JP6494383B2 - 足場用手摺 - Google Patents

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Description

本発明は、足場用手摺であり、特に、仮設足場を構築するに際し、上層作業床を設置する前に下層作業床から上層の手摺体を設置する手摺先行工法を実施するために使用する先行手摺に関する。
従来、建設現場等における仮設足場の構築に関して、作業者の安全のため、手摺先行工法が推奨されている。例えば、楔緊結式の仮設足場の場合、図1及び図2に示すように、仮設足場1の各支柱2は、上下に所定間隔をあけてフランジ3を固設しており、隣り合う支柱2、2の間に足場板から成る作業床4が設置されると共に、作業床4から所定高さの位置に先行手摺5が取付けられる。先行手摺5は、手摺先行工法に基づいて、上層の作業床4を設置する前に、下層の作業床4の上で作業者が上層の先行手摺5を取付け、その後、上層の作業床4を設置し、同様の作業を下層から上層に向けて繰り返すことにより、各層の作業床4の桁側に取付けられる。
先行手摺5は、図2に示すように、隣り合う一対の支柱2、2の間にほぼ水平に配置される金属パイプ製の水平材6と、該水平材6の両端部に枢軸7を介して回動自在に枢結され、相互に交差した状態で取付けられる一対の金属パイプ製の斜材8、8により構成されている。このため、水平材6の両端に金属板から成る連結金具9が固着され、斜材8の上端に金属板から成る固着金具10が固着されており、前記連結金具9と固着金具10を重ね合わせた状態で、前記枢軸7により枢結している。尚、固着金具10は斜材8の上端側部に溶接され一体化されている。
各斜材8は、前記固着金具10を一方の支柱2に着脱自在に固着すると共に、下端部の固着機構11を他方の支柱2に着脱自在に取着するように構成されている。図示のように、前記固着金具10は、先端の延長部に下向きに突出する係止ピン12を設けており、該係止ピン12をフランジ3の楔孔3aに嵌挿させることにより支柱2に係止固着される。
先行手摺5の取付けに際しては、図4(A)に示すように、回動自在な斜材8、8を吊下げた状態の水平材6を隣り合う一対の支柱2、2の間に配置し、前記係止ピン12をそれぞれの支柱2のフランジ3に臨ませた状態から、斜材8、8を相互に交差するように回動させると、係止ピン12がフランジ3の楔孔3aに進入係止する。従って、斜材8を回動させるだけのほぼワンタッチの作業により、係止ピン12及びフランジ3を介して、固着金具10が支柱2に固着され、斜材8、8を交差状態に保持するので、その状態で、斜材8の下端部の固着機構11を他方の支柱2のフランジ3に固着すれば良い。これにより先行手摺5は、ガタツキのない状態で取付けられる。尚、固着機構11は、楔をフランジ3の楔孔3aに打ち込むように構成されている。
特開2012−215033号公報 特開2010−229700号公報 特開2009−150197号公報
従来技術の場合、図4に示すように、前記連結金具9は、斜材8の固着金具10に枢結される連結部9aと、水平材6の端部に固着された基部9bを有する概ねL形の金属板により形成され、前記連結部9aを固着金具10に重ね合わせると共に、ボルト及びナットから成る枢軸7により枢結されている。従って、連結金具9と固着金具10は、図示のように、斜材8の延長線上の部分を含む広いオーバーラップ領域Qにわたり重ね合わせられた状態で枢結され、互いに補完し合いながら高い折曲強度を備えている。
このため、例えば、作業床上で作業者が足を滑らせる等、身体を水平材6に預けるような危険事態が発生したとき、前記連結金具9と固着金具10は、高い折曲強度を有して連結されているので、容易に破損することはなく、水平材6を好適に保持する。
しかしながら、強力な横向き荷重Fが水平材6に加えられたときは、前記連結金具9と固着金具10は容易に折曲されず、破損し難いので、該荷重が係止ピン12に集中し、固着金具10がフランジ3から脱落するおそれがある。図示のような楔緊結式足場において係止ピン12をフランジ3の楔孔3aに嵌入係止している場合、係止ピン12は、楔孔3aの内部で折損され、折損に伴い、楔孔3aから脱出する。或いは、過大な荷重が作用したときは、係止ピン12が破断するおそれがある。
