JP6499119B2 - 装飾キャップを備えたリールシート - Google Patents

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Description

本発明は、魚釣用リールを竿体に固定するためのリールシートに関し、特に装飾用キャップを備えたリールシートに関する。
従来から、魚釣用リールは、リールシートを介して釣竿の竿体に取り付けられている。従来のリールシートは、典型的には、竿体に外嵌されるリールシート本体と、当該リールシート本体に設けられたリール脚の一端を受け入れる固定フードと、当該竿体の軸方向に沿って当該固定フードに接近する方向及び離間する方向にスライド可能に構成された可動フードとを備える。可動フードは、前記竿体の軸周りに回動することにより当該竿体の軸方向にスライドするように構成される。
リールシート本体には、リール脚を受け止めるシート部が設けられる。固定フードは、シート部に載置されたリール脚の一端を受け入れ可能に構成され、可動フードは、リール脚の他端を受け入れ可能に構成される。よって、リール脚をシート部に載置し、その一端を固定フードに収容せしめた上で可動フードを固定フードに接近する方向にスライド移動させることにより、固定フードと可動フードとの間にリール脚の両端を挟み込むことができる。このようにリールシートを用いることにより、魚釣用リールを竿体に固定することができる。
従来のリールシートにおいては、当該リールシート本体の内周面と竿体の外表面との間に隙間が生じやすい。そこで、竿体の外表面に装飾キャップが設けられる。この装飾キャップは、リールシート本体の前端または基端に隣接する位置に配置され、リールシート本体の内周面と竿体の外表面との間の隙間を覆い隠すことができる。この装飾キャップは、装飾リングや装飾パイプと呼ばれることもあるが、本明細書では「装飾キャップ」という用語を用いることとする。
従来の装飾キャップは、例えば、特開2009−247272号(特許文献1)及び特開2015−012816号公報(特許文献2)に開示されている。これらの公報に記載されているように、従来の装飾キャップは、その一端をリールシート本体の内周面と竿体の外表面との間に挿入することにより、竿体及び/又はリールシート本体の外表面の所定の位置に配置される。
特開2009−247272号公報 特開2015−012816号公報
上述した従来のリールシートに用いられる装飾キャップは、その端部がリールシート本体の内周面と竿体の外表面との間に挿入されるので、この端部は、その外径がリールシート本体の内径とほぼ等しく且つその内径が竿体の外径とほぼ等しくなければならない。したがって、このような従来の装飾キャップ及びリールシート本体は、高い精度で加工される必要がある。
装飾キャップの端部をリールシート本体の内周面と竿体の外表面との間に挿入するのではなく、装飾キャップの端面をリールシート本体の端面と接合させたリールシートも知られている(特許文献2の図5参照)。
デザイン性向上のためにリールシート本体の端面の形状が複雑化しているが、このような複雑な形状の端面に装飾キャップの端面を接合させることは容易ではない。例えば、従来の多くのリールシートにおいては、その端面が竿体の軸方向に対して直交するように形成されていたのに対し、竿体の軸方向に対して傾斜する端面を有するリールシート本体が用いられるようになっている。
本発明者は、リールシート本体の端面が竿体の軸方向に対して傾斜している場合にその端面に対して装飾キャップの端面を接合させようとすると、当該装飾キャップが傾いてその端部がリールシート本体から浮き上がってしまうという問題があることを発見した。このように装飾キャップの端部が浮き上がると、本来装飾のために設けられているはずの装飾キャップ付近の見映えが悪くなってしまう。また、装飾キャップは釣り人によって握られるリールシート本体に隣接して配置されるため、装飾キャップの浮き上がった部分が釣り人の手に触れて、釣り人に不快感を与えるおそれがある。
本発明は、上述した従来技術の問題の一部または全部を解消または緩和することを目的とする。より具体的には、本発明の目的の一つは、竿体の軸方向に対して傾いた端面を有する装飾キャップが当該軸方向に対して傾かないようにすることである。本発明のこれ以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係るリールシートは、円筒形状に形成され竿体の外表面に装着される基体と、リール脚の一端を受け入れ可能な固定フードと、前記基体の一部を覆うように設けられ、その前端面が前記竿体の軸方向に対して傾斜するように形成されたグリップ部とを有するリールシート本体と、前記基体の外表面に装着され、その後端面が前記グリップ部の前端面に対応した傾斜を有するように形成された装飾キャップと、を備える。本発明の一実施形態において、前記装飾キャップの内周面には前記竿体の軸方向に延伸する少なくとも1つの突条が形成され、前記基体の外表面には前記突条を受け入れる凹部が形成される。
