハンドル部10に対するブラシ部3の折曲角度θの最大値が50°以上に維持されるように設定されている。具体的には、ネック基材22の厚さは0.8〜2.5mmに設定することが好ましく、ノッチ22aを形成した部分におけるネック基材22の幅は1.5〜5.0mmに設定することが好ましく、ネック基材22の長さは2.5〜12mmに設定することが好ましく、ノッチ22aの深さは0.1〜0.5mmに設定することが好ましい。
ただし、ノッチ22aはネック基材22の表面側と後面側に1本ずつ形成したが、表面側或いは後面側にのみ形成したり、表面側と後面側に相互に平行にそれぞれ複数本形成したり、表面側と後面側とで本数が異なるように形成したりすることが可能である。更に、ネック基材22の全幅にわたって形成したが、ネック基材22の幅方向の一部に形成することも可能である。更にまた、ネック基材22を薄肉に構成したり、幅狭に構成したりすることで、ノッチ22aを省略することも可能である。また、ノッチ22aの凹部内にエラストマを充填してもよい。
連接部32は、エラストマからなる被覆部30を成形するときに、滑り止め部31から緩衝部33へのエラストマの供給路により成形されるもので、本実施の形態ではネック基材22の両側部に設けたが、滑り止め部31と緩衝部33とを連接するように設けてあれば、ネック基材22の前面側や後面側に設けたり、ネック基材22全体を被覆するように設けたりすることも可能である。ただし、エラストマによる弾性復元作用により、折曲角度θが小さくなるので、エラストマによる弾性復元作用が極力作用しないように、ネック基材22の側部に形成することが好ましい。
(挿入規制部)
挿入規制部13は、ネック基材22の先端部に前後に突出状に設けた合成樹脂からなる膨出部23と、膨出部23を含むネック基材22の先端部を被覆するエラストマからなる緩衝部33とを備え、挿入規制部13が歯肉に当接してブラシ部3の最大挿入位置が規制されたときに、エラストマからなる緩衝部33が歯肉に当接することで、歯肉を痛めることを防止でき、反対に緩衝部33により歯肉のマッサージ効果が得られるように構成される。
膨出部23は、ネック基材22の先端部の両面に突出状に設けられ、緩衝部33は、膨出部23の頂面23aを除いた膨出部23の外周部を含むネック基材22の先端部を被覆するように形成されている。このように、膨出部23の頂面23aにエラストマを形成しないので、次のような理由から、膨出部23に対する緩衝部33の成形精度を向上できる。即ち、エラストマからなる緩衝部33を成形するときには、図6に示すように、被覆部30を成形する金型40にハンドル基材20を装填して、エラストマ材料を充填することになるが、このとき膨出部23の頂面23aが金型40の保持面42で保持されて、ネック基材22の先端部の移動が拘束され、この状態でエラストマ材料を充填できるので、片持ち状に保持された膨出部23を含むネック基材22の先端部に緩衝部33を精度良く成形することができる。また、ネック基材22の先端部をエラストマからなる緩衝部33で被覆するので、ネック基材22の先端部から植毛部4までの芯材2の長さを長く設定でき、ネック基材22を薄肉に構成しつつ、ネック基材22内における芯材2の偏りや、ネック基材22からの芯材2の露出を防止できる。つまり、ブラシ部3は、ハンドル基材20の成形時に、芯材2のうちの植毛部4付近の被保持部を金型で保持して、芯材2の基部を成形空間内に支持した状態で、ハンドル基材20を射出成形することで、ハンドル基材20に一体的に設けることになるが、ネック基材22の先端部から植毛部4までの芯材2の長さを長く設定すると、前記被保持部の長さを長く設定できるので、芯材2の基部を成形空間内に金型で安定性良く保持することが可能となり、ネック基材22を薄肉に構成しつつ、ネック基材22内における芯材2の偏りや、ネック基材22からの芯材2の露出を防止できる。
