JP6199489B2 - 足場用幅木及び足場用幅木の連結具 - Google Patents

足場用幅木及び足場用幅木の連結具 Download PDF

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Description

本発明は、例えば建設現場等で使用される足場用幅木及び足場用幅木を仮設足場構成部材に連結するための連結具に関するものである。
従来より、例えば建設現場や建築物の補修現場等では、作業員が各種作業を行うための仮設足場が組み立てられる。この種の仮設足場は、パイプ部材からなる支柱や横材が組み合わされるとともに、支柱や横材に足場板が取り付けられている。仮設足場には、墜落防止等の対策のための足場用幅木を設置することが労働安全衛生規則(足場等関係)によって所定の場合に義務付けられている。
足場用幅木を支柱に連結する構造としては、例えば特許文献1、2に開示されているものが知られている。特許文献1の足場用幅木は、長尺な板状の幅木本体と、幅木本体の下側縁部における長手方向中間部に設けられた踏み板係合金具と、幅木本体の両端部にそれぞれ設けられた支柱取付金具とを備えている。支柱取付金具は、幅木本体の長手方向に延びる回動軸と、嵌合片とを備えている。嵌合片は、コ字状に折り曲げられており、回動軸に取り付けられている。幅木を支柱に連結する際には、嵌合片を回動軸周りに回動させて支柱に引っ掛けるようにする。
また、特許文献2の足場用幅木の連結具は、支柱に固定されるパイプクランプと、パイプクランプに角度調整可能に取り付けられたフック状の係止部とを備えている。幅木を支柱に連結する際には、パイプクランプを支柱に固定するとともに、係止部を幅木の長手方向両端部に引っ掛けるようにする。
特開2010−168733号公報 特開2010−261197号公報
ところで、足場用幅木を支柱や横材に連結する際には、仮設足場を組み立てる作業現場での作業をできるだけ簡単な作業にしたいという要求がある。一方、足場用幅木は安全のために設けるものなので、支柱等に対して確実に連結でき、外れないようにする必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、支柱や横材等の仮設足場構成部材に足場用幅木を連結する際の作業性を良好にするとともに、足場用幅木を仮設足場構成部材に確実に連結して足場用幅木が仮設足場構成部材から外れないようにすることにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、
仮設足場を構成する仮設足場構成部材に足場用幅木の長手方向両側をそれぞれ連結するための第1連結具及び第2連結具を備えた足場用幅木の連結具において、
上記第1連結具は、
上記仮設足場構成部材に取り付けられる第1取付部と、
上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向一側の開口幅が他側の開口幅に比べて広い第1幅木側係合穴の周縁部における長手方向他側に係合する頭部を有する第1係合ピンとを備え、
上記第2連結具は、
上記仮設足場構成部材に取り付けられる第2取付部と、
上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向一側に開放する第2幅木側係合穴の周縁部における長手方向他側に係合する頭部を有する第2係合ピンと、
上記足場用幅木において該足場用幅木の長手方向とは交差する方向に延びるロック溝に係合するロックピンと、
上記ロックピンを、上記ロック溝に挿入して該ロック溝に係合させる係合位置と、上記ロック溝から離脱させる離脱位置とに切り替えるためのロックピン切替部とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、足場用幅木を仮設足場構成部材に連結する際、第1連結具の第1取付部及び第2連結具の第2取付部を仮設足場構成部材に取り付けておく。そして、足場用幅木の第1幅木側係合穴の開口幅の広い部分に、第1連結具の第1係合ピンの頭部を挿入し、その後、足場用幅木を長手方向に移動させて第1幅木側係合穴の周縁部における開口幅の狭い部分に頭部を係合させる。これにより、第1係合ピンが第1幅木側係合穴から抜けなくなる。また、これと同時に、第2連結具の第2係合ピンを第2幅木側係合穴の開放側から挿入して第2幅木側係合穴の周縁部に頭部を係合させる。これにより、第2係合ピンが第2幅木側係合穴から抜けなくなる。そして、ロックピンをロック溝に挿入して該ロック溝に係合させると、ロック溝が足場用幅木の長手方向とは交差するように延びているので、足場用幅木が長手方向に移動することはない。従って、第1係合ピン及び第2係合ピンが第1幅木側係合穴及び第2幅木側係合穴から抜けなくなるので、足場用幅木が仮設足場構成部材から不意に外れてしまうことはない。また、足場用幅木を長手方向に移動させてロックピンをロック溝に挿入するだけなので、連結時の作業性は良好である。
一方、仮設足場構成部材に連結されている足場用幅木を外す際には、ロックピンをロックピン切替部によって離脱位置に切り替える。そうすると足場用幅木が長手方向に移動可能となり、足場用幅木を長手方向に移動させることで、第1係合ピンの頭部を第1幅木側係合穴の幅の広い部分から抜き、また、第2係合ピンを第2幅木側係合穴の開放側から抜くことが可能になるので、取り外し時の作業性が良好になる。
第2の発明は、
長手方向両側がそれぞれ仮設足場を構成する仮設足場構成部材に対して第1連結具及び第2連結具によって連結される足場用幅木において、
上記足場用幅木の長手方向一側には、該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向他側の開口幅が一側の開口幅に比べて広い第1幅木側係合穴が形成され、
