JP2004156396A - 建築足場用幅木 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場を踏み外すことなく作業を行うための建築足場用幅木を提供すること。
【解決手段】所定間隔をおいて配置された支柱11間に配置される長尺に形成された幅木本体2と、同幅木本体2に同支柱11とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材5及び10とを備え、同第2の係合部材の開口部を同幅木本体2側を向くように配置させるとともに、同第1の係合部材の開口部を同第2の係合部材10の開口部と略直交する方向に配置させ、同第1の係合部材5には同支柱11と係合した状態で同第1の係合部材5の同支柱11からの離間を不能とするロック部材を併設するようにした。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築現場等に仮設される足場に配設される建築足場用幅木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築現場等に仮設される足場は、所定の間隔で立設された支柱と、梁部材(手摺り、ブラケット等)とを縦横に組み合わせ梁部材に踏み板を架設することで基本的骨格が構築されている。作業者はこの踏み板上で作業をし、また踏み板上を移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者が作業中に踏板上で足の位置を動かす場合や踏板を移動する場合に必ずしも足下を注視しているわけではない。むしろ作業に没頭すれば足下はそれほど気にせずに踏み板上で行動することが多いといえる。その場合に思わず踏み板の外側に足を踏み外してしまうような場合がある。足場には支柱や手摺りがあるため作業者が落下するわけではないが、体勢が崩れて物が落下したりする原因ともなる。また、作業者の心理的にもこのような踏み外しがあると思うと作業に没頭できない可能性もある。
本発明は、上記課題を解決するためのものである。その目的は、足場を踏み外すことなく作業を行うための建築足場用幅木を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明では所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、前記第1の係合部材の開口部を前記幅木本体側を向くように配置させるとともに、前記第2の係合部材の開口部を同第1の係合部材の開口部と略直交する方向に配置させ、同第2の係合部材には前記支柱と係合した状態で同第2の係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材を併設するようにしたことをその要旨とする。
このような構成において建築足場用幅木を踏み板の縁部に沿った足元位置に配置させる場合には幅木本体の一端側の第1の係合部材をまず第1の支柱に係合させ、他端側の第2の係合部材を第2の支柱の側方から第2の支柱に接近させて係合させる。そして、ロック部材によって第2の係合部材が第2の支柱から離間できないようにロックする。この状態ではロック部材が併設されていない第1の係合部材も幅木本体がつっかい棒となって第1の支柱から離間できないようになるため、結果として建築足場用幅木を固定することができる。
【0005】
請求項2の発明では、所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、前記第1の係合部材の開口部を前記幅木本体側を向くように配置させるとともに、前記第2の係合部材の開口部を同第1の係合部材の開口部と略同一方向を向いて配置させ、いずれか一方の同係合部材には前記支柱と係合した状態で同係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材を併設するようにしたことをその要旨とする。
このような構成において建築足場用幅木を踏み板の縁部に沿った足元位置に配置させる場合には第1及び第2の係合部材の開口部をそれぞれ第1及び第2の支柱に向き合わせ同時に第1及び第2の支柱に係合させる。そして、ロック部材によっていずれかの係合部材がいずれかの支柱から離間できないようにロックする。この状態ではロック部材が併設されていない第1の係合部材も幅木本体がつっかい棒となって支柱から離間できないようになるため、結果として建築足場用幅木を固定することができる。
【0006】
請求項3の発明では、所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、
所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、
同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、
