JP6490514B2 - 流路閉塞装置 - Google Patents

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Description

本発明は、閉塞バッグを備えた流路閉塞装置に関し、特に閉塞バッグに流体を供給する技術に関する。
従来、流体管から分岐した分岐管部の弁部より下流側に装着されるケースと、ケースに水密状態で貫通され、内部に通流路を有する軸部材と、軸部材の先端部に固定される閉塞バッグと、を備えた流路閉塞装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この軸部材の通流路には、電動ポンプなどで構成される外部の供給源から通流路に流体を供給する供給路が接続され、流体管の内部に閉塞バッグを移動させた後に流体を供給して膨張させる。これにより、閉塞バッグが流体管の通流を遮断して、下流側の流体管や消火栓等を交換することが可能となるものである。
特開2015−55287号公報
しかしながら、従来の流路閉塞装置にあっては、電動ポンプなどから閉塞バッグに流体を供給するものである。このため、発電機などを現場に搬送する必要があり、装置の大型化を招いてしまう。また、電動ポンプの故障時には、当初から手動ポンプで流体を供給する必要があり作業効率が低下してしまう。
そこで、簡便な構成で作業効率を向上させることのできる流路閉塞装置が望まれている。
本発明に係る流路閉塞装置の特徴構成は、流体管から分岐した分岐管部の弁部より下流側に装着されるケースと、前記ケースに水密状態で貫通され、内部に通流路を有しつつ前記弁部より上流側に移動可能な軸部材と、前記軸部材の先端部に固定され、前記流体管または前記分岐管部の流路を閉塞する閉塞バッグと、ハウジングと、前記ハウジングに収容され、前記流体管からの流体の圧力が作用する第一受圧部と、前記第一受圧部の反対側に配置されて前記第一受圧部よりも小さな断面積で構成される第二受圧部とを有する可動部材と、前記第一受圧部の側に設けられる第一圧力室と、前記第一圧力室と隔離した状態で前記第二受圧部の側に設けられる第二圧力室とを含む圧力変換機構と、前記ケースと前記第一圧力室とを接続し、前記流体管からの流体を流通させる第一流路と、前記第二圧力室と前記通流路とを接続し、前記通流路を介して前記閉塞バッグを膨張させる流体を保持する第二流路とを備えている点にある。
本構成によると、流体管からの流体圧が作用する第一受圧部よりも第二受圧部の断面積が小さいので、可動部材に作用する力が釣合うまで、可動部材が第二受圧部の側に移動する。その結果、第二流路、通流路および閉塞バッグの内圧が流体管の流体圧よりも大きくなって、外側に流体管からの流体圧が作用している閉塞バッグが膨張する。このとき、流体管からの流体が流通するケースと圧力変換機構とを第一流路で接続して、第一受圧部に流体管からの流体圧を作用させている。
つまり、閉塞バッグを膨張させる際、流体管の流体圧を利用しつつ第一受圧部と第二受圧部との面積差を利用して閉塞バッグの内圧を高める構成であるので、発電機などの駆動源を別途用意しなくても良く効率的である。しかも、ケースの内部に流通する流体管からの流体を用いているので、新たに流体管からの流体が流通する経路を設ける必要が無く、作業効率が高い。
さらに、本構成では、閉塞バッグが膨張すると、流体管または分岐管部の通流が遮断される。その結果、ケースの内部に新たな流体が流入しないので、可動部材が第二受圧部の側に必要以上に移動することがない。つまり、閉塞バッグが所望の大きさまで膨張すると、それ以上の膨張が防止される。よって、閉塞バッグの内圧が高まりすぎて破裂するといった不都合を回避することができる。
このように、ケースの内部と連通する圧力変換機構を設けるといった簡便な構成で作業効率を向上させることのできる流路閉塞装置を提供できた。
他の特徴構成は、前記第一流路または前記第二流路には、前記圧力変換機構に対して着脱可能な第一ジョイント部が形成され、前記第二流路には、前記軸部材に対して着脱可能な第二ジョイント部が形成されている点にある。
本構成によれば、例えば、第二流路の第二ジョイント部が軸部材から離脱した状態で、第一流路の第一ジョイント部と軸部材とを接続すれば、流体管の流体をケースを介して通流路に供給することが可能となる。この操作を圧力変換機構の取付け前に実行すれば、通流路および閉塞バッグに予め流体を充填しておくことができる。その結果、閉塞バッグを膨張させるための追加流量が少なくなるので、可動部材の移動によって第二圧力室から閉塞バッグに補充すべき流量が少なくなる。よって、可動部材の移動距離が小さくなり、圧力変換機構のコンパクト化が図られる。なお、第二流路に第一ジョイント部を設ける構成では、第二流路の第二ジョイント部を軸部材に装着した状態で、第二流路の第一ジョイント部とケースとを接続すれば、流体管の流体を通流路に供給することが可能となる。
他の特徴構成は、前記可動部材には、前記ハウジングの外部に突出し、前記可動部材の移動に伴って進退する位置指標部が形成されている点にある。
