JP6494043B2 - ティートカップライナー及びベント - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に係るティートカップライナー(teat cup liner)並びに前記ティートカップライナーに適したベント(vent)に関する。
一般的なティートカップライナーは、例えば、パテントファミリーである特許文献1並びに特許文献2及び3に開示されている。
これらの文献は、乳頭を挿入するための開口部を有するティートカップライナーヘッドを含むティートカップライナーを開示している。ティートカップライナーヘッドには、乳頭を収容するためのホース部が接続されている。ティートカップライナーヘッドは、取り付けられた状態においてティートカップを取り囲むヘッドスリーブを含み、その他端部は、ティートカップライナーに張力を与えるようにホース部のテンションビードに隣接して設けられている。
このようなティートカップライナーのティートカップに対する基本的な配置は、特許文献4及び5に開示されている。
上記文献では、ティートカップライナーヘッドには、ヘッドの内部空間を大気に開放する空気導入用ベント(air inlet vent)が形成されている。これにより、ティートカップライナーヘッド内が過度の真空状態となることを防止することができる。搾乳時における空気導入用ベントの利点は、特に、乳をより良好に輸送することができると共に、マニホールドからの逆流(back spraying)を防止することができることである。また、空気を供給するマッサージ段階において、本願出願人が開発した動物用真空逃し装置との組み合わせにより、所望の状態まで真空を解放することができる。
このようなティートカップライナーの問題は、空気導入用ベントが約0.6〜1.0mmの比較的小さな開口径を有していることである。例えば、乳房又は皮膚の襞との接触によって搾乳時にベント開口部が塞がれ、適切に機能しなくなる可能性がある。この種の搾乳装置を使用する場合には、搾乳作業後のティートカップライナーの通常の清掃時に空気導入用ベントも清掃する必要がある。空気導入用ベントの清掃は、例えば、噴霧洗浄又はベントの口部をブラッシングすることによって手作業で行う場合がある。
特許文献6は、ティートカップライナーを洗浄するために洗浄キャップをティートカップライナーヘッドに取り付け、ティートカップライナーヘッドによって取り囲まれたヘッドの内部空間及びティートカップライナーの周辺部を洗浄液で洗浄することを提案している。
特許文献6では、ティートカップライナーの周辺部を外部に対してシールするための周囲シールリップを含むように洗浄キャップを設計し、ティートカップライナーヘッドの内部空間及び/又は外周部を洗浄する。特許文献6に開示された構成によれば、ベントはシールリップによって塞がれる空間に位置するように設けられ、ティートカップライナーの洗浄時には、ベントも洗浄される。
しかしながら、搾乳作業時にはベントも塞がれる場合があり、洗浄キャップによる洗浄を行う前に、搾乳装置が適切に機能するように手作業でベントの清掃を行う必要がある。公知のティートカップライナーでは、搾乳者はベントの断面を開くためにくぎの一種を使用する。この作業は、搾乳時に行うには比較的面倒であると共に、熟練を必要とする。
ドイツ特許出願公開第10 2006 026 271 A1号 ドイツ特許出願公開第10 2006 040 079 A1号 ドイツ特許出願公開第10 2007 053 230 A1号 欧州特許第1 119 235 B1号 欧州特許出願公開第1 219 166 A2号 ドイツ特許出願公開第10 2008 027 277 A1号
本発明の目的は、空気導入用ベントを含み、空気導入用ベントを容易に清掃することができるように構成されたティートカップライナーを提供することにある。また、本発明の目的は、前記ティートカップライナーに適したベントを提供することにある。
上記目的は、請求項1に記載された特徴を含むティートカップライナーによって達成される。ベントに関しては、上記目的は、独立請求項14に記載された特徴によって達成される。
本発明のさらなる利点は、従属請求項の主題によって達成される。
本発明によれば、ティートカップライナーのティートカップライナーヘッドには、弾性材料からなり、ティートカップライナーの外面から突出する、換言すれば、ティートカップライナーの外面から一端が突出するベントが形成されている。ベントの一端を突出させることにより、ベントに容易に触ることができ、弾性材料を使用することにより、その他の手段を使用することなく、指/爪によって堆積物を清掃又は除去することができる。弾性材料は、少なくともベントの突出する部分を清掃時に手作業で弾性変形させることができ、汚れ/付着物を容易に除去することができるように選択する。