前記両係合部材には前記支柱と係合した状態で同係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材をそれぞれ併設するようにしたことをその要旨とする。このような構成において建築足場用幅木を踏み板の縁部に沿った足元位置に配置させる場合には第1及び第2の係合部材を第1及び第2の支柱にそれぞれ係合させる。そして、ロック部材によってそれぞれの係合部材を第1及び第2の支柱から離間できないようにロックする。
【0007】
請求項4の発明では、請求項1〜請求項3のいずれかの発明の構成において、前記いずれか一方の側端部又は側端部付近に配設された前記第1及び第2の係合部材のいずれか一方に対して、いずれか他方の係合部材はいずれか他方の側端部の前記一方の係合部材の配置位置よりも下部側に配置されることをその要旨とする。
このような構成では請求項1〜請求項3のいずれかの発明の作用に加え、次々と建築足場用幅木を踏み板の縁部に沿って配設する場合に係合部材が上下方向にずれて係合することとなるため隣接する建築足場用幅木の第1及び第2の係合部材を共通する支柱に係合させることが可能となる。
請求項5の発明では、請求項1〜請求項4のいずれかの発明の構成において、前記幅木本体下部から前記踏み板上に載置される側方に張り出し形成された張り出し部が形成されていることをその要旨とする。
このような構成では請求項1〜請求項4のいずれかの発明の作用に加え、建築足場用幅木は載置される踏み板上に張り出し部によって支持されることとなる。
【0008】
【発明の効果】
上記請求項1又は2に記載の発明のように構成すれば、作業者は足場を踏み外すことなく作業を行うことができるとともにロック部材がいずれか一方の係合部材のみに併設されているにも関わらず建築足場用幅木をセットできるため作業効率が向上する。
上記請求項3に記載の発明のように構成すれば、作業者は足場を踏み外すことなく作業を行うことができるとともにロック部材が両方の係合部材に併設されているため、確実に建築足場用幅木をセットすることができる。
請求項4に記載の発明では請求項1〜3のいずれかの発明の効果に加え、隣接する建築足場用幅木の第1及び第2の係合部材を共通する支柱に係合させることが可能となる。
請求項5に記載の発明では請求項1〜4のいずれかの発明の効果に加え、建築足場用幅木は踏み板上において張り出し部によってしっかりと支持されることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
尚、以下の説明において前方または表とは図1における左方向を、後方または裏とは同図における右方向を言うものとする。また、左とは図2における上方向を、右とは同図における下方向を、上とは同図における右方向を、下とは同図における左方向を言うものとする。
図1〜図5に示すように、建築足場用幅木(以下、単に幅木という)1は所定の厚みの長方形形状の背板部3と同じく長方形形状の底板部4からなる金属製のL字形状の幅木本体2を備えている。底板部4は背板部3の下端に同背板部3に対して直行するように前方に向かって延出されている。
幅木本体2の背板部3の左上端部には所定の支柱と係合するための係合部材としての第1のフック部材5およびロック部材としてのロック板6が配設されている。
金属製の第1のフック部材5は、板体の一部を弓状に曲げた湾曲形状とされ、開口部5aを前方方向に向けた状態で背板部3の左上端部の裏面に溶接によって固着されている。同湾曲部分は内周面の曲率が所定の支柱の外周面と略同一とされている。また、同湾曲部分の先端上部には切欠き7が形成されている。
金属製のロック板6は、第1のフック部材5との間で背板部3を挟むようにして背板部3の表面に背板部3と平行に配設されている。また、ロック板6は六角ボルト8及び六角ナット9によって回動自在に支持されている。
背板部3の右下端部には所定の支柱と係合するための係合部材としての第2のフック部材10が配設されている。金属製の第2のフック部材10は板体の一部をU字形状に曲げた湾曲形状とされ開口部10aを左方向に向けた状態で背板部3の右下端部の裏面に溶接によって固着されている。すなわち、第1及び第2のフック部材5,10の2つの開口部5a,10aの向きは略90度ずれて配置されることとなっている。同湾曲部分は内周面の曲率が所定の支柱の外周面と略同一となっている。
第1のフック部材5と第2のフック部材10は前方視において、例えば図2に示すようにいわゆるたすきがけとなるように斜めに対向配置されている。
【0010】
次に、このように構成された幅木1の使用方法について説明する。
図6〜図11に示すように、建築現場において所定の間隔で立設された複数の金属製の支柱11と、同支柱11に対して直行する方向に延出され同支柱に片持ちに支持された梁部材としての複数の金属製のブラケット12と、同ブラケット12に足場の各階の床面としての踏板13のフック14が掛合されることによって架設された複数の金属製の踏板13とが、連設されることによって被建築物の外壁Wに沿って足場が構築されているものとする。
