JP6492346B2 - クローラ式走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クローラ式走行装置に関する。
従来、穀稈を刈取るコンバインが知られている。また、土砂を掘削するバックホーが知られている。このような作業車両は、クローラ式走行装置を備えている。クローラ式走行装置は、接地面積が大きく接地圧力が小さいので、高い走破性を実現可能としている。
ところで、クローラ式走行装置は、駆動輪と、従動輪と、駆動輪と従動輪に巻き掛けられるクローラと、クローラの内周面に接した状態で配置される転輪と、を備えている。このようなクローラ式走行装置は、クローラの端が凸部に乗り上げると、該クローラが変形して転輪の支持構造に干渉する場合があった。より詳細には、クローラが変形して転輪の支持構造における突出部分に干渉する場合があった。そのため、転輪の支持構造に変形したクローラが当接する部材を設け、該クローラの変形を抑える構造が提案されていた(例えば特許文献1参照)。しかし、かかる構造においては、支持構造における突出部分が露出したままであり、クローラの変形態様によっては突出部分に干渉するおそれがあった。そこで、クローラの端が凸部に乗り上げて変形しても、該クローラが転輪の支持構造における突出部分に干渉しないクローラ式走行装置が求められていたのである。
特開2000−16357号公報
本発明は、クローラの端が凸部に乗り上げて変形しても、該クローラが転輪の支持構造における突出部分に干渉しないクローラ式走行装置を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1に係る発明は、駆動輪と、従動輪と、前記駆動輪と前記従動輪に巻き掛けられるクローラと、前記クローラの内周面に接した状態で配置される転輪と、を備えるクローラ式走行装置において、前記転輪の支持構造に取り付けられる略円筒形状の保護部材を具備し、前記保護部材は、前記支持構造における突出部分を内部に収容して、前記突出部分の周囲を覆い、前記保護部材は、前記突出部分の周囲を覆った状態で回転自在であるものである。
請求項2に係る発明は、前記保護部材は、その先端部に前記転輪から離間する方向に向けて外径が小さくなるテーパ部分を有しているものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のクローラ式走行装置において、前記保護部材は、その先端部に前記転輪へ近接する方向に向けて窪んだノッチ部分を有しているものである。
本願発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、本クローラ式走行装置は、転輪の支持構造に取り付けられる略円筒形状の保護部材を具備している。そして、保護部材は、支持構造における突出部分を内部に収容して、該突出部分の周囲を覆う。これにより、本クローラ式走行装置は、クローラの端が凸部に乗り上げて変形しても、保護部材が変形したクローラを受け止めるので、クローラが転輪の支持構造における突出部分に干渉しない。
また、保護部材は、突出部分の周囲を覆った状態で回転自在である。これにより、本クローラ式走行装置は、保護部材が回転してクローラを送るので、クローラと保護部材の摩擦抵抗を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、保護部材は、その先端部に転輪から離間する方向に向けて直径が小さくなるテーパ部分を有している。これにより、本クローラ式走行装置は、保護部材のテーパ部分にクローラが接するので、クローラと保護部材の接触圧力を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、保護部材は、その先端部に転輪へ近接する方向に向けて窪んだノッチ部分を有している。これにより、突出部分がボルトやナットなどの取付具である場合、本クローラ式走行装置は、保護部材のノッチ部分に工具を通すことができるので、取付具を締める又は緩める作業が容易となる。
コンバインを示す図。 図1の矢印Lから見た図。 図1の矢印Rから見た図。 クローラ式走行装置を示す図。 左側のクローラ式走行装置を示す図。 大径転輪の支持構造を示す図。 小径転輪の支持構造を示す図。 保護部材を示す図。 クローラの端が凸部に乗り上げて変形した状態を示す図。 クローラの端が凸部に乗り上げて変形した状態を示す図。 保護部材にクローラが接した状態を示す図。 第二実施形態に係る保護部材を示す図。 ナットを締める又は緩める作業を示す図。 第三実施形態に係る保護部材を示す図。 第四実施形態に係る保護部材を示す図。