そして、固着金具10がフランジ3から脱落すると、水平材6を含む手摺の全体が崩落するので、作業安全のために設置した先行手摺の所期目的を達することができない。
本発明は、上記課題を解決した足場用手摺を提供するものであり、その手段として構成したところは、足場の隣り合う一対の支柱の間に配置される水平材の両端部に連結金具を設け、前記連結金具を前記支柱に着脱自在に固着される固着金具に連結して成る構成において、前記連結金具は、前記固着金具に連結される連結部と、該連結部から上方に延長され前記水平材に固着される起立部を備え、前記起立部は、前記水平材が横向きの荷重を受けたとき横向きに折曲される折曲自在部を形成して成る点にある。
本発明の好ましい実施形態は、足場の上層作業床を設置する前に下層作業床から上層の手摺体を設置する手摺先行工法における先行手摺であり、隣り合う一対の支柱の間に配置される水平材と、該水平材の下方で相互に交差させられる一対の斜材とから成り、前記水平材の両端部に設けた連結金具と前記斜材の上端部に設けた固着金具を枢軸により回動自在に枢結し、前記斜材の上端部を前記固着金具により一方の支柱に着脱自在に固着すると共に、前記斜材の下端部を固着機構により他方の支柱に着脱自在に固着する構成において、前記連結金具は、前記固着金具に枢結される連結部と、該連結部から上方に延長され前記水平材に固着される起立部を備え、前記起立部は、前記水平材が横向きの荷重を受けたとき横向きに折曲される折曲自在部を形成している。
好ましくは、前記水平材を金属パイプ材により形成すると共に、前記連結金具及び前記固着金具を金属板により形成しており、前記連結金具の連結部を固着金具の側面に重ね合わせて連結した構成とされ、前記連結金具の起立部は、前記連結部と前記水平材の最下端との間に該水平材の直径よりも大きい離間距離を形成する起立高さを有するように構成されている。
前記水平材は、金属パイプの両端部を下向きに屈曲することにより脚部を備えることが好ましく、この場合、前記連結金具の起立部は、前記連結部と前記水平材の脚部の下端との間に該水平材の直径よりも大きい離間距離を形成する起立高さを有するように構成されている。
本発明の好ましい実施形態において、前記連結金具は、前記水平材に固着される固着部を前記固着金具の上方に位置させることにより、前記連結部と前記固着部を相互に偏位させ、偏位させられた連結部と固着部の間に位置して起立部を屈曲することにより、前記折曲自在部を構成している。
前記連結金具の折曲自在部は、起立部に設けた屈曲部と貫通孔と切欠き部の1つ又は複数から選択することにより構成することができる。
前記連結金具の折曲自在部は、水平材の水平軸線に対して斜交する傾斜軸線Xに沿って起立部を折曲させるように構成されていることが好ましい。
本発明の実施形態によれば、前記連結金具は、前記折曲自在部から斜め上向きに延びる支持アームを備えており、該支持アームにより水平材を下方から支持するように構成することができる。
本発明の別の実施形態によれば、前記水平材の下方に下側水平材を平行に配置しており、記水平材と下側水平材の両端部をそれぞれ前記連結金具により連結するように構成することができる。
前記水平材は、金属パイプの両端部を下向きに屈曲することにより脚部を備え、該脚部の下端部を偏平形状に変形させることにより、下向きに開口する偏平受孔を形成し、前記連結金具は、金属板により形成されると共に上端部に凸状の固着部を設け、該固着部を前記偏平受孔に嵌入するように構成することが好ましい。
本発明によれば、作業床上で作業者が足を滑らせる等の危険事態が発生し、水平材26が強い横向きの荷重を受けたときは、連結金具29の起立部29cが折曲自在部33を介して横向きに折曲されるので、水平材26に加えられる衝撃や荷重が前記折曲により吸収ないし緩和され、係止ピン32に集中することを防止し、該係止ピン32がフランジ23から脱落したり破断したりすることはない。その際、折曲された起立部29cは、水平材26の連結状態を維持しているので、水平材26を含む先行手摺25の全体が仮設足場21から崩落することはなく、作業者の安全を守ることができるという効果がある。