(使用方法)
次に、この歯間ブラシ1の使用方法について説明する。
歯間ブラシ1により切歯間や切歯と犬歯間を清掃するときには、例えばハンドル部10の前後面を親指と人差し指で摘まんで、歯間にブラシ部3を挿入し、挿入状態でブラシ部3を前後に移動させることで、歯間を清掃できる。
また、臼歯間や臼歯と犬歯間を清掃するときには、ノッチ22aを中心にネック部12を折り曲げて、ハンドル部10に対するブラシ部3の折曲角度θを所望の角度に調整してから、ハンドル部10を保持して、ブラシ部3を歯間に挿入し、挿入状態でブラシ部3を前後に移動させることで、歯間を清掃できる。より具体的には、ブラシ部3の折曲角度θを調整する際には、先ずノッチ22aを中心にネック部12を折り曲げることになるが、ネック基材22とハンドル部10とが共に前後方向に扁平に形成されているので、ブラシ部3の角度を片手でも容易に調整できる。つまり、親指の腹と人差し指の中節骨に対応する腹間にハンドル部10を保持したときに、ハンドル部10の両面が人差し指と親指に接するようにハンドル部10が配置され、この状態で親指を除く4本の指でハンドル部10を握りながら、親指でネック部12を押すことで、ブラシ部3の角度を容易に調整できる。また、ブラシ部3を臼歯間に挿入する際には、親指を除く4本の指でハンドル部10を握った状態で、親指の腹でハンドル部10の先端側の平面を押しながら、ブラシ部3を歯間に挿入できる。
このように、この歯間ブラシ1では、合成樹脂からなる扁平なネック基材22を芯材2ととともに折り曲げて、ハンドル部10に対するブラシ部3の折曲角度θを調整するので、折り曲げ部分における芯材2の曲率半径がネック基材22を設けない場合よりも大きくなるので、繰り返し折り曲げたときにおける芯材2の耐久性を向上できる。ネック基材22を扁平に形成しているので、ネック部12がその幅方向と平行な線分を中心とした厚さ方向のみに曲がり易くなり、ネック部12の幅方向には曲がり難くなる。このため、ブラシ部3のハンドル部10に対する角度を調整するときに、ネック部12を厚さ方向に曲げることで、容易に角度を調整することができる。しかも、ネック部12は長さ方向に一定の長さを有するので、芯材2に触れることなくネック部12に指を押し当てて、ネック部12を中心にブラシ部3の角度を容易に調整することができる。また、歯間清掃時には、歯間にブラシ部3を挿入して、歯間においてブラシ部3を出し入れすることになるが、ネック部12が厚さ方向にのみ撓もうとし、ネック部が前後左右の任意の方向又は予期せぬ方向へ曲がることはないので、安定性良く歯間を清掃できるとともに、芯材2に色々な方向への荷重が作用することを防止して芯材2の破断を防止できる。また、ネック部12が折り曲げ方向に薄型で、折り曲げた状態を維持し易いので、最低限の折り曲げ行為で、ブラシ部3を所望の角度に調整することが可能となり、ネック部12内における芯材2の耐久性を一層向上できる。
また、ネック部12の幅方向と平行な線分を中心としたネック部12の厚さ方向に、ネック部12が撓みやすくなるので、ブラシ部3に対してネック部12を曲げる方向へ荷重を作用させたときに、芯材2には、ネック基材22から露出する露出部分の基部付近ではなく、ネック部12内において応力集中が発生する。このため、ネック部12を曲げるときに、指の一部がブラシ部3に当たって、ネック部12だけでなくブラシ部3に対して押し荷重が作用した場合でも、ネック部12内において芯材2に応力集中が発生するので、露出部分の基部付近において芯材2が破断することを効果的に防止できる。また、歯間清掃時においても、芯材2の露出部分の基部付近ではなく、ネック部12内における芯材2に応力集中を発生させることが可能となり、歯間清掃時における応力集中により、露出部分の基部付近において芯材2が破断することを防止できる。しかも、万一芯材2が破断した場合でも、ネック部12内において芯材2が破断するので、破断位置からネック部12の先端部までの芯材2は、ネック基材22に埋設保持された状態に維持されるので、ブラシ部3が口腔内に脱落することを防止できる。