本願発明の技術的思想は、コンバインやバックホーのクローラ式走行装置のほか、トラクターのクローラ式走行装置などにも適用することが可能である。本願では、コンバインのクローラ式走行装置について説明する。
まず、コンバイン100について簡単に説明する。
図1は、コンバイン100を示している。図2は、図1の矢印Lから見た図であり、図3は、図1の矢印Rから見た図である。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
コンバイン100は、主に走行部1と、刈取部2と、搬送部3と、脱穀部4と、選別部5と、貯留部6と、動力部7と、で構成されている。
走行部1は、シャシ10の下方に設けられている。走行部1は、トランスミッション11と、クローラ式走行装置12・12と、で構成されている。トランスミッション11は、後述するエンジン71の回転動力をクローラ式走行装置12・12へ伝達する。クローラ式走行装置12・12は、コンバイン100を前後方向に走行させる。また、クローラ式走行装置12・12は、コンバイン100を左右方向に旋回させる。
刈取部2は、走行部1の前方に設けられている。刈取部2は、リール21と、カッター22と、で構成されている。リール21は、圃場の穀稈を引き起こす。カッター22は、リール21によって引き起こされた穀稈を切断する。
搬送部3は、刈取部2の後方に設けられている。搬送部3は、オーガ31と、コンベヤ32と、で構成されている。オーガ31は、カッター22によって切断された穀稈(刈取物)を集合させてコンベヤ32へ送り込む。コンベヤ32は、オーガ31によって送り込まれた刈取物を脱穀部4へ送り込む。
脱穀部4は、搬送部3の後方に設けられている。脱穀部4は、ローター41と、シーブメッシュ42と、で構成されている。ローター41は、コンベヤ32によって送り込まれた刈取物を脱穀する。また、ローター41は、刈取物を搬送する。シーブメッシュ42は、ローター41によって搬送される刈取物を支持するとともに、刈取物をふるいにかける(穀粒を落下させる)。
選別部5は、脱穀部4の下方に設けられている。選別部5は、揺動装置51と、送風装置52と、で構成されている。揺動装置51は、シーブメッシュ42から落下してきた刈取物(脱穀物)をふるいにかけて穀粒を選別する。送風装置52は、穀粒とともに落下してきた穀稈屑や揺動装置51の上に残った穀稈屑を吹き飛ばす。その後、穀稈屑は、カッターによって裁断されて排出される。
貯留部6は、脱穀部4及び選別部5の側方に設けられている。貯留部6は、グレンタンク61と、オーガ62と、で構成されている。グレンタンク61は、選別部5から搬送されてきた穀粒を貯留する。オーガ62は、グレンタンク61内の穀粒を排出する際に用いられる。
動力部7は、貯留部6の後方に設けられている。動力部7は、エンジン71で構成されている。エンジン71は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを運動エネルギーに変換する。具体的に説明すると、エンジン71は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを回転動力に変換する。
次に、クローラ式走行装置12について詳しく説明する。
図4は、クローラ式走行装置12・12を示している。図5は、左側のクローラ式走行装置12を示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
クローラ式走行装置12は、主に駆動輪13と、従動輪14と、クローラ15と、を備えている。
駆動輪13は、トランスミッション11のドライブアクスル111に取り付けられている。駆動輪13は、コンバイン100の左右方向に対して並行となる回転軸Aを中心に回転自在である。駆動輪13は、その外周面に所定位相ごとに凸部13tが形成されている。なお、駆動輪13は、トランスミッション11やエンジン71の作動状態に応じて回転速度が決定される。
従動輪14は、シャシ10のトラックフレーム101に取り付けられている。従動輪14は、コンバイン100の左右方向に対して並行となる回転軸Bを中心に回転自在である。従動輪14は、凸部13tを有する駆動輪13と異なり、その外周面が平滑に形成されている。なお、従動輪14は、その支持機構14Mにより、駆動輪13に対して近接又は離間する方向へ調節可能となっている。
クローラ15は、駆動輪13と従動輪14に巻き掛けられている。クローラ15は、駆動輪13や従動輪14の外周に沿って湾曲自在である。クローラ15は、その外周面にラグパターン15rが形成されている。また、クローラ15は、その内周面に二列のローラーガイド15gが形成されている。更に、クローラ15は、二列のローラーガイド15gの間に所定間隔ごとに孔部15hが形成されている。なお、駆動輪13は、二列のローラーガイド15gの間に挟まれた状態で配置される。そして、その凸部13tが孔部15hに噛み合っている。従動輪14も、二列のローラーガイド15gの間に挟まれた状態で配置される。そして、その外周面が二列のローラーガイド15gの内側の内周面に接している。
