JP2009203674A - 仮設足場用手摺り - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設足場用構成部材から容易に取り外すことができる仮設足場用手摺りを提供すること。
【解決手段】手摺り本体31の長さ方向の両端に、仮設足場用構成部材に連結される連結部32,62が設けられ、これらの連結部は、仮設足場用構成部材が挿入されることで連結部が仮設足場用構成部材に連結される挿入部50,52を有し、一方の連結部32は、第1欠部42が形成されたベース部材35と、第1欠部を開閉するようにベース部材に遊動可能に配置され、第2欠部47が形成されていて、第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動したときの第1欠部と第2欠部とで仮設足場用構成部材が脱出不能となる挿入部50を形成する遊動部材38と、を含んで形成され、他方の連結部62は、挿入部52が仮設足場用構成部材を挿入係止する係止凹部66となっているフック部材65で形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、仮設足場のための手摺りに係り、例えば、建築作業現場や土木作業現場、さらには、解体作業現場等の各種の作業現場で組み立てられる仮設足場に利用することができるものである。
建築作業現場や土木作業現場、解体作業現場等の各種の作業現場で組み立てられる仮設足場には、作業者の安全性を確保するために手摺りを設けることが要請されている。下記の特許文献1に示されている手摺りは、手摺り本体の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される2個の連結部が設けられており、これらの連結部は、仮設足場用構成部材が挿入されることによって連結部が仮設足場用構成部材に連結される挿入部を有している。
特許文献1の手摺りをさらに詳しく説明すると、上述の2個の連結部のそれぞれは、手摺り本体の長さ方向の端部に結合されていて、第1欠部が形成されたベース部材と、この第1欠部を開閉するようにベース部材に遊動可能に配置されているとともに、第2欠部が形成され、第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動したときの第1欠部と第2欠部とによって仮設足場用構成部材が脱出不能となった前記挿入部を形成する遊動部材と、を含んで形成されている。
この手摺りにおいては、遊動部材が第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動することにより、第1欠部と第2欠部とによって仮設足場用構成部材が脱出不能となった挿入部が形成されるため、これらのベース部材と遊動部材を含んで形成されている手摺りの両方の連結部は、仮設足場用構成部材にロックされた状態で連結されることになる。また、それぞれの遊動部材を、第1欠部を開けるようにベース部材に対して遊動させることにより、仮設足場用構成部材に対するそれぞれの連結部のロック状態は解除されるため、手摺りの両方の連結部を仮設足場用構成部材から分離させ、手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すことができる。
特開2007−46382
しかし、上記特許文献1の手摺りでは、ベース部材に対して遊動する遊動部材によって仮設足場用構成部材にロック状態で連結される連結部は、手摺り本体の長さ方向の両方の端部に設けられているため、手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すためには、作業者が両手を広げることによって両方の遊動部材をベース部材に対して同時に上記ロック時とは逆方向へ遊動させ、これにより、ベース部材の第1欠部を開ける作業を同時に行わなければならない。これによると、仮設足場用構成部材から手摺りを取り外すための作業に手間がかかり、また、手摺りの長さが長い場合には、手摺り本体の長さ方向の両端に設けられている遊動部材を同時に遊動操作することは困難であるため、仮設足場用構成部材からの手摺りの取り外し作業が難しくなる。
本発明の目的は、仮設足場用構成部材から容易に取り外すことができるようになる仮設足場用手摺りを提供するところにある。
本発明に係る仮設足場用手摺りは、手摺り本体の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される2個の連結部が設けられ、これらの連結部が、前記仮設足場用構成部材が挿入されることによって前記連結部が前記仮設足場用構成部材に連結される挿入部を有している仮設足場用手摺りにおいて、前記2個の連結部のうち、一方の連結部は、前記手摺り本体の長さ方向の端部に結合されているとともに、第1欠部が形成されたベース部材と、この第1欠部を開閉するように前記ベース部材に遊動可能に配置されているとともに、第2欠部が形成され、前記第1欠部を閉じるように前記ベース部材に対して遊動したときの前記第1欠部と前記第2欠部とによって前記仮設足場用構成部材が脱出不能となった前記挿入部を形成する遊動部材と、を含んで形成され、他方の連結部は、前記挿入部が前記仮設足場用構成部材を挿入係止する係止凹部となっているフック部材によって形成されていることを特徴とするものである。