また、膨出部23を含むネック基材22の先端部がエラストマからなる緩衝部33で被覆されているので、ブラシ部3を深くまで歯間に挿入して、緩衝部33が歯肉に当接した場合でも、歯肉を痛めることを防止でき、反対に、緩衝部33との接触による歯肉へのマッサージ効果が期待できる。連接部32をネック基材22の両側部にのみ形成しているので、ネック部12の折り曲げ角度を大きく設定できる。更に、ネック基材22の長さ方向の途中部に幅方向に延びる折り曲げ案内用のノッチ22aを形成しているので、ノッチ22aを中心としたネック部12の折れ曲がりを促進して、ハンドル本体11に対するブラシ部3の角度を一層大きく設定できる。
(評価試験)
次に、本発明に係る歯間ブラシの評価試験について説明する。なお、図7では、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)で構成される部分をハッチングで図示した。
(実施例1)
実施例1として、図7(a)に示すような歯間ブラシ1Aを製作した。この歯間ブラシ1Aのハンドル部10Aは、ノッチ22aを省略した以外は、図1〜図5に示す歯間ブラシ1のハンドル部10と同一構成で、ハンドル基材20をポリエチレンで構成し、被覆部30(図7(a)にハッチングで図示)をエチレン・プロピレンゴム(EPDM)で構成し、ハンドル部10Aの各部の寸法を図示のように設定するとともに、ネック部12Aの厚みを1.5mmに設定したものである。また、ブラシ部3として、直径0.25mmのステンレス製のワイヤからなる芯材2に、ナイロン製のフィラメントを植設し、フィラメントを円柱状にカットして、直径2.0mmの植毛部4を形成したものである。
(実施例2)
実施例2として、図7(b)に示すような歯間ブラシ1Bを製作した。この歯間ブラシ1Bのハンドル部10Bは、各部の寸法を図示のように設定するとともに、ハンドル部10Bの全体をポリエチレンで構成し、ハンドル部10Bの先端部に厚み1.5mmの扁平なネック部12Bを形成したものである。また、ブラシ部3としては、実施例1と同じ構成のブラシ部3が用いられ、このブラシ部3は、芯材2の基部をネック部12Bに埋設させて、ハンドル部10Bの先端部に取り付けられている。
(比較例1)
比較例1として、図7(c)に示すような歯間ブラシ1Cを製作した。この歯間ブラシ1Cのハンドル部10Cは、各部の寸法を図示のように設定するとともに、ハンドル部10Cをポリエチレンで構成するとともに、ハンドル部10Cの先端部に円錐状のネック部12Cと、ネック部12Cの先端部に円柱状の小径部5Cとを形成したものである。また、ブラシ部3としては、実施例1と同じ構成のブラシ部3が用いられ、このブラシ部3は、芯材2の基部をネック部12C及び小径部5Cに埋設させて、ハンドル部10Cの先端部に取り付けられている。
(比較例2)
比較例2として、図7(d)に示すような歯間ブラシ1Dを製作した。この歯間ブラシ1Dのハンドル部10Dは、各部の寸法を図示のように設定するとともに、ハンドル部10Dを、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)からなる棒状のハンドル本体11D(図7(d)にハッチングで図示)と、ハンドル本体11Dの先端部に突出状に設けたポリエチレンからなる円錐状のネック部12Dと、ネック部12Dの先端部に設けた円柱状の小径部5Cとで構成したものである。また、ブラシ部3としては、実施例1と同じ構成のブラシ部3が用いられ、このブラシ部3は、芯材2の基部をネック部12D及び小径部5Cに埋設させて、ハンドル部10Dの先端部に取り付けられている。