加えて、クローラ式走行装置12は、複数の転輪16・17を備えている。ここで、転輪16は、転輪17よりも外径が大きいので「大径転輪16」とする。反対に、転輪17は、転輪16よりも外径が小さいので「小径転輪17」とする。
大径転輪16は、トラックフレーム101に直接的に取り付けられている。大径転輪16は、コンバイン100の左右方向に対して並行となる回転軸Cを中心に回転自在である。大径転輪16は、一対の転輪部品を軸でつなぎ合わせた形状となっている。従って、大径転輪16は、二列のローラーガイド15gを間に挟んだ状態で配置される(図9参照)。そして、その外周面が二列のローラーガイド15gの外側の内周面に接している。
ここで、大径転輪16の支持構造16Sについて詳しく説明する。
図6は、大径転輪16の支持構造16Sを示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
トラックフレーム101は、シャシ10の一部を構成している。トラックフレーム101は、その断面形状が四角形となるように形成されており、その側面101sが左右方向に対して垂直に配置されている。更に、トラックフレーム101には、左右方向に対して並行にスリーブ102が挿入されている。なお、スリーブ102は、その両端がトラックフレーム101の側面101sから突出している。
センターシャフト103は、スリーブ102に挿入された状態で回転自在に配置される。センターシャフト103は、その断面形状が円形となるように形成されており、先端面の中央にボルト103Bが設けられている。そして、センターシャフト103は、トラックフレーム101の外側で大径転輪16を支持するとともに、トラックフレーム101の内側で保護部材18を支持するのである(図9参照)。なお、大径転輪16は、ベアリングやオイルシールなどを介してセンターシャフト103に嵌められる。そのため、大径転輪16は、センターシャフト103から独立して回転自在となっている。一方、保護部材18は、センターシャフト103に嵌合した状態で、ナット103Nによって固定される。そのため、保護部材18は、センターシャフト103と一体になった状態で回転自在となっている。
小径転輪17は、トラックフレーム101に間接的に取り付けられている。小径転輪17は、コンバイン100の左右方向に対して並行となる回転軸Dを中心に回転自在である。また、小径転輪17は、コンバイン100の左右方向に対して並行となる揺動軸Eを中心に揺動自在である。小径転輪17は、他の小径転輪17と軸によって連結されている。従って、一組の小径転輪17は、二列のローラーガイド15gを間に挟んだ状態で配置される(図10参照)。そして、その外周面がローラーガイド15gの外側の内周面に接している。
ここで、小径転輪17の支持構造17Sについて詳しく説明する。
図7は、小径転輪17の支持構造17Sを示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
トラックフレーム101には、左右方向に対して並行にスリーブ104が挿入されている。なお、スリーブ104は、その両端がトラックフレーム101の側面101sから突出している。
イコライザシャフト105は、スリーブ104に挿入された状態で回転自在に配置される。イコライザシャフト105は、その断面形状が円形となるように形成されており、両端面の中央にボルト105Bが設けられている。そして、イコライザシャフト105は、トラックフレーム101の外側でイコライザフレーム106を支持するとともに、トラックフレーム101の内側で保護部材18を支持するのである(図10参照)。なお、イコライザフレーム106は、ブッシュやダストシールを介してイコライザシャフト105に嵌められた状態で、ナット105Nによって固定される。そのため、イコライザフレーム106は、イコライザシャフト105から独立して揺動自在となっている。一方、保護部材18は、イコライザシャフト105に嵌合した状態で、ナット105Nによって固定される。そのため、保護部材18は、イコライザシャフト105と一体になった状態で回転自在となっている。