本構成のように、可動部材の移動に伴って進退する位置指標部をハウジングの外部に突出させれば、位置指標部を目視しながら可動部材の移動状況(閉塞バッグへの流体供給状況)を容易に把握することができる。
他の特徴構成は、前記第二圧力室が前記通流路に連通した状態と前記ケースの内部に連通した状態とを切換可能な切換機構を備えている点にある。
本構成では、第二圧力室にある流体が不足したとき、切換機構によって第二圧力室をケースの内部に連通させて、第二圧力室に流体管からの流体を供給することが可能となる。つまり、第二圧力室の流体が閉塞バッグに供給された後に、再度第二圧力室に流体を充填すれば、可動部材の1回の移動距離が小さくなるので、圧力変換機構のコンパクト化が図られる。しかも、ケースの内部を流通する流体管からの流体を用いているので、別途供給源を設ける必要が無く、作業効率が高い。
他の特徴構成は、前記圧力変換機構は、前記第一受圧部と反対側に配置されて前記第一受圧部よりも小さな断面積で構成される第三受圧部の側に設けられ、前記第一圧力室と前記第二圧力室との間で隔離された第三圧力室を含み、前記第三圧力室と前記通流路とを接続する第三流路を備え、前記第二流路および前記第三流路には、前記通流路と前記第二圧力室および前記第三圧力室のいずれか一方とが連通するよう切換可能な切換弁が配置されている点にある。
本構成では、第一受圧部と第三受圧部との面積差と、第一受圧部と第二受圧部との面積差とを異ならせれば、閉塞バッグに作用する流体圧を複数に設定することができる。つまり、最初に面積差が小さな圧力室と通流路とを連通させて閉塞バッグがある程度膨張した時点で、面積差が大きな圧力室と通流路とを連通させて閉塞バッグを完全に膨張させるといった操作が可能である。また、仮に、流体管から第一受圧部に作用する流体圧が大きい場合は、閉塞バッグに過度に内圧が作用しないように面積差が小さな圧力室と通流路とを連通させ、閉塞バッグの損傷を防止するといった操作が可能である。このように、閉塞バッグに作用させる内圧を適宜設定できるので、効率的である。
他の特徴構成は、前記可動部材が静止したとき、前記通流路に流体を手動で供給する手動ポンプを備えている点にある。
本構成では、可動部材が静止したにも関わらず閉塞バッグの膨張が不完全な場合でも、手動ポンプで閉塞バッグに不足分の流体を供給すれば、流路を確実に閉塞することができる。しかも、最後の段階でのみ手動ポンプを用いれば、最初から手動ポンプを使用する場合に比べて、格段に作業効率を向上させることができる。
流路閉塞装置を分岐管部に装着した状態を示す縦断面図である。 挿入ガイド筒の移動が規制された状態を示す縦断面図である。 閉塞バッグが流路閉塞位置に位置する状態を示す縦断面図である。 第一実施形態に係る圧力変換機構を示す概略図である。 圧力変換機構を接続する前に閉塞バッグに流体を供給する図である。 圧力変換機構を接続した状態を示す図である。 圧力変換機構によって閉塞バッグが膨張する状態を示す図である。 閉塞バッグが膨張した状態を示す図である。 別実施形態1に係る圧力変換機構を示す概略図である。 別実施形態2に係る圧力変換機構を示す概略図である。 別実施形態2に係る圧力変換機構を示す概略図である。 別実施形態3に係る圧力変換機構を示す概略図である。 別実施形態4に係る流路閉塞装置を示す縦断面図である。 その他の実施形態に係る圧力変換機構を示す概略図である。
以下に、本発明に係る流路閉塞装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態では、流路閉塞装置Rとして、鋳鉄製の水道管1(流体管の一例)から分岐した分岐管部Bに装着する例を説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、図1に示す水道管1の存在する側(上流側)を下側、流路閉塞装置Rが装着される側(下流側)を上側として説明する。
本実施形態では、流路閉塞装置Rを用いて水道管1の管内流路を閉塞し、水道管1の閉塞位置より下流側に存在する更新時期を迎えた水道管1や消火栓(不図示)などの更新、修理作業などが実施される。
この流路閉塞装置Rを装着するに先立って、図1に示すように、消火栓等の更新作業を行う箇所より上流側の水道管1の所定領域に、分割構造の割T字管5を装着する。この割T字管5の装着口部6に、仕切弁7(弁部の一例)を水密状態で接続している。本実施形態では、装着口部6と仕切弁7とで水道管1から分岐した分岐管部Bが構成されている。
割T字管5は、水道管1に対して径方向から外装される周方向に三分割された部分円筒状の分割継手体5Aどうしを複数本のボルト5aとナット5bで固定されている。また、分割継手体5Aの内面に形成されたシール保持溝には、水道管1との外周面1aとの間を水密状態に密封するシール材5cが装着されている。さらに、一つの分割継手体5Aには、後述する穿孔口2の直径より大径の内径を有する円筒状の装着口部6が、水道管1の径外方向に向けて突出形成されている。