(比較例3)
比較例3として、図7(e)に示すような歯間ブラシ1Eを製作した。この歯間ブラシ1Eのハンドル部10Eは、各部の寸法を図示のように設定するとともに、ハンドル部10Eをポリエチレンからなる棒状のハンドル本体11Eと、ハンドル本体11Eの先端部に一体的に設けた、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)からなる円錐状のネック部12E(図7(e)にハッチングで図示)とで構成したものである。また、ブラシ部3としては、実施例1と同じ構成のブラシ部3が用いられ、このブラシ部3は、芯材2の基部をネック部12E及びハンドル本体11Eの先端部に埋設させて、ハンドル部10Eの先端部に取り付けられている。
そして、実施例1、2及び比較例1〜3の歯間ブラシを用いて、芯材の折り曲げに対する耐久試験と、臼歯間への挿入性の評価試験とを行った。
(耐久試験)
実施例1、2及び比較例1、2の歯間ブラシについて、ISO16409に準拠する試験方法で耐久試験を行った。その結果を表1に示す。
(挿入性試験)
また、実施例1、2及び比較例1〜3の歯間ブラシについて、臼歯間への挿入性を評価するため、15人の試験者による官能評価試験を行った。その結果を表2に示す。また、実施例1と比較例1の歯間ブラシに関しては、15人の試験者により、ハンドル部の先端部が歯肉に当接したときの痛みを評価した。その結果を表3に示す。
なお、官能評価試験では、試験者により、下記の「1」〜「5」の5段階で挿入性についての点数評価を行い、その平均値を求めた。また、磨きやすい場合と、磨きにくい場合と、磨けない場合との3段階で評価するため、平均値が4以上で磨きやすいものは「○」で表し、平均値が2以上4未満で磨きにくいものは「△」で表し、平均値が2未満で磨けないものは「×」で表した。
「1」:非常に磨きにくい
「2」:磨きにくい
「3」:どちらともいえない
「4」:磨きやすい
「5」:非常に磨きやすい
表1に示すように、実施例1の歯間ブラシ1Aは、実施例2及び比較例1、2と比較して耐久性に格段に優れていることが分かる。また、表2に示すように、最大折曲角度θが大きく、臼歯間への挿入性に優れていることが分かる。しかも、表3に示すように、ハンドル部10Aの先端部がエラストマで構成されていることから、ハンドル部10Aの先端部が歯肉に当接した場合でも、痛みを感じることがなく、反対にマッサージ効果が得られることから、全ての試験者が気持ちいいと評価した。
また、実施例2の歯間ブラシ1Bは、表1に示すように、耐久性は比較例1と同程度であるが、表2に示すように、最大折曲角度θが大きく、臼歯間への挿入性に優れていることが分かる。
(有限要素解析)
次に、芯材2に作用する応力分布を有限要素解析した結果について説明する。
図7(a)〜(c)に示す歯間ブラシ1A〜1Cについて有限要素解析を行った。具体的には、歯間ブラシ1A〜1Cの外形データに基づき、節点の移動およびメッシュの再分割を行い、有限要素解析モデルを作製した。そして、歯間ブラシ1A、1Bに関しては、ネック部12A、12Bの扁平な幅広面が上下になるように、歯間ブラシ1A、1Bを水平に支持した状態で、芯材2のうちのネック部12A、12Bの先端から5mmだけ離れた位置に、下側へ向けて1Nの荷重を作用させた場合における、芯材2に作用する応力を解析し、歯間ブラシ1Cに関しては、歯間ブラシ1Cを水平に支持した状態で、芯材2のうちのネック部12Cの先端から5mmだけ離れた位置に、下側へ向けて1Nの荷重を作用させた場合における、芯材2に作用する応力を解析した。その結果を図8〜図10に示す。