尚、以下の説明において外とは図6において支柱11よりも上方向を、内又は外壁W側とは同図における支柱11より下方向を言うものとする。
図6に示すように、幅木1を支柱11に対して矢印(a)の方向から内側より接近させ、幅木1後端側の第2のフック部材10の開口部10aから同第2のフック部材10を支柱11に係合させる。この時一旦、仮想線に示すような外側の位置で係合状態となる。この時点では、図6の仮想線で示すように第1のフック部材5の湾曲部分と支柱とが嵌合可能なように、ロック板6が上方向に回動されており同湾曲部分が開放されているものとする。
次に、第2のフック部材10が係合された支柱11を支点として(つまり第2のフック部材10が支柱11の外周面に沿って)幅木1を矢印(b)の方向に回動させる。すると、幅木1の前端側の第1のフック部材5が開口部5aから支柱11に係合される。尚、幅木本体2の左右方向の長さは支柱11間隔よりも短く形成され、両フック部材5,10の長さを含めてちょうど支柱11間隔に相当することとなる。
この状態で、図7に示すように幅木1は底板部4が踏板13の上に載置されるように配設される。
そして、図7および図8に示すように、ロック板6が六角ボルト8を支点として回動させ、切欠き7にロック板6の先端部が挿嵌させる。これによって幅木1が固定される。
この状態で六角ナット9を締付けることによって切欠き7に挿嵌されたロック板6が固装される。
このように配設された幅木1は図11に示すように隣接する幅木の第1のフック部材5と第2のフック部材10とが1つの支柱11の上下方向に係合されながら連設されることとなる。
【0011】
このように構成することにより本実施の形態1の幅木1は以下のような効果を奏する。
(1)作業者が踏板13の上を移動する場合又は作業中に足の位置を動かす場合において、上記実施の形態の幅木1が配設されていることにより踏板13から踏み外しにくくなる。従って建築作業に集中でき、作業の効率化を図ることができる。
(2)ロック板6は、支柱11に係合されたフック部材5の切欠き7に挿嵌された状態でさらに六角ナット9を締付けることで回動不能とすることができ、作業者がロック板6に接触してロック板6が切欠き7から外れてしまうという不具合が防止できる。
(3)底板部4を踏板13の上に載置させることで、幅木1の安定性が向上する。
(4)第1のフック部材5と第2のフック部材10との支柱に係合される内周面の向きが90度ズレているため、第1のフック部材5をロック板6によって離間不能に係合してしまうと幅木本体2が一種のつっかい棒となって第2のフック部材10側もロック部材が併設されていなくとも支柱11から外れることがない。つまり、第1のフック部材5側だけのロック板6によって幅木1を支柱11間に固定することが可能となっている。
(5)図11に示すように、隣接する幅木1の第1のフック部材5と第2のフック部材10とを1つの支柱11の上下方向にずれて係合させることができるため、複数の幅木1を連続的に配設させることが可能となっている。
【0012】
(実施の形態2)
尚、以下の説明において前方または表とは図12における下方向を、後方または裏とは同図における上方向を言うものとする。また、左とは図13における左方向を、右とは同図における右方向を、上とは同図における上方向を、下とは同図における下方向を言うものとする。
図12〜図16に示すように、幅木15は所定の厚みの鋼板を折り曲げ形成した外形直方体形状の中空の幅木本体16を備えている。
幅木本体16の左上端部には所定の支柱と係合するための係合部材としての第1のフック部材17およびロック部材としてのロックフレーム18が配設されている。また、幅木本体16の左上面部には差込み穴20が形成されている。
金属製の第1のフック部材17は、板体をU字形状に曲げた湾曲部分の内周面を左方向に向けて、幅木本体16の左上端部の表面に溶接によって固着されている。同湾曲部分は内周面の曲率が所定の支柱の外周面と略同一とされている。
また、同湾曲部分の外周面の表面側(前方側)には中空パイプ部19が溶接によって固着されている。
金属製のロックフレーム18は、上下に延びるパイプ挿入部18aと同パイプ挿入部18aの上部から湾曲状に延出された湾曲部18bと同湾曲部18b先端から下方に向かって前記差込み穴20に差込まれる差込み部18cとを備えている。また、中空パイプ部19に挿入されたロックフレーム18のパイプ挿入部18aの下端部には外れ防止ピン21が挿脱自在に配設されている。
幅木本体16の右下端部には所定の支柱と係合するための係合部材としての第2のフック部材22が配設されている。金属製の第2のフック部材22は板体の一部をU字形状に曲げた湾曲部分の内周面を左方向に向けて、幅木本体16の右下端部の表面に溶接によって固着されている。同湾曲部分は内周面の曲率が所定の支柱の外周面と略同一とされている。