従来技術を示しており、先行手摺を取付けた仮設足場の1例を示す正面図である。 従来技術を示しており、先行手摺の取付状態を拡大して示す正面図である。 従来技術を示しており、先行手摺の水平材の連結金具に枢結された斜材の固着金具と、支柱のフランジを示す斜視図である。 従来技術を示しており、(A)は固着金具を支柱のフランジに係止固着した状態を示す正面図、(B)は(A)のD―D線断面図である。 本発明の第1実施形態を示しており、先行手摺を仮設足場に取付けた状態を示す正面図である。 第1実施形態に関して、水平材に固着された連結金具と斜材の固着金具を分解した状態を示す斜視図である。 第1実施形態に関して、連結金具に枢結された斜材の固着金具を支柱のフランジに係止固着した状態を示す斜視図である。 第1実施形態に関して、水平材と連結金具を分解状態で示す斜視図である。 第1実施形態に関して、水平材と連結金具と固着金具の関係を示す正面図である。 第1実施形態の断面を示しており、(A)は図9のA―A線断面図、(B)は図9のB−B線断面図である。 第1実施形態の作用に関して、連結金具の折曲自在部の折曲作用を示す正面図である。 第1実施形態の作用に関して、(A)は命綱を繋留したフック付き係止具と連結金具の支持アームの作用を示す斜視図、(B)はフック付き金具の機能を示す正面図である。 連結金具の折曲自在部に関する変形実施形態を示しており、(A)は補助孔を設けた実施形態の正面図、(B)は延長孔部を設けた実施形態の正面図である。 本発明の第2実施形態を示しており、第2実施形態の構成を連結金具の折曲自在部の折曲作用と共に示す正面図である。 第2実施形態に関して、水平材と連結金具を分解状態で示す斜視図である。 本発明の第3実施形態を示しており、第3実施形態の構成を連結金具の折曲自在部の折曲作用と共に示す正面図である。 第3実施形態に関して、水平材と連結金具を分解状態で示す斜視図である。 第3実施形態の変形実施形態を作用と共に示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
本発明の足場用手摺は、仮設足場に設置される種々の手摺に実施可能であるが、以下、先行手摺に関する実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図5ないし図12は、本発明の第1実施形態に係る先行手摺を示しており、従来技術に関して上述した手摺先行工法を実施するために使用されるものである。図5は、楔緊結式の仮設足場を例示しており、仮設足場21の各支柱22は、上下に所定間隔をあけてフランジ23を固設しており、隣り合う支柱22、22の間に足場板から成る作業床24が設置されると共に、作業床24から所定高さの位置に先行手摺25が取付けられる。
先行手摺25は、隣り合う一対の支柱22、22の間にほぼ水平に配置される金属パイプ製の水平材26と、該水平材26の下側で相互に交差した状態で取付けられる一対の金属パイプ製の斜材28、28により構成されている。
斜材28、28の上端部は、支柱22のフランジ23に着脱自在に固着される金属板製の固着金具30を設けており、該固着金具30を水平材26の両端部に設けた金属板製の連結金具29に枢軸27を介して回動自在に枢結されている。図例の場合、固着金具30は、斜材28の上端偏平部の側面に溶接することにより一体化され、先端の延長部に下向きに突出する係止ピン32を設けている。
そこで、先行手摺25の取付けに際しては、回動自在な斜材28、28を吊下げた状態で、水平材26を隣り合う一対の支柱22、22の間に配置し、前記係止ピン32をそれぞれの支柱22のフランジ23に臨ませた状態から、斜材28、28を相互に交差するように回動させると、係止ピン32がフランジ23の楔孔に進入係止し、これにより、固着金具30が支柱22のフランジ23に固着される。尚、斜材28の下端部には固着機構31が設けられており、前述のように斜材28、28を交差させた後、他方の支柱22のフランジ23に楔を打ち込むことにより固着される。