この仮設足場用手摺りによると、手摺り本体の長さ方向の両端に設けられている2個の連結部のうち、一方の連結部だけが、第1欠部が形成されたベース部材と、第2欠部が形成され、第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動したときの第1欠部と第2欠部とによって仮設足場用構成部材が脱出不能となった前記挿入部を形成する遊動部材と、を含んで形成されており、他方の連結部は、前記挿入部が仮設足場用構成部材を挿入係止する係止凹部となっているフック部材によって形成されているため、この手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すときには、上記フック部材の係止凹部を仮設足場用構成部材から離脱させる前に、一方の連結部に設けられている遊動部材を、第1欠部を開けるようにベース部材に対して遊動させることにより、これらのベース部材と遊動部材を含んで形成されている前記一方の連結部を仮設足場用構成部材から離脱させ、この後に、フック部材の係止凹部を仮設足場用構成部材から離脱させることにより、手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すことができる。
このため、本発明に係る手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すために行う遊動部材の操作は、一方の連結部だけについて行えばよく、したがって、手摺りの取り外し作業を容易に行え、また、手摺りの長さが作業者の両手を広げた長さよりも長くなっていても、作業者が操作しなければならない遊動部材は、手摺り本体の長さ方向の一方の端部だけに設けられているため、長さが長くなっている手摺りを簡単に仮設足場用構成部材から取り外すことができる。
以上において、第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動部材が遊動したときの第1欠部と第2欠部とによって形成される前記一方の連結部における挿入部の大きさや形状、及びフック部材の係止凹部によって形成される前記他方の連結部における挿入部の大きさや形状は、任意に設定することができる。
その一例は、第1欠部を閉じるようにベース部材に対して遊動部材が遊動したときの第1欠部と第2欠部とによって形成される前記一方の連結部における挿入部を、この挿入部に挿入される仮設足場用構成部材の直径よりも小さい内外連通部を有する欠円状又は無欠円状(欠部となっている内外連通部がない円状)とし、前記他方の連結部におけるフック部材の係止凹部を、上側の部分と、下側の部分と、手摺り本体の長さ方向外側の部分とが閉塞され、手摺り本体の長さ方向内側の部分が外部に向かって開口しているとともに、この開口部の大きさが仮設足場用構成部材の直径よりも大きくなっている三方閉塞状の係止凹部とすることである。
これによると、前記一方の連結部における挿入部は、この挿入部に挿入される仮設足場用構成部材の直径よりも小さい内外連通部を有する欠円状又は無欠円状となっており、他方の連結部におけるフック部材の係止凹部は、手摺り本体の長さ方向内側の部分だけ外部に向かって開口した三方閉塞状の係止凹部となっているため、手摺りを仮設足場用構成部材に取り付けた後は、遊動部材を、第1欠部を開けるようにベース部材に対して遊動させない限り、手摺りを仮設足場用構成部材から取り外すことはできない。すなわち、手摺りが仮設足場用構成部材から突然外れることを防止することができる。
なお、上述の欠円状又は無欠円状における「円」とは、真円でもよく、楕円でもよく、三角状の円のような多角円でもよく、その他の異形の形状等でもよい。
また、フック部材の係止凹部を三方閉鎖状とするための前述の下側の部分を、手摺り本体の長さ方向内側へ延びる直線状長さを有しないものとしてもよく、手摺り本体の長さ方向内側へ延びる直線状長さを有しているものとしてもよい。
後者によると、手摺り本体の長さ方向の両端に設けられた2個の連結部が連結される仮設足場用構成部材同士の間隔が異なっている仮設足場についても、この間隔の違いを上記下側の部分の直線状長さで吸収することにより、本発明に係る手摺りを共通して使用できるようになる。
さらに、遊動部材が配置されたベース部材や、フック部材は、手摺り本体に対して溶接等で取り外し不能に結合してもよく、あるいは、遊動部材が配置されたベース部材と、フック部材とを、手摺り本体に対して着脱自在としてもよい。
後者によると、手摺り本体と、遊動部材が配置されたベース部材と、フック部材とのうちで、損傷したものが生じたときには、損傷したものを交換することができ、また、損傷していないものを、損傷したものを交換した後でもそのまま使用することができる。
また、遊動部材が配置されたベース部材や、フック部材を、手摺り本体に対して着脱自在とすることにより、これらのベース部材とフック部材とを、太さや長さ等が異なる手摺り本体に対して共通使用することもできるようになる。すなわち、手摺り本体を太さや長さ等が異なるものに交換し、この交換された手摺り本体にベース部材とフック部材とをそのまま使用することもできる。