当該実施形態にかかるリールシートによれば、装飾キャップの内周面において竿体の軸方向に延伸する突条とリールシート本体の外表面において軸方向に延伸する凹部とが係合するので、装飾キャップが軸方向に対して傾くことを抑制できる。また、当該突条と当該凹部とが係合することにより、装飾キャップの周方向における位置合わせが容易となる。
本発明の一実施形態において、前記リールシート本体は、その周方向の第1の位置に前記リール脚が載置されるシート部を備えており、前記グリップ部は、前記リールシート本体の周方向の前記第1の位置において前記竿体の軸方向前方に突出するように形成されている。
当該実施形態によれば、釣り人がリールシートを握ったときに、当該釣り人の指を当該グリップ部で受けやすくなる。
本発明の一実施形態において、前記装飾キャップは、前記第1の位置から、当該第1の位置とは周方向に180度ずれた第2の位置へ向かうにつれて、前記竿体の軸方向における長さが長くなるように形成され、前記装飾キャップの内周面には前記竿体の軸方向に延伸する2本の突条が形成され、当該2本の突条はいずれも、前記第1の位置と前記第2の位置との周方向における中点又は当該中点よりも前記第2の位置に近い位置に形成される。
装飾キャップは、第1の位置において軸方向長さが最も短くなっているので、当該第1の位置を支点として竿体の軸方向に対して傾斜しやすい。ここで、当該第1の位置から周方向に90度以上回転した位置に突条を設けることにより、当該突条が基体に形成された凹部に受け入れられたときに当該第1の位置を支点とした傾きの発生を効果的に抑えることができる。
本発明の一実施形態において、前記装飾キャップの内周面には、その径方向内方に向かって突出する凸部が形成され、前記リールシート本体の外表面には、前記装飾キャップが所定の装着位置にあるときに前記凸部を受け入れる凹部が形成されている。本発明の一実施形態において、前記リールシート本体の外表面には、その径方向外方に向かって突出する凸部が形成され、前記装飾キャップの内周面には、前記装飾キャップが所定の装着位置にあるときに前記凸部を受け入れる凹部が形成されている。
これらの実施形態によれば、装飾キャップの内周面に形成された凸部とリールシート本体の外表面に形成された凹部とを係合させることにより、装飾キャップが所定の装着位置から軸方向にずれることを防止できる。
本発明の様々な実施形態により、竿体の軸方向に対して傾いた端面を有する装飾キャップが当該軸方向に対して傾かないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係るリールシートが装着される釣竿の側面図 本発明の一実施形態に係るリールシートのリールシート本体の側面図 本発明の一実施形態に係るリールシートのリールシート本体の平面図 本発明の一実施形態に係るリールシートの装飾キャップの側面図 本発明の一実施形態に係るリールシートの装飾キャップの平面図 本発明の一実施形態に係るリールシートの装飾キャップの底面図 本発明の一実施形態に係るリールシートの装飾キャップの背面図 図7に示した装飾キャップをA−A線で切断した断面図 装飾キャップをリールシート本体に取り付ける工程を説明する模式図 装飾キャップをリールシート本体に取り付ける工程を説明する模式図 装飾キャップをリールシート本体に取り付ける工程を説明する模式図 本発明の一実施形態に係るリールシートが装着された釣竿を示す側面図
以下、本発明の様々な実施形態を添付図面を参照して説明する。なお、各図面において共通の構成要素には共通の参照符号が付されている。また、各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
まず、図1を参照して本発明の一実施形態に係るリールシートを備えた釣竿について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るリールシートが装着された釣竿の側面図である。図示のように、釣竿1は、細長い円筒状の竿部材2と、この竿部材2の後端に設けられたパッド3と、このパッド3よりもやや前方の竿部材2の外表面に設けられたリールシート10と、を備えている。このリールシート10には、魚釣用のリール5が着脱可能に装着される。
リール5は、その脚部6を介してリールシート10に装着される。脚部6は、スプールやハンドルを備えたリール本体から延伸する支脚7と、当該支脚7の下端から前方に延伸する前脚8と、当該支脚7の下端から後方に延伸する前脚9と、を有する。リール5は、リールシート10に装着可能なものである限り特定の構成に限定されるものではない。本発明においては、例えば、スピニングリール、両軸受型リール、及び片軸受型リール等の様々なリールをリール5として用いることができる。
次に、図2及び図3を主に参照して、本発明の一実施形態に係るリールシートについて説明する。本発明の一実施形態に係るリールシート10は、リールシート本体11と、装飾キャップ13と、後方フード18と、を備える。一実施形態において、リールシート本体11は円筒形状の基体11aを有する。この基体11aに竿体2を貫通させることにより、竿体2の外表面にリールシート本体11を装着することができる。