図12及び図13に示すように第1及び第2のフック部材17,22の開口部17a,22aの向きは幅木本体16の左右長手方向と同方向となるように配置されている。
第1のフック部材17と第2のフック部材22は前方視において、例えば図13に示すようにいわゆるたすきがけとなるように斜めに対向配置されている。
【0013】
次に、このように構成された幅木15の使用方法について説明する。
以下、上記実施の形態1と同じ足場において、図17〜図21に基づいて説明する。
尚、以下の説明において外とは図17において支柱11よりも上方向を、内又は外壁W側とは同図における支柱11より下方向を言うものとする。
図17に示すように、幅木15を矢印(a)の内側方向から支柱11に対して接近させ踏板13の縁部と略平行に配置させ矢印(b)の方向に移動させていく。なお、予めロックフレーム18を図17の仮想線で示すように回動させ第1のフック部材の開口部17aを支柱11と嵌合可能なように開放させておくものとする。
次に、図17において幅木15を右方に移動させ第1及び第2のフック部材17,22の開口部17a,22a方向から各々支柱11に係合させていく。
幅木本体16の左右方向の長さは支柱間隔とほぼ同一とされているため図18に示すように幅木15は幅木本体16の両下端部がブラケット12の上に載置されるように配設される。
そして図18および図19に示すように、ロックフレーム18を中空パイプ部19に挿入されたパイプ挿入部18aを回動支軸として回動させ、差込部18cを差込み穴20に差込む。これによって幅木15が固定される。
このように配設された幅木15は、上記実施の形態1の図11と同様に連設されることとなる。
【0014】
このように構成することにより本実施の形態2の幅木15は以下のような効果を奏する。
(1)作業者が踏板13の上を移動する場合又は作業中に足の位置を動かす場合において、上記実施の形態の幅木15配設されていることにより踏板13から踏み外しにくくなる。従って建築作業に集中でき、作業の効率化を図ることができる。
(2)第1及び第2のフック部材17,22との支柱に係合される開口部17a,22aの向きが幅木本体16の左右長手方向と同方向とされているため、いずれか一方(ここでは第1のフック部材17)をロックフレーム18によって離間不能に係合してしまうと幅木本体16が一種のつっかい棒となって第2のフック部材22側もロック部材が併設されていなくとも支柱11から外れることがない。つまり、第1のフック部材17側だけのロックフレーム18によって幅木15を支柱11間に固定することが可能となっている。
(3)ロックフレーム18を回動させてロックフレーム18の差込み部18cを差込み穴20に嵌入してしまえば作業者がうっかりと差込み部18cに接触することはなくなるため差込み部18cが差込み穴20から外れてしまうという不具合が防止できる。
(4)幅木本体16の左右方向の長さは支柱間隔とほぼ同一なので、連設された足場において隣接する幅木間の間隙がほぼなくなるとともに、幅木本体16の表面部分が繋がるように連続に配置されることとなる。
(5)図11に示すように、隣接する幅木1の第1のフック部材17と第2のフック部材22とを1つの支柱11の上下方向にずれて係合させることができるため、複数の幅木1を連続的に配設させることが可能となっている。
【0015】
なお、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、次のように変更して具体化することも可能である。
(実施の形態1における他の態様)
・幅木本体2はL字形状でなくてもよく、形状、大きさ自由とする。また、背板部3を踏板13のように網状体で構成するようにしてもよい。このように構成すれば風の抵抗が少なくなる。
・上記実施の形態では幅木本体2は背板部3と底板部4からなるとしたが、本発明の目的を達成できればその他の態様でも構わない。
・第1のフック部材5および第2のフック部材10の背板部3への配設位置は自由とする。
・第1のフック部材5および第2のフック部材10の背板部3への固着方法は溶接としたがその他の固着方法でも構わない。
・ロック板6は板形状でなくてもよく、形状、大きさは自由とする。
・ロック板6の背板部3への配設位置は自由とする。
・ロック板6の配設方法として上記実施の形態では、第1のフック部材5とによって背板部3を挟むようにして背板部3の表面に背板部3と平行に配設されているとしたが、第1のフック部材5の表側平坦部に、上記実施の形態と同様に六角ボルト8及び六角ナット9によって回動自在に支持されるように配設しても構わない。
・ロック板6は上記実施の形態では、六角ボルト8及び六角ナット9によって回動自在に支持されているとしたが、ピンやシャフト等を用いたその他の支持方法でも構わない。ただし、回動自在であることおよびロック板が固装される手段を備えていることが望ましい。