本発明の特に好適な実施形態では、ベントは、洗浄キャップの取り付けによってベントの汚れを除去することができるように、ティートカップライナーを洗浄するために洗浄キャップが取り付けられる領域に設けられる。ベントを弾性材料で形成し、変形させる設計により、汚れをより容易に除去することができる。
通常、この種の洗浄キャップは、取り付けられた場合に、弾性材料からなるベントに直接接触して汚れを除去するシールエッジ又はシールリップを含むように設計されている。
本発明の好適な実施形態では、ベントは、搾乳時にベントが乳房又は皮膚のひだに覆われることがなく、残った汚れを除去するために搾乳者がベントを指で容易に変形させる(動かす)ことができるように、ティートカップライナーヘッドが最大の直径を有する部分に設けられる。ただし、この場合には、洗浄キャップはベントの突出する端部に機械的に接触することになる。
上記のことを考慮すると、ベントは、ティートカップライナーヘッドの最大直径を有する外部円/円筒部分に対してホース部に向かってオフセットして設けられていることが特に好ましい。
一実施形態では、ベントは、ティートカップライナーに交換可能に保持されていることが好ましい。
ベントが、互いに間隔を空けて設けられた2つの位置決めフランジを含み、2つの位置決めフランジ間の距離が、ティートカップライナーヘッドの壁厚にほぼ対応しており、ティートカップライナーの壁部が2つの位置決めフランジ間に存在し、ベントを適切に配置することができるようになっている場合には、ベントの挿入及び位置決めが特に容易になる。
このような実施形態では、外側の位置決めフランジが、例えば、ベントの端部(ベント開口部)に向かって円錐状又は曲線状になるように設計されていることが好ましい。
ティートカップライナーヘッドの外壁部には、例えば、外側の位置決めフランジが適切に埋め込まれるように埋め込み用フランジシートが形成され、洗浄手段の取り付け時にベントが滑り落ちたり、引き抜かれたりしないようになっていることが好ましい。埋め込み深さは、約0.5〜1.5mmとすることができる。
ベントの位置決めは、プラグインスリーブによってベントをティートカップライナーヘッドに固定することによってさらに良好に行うことができる。
ベントがティートカップライナーと一体的に形成されている場合には、ティートカップライナーを特に容易に製造することができる。
本発明によれば、ベントは、シリコーン又はシリコーンと同等の材料からなることが好ましい。ベントの材料は、(ショアA硬度試験法に準拠して測定した)50〜70、好ましくは60のショアA硬度を有している。
従って、本発明によれば、搾乳時に汚れが付着せず、搾乳時に乳房又は皮膚のひだによって塞がれず、ツールを使用することなく、指で容易に(機械的に)清掃することができ、一般的な洗浄アダプタを使用した洗浄作業時に清掃することができるティートカップライナーを提供することができる。
以下に記載する構成を採用することにより、本発明のさらなる利点が得られる。
・高い弾性を有する空気導入用ベントは、外部に突出するドーム(端部)と、好ましくは最も高い部分(ドームの頂部)に設けられた孔部を有する。
・高い弾性を有する材料、好ましくはシリコーンを使用する。
・洗浄手段(洗浄キャップ)を取り付けると、弾性を有すると共に外部に突出するドームが機械的に変形し、ベントの孔は開いた状態に維持され、ベントは汚れの粒子が除去されるようにティートカップライナーに位置決めされる。
・ベントは、ドームのみが洗浄手段に接触し、ベントがティートカップライナーから滑り落ちることを防止するように設けられている。
・ベントは、ティートカップライナーと一体的に設けることもできる。
・ベントをドーム状に形成することにより、搾乳時に指又は爪でベントを清掃又は制御することができる。
このようなティートカップライナーのベントは、段差が設けられた内径を有し、ベントの頂部/ベントのドームにダメージを与えることなく、ツールを使用してベントをティートカップライナーに挿入することができるようになっていることが好ましい。
好ましくは金属からなるプラグインスリーブを設けることによってベントをより良好に固定することができる。