また、このように遊動部材が配置されたベース部材や、フック部材を、手摺り本体に対して着脱自在とする場合には、遊動部材が配置されたベース部材として、第1欠部と第2欠部とによって形成される前記挿入部の大きさが異なる複数のものを用意するとともに、フック部材として、係止凹部となっている前記挿入部の大きさが異なる複数のものを用意し、これらの遊動部材が配置されたベース部材とフック部材とを、手摺り本体に交換して取り付け可能とすることが好ましい。
これによると、手摺り本体の長さ方向の両端に設けられている2個の連結部に連結される仮設足場用構成部材が、直径(太さ)の異なるものに変更されても、これらの仮設足場用構成部材にそれぞれの連結部を連結することができるようになり、本発明に係る手摺りは、直径の異なる仮設足場用構成部材に対する汎用性を有するようになる。
さらに、手摺り本体の長さを一定としてもよく、あるいは、手摺り本体の長さを調整可能としてもよい。
後者によると、手摺りが架け渡される2個の仮設足場用構成部材の間の間隔が異なる各種の仮設足場についても手摺りを共通して使用できるようになり、手摺りの汎用性が向上する。
なお、手摺り本体の長さを調整可能とする構造は、任意であり、この構造は、例えば、直径が異なる複数のパイプ材をスライド可能な入れ子式にして連結したものでもよく、複数のリンク部材同士を菱形等に連結することにより、変形可能となったこれらのリンク部材によって手摺り本体の長さを調整可能としてよい。
また、以上説明した本発明において、手摺り本体は、パイプ材等による1本の棒材によって形成してもよく、あるいは、複数の棒材の組み合わせによって形成してもよく、さらに、面材と棒材等のように異種材料の組み合わせ等によって形成してもよい。
また、本発明に係る手摺りは、その手摺りだけが仮設足場に取り付けられるものでもよく、あるいは、ブレース等の他の部材と組み合わされて仮設足場に取り付けられるものでもよく、さらには、ブレース等の他の部材と予め組み合わされて1個のユニットを形成し、このユニットの一部として仮設足場に取り付けるものでもよい。
さらに、本発明に係る手摺りは、各種の作業現場で組み立てられる仮設足場に用いることができ、この仮設足場は、例えば、建築作業現場のための仮設足場でもよく、土木作業現場のための仮設足場でもよく、解体作業現場のための仮設足場でもよい。
本発明によると、手摺りを仮設足場用構成部材から容易に取り外すことができるようになるという効果を得られる。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る手摺り30が適用されている建築作業現場用の仮設足場1を示し、この仮設足場1は、それぞれの下端がベーススピンドル2で支持されて手摺り30の長さ方向に並設配置された建枠3同士を布板4で連結しているとともに、建枠3に突設されているグラビティロックピン5にブレース6の端部を挿入係合することにより、手摺り30の長さ方向に互いに対向配置された建枠3同士をX字状にクロス配置された2本のブレース6で連結することによっても形成されている。
本実施形態の手摺り30は仮設足場1に二段手摺りを形成するために用いられるため、手摺り30の長さ方向に互いに対向している2個の建枠3の補剛材7に上下2個の手摺り30のそれぞれの長さ方向の両端が連結されることにより、仮設足場1に二段手摺りが設けられている。これを具体的に説明すると、それぞれの補剛材7は、下部が略水平となった縦方向の略J字状補剛部材7Aと、この補剛部材7Aと建枠3の本体との間に架設された水平方向の補剛部材7Bと、で形成されているため、下段の手摺り30は、手摺り30の長さ方向に互いに対向している2個の建枠3の縦方向の補剛部材7Aの下部同士の間に架け渡され、上段の手摺り30は、手摺り30の長さ方向に互いに対向している2個の建枠3の補剛部材7B同士の間に架け渡される。これにより、上下二段の手摺り30と、X字状にクロス配置された2本のブレース6とにより、仮設足場1に、安全上有効な手摺り構造体ができあがる。
図2は、手摺り30の全体を示す正面図である。手摺り30は、左右方向の長さを有する手摺り本体31と、この手摺り本体31の長さ方向の一方の端部に設けられ、上記建枠3の補剛材7に連結される連結部32と、手摺り本体31の長さ方向の他方の端部に設けられ、上記建枠3の補剛材7に連結される連結部62と、からなる。手摺り本体31は、両端が押し潰し加工で鉛直の扁平部33Aとなっている1本のパイプ材33で形成されている。
手摺り30の両方の連結部32,62のうち、先ずはじめに、一方の連結部32について説明する。この連結部32は、図3にも示されているとおり、扁平部33Aにボルト・ナット34で結合されたベース部材35と、このベース部材35に対し、頭部36A付きの第1ピン36及び頭部37A付きの第2ピン37で鉛直面において遊動可能に取り付けられた遊動部材38と、からなる。手摺り本体31に対して鉛直姿勢となっているこれらのベース部材35と遊動部材38は厚板材で形成されているとともに、ベース部材35の上端は水平に折り曲げられた折り曲げ部35Aとなっており、この折り曲げ部35Aが扁平部33Aの上辺部に係止された状態でベース部材35が扁平部33Aにボルト・ナット34で結合されることにより、ベース部材35は、ボルト・ナット34を中心とする回転が止められて手摺り本体31に取り付けられている。