また、歯間ブラシ1Aに類型する本発明に係る歯間ブラシとして、図11、に示す歯間ブラシ1Fのように、ネック部12Fの厚さを1.0mmに設定したものと、図13に示す歯間ブラシ1のように、ネック部12の扁平な幅広な両面の長さ方向の中央部に幅方向にノッチ22aを形成した場合についても、前記と同様の手法で有限要素解析を行った。その結果を、図11、図13に示す。また、図11の歯間ブラシ1Fとの比較のため、図12に歯間ブラシ1Aの有限要素解析の解析結果を示す。なお、図8(b)、図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)では、芯材2に作用する応力が大きくなるにしたがって、芯材2の色が白色から黒色へ連続的に濃さが変化するように表した。また、図8(a)では、ハンドル部のうちの合成樹脂部分を薄い灰色で示し、エラストマ部分を濃い灰色で示した。
図8、図9に示すように、ネック部12A、12Bを扁平に構成した本発明の歯間ブラシ1A、1Bでは、芯材2のうちのネック部12A、12Bの基部側に埋設される部分に応力集中が発生しているのに対して、図10に示すように、ネック部12Cを扁平に構成していない従来の歯間ブラシ1Cでは、芯材2のうちのネック部12Cから露出部分の基部に応力集中が発生していることが分かる。また、歯間ブラシ1A、1Bでは、歯間ブラシ1Cよりも、応力集中の範囲が広く分散していることが分かる。そして、このように、歯間ブラシ1A、1Bでは、応力集中の範囲が広く分散することから、歯間清掃時にブラシ部に作用する側方への荷重により、ネック部12A、12B内における芯材2に荷重が作用するので、歯間ブラシ1Cと比較して、芯材2の破断が抑制されることが分かる。また、歯間ブラシ1A、1Bでは、万一芯材2が破断した場合でも、ネック部12A、12Bの基部内において芯材2が破断するので、破断位置からネック部12A、12Bの先端部までの芯材2は、ネック基材に埋設保持された状態に維持されるので、ブラシ部が口腔内に脱落することを防止できることが分かる。
更に、図11に示す本発明の歯間ブラシ1Fのように、ネック部12Fの厚さを薄くすると、ネック部12Fの曲がりは大きくなるが、基本的には、歯間ブラシ1A、1Bと同様に、ネック部12F内において芯材2に比較的広い範囲にわたって応力が集中することになり、芯材2の破断を抑制できるとともに、ブラシ部が口腔内に脱落することを防止できることが分かる。また、図13に示す本発明の歯間ブラシ1のように、ノッチ22aを形成した場合には、ノッチ22aの形成位置を中心に応力が集中しており、ノッチ22aの形成位置によって所望の位置に応力を集中させる設計が可能となることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 歯間ブラシ 2 芯材
2a アンカー部 3 ブラシ部
4 植毛部
10 ハンドル部 11 ハンドル本体
12 ネック部 13 挿入規制部
20 ハンドル基材 21 ハンドル本体基材
21a フランジ部 21b 露出面
21c 位置決め孔 22 ネック基材
22a ノッチ 23 膨出部
23a 頂面
30 被覆部 31 滑り止め部
32 連接部 33 緩衝部
40 金型 41 位置決めピン
42 保持面
1A 歯間ブラシ 10A ハンドル部
12A ネック部
1B 歯間ブラシ 10B ハンドル部
12B ネック部
1C 歯間ブラシ 5C 小径部
10C ハンドル部 12C ネック部
1D 歯間ブラシ 10D ハンドル部
11D ハンドル本体 12D ネック部
1E 歯間ブラシ 10E ハンドル部
11E ハンドル本体 12E ネック部
1F 歯間ブラシ 12F ネック部

Claims (10)