上記足場用幅木の長手方向他側には、該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向側他側に開放される第2幅木側係合穴と、上記足場用幅木の長手方向とは交差するように延びるロック溝とが形成され、
上記第1連結具が有する第1係合ピンの頭部を上記第1幅木側係合穴の周縁部における長手方向一側に係合させ、かつ、上記第2連結具が有する第2係合ピンの頭部を上記第2幅木側係合穴の周縁部に係合させた状態で、上記第2連結具が有するロックピンを上記ロック溝に係合させることによって上記仮設足場構成部材に対して連結されることを特徴とする。
この構成によれば、足場用幅木を仮設足場構成部材に連結する際、第1連結具の第1係合ピンの頭部を足場用幅木の第1幅木側係合穴の開口幅の広い部分に挿入するとともに、第2連結具の第2係合ピンを足場用幅木の第2幅木側係合穴の開放側から挿入する。その後、足場用幅木を長手方向に移動させて第1幅木側係合穴の周縁部における幅の狭い部分に第1係合ピンの頭部を係合させるとともに、第2幅木側係合穴の周縁部に第2係合ピンの頭部を係合させる。
そして、ロックピンをロック溝に挿入して該ロック溝に係合させると、ロック溝が足場用幅木の長手方向とは交差するように延びているので、足場用幅木が長手方向に移動することはない。従って、第1係合ピン及び第2係合ピンが第1幅木側係合穴及び第2幅木側係合穴から抜けなくなるので、足場用幅木が不意に外れてしまうことはない。また、足場用幅木を長手方向に移動させてロックピンをロック溝に挿入するだけなので、連結時の作業性は良好である。
一方、仮設足場構成部材に連結されている足場用幅木を外す際には、ロックピンをロックから離脱させる。そうすると幅木が長手方向に移動可能となり、長手方向に移動させることで、第1係合ピンの頭部を第1幅木側係合穴の幅の広い部分から抜き、また、第2係合ピンを第2幅木側係合穴の開放側から抜くことが可能になるので、取り外し時の作業性が良好になる。
第3の発明は、
仮設足場を構成する仮設足場構成部材に足場用幅木の長手方向両側をそれぞれ連結するための第1連結具及び第2連結具を備えた足場用幅木の連結具において、
上記第1連結具は、
上記仮設足場構成部材に取り付けられる第1取付部と、
上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広くなるように形成された第1穴の周縁部における上側に係合する頭部を有する第1係合ピンとを備え、
上記第2連結具は、
上記仮設足場構成部材に取り付けられる第2取付部と、
上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広くなるように形成された第2穴の周縁部における上側に係合する頭部を有する第2係合ピンと、
上記足場用幅木に形成されたロック用開口部に挿入されて該ロック用開口部の周縁部に係合するロック爪と、
上記ロック爪を、上記ロック用開口部に挿入する係合位置と、上記ロック用開口部から離脱させる離脱位置とに切り替えるためのロック爪切替部とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、足場用幅木を仮設足場構成部材に連結する際、第1連結具の第1取付部及び第2連結具の第2取付部を仮設足場構成部材に取り付けておく。そして、足場用幅木の第1穴の下側に、第1連結具の第1係合ピンの頭部を挿入するとともに、第2穴の下側に、第2連結具の第2係合ピンの頭部を挿入する。そして、足場用幅木を下に移動させると、第1係合ピンの頭部が第1穴の上側に係合し、第2係合ピンの頭部が第2穴の上側に係合する。ロック爪をロック用開口部に係合させると幅木が上下方向に移動しなくなるので、第1係合ピン及び第2係合ピンが第1穴及び第2穴から抜けなくなる。よって、足場用幅木が不意に外れてしまうことはない。
一方、仮設足場構成部材に連結されている足場用幅木を外す際には、ロック爪をロック爪切替部によって離脱位置に切り替える。そうすると足場用幅木が上方に移動可能な状態となり、この足場用幅木を上方に移動させることで、第1係合ピンの頭部を第1穴の幅の広い部分から抜き、また、第2係合ピンを第2穴の幅の広い部分から抜くことが可能になるので、取り外し時の作業性が良好になる。
第4の発明は、
長手方向両側がそれぞれ仮設足場を構成する仮設足場構成部材に対して第1連結具及び第2連結具によって連結される足場用幅木において、
上記足場用幅木の長手方向一側には、上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広い第1穴が形成され、
上記足場用幅木の長手方向他側には、上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広い第2穴と、ロック用開口部とが形成され、
上記第1連結具が有する第1係合ピンの頭部を上記第1穴の周縁部における上側に係合させ、かつ、上記第2連結具が有する第2係合ピンの頭部を上記第2穴の周縁部における上側に係合させた状態で、上記第2連結具が有するロック爪を上記ロック用開口部に挿入して該ロック用開口部の周縁部に係合させることによって上記仮設足場構成部材に対して連結されることを特徴とする。
この構成によれば、足場用幅木を仮設足場構成部材に連結する際、第1連結具の第1係合ピンの頭部を足場用幅木の第1穴の下側に挿入するとともに、第2連結具の第2係合ピンを足場用幅木の第2穴の下側から挿入する。その後、足場用幅木を下方に移動させて第1穴の周縁部における上側に第1係合ピンの頭部を係合させるとともに、第2穴の周縁部における上側に第2係合ピンの頭部を係合させる。
そして、ロック爪をロック用開口部に挿入すると、幅木が上下方向に移動しなくなるので、第1係合ピン及び第2係合ピンが第1穴及び第2穴から抜けなくなる。よって、幅木が不意に外れてしまうことはない。