以上の基本的構成及び作用は、図1ないし図4に基づいて上述した従来技術の先行手摺と同様である。従って、本発明において、固着金具30及び固着機構31を設けた斜材28は、従来技術について説明した固着金具10及び固着機構11を備えた斜材8をそのまま利用しても良い。
図5に示すように、先行手摺25は、金属パイプ製の水平材26の両端部を下向きに屈曲することにより脚部26a、26aを設けることが好ましく、連結金具29に後述する起立部29cを設けることにより、図2に示す従来技術に比して、水平材26の高さを斜材28の固着金具30から符号(h)で示すように高く設置することが可能となり、その結果、作業床24の上方に配置される水平材26の十分な高さ(H)が確保され、安全性の向上に貢献する。
図6ないし図10に示すように、前記連結金具29は、斜材28の固着金具30に枢結される連結部29aと、水平材26の両端部の下側に固着される固着部29bと、前記連結部29aから前記固着部29bに至り上方に延長された起立部29cを備えている。
図8ないし図10に示すように、前記連結部29aは、斜材28の固着金具30の側面に添わせた状態で、ボルト27a及びナット27bから成る枢軸27を軸着することにより枢結され、従って、前記固着金具30の側面に重ね合わせられるオーバーラップ領域Qを構成する。これに対して、前記起立部29cは、前記オーバーラップ領域Qを超えて上方に延びる起立領域Zを構成し、前記連結部29aと固着部29bの間に位置して折曲自在部33を形成している。
前記折曲自在部33は、金属板製の連結金具29の起立部29cに設けた屈曲部や、貫通孔や、切欠き部の1つ又は複数から選択することにより構成することができ、要するに、後述するように水平材26が横向きの荷重を受けたとき、横向きの折曲を行わせるものであれば良く、図示実施形態の場合、屈曲部34と貫通孔35の組み合わせにより構成されている。この際、水平材26が受ける横向き荷重に基づいて折曲自在部33を折曲するモーメントを生じ易くするためには、前記起立部29cが十分な長さを有するように形成することが好ましく、前記起立領域Zの高さ方向の距離が少なくとも金属パイプ製の水平材26の直径以上となるように形成することが好ましい。
第1実施形態の場合、図8に示すように、連結金具29の固着部29bは、起立部29cの上端から凸状に突出する舌片により形成され、これに対して、水平材26の脚部26aは、下端部を偏平形状に変形させることにより下向きに開口する偏平受孔26bを形成している。従って、前記固着部29bを偏平受孔26bに嵌入することにより、連結金具29が脚部26aに固着され、必要に応じて、溶接等による固着手段を併用することができる。
更に、連結金具29は、前記起立部29cから水平材26の下面に臨むよう斜め上向きに延びる支持アーム29dを備え、該支持アーム29dにより水平材26を下方から支持するように構成されており、該支持アーム29dの上端部は必要に応じて溶接等により水平材26の下面に固着しても良い。
図10に示すように、前記折曲自在部33の構成に関して、連結金具29は、前記斜材28の固着金具30の側面に重ね合わせて枢結される連結部29aに対して、前記水平材26の脚部26aの下端に固着される固着部29bを前記固着金具30の上方に位置させることにより、前記連結部29aと固着部29bを相互に偏位させ、偏位させられた連結部29aと固着部29bの間に位置して起立部29cを屈曲させることにより屈曲部34を形成し、これにより前記折曲自在部33を構成している。換言すれば、係止ピン32の軸線Cに対し、固着部29bが軸線Cの上に配置され、連結部29aが軸線Cの側方に偏位し、その間で起立部29cが屈曲させられている。
図示実施形態の場合、前記屈曲部34は、上面34aと下面34bを有する階段状に屈曲され、これにより、起立部29cは、屈曲部34の下側に連結部29aと同一平面で連なる下部36を備えると共に、上側に固着部29bと同一平面で連なる上部37を備えている。この際、屈曲部34は、図9に示すように、水平材26の軸線Pに対して斜交する傾斜軸線Xに沿って折曲形成することが好ましく、第1実施形態の場合、水平材26の下方に向けて前記軸線Pから次第に遠ざかるように傾斜する傾斜軸線Xに沿って折曲形成されている。