図4はベース部材35の正面図で、図5は遊動部材38の正面図である。図4に示すように、ベース部材35には、ボルト・ナット34のボルトを挿通するボルト孔39が形成されているとともに、第1及び第2ピン36,37の軸部36B,37B(図6及び図7参照)を挿入固定するピン孔40,41も上下に形成されている。また、ベース部材35には、下向きに開口した第1欠部42が形成され、この第1欠部42は、上部の半円形部42Aと、この半円形部42Aの直径寸法と同じ左右の幅寸法を有し、ベース部材35の下辺35Bから半円形部42Aまで達することによって半円形部42Aをベース部材35の外部へ連通させている上下方向の連通部42Bと、からなる。上部の半円形部42Aの直径は、手摺り30の連結部32,62が連結される仮設足場用構成部材となっている建枠1の補剛材7の直径よりも少し大きい。
図5に示すように、遊動部材38には長孔43が形成され、この長孔43は、図6及び図7に示されているとおり、第1及び第2ピン36,37の軸部36B、37Bが挿入されてこれらのピン36,37の頭部36A,37Aで抜け止め係止されるガイド長孔であり、このガイド長孔43は、図7で示されているように、連結部32が図1の仮設足場1の構成部材である建枠3の前述した補剛材7に連結されたときに、言い換えると、遊動部材38の姿勢が図7で示す姿勢となったときに、略J字をなす形状となっているため、ガイド長孔43は、図5で示すように、上下方向に延びる第1長孔部43Aと、この第1長孔部43Aの下端から斜め下側であって手摺り30の長さ方向外側へ延びる第2長孔部43Bと、からなる。また、ガイド長孔43には、第1長孔部43Aと第2長孔部43Bとの接続部において、手摺り30の長さ方向外側からガイド長孔43の内側へ突出する突出部44が形成されているとともに、第1長孔部43Aにおいて、ガイド長孔43から手摺り30の長さ方向内側へ凹出する窪み部45が形成されている。
また、遊動部材38の下部には、連結部32が図7で示したように建枠3の補剛材7に連結されたときに、手摺り30の長さ方向内側から外側へ延びていて、ベース部材35の第1欠部42の連通部42Bを手摺り30の長さ方向内側から半分以上塞ぐための延出部46が形成され、この延出部46の上側は、遊動部材38に形成された第2欠部47となっている。この第2欠部47は、ベース部材35の第1欠部42の半円形部42Aと同じ曲率半径で形成された湾曲凹状部となっており、また、第2欠部47の上部には、手摺り30の長さ方向外側へ突出した突起部48が設けられている。
さらに、遊動部材38には、手摺り30の長さ方向における延出部46とは反対側において、手摺り30の長さ方向内側であって斜め下側へ延出した指掛け部49が設けられている。
以上において、遊動部材38のガイド長孔43は、ベース部材35に固定されている第1及び第2ピン36,37の軸部36B,37Bに対してスライド自在となっているため、指掛け部49に掛けた指によって遊動部材38に鉛直方向への回動力を作用させると、遊動部材38は、ガイド長孔43と第1及び第2ピン36,37の案内作用により、ベース部材35に対して鉛直面内で遊動運動する。
図6は、連結部32を建枠3の補剛材7に連結する前におけるその連結部32の形状を示している。このときにおける第1ピン36の軸部36Bはガイド長孔43の窪み部45に挿入係合しているとともに、第2ピン37の軸部37Bはガイド長孔43の第2長孔部43Bの終端部近くに挿入係合している。これにより、遊動部材38は、第1ピン36又は第2ピン37を中心に鉛直面内で回動することが阻止されて、ベース部材35に対して一定姿勢を維持している。また、このときには、遊動部材38の延出部46は、ベース部材35の第1欠部42の連通部42Bから外れた位置にあり、このため、遊動部材38はこの第1欠部42を開いており、また、このときには、遊動部材38の突起部48は、この第1欠部42内に突出している。
次に、図2で示した手摺り30の連結部32,62のうち、他方の連結部62について説明する。この連結部62は、図8に示されているとおり、手摺り本体31を形成している前述のパイプ材33の扁平部33Aにボルト・ナット64で結合された厚板材によるフック部材65によって形成されている。このフック部材65の上端は、水平に折り曲げられた折り曲げ部65Aとなっており、この折り曲げ部65Aが扁平部33Aの上辺部に係止された状態でフック部材65が扁平部33Aにボルト・ナット64で結合されることにより、フック部材65は、ボルト・ナット64を中心とする回転が止められて手摺り本体31に取り付けられている。