一方、仮設足場構成部材に連結されている足場用幅木を外す際には、ロック爪をロック爪切替部によって離脱位置に切り替える。そうすると足場用幅木が上方に移動可能となり、足場用幅木を上方に移動させることで、第1係合ピンの頭部を第1穴の幅の広い部分から抜き、また、第2係合ピンを第2穴の幅の広い部分から抜くことが可能になるので、取り外し時の作業性が良好になる。
第5の発明は、第1または3の発明において、
上記第1連結具及び上記第2連結具は、上記足場用幅木の傾斜角度を調整する角度調整部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、足場用幅木と作業床との隙間が小さくなるように足場用幅木の傾斜角度を調整することが可能になる。
第6の発明は、請求項2または4の発明において、
上記幅木の本体部は網部材で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、横風を受けたときの負荷を軽減することが可能になる。
第1〜4の発明によれば、仮設足場構成部材に足場用幅木を連結する際の作業性を良好にできるとともに、足場用幅木を仮設足場構成部材に確実に連結して足場用幅木が外れないようにすることができる。
第5の発明によれば、足場用幅木と作業床との隙間を小さくできる。
第6の発明によれば、足場用幅木の本体部を網部材で構成したので、横風を受けたときの負荷を軽減できる。
実施形態1に係る足場用幅木の連結具を用いて足場用幅木を支柱に連結した状態を説明する斜視図である。 実施形態1に係る足場用幅木の正面図である。 実施形態1に係る連結具を正面側から見た斜視図である。 実施形態1に係る連結具の正面図である。 実施形態1に係る連結具の平面図である。 実施形態1に係る連結具の側面図である。 実施形態1に係る連結具をロックピン側から見た斜視図である。 実施形態1に係る連結具をロックピンとは反対側から見た斜視図である。 実施形態1に係る足場用幅木の連結要領を示す斜視図である。 実施形態1に係る足場用幅木を連結具に接触させた状態を示す図9相当図である。 実施形態2に係る図1相当図である。 実施形態2に係る図2相当図である。 実施形態2に係る図3相当図である。 実施形態2に係る図4相当図である。 実施形態2に係る図5相当図である。 実施形態2に係る図6相当図である。 実施形態2に係る図7相当図である。 実施形態2に係る図8相当図である。 実施形態2に係る図9相当図である。 実施形態2に係る図10相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る連結具Aを使用して足場用幅木10を仮設足場1の支柱2に連結した状態を示す斜視図である。仮設足場1は、例えば建築物の新築現場の他、補修現場、リフォーム現場等において構築されるものであり、鋼管からなる支柱2及び横材3と、作業床となる足場板4と、補強部材5、6等で構成されている。支柱2、横材3、足場板4及び補強部材5、6は足場構成部材である。尚、足場用幅木10及び連結具Aにより、足場用幅木を足場構成部材に連結する足場用幅木の連結構造を構成している。
支柱2は、略鉛直に延びており、建築物に近い側に配置される内側の支柱2と、内側の支柱2よりも建築物から離れて配置される外側の支柱2とがある。横材3は、略水平に延びており、外側の支柱2と内側の支柱2とを連結するものである。横材3の水平方向の間隔は足場板4の長さに対応している。足場板4は、例えば鋼鈑や木製の板材等で構成することができるものである。足場板4の長手方向両端部が横材3に対して上方から引っかかるようにして連結されている。また、補強部材5は、支柱2同士を連結する筋交いとなるものである。さらに、補強部材6は、横材3を支柱2に対して支持するためのものである。
足場用幅木10は、足場板4の長手方向に沿って延びる板状部材であり、足場板4の幅方向両側にそれぞれ設けられている。足場用幅木10により、足場板4からの作業者の墜落や物の落下等を防止している。足場用幅木10は、足場板4の上面から立ち上がるような姿勢状態とされ、支柱2に対して連結具Aによって連結されるようになっている。
尚、この実施形態の説明では、足場用幅木10の長手方向を左右方向として図1及び図2における左側を足場用幅木10の左側とし、図1及び図2の右側を足場用幅木10の右側とするものとする。足場用幅木10の長手方向一側が左側、他側が右側であってもよいし、足場用幅木10の長手方向一側が右側、他側が左側であってもよい。
図2にも示すように、足場用幅木10は、左右方向に長い幅木本体11と、幅木本体11の左側に設けられる左側連結板部12と、幅木本体11の右側に設けられる右側連結板部13とを備えている。幅木本体11は、例えば鋼材等からなる略矩形の枠材11aと、枠材11aの内側全体に亘って設けられる網部材11bと、枠材11aの左右方向中央部において枠材11aの上縁部と下縁部とを連結するように上下方向に延びる中央部材11cとを有している。網部材11bは、例えば金網等で構成することができる。網部材11bは、金属板を刃によって切れ目を入れながら押し延ばして成形したエキスパンドメタル等で構成するのが好ましい。尚、この実施形態では網部材11bとしているが、網部材11bの代わりに板部材で構成してもよい。板部材は、開口部を有するものであっても開口部がないものであってもよいが、横風を受けたときの負荷を軽減することができる観点から網部材や開口部を有する板材で構成するのが好ましい。
左側連結板部12は、枠部11aの左縁部から左側へ延出しており、例えば金属製の板材で構成することができる。左側連結板部12は、左右方向の寸法が上下方向の寸法よりも短く設定されている。左側連結板部12の上縁部及び下縁部は、枠材11aの上縁部及び下縁部と略一致する高さに位置している。左側連結板部12の上部には、左側上部係合穴(第1幅木側係合穴)12Aが形成されている。左側上部係合穴12Aは、左側連結板部12において左右方向に延びるように開口する長穴である。左側上部係合穴12Aの右側(左側上部係合穴12Aの長手方向一側)の上縁部及び下縁部は略円弧状に延びており、後述するピンの頭部が挿入可能な大きさとなっている。一方、左側上部係合穴12Aの左側(左側上部係合穴12Aの長手方向他側)の上縁部及び下縁部は、左右方向に延びている。左側上部係合穴12Aの右側の開口幅(上縁部と下縁部との離間寸法)は、左側の開口幅に比べて広く設定されている。
