JP2009084966A - 先行手すり用ガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】取り付け及び取り外しのしやすい先行手すり用ガイドを提供する。
【解決手段】先行手すり用ガイドにおいて、ガイドレール12の外側面に形成され、ガイドレール12が配設された支柱57の周方向に沿って延出されるとともに横架材56上に載置される第1の係止部材と、第1の係止部材13の下方位置であってガイドレール12の外側面に形成され、支柱57の周方向に沿って延出される第2の係止部材14と、ガイドレール12の外側面に回動可能に軸支され、回動させることで第1の係止部材13の先端と第2の係止部材14の先端部分と交叉して同第1及び第2の係止部材13,14とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取りうるロックプレート15とを備え、同ロックプレート15を第1及び第2の係止部材13,14に対して相対的に下動させることによってロックプレート15を包囲位置で回動不能に保持するようにした。
【選択図】図5
【解決手段】先行手すり用ガイドにおいて、ガイドレール12の外側面に形成され、ガイドレール12が配設された支柱57の周方向に沿って延出されるとともに横架材56上に載置される第1の係止部材と、第1の係止部材13の下方位置であってガイドレール12の外側面に形成され、支柱57の周方向に沿って延出される第2の係止部材14と、ガイドレール12の外側面に回動可能に軸支され、回動させることで第1の係止部材13の先端と第2の係止部材14の先端部分と交叉して同第1及び第2の係止部材13,14とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取りうるロックプレート15とを備え、同ロックプレート15を第1及び第2の係止部材13,14に対して相対的に下動させることによってロックプレート15を包囲位置で回動不能に保持するようにした。
【選択図】図5
Description
本発明は足場構築の作業の際の安全確保のための補助をなす先行手すりを足場に配設す際に使用される先行手すり用ガイドに関するものである。
足場の組み立ては下層から順に行われていく。この際に作業者自身が足場を拡張しようとしている上層階に先に昇って組み立て作業を行うならば未だ十分な確保手段、例えば手すりや梁が取り付けられていないため墜落のおそれがあって危険である。
そのため、作業者は安全が確保された下層階に立地し、手を上に延ばして先行手すりを上層階にセットするようにしている。先行手すりを上層階にセットした後に作業者は上層階に昇りこの先行手すりを確保手段として上層階で通常の足場を構築する。そしてその階の足場が組み上がったら先行手すりを取り外して順次上層階にセットしていくようにしている。
このような先行手すりの例として特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の先行手すりはその図2、図3、図8及び図9に示すように手すり柱4に対して伸縮手すり5を装着することで構成されている。そして、組み立てられた先行手すりはその図11に示すように上層階の踏み板3よりも少し下がった位置に取着された固定金具6(本発明における先行手すり用ガイドに相当)を案内部材として使用することで上方に移動させるようにしている。つまり、先行手すりの設置作業では作業者は安全な下層階位置から先行手すりの手すり柱4を押し上げて上層階に先行手すりを配置させるように行われるものである(図8の状態)。そして、先行手すりが上層階に配設された状態で作業者は初めて上層階に移動して足場用部材を使用してその階の足場を構築するようにしている。また、作業者は当該階層の足場を組み立てると次の先行手すりの配設作業に使用するためにその階では不要となった固定金具6を取り外すようにしている。
特開2001−288883号公報
そのため、作業者は安全が確保された下層階に立地し、手を上に延ばして先行手すりを上層階にセットするようにしている。先行手すりを上層階にセットした後に作業者は上層階に昇りこの先行手すりを確保手段として上層階で通常の足場を構築する。そしてその階の足場が組み上がったら先行手すりを取り外して順次上層階にセットしていくようにしている。
このような先行手すりの例として特許文献1に開示されたものがある。特許文献1の先行手すりはその図2、図3、図8及び図9に示すように手すり柱4に対して伸縮手すり5を装着することで構成されている。そして、組み立てられた先行手すりはその図11に示すように上層階の踏み板3よりも少し下がった位置に取着された固定金具6(本発明における先行手すり用ガイドに相当)を案内部材として使用することで上方に移動させるようにしている。つまり、先行手すりの設置作業では作業者は安全な下層階位置から先行手すりの手すり柱4を押し上げて上層階に先行手すりを配置させるように行われるものである(図8の状態)。そして、先行手すりが上層階に配設された状態で作業者は初めて上層階に移動して足場用部材を使用してその階の足場を構築するようにしている。また、作業者は当該階層の足場を組み立てると次の先行手すりの配設作業に使用するためにその階では不要となった固定金具6を取り外すようにしている。