以下、概略的な図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、従来のティートカップライナーヘッドを示す。 図2は、高い弾性を有するベントを含む、本発明に係るティートカップライナーヘッドを示す。 図3は、プラグインスリーブを含む、図2に示すティートカップライナーヘッドの実施形態を示す。 図4は、取り付け状態における図3に示す実施形態を示す。 図5は、標準的な洗浄キャップの放射状シールに適したベント位置を有する実施形態を示す。 図6は、Clearwash洗浄アダプタに適したベント位置を有する本発明の実施形態を示す。 図7は、本発明の実施形態に係るティートカップライナー用の高い弾性を有するベントの断面図を示す。 図8は、ティートカップライナーと一体的に形成されたベントを示す。 図9は、本発明に係るベントを含むティートカップライナーの別の実施形態を示す。
図1は、乳房3の乳頭2に取り付けられた従来のティートカップライナー1の縦断面の一部を示す。ティートカップライナー1は、縮径されるホース部(中空管)のティートカップライナー軸6と一体化されたティートカップライナーヘッド4を含む。また、ティートカップライナー1は、リリーフストロークにおいてティートカップライナー1の屈曲可能な薄壁部分10による真空状態をシールする傾斜端部8を含むように設計されている。このような構造の詳細は、特許文献4及び5に記載されている。
ティートカップライナーヘッド4とティートカップライナー軸6との間の移行領域には、ティートカップライナー軸6の外周面と共にカップスリーブ16の端部が挿入される環状空間14を形成するフランジ型ヘッドスリーブ12が形成されている。カップスリーブ16は、上述したように、図1では図示していない他端部においてティートカップライナー1のテンションビード(tensioning bead)と接触し、ティートカップライナー1は搾乳カップスリーブ16内に固定される。従来のティートカップライナーでは、乳房3に対向するティートカップライナーヘッド4には空気導入用ベント(以下、「ベント18」という)が形成されている。図1に示すベント18の構造自体は、本発明に係る解決手段の構造に対応する。図1は単に、任意の設計のベントが通常設けられる位置を示すことを意図している。図1に示す構成では、ベント18は乳房3によって覆われているため、ベント開口部が乳房3によって塞がれたり、汚れによって塞がれる虞がある。
図2は、本発明に従ってベントを配置した、図1に示す構造と基本的に同一の構造を示す。図2では、ベントは、ティートカップライナーヘッド4が最大直径Dを有する領域の近傍に、乳房3から距離を置いて設けられている。具体的には、図2では、ベント18は、ティートカップライナーヘッド4が最大外径Dを有する部分の下方に、つまりティートカップライナー軸6に向かって最大外径Dを有する部分からオフセットされた位置に設けられている。ベント18の軸20は、ティートカップライナーの内壁部に対して実質的に直角に延びている。
以下に詳細に説明するように、ベント18は、ベント孔が形成されたドーム型部分(ドーム)22を有する。ドーム22の頂部は、ティートカップライナー1の外周面から突出している。すなわち、ドーム22の頂部は、径方向(放射方向)において直径Dを有するティートカップライナーヘッド4の外側円筒部(enveloping cylinder)(破線で示す)を越えて外側に延びている。これにより、ドーム22を容易に清掃することができる。以下、ベント18の具体的な構造を詳細に説明する。
図3は、ベント18を金属製プラグインスリーブ24によって固定する変形例を示す。ティートカップライナーの壁部には、外側においてフランジシート28と連通する収容穴26が形成されている。フランジシート28は、ベントシートがティートカップライナーヘッドの壁部にわずかに埋め込まれ、洗浄手段/洗浄キャップを取り付けた場合にベントが意図せず抜けたり、引き抜かれたりしない形状を有する。埋め込み深さsは、好ましくは0.5〜1.5mmである。以下に詳細に説明するように、ベント18は、互いに間隔を空けて設けられた2つの位置決めフランジ30,32を含み、ドーム側の位置決めフランジ30は、円錐状にドーム22と一体化されている。フランジシート28は、位置決めフランジ30の少なくとも一部を収容し、位置決めフランジ30が上述したように埋め込まれるように設計されている。
ベント18は、高い弾性を有する材料(例えば、約60のショアA硬度を有するシリコーン)からなり、弾性変形によって非常に容易に収容穴26に挿入することができる(これは全ての実施形態において同様である)。ベント18を固定するために金属製プラグインスリーブ24を挿入すると、2つの位置決めフランジ30,32はティートカップライナーの壁部の両側に位置し、ベント18の外周面は表面圧力によって収容穴26の周壁に対してプレテンションされた(pretensioned)状態となる。ベント18の取り付け状態を図4に示す。