フック部材65は、建枠3の補剛材7を挿入係止するための係止凹部66を有しており、この係止凹部66は、上側の部分66Aと、下側の部分66Bと、手摺り30の長さ方向外側の部分66Cとが閉塞され、手摺り30の長さ方向内側の部分66Dが外部に向かって、言い換えると、手摺り30の長さ方向内側に向かって開口している三方閉塞状の係止凹部となっており、手摺り30の長さ方向内側の部分66Dの開口部の大きさは、補剛材7の直径よりも少し大きくなっている。
また、下側の部分66Bは、手摺り30の長さ方向内側へ延びる直線状部分66Eを備えたものとなっている。すなわち、この下側の部分66Bは、手摺り30の長さ方向内側へ延びる直線状長さを有している。
なお、図8では、上側の部分66Aは、下側の部分66B及び手摺り30の長さ方向外側の部分66Cと同じく、フック部材65自身によって形成されているが、この上側の部分66Aを手摺り本体31によって形成してもよい。
手摺り30を、図1で示した仮設足場1の互いに対向する建枠3の補剛材7同士の間に架け渡す作業を行うときには、先ずはじめに、手摺り30の連結部62におけるフック部材65の係止凹部66に、図8に示されているように、一方の建枠3の補剛材7を、この係止凹部66における手摺り30の長さ方向内側の部分66Dの開口部から挿入して係止する。次いで、手摺り30の連結部32における遊動部材38を、図6に示されているように、この遊動部材38によってベース部材35の第1欠部42が閉じられない位置へ指掛け部49による操作で遊動させておき、次いで、手摺り30の連結部32を他方の建枠3の補剛材7に向かって上から落とし込む。
これにより、ベース部材35の第1欠部42内に突出していた遊動部材38の突起部48には、補剛材7から上向きの荷重が作用し、このため、遊動部材38は少し浮き上がりながら突起部48が手摺り30の長さ方向内側へ回動する遊動運動を行い、この運動に引き続いて遊動部材38は、遊動部材38自身の自重によって落下するため、図7で示すように、第1ピン36の軸部36は、ガイド長孔43の第1長孔部43Aの上端部に挿入係合し、第2ピン37の軸部37Bは、ガイド長孔43における窪み部45の下側部分であって前記突出部44が突出している部分に挿入係合する。
このように遊動部材38が遊動して落下する運動を行うことは、遊動部材38によってベース部材35の第1欠部42が閉じられることであり、すなわち、この第1欠部42の連通部42Bの左右幅寸法の半分以上は、図7で示されているとおり、遊動部材38の延出部46によって閉じられる。そして、このように第1欠部42の連通部42Bの左右幅寸法の半分以上が遊動部材38の延出部46によって閉じられると、連結部32には、ベース部材35の第1欠部42と遊動部材38の第2欠部47とにより、補剛材7が挿入された挿入部50が形成されることになり、この挿入部50は、断面が円形となっている補剛材7のその断面形状と対応して開口した略円形であって、円周方向の一部が欠けた欠円状となっている。そして、円周方向の一部が欠けた部分は内外連通部50Aとなっており、この内外連通部50Aの大きさは、手摺り30が連結される仮設足場用構成部材となっている補剛材7の直径よりも小さい。
このため、遊動部材38が遊動することによって形成される挿入部50は、補剛材7が脱出不能となった挿入部になるとともに、手摺り本体31の一方の端部に設けられていて、この挿入部50を有している連結部32は、ロック状態で補剛材7に連結されたことになる。
また、手摺り30の他方の端部に設けられた図8の連結部62は、前述したように、フック部材65の係止凹部66に補剛材7が挿入係止されることにより、この補剛材7に連結されており、このため、係止凹部66が、手摺り30の連結部62に補剛材7を挿入係止して連結するための挿入部52となっている。
また、手摺り30の一方の連結部32に配置されている遊動部材38が図7で示した位置へ遊動することにより、この連結部32に上述の挿入部50が形成されたときには、遊動部材38がベース部材35に対して遊動することが第1ピン36及び第2ピン37によって阻止されており、したがって、これらのピン36,37は、ベース部材35に対する遊動部材38の遊動を止めるためのストップ手段51を構成している。
手摺り30を図1の仮設足場1から取り外すときには、先ずはじめに、遊動部材38の前述の指掛け部49に指を掛けることにより、遊動部材38の全体を持ち上げつつ突起部48が手摺り30の長さ方向外側へ回動する遊動運動を遊動部材38に行わせ、これにより、遊動部材38は図6の位置へ戻ることになり、これによってベース部材35の第1欠部42は開放されて挿入部50は大きく開口するため、連結部32を、この挿入部50に挿入されていた補剛材7から抜き取ることができる。
この後、フック部材65の係止凹部66から、この係止凹部66に挿入されていた補剛材7を抜き取り、これにより、補剛材7を有する建枠1等によって形成されている図1の仮設足場1から手摺り30の全体を取り外すことができる。
以上説明した本実施形態によると、手摺り30の長さ方向の両端に設けられている2個の連結部32,62のうち、一方の連結部32だけが、ベース部材35と、このベース部材35に対して遊動する遊動部材38とによって建枠3の補剛材7が脱出不能となった挿入部50を有するものになっており、他方の連結部62は、挿入部52が建枠3の補剛材7を挿入係止するための係止凹部66となっているフック部材65によって形成されているため、手摺り30を仮設足場1から取り外すために行う遊動部材38の遊動操作は、一方の連結部32だけについて行えばよい。
