JP2007046382A - 仮設足場用手摺り - Google Patents

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Abstract

【課題】 仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材に対して自由に適用できる仮設足場用手摺りを提供すること。
【解決手段】 手摺り本体31の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される連結部32が設けられ、これらの連結部32は、第1欠部が形成されたベース部材35と、第1欠部を開閉するようにベース部材35に対して遊動可能であって、第2欠部が形成された遊動部材38と、を含んで構成され、第1欠部を閉じるように遊動部材38がベース部材35に対して遊動したときの第1欠部と第2欠部とにより、各種の仮設足場用構成部材の断面形状と対応している略円形に開口した挿入部50が設けられ、これらの挿入部50に仮設足場用構成部材が挿入されることで記仮設足場用構成部材に連結される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、仮設足場のための手摺りに係り、建築工事現場や土木工事現場で組み立てられる仮設足場に利用できるものである。
建築工事現場や土木工事現場で組み立てられる仮設足場には、作業者の安全を確保するために手摺りを設けることが要請されている。下記の特許文献1に示されている手摺りは、X字状にクロス配置される2本のブレースの交差部にブラケットで手摺り本体が結合されたものとなっており、この手摺り本体の長さ方向の両端には、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される連結部が設けられ、これらの連結部は略L字状のブラケットによって形成されている。
特開2002−242420号公報(図1、図2、段落番号0015)
仮設足場は、その工事現場に応じた任意な仮設足場用構成部材を用いて任意な形状に組み立てられ、仮設足場のための手摺りは、このような仮設足場に組み付け配設されるものであるため、手摺りが、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材のうち、特定の仮設足場用構成部材だけに適用できて他の仮設足場用構成部材に適用できないことは好ましくなく、各種の仮設足場用構成部材に対して自由に適用できることが求められる。そのためには、手摺り本体の端部に設けられる連結部を、この連結部が連結される仮設足場用構成部材の形状の特性に適合させることが必要となる。
本発明は、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材が丸パイプや丸棒等の断面円形の材料によって形成されていることに着目して発明されたものである。
本発明の目的は、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材に対して自由に適用できるようになる仮設足場用手摺りを提供するところにある。
本発明に係る仮設足場用手摺りは、手摺り本体の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される連結部が設けられている仮設足場用手摺りにおいて、前記連結部に円形又は略円形に開口した挿入部が設けられ、これらの挿入部に前記仮設足場用構成部材を挿入することによって前記仮設足場用構成部材に連結されることを特徴とするものである。
仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材は、丸パイプや丸棒等の断面円形の部材によって形成されており、本発明に係る仮設足場用手摺りの連結部には、円形又は略円形に開口した挿入部が設けられ、これらの挿入部に仮設足場用構成部材を挿入することにより、本発明に係る手摺りは仮設足場用構成部材に連結されるため、この手摺りは、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材に対して自由に適用できるものとなり、適用自由度の向上で汎用性を備えることになる。
なお、上述の円形又は略円形に開口した挿入部とは、一部が欠けた欠円状に開口した挿入部や楕円形に開口した挿入部等でもよいとの意味であり、必ずしも真円状に開口した挿入部であることを要しない。