上記特許文献1の先行手すり用の固定金具6はその図4(A)及び(B)に示すように、L字形状のフックピン65とC字形状のフック63とによって建枠1に取着するようになっている。このような取着部材による取り付け方法は特許文献1の段落番号0014に「建枠1に固定金具6Aを取り付けるには、固定金具6Aを斜め方向にしてフック63を建枠1に掛け、フックピン65を引き抜いた状態にし、図6に示すように、固定金具6Aを垂直にして下側に移動させる。これにより、固定部64が建枠1の横架材11に掛けられる。そして、フックピン65の取手部65aを上向きにして固定部64に押し込むと、フックピン65は建枠1の横架材11の下側を通り、抜け止めピン69が固定部64の孔を通過する。続いて、フックピン65を90°回動して取手部65aを下向きにすると、抜け止めピン69が固定部64の外面に係止して抜けなくなる。つまり、建枠1の横架材11を固定部64とフックピン65で抱持した状態になり、固定金具6Aが建枠1から抜け落ちなくなる。」とあるようにまず下側の固定金具6Aを斜め方向に傾けてC字形状のフック63を建枠1に掛けてから上側のフックピン65を取り付けるようにしており、取り付けにかなり熟練が必要な複雑な取り付け方法を採用している。そして、逆にこの固定金具6を取り外す際にも固定金具6Aを斜め方向に傾けないとフック63を建枠1から外すことができない構造となっている。
上記のように固定金具6は上層階の踏み板3よりも少し下がった位置に取着されており、固定金具6は先行手すりが配設されてから作業者がその上層階に昇って取り外すことになるのであるが、上層階に昇った際には固定金具6は作業者足下から若干下の位置にかけて配置されていることになる。そのため、作業者は低くしゃがんだ姿勢で上記のように固定金具6Aを斜め方向に傾けるという複雑な動作をしなければならず、非常に作業性が悪かった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、取り付け及び取り外しのしやすい先行手すり用ガイドを提供することにある。
上記のように固定金具6は上層階の踏み板3よりも少し下がった位置に取着されており、固定金具6は先行手すりが配設されてから作業者がその上層階に昇って取り外すことになるのであるが、上層階に昇った際には固定金具6は作業者足下から若干下の位置にかけて配置されていることになる。そのため、作業者は低くしゃがんだ姿勢で上記のように固定金具6Aを斜め方向に傾けるという複雑な動作をしなければならず、非常に作業性が悪かった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、取り付け及び取り外しのしやすい先行手すり用ガイドを提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明では、左右一対の縦フレームと、同両縦フレーム間に両端寄りの回り対偶によって連結された横架フレームとを基本構成として備え、同横架フレームは外筒と同外筒内に嵌挿された内筒とによって構成され前記回り対偶間における同両横架フレームの全長が伸縮可能とされている先行手すりを支柱、踏み板及び梁部材等の足場構成部材によって構築された足場に装着する際に使用される先行手すり用ガイドであって、前記支柱の外側面に沿って配置され前記先行手すりの前記縦フレームを立設状態に保持するとともに同縦フレームを上方に移動させる際の案内部材となるガイドレールを備えた前記足場に取着される先行手すり用ガイドにおいて、
前記ガイドレールの外側面に形成され、前記ガイドレールが配設された前記支柱(以下、この支柱を当該支柱とする)の周方向に沿って延出される第1の外周包囲部と前記梁部材上に載置される載置部を備えた第1の係止部材と、同第1の係止部材の下方位置であって同ガイドレールの外側面に形成され、当該支柱の周方向に沿って延出される第2の外周包囲部を備えた第2の係止部材と、同ガイドレールの外側面に回動可能に軸支され、回動させることで同第1及び第2の外周包囲部の先端方向部分と交叉あるいは近接して同第1及び第2の外周包囲部とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取りうる蓋部材とを備え、同蓋部材に前記第1の係止部材、前記第2の係止部材又は前記ガイドレールから選ばれた少なくとも1つの部材に形成されたロック部材を係合させることによって同蓋部材は包囲位置において回動不能に保持されるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項2の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、前記ロック部材は前記第1又は第2の係止部材の少なくとも一方に形成されるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項3の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記蓋部材は上下動可能に軸支されており、同蓋部材と前記第1及び第2の係止部材が交叉あるいは近接した位置において同蓋部材が上動することによって前記ロック部材との係合関係が解除されて回動可能状態となり退避位置への回動が許容され、同蓋部材が下動することによって同蓋部材と同ロック部材とが係合されて回動不能状態となるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項4の発明では請求項3に記載の発明の構成に加え、前記ロック部材は前記第1及び第2の外周包囲部の少なくとも一方に形成された先端が上方向を向いた小フック片であり、同小フック片は前記蓋部材が包囲位置にある場合には同蓋部材に形成された透孔を通過して同蓋部材の外方に配置され、同小フック片は同蓋部材が上動することによって同蓋部材に形成された透孔の通過が許容され、同蓋部材が下動することによって同透孔の上縁と係合して同蓋部材の回動を不能とするようにしたことをその要旨とする。