仕切弁7は、穿孔口2の直径より大径の内径を有する筒状部7aと、分岐管部Bの軸芯Y方向に沿った筒状部7aの中間部位に形成される連結フランジ部7Aと、筒状部7aの上端部に形成される連結フランジ部7Bと、分岐管部Bの流路を遮断可能な弁体7Cとを備えている。また、筒状部7aの下端部をOリング(不図示)を介して装着口部6の環状凹部6cに水密状態で係合させた状態で、連結フランジ部7Aが、装着口部6の連結フランジ部6bにボルト10とナット11で固定されている。
この状態で、穿孔装置(不図示)を仕切弁7の連結フランジ部7Bに装着し、ホールソーなどにより水道管1の管壁に円形状の穿孔口2を形成する。この穿孔方法は公知であるので、詳細な説明は省略する。
(流路閉塞装置の基本構成)
穿孔口2が形成された分岐管部Bから穿孔装置を撤去した後、図1に示すような流路閉塞装置Rを装着する。
流路閉塞装置Rは、分岐管部Bの仕切弁7の上端(下流側)に装着される有底筒状の密閉ケース20(ケースの一例)と、密閉ケース20の内部に挿入され、分岐管部Bの軸芯Y方向に沿って移動可能な有底筒状の挿入ガイド筒22と、密閉ケース20の底部20b(端部)および挿入ガイド筒22の底部22b(端部)に亘って水密状態で貫通され、挿入ガイド筒22と共に仕切弁7の上流側に移動可能な軸部材30とを備えている。
また、軸部材30の先端部30Bに固定されて挿入ガイド筒22の内部に収容可能な閉塞バッグ4と、挿入ガイド筒22の内部に位置する軸部材30の外側に固定され、挿入ガイド筒22の内部で軸芯Y方向に沿って移動可能な軸芯調整部材50と、軸部材30を押込み操作する操作部60と、を備えている。
軸部材30の内部には、流体Kが流通可能な通流路30Aが形成され、閉塞バッグ4を仕切弁7より上流側の水道管1または分岐管部Bの内部に移動させた後、通流路30Aを流通する流体Kにより閉塞バッグ4が拡径側に膨張する。この閉塞バッグ4を膨張するにあたって、本実施形態における流路閉塞装置Rは、後述する圧力変換機構8を備えており、水道管1からの流体圧を利用して閉塞バッグ4を膨張するように構成されている。
(密閉ケース)
密閉ケース20は、仕切弁7の筒状部7aの内径と略同径の内径に形成された筒状壁20aと筒状壁20aの上端を閉塞する底部20bとを備えている。
筒状壁20aの下端には、仕切弁7の上端の連結フランジ部7Bにボルト12とナット13を介して脱着自在に水密状態で締付連結される連結フランジ部20Aが形成されている。底部20bには、環状シール部材20cにより密封状態を維持したまま軸部材30が摺動自在に挿入されている。
また、密閉ケース20には、筒状壁20aの外面のうち底部20b寄りの箇所に、環状係止部20dを備えたアイナット20eが筒状壁20aの外面に固着されたボルト等の固定機構(図示せず)で固定されている。さらに、筒状壁20aの連結フランジ部7Bと底部20bとの間には開口部20fが形成されており、この開口部20fには、第一開閉弁Vaが設けられている。
(挿入ガイド筒)
図1の拡大図に示すように、挿入ガイド筒22は、仕切弁7の筒状部7aの内径よりも若干小径の外径に形成された筒壁部22aと筒壁部22aの上端を閉塞する底部22bとを備えている。また、挿入ガイド筒22は、閉塞バッグ4および軸芯調整部材50を収容可能な内部空間を備えている。
底部22bには、軸部材30が環状シール部材22dにより密封状態を維持したまま摺動自在に挿入されている。環状シール部材22dは、挿入ガイド筒22の底部22bと軸部材30とを摩擦保持すると共に、挿入ガイド筒22と軸部材30とが相対移動した際に、底部22bと軸部材30とが傷つくことを防止可能なゴム等により構成されている。なお、軸部材30の外周面に対する挿入ガイド筒22の環状シール部材22dによる密着度(摩擦保持度)が、軸部材30の外周面に対する密閉ケース20の環状シール部材20cによる密着度(摩擦保持度)よりも高くなるように構成されている。
また、挿入ガイド筒22の先端部(下端部)には、挿入ガイド筒22の外径側部位22eよりも内径側部位22fが先端側に突出形成された段部22Aを備えている。外径側部位22eの外径は穿孔口2の内径よりも若干大径に形成され、内径側部位22fの外径は穿孔口2の内径よりも若干小径に形成されている。これにより、外径側部位22eの少なくとも一部を水道管1の外周面1aにおける穿孔口2の外面側周縁部2bに当接させ且つ内径側部位22fの少なくとも一部を穿孔口2に内嵌させた当接姿勢で、分岐管部Bの内部において挿入ガイド筒22を位置決め可能に構成されている(図2参照)。
(軸部材)
図1に示すように、軸部材30は、筒状に形成されて内部に通流路30Aを備え、密閉ケース20の底部20bおよび挿入ガイド筒22の底部22bに対して、密封状態を維持したまま分岐管部Bの軸芯Yに沿って摺動自在に挿入されている。