また、左側連結板部12の下部には、左側下部係合穴(第1幅木側係合穴)12Bが形成されている。左側下部係合穴12Bは、左側上部係合穴12Aと同じ形状である。
右側連結板部13は、枠部11aの右縁部から右側へ延出しており、例えば金属製の板材で構成することができる。右側連結板部13は、左右方向の寸法が上下方向の寸法よりも短く設定されている。右側連結板部13の上縁部及び下縁部は、枠材11aの上縁部及び下縁部と略一致する高さに位置している。
右側連結板部13の上部には、右側上部係合穴(第2幅木側係合穴)13Aが形成されている。右側上部係合穴13Aは、右側連結板部13において左右方向に延びるように開口する長穴である。右側上部係合穴13Aの右側(右側上部係合穴13Aの長手方向一側)は、右側連結板部13の右縁部において開放されている。右側上部係合穴13Aの左側の開口幅と右側の開口幅とは同じに設定されている。
右側連結板部13の下部には、右側下部係合穴(第2幅木側係合穴)13Bが形成されている。右側下部係合穴13Bは、右側上部係合穴13Aと同じ形状であり、右側連結板部13の右縁部において開放されている。
左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの左側の開口幅と、右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの開口幅とは同じである。
右側連結板部13の右側上部係合穴13Aと右側下部係合穴13Bとの間には、溝13Cが形成されている。溝13Cは、右側連結板部13の右縁部に開放し、その開放部分から左側へ延びる横溝部13aと、横溝部13aの左端部から足場用幅木10の長手方向とは交差する方向、即ち、下方に延びるロック溝13bとで構成されている。横溝部13aの下縁部は、横溝部13aの開放部分へ近づくほど下に位置するように傾斜して延びており、従って、横溝部13aの幅は開放部分に近づくほど広くなり、開放部分で最大幅となっている。
尚、一般に、足場用幅木10は左右に連続するように設けられるものであり、図1に示す足場用幅木10の左右両側には、図示しないが別の足場用幅木が足場用幅木10と連続して設けられている。
次に、足場用幅木1の連結具Aについて説明する。連結具Aは、足場用幅木1の左右両側をそれぞれ支柱2、2に連結するための第1連結具20及び第2連結具30を備えている。第1連結具20は足場用幅木1の左側を支柱2に連結し、第2連結具30は足場用幅木1の右側を支柱2に連結する。第1連結具20について主に図3〜図8に基づいて詳細に説明する。
第1連結具20は、支柱2に取り付けられるパイプクランプ(第1取付部)21と、可動板22とを備えており、パイプクランプ21は可動板22の裏側に配設されている。パイプクランプ21は、従来から周知の仮設足場の組み立て現場で使用されているクランプを用いることができる。パイプクランプ21は、支柱2を径方向に挟むように配置される固定部材21aと、固定部材21aに対して支柱2の径方向に回動可能に連結された可動部材21bとを備えており、さらに、可動部材21bを固定部材21aに締結固定するための締結部21cも備えている。
可動板22は、足場用幅木10を支持するためのものであり、パイプクランプ21に対して傾動可能に取り付けられている。すなわち、図5や図7に示すように、可動板22の裏側には、裏側へ突出して上下方向に延びる突板部22aが設けられている。突板部22aには、左右方向に貫通する軸孔(図示せず)が形成されている。この軸孔には、左右方向に延びる軸部を有するボルト23が挿入されており、このボルト23によってパイプクランプ21の固定部材21aが突板部22aに締結固定されるようになっている。図6に示すように、ボルト23による締結を緩めると可動板22をボルト23の軸部周りに傾動させることができ、可動板22が任意の角度のあるときにボルト23を締結することで可動板22をパイプクランプ21に対して固定することができる。突板部22a及びボルト23は、足場用幅木10の傾斜角度を調整する角度調整部である。
図4に示すように、可動板22は、左右方向に長い長方形の金属製板材で構成されている。可動板22の右側の上部及び下部には、それぞれ右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26が設けられている。図3に示すように、右側上部係合ピン25は、可動板22の表面から突出する軸部25aと、軸部25aの突出方向先端部に形成された頭部25bとを有している。軸部25bは、足場用幅木10の左側上部係合穴12Aに挿入される部位である。軸部25bの外径は、左側上部係合穴12Aの左側の開口幅よりも若干小さめに設定されており、軸部25bが左側上部係合穴12Aの内方において左右方向に相対的に移動可能となっている。また、頭部25bは略円板形状であり、可動板22に支持された足場用幅木10の左側上部係合穴12Aから可動板22側とは反対側へ突出するようになっている。頭部25bの外径は左側上部係合穴12Aの右側の開口幅よりも狭く、かつ、左側上部係合穴12Aの左側の開口幅よりも広く設定されている。従って、頭部25bは左側上部係合穴12Aの右側から左側上部係合穴12Aに挿通させることができ、挿通した状態で頭部25bを左側上部係合穴12Aの左側に位置付けると、左側上部係合穴12Aの周縁部の左側に係合することになる。
右側下部係合ピン26は、右側上部係合ピン25と同様に構成されており、軸部26aと頭部26bとを有している。軸部26aは、足場用幅木10の左側下部係合穴12Bに挿入される部位である。