また、前記連結部は、円形又は略円形に開口した挿入部を備えていれば、任意な形状、構造によって構成することができる。その一例は、連結部を、手摺り本体の端部に結合されているとともに、第1欠部が形成されたベース部材と、この第1欠部を開閉するようにベース部材に対して遊動可能であって、第2欠部が形成された遊動部材と、を含んで構成し、第1欠部を閉じるように遊動部材がベース部材に対して遊動したときの第1欠部と第2欠部とによって前記挿入部が形成されるようにすることである。
これによると、遊動部材がベース部材の第1欠部を開いているときに、この第1欠部の内部に仮設足場用構成部材を挿入できるとともに、遊動部材が遊動して第1欠部を閉じることにより、第1欠部と遊動部材の第2欠部とによって仮設足場用構成部材を閉じ込めた挿入部を形成できることになる。
連結部をこのような構造とする場合には、遊動部材が遊動して第1欠部を閉じることは、遊動部材の自重によって行われるものでもよく、作業者の手作業によって行われるものでもよい。
また、連結部をこのような構造とする場合には、仮設足場用手摺りに、第1欠部と第2欠部とによって前記挿入部が形成されたときに、遊動部材のベース部材に対する遊動を止めるためのストップ手段を設けておくことが望ましい。これによると、ベース部材に対する遊動部材の遊動がストップ手段で阻止され、挿入部からの仮設足場用構成部材の脱落が防止される。
さらに、連結部は手摺り本体に着脱不能に設けてもよいが、連結部を手摺り本体に着脱可能に取り付け、連結部を、前記挿入部の前記開口の大きさが異なっている別の連結部に交換可能とすることがより好ましい。これによると、連結部を交換することにより、断面の直径が異なる各種の仮設足場用構成部材についても手摺りを適用できることになり、手摺りの汎用性が一層向上する。
また、手摺り本体の長さは、不変の一定長さとしてもよいが、手摺り本体の長さを伸縮可能とすることがより好ましい。これによると、手摺りが架け渡される2個の仮設足場用構成部材の間の間隔が異なる各種の仮設足場についても手摺りを適用できるようになり、手摺りの汎用性がさらに一層向上する。
なお、手摺り本体の長さを伸縮可能とする構造は、任意であり、例えば、断面の直径が異なる複数のパイプ材をスライド可能な入れ子式にして連結したものでもよく、複数のリンク部材同士を菱形等に連結することによってこれらのリンク部材からなる手摺り本体の長さを伸縮可能としてよい。
また、手摺り本体はパイプ材等による1本の棒材によって形成してもよく、あるいは、複数の棒材の組み合わせによって形成してもよく、さらに、面材と棒材等のように異種材料の組み合わせ等によって形成してもよい。さらに、手摺り本体の長さ方向の両端に設ける連結部の個数は、同じ側の端部で上下等の複数個としてもよい。
また、本発明に係る手摺りは、その手摺りだけが仮設足場に取り付けられるものでもよく、あるいは、ブレース等の他の部材と組み合わされて仮設足場に取り付けられるものでもよく、さらには、ブレース等の他の部材と予め組み合わされて1個のユニットを形成し、このユニットの一部として仮設足場に取り付けるものでもよい。
さらに、本発明に係る手摺りは、建築工事現場用の仮設足場にも用いることができ、土木工事現場用の仮設足場にも用いることができ、その仮設足場の工事対象物は任意である。
本発明によると、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材に対して手摺りを自由に適用できるという効果を得られる。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る手摺り30が適用されている建築工事現場用の仮設足場1を示し、この仮設足場1は、それぞれの下端がベーススピンドル2で支持されて互いに対向配置された建枠3同士を布板4で連結するとともに、建枠3に突設されているグラビティロックピン5にブレース6の端部を挿入係合することにより、互いに対向配置された建枠3同士をX字状にクロス配置された2本のブレース6で連結することによっても形成されている。
本実施形態の手摺り30は仮設足場1に二段手摺りを形成するために用いられるため、互いに対向している2個の建枠3の補剛材7に上下2個の手摺り30の長さ方向の両端が連結されることにより、仮設足場1に二段手摺りが設けられる。これを具体的に説明すると、それぞれの補剛材7は、下部が略水平となった縦方向の補剛材7Aと、水平方向の補剛材7Bと、で形成されているため、上段の手摺り30は補剛材7Aの下部同士の間に架け渡され、下段の手摺り30は補剛材7B同士の間に架け渡される。これにより、上下二段の手摺り30と、X字状にクロス配置された2本のブレース6とにより、仮設足場1に、安全上有効な手摺り構造体ができあがる。