前記貫通孔35は、前記起立部29cの上部37に貫設された長孔から成り、屈曲部34と同様に、前記傾斜軸線Xに沿って延びるように形成されている。
以上のように構成した連結金具29は、1枚の金属板を打ち抜きプレスすることにより、量産が可能であり、図示のように、同一部品から成る一対の連結金具29、29を相互に左右反転させた姿勢として、水平材26の両端部の脚部26a、26aに固着される。左右一対の連結金具29、29は、それぞれ前記下面34bの下側で連結部29aの側面に斜材28の固着金具30を重ね合わせて枢結される。この際、左右一対の連結金具29、29は、上述のように、フランジ23に係止固着される係止ピン32の軸線Cの上に固着部29bを配置しているので、先行手摺25を支柱22、22に設置したとき、水平材26は、左右一対の係止ピン32、32の軸心を結ぶ線と平行に配置されることになり、理想的な設置姿勢とされる。
第1実施形態の先行手摺25によれば、上述のように、水平材26は、斜材28の固着金具30から符号(h)で示すように高く設置されるので、作業床24の上方に配置される水平材26の十分な高さ(H)が確保され、安全性を向上する。この際、水平材26は、連結金具29の支持アーム29dにより下方から支持されるので、作業者が握持する等、平常状態で外力を受けたとき、グラついたり、撓んだりすることがない。
ところで、例えば、作業床上で作業者が足を滑らせる等、身体を水平材26に預けるような危険事態が発生し、水平材26が強い横向きの荷重を受けたときは、図11に示すように、連結金具29の起立部29cが折曲自在部33を介して横向きに折曲される。従って、水平材26に加えられる衝撃や荷重は、前記折曲により吸収ないし緩和され、係止ピン32に集中することが防止されるので、該係止ピン32がフランジ23から脱落したり破断したりすることはない。起立部29cは、折曲された後も、水平材26の連結状態を維持しているので、水平材26を含む先行手摺25の全体が仮設足場21から崩落することはなく、作業者の安全を守ることができる。
前記折曲に関して、上述のように、起立部29cは、水平材26の直径以上の高さ距離を有する起立領域Zを構成しているので、水平材26が受ける横向き荷重により、折曲自在部33を折曲するために必要なモーメントを発生させることが可能であり、従って、折曲不良を生じるおそれはない。図示実施形態のように、水平材26に脚部26a、26aを垂設している場合は、水平材26に作用する横向き荷重により、起立部29cに対する大きなモーメントを生じさせることが容易となる。
前記折曲自在部33の折曲は、屈曲部34と貫通孔35を複合的に変形させることにより達せられる。この際、図11に示すように、傾斜軸線Xを中心とする回動方向Rの折曲により、水平材26の脚部26a、26aが相互に近接方向に押し倒される。つまり、水平材26を矢印M1のように圧縮しながら押し倒すことにより、水平材26が受ける横向き荷重に抵抗しながら起立部29cの折曲が行われ、これにより衝撃や荷重を好適に吸収ないし緩和することができる。
図12に示すように、一般的に、仮設足場における作業者は、身体から延びる安全綱のフック付き係止具38を先行手摺の水平材26に係止し、万一、足を滑らせる等により作業床から落下した際の安全を確保している。フック付き係止具38は、フック部材39の尾端部に安全綱40を結合するためのリング部を設けると共に、フック部材39のフック開口を開閉する開閉アーム41を備えた開閉機構を設けている。開閉アーム41は、回動自在に軸着され、スプリングにより、フック開口の内側に回動付勢され、フック部材39の先端爪部に当接しており、スプリングに抗してフック部材39の基部に向けて回動させることによりフックを開口する。安全のため、開閉アーム41の反対側にロックアーム42が設けられ、スプリングにより、開閉アーム41のロック爪41aに係止するように回動付勢されている。従って、作業者は、開閉アーム41とロックアーム42を手中で握ることによりフックを開口させ、水平材26に係止した後、手から解放することにより、開閉アーム41によりフックを閉じ、ロックアーム42によりロックすることができる。