図1の拡大図に示すように、軸部材30の先端部30Bは、閉塞バッグ4の基端部位に設けられた口金部材4Aの嵌合筒部4aを内嵌可能に構成されていると共に、止めネジ30aを螺合可能な一対の螺合孔30bが径方向に貫通形成されている。軸部材30の先端部30Bに嵌合筒部4aを内嵌した状態で、止めネジ30aの先端部が嵌合筒部4aに形成された係止段部4bに当接するまで、止めネジ30aを螺合孔30bに螺合させる。これにより、閉塞バッグ4を軸部材30の先端部30Bに固定することができる。
軸部材30の後端部30Cは、通流路30Aを閉塞すると共に、回動自在に軸支された滑車30cを備えた滑車配設部材により構成されている、この滑車30cを介して密閉ケース20の一対の環状係止部20dに亘って、後述する操作部60のチェーン61(またはワイヤー等)を架け渡し可能に構成されている。また、軸部材30の後端部30Cの下側には、通流路30Aと連通し、圧力変換機構8と接続可能な接続口30dが開口形成されており、この接続口30dには、第二開閉弁Vbが設けられている。さらに、軸部材30の後端部30Cの下側には、通流路30Aの内部にある空気を外部に排出可能な排出路30eが形成されており、この排出路30eには、第三開閉弁Vcが接続されている。この第三開閉弁Vcには圧力計Pが着脱自在に構成されており、圧力計Pによって閉塞バッグ4の内圧を計測することが可能である。
また、軸部材30の外周面には、軸部材30を挟んで相対向する位置に一対の挿入位置規制部30Dが軸部材30の径方向外方側に突出形成されている。この挿入位置規制部30Dは、軸部材30が分岐管部Bの軸芯Yに沿って摺動した際に、挿入ガイド筒22の底部22bの外面に当接して、軸部材30の挿入状態を最大挿入位置に規制する(閉塞バッグ4の水道管1内への挿入状態が管内流路閉塞位置となるように規制する)ように構成されている(図3参照)。
(閉塞バッグ)
図1に示すように、閉塞バッグ4は、挿入ガイド筒22の内部に位置する軸部材30の先端部30Bに固定されて、通流路30Aを流通する流体Kにより拡径側に膨張変形自在に構成されている。なお、流体Kとしては、閉塞バッグ4の内部に供給されることで、閉塞バッグ4を膨張させて水道管1や分岐管部Bを閉止可能であれば、圧縮空気等の気体や水等の液体を用いることができる。
具体的には、図1の拡大図に示すように、閉塞バッグ4は、流体Kにより拡径側に膨張するバッグ本体4Bと、通流路30Aを介してバッグ本体4B内に流体Kを供給または排出可能な流体給排路4cを備えた口金部材4Aとを備えている。
バッグ本体4Bは、袋状に形成されて、天然ゴムや合成ゴム等のゴム製の内側バッグ(不図示)、および、布等の繊維状部材やゴム等或いはそれらが層状に一体化された可撓性部材等の外側バッグ(不図示)により、二重構造に構成されている。なお、二重構造ではなく、一重構造や三重構造以上の構成であっても良い。
口金部材4Aは、嵌合筒部4aと、バッグ内螺合部材4eと、バッグ外取付部材4fと、固定ナット4gとを備えて構成されている。
嵌合筒部4aは、一端側が軸部材30の先端部30Bに内嵌し、他端側がバッグ本体4Bを貫通してバッグ本体4Bの内部に位置する状態で、内部に流体給排路4cが形成されている。バッグ内螺合部材4eは、バッグ本体4Bの内部に位置して、嵌合筒部4aの他端側の外面に形成されたネジ孔に螺合される。バッグ外取付部材4fは、バッグ本体4Bの外側に位置する嵌合筒部4aに嵌合して、バッグ内螺合部材4eとの間でバッグ本体4Bの一部を挟持する。固定ナット4gは、バッグ本体4Bの外側に位置する嵌合筒部4aの外面に形成されたネジ孔に螺合して、バッグ外取付部材4fをバッグ内螺合部材4e側に締付固定する。
嵌合筒部4aの一端側の外面には、嵌合筒部4aの一端部を軸部材30の先端部30Bに内嵌した際、先端部30Bに貫通形成された螺合孔30bに対応する位置に、外面から内径側に窪み形成される係止段部4bが形成されている。この係止段部4bよりもさらに端部側の外面には、軸部材30の先端部30Bにおける通流路30Aの内面との間を水密状態に維持する一対のOリング4hが配設されている。バッグ外取付部材4fは、後述する軸芯調整部材50に内嵌される。
図8に示すように、バッグ本体4Bは、内圧が高まると拡径側に膨張して袋状の円筒形状となるように構成されており、外周面が水道管1の内周面に良好に密着できる程度の外径を備えている。そして、バッグ本体4Bの外周面において、軸部材30の長手方向に直交する方向における軸部材30の両側に位置する箇所には、閉塞バッグ4が膨張した際、水道管1の内周面に対して全周に亘って圧接して閉塞バッグ4を摩擦保持する環状シール部4iが突設されている。
(軸芯調整部材)
図1の拡大図に示すように、軸芯調整部材50は、挿入ガイド筒22の内部に位置する軸部材30の先端部30Bの外周に固定され、軸芯調整部材50の外面が挿入ガイド筒22の内面22cに摺接可能な状態で、挿入ガイド筒22の内部に挿入されている。具体的には、軸芯調整部材50は、挿入ガイド筒22の内径よりも若干小径の外径でかつバッグ外取付部材4fの外径よりも若干大径の内径に形成された筒壁部50bと、軸部材30の先端部30Bが挿入される底壁部50cとを備えた有底筒状に形成されている。