センターシャフト107は、シャフト穴106hに挿入された状態で回転自在に配置される。センターシャフト107は、その断面形状が円形となるように形成されており、両端面の中央にボルト107Bが設けられている。そして、センターシャフト107は、イコライザフレーム106の外側で小径転輪17を支持するとともに、イコライザフレーム106の内側でも小径転輪17を支持するのである(図10参照)。なお、外側の小径転輪17は、ベアリングやオイルシールなどを介してセンターシャフト107に嵌められた状態で、ナット107Nによって固定される。そのため、かかる小径転輪17は、センターシャフト107から独立して回転自在となっている。一方、内側の小径転輪17も、ベアリングやオイルシールなどを介してセンターシャフト107に嵌められた状態で、ナット107Nによって固定される。そのため、かかる小径転輪17も、センターシャフト107から独立して回転自在となっている。
次に、保護部材18について詳しく説明する。
図8は、保護部材18を示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
保護部材18は、略円筒形状に形成されている。保護部材18は、筒形状部分18sの先端側が先細りになっている。つまり、保護部材18は、その先端部に転輪(大径転輪16、小径転輪17)から離間する方向に向けて外径が小さくなるテーパ部分18tを有している。また、保護部材18は、筒形状部分18sの基端側が塞がれており、その中央に穴が開けられている。つまり、保護部材18は、その基端側端面の中央にボルト孔18hが設けられている。なお、保護部材18は、筒形状部分18sの外径を大きくし、その一部がトラックフレーム101の下面101uよりも下方へ出っ張るほうがよい。
保護部材18は、ボルト孔18hに通されたボルト103Bにワッシャを介してナット103Nを締め付けることによってセンターシャフト103に固定される(二つのナット103Nを締め付けることによってセンターシャフト103に固定されるとしても良い)。このため、保護部材18は、トラックフレーム101の側面101sから突出しているボルト103Bやナット103Nを全部収容する。即ち、保護部材18は、突出部分(ボルト103B、ナット103N)を内部に収容して、該突出部分の周囲を覆うのである。なお、保護部材18は、ボルト孔18hの内周面に互いに平行となる平面部が形成されており、センターシャフト103は、ボルト103Bの基部における外周面に互いに平行となる平面部が形成されている。そのため、保護部材18は、センターシャフト103に嵌合した状態で、該センターシャフト103と一体になった状態で回転するのである。
同様に、保護部材18は、ボルト孔18hに通されたボルト105Bにワッシャを介してナット105Nを締め付けることによってイコライザシャフト105に固定される(二つのナット105Nを締め付けることによってイコライザシャフト105に固定されるとしても良い)。このため、保護部材18は、トラックフレーム101の側面101sから突出しているボルト105Bやナット105Nを全部収容する。即ち、保護部材18は、突出部分(ボルト105B、ナット105N)を内部に収容して、該突出部分の周囲を覆うのである。なお、保護部材18は、ボルト孔18hの内周面に互いに平行となる平面部が形成されており、イコライザシャフト105は、ボルト105Bの基部における外周面に互いに平行となる平面部が形成されている。そのため、保護部材18は、イコライザシャフト105に嵌合した状態で、該イコライザシャフト105と一体になった状態で回転するのである。
次に、保護部材18の機能について具体的に説明する。
図9及び図10は、クローラ15の端が凸部Bに乗り上げて変形した状態を示している。図11は、保護部材18にクローラ15が接した状態を示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
クローラ15は、該クローラ15の端が凸部Bに乗り上げると、左右方向の中途部分で上方へ折れ曲がったように変形する。このとき、保護部材18は、変形したクローラ15を受け止める。また、保護部材18は、クローラ15の作動に合わせて回転し、該クローラ15を送る。なお、保護部材18は、その先端部にテーパ部分18tを有するため、該テーパ部分18tにクローラ15が接することとなる(図11の矢印T参照)。
このように、本クローラ式走行装置12は、転輪(大径転輪16、小径転輪17)の支持構造16S・17Sに取り付けられる略円筒形状の保護部材18を具備している。そして、保護部材18は、支持構造16S・17Sにおける突出部分(ボルト103B・105B、ナット103N・105N)を内部に収容して、該突出部分の周囲を覆う。これにより、本クローラ式走行装置12は、クローラ15の端が凸部Bに乗り上げて変形しても、保護部材18が変形したクローラ15を受け止めるので、クローラ15が転輪(大径転輪16、小径転輪17)の支持構造16S・17Sにおける突出部分(ボルト103B・105B、ナット103N・105N)に干渉しない。