このようなフック付き係止具38は、水平材26に沿って摺動自在であり、作業者の作業を妨げないが、作業者が足を踏み外す等により作業床から落下したとき、上述のように、先行手摺25の水平材26が安全綱40に引っ張られ、連結金具29の起立部29cが折曲され、図12(A)に鎖線で示すように水平材26の脚部26aが外向きに倒される。
この際、安全綱40により引っ張られるフック付き係止具38が水平材26に沿って移動し、水平材26と脚部26aが連なるコーナ領域に移動すると、フック付き係止具38が姿勢偏位や、捻転や、その他の種々の現象を伴い、不都合な姿勢となる結果、開閉アーム41が押動されて回動し、フック開口を開放するおそれがある。つまり、作業者の転落時において、前記コーナ領域は、フック付き係止具38を離脱させるおそれのある危険領域として知られている。
この点に関して、第1実施形態によれば、連結金具29に設けた支持アーム29dが前記危険領域であるコーナ領域に対する進入阻止手段として機能し、図12(A)に示すように、水平材26を摺動するフック付き係止具38が前記コーナ領域に進入することを好適に阻止することができる。
(折曲自在部に関する変形実施形態)
図13は、上述した第1実施形態の折曲自在部33を構成する貫通孔35の変形実施形態を示している。
図13(A)に示す第1変形実施形態は、上述した長孔から成る貫通孔35の近傍位置で、支持アーム29dの基部(起立部29cに対する連設部分)に補助孔35aを貫設している。この第1変形実施形態によれば、補助孔35aの大きさ等を任意に選択することにより、折曲自在部33の折曲強度を最適値に設定することが可能であり、しかも、水平材26の下面に溶接等で固着した支持アーム29dに関して、押し倒される水平材26に追従して該支持アーム29dを起立部29cに対して折曲容易に形成することが可能になるという利点がある。
図13(B)に示す第2変形実施形態は、上述した長孔から成る貫通孔35の近傍位置で、支持アーム29dの基部(起立部29cに対する連設部分)に前記貫通孔35に連通すると共に支持アーム29dの先端方向に向けて延びる延長孔35bを延設している。従って、図示のように、貫通孔35と延長孔35bによりほぼV形の孔が形成されている。この第2変形実施形態によれば、延長孔35bの大きさや形状等を任意に選択することにより、折曲自在部33の折曲強度を最適値に設定することが可能であり、しかも、水平材26の下面に溶接等で固着した支持アーム29dに関して、押し倒される水平材26に追従して該支持アーム29dを起立部29cに対して折曲容易に形成することが可能になるという利点がある。
(第2実施形態)
図14及び図15は、本発明の第2実施形態に係る先行手摺を示しており、水平材26の下方に下側水平材26Lを平行に配置し、前記水平材26と下側水平材26Lの両端部をそれぞれ連結金具29により連結している。尚、連結金具29は、第1実施形態のような支持アーム29dを設けていない。その他の構成は、上述した第1実施形態と概ね同様であるから、同一構成部分は同一符号で図示し、その説明は、第1実施形態に関する上述の記載を援用する。
前記下側水平材26Lは、図1ないし図4に示した従来技術の水平材6を利用することが可能であり、連結金具29は、下側水平材26Lの両端部が偏平形状に変形されることにより形成された偏平受孔に嵌入される連結片部29eを突設している。従って、前記連結片部29eを前記偏平受孔に嵌入することにより、連結金具29が下側水平材26Lに固着され、必要に応じて、溶接等による固着手段を併用することができる。
第2実施形態の場合、連結金具29の折曲自在部33を構成する屈曲部34は、第1実施形態の場合よりも急傾斜とされた傾斜軸線Xに沿って形成され、該屈曲部34を挟んで形成された起立部29cの上部37と下部36に関して、上部に前記連結片部29eと固着部29bを設けている。
従って、第2実施形態の先行手摺25によれば、第1実施形態と同様に、水平材26は、斜材28の固着金具30から高く設置され、安全性を向上すると共に、該水平材26の下方にも下側水平材26Lを配置することにより、更に安全性の向上に寄与する。