底壁部50cには、止めネジ51を螺合可能な一対の螺合孔52が径方向に貫通形成されている。これにより、止めネジ51の先端部が軸部材30の先端部30Bの外周面に当接するまで、止めネジ51を螺合孔52に螺合させることで、軸芯調整部材50を軸部材30の先端部30Bに固定することができる。このように、軸芯調整部材50が軸部材30の先端部30Bに固定された状態では、軸芯調整部材50の筒壁部50bの内面50aの少なくとも一部が、口金部材4Aのバッグ外取付部材4fの外面の径方向外方側に近接した状態で位置している。
(操作部)
図1に示すように、操作部60は、水道管1の内部の流体圧に抗して軸部材30を押込み移動させる。この操作部60は、密閉ケース20に設けられた一対の環状係止部20dに係止可能な一対のフック部材62と、軸部材30の後端部30Cに配設された滑車30cを介して、フック部材62により一対の環状係止部20dに亘って架け渡される一本のチェーン61と、チェーン61を緊締側に巻き取り操作する操作レバー63とを備えている。なお、操作レバー63は、チェーン61を緊締側に巻き取り操作するのみならず、チェーン61を緊締した位置で位置保持したり、緊締を解除する解除側に操作したりすることができるレバーブロック(登録商標、以下同じ)により構成されている。
(圧力変換機構)
図4に示すように、圧力変換機構8は、筒状のハウジング80と、ハウジング80の両端を閉塞する第一蓋部82aおよび第二蓋部82bと、ハウジング80の内部に摺動自在に構成され、水道管1からの上水Qが作用する第一受圧部81aと、第一受圧部81aの反対側に筒状の連結部81cで連結されて配置される第二受圧部81bとを有する可動部材81とを備えている。この第二受圧部81bの断面積A2は、第一受圧部81aの断面積A1よりも小さく構成されている。
また、可動部材81の第一受圧部81aの側には、第一蓋部82a,ハウジング80および第一受圧部81aで囲まれる第一圧力室83aが形成され、可動部材81の第二受圧部81bの側には、第二蓋部82b,ハウジング80および第二受圧部81bで囲まれる第二圧力室83bが形成されている。これら第一圧力室83aと第二圧力室83bとは、ハウジング80と第一受圧部81aおよび第二受圧部81bとの間に設けられた環状の第一シール部材S1および第二シール部材S2で隔離されている。
第一受圧部81aと第二受圧部81bとの間には、連結部81cが収容される収容室84が形成されており、この収容室84は、貫通孔84aを有することによって大気圧に維持されている。
図6に示すように、圧力変換機構8は、密閉ケース20の内部と第一圧力室83aとが連通し、第二圧力室83bと軸部材30の通流路30Aとが連通するように、密閉ケース20と軸部材30との間に配置される。具体的には、密閉ケース20の開口部20fと第一圧力室83aの流入口83a1とを接続する第一流路71と、第二圧力室83bの流出口83b1と軸部材30の通流路30Aの接続口30dとを接続する第二流路72とを備えている。第一流路71は、水道管1からの上水Qを流通させ、第二流路72は、通流路30Aを介して閉塞バッグ4を膨張させる流体Kを保持する機能を有している。なお、本実施形態では、流入口83a1や流出口83b1をハウジング80に設けているが、第一蓋部82aや第二蓋部82bに設けても良く、特に限定されない。
第一流路71および第二流路72は、柔軟な材料のホースなどで構成され、両端部にジョイント部71a,71b,72a,72bを有している。第一流路71の上流側ジョイント部71aは、密閉ケース20の開口部20fに着脱可能に構成され、第一流路71の下流側ジョイント部71b(第一ジョイント部の一例)は、第一圧力室83aの流入口83a1に着脱可能に構成されている。また、第二流路72の上流側ジョイント部72a(第一ジョイント部の一例)は、第二圧力室83bの流出口83b1に着脱可能に構成され、第二流路72の下流側ジョイント部72b(第二ジョイント部の一例)は、軸部材30の通流路30Aの接続口30dに着脱可能に構成されている。なお、ジョイント部71a,71b,72a,72bは、必要に応じて適宜省略しても良い。
(流路閉塞方法)
以下、本実施形態における流路閉塞方法について説明する。
まず、図1に示すように、閉塞バッグ4が先端部30Bに固定された軸部材30および挿入ガイド筒22が接続された密閉ケース20を分岐管部Bに装着する。この状態では、挿入ガイド筒22の内部に縮小された閉塞バッグ4が収容されている。
次いで、弁体7Cを開弁操作して、操作部60の操作レバー63によりチェーン61を緊締側に巻取り操作する。その結果、軸部材30および挿入ガイド筒22は、水道管1を通流する上水Qの流体圧に抗して、分岐管部Bの軸芯Yに沿って移動する。このとき、閉塞バッグ4を密閉ケース20の内面や分岐管部Bの内面に当接しない。よって、閉塞バッグ4が分岐管部Bの内面のバリや突起等に接触することが無く、閉塞バッグ4の破損を防止することができる。