したがって、手摺り30の取り外し作業を容易に行えることになり、また、手摺り30の長さが作業者の両手を広げた長さよりも長くなっていても、作業者が操作しなければならない遊動部材38は、手摺り30の長さ方向の一方の端部だけに設けられているため、長さが長くなっている手摺り30を簡単に仮設足場1から取り外すことができる。
また、第1欠部42を閉じるようにベース部材35に対して遊動部材38が遊動したときの第1欠部42と第2欠部47とによって形成される一方の連結部32における挿入部50は、この挿入部50に挿入される建枠3の補剛材7の直径よりも小さい内外連通部50Aを有する欠円状となっており、他方の連結部62におけるフック部材65の係止凹部66は、上側の部分66Aと、下側の部分66Bと、手摺り30の長さ方向外側の部分66Cとが閉塞され、手摺り30の長さ方向内側の部分66Dが外部に向かって開口しているとともに、この開口部の大きさが建枠3の補剛材7の直径よりも大きくなっている三方閉塞状の係止凹部となっているため、手摺り30の長さ方向の両端の連結部32,62を建枠3の補剛材7に連結した後は、遊動部材38をベース部材35に対して遊動させない限り、手摺り30を建枠3の補剛材7から離脱させることはできない。すなわち、手摺り30が仮設足場1から突然外れることを防止することができる。
また、係止凹部66における上述の下側の部分66Bは、手摺り30の長さ方向内側へ延びる直線状長さを有するものとなっているため、この係止凹部66に挿入係止される建枠3の補剛材として、前述の図8の補剛材7の他に、図8で示した補剛材7’があり、この補剛材7’の位置が、2個の連結部32,62のうちの一方の連結部32に連結される補剛材の位置を基準として、図8の補剛材7の位置よりも手摺り30の長さ方向にずれていても、これらの補剛材7,7’について手摺り30を共通して使用することができる。
すなわち、手摺り30の長さ方向の両端に設けられた2個の連結部32,62が連結される建枠3の補剛材同士の間隔が異なっている仮設足場についても、この間隔の違いを下側の部分66Bの直線状長さで吸収することができ、手摺り30を共通して使用できるようになる。
このように建枠3の補剛材同士の間隔が異なっている仮設足場が存在する理由は、建枠3を含めて組み立てられる仮設足場には、メートル基準の寸法で設計されているものと、インチ基準の寸法で設計されているものとがあるためである。
また、本実施形態によると、遊動部材38が配置されたベース部材35と、フック部材65とは、手摺り本体31にボルト・ナット34,64によって着脱可能に取り付けられているため、手摺り本体31と、遊動部材38が配置されたベース部材35と、フック部材65とのうちで、損傷したものが生じたときには、損傷したものを交換することができ、また、損傷していないものを、損傷したものを交換した後でもそのまま使用することができる。
また、遊動部材38が配置されたベース部材35と、フック部材65とを、太さや長さ等が異なる手摺り本体に対して共通して使用することもできるようになる。すなわち、手摺り本体が損傷していなくても、あるいは、手摺り本体が損傷していても、手摺り本体を太さや長さ等が異なるものに交換し、この交換された手摺り本体に、遊動部材38が配置されたベース部材35と、フック部材65とをそのまま使用することができる。
図9は、手摺り30の長さ方向の一方の端部に設けられる連結部32が、直径の大きい仮設足場用構成部材7Aに連結することができるものになっている実施形態を示し、図10は、手摺り30の長さ方向の一方の端部に設けられる連結部32が、直径の小さい仮設足場用構成部材7Bに連結することができるものになっている実施形態を示す。これらの実施形態でも、一方の上記連結部32は、ベース部材135,235と、ベース部材135,235に遊動自在に配置された遊動部材138,238によって形成されている。そして、ベース部材135の第1欠部142と遊動部材138の第2欠部147とによって仮設足場用構成部材7Aが脱出不能に形成される挿入部150の大きさは、前述の実施形態の挿入部50の大きさよりも大きい。また、ベース部材235の第1欠部242と遊動部材238の第2欠部247とによって仮設足場用構成部材7Bが脱出不能に形成される挿入部250の大きさは、前述の実施形態の挿入部50の大きさよりも小さい。
図11は、手摺り30の長さ方向の他方の端部に設けられる連結部62が、直径の大きい仮設足場用構成部材7Aに連結することができるものになっている実施形態を示し、図12は、手摺り30の長さ方向の他方の端部に設けられる連結部62が、直径の小さい仮設足場用構成部材7Bに連結することができるものになっている実施形態を示す。これらの実施形態でも、他方の上記連結部62は、係止凹部166,266を有するフック部材165,265によって形成されており、係止凹部166によって形成される挿入部152の大きさは、前記実施形態の挿入部52の大きさよりも大きく、係止凹部266によって形成される挿入部252の大きさは、前記実施形態の挿入部52の大きさよりも小さい。