また、可動板22の左側の上部及び下部には、それぞれ左側上部係合ピン27及び左側下部係合ピン28が設けられている。左側上部係合ピン27は右側上部係合ピン25と同様に構成されており、軸部27aと頭部27bとを有している。軸部27aは、上述した足場用幅木10の左側に配設される別の足場用幅木(図示せず)の右側上部係合穴に挿入される部位である。左側下部係合ピン28は右側下部係合ピン26と同様に構成されており、軸部28aと頭部28bとを有している。軸部28aは、上述した足場用幅木10の左側に配設される別の足場用幅木(図示せず)の右側下部係合穴に挿入される部位である。
可動板22の略中央部には、支軸22bが裏側へ突出するように設けられている。また、可動板22の左側には、左側上部係合ピン27と左側下部係合ピン28との間に、上下方向に延びる円弧溝22cが形成されている。この円弧溝22cは、支軸22bを中心とした円弧状に延びている。
可動板22の支軸22bには、左右方向に延びるアーム24の右端部が固定されている。アーム24は、可動板22の裏側に配置され、支軸22b周りに回動するようになっている。アーム24の左側は円弧溝22cに対応する部位まで延びている。アーム24の左端部には、可動板22の表側へ突出するロックピン24aが設けられており、このロックピン24aは円弧溝22cに挿入される。ロックピン24aは、円弧溝22cに挿入された状態で支軸22b周りに回動することになるが、外力が作用しないときには自重によって円弧溝22cの下縁部に当接するまで移動して該下縁部に支持される。支軸22b及びアーム24は本発明のロックピン切替部を構成している。
第2連結具30は、第1連結具20と同じ構造であるため、詳細な構造の説明は省略する。第2連結具30は、図1、図9及び図10に一部のみ示すように、パイプクランプ31と可動板32を備え、可動板32には、右側上部係合ピン35及び右側下部係合ピン36と、左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38と、可動板32に形成された円弧溝に沿って移動するロックピン34aとが設けられている。
次に、上記のように構成された足場用幅木1の連結具Aを使用して足場用幅木1を支柱2、2に連結する要領について説明する。
まず、図9に示すように、第1連結具20のパイプクランプ21及び第2連結具30のパイプクランプ31を支柱2、2にそれぞれ取り付ける。このとき、可動板22、32の表面が作業床側に位置するようにしておく。
そして、足場用幅木10を作業床側から第1連結具20の可動板22及び第2連結具30の可動板32に支持させる。このとき、足場用幅木10の左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの右側の開口幅の広い部分に、第1連結具20の右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26を挿入する。また、足場用幅木10の右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの右側の開放部分に、第2連結具30の左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38を挿入する。
この状態で、図10に示すように足場用幅木10を右側に移動させる。すると、第1連結具20の右側上部係合ピン25の軸部25a及び右側下部係合ピン26の軸部26aが足場用幅木10の左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの左側の開口幅の狭い部分に位置することになり、これにより、右側上部係合ピン25の頭部25b及び右側下部係合ピン26の頭部26bが、左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの周縁部の左側に対して作業床側から係合するので、右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26が左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bから抜けることはない。また、足場用幅木10の移動により、第2連結具30の左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38が足場用幅木10の右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの左側まで相対的に移動し、これにより、左側上部係合ピン37の頭部及び左側下部係合ピン38の頭部が、右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの周縁部の左側に対して作業床側から係合するので、左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38が右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bから抜けることはない。
また、足場用幅木10を右側に移動させると、第2連結具30のロックピン34aが足場用幅木10の溝13Cの横溝部13aに対してその開放側(右側)から入っていく。ロックピン34aは横溝部13aの下縁部に摺接して押し上げられながら可動板22の円弧溝22c内を上方へ移動していく。足場用幅木10を右側の移動限界まで移動させた時点で、ロックピン34aがロック溝13bの上端部に位置付けられ、これにより、ロックピン34aが自重によってロック溝13b内を下方へ移動する。つまり、ロックピン34aがロック溝13bに挿入されて該ロック溝13bに係合する係合位置に切り替えられる。