前記ガイドレールの外側面に形成され、前記ガイドレールが配設された前記支柱(以下、この支柱を当該支柱とする)の周方向に沿って延出される第1の外周包囲部と前記梁部材上に載置される載置部を備えた第1の係止部材と、同第1の係止部材の下方位置であって同ガイドレールの外側面に形成され、当該支柱の周方向に沿って延出される第2の外周包囲部を備えた第2の係止部材と、同ガイドレールの外側面に回動可能に軸支され、回動させることで同第1及び第2の外周包囲部の先端方向部分と交叉あるいは近接して同第1及び第2の外周包囲部とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取りうる蓋部材とを備え、同蓋部材に前記第1の係止部材、前記第2の係止部材又は前記ガイドレールから選ばれた少なくとも1つの部材に形成されたロック部材を係合させることによって同蓋部材は包囲位置において回動不能に保持されるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項2の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、前記ロック部材は前記第1又は第2の係止部材の少なくとも一方に形成されるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項3の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記蓋部材は上下動可能に軸支されており、同蓋部材と前記第1及び第2の係止部材が交叉あるいは近接した位置において同蓋部材が上動することによって前記ロック部材との係合関係が解除されて回動可能状態となり退避位置への回動が許容され、同蓋部材が下動することによって同蓋部材と同ロック部材とが係合されて回動不能状態となるようにしたことをその要旨とする。
また、請求項4の発明では請求項3に記載の発明の構成に加え、前記ロック部材は前記第1及び第2の外周包囲部の少なくとも一方に形成された先端が上方向を向いた小フック片であり、同小フック片は前記蓋部材が包囲位置にある場合には同蓋部材に形成された透孔を通過して同蓋部材の外方に配置され、同小フック片は同蓋部材が上動することによって同蓋部材に形成された透孔の通過が許容され、同蓋部材が下動することによって同透孔の上縁と係合して同蓋部材の回動を不能とするようにしたことをその要旨とする。
このような構成の先行手すり用ガイドを足場に取り付ける際には、第1の係止部材の第1の外周包囲部を当該支柱の周方向に沿って配置させるとともに梁部材上に載置部載置させる。また、第2の係止部材についても第2の外周包囲部を当該支柱の周方向に沿って配置させる。次いで、蓋部材を回動させて第1及び第2の係止部材の先端方向部分と交叉あるいは近接させて同第1及び第2の外周包囲部とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置に配置する。そして、蓋部材に前記第1の係止部材、前記第2の係止部材又は前記ガイドレールから選ばれた少なくとも1つの部材に形成されたロック部材を係合させるようにする。これによって蓋部材は包囲位置において回動不能に保持されることとなる。つまり蓋部材はロック状態とされることとなる。このロック状態で先行手すり用ガイドは足場の所定位置に脱落することなく配設されたこととなる。
一方、先行手すり用ガイドを足場から取り外す際には、まず蓋部材とロック部材との係合状態を解除する(非ロック状態)。これによって蓋部材を回動させることが可能となる。そして、蓋部材を第1及び第2の係止部材とともに当該支柱を包囲している状態から退避させるように回動させ、退避後に先行手すり用ガイドを当該支柱及び梁部材から離間させる。
一方、先行手すり用ガイドを足場から取り外す際には、まず蓋部材とロック部材との係合状態を解除する(非ロック状態)。これによって蓋部材を回動させることが可能となる。そして、蓋部材を第1及び第2の係止部材とともに当該支柱を包囲している状態から退避させるように回動させ、退避後に先行手すり用ガイドを当該支柱及び梁部材から離間させる。
ここに、「当該支柱の周方向に沿って」とは第1及び第2の係止部材が当該支柱に必ずしも密着していることを意味してはおらず、両者間に間隙が存在していても構わない。また、先行手すり用ガイドがセット位置から脱落しなければ蓋部材と第1及び第2の係止部材の先端方向部分は当該支柱を包囲する場合に必ずしも交叉していなくとも。「近接」で構わない。
ロック部材は第1又は第2の係止部材の少なくとも一方、好ましくは両方に形成されていることがよい。また、蓋部材は上下動可能に軸支されており、蓋部材と第1及び第2の係止部材が交叉あるいは近接した位置において蓋部材が上動することによって前記ロック部材との係合関係が解除されて回動可能状態となり退避位置への回動が許容され、蓋部材が下動することによって同蓋部材と同ロック部材とが係合されて回動不能状態となるような構成が好ましい。これによって蓋部材は上下動させるという簡単な動作でロック状態と非ロック状態とすることが可能である。