図2は、手摺り30の全体を示す正面図である。手摺り30は、左右方向の長さを有する手摺り本体31と、この手摺り本体31の両端に設けられ、上記建枠3の補剛材7に連結される連結部32とからなる。手摺り本体31は、両端が押し潰し加工で鉛直の扁平部33Aとなっている1本のパイプ材33で形成され、連結部32は、図3にも示されているとおり、扁平部33Aにボルト・ナット34で結合されたベース部材35と、このベース部材35に対し、頭部36A付きの第1ピン36及び頭部37A付きの第2ピン37で鉛直面において遊動可能に取り付けられた遊動部材38と、からなる。
手摺り本体31に対して鉛直姿勢となっているこれらのベース部材35と遊動部材38は厚板材で形成されているとともに、ベース部材35の上端は水平に折り曲げられた折り曲げ部35Aとなっており、この折り曲げ部35Aが扁平部33Aの上辺部に係止された状態でベース部材35が扁平部33Aにボルト・ナット34で結合されることにより、ベース部材35は、ボルト・ナット34を中心とする回転が止められて手摺り本体31に取り付けられている。
このようにベース部材35と遊動部材38とからなる連結部32は、図2で示されているように、手摺り本体31の長さ方向の両端において、この手摺り本体31の表裏を違えて配設されているため、ベース部材35と遊動部材38は、両方の連結部32について共通化された部材とになっている。
図4はベース部材35の正面図で、図5は遊動部材38の正面図である。図4に示すように、ベース部材35には、ボルト・ナット34のボルトを挿通するボルト孔39が形成されているとともに、第1及び第2ピン36,37の軸部36B,37B(図6及び図7参照)を挿入固定するピン孔40,41も上下に形成されている。また、ベース部材35には、下向きに開口した第1欠部42が形成され、この第1欠部42は、上部の半円形部42Aと、この半円形部42Aの直径寸法と同じ左右の幅寸法を有し、ベース部材35の下辺35Bから半円形部42Aまで達していて半円形部42Aをベース部材35の外部へ連通させている鉛直の連通部42Bと、からなる。
図5に示すように、遊動部材38には長孔43が形成され、この長孔43は、図6及び図7に示されているとおり、第1及び第2ピン36,37の軸部36B、37Bが挿入されてこれらのピン36,37の頭部36A,37Aで抜け止め係止されるガイド長孔であり、このガイド長孔43は、図7で示されているように、連結部32が図1の仮設足場1の構成部材である建枠3の前述した補剛材7に連結されたときに、略J字をなす形状となっているため、ガイド長孔43は、図5で示すように、上下方向に延びる第1長孔部43Aと、この第1長孔部43Aの下端から斜め下側であって手摺り30の長さ方向外側へ延びる第2長孔部43Bと、からなる。また、ガイド長孔43には、第1長孔部43Aと第2長孔部43Bとの接続部において、手摺り30の長さ方向外側からガイド長孔43の内側へ突出する突出部44が形成されているとともに、第1長孔部43Aにおいて、ガイド長孔43から手摺り30の長さ方向内側へ凹出する窪み部45が形成されている。
また、遊動部材38の下部には、連結部32が図7で示したように建枠3の補剛材7に連結されたときに、手摺り30の長さ方向内側から外側へ延びていて、ベース部材35の第1欠部42の連通部42Bを手摺り30の長さ方向内側から半分以上塞ぐための延出部46が形成され、この延出部46の上側は、遊動部材38に形成された第2欠部47となっている。この第2欠部47は、ベース部材35の第1欠部42の半円形部42Aと同じ曲率半径で形成された湾曲凹状部となっており、また、第2欠部47の上部には、手摺り30の長さ方向外側へ突出した突起部48が設けられている。
さらに、遊動部材38には、手摺り30の長さ方向における延出部46とは反対側において、手摺り30の長さ方向内側であって斜め下側へ延出した指掛け部49が設けられている。
以上において、遊動部材38のガイド長孔43は、ベース部材35に固定されている第1及び第2ピン36,37の軸部36B,37Bに対してスライド自在となっているため、指掛け部49に掛けた指によって遊動部材38に鉛直方向への回動力を作用させると、遊動部材38は、ガイド長孔43と第1及び第2ピン36,37の案内作用により、ベース部材35に対して鉛直面内で遊動する。