この実施形態でも、遊動部材138,238が配置されたベース部材135,235は手摺り本体31にボルト・ナット34で着脱可能に取り付けられ、フック部材165,265も手摺り本体31にボルト・ナット64で着脱可能に取り付けられている。
このため、この実施形態によると、遊動部材138,238が配置されたベース部材135,235には、ベース部材135,235の第1欠部と遊動部材238,238の第2欠部によって形成される挿入部150,250の大きさが異なる複数のものが用意されていることになり、フック部材165,265にも、係止凹部166,266となっている挿入部152,252の大きさが異なる複数のものが用意されていることになり、これらのベース部材135,235とフック部材165,265とが、手摺り本体31に交換されて取り付け可能となっている。
このため、この実施形態によると、手摺り30の長さ方向の両端に設けられている2個の連結部32,62に連結される仮設足場用構成部材7A,7Bが、直径(太さ)の異なるものに変更されても、これらの仮設足場用構成部材7A,7Bにそれぞれの連結部32,62を連結することができ、手摺り30は、直径の異なる仮設足場用構成部材7A,7Bに対する汎用性を有するようになる。
なお、この実施形態における仮設足場用構成部材7A,7Bは、図1で説明した建枠3の補剛材7を構成している部材であって、下部が略水平となった縦方向の略J字状補剛部材7Aと、この補剛部材7Aと建枠3の本体との間に架設された水平方向の補剛部材7Bと、である。
このように、この実施形態に係る手摺り30の両端の連結部32,62に連結される仮設足場用構成部材が同じ建枠3の補剛材7であっても、連結部32,62を構成する部材を手摺り本体31に対して着脱自在としておくことにより、補剛材7を構成している直径(太さ)が異なる複数の部材に有効に対処できるようになる。もちろん、連結部32,62を構成する部材を手摺り本体31に対して着脱自在としておくことは、それぞれ別の仮設足場用構成部材に連結部32,62を連結する場合にも適用できる。
図13及び図14は、手摺り30の手摺り本体131を、これまでの実施形態よりも直径の大きい1本のパイプ133で形成した実施形態を示している。すなわち、この実施形態では、直径の大きいパイプ133の一方の端部に、遊動部材38が配置されたベース部材35がボルト・ナット34で連結され、他方の端部にフック部材65がボルト・ナット64で連結されている。この実施形態で示されているように、ボルト・ナット34,64で連結部32,62が着脱可能に連結される手摺り本体は、直径が異なるパイプに交換することによってその太さを変更することができる。
図15は、手摺り本体31の長さを伸縮可能とした実施形態の手摺り30を示す。この実施形態の手摺り本体31は一本のパイプ材で形成されておらず、この手摺り本体31は、片側の端部に、遊動部材38が配置されたベース部材35がボルト・ナット34で連結された第1基本パイプ材333と、片側の端部に、フック部材65がボルト・ナット64で連結された第2基本パイプ材334と、内径及び外径が同じになっているこれらの基本パイプ材333,334のうち、第2基本パイプ334の内部に一方の端部側が挿入され、この第2基本パイプ材334に溶接部335で接合一体化された延長パイプ材336と、からなり、第1基本パイプ材333の内部には、延長パイプ材336の他方の端部側がスライド自在に挿入されている。
第1基本パイプ材333の外周面にはナット337が取り付けられ、このナット337に螺入されたボルト338は第1基本パイプ材333を貫通してこのパイプ材333に内部に侵入可能である。延長パイプ材336を第1基本パイプ材333に対してスライドさせて手摺り本体31の全長が所定の長さになったときに、ボルト338を回転操作してその先端を延長パイプ材336に強く当接させることにより、手摺り本体31をその長さに固定することができる。
この実施形態によると、手摺り本体31の長さを調整できるため、手摺り30を架け渡す2個の仮設足場用構成部材の間の間隔が異なっている各種の仮設足場についても、手摺り30を共通使用できるようになり、手摺り30の汎用性が一層向上する。