危険事態の発生により水平材26及び/又は下側水平材26Lに強い横向き荷重が作用したとき、図14に示すように、折曲自在部33が傾斜軸線Xに沿って折曲され、起立部29cの上部37と水平材26及び下側水平材26Lが一体化された状態で押し倒され、係止ピン32の脱落や破断を防止する。
前記折曲自在部33が傾斜軸線Xを中心とする回動方向Rに折曲されることにより、水平材26を矢印M1のように圧縮しながら押し倒す点は、第1実施形態に関して上述したところと同様である。
(第3実施形態)
図16及び図17は、本発明の第3実施形態に係る先行手摺を示しており、連結金具29は、起立部29cにおける折曲自在部33を構成する屈曲部34は、水平軸線Xaに沿って形成されている。尚、連結金具29は、第1実施形態の支持アーム29dを設けていない。その他の構成は、上述した第1実施形態と概ね同様であるから、同一構成部分は同一符号で図示し、その説明は、第1実施形態に関する上述の記載を援用する。
そこで、第3実施形態の先行手摺25によれば、第1実施形態と同様に、水平材26は、斜材28の固着金具30から高く設置され、安全性を向上する。そして、危険事態の発生により水平材26に強い横向き荷重が作用したとき、図16に示すように、折曲自在部33が水平軸線Xaに沿って折曲されながら水平材26が押し倒され、係止ピン32の脱落や破断を防止する。
(第3実施形態の変形実施形態)
図18は、前記第3実施形態の変形実施形態に係る先行手摺を示しており、折曲自在部33を構成する屈曲部34は、水平材26の下方に向けて該水平材の軸線に次第に近接するように傾斜する傾斜軸線Xに沿って折曲形成されている。その他の構成は、前記第3実施形態と同様である。
そこで、この変形実施形態によれば、危険事態の発生により、水平材26が強い横向きの荷重を受けたとき、図18に示すように、折曲自在部33の屈曲部34が前記傾斜軸線Xを中心とする回動方向Rに折曲され、水平材26の脚部26a、26aが相互に離反方向に押し倒される。この際、脚部26a、26aは、水平材26により連結されており、水平材26が図示矢印M2で示す伸長方向の力を減殺するので、脚部26a、26aが前記横向き荷重に抵抗しながら起立部29cの折曲により押し倒され、これにより衝撃や荷重を好適に吸収ないし緩和することができる。
(その他の構成)
本発明が図示の実施形態に限定されないことは勿論であり、上述した第1実施形態と第2実施形態と第3実施形態に関する構成を相互に組み合わせて実施することが可能である。また、先行手摺25の斜材28に関する構成は、例えば、上述した係止ピン32とフランジ23による固着手段の他、支柱に固設したボックス状の被係止部に対して、斜材の固着金具に垂設した係止部を嵌入する構成としても良い。更に、本発明の連結金具に関する構成は、先行手摺のみならず、仮設足場に設置される種々の手摺にも実施可能である。
21 仮設足場
22 支柱
23 フランジ
24 作業床
25 先行手摺
26 水平材
26a 脚部
26b 偏平受孔
26L 下側水平材
27 枢軸
27a ボルト
27b ナット
28 斜材
29 連結金具
29a 連結部
29b 固着部
29c 起立部
29d 支持アーム
29e 連結片部
Q オーバーラップ領域
Z 起立領域
30 固着金具
31 固着機構
32 係止ピン
33 折曲自在部
34 屈曲部
34a 上面
34b 下面
35 貫通孔
35a 補助孔
35b 延長孔
36 下部
37 上部
38 フック付き係止具
39 フック部材
40 安全綱
41 開閉アーム
42 ロックアーム

Claims (9)

  1. 足場の隣り合う一対の支柱の間に配置される水平材(26)の両端部に連結金具(29)を設け、前記連結金具(29)を前記支柱に着脱自在に固着される固着金具(30)に連結して成る構成において、
    前記連結金具(29)は、前記固着金具(30)に連結される連結部(29a)と、該連結部から上方に延長され前記水平材(26)に固着される起立部(29c)を備え、
    前記起立部(29c)は、前記水平材が横向きの荷重を受けたとき横向きに折曲される折曲自在部(33)を形成して成ることを特徴とする足場用手摺。