・切欠き7の形状、大きさは自由とするが、ロック板6の一部が挿嵌される形状となっていることが望ましい。
【0016】
(実施の形態2における他の態様)
・幅木本体16は板形状でなくてもよく、形状、大きさ自由とする。
・第1のフック部材17および第2のフック部材22の幅木本体16への配設位置は自由とする。
・第1のフック部材17および第2のフック部材22の幅木本体16への固着方法は溶接としたがその他の固着方法でも構わない。
・ロックフレーム18の形状、大きさは自由とする。
・ロックフレーム18の配設位置、配設方法は自由とする。
・ロックフレーム18は、上下に延びるパイプ挿入部と同パイプ挿入部の上部から湾曲状に延出された湾曲部と同湾曲部先端から下方に向かって前記差込み穴20に差込まれる差込み部とを備えているとしたが、本発明の目的を達成できればその他の態様でも構わない。
・中空パイプ19は形状、大きさは自由とするが、ロックフレーム18のパイプ挿入部が挿入されるような態様が望ましい。
・外れ防止ピン21の有無は自由とするが、外れ防止ピン21を備えている態様が望ましい。
・外れ防止ピン21はピン形状でなくてもよく、ボルトとナットの組合せ等本発明の目的を達成できればその他の態様でもかまわない。ただしロックフレーム18のパイプ挿入部の下端部に挿脱自在に配設されている態様が望ましい。
【0017】
(実施の形態1、実施の形態2に共通の他の態様)
・第1のフック部材5,17および第2のフック部材10,22は所定の支柱11と係合可能であれば、形状、大きさは自由とする。
・幅木1又は幅木15が所定の支柱11に係合される手段として、幅木本体2又は幅木本体16と一体成型された係合部を備えている態様でも構わない。
・幅木本体2、幅木本体16等の各部材の材質は金属製としたが、本発明の目的を達成できればその他の素材でも構わない。
・上記実施の形態では幅木1又は幅木2と所定の支柱11とを係合した際のロック手段として第1のフック部材5,17側にロック手段を配設したが、ロック手段を第2のフック部材10,22側に配設する態様や、図22に示すようにロック手段を第1のフック部材5,17及び第2のフック部材10,22の両側に配設するようにしてもよい。
・上記実施の形態では幅木1又は幅木15の使用方法として、建築現場において所定の間隔で立設された複数の金属製の支柱11と、同支柱11に対して直行する方向に延出され同支柱に片持ちに支持された梁部材としての複数の金属製のブラケット12と、同ブラケット12に足場の各階の床面としての踏板13のフック14が掛合されることによって架設された複数の金属製の踏板13とが、連設されることによって被建築物の外壁Wに沿って足場が構設されているものとしたが、幅木1および幅木15を使用できる足場の態様は上記実施の形態に限定されない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0018】
本発明の目的を達成するために上記実施の形態から把握できるその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1) 前記第2の係合部材の内周面は前記係合される円形外周面とされた前記支柱を軸として周回回動可能なように曲面状に形成されたフック部材であることを特徴とする請求項1記載の建築足場用幅木。
これによって支柱を軸として第2の係合部材を介して幅木本体を回動させることができ、建築足場用幅木の取り付け作業が迅速化する。
(2) 前記いずれか一方の側端部又は側端部付近に配設された前記第1及び第2の係合部材のいずれか一方に対して、いずれか他方の係合部材はいずれか他方の側端部の前記一方の係合部材の配置位置よりも下部側に配置されることを特徴とする付記1に記載の建築足場用幅木。
(3) 前記幅木本体下部から前記踏み板上に載置される側方に張り出し形成された張り出し部が形成されていることを特徴とする付記1又は2に記載の建築足場用幅木。
(4) 所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木であって、同幅木を、
所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、
同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つのフック部材とを備え、
前記第1のフック部材の開口部を前記幅木本体側を向くように配置させるとともに、前記第2のフック部材の開口部を同第1のフック部材の開口部と略同一方向を向いて配置させ、いずれか一方の同フック部材には前記支柱と係合した状態で同フック部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材を併設するようにし、前記幅木本体を第1及び第2の前記支柱に配設された第1及び第2の前記梁部材同梁部材の長手方向中央又は長手方向中央よりも少なくとも内側位置にて支持させるようにしたことを特徴とする建築足場用幅木の取り付け構造。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の幅木の平面図。