そして、図2に示すように、挿入ガイド筒22の段部22Aの少なくとも一部が水道管1の外周面1aにおける穿孔口2の外面側周縁部2bに当接する当接姿勢となって、挿入ガイド筒22の移動が規制される。この当接姿勢では、挿入ガイド筒22は、段部22Aの外径側部位22eの少なくとも一部が外面側周縁部2bに当接し且つ内径側部位22fの少なくとも一部が穿孔口2に内嵌した状態で位置決めされている。また、挿入ガイド筒22の段部22Aは穿孔口2の外面側周縁部2bの一部にしか当接しないので、穿孔口2は閉塞されず、水道管1を通流する上水Qは密閉ケース20の内部に流入し続けている。
次いで、さらに操作部60を巻取り操作すると、水道管1を通流する上水Qの流体圧に抗して軸部材30が分岐管部Bの軸芯Yに沿って移動する。このとき、挿入ガイド筒22の移動が阻止された状態なので、図3に示すように、軸部材30は挿入ガイド筒22に対して相対移動し、軸部材30の先端部30Bに固定された閉塞バッグ4および軸芯調整部材50も軸芯Yに沿って水道管1側に移動する。つまり、挿入ガイド筒22に対して軸芯調整部材50を摺接させながら、閉塞バッグ4を相対移動させる。この軸芯調整部材50により、軸部材30の軸ブレが防止される。
この押込み操作は、軸部材30の挿入位置規制部30Dの下面が、挿入ガイド筒22の底部22bの外面に当接するまで行う。この状態では、閉塞バッグ4が水道管1において所定の流路閉塞位置に位置すると共に、軸芯調整部材50が水道管1の径方向において接続口2aに対応する箇所に位置し、軸芯調整部材50の下端と水道管1の内面とが面一となっている。換言すると、軸芯調整部材50の先端が、水道管1の内周面に沿った位置に配置される。
このとき、水道管1を通流する上水Qからの流体圧によって閉塞バッグ4が水道管1の下流側に移動するように押圧されたとしても、口金部材4Aのバッグ外取付部材4fの外面が軸芯調整部材50の内面50aに当接し、且つ、軸芯調整部材50の外面が挿入ガイド筒22の内面に当接する。よって、軸部材30を分岐管部Bの軸芯Yと同芯状態に維持することができる。
次いで、図5に示すように、水道管1からの上水Qが流通する密閉ケース20の開口部20fと軸部材30の接続口30dとをホース73で接続し、通流路30Aおよび閉塞バッグ4に上水Qを供給する。このとき、通流路30Aおよび閉塞バッグ4の内部にある空気を外部に排出するため、第三開閉弁Vcの開閉操作を繰り返す。そして、通流路30Aおよび閉塞バッグ4に上水Q(流体K)が充填される。上水Qが充填された閉塞バッグ4の内圧は、閉塞バッグ4の外側に作用する上水Qの圧力と等しいので、閉塞バッグ4は縮小されたままである。
なお、ホース73を、第一流路71または第二流路72で兼用するのが好ましい。具体的には、上述したホース73を第一流路71と兼用した場合、第一流路71の下流側ジョイント部71bを軸部材30の接続口30dと連結する。また、上述したホース73を第二流路72と兼用した場合、第二流路72の上流側ジョイント部72aを密閉ケース20の開口部20fに連結する。
次いで、図6に示すように、第一開閉弁Vaや第二開閉弁Vbを閉弁し、圧力変換機構8と密閉ケース20とを第一流路71で接続すると共に、圧力変換機構8と軸部材30の通流路30Aとを第二流路72で接続する。具体的には、上述したホース73を第一流路71として兼用した場合、第一流路71の下流側ジョイント部71bを軸部材30の接続口30dから離脱させ、圧力変換機構8の第一圧力室83aの流入口83a1に連結させる。一方、上述したホース73を第二流路72として兼用した場合、第二流路72の上流側ジョイント部72aを密閉ケース20の開口部20fから離脱させ、圧力変換機構8の第二圧力室83bの流出口83b1に連結させる。なお、第二流路72や圧力変換機構8の第二圧力室83bに予め水(流体K)を充填しておくのが好ましい。
次いで、図7に示すように、第一開閉弁Vaおよび第二開閉弁Vbを開弁すると、第一圧力室83aには密閉ケース20の内部から水道管1の上水Qが流入し、第一受圧部81aに第一圧力P1が作用する。上述したように、第二受圧部81bの断面積A2が第一受圧部81aの断面積A1よりも小さく構成されているので、理論的には第二受圧部81bに作用する第二圧力P2が(P1×A1/A2)と等しくなるまで、可動部材81は第二受圧部81bの側に移動する。その結果、第二流路72,通流路30Aおよび閉塞バッグ4の内圧が第二圧力P2まで上昇する。そして、第二圧力P2が閉塞バッグ4の外部に作用する水道管1の上水Qからの第一圧力P1に対抗して、閉塞バッグ4が水道管1の管軸芯X方向および径方向外方側に膨張する。