また、蓋部材を上下させる場合には蓋部材に透孔を形成するとともに、ロック部材を前記第1及び第2の外周包囲部の少なくとも一方に形成された先端が上方向を向いた小フック片で構成し、蓋部材を上動する際にはその小フック片を透孔を通過させ、下動させることで透孔の縁と係合させることでロック状態とするという構成を採用することが可能である。このような構成であれば別途ロック部材によってロックしなくとも蓋部材を包囲位置に配置するだけでロック状態とすることが可能で作業の効率化を図ることができる。
尚、小フック片の先端は完全に真上を向いている必要はない。透孔の形状は小フック片が通過でき、小フック片と係合できるような構成であれば特に限定されない。
ロック部材は第1又は第2の係止部材の少なくとも一方、好ましくは両方に形成されていることがよい。また、蓋部材は上下動可能に軸支されており、蓋部材と第1及び第2の係止部材が交叉あるいは近接した位置において蓋部材が上動することによって前記ロック部材との係合関係が解除されて回動可能状態となり退避位置への回動が許容され、蓋部材が下動することによって同蓋部材と同ロック部材とが係合されて回動不能状態となるような構成が好ましい。これによって蓋部材は上下動させるという簡単な動作でロック状態と非ロック状態とすることが可能である。
また、蓋部材を上下させる場合には蓋部材に透孔を形成するとともに、ロック部材を前記第1及び第2の外周包囲部の少なくとも一方に形成された先端が上方向を向いた小フック片で構成し、蓋部材を上動する際にはその小フック片を透孔を通過させ、下動させることで透孔の縁と係合させることでロック状態とするという構成を採用することが可能である。このような構成であれば別途ロック部材によってロックしなくとも蓋部材を包囲位置に配置するだけでロック状態とすることが可能で作業の効率化を図ることができる。
尚、小フック片の先端は完全に真上を向いている必要はない。透孔の形状は小フック片が通過でき、小フック片と係合できるような構成であれば特に限定されない。
上記各請求項の発明では、先行手すり用ガイドに第1及び第2の係止部材と蓋部材を交叉又は近接させて同第1及び第2の外周包囲部とともに蓋部材に当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取らせ、その蓋部材とロック部材とを係合させるようにしたため、先行手すり用ガイドを足場に着脱する際の作業性が非常に向上することとなる。
以下、本発明の先行手すり用ガイドを具体化した実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、先行手すり用ガイド11はすべて合金製のガイドレール12、第1及び第2の係止部材としての上下のフック13、14及び蓋部材としてのロックプレート15を基本構成として備えている。
ガイドレール12は平面視において隅丸正方形形状の長尺の中空部材であって、前面中央に長手方向に沿ったスリット18が形成されている。ガイドレール12の下端寄り位置にはストッパー19が配設されている。ストッパー19は直方体形状の合金製の棒体であって、ガイドレール12の下部側面に突設形成されたブラケット20に対して回動軸21によって回動可能に軸支されている。ガイドレール12の下部寄り左右側面には一対の窓孔22が形成されており、ストッパー19は両窓孔22の下端縁上に懸架されている。そのためストッパー19は下方への回動が阻止されるとともに上方への回動のみが許容されることとなっている。
図1〜図3に示すように、先行手すり用ガイド11はすべて合金製のガイドレール12、第1及び第2の係止部材としての上下のフック13、14及び蓋部材としてのロックプレート15を基本構成として備えている。
ガイドレール12は平面視において隅丸正方形形状の長尺の中空部材であって、前面中央に長手方向に沿ったスリット18が形成されている。ガイドレール12の下端寄り位置にはストッパー19が配設されている。ストッパー19は直方体形状の合金製の棒体であって、ガイドレール12の下部側面に突設形成されたブラケット20に対して回動軸21によって回動可能に軸支されている。ガイドレール12の下部寄り左右側面には一対の窓孔22が形成されており、ストッパー19は両窓孔22の下端縁上に懸架されている。そのためストッパー19は下方への回動が阻止されるとともに上方への回動のみが許容されることとなっている。
ガイドレール12の裏面側の外側面には上側フック13及び下側フック14が溶着されている。上側フック13は丸鋼を屈曲して形成された上下二段組みの構造体であって、平面視においてコ字状に構成された上側の第1水平フック片23と、同第1水平フック片23と平行に配置され平面視においてL字状に構成された下側の第2水平フック片24と、両フック片23,24を連結する垂直支柱25から構成されている。第1の外周包囲部としての第1水平フック片23は3本の第1〜第3の屈曲部23a〜23cによって構成されている。水平に配置された第1の屈曲部23aはガイドレール12の裏面に溶着され、第2の屈曲部23bは同第1の屈曲部23aの先端から後方に向かって水平に延出され、載置部としての第3の屈曲部23cは第2の屈曲部23bの先端から直角かつ水平に側方に延出されている。第3の屈曲部23cの先端は上方に屈曲されて第1の係合部26を形成している。第1の外周包囲部としての第2水平フック片24は直交する2本の第1及び第2の屈曲部24a,24bによって構成されている。第1の屈曲部24aの基端はガイドレール12に裏面に溶着されて後方に向かって延出され、第2の屈曲部23bは第1の屈曲部24aの先端から直角かつ水平に側方に延出されている。第2水平フック片24の第1及び第2の屈曲部24a,24bは第1の屈曲部23aの第2及び第3の屈曲部23b,23cと平面視において重複位置に配置されている。