ロック溝13bは足場用幅木10の移動方向と交差する方向に延びているので、足場用幅木10を左右方向に移動させようとしても、ロックピン34aがロック溝13bの縁部に係合して移動させることはできない。よって、足場用幅木10が支柱2、2から不意に外れてしまうことはない。このように、連結時には、足場用幅木10を左右方向に移動させてロックピン34aをロック溝13bに挿入するだけなので、連結時の作業性は良好である。
足場用幅木10の傾斜角度は、第1連結具20の可動板22及び第2連結具30の可動板32を傾動させることによって調整できる。これにより、足場用幅木10と作業床との隙間を無くすことができる。
一方、足場用幅木10を支柱2、2から外す際には、ロックピン34aを作業者が上方へ移動させてロック溝13bから離脱させる離脱位置に切り替える。そうすると足場用幅木10が左方向に移動可能となり、足場用幅木10を左方向に移動させることで、第1連結具20の右側上部係合ピン25の軸部25a及び右側下部係合ピン26の軸部26aが足場用幅木10の左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの右側の開口幅の広い部分に位置する。これにより、右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26を左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bから抜くことができる。これと同時に、第2連結具30の左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38が足場用幅木10の右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの右側の開放部分に位置する。これにより、左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38を右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bから抜くことができる。
以上説明したように、この実施形態1によれば、支柱2、2に足場用幅木10を連結する際の作業性を良好にできるとともに、足場用幅木10を支柱2、2に確実に連結して足場用幅木が外れないようにすることができる。
また、足場用幅木10の本体部を網部材11bで構成したので、横風を受けたときの負荷を軽減できる。
尚、左側上部係合穴12A及び左側下部係合穴12Bの一方を省略してもよい。また、右側上部係合穴13A及び右側下部係合穴13Bの一方を省略してもよい。
(実施形態2)
図11は、本発明の実施形態2に係る足場用幅木10及び連結具Aを示すものである。実施形態2の足場用幅木10及び連結具Aは、実施形態1のものに対して足場用幅木10の支持構造が異なるだけであり、他の部分は実施形態1のものと同じであるため、以下、実施形態1と同一の部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図12に示すように足場用幅木10の左側連結板部12の上部及び下部には、それぞれ左側上部係合穴(第1穴)12D及び左側下部係合穴(第1穴)12Eが形成されている。左側上部係合穴12Dは、左側連結板部12において上下方向に延びるように開口する長穴である。左側上部係合穴12Dの下側(左側上部係合穴12Dの長手方向一側)の左縁部及び右縁部は略円弧状に延びており、後述するピンの頭部が挿入可能な大きさとなっている。一方、左側上部係合穴12Dの上側(左側上部係合穴12Dの長手方向他側)の左縁部及び右縁部は、上下方向に延びている。左側上部係合穴12Dの下側の開口幅(左縁部と右縁部との離間寸法)は、上側の開口幅に比べて広く設定されている。左側下部係合穴12Eは、左側上部係合穴12Dと同じ形状である。
左側連結板部12の左側上部係合穴12Dと左側下部係合穴12Eとの間には、ロック用開口部12Fが形成されている。このロック用開口部12Fは、略矩形状である。
足場用幅木10の右側連結板部13の上部及び下部には、それぞれ右側上部係合穴(第1穴)13D及び右側下部係合穴(第1穴)13Eが形成されている。右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eは、それぞれ、左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eと同じ形状である。また、右側連結板部13の右側上部係合穴13Dと右側下部係合穴13Eとの間には、ロック用開口部13Fが形成されている。このロック用開口部13Fは、左側のロック用開口部12Fと同じ形状である。
次に、図13〜図18に基づいて連結具Aについて説明する。第1連結具20の可動板22には、右側上部係合ピン25と右側下部係合ピン26との間に、右側ロック機構40が設けられている。右側ロック機構40は、足場用幅木10の左側ロック用開口部12Fに挿入されて該ロック用開口部12Fの周縁部に係合するロック爪40aと、ロック爪40aを操作するレバー(ロック爪切替部)40b、ロック爪40a及びレバー40bを支持する支持部材40cとを備えている。支持部材40cは、可動板22の裏面に固定されている。
ロック爪40aは、可動板22を表裏方向に貫通して表側へ突出する進出状態と、ロック爪40aの先端が可動板22の表面と同一面上に位置する後退状態との間で進退動作するように、支持部材40cに支持されている。また、支持部材40cの内部には、ロック爪40aを常に進出方向に付勢する弾性部材等からなる付勢部材(図示せず)が設けられている。ロック爪40aの下面は略水平に延びている。また、ロック爪40aの下面よりも上側は、上端に近づくほどロック爪40aの後退側に位置するように傾斜している。