図6は、連結部32を建枠3の補剛材7に連結する前におけるその連結部32の形状を示している。このときにおける第1ピン36の軸部36Bはガイド長孔43の窪み部45に挿入係合しているとともに、第2ピン37の軸部37Bはガイド長孔43の第2長孔部43Bの終端部近くに挿入係合している。これにより、遊動部材38は、第1ピン36又は第2ピン37を中心に鉛直面内で回動することが阻止されて、ベース部材35に対して一定姿勢を維持している。また、このときには、遊動部材38の延出部46は、ベース部材35の第1欠部42の連通部42Bから外れた位置にあり、このため、遊動部材38はこの第1欠部42を開いており、また、このときには、遊動部材38の突起部48は、この第1欠部42内に突出している。
手摺り30を図1で示した仮設足場1の互いに対向する建枠3同士の間に掛け渡すとき作業を行うときには、図6で示したように、遊動部材38を、この遊動部材38によってベース部材35の第1欠部42が閉じられない位置へ指掛け部49によって遊動させておき、次いで、手摺り30の連結部32を建枠3の補剛材7に向かって上から落とし込む。これにより、ベース部材35の第1欠部42内に突出していた遊動部材38の突起部48には、補剛材7から上向きの荷重が作用し、このため、遊動部材38は少し浮き上がりながら突起部48が手摺り30の長さ方向内側へ回動する遊動運動を行い、この運動に引き続いて遊動部材38は、遊動部材38自身の自重によって落下するため、図7で示すように、第1ピン36の軸部36は、ガイド長孔43の第1長孔43Aの上端部に挿入係合し、第2ピン37の軸部37Bは、ガイド長孔43における窪み部45の下側部分であって前記突出部44が突出している部分に挿入係合する。
このように遊動部材38が遊動して落下する運動を行うことは、遊動部材38によってベース部材35の第1欠部42が閉じられることであり、すなわち、この第1欠部42の連通部42Bの左右幅寸法の半分以上は、図7で示されているとおり、遊動部材38の延出部46によって閉じられる。そして、このように第1欠部42の連通部42Bの左右幅寸法の半分以上が遊動部材38の延出部46によって閉じられると、連結部32には、ベース部材35の第1欠部42と遊動部材38の第2欠部47とにより、補剛材7が挿入された挿入部50が形成されることになり、この挿入部50は、断面が円形となっている補剛材7のその断面形状と対応して開口した略円形であって、円周方向の一部が欠けた欠円状となっている。
これにより、手摺り本体31の端部に設けられている連結部32は、掛け止め状態で補剛材7に連結されたことになり、手摺り本体31の両端の連結部32を、図1で示した互いに対向配置されている建枠3同士の補剛材7に連結することにより、手摺り30はこれらの建枠3の間に掛け渡されたことになる。
また、遊動部材38が図7で示した位置へ遊動することによって連結部32に挿入部50が形成されたときには、遊動部材38がベース部材35に対して遊動することが第1ピン36及び第2ピン37によって阻止されており、したがって、これらのピン36,37は、ベース部材35に対する遊動部材38の遊動を止めるためのストップ手段51を構成している。
手摺り30を図1の仮設足場1から取り外すときには、前記指掛け部49に指を掛けることにより、遊動部材38の全体を持ち上げつつ突起部48が手摺り30の長さ方向外側へ回動する遊動運動を遊動部材38に行わせ、これにより、遊動部材38は図6の位置へ戻ることになり、これによってベース部材35の第1欠部42は開放されて挿入部50は大きく開口するため、連結部32を補剛材7から抜き取ることができる。
以上説明した本実施形態によると、手摺り本体31の両端に設けられる連結部32は、略円形に開口した挿入部50を有するものとなっており、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材は、丸パイプや丸棒のように断面円形となっている材料によって形成されているため、本実施形態に係る手摺り30は、建枠3の補剛材7はもちろんのこと、仮設足場の組み立てのために用いられる各種の仮設足場用構成部材に対して自由に適用できるようになり、各種の仮設足場において使用できる汎用性を備えるようになる。