一実施形態において、リールシート本体11の下部には固定フード11bが形成されている。固定フード11bの後端には、リール5の前脚8を受け入れる受入口11cが形成されている。リールシート本体11の外表面には、左右一対の凹部11dが形成されている。図示の実施形態においては、この凹部11dは、基体11aのうち、後述するグリップ部12よりも軸方向前方に突出した部分に形成されている。凹部11dは、基体11aの前端からその軸方向(前後方向)に沿って延伸するように形成される。図示した実施形態において、一対の凹部11dは、リールシート本体11の下端から周方向に90度だけ回転した位置に配置されている。図示した凹部11dの位置はあくまで例示に過ぎず、凹部11dの位置は適宜変更されうる。例えば、凹部11dは、リールシート本体11の下端から周方向に30度、45度、60度、75度、105度、120度、135度、150度、または165度だけ回転した位置に配置することができる。凹部11dは、1つだけ形成されてもよく、3つ以上形成されてもよい。
本発明の一実施形態において、リールシート本体11の外表面には凹部11eが形成される。図示の実施形態においては、この凹部11eは、基体11aのうち、後述するグリップ部12よりも軸方向前方に突出した部分に形成されている。凹部11eは、後述するように、装飾キャップ13の軸方向への移動を規制するためのものである。
リールシート本体11の基体11aの外表面には、リール5の脚部7が載置されるシート部11fが形成される。シート部11fは、リールシート本体11の周方向における下端に形成される。シート部11fは、リール5の脚部7を安定して支持するために平坦に形成されてもよい。
一実施形態において、リールシート本体11のうち基体11a及び固定フード11bは、例えば、ABS樹脂、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール等の様々な樹脂材料で射出成型により形成される。本発明の一実施形態においては、固定フード11bは、基部11aと一体に形成される。本発明の他の実施形態においては、固定フード11bは基部11aと別体に形成される。このように別体に形成された固定フード11bは基部11aに接着等により固定される。
リールシート本体11は、基体11aの一部を覆うように形成されたグリップ部12を有する。図示のように、グリップ部12は、その周方向の下端付近の位置において、基体11aの軸方向又は竿体2の軸方向の前方に向かって突出するように形成されている。これにより、グリップ部12の前端面12aは、側面視において基体11aの軸方向に対して傾斜する。基体11aが竿体2に装着されている場合には竿体2の軸方向と一致する。
一実施形態において、グリップ部12は、例えば発泡ウレタンなどの発泡樹脂、EVA、FRTP、ゴム等の柔軟性のある素材から形成される。発泡樹脂は適度に柔らかいため、グリップ部12を発泡樹脂で形成することにより、快適な握り心地を実現することができる。グリップ部12は、リールシート本体11と一体に成型されてもよい。グリップ部12をリールシート本体11の基体11aと異素材で形成する場合には、グリップ部12は、例えば二重成型により基体11aを覆うように形成される。また、グリップ部12は、釣り人の握り易さを考慮して、その外表面が釣竿1の穂先側から竿尻側に向かって若干拡径するように形成されてもよい。本発明の一実施形態において、グリップ部12は、固定フード11bの前方に、その前端から基体11aが軸方向前方へ突出するように形成される。
リール5としてスピニングリールを用いる場合には、図12に示すように、釣り人は、典型的には、中指と薬指(又は薬指と小指)との間に当該リール5の支脚7を挟んだ状態で、リールシート10を握りこむ。このようにリールシート10が握られたときに、握りこんだ手の親指及び人差し指は、柔らかいグリップ部12に当接する。
次に、図4ないし図8を参照して、本発明の一実施形態に係るリールシートに備えられる装飾キャップについて説明する。図4、図5、図6、及び図7はそれぞれ、本発明の一実施形態に係るリールシートの装飾キャップ13の側面図、平面図、底面図、及び背面図である。また、図8は、図7に示した装飾キャップをA−A線で切断した断面図である。
図示のとおり、本発明の一実施形態に係るリールシート10の装飾キャップ13は、基体11aのうちグリップ部12から前方に突出した部分の外表面に装着されるように、中空のほぼ円筒形状に形成される。一実施形態において、装飾キャップ13は、リールシート本体11に装着されたときに、その外表面13aがグリップ部12の外表面と面一となるように形成される。一実施形態において、装飾キャップ13は、リールシート本体11に装着されたときに、その後端面13fがグリップ部12の前端面12aと接合するように形成される。すなわち、装飾キャップ13の後端面13fは、グリップ部12の前端面12aと同じ傾斜角だけ竿体2の軸方向に対して傾いている。