また、保護部材18は、突出部分(ボルト103B・105B、ナット103N・105N)の周囲を覆った状態で回転自在である。これにより、本クローラ式走行装置12は、保護部材18が回転してクローラ15を送るので、クローラ15と保護部材18の摩擦抵抗を低減できる。
更に、保護部材18は、その先端部に転輪(大径転輪16、小径転輪17)から離間する方向に向けて直径が小さくなるテーパ部分18tを有している。これにより、本クローラ式走行装置12は、保護部材18のテーパ部分18tにクローラ15が接するので、クローラ15と保護部材18の接触圧力を低減できる。
次に、第二実施形態に係る保護部材18について説明する。
図12は、第二実施形態に係る保護部材18を示している。図13は、ナット103N・105Nを締める又は緩める作業を示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
第二実施形態に係る保護部材18は、筒形状部分18sの先端面が一部窪んでいる。つまり、保護部材18は、その先端部に転輪(大径転輪16、小径転輪17)へ近接する方向に向けて窪んだノッチ部分18nを有している。なお、第二実施形態に係る保護部材18は、ノッチ部分18nの形状が考慮されているため、規格で定められた工具Tを通すことができる。
このように、保護部材18は、その先端部に転輪(大径転輪16・小径転輪17)へ近接する方向に向けて窪んだノッチ部分18nを有している。これにより、本クローラ式走行装置12は、保護部材18のノッチ部分18nに工具Tを通すことができるので、取付具(ナット103N・105N)を締める又は緩める作業が容易となる。また、本クローラ式走行装置12は、保護部材18の内部に侵入した泥濘がノッチ部分18nから落ちて詰まらないので、整備性が向上する。
次に、他の実施形態に係る保護部材18について説明する。
図14は、第三実施形態に係る保護部材18を示している。図15は、第四実施形態に係る保護部材18を示している。なお、図中には、コンバイン100の前後方向、左右方向及び上下方向を表す。
第三実施形態に係る保護部材18は、複数のノッチ部分18nを有している。これにより、本クローラ式走行装置12は、いずれのノッチ部分18nに工具Tを通してもよいので、取付具(ナット103N・105N)を締める又は緩める作業が容易となる。また、本クローラ式走行装置12は、保護部材18の内部に侵入した泥濘が各ノッチ部分18nから落ちて詰まらないので、整備性が向上する。
第四実施形態に係る保護部材18は、筒形状部分18sの先端側を塞ぐフタ部品18Lを有している。これにより、本クローラ式走行装置12は、保護部材18の内部に泥濘が侵入しないので、整備性が向上する。
100 コンバイン
1 走行部
2 刈取部
3 搬送部
4 脱穀部
5 選別部
6 貯留部
7 動力部
10 シャシ
11 トランスミッション
12 クローラ式走行装置
13 駆動輪
14 従動輪
15 クローラ
16 大径転輪(転輪)
17 小径転輪(転輪)
18 保護部材
18s 筒形状部分
18t テーパ部分
18n ノッチ部分
18h ボルト孔
101 トラックフレーム
102 スリーブ
103 センターシャフト
103B ボルト(突出部分)
103N ナット(突出部分)
104 スリーブ
105 イコライザシャフト
105B ボルト(突出部分)
105N ナット(突出部分)
106 イコライザフレーム
107 センターシャフト
B 凸部
T 工具

Claims (3)

  1. 駆動輪と、従動輪と、前記駆動輪と前記従動輪に巻き掛けられるクローラと、前記クローラの内周面に接した状態で配置される転輪と、を備えるクローラ式走行装置において、
    前記転輪の支持構造に取り付けられる略円筒形状の保護部材を具備し、
    前記保護部材は、前記支持構造における突出部分を内部に収容して、前記突出部分の周囲を覆い、
    前記保護部材は、前記突出部分の周囲を覆った状態で回転自在である
    ことを特徴とするクローラ式走行装置。
  2. 前記保護部材は、その先端部に前記転輪から離間する方向に向けて外径が小さくなるテーパ部分を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のクローラ式走行装置。
  3. 前記保護部材は、その先端部に前記転輪へ近接する方向に向けて窪んだノッチ部分を有している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクローラ式走行装置。
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