また、連結部32は、第1欠部42が形成されたベース部材35と、第1欠部42を開閉するようにベース部材35に対して遊動可能であって、第2欠部47が形成された遊動部材38と、で構成され、第1欠部42を閉じるように遊動部材38がベース部材35に対して遊動したときの第1欠部42と第2欠部47とによって仮設足場用構成部材を挿入するための挿入部50が形成されるため、遊動部材38が遊動する前は大きく開放されている第1欠部42に仮設足場用構成部材を挿入できるとともに、遊動部材38の遊動後は、第1欠部42が遊動部材38によって閉じられることにより、第1欠部42と第2欠部47とからなる挿入部50からの仮設足場用構成部材の脱落を確実に防止できる。
また、遊動部材38が第1欠部42を閉じるようにベース部材35に対して遊動することは、図6の状態となっていた遊動部材38の突起部48に仮設足場用構成部材を当接させることによって遊動し始める遊動部材38の自重によって自ずと行われるため、仮設足場用構成部材に連結部32を連結する作業を簡単に行える。
さらに、連結部32を仮設足場用構成部材に連結した後は、遊動部材38がベース部材35に対して遊動することを止めるためのストップ手段51が第1及び第2ピン36,37によって形成されるため、遊動部材38の遊動で第1欠部42が大きく開放されることはなく、このため、挿入部50からの仮設足場用構成部材の脱出を確実に防止できる。
図8は、断面の直径が大きい仮設足場用構成部材17に適用できる連結部132の実施形態を示し、図9は、断面の直径が小さい仮設足場用構成部材27に適用できる連結部232の実施形態を示す。図8の連結部132も、ベース部材135と、このベース部材135に対して遊動可能となっている遊動部材138と、で構成され、これらのベース部材132、遊動部材138に形成されている第1欠部142、第2欠部147の大きさは、断面の直径が大きい仮設足場用構成部材17と対応した挿入部150を形成できる大きさとなっている。また、図9の連結部232も、ベース部材235と、このベース部材235に対して遊動可能となっている遊動部材238と、で構成され、これらのベース部材235、遊動部材238に形成されている第1欠部242、第2欠部247の大きさは、断面の直径が小さい仮設足場用構成部材27と対応した挿入部250を形成できる大きさとなっている。
これらの実施形態におけるベース部材135,235は、前述した実施形態のベース部材35と同じく、手摺り本体31にボルト・ナット34で結合されている。このため、それぞれのベース部材35,135,235は手摺り本体31に対して着脱可能となっており、言い換えると、ベース部材35,135,235を構成部材としている連結部32,132,232は、手摺り本体31に着脱可能に取り付けられている。このため、同じ手摺り本体31に対し、開口の大きさが異なる挿入部50,150,250を有している連結部32,132,232を交換できるようになっている。
これにより、各種の仮設足場用構成部材に対する手摺り30の自由な適用性が一層向上することになる。
なお、手摺り本体31の両端に取り付ける連結部は、断面の直径が同じになっている仮設足場用構成部材のための連結部でもよく、断面の直径が異なっている仮設足場用構成部材のための連結部でもよい。
図10は、図8の連結部132が手摺り本体31の両端に取り付けられた手摺り30を、断面の直径が大きい仮設足場用構成部材同士の間に掛け渡した実施形態の場合における仮設足場11を示す。この仮設足場11は、それぞれがベーススピンドル12で支持された単管による縦材13と、これらの縦材13にクランプ14で結合された単管による下段の水平材15及び上段の水平材16と、下段の水平材15同士の間に掛け渡された布板18と、で形成され、上段の水平材16同士の間に上記手摺り30が掛け渡されている。
仮設足場用構成部材である水平材16は、図1の建枠3の補剛材7よりも断面の直径が大きい単管であるが、手摺り本体31の両端に、図6及び図7の連結部32に代えて図8の連結部132を取り付けることにより、図10の仮設足場11にも手摺り30を適用できることになる。
図11は、手摺り本体31の長さを伸縮可能とした実施形態の手摺り30を示す。この実施形態の手摺り本体31は一本のパイプ材で形成されておらず、この手摺り本体31は、それぞれ一方の端部をボルト・ナット34で連結部32を結合するための扁平部333A,334Aとされた2本の基本パイプ材333,334と、内径及び外径が同じになっているこれらの基本パイプ材333,334のうちの一方334の内部に一方の端部側が挿入され、この一方の基本パイプ材334に溶接部335で接合一体化された延長パイプ材336と、からなり、他方の基本パイプ材333の内部には、延長パイプ材336の他方の端部側がスライド自在に挿入されている。