図3及び図4には、例えば標準的な洗浄キャップ又はClearwash洗浄キャップであってもよい洗浄キャップ34の断面も示す。洗浄キャップ34は、ホース接続部35及びホース(図示せず)を介して搾乳装置の洗浄(清掃)装置に接続されている。洗浄キャップ34の内周部分には、シールリップ38を含む周囲シール36が形成されており、シールリップ38は、洗浄キャップを取り付けた場合にティートカップライナーヘッド4の外周部分とシール接触する。シールリップ38の内径dは、ティートカップライナーヘッド4の直径Dよりも小さく、洗浄キャップを取り付けた場合に、シールリップ38はプレテンションされてベント18のドーム22上をスライドし、堆積物/汚れを機械的に除去すると共に、少なくともドーム22を弾性変形させる。
図5は、シールを有していない標準的な洗浄キャップ34を取り付ける場合の、図4に従った例を示す。この場合、洗浄キャップ34の内径dは、洗浄キャップ34が堆積物/汚れを除去するようにベント18のドーム22に接触するように選択する。従って、内径dは、ティートカップライナーヘッド4の外径Dと同一又はティートカップライナーヘッド4の外径Dよりもやや小さくなるように選択する。
図6は、洗浄キャップ34が、上述した洗浄キャップ34とは異なる形状を有するClearwash洗浄キャップである場合の例を示す。そのような装置に適したティートカップライナーヘッド4は、最も広義には均一なリング円筒形状を有するヘッドスリーブ12がわずかに内側にくぼんだ状態で接続された、ほぼ円筒状のシェル部40を含むように構成することができる。円筒状のシェル部40において、ベント18は、上述した実施形態のようにティートカップライナー軸42に対して傾斜させる代わりに、ティートカップライナー軸42に対して径方向に設けられている。図6に示す洗浄キャップ34は、円筒状のシェル部40の外径Dよりもやや小さい内径dを有するシールリップ38を有するシール36を含み、洗浄キャップ34を取り付けると、シールリップ38はベント18のドーム22と接触する。
図7は、本発明に係るベント18の好適な実施形態を示す。上述したように、本発明に係るベント18は、好ましくは高い弾性を有するシリコーンからなる。ベント18の材料は、50〜70、好ましくは約60のショアA硬度を有している。
図7に示すベント18は、軸20に対して径方向に突出する2つの位置決めフランジ30,32を含む、ほぼ円筒状のベース部44を有する。ベント18は、ベント18の曲線状の(丸みを帯びた)ドーム22に向かって縮径する段差付きのベント孔46を含む。ドーム22には、ベント孔46の直径よりもかなり小さい直径を有するベント開口部47が形成されている。径方向(放射方向)の段差によって形成された環状ショルダー48は、例えば、上述したプラグインスリーブ24のストッパ面として機能することができる。原則として、放射状のショルダー48は、ベント18をティートカップライナーヘッド4の収容穴26に挿入するための挿入ツールを支持するために使用することもできる。放射状のショルダー48の直径はベント開口部47の直径よりもかなり大きいため、挿入時にベント開口部47がダメージを受けることはない。
ドーム側の位置決めフランジ30は、位置決めフランジ30とドーム22がほぼ連続するように、円錐状の端面を有するように設計されている。
ベント18は、射出成形等によって製造することができる。
図8は、例えば、標準的な洗浄キャップ34と、ティートカップライナーヘッド4と一体的に形成されたベント18と、を含む、非常に簡略化された実施形態を示す。ベント18のドーム22は、突出し、高い弾性を有する、ティートカップライナーヘッド4の膜状のシェル部によって形成されている。ベント開口部47はドーム22に形成されている。ベント開口部47よりも大きな直径を有するベント孔46は、ティートカップライナー4の壁部に形成されている(図8を参照)。このような実施形態は、上述した実施形態と比較してベントを取り付ける必要がないという利点を有する。
図9は、図3及び図4に示す実施形態の変形例を示す。図9に示す変形例では、ベント18は、ティートカップライナーヘッド4が最大外径Dを有する部分に設けられている。洗浄キャップ34は、例えば、図3及び図4に示す実施形態と同様に形成されている。従って、シールリップ38の直径(内径)dは、ティートカップライナーヘッド4の直径Dよりも小さく、洗浄キャップ34を取り付けた場合に、ベント18のドーム22から不要な物質が除去される。洗浄キャップ34を取り付けた場合の不要な物質の除去は、上述した実施形態と同様に、ベント18を弾性変形させることによって行うことができる。