装飾キャップ13の内周面には、左右一対の突条13c及び突条13dが形成される。突条13c及び突条13dはいずれも竿体2の軸方向に沿って延伸するように形成される。突条13c及び突条13dはそれぞれ、装飾キャップ13のリールシート本体11への装着時に、リールシート本体11の凹部11dに受け入れられるように形成される。したがって、突条13c及び突条13dは、装飾キャップ13の内周面において凹部11dと対応する位置に配置され、また、凹部11dに受け入れられる形状に形成される。また、装飾キャップ13の内周面に形成される突条の数は、凹部11dの数に応じて変更可能である。つまり、装飾キャップ13の内周面に形成される突条の数は、凹部11dの数に応じて1つだけ設けても良く3つ以上であってもよい。
本発明の一実施形態において、装飾キャップ13の内周面には突起13eが形成される。この突起13eは、装飾キャップ13のリールシート本体11への装着時に、リールシート本体11の凹部11eに受け入れられる位置に設けられる。したがって、突起13eは、装飾キャップ13の内周面において凹部11eと対応する位置に配置され、また、凹部11eに受け入れられる形状に形成される。
図8に示されているように、装飾キャップ13は、その下端における軸方向の長さL1が上端における長さL2よりも短くなるように形成されている。したがって、装飾キャップ13は、その下端と基体11aとの当接部分を支点として軸方向に傾きやすい。本発明の一実施形態にかかるリールシート10においては、装飾キャップ13がリールシート本体11に装着されたときに、装飾キャップ13の内周面に竿体2の軸方向に延伸するように形成された突条13c及び突条13dがリールシート本体11の外表面に軸方向に延伸するように形成された凹部11dと係合するので、装飾キャップ13の下端と基体11aとの当接部分を支点とした装飾キャップ13の傾きを抑制することができる。
本発明の一実施形態において、装飾キャップ13の突条13c及び突条13dは、装飾キャップ13の内周面において、図7に示されているように下端よりも概ねまたは丁度90度だけ周方向に回転した位置、または、下端から90度以上周方向に回転した位置(図7に示した突条13c及び突条13dよりも上の位置)に設けられる。かかる配置により、装飾キャップ13の下端と基体11aとの当接部分を支点とした装飾キャップ13の傾きをより効果的に抑制することができる。
装飾キャップ13は、典型的には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、及びABS樹脂等の硬質合成樹脂部材から射出成型により形成される。装飾キャップ13には3価クロムメッキ等の金属光沢を付与するための表面処理を行ってもよい。
後方フード18は、ほぼ円筒状の形状を有している。後方フード18は、リールシート本体11の基体11aの外表面に形成された雄ネジ(不図示)と螺合するように構成される。したがって、後方フード18を基体11aの軸周りで回転させることにより、当該後方フード18は、その回転方向に応じて、固定フード11bに対して接近する方向又は離反する方向に移動する。後方フード18は、典型的には、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、及びABS樹脂等の硬質合成樹脂部材から射出成型により形成される。また、後方フード18の前端には、リール5の後脚9を受け入れる受入口18aが形成されている。
リールシート本体11、装飾キャップ13、及び後方フード18の材料、製法、及び形状は、本明細書で明示されたものに限られず、本明細書で例示された態様には様々な変更が加えられ得る。例えば、リールシート本体11の一部、装飾キャップ13、及び/又は後方フード18は、アルミ、SUS、チタン等の金属から構成されてもよい。
リール5をリールシート本体11に装着する際には、後方フード18を固定フード11bから十分に離れた位置まで退避させておく。次に、固定フード11bの受入口11cにリール5の前脚8の先端を挿入する。続いてリール5の後脚9の先端が後方フード18の受入口18aに挿入されるように、後方フード18を回転させて固定フード11bに近づく方向に移動させる。これにより、リール5の前脚8及び後脚9を固定フード11b内及び後方フード18内にそれぞれ収容できる。このようにして、リール5をリールシート10に装着することができる。
次に、図9ないし図11を参照して、本発明の一実施形態にかかるリールシート10において、装飾キャップ13をリールシート本体11に取り付ける工程を説明する。まず、図9に示すように、装飾キャップ13の後端面13fがリールシート本体11の方を向くように装飾キャップ13を配置する。このとき、装飾キャップ13の突条13c及び突条13dが周方向においてリールシート本体11の一組の凹部11dの位置と対応する位置にあるように装飾キャップ13の姿勢を調整する。