第1〜第3の屈曲部23a〜23cによって三方から包囲された領域及びガイドレール12の裏面と第2水平フック片24によって三方から包囲された領域は上部支柱収容領域S1とされている。また、第1水平フック片23の第3の屈曲部23cと第2水平フック片24の第2の屈曲部23bとによって梁挟持部S2が形成されている。
第1〜第3の屈曲部23a〜23cによって三方から包囲された領域及びガイドレール12の裏面と第2水平フック片24によって三方から包囲された領域は上部支柱収容領域S1とされている。また、第1水平フック片23の第3の屈曲部23cと第2水平フック片24の第2の屈曲部23bとによって梁挟持部S2が形成されている。
上側フック13の所定間隔を開けた下方位置には第2の外周包囲部としての下側フック14が配設されている。上側フック13も丸鋼を屈曲して形成されている。下側フック14は前記上側フック13の第1水平フック片23とまったく同じ形状でかつ上下位置が異なるだけでまったく同じ向きにガイドレール12の裏面に配設されている。つまり第1水平フック片23と下側フック14は平面視においては重複位置に配置されている。下側フック14は3本の第1〜第3の屈曲部14a〜14cによって構成されている。水平に配置された第1の屈曲部14aはガイドレール12の裏面に溶着され、第2の屈曲部14bは同第1の屈曲部14aの先端から後方に向かって水平に延出され、第3の屈曲部14cは第2の屈曲部14bの先端から直角かつ水平に側方に延出されている。第3の屈曲部14の先端は上方に屈曲されて第2の係合部27を形成している。第1〜第3の屈曲部14a〜14cによって三方から包囲された領域は下部支柱収容領域S3とされている。
ガイドレール12の側面には上下に所定間隔を開けて2つの軸受け筒28が溶着されている。前記ロックプレート15はこの軸受け筒28に回動可能に軸支されている。
ロックプレート15は足場側の部材との干渉を避けるために中央部が異形に切り欠かかれた変形長方形形状の板体から構成されている。ロックプレート15の縁寄りには円柱形状の上下2本の回動軸29が溶着されており、同回動軸29は前記軸受け筒28内に収容されている。従って、ロックプレート15は回動軸29を回動中心として揺動可能とされている。回動軸29の長さは軸受け筒28の高さよりも十分長いため、回動軸29は軸受け筒28内において上下動可能(つまりロックプレート15が上下動可能)とされている。下側の回動軸29には抜け止め用のピン30が貫挿されている。
ロックプレート15の上下寄りにはそれぞれ上下方向に長い長孔31,32が形成されている。上方側の長孔31に隣接する位置には取っ手33が溶着されている。
ロックプレート15は足場側の部材との干渉を避けるために中央部が異形に切り欠かかれた変形長方形形状の板体から構成されている。ロックプレート15の縁寄りには円柱形状の上下2本の回動軸29が溶着されており、同回動軸29は前記軸受け筒28内に収容されている。従って、ロックプレート15は回動軸29を回動中心として揺動可能とされている。回動軸29の長さは軸受け筒28の高さよりも十分長いため、回動軸29は軸受け筒28内において上下動可能(つまりロックプレート15が上下動可能)とされている。下側の回動軸29には抜け止め用のピン30が貫挿されている。
ロックプレート15の上下寄りにはそれぞれ上下方向に長い長孔31,32が形成されている。上方側の長孔31に隣接する位置には取っ手33が溶着されている。
次に、先行手すりの構成について説明する。図4及び図5に示すように先行手すり34は左右に配置された縦フレームとしての手すり柱35と両手すり柱35間に架設された上下二段の横架フレームとしての伸縮手すり36を基本構成としている。図5に示すように、このような基本構成において略鳥居形状のパネル状の外形が構成されることとなる。尚、図8〜図10に示すように当該伸縮手すり36が架設される手すり柱35には隣接する伸縮手すり36も架設されることとなり、足場において先行手すりは多数の伸縮手すり36が直列に連結されて構築されるのが一般的である。
手すり柱35は上下3段のハンドル37,38,39を備えている。上側に2段のハンドル37,38は伸縮手すり36取り付け用の後方に突起する取り付けピン40を備えている。図6に示すように取り付けピン40の下面側にはラッチ41が形成されている。中央のハンドル38には持送り用フック42が形成されている。伸縮手すり36は外筒43と同外筒43に対してスライド可能に嵌挿された内筒44から構成されている。外筒43及び内筒44の間には脱落防止のための図示しない係合爪が形成されている。伸縮手すり36の両端、つまり外筒43及び内筒44の外端にはそれぞれヘッド部45が形成されている。ヘッド部45には透孔46が形成されている。図6に示すように、伸縮手すり36は手すり柱35の上側の2段のハンドル37,38の取り付けピン40に対してヘッド部45の透孔46を挿入させることで隣接する手すり柱35間に架設されることとなる。ヘッド部45はラッチ41によって取り付けピン40からの脱落が防止されるようになっている。