上述した実施形態では、ベント18はシリコーンからなる。ただし、基本的には、除去/変形を容易に行うことができるように、従来の材料と比較して柔軟であって高い弾性を有するその他の材料を使用することもできる。
本発明は、ティートカップライナー及び前記ティートカップライナーに適したベントに関する。ベントは、弾性変形させることができ、汚れを除去することが可能な、高い弾性を有する材料からなる。
1 ティートカップライナー
2 乳頭
3 乳房
4 ティートカップライナーヘッド
6 ティートカップライナー軸
8 傾斜端部
10 薄壁部分
12 ヘッドスリーブ
14 環状空間
16 搾乳カップスリーブ
18 ベント
20 軸
22 ドーム
24 プラグインスリーブ
26 収容穴
28 フランジシート
30 位置決めフランジ
32 位置決めフランジ
34 洗浄キャップ
35 ホース接続部
36 シール
38 シールリップ
40 シェル部
42 ティートカップライナー軸
44 ベース部
46 ベント孔
47 ベント開口部
48 放射状ショルダー

Claims (11)

  1. ベント(18)が設けられたティートカップライナーヘッド(4)を含み、前記ベント(18)が前記ティートカップライナーヘッド(4)から外側に突出しているティートカップライナーであって、前記ベント(18)が弾性材料で形成され、前記ベント(18)が、前記ティートカップライナー(1)を洗浄するために洗浄キャップ(34)が取り付けられる部分に設けられ、前記洗浄キャップ(34)の取り付けによっても指による手作業によっても前記ベント(18)を清掃すると共に変形させることができることを特徴とするティートカップライナー。
  2. 請求項1において、前記ベント(18)が、前記ティートカップライナーヘッド(4)が最大直径(D)を有する部分に設けられていることを特徴とするティートカップライナー。
  3. 請求項2において、前記ベント(18)が、前記ティートカップライナーヘッド(4)の外側円筒部から突出していることを特徴とするティートカップライナー。
  4. 請求項において、前記ベント(18)が、前記ティートカップライナーヘッド(4)の前記最大直径(D)からティートカップライナー軸(6)に向かってオフセットされていることを特徴とするティートカップライナー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記ベント(18)の突出する端部が曲線をなしてドーム(22)を形成していることを特徴とするティートカップライナー。
  6. ベント(18)が設けられたティートカップライナーヘッド(4)と、前記ベント(18)を固定するためのプラグインスリーブ(24)とを含み、前記ベント(18)が前記ティートカップライナーヘッド(4)から外側に突出しているティートカップライナーであって、前記ベント(18)が、清掃時に手作業で弾性変形させることができる弾性材料で形成され、前記ベント(18)が、前記ティートカップライナーヘッド(4)に交換可能に保持されていることを特徴とするティートカップライナー。
  7. 請求項6において、前記ベント(18)が、互いに間隔を空けて設けられた2つの位置決めフランジ(30,32)を含み、前記位置決めフランジ(30,32)間にティートカップライナーの壁部の一部が収容されることを特徴とするティートカップライナー。
  8. 請求項7において、外側の位置決めフランジ(30)が、前記ベント(18)のドーム(22)に向かって円錐状の形状を有することを特徴とするティートカップライナー。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、前記ティートカップライナーヘッド(4)の外壁部には、前記ベント(18)、好ましくは外側の位置決めフランジ(30)のシートとして、埋め込み用のフランジシート(28)が設けられており、好ましくは埋め込み深さ(s)が0.5〜1.5mmであることを特徴とするティートカップライナー。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記ベント(18)が前記ティートカップライナーヘッド(4)と一体的に形成されていることを特徴とするティートカップライナー。
  11. ベント(18)が設けられたティートカップライナーヘッド(4)を含み、前記ベント(18)が前記ティートカップライナーヘッド(4)から外側に突出しているティートカップライナーであって、前記ベント(18)が、50〜70、好ましくは60のショアA硬度を有するシリコーンからなることを特徴とするティートカップライナー。
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