レバー40bは、進出状態(係合位置)にあるロック爪40aを後退状態(離脱位置)に切り替えるためのものであり、可動板22の裏側において支持部材40cから側方へ突出し、上下方向に回動可能に支持部材40cに支持されている。支持部材40cの内部には、図示しないが、レバー40bの回動動作を直線運動に変換する変換機構が内蔵されている。この変換機構によってレバー40bの回動動作を直線運動に変換してロック爪40aを後退させることができる。変換機構は、従来周知の各種機構を用いることができ、例えばラックピニオン機構やネジ機構を挙げることができる。
また、第1連結具20の可動板22には、左側上部係合ピン27と左側下部係合ピン28との間に、左側ロック機構41が設けられている。左側ロック機構41は、右側ロック機構40と同様に構成されており、ロック爪41a、レバー41b及び支持部材41cを有している。
第2連結具30は第1連結具20と同様に構成されており、右側ロック機構50と左側ロック機構51を有している。左側ロック機構50のレバー51bを図19に示す。
次に、上記のように構成された足場用幅木1の連結具Aを使用して足場用幅木1を支柱2、2に連結する要領について説明する。
まず、図19に示すように、第1連結具20のパイプクランプ21及び第2連結具30のパイプクランプ31を支柱2、2にそれぞれ取り付ける。このとき、可動板22、32の表面が作業床側に位置するようにしておく。
そして、足場用幅木10を作業床側から第1連結具20の可動板22及び第2連結具30の可動板32に支持させる。このとき、足場用幅木10の左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eの下側の開口幅の広い部分に、第1連結具20の右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26を挿入する。また、足場用幅木10の右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eの下側の開口幅の広い部分に、第2連結具30の左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38を挿入する。
この状態で、図20に示すように足場用幅木10を下側に移動させる。すると、第1連結具20の右側上部係合ピン25の軸部25a及び右側下部係合ピン26の軸部26aが足場用幅木10の左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eの上側の開口幅の狭い部分に位置し、これにより、右側上部係合ピン25の頭部25b及び右側下部係合ピン26の頭部26bが、左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eの周縁部の上側に対して作業床側から係合するので、右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26が左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eから抜けることはない。また、足場用幅木10の移動により、第2連結具30の左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38が足場用幅木10の右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eの上側の開口幅の狭い部分に位置し、これにより、左側上部係合ピン37の頭部及び左側下部係合ピン38の頭部が、右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eの周縁部の上側に対して作業床側から係合するので、左側上部係合ピン37及び左側下部係合ピン38が右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eから抜けることはない。
また、足場用幅木10を下側に移動させると、左側のロック用開口部12Fも下側に移動していく。ロック用開口部12Fがロック爪40aに対応する位置にくるとロック爪40aが付勢力によってロック用開口部12Fに挿入されて該ロック用開口部12Fの周縁部に係合する係合位置に切り替わる。これにより足場用幅木10が上側へ移動しなくなる。右側についてもロック機構51によって同様に足場用幅木10が上側へ移動しなくなる。このように、足場用幅木10を下側に移動させるだけなので、連結時の作業性は良好である。
一方、足場用幅木10を支柱2、2から外す際には、レバー40bを操作してロック爪40aを後退させ、ロック用開口部12Fから離脱させる離脱位置に切り替える。右側のロック機構51も同様に切り替える。そうすると足場用幅木10が上側に移動可能となり、足場用幅木10を上側に移動させることで、第1連結具20の右側上部係合ピン25の軸部25a及び右側下部係合ピン26の軸部26aが足場用幅木10の左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eの下側の開口幅の広い部分に位置する。これにより、右側上部係合ピン25及び右側下部係合ピン26を左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eから抜くことができる。左側上部係合ピン27及び左側下部係合ピン28も同様に抜くことができる。
以上説明したように、この実施形態2によれば、支柱2、2に足場用幅木10を連結する際の作業性を良好にできるとともに、足場用幅木10を支柱2、2に確実に連結して足場用幅木が外れないようにすることができる。
尚、左側上部係合穴12D及び左側下部係合穴12Eの一方を省略してもよい。また、右側上部係合穴13D及び右側下部係合穴13Eの一方を省略してもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、例えば仮設足場に足場用幅木を連結する場合に使用することができる。