つまり、閉塞バッグ4を膨張させる際、水道管1の流体圧を利用しつつ第一受圧部81aと第二受圧部81bとの面積差を利用して閉塞バッグ4の内圧を高める構成であるので、効率的である。また、密閉ケース20の内部に流通する水道管1からの上水Qを用いているので、例えば水道管1に別途穿孔口を設け、この穿孔口と第一圧力室83aとを接続するといった作業が不要である。さらに、図5に示すように、通流路30Aおよび閉塞バッグ4に予め上水Qを充填しているので、可動部材81の移動距離が小さくなり、圧力変換機構8のコンパクト化が図られる。なお、本実施形態では、第一受圧部81aおよび第二受圧部81bとハウジング80との摺動抵抗や管路抵抗などにより、第二圧力P2=P1×A1/A2とはならないが、閉塞バッグ4を膨張できる程度に内圧を高めるように、第一受圧部81aと第二受圧部81bとの面積差を設定すれば良い。
次いで、可動部材81の静止を確認し、第一開閉弁Vaと第二開閉弁Vbとを閉弁する。可動部材81が静止したか否かの確認は、例えば可動部材81を磁性体で構成して、ハウジング80の外周に設けた磁石の動きで確認しても良いし、ハウジング80を透明に構成して、可動部材81を目視しても良く、特に限定されない。
そして、閉塞バッグ4が流路を完全に閉塞しているか否かを確認する。この確認作業は、密閉ケース20の開口部20fから上水Qが流出しているか否かで確認しても良いし、水道管1の下流側にある消火栓等を開弁して確認しても良い。また、圧力計Pの計測値から、閉塞バッグ4の膨張度合いを確認しても良い。
図8に示すように、閉塞バッグ4の膨張が不完全で流路が閉塞されていない場合、手動ポンプHを、軸部材30の接続口30dに接続する。これによって、通流路30Aを介して閉塞バッグ4に流体Kが供給されて、閉塞バッグ4を完全に膨張させることができる。このように、仮に閉塞バッグ4の膨張が不完全な場合でも、最後の段階にのみ手動ポンプHを使用するので、最初から手動ポンプHを使用する場合に比べて格段に作業効率を向上させることができる。
閉塞バッグ4が完全に膨張すると、水道管1の管軸芯X方向において嵌合筒部4aの両側に位置する箇所に設けられた環状シール部4iが、穿孔口2の接続口2aの両側に位置する水道管1の内周面の全周に亘って圧接する。その結果、分岐管部Bおよび水道管1の下流側への通流が遮断される。
これにより、水道管1の内部を通流する上水Qの流体圧が閉塞バッグ4に作用する不断流状態でも、軸芯調整部材50が閉塞バッグ4および軸部材30を分岐管部Bの軸芯Yと同芯に維持して、閉塞バッグ4が管内流路閉塞位置から移動し難い。また、両環状シール部4iと水道管1の内周面との摩擦により、閉塞バッグ4が水道管1の下流側へ移動することを一層防止することができる。しかも、閉塞バッグ4が所望の大きさに膨張すると、密閉ケース20の内部に上水Qが流入しないので、可動部材81が第二受圧部81bの側に必要以上に移動することがない。よって、閉塞バッグ4の内圧が高まりすぎて破裂するといった不都合を回避できる。
次に、閉塞バッグ4により水道管1を閉止した箇所の下流側等で、水道管1や消火栓等の交換等の作業が終了すると、圧力変換機構8を取外し、第二開閉弁Vbを開弁する。そして、バッグ本体4B内の流体Kを、軸部材30の通流路30Aおよび接続口30dを介して外部に排出し、バッグ本体4Bを、水道管1の管軸芯X方向および径方向内方側に縮小させる。この排出は、ポンプ等により強制的に吸引してもよく、大気開放する構成であっても良い。
図示しないが、閉塞バッグ4が縮小すると、操作部60の操作レバー63により緊締状態にあるチェーン61の位置保持を解除操作して、クレーン等により軸部材30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って抜去する。なお、操作部60の操作レバー63により緊締状態にあるチェーン61の位置保持を解除操作することで、水道管1を通流する上水Qの流体圧により軸部材30を分岐管部Bの軸芯Yに沿って抜去できる場合には、クレーン等を用いる必要はないが、安全のためクレーン等を併用する構成としても良い。
次いで、軸部材30の挿入位置規制部30Dの上面が、密閉ケース20の底部20bの内面に当接すると、弁体7Cを閉弁操作する。そして、挿入ガイド筒22および閉塞バッグ4が収容された密閉ケース20を撤去する。これにより、挿入ガイド筒22および閉塞バッグ4を密閉ケース20の内部に完全に収容した状態で、密閉ケース20を分岐管部Bから離脱することができる。そのため、密閉ケース20の離脱、搬出、輸送等の際に、閉塞バッグ4が物体等に接触して破損することを防止することが可能となり、良好に再利用することができる。
以下、別実施形態について、上述した実施形態と異なる構成のみ説明する。なお、図面の理解を容易にするため、同じ部材には同じ名称および符号を用いて説明する。
[別実施形態1]
上述した実施形態では、第一受圧部81aと第二受圧部81bとを連結部81cで連結させ、第一圧力室83aと第二圧力室83bとの間に連結部81cを収容する収容室84を設けた。これに代えて、図9に示すように、収容室84を省略して、第二受圧部81bの側から突出する突出部81dを設けても良い。この突出部81dは、ハウジング80の外部に水密状態で突出し、可動部材81の移動に伴って進退する位置指標部を構成している。なお、第一圧力室83aと第二圧力室83bとを隔離するに当たって、ハウジング80と第一受圧部81aおよび第二受圧部81bとの間には、環状のシール部材Sが設けられる。