基本パイプ材333の外周面にはナット337が取り付けられ、このナット337に螺入されたボルト338は基本パイプ材333を貫通してこのパイプ材333に内部に侵入可能である。延長パイプ材336を基本パイプ材333に対してスライドさせて手摺り本体31の全長が所定の長さになったときに、ボルト338を回転操作してその先端を延長パイプ材336に強く当接させることにより、手摺り本体31をその長さに固定することができる。
この実施形態によると、手摺り本体31の長さを調整できるため、手摺り30を掛け渡す2個の仮設足場用構成部材の間の間隔が異なっている各種の仮設足場についても、手摺り30を共通使用できるようになり、手摺り30の汎用性が一層向上する。
この実施形態のように手摺り本体の長さを伸縮可能とすることは、図8及び図9で説明した連結部を交換可能とすることと組み合わせて実施することもできる。
本発明は、仮設足場に作業者の安全のために設けられる手摺りに利用できる。
本発明の一実施形態に係る手摺りが適用されている建築工事現場用の仮設足場を示す斜視図である。 図1で示されている手摺りの全体を示す正面図である。 手摺りの連結部を示す斜視図である。 ベース部材の正面図である。 遊動部材の正面図である。 連結部を仮設足場用構成部材である図1の建枠の補剛材に連結する前におけるその連結部の形状を示す正面図である。 連結部を仮設足場用構成部材である図1の建枠の補剛材に連結した後におけるその連結部の形状を示す正面図である。 断面の直径が大きい仮設足場用構成部材に適用できる連結部の実施形態を示す正面図である。 断面の直径が小さい仮設足場用構成部材に適用できる連結部の実施形態を示す正面図である。 断面の直径が大きい仮設足場用構成部材に手摺りの連結部が連結された場合を示す仮設足場の斜視図である。 手摺り本体の長さが伸縮可能となっている実施形態を示す手摺りの一部破断の正面図である。
符号の説明
1,11 仮設足場
3, 仮設足場用構成部材である建枠
7 建枠の補剛材
16 仮設足場用構成部材である単管による水平材
30 手摺り
31 手摺り本体
32,132,232 連結部
35,135,235 ベース部材
38,138,238 遊動部材
42,142,242 第1欠部
47,147,247 第2欠部
50,150,250 挿入部
51 ストップ手段

Claims (5)

  1. 手摺り本体の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される連結部が設けられている仮設足場用手摺りにおいて、前記連結部に円形又は略円形に開口した挿入部が設けられ、これらの挿入部に前記仮設足場用構成部材を挿入することによって前記仮設足場用構成部材に連結されることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  2. 請求項1に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記連結部は、前記手摺り本体の端部に結合されているとともに、第1欠部が形成されたベース部材と、この第1欠部を開閉するように前記ベース部材に対して遊動可能であって、第2欠部が形成された遊動部材と、を含んで構成され、前記第1欠部を閉じるように前記遊動部材が前記ベース部材に対して遊動したときの前記第1欠部と前記第2欠部とによって前記挿入部が形成されることを特徴する仮設足場用手摺り。
  3. 請求項2に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記第1欠部と前記第2欠部とによって前記挿入部が形成されたときにおける前記遊動部材の前記ベース部材に対する遊動を止めるためのストップ手段を備えていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記連結部は前記手摺り本体に着脱可能に取り付けられ、この手摺り本体に取り付けられた前記連結部を、前記挿入部の前記開口の大きさが異なっている別の連結部に交換可能となっていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記手摺り本体の長さが伸縮可能となっていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
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