【図2】同じ幅木の正面図。
【図3】同じ幅木の側面図。
【図4】同じ幅木の斜視図(前方)。
【図5】同じ幅木の斜視図(後方)。
【図6】同じ幅木の、配設方法を説明する概念平面図。
【図7】同じ幅木が支柱に対して係合された状態の要部斜視図。
【図8】同じ幅木が支柱に対して係合された後ロックされた状態の要部斜視図。
【図9】同じ幅木が配設された状態の正面図。
【図10】同じ幅木が配設された状態の側面図。
【図11】同じ幅木が所定の足場に連設された状態の正面図。
【図12】本発明の実施の形態2の幅木の平面図。
【図13】同じ幅木の正面図。
【図14】同じ幅木の側面図。
【図15】同じ幅木の斜視図(前方)。
【図16】同じ幅木の斜視図(後方)。
【図17】同じ幅木の、配設方法を説明する概念平面図。
【図18】同じ幅木が支柱に対して係合された状態の要部斜視図。
【図19】同じ幅木が支柱に対して係合された後ロックされた状態の要部斜視図。
【図20】同じ幅木が配設された状態の正面図。
【図21】同じ幅木が配設された状態の側面図。
【図22】本発明の実施の形態1の幅木の別例(ロック手段が第1及び第2の係合部材の両側に配設された態様)の平面図。
【符号の説明】
1、15…足場用幅木、2、16…幅木本体、5、17…第1の係合部材としての第1のフック部材、6…ロック板、10、22…第2の係合部材としての第2のフック部材、11…支柱、12…ブラケット、13…踏板、18…ロックフレーム、W…被建築部の外壁。

Claims (5)

  1. 所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、
    所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、
    同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、
    前記第2の係合部材の開口部を前記幅木本体側を向くように配置させるとともに、前記第1の係合部材の開口部を同第2の係合部材の開口部と略直交する方向に配置させ、同第1の係合部材には前記支柱と係合した状態で同第1の係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材を併設するようにしたことを特徴とする建築足場用幅木。
  2. 所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、
    所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、
    同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、
    前記第1の係合部材の開口部を前記幅木本体側を向くように配置させるとともに、前記第2の係合部材の開口部を同第1の係合部材の開口部と略同一方向を向いて配置させ、いずれか一方の同係合部材には前記支柱と係合した状態で同係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材を併設するようにしたことを特徴とする建築足場用幅木。
  3. 所定間隔で立設配置された複数の支柱と、同支柱と交差するように配設された複数の梁部材と、同梁部材又は同支柱に対して架設された通路用の踏み板とから基本的骨格が構築された建築足場における前記踏み板の縁部に沿った足元位置に配置される建築足場用幅木において、
    所定間隔をおいて配置された第1及び第2の前記支柱間に配置される長尺に形成された幅木本体と、
    同幅木本体の長手方向の両側端部又は両側端部付近に同第1及び第2の支柱とそれぞれ係合可能な少なくとも第1及び第2の2つの係合部材とを備え、
    前記両係合部材には前記支柱と係合した状態で同係合部材の同支柱からの離間を不能とするロック部材をそれぞれ併設するようにしたことを特徴とする建築足場用幅木。
  4. 前記いずれか一方の側端部又は側端部付近に配設された前記第1及び第2の係合部材のいずれか一方に対して、いずれか他方の係合部材はいずれか他方の側端部の前記一方の係合部材の配置位置よりも下部側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建築足場用幅木。
  5. 前記幅木本体下部から前記踏み板上に載置される側方に張り出し形成された張り出し部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建築足場用幅木。
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