次に、その姿勢を保ったまま、図10に示すように、装飾キャップ13をリールシート本体11の前端から後方に向けてスライドさせる。装飾キャップ13は、その後端面13fがグリップ部12の前端面12aと接合される装着位置(図11に示されている位置)まで後方にスライドする。装飾キャップ13が図11に示す装着位置まで移動すると、装飾キャップ13の内周面に形成された突起13eがリールシート本体11の凹部11eに係合するので、装飾キャップ13の軸方向への移動を規制することができる。これにより、装飾キャップ13を抜け止めすることができる。このようにして、装飾キャップ13をリールシート本体11の外表面に装着することができる。上記の工程において、装飾キャップ13の内周面及びリールシート11の外表面のいずれか一方又は両方に接着材を塗布してもよい。
上述した装飾キャップ13の装着工程においては、装飾キャップ13の内周面に形成された突条13c及び突条13dがリールシート本体11の外表面に形成された凹部11dと係合したまま、装飾キャップ13を装着位置までスライドさせることができる。突条13c及び突条13dが凹部11dと係合している間は、装飾キャップ13の周方向における回動が規制される。よって、装飾キャップ13の装着時における装飾キャップ13とグリップ部12との周方向における位置合わせが容易となる。また、装飾キャップ13が装着位置にあるときには、上述したように、装飾キャップ13が基体11aの軸方向に対して傾くことを抑制できる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、形状、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、むしろ本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、形状、及び配置を有するように各構成要素を変形することができる。また、本明細書において明示的に説明した以外の構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
例えば、装飾キャップ13を抜け止めするために、装飾キャップ13の内周面に突起13eを設け、リールシート本体11の外表面に当該突起13eを受け入れる凹部11eを設けているが、これとは逆に、リールシート本体11の外表面の前端付近に突起を設け、装飾キャップ13の内周面に当該突起を受け入れる凹部を形成してもよい。
1 釣竿
2 竿体
5 リール
10 リールシート
11 リールシート本体
11d、11e 凹部
12 グリップ部
13 装飾キャップ
13c、13d 突条
13e 突起

Claims (7)

  1. 円筒形状に形成され竿体の外表面に装着される基体と、リール脚の一端を受け入れ可能な固定フードと、前記基体の一部を覆うように設けられ、その前端面が前記竿体の軸方向に対して傾斜するように形成されたグリップ部とを有するリールシート本体と、
    前記基体の外表面に装着され、その後端面が前記グリップ部の前端面に対応した傾斜を有するように形成された装飾キャップと、を備え、
    前記装飾キャップの内周面には前記竿体の軸方向に延伸する少なくとも1つの突条が形成され、
    前記基体の外表面には前記突条を受け入れる凹部が形成されている、リールシート。
  2. 前記リールシート本体は、その周方向の第1の位置に前記リール脚が載置されるシート部を備えており、
    前記グリップ部は、前記リールシート本体の周方向の前記第1の位置において前記竿体の軸方向前方に突出するように形成されている、請求項1に記載のリールシート。
  3. 前記装飾キャップは、前記第1の位置から、当該第1の位置とは周方向に180度ずれた第2の位置へ向かうにつれて、前記竿体の軸方向における長さが長くなるように形成され、
    前記装飾キャップの内周面には前記竿体の軸方向に延伸する2本の突条が形成され、
    当該2本の突条はいずれも、前記第1の位置と前記第2の位置との周方向における中点又は当該中点よりも前記第2の位置に近い位置に形成される、請求項2に記載のリールシート。
  4. 前記装飾キャップの内周面には、その径方向内方に向かって突出する凸部が形成され、前記基体の外表面には、前記装飾キャップが所定の装着位置にあるときに前記凸部を受け入れる凹部が形成されている、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のリールシート。
  5. 前記リールシート本体の外表面には、その径方向外方に向かって突出する凸部が形成され、前記装飾キャップの内周面には、前記装飾キャップが所定の装着位置にあるときに前記凸部を受け入れる凹部が形成されている、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のリールシート。
  6. 前記竿体の軸方向に沿ってスライド可能に構成され、前記リール脚の他端を受け入れ可能な可動フードをさらに備える請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリールシート。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリールシートを備える釣竿。
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