  2. 足場の上層作業床を設置する前に下層作業床から上層の手摺体を設置する手摺先行工法における先行手摺であり、隣り合う一対の支柱の間に配置される水平材(26)と、該水平材の下方で相互に交差させられる一対の斜材(28,28)とから成り、前記水平材(26)の両端部に設けた連結金具(29)と前記斜材の上端部に設けた固着金具(30)を枢軸(27)により回動自在に枢結し、前記斜材の上端部を前記固着金具(30)により一方の支柱に着脱自在に固着すると共に、前記斜材の下端部を固着機構(31)により他方の支柱に着脱自在に固着する構成において、
    前記連結金具(29)は、前記固着金具(30)に枢結される連結部(29a)と、該連結部から上方に延長され前記水平材(26)に固着される起立部(29c)を備え、
    前記起立部(29c)は、前記水平材が横向きの荷重を受けたとき横向きに折曲される折曲自在部(33)を形成して成ることを特徴とする足場用手摺。
  3. 前記水平材(26)を金属パイプ材により形成すると共に、前記連結金具(29)及び前記固着金具(30)を金属板により形成しており、前記連結金具(29)の連結部(29a)を固着金具(30)の側面に重ね合わせて連結した構成において、
    前記連結金具(29)の起立部(29c)は、前記連結部(29a)と前記水平材(26)の最下端との間に該水平材の直径よりも大きい離間距離(Z)を形成する起立高さを有するように構成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場用手摺。
  4. 前記水平材(26)は、金属パイプの両端部を下向きに屈曲することにより脚部(26a,26a)を備えており、
    前記連結金具(29)の起立部(29c)は、前記連結部(29a)と前記水平材の脚部(26a)の下端との間に該水平材の直径よりも大きい離間距離(Z)を形成する起立高さを有するように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の足場用手摺。
  5. 前記水平材(26)を金属パイプ材により形成すると共に、前記連結金具(29)及び前記固着金具(30)を金属板により形成しており、前記連結金具(29)の連結部(29a)を固着金具(30)の側面に重ね合わせて連結した構成において、
    前記連結金具(29)は、前記水平材(26)に固着される固着部(29b)を前記固着金具(30)の上方に位置させることにより、前記連結部(29a)と前記固着部(29b)を相互に偏位させ、
    偏位させられた連結部(29a)と固着部(29b)の間に位置して起立部(29c)を屈曲することにより、前記折曲自在部(33)を構成して成ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の足場用手摺。
  6. 前記連結金具(29)の折曲自在部(33)は、起立部(29c)に設けた屈曲部と貫通孔と切欠き部の1つ又は複数から選択することにより構成されて成ることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の足場用手摺。
  7. 前記連結金具(29)の折曲自在部(33)は、水平材(26)の水平軸線に対して斜交する傾斜軸線Xに沿って起立部(29c)を折曲させるように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の足場用手摺。
  8. 前記連結金具(29)は、前記起立部(29c)から斜め上向きに延びる支持アーム(29d)を備えており、該支持アーム(29d)により水平材(26)を下方から支持するように構成して成ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の足場用手摺。
  9. 前記水平材(26)の下方に下側水平材(26L)を平行に配置しており、
    前記水平材(26)と下側水平材(26L)の両端部をそれぞれ前記連結金具(29)により連結して成ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の足場用手摺。
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