1 仮設足場
2 支柱
4 足場板
10 足場用幅木
11b 網部材
12A 左側上部係合穴(第1幅木側係合穴)
12D 左側上部係合穴(第1穴)
12F ロック用開口部
13A 右側上部係合穴(第2幅木側係合穴)
13D 右側上部係合穴(第2穴)
13F ロック用開口部
13b ロック溝
20 第1連結具
22b 支軸(ロックピン切替部)
21 パイプクランプ(第1取付部)
24 アーム(ロックピン切替部)
25 右側上部係合ピン(第1係合ピン)
25b 頭部
30 第2連結具
31 パイプクランプ(第2取付部)
34a ロックピン
37 左側上部係合ピン(第2係合ピン)
37b 頭部
40a ロック爪
40b レバー(ロック爪切替部)
41a ロック爪
41b レバー(ロック爪切替部)
A 連結具

Claims (6)

  1. 仮設足場を構成する仮設足場構成部材に足場用幅木の長手方向両側をそれぞれ連結するための第1連結具及び第2連結具を備えた足場用幅木の連結具において、
    上記第1連結具は、
    上記仮設足場構成部材に取り付けられる第1取付部と、
    上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向一側の開口幅が他側の開口幅に比べて広い第1幅木側係合穴の周縁部における長手方向他側に係合する頭部を有する第1係合ピンとを備え、
    上記第2連結具は、
    上記仮設足場構成部材に取り付けられる第2取付部と、
    上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向一側に開放する第2幅木側係合穴の周縁部における長手方向他側に係合する頭部を有する第2係合ピンと、
    上記足場用幅木において該足場用幅木の長手方向とは交差する方向に延びるロック溝に係合するロックピンと、
    上記ロックピンを、上記ロック溝に挿入して該ロック溝に係合させる係合位置と、上記ロック溝から離脱させる離脱位置とに切り替えるためのロックピン切替部とを備えていることを特徴とする足場用幅木の連結具。
  2. 長手方向両側がそれぞれ仮設足場を構成する仮設足場構成部材に対して第1連結具及び第2連結具によって連結される足場用幅木において、
    上記足場用幅木の長手方向一側には、該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向他側の開口幅が一側の開口幅に比べて広い第1幅木側係合穴が形成され、
    上記足場用幅木の長手方向他側には、該足場用幅木の長手方向に延びるように開口し、長手方向側他側に開放される第2幅木側係合穴と、上記足場用幅木の長手方向とは交差するように延びるロック溝とが形成され、
    上記第1連結具が有する第1係合ピンの頭部を上記第1幅木側係合穴の周縁部における長手方向一側に係合させ、かつ、上記第2連結具が有する第2係合ピンの頭部を上記第2幅木側係合穴の周縁部に係合させた状態で、上記第2連結具が有するロックピンを上記ロック溝に係合させることによって上記仮設足場構成部材に対して連結されることを特徴とする足場用幅木。
  3. 仮設足場を構成する仮設足場構成部材に足場用幅木の長手方向両側をそれぞれ連結するための第1連結具及び第2連結具を備えた足場用幅木の連結具において、
    上記第1連結具は、
    上記仮設足場構成部材に取り付けられる第1取付部と、
    上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広くなるように形成された第1穴の周縁部における上側に係合する頭部を有する第1係合ピンとを備え、
    上記第2連結具は、
    上記仮設足場構成部材に取り付けられる第2取付部と、
    上記足場用幅木に形成されて該足場用幅木の上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広くなるように形成された第2穴の周縁部における上側に係合する頭部を有する第2係合ピンと、
    上記足場用幅木に形成されたロック用開口部に挿入されて該ロック用開口部の周縁部に係合するロック爪と、
    上記ロック爪を、上記ロック用開口部に挿入する係合位置と、上記ロック用開口部から離脱させる離脱位置とに切り替えるためのロック爪切替部とを備えていることを特徴とする足場用幅木の連結具。
  4. 長手方向両側がそれぞれ仮設足場を構成する仮設足場構成部材に対して第1連結具及び第2連結具によって連結される足場用幅木において、
    上記足場用幅木の長手方向一側には、上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広い第1穴が形成され、
    上記足場用幅木の長手方向他側には、上下方向に延びるように開口し、下側の開口幅が上側の開口幅に比べて広い第2穴と、ロック用開口部とが形成され、
    上記第1連結具が有する第1係合ピンの頭部を上記第1穴の周縁部における上側に係合させ、かつ、上記第2連結具が有する第2係合ピンの頭部を上記第2穴の周縁部における上側に係合させた状態で、上記第2連結具が有するロック爪を上記ロック用開口部に挿入して該ロック用開口部の周縁部に係合させることによって上記仮設足場構成部材に対して連結されることを特徴とする足場用幅木。
  5. 請求項1または3に記載の足場用幅木の連結具において、
    上記第1連結具及び上記第2連結具は、上記足場用幅木の傾斜角度を調整する角度調整部を有していることを特徴とする足場用幅木の連結具。
  6. 請求項2または4に記載の足場用幅木において、
    上記幅木の本体部は網部材で構成されていることを特徴とする足場用幅木。
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