  1. ワイヤからなる芯材(2)にフィラメントを植設してなるブラシ部(3)と、持ち手としてのハンドル部(10,10A,10B)とを有し、前記ハンドル部(10,10A,10B)の先端部に芯材(2)の基部を保持させて、前記ブラシ部(3)をハンドル部(10,10A,10B)に支持してなる歯間ブラシ(1,1A,1B)であって、
    前記ハンドル部(10,10A,10B)は、
    ハンドル本体(11)と、前記ハンドル本体(11)の先端部に設けたネック部(12,12A,12B)とを備え、
    前記ハンドル本体(11)に、合成樹脂からなる棒状のハンドル本体基材(21)を設け、前記ネック部(12,12A,12B)に、合成樹脂からなる折り曲げ可能な扁平な細長い板状のネック基材(22)を設け、前記ハンドル本体基材(21)の先端部に前記ネック基材(22)を突出状に設け、
    前記芯材(2)の基部を、前記ネック基材(22)の先端からハンドル本体基材(21)の先端部にわたって埋設し、
    前記ネック基材(22)の厚さを0.8〜2.5mmに設定し、
    前記ネック基材(22)の幅を1.5〜5.0mmに設定し、
    前記ワイヤの直径を0.20〜0.45mmに設定した、
    ことを特徴とする歯間ブラシ(1,1A,1B)
  2. 前記ハンドル部(10,10A)は、機能で区別すると、前記ハンドル本体(11)及び前記ネック部(12,12A)と、前記ネック部(12,12A)の先端部に設けた挿入規制部(13)とを備え、素材で区別すると、合成樹脂からなるハンドル基材(20)と、前記ハンドル基材(20)に被覆したエラストマからなる被覆材(30)とを備え、前記ハンドル基材(20)は、前記ハンドル本体基材(21)及び前記ネック基材(22)と、該ネック基材(22)の先端部に設けた膨出部(23)とを有し、前記被覆材(30)は、前記膨出部(23)を含む前記ネック基材(22)の先端部を被覆する緩衝部(33)を有し、前記挿入規制部(13)は、前記膨出部(23)と前記緩衝部(33)とを備えている請求項1記載の歯間ブラシ(1,1A)
  3. 前記被覆材(30)は、前記ハンドル本体基材(21)の少なくとも先端部を被覆する滑り止め部(31)と、前記緩衝部(33)と、前記滑り止め部(31)前記緩衝部(33)とを連接する前記ネック基材(22)に設けた連接部(32)とを有し、前記ハンドル本体(11)は、前記ハンドル本体基材(21)と前記滑り止め部(31)とを備え、前記ネック部(12,12A)は、前記ネック基材(22)と前記連接部(32)とを備えている請求項2記載の歯間ブラシ(1,1A)
  4. 記連接部(32)前記ネック基材(22)の両側部にのみ形成した請求項3記載の歯間ブラシ(1,1A)
  5. 前記膨出部(23)前記ネック基材(22)の先端部の両面に設け、前記緩衝部(33)を前記膨出部(23)の頂面を除いた前記膨出部(23)の外周部を含む前記ネック基材(22)の先端部に形成した請求項2〜4のいずれか1項記載の歯間ブラシ(1,1A)
  6. 前記ハンドル本体(11)前記ネック基材(22)の厚さ方向に扁平に形成した請求項1〜5のいずれか1項記載の歯間ブラシ(1,1A,1B)
  7. 前記ネック基材(22)がポリエチレンからなる請求項1〜6のいずれか1項記載の歯間ブラシ(1,1A,1B)
  8. 前記ネック基材(22)の長さ方向の途中部に幅方向に延びる折り曲げ案内用のノッチ(22a)を形成した請求項1〜7のいずれか1項記載の歯間ブラシ(1,1A,1B)
  9. 前記ノッチ(22a)の深さを0.1〜0.5mmに設定した請求項8記載の歯間ブラシ(1,1A,1B)
  10. 前記ネック部(12,12A,12B)を先端側へ行くにしたがって幅狭に形成した請求項1〜9のいずれか1項記載の歯間ブラシ(1,1A,1B)
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