手すり柱35は上下3段のハンドル37,38,39を備えている。上側に2段のハンドル37,38は伸縮手すり36取り付け用の後方に突起する取り付けピン40を備えている。図6に示すように取り付けピン40の下面側にはラッチ41が形成されている。中央のハンドル38には持送り用フック42が形成されている。伸縮手すり36は外筒43と同外筒43に対してスライド可能に嵌挿された内筒44から構成されている。外筒43及び内筒44の間には脱落防止のための図示しない係合爪が形成されている。伸縮手すり36の両端、つまり外筒43及び内筒44の外端にはそれぞれヘッド部45が形成されている。ヘッド部45には透孔46が形成されている。図6に示すように、伸縮手すり36は手すり柱35の上側の2段のハンドル37,38の取り付けピン40に対してヘッド部45の透孔46を挿入させることで隣接する手すり柱35間に架設されることとなる。ヘッド部45はラッチ41によって取り付けピン40からの脱落が防止されるようになっている。
次に、このような先行手すり用ガイド11を使用した先行手すり34の装着工程について図7〜図15に基づいて説明する。
図7に示すような鳥居型の建て枠51、交叉筋交い52及び踏み板53を組み合わせてまず一階部分に足場55を構築する。この地上部の足場55を利用して2階部分に先行手すり34を移動させる作業について説明する。
図5及び図10(a)に示すように、作業者は先行手すり用ガイド11を建て枠51の梁部材としての横架材56と支柱57との交叉する位置に装着する。より具体的には図15に示すように、建て枠51の正面長手方向に沿った側方から(図15の矢印方向から)当該取り付け用の横架材56及び支柱57に接近させていく。そして上側フック13については上部支柱収容領域S1に支柱57が収まり第1水平フック片23の第3の屈曲部23cが横架材56上に載置されるようにセットする。するとちょうど横架材56は梁挟持部S2に収まることとまる。一方、下側フック14については下部支柱収容領域S3に支柱57が収まることとなる。この状態では先行手すり用ガイド11は作業者が手を離しても落ちない状態となる。この状態を本実施例では仮留め状態とする。先行手すり用ガイド11をまずこのような仮留め状態とすると同時に下方側から先行手すり34を構成する手すり柱35の上端を先行手すり用ガイド11のガイドレール12内に挿入させておく。
図7に示すような鳥居型の建て枠51、交叉筋交い52及び踏み板53を組み合わせてまず一階部分に足場55を構築する。この地上部の足場55を利用して2階部分に先行手すり34を移動させる作業について説明する。
図5及び図10(a)に示すように、作業者は先行手すり用ガイド11を建て枠51の梁部材としての横架材56と支柱57との交叉する位置に装着する。より具体的には図15に示すように、建て枠51の正面長手方向に沿った側方から(図15の矢印方向から)当該取り付け用の横架材56及び支柱57に接近させていく。そして上側フック13については上部支柱収容領域S1に支柱57が収まり第1水平フック片23の第3の屈曲部23cが横架材56上に載置されるようにセットする。するとちょうど横架材56は梁挟持部S2に収まることとまる。一方、下側フック14については下部支柱収容領域S3に支柱57が収まることとなる。この状態では先行手すり用ガイド11は作業者が手を離しても落ちない状態となる。この状態を本実施例では仮留め状態とする。先行手すり用ガイド11をまずこのような仮留め状態とすると同時に下方側から先行手すり34を構成する手すり柱35の上端を先行手すり用ガイド11のガイドレール12内に挿入させておく。
次いで、作業者は仮留め状態にある先行手すり用ガイド11をロックする。図11に示すように上側及び下側フック13,14に対して開放された位置にある自重で下がった位置にあるロックプレート15をまず図12に示すように上動させる(持ち上げる)。そして持ち上げたまま回動軸29を回動中心として上側及び下側フック13,14方向に回動させ図13に示すように上側フック13の第1の係合部26を上方側の長孔31を通過させるとともに下側フック14の第2の係合部27を下方側の長孔32を通過させる。通過後に作業者がロックプレート15から手を離すとロックプレート15は自重で下動し、図14に示すように第1の係合部26及び第2の係合部27はそれぞれ長孔31,32の上縁と係合される。この状態ではそのままロックプレート15を開放側に回動させようとしても長孔31,32の上縁が第1の係合部26及び第2の係合部27と干渉して開放方向に回動させることはできない。この状態をロック状態とする。
このような先行手すり用ガイド11の装着作業を足場55の前面(外面)に面したすべての建て枠51に対して行い、次いで図8に示すように隣接する手すり柱35間に伸縮手すり36を架設していく。そして、図9及び図10(b)に示すように作業者はハンドル37,38,39を使用して手すり柱35を上に持ち上げて、その下端をガイドレール12内のストッパー19を通過させストッパー19に支持させるようにする。これによって手すり柱35は上位置で保持されることとなる。図10(b)に示すように隣接する手すり柱35の一方の上動に伴って伸縮手すり36は伸長させられる。両方の手すり柱35が上動すると伸縮手すり36は収縮させられる。すべての手すり柱35を上方位置に移動させることによって踏み板53の上側に先行手すり34がセットされることとなる。