本発明は、作業者の安全のために仮設足場に設けられる手摺りに利用できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る手摺りが適用されている建築作業現場用の仮設足場を示す斜視図である。 図2は、図1で示されている手摺りの全体を示す正面図である。 図3は、手摺りの一方の連結部を示す斜視図である。 図4は、ベース部材の正面図である。 図5は、遊動部材の正面図である。 図6は、図3で示されている一方の連結部を仮設足場用構成部材である図1の建枠の補剛材に連結する前におけるその連結部の形状を示す正面図である。 図7は、図3で示されている一方の連結部を仮設足場用構成部材である図1の建枠の補剛材に連結した後におけるその連結部の形状を示す正面図である。 図8は、手摺りの他方の連結部を示す正面図である。 図9は、直径が大きい仮設足場用構成部材に適用できる一方の連結部の実施形態を示す正面図である。 図10は、直径が小さい仮設足場用構成部材に適用できる一方の連結部の実施形態を示す正面図である。 図11は、直径が大きい仮設足場用構成部材に適用できる他方の連結部の実施形態を示す正面図である。 図12は、直径が小さい仮設足場用構成部材に適用できる他方の連結部の実施形態を示す正面図である。 図13は、手摺り本体が直径の大きいパイプで形成されている手摺りの実施形態を示す一方の連結部の正面図である。 図14は、手摺り本体が直径の大きいパイプで形成されている手摺りの実施形態を示す他方の連結部の正面図である。 図15は、手摺り本体の長さが調整可能となっている実施形態を示す手摺りの一部破断の正面図である。
符号の説明
1,11 仮設足場
3, 仮設足場用構成部材である建枠
7,7’ 仮設足場用構成部材である建枠の補剛材
16 仮設足場用構成部材である単管による水平材
30 手摺り
31,131 手摺り本体
32 一方の連結部
35,135,235 ベース部材
38,138,238 遊動部材
42,142,242 第1欠部
47,147,247 第2欠部
50,52,150,250,152,252 挿入部
50A 内外連通部
62 他方の連結部
65 フック部材
66,166,266 係止凹部
66A 上側の部分
66B 下側の部分
66C 手摺り本体の長さ方向外側の部分
66D 手摺り本体の長さ方向内側の部分
66E 手摺り本体の長さ方向内側へ延びる直線状長さの部分

Claims (6)

  1. 手摺り本体の長さ方向の両端に、仮設足場を構成する仮設足場用構成部材に連結される2個の連結部が設けられ、これらの連結部が、前記仮設足場用構成部材が挿入されることによって前記連結部が前記仮設足場用構成部材に連結される挿入部を有している仮設足場用手摺りにおいて、
    前記2個の連結部のうち、一方の連結部は、前記手摺り本体の長さ方向の端部に結合されているとともに、第1欠部が形成されたベース部材と、この第1欠部を開閉するように前記ベース部材に遊動可能に配置されているとともに、第2欠部が形成され、前記第1欠部を閉じるように前記ベース部材に対して遊動したときの前記第1欠部と前記第2欠部とによって前記仮設足場用構成部材が脱出不能となった前記挿入部を形成する遊動部材と、を含んで形成され、
    他方の連結部は、前記挿入部が前記仮設足場用構成部材を挿入係止する係止凹部となっているフック部材によって形成されていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  2. 請求項1に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記第1欠部を閉じるように前記ベース部材に対して前記遊動部材が遊動したときの前記第1欠部と前記第2欠部とによって形成される前記一方の連結部における前記挿入部は、この挿入部に挿入される前記仮設足場用構成部材の直径よりも小さい内外連通部を有する欠円状又は無欠円状となっており、
    前記他方の連結部における前記フック部材の係止凹部は、上側の部分と、下側の部分と、前記手摺り本体の長さ方向外側の部分とが閉塞され、前記手摺り本体の長さ方向内側の部分が外部に向かって開口しているとともに、この開口部の大きさが前記仮設足場用構成部材の直径よりも大きくなっている三方閉塞状の係止凹部となっていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  3. 請求項2に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記下側の部分は、前記手摺り本体の長さ方向内側へ延びる直線状長さを有していることを特徴とする前記仮設足場用手摺り。
  4. 請求項2又は3に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記遊動部材が配置された前記ベース部材と、前記フック部材とが、前記手摺り本体に対して着脱自在となっていることを特徴する仮設足場用手摺り。
  5. 請求項4に記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記遊動部材が配置された前記ベース部材には、前記第1欠部と前記第2欠部とによって形成される前記挿入部の大きさが異なる複数のものが用意され、前記フック部材には、前記係止凹部となっている前記挿入部の大きさが異なる複数のものが用意され、これらの前記遊動部材が配置された前記ベース部材とフック部材とが、前記手摺り本体に交換されて取り付け可能となっていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の仮設足場用手摺りにおいて、前記手摺り本体の長さが調整可能となっていることを特徴とする仮設足場用手摺り。
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