先行手すり34がセットされると作業者は図示しない階段を使用して踏み板53の上に移動し、2階に位置において新たな建て枠51、交叉筋交い52及び踏み板53を使用して足場を増設する。そして、新たな先行手すり用ガイド11を2階においても上記のように装着するとともに、先に装着した先行手すり用ガイド11を取り外すようにする。先行手すり用ガイド11を取り外す場合は上記図11〜図14の逆の操作をすることとなる。尚、作業者はしゃがんだ姿勢を採るため、ロックプレート15の取っ手33を利用してロックプレート15を持ち上げるように操作をすることが作業上有利である。
先行手すり34がセットされると作業者は図示しない階段を使用して踏み板53の上に移動し、2階に位置において新たな建て枠51、交叉筋交い52及び踏み板53を使用して足場を増設する。そして、新たな先行手すり用ガイド11を2階においても上記のように装着するとともに、先に装着した先行手すり用ガイド11を取り外すようにする。先行手すり用ガイド11を取り外す場合は上記図11〜図14の逆の操作をすることとなる。尚、作業者はしゃがんだ姿勢を採るため、ロックプレート15の取っ手33を利用してロックプレート15を持ち上げるように操作をすることが作業上有利である。
このように構成することにより本実施例は次のような効果を奏する。
(1)先行手すり用ガイド11の装着の際には単に側方から当該取り付け用の横架材56及び支柱57に接近させて第1水平フック片23の第3の屈曲部23cを横架材56上に載置させながら上側フック13と下側フック14内に支柱57を収めるだけで、所定の配置位置にセットできる(仮留め)ため、複雑な取り付け方法が不要であり、作業効率がよい。
(2)先行手すり用ガイド11を仮留めした後に、ロックプレート15を持ち上げながら回動させ、第1の係合部26及び第2の係合部27に長孔31,32を通過させた後にロックプレート15を離せば自重でロックされるようになっており、簡単な操作で確実に先行手すり用ガイド11をロック状態とすることが可能である。
(3)上側フック13は先行手すり用ガイド11の装着状態で横架材56が梁挟持部S2内に収まるようになっており横架材56を上下からホールドすることとなるため先行手すり用ガイド11に引き抜き力が働いても先行手すり用ガイド11が装着位置から外れてしまうことがない。
(1)先行手すり用ガイド11の装着の際には単に側方から当該取り付け用の横架材56及び支柱57に接近させて第1水平フック片23の第3の屈曲部23cを横架材56上に載置させながら上側フック13と下側フック14内に支柱57を収めるだけで、所定の配置位置にセットできる(仮留め)ため、複雑な取り付け方法が不要であり、作業効率がよい。
(2)先行手すり用ガイド11を仮留めした後に、ロックプレート15を持ち上げながら回動させ、第1の係合部26及び第2の係合部27に長孔31,32を通過させた後にロックプレート15を離せば自重でロックされるようになっており、簡単な操作で確実に先行手すり用ガイド11をロック状態とすることが可能である。
(3)上側フック13は先行手すり用ガイド11の装着状態で横架材56が梁挟持部S2内に収まるようになっており横架材56を上下からホールドすることとなるため先行手すり用ガイド11に引き抜き力が働いても先行手すり用ガイド11が装着位置から外れてしまうことがない。
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・先行手すり用ガイド11の形状は上記実施例に限定されることはない。例えば、ロックプレート15の形状、長孔31,32の形状、取っ手33の有無、上側及び下側フック13,14、ストッパ19の形状等は変更可能である。
・先行手すり34の形状も上記実施例に限定されることはない。
ロック手段は上記のようなロックプレート15を上下動させるような手段以外であっても構わない。また、上記実施例ではロックプレート15と上側及び下側フック13,14が交叉した状態でロックプレート15を自重で下動させることでロック状態となるようにしていたが、自重でなく作業者の能動動作でロック状態とさせるようにしてもよい。要は蓋部材と第1及び第2の係止部材を係合させた場合に容易に係合部分が外れなければよい。
・その他、材質は不問である、部材の接合は溶接以外の手段でもよい等本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
・先行手すり用ガイド11の形状は上記実施例に限定されることはない。例えば、ロックプレート15の形状、長孔31,32の形状、取っ手33の有無、上側及び下側フック13,14、ストッパ19の形状等は変更可能である。
・先行手すり34の形状も上記実施例に限定されることはない。
ロック手段は上記のようなロックプレート15を上下動させるような手段以外であっても構わない。また、上記実施例ではロックプレート15と上側及び下側フック13,14が交叉した状態でロックプレート15を自重で下動させることでロック状態となるようにしていたが、自重でなく作業者の能動動作でロック状態とさせるようにしてもよい。要は蓋部材と第1及び第2の係止部材を係合させた場合に容易に係合部分が外れなければよい。
・その他、材質は不問である、部材の接合は溶接以外の手段でもよい等本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
11…先行手すり用ガイド、12…ガイドレール、13…第1の係止部材、14…第2の外周包囲部としての第2の係止部材、23c…載置部としての第3の屈曲部、23…第1の外周包囲部としての第1水平フック片、24…第1の外周包囲部としての第2水平フック片、26…ロック部材としての第1の係合部、27…ロック部材としての第2の係合部、15…蓋部材としてのロックプレート、34…先行手すり、35…縦フレーム、36…横架フレームとしての伸縮手すり、53…踏み板、56…梁部材としての横架材、57…支柱。
Claims (4)
- 左右一対の縦フレームと、同両縦フレーム間に両端寄りの回り対偶によって連結された横架フレームとを基本構成として備え、同横架フレームは外筒と同外筒内に嵌挿された内筒とによって構成され前記回り対偶間における同両横架フレームの全長が伸縮可能とされている先行手すりを支柱、踏み板及び梁部材等の足場構成部材によって構築された足場に装着する際に使用される先行手すり用ガイドであって、前記支柱の外側面に沿って配置され前記先行手すりの前記縦フレームを立設状態に保持するとともに同縦フレームを上方に移動させる際の案内部材となるガイドレールを備えた前記足場に取着される先行手すり用ガイドにおいて、
前記ガイドレールの外側面に形成され、前記ガイドレールが配設された前記支柱(以下、この支柱を当該支柱とする)の周方向に沿って延出される第1の外周包囲部と前記梁部材上に載置される載置部を備えた第1の係止部材と、
同第1の係止部材の下方位置であって同ガイドレールの外側面に形成され、当該支柱の周方向に沿って延出される第2の外周包囲部を備えた第2の係止部材と、
同ガイドレールの外側面に回動可能に軸支され、回動させることで同第1及び第2の外周包囲部の先端方向部分と交叉あるいは近接して同第1及び第2の外周包囲部とともに当該支柱の全周を包囲する包囲位置を取りうる蓋部材とを備え、
同蓋部材に前記第1の係止部材、前記第2の係止部材又は前記ガイドレールから選ばれた少なくとも1つの部材に形成されたロック部材を係合させることによって同蓋部材は包囲位置において回動不能に保持されることを特徴とする先行手すり用ガイド。 - 前記ロック部材は前記第1又は第2の係止部材の少なくとも一方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の先行手すり用ガイド。
- 前記蓋部材は上下動可能に軸支されており、同蓋部材と前記第1及び第2の係止部材が交叉あるいは近接した位置において同蓋部材が上動することによって前記ロック部材との係合関係が解除されて回動可能状態となり退避位置への回動が許容され、同蓋部材が下動することによって同蓋部材と同ロック部材とが係合されて回動不能状態となるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の先行手すり用ガイド。
- 前記ロック部材は前記第1及び第2の外周包囲部の少なくとも一方に形成された先端が上方向を向いた小フック片であり、同小フック片は前記蓋部材が包囲位置にある場合には同蓋部材に形成された透孔を通過して同蓋部材の外方に配置され、同小フック片は同蓋部材が上動することによって同蓋部材に形成された透孔の通過が許容され、同蓋部材が下動することによって同透孔の上縁と係合して同蓋部材の回動を不能とするようにしたことを特徴とする請求項3に記載の先行手すり用ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007259458A JP2009084966A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 先行手すり用ガイド |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107587708A (zh) * | 2017-09-22 | 2018-01-16 | 宁夏桥多美路桥钢模板科技有限公司 | 可折叠高空施工平台及高空施工方法 |
JP7224591B1 (ja) * | 2022-12-15 | 2023-02-20 | 株式会社鳶浩工業 | 先行手摺及び先行ネット型の足場養生システム、及びこれを用いた足場養生方法 |
-
2007
- 2007-10-03 JP JP2007259458A patent/JP2009084966A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107587708A (zh) * | 2017-09-22 | 2018-01-16 | 宁夏桥多美路桥钢模板科技有限公司 | 可折叠高空施工平台及高空施工方法 |
CN107587708B (zh) * | 2017-09-22 | 2023-12-22 | 昌吉城建市政工程建设有限公司 | 可折叠高空施工平台及高空施工方法 |
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