このように、第二受圧部81bの側に移動する可動部材81において、第二受圧部81bの側から突出する突出部81dを設ければ、ハウジング80の内部に突出部81dが干渉して可動部材81の移動が阻害されることがない。また、突出部81dの一部が外部に露出しているので、可動部材81の移動状況を目視しながら閉塞バッグ4の膨張度合いを容易に把握することができる。
[別実施形態2]
本実施形態では、上述した圧力変換機構8に代えて、図10〜図11に示すように、第二圧力室83bが軸部材30の通流路30Aに連通した状態と、密閉ケース20の内部に連通した状態とを切換可能な切換機構Dが形成されている。この切換機構Dは、第一圧力室83aの流入口83a1に設けられる第四開閉弁Vdと、第二圧力室83bの流出口83b1に設けられる第五開閉弁Veおよび第六開閉弁Vfとで構成される。この第四開閉弁Vdは、第一流路71に配置され、第六開閉弁Vfは、第二流路72に配置されている。また、第五開閉弁Veは第二流路72から分岐して配置され、通流路30Aおよび閉塞バッグ4に流体Kを流通させる際には、第五開閉弁Veが閉弁され、第四開閉弁Vdおよび第六開閉弁Vfが開弁されている(図10参照)。
本実施形態では、第二圧力室83bにある流体Kが閉塞バッグ4に供給された後、第四開閉弁Vdおよび第六開閉弁Vfを閉弁する。次いで、図11に示すように、第一圧力室83aの流入口83a1から第一流路71の下流側ジョイント部71bを離脱させ、第一流路71を第五開閉弁Veが設けられた分岐路に接続させる。次いで、第四開閉弁Vdおよび第五開閉弁Veを開弁し、第一圧力室83aの上水Qを排出すると共に、第二圧力室83bに水道管1からの上水Qを供給し、可動部材81を第一受圧部81a(第一蓋部82a)の側に移動させる。次いで、第四開閉弁Vdおよび第五開閉弁Veを閉弁し、第一圧力室83aの流入口83a1に第一流路71の下流側ジョイント部71bを接続し直し、再度圧力変換機構8が実行される。
このように、第二圧力室83bの流体Kが閉塞バッグ4に供給された後に、再度第二圧力室83bに上水Qを供給して閉塞バッグ4に供給するように構成すれば、可動部材81の1回の移動距離を小さくすることができる。その結果、圧力変換機構8のコンパクト化が図られる。しかも、密閉ケース20の内部に流通する水道管1の上水Qを用いているので、別途供給源を設ける必要が無く、作業効率が高い。
[別実施形態3]
本実施形態における圧力変換機構8は、図12に示すように、第一受圧部81aと反対側に配置されて第一受圧部81aの断面積A1よりも小さな断面積A3で構成される第三受圧部81eの側に設けられ、第一圧力室83aと第二圧力室83bとの間で隔離された第三圧力室83cを有している。また、第三圧力室83cと軸部材30の通流路30Aとを接続する第三流路74を備え、第二流路72および第三流路74には、通流路30Aと第二流路72および第三流路74のいずれか一方とが連通するよう切換可能な第七開閉弁Vgおよび第八開閉弁Vh(切換弁の一例)が配置されている。第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか一方が第二流路72および第三流路74のいずれか一方に連通し、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか他方が第二流路72および第三流路74のいずれか他方に連通していない場合は、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか他方が大気開放されるように構成されている。なお、大気開放通路75は第七開閉弁Vgや第八開閉弁Vhに接続しても良いし、大気開放通路75に接続される別の開閉弁を第二流路72や第三流路74に設けても良い。
本実施形態では、第三受圧部81eの断面積A3が第二受圧部81bの断面積A2より大きく構成され、A1>A3>A2の関係が成立している。このため、閉塞バッグ4に作用する流体Kの圧力を複数設定することができる。つまり、最初に面積差が小さな第三圧力室83cと通流路30Aとを連通させて閉塞バッグ4がある程度膨張した時点で、面積差が大きな第二圧力P2と通流路30Aとを連通させて閉塞バッグ4を完全に膨張させるといった操作が可能である。また、仮に水道管1から第一受圧部81aに作用する上水Qの第一圧力P1が大きい場合は、過大内圧とならない第三圧力P3を閉塞バッグ4に作用させるように、第七開閉弁Vgを開弁しつつ第八開閉弁Vhを閉弁して、面積差が小さな第三受圧部81e側の第三圧力室83cのみを通流路30Aと連通させる操作も可能である。一方、水道管1から第一受圧部81aに作用する上水Qの第一圧力P1が比較的小さい場合は、圧力変換効率の高い第二圧力P2を閉塞バッグ4に作用させるように、第八開閉弁Vhを開弁しつつ第七開閉弁Vgを閉弁して、面積差が大きな第二受圧部81b側の第二圧力室83bのみを通流路30Aと連通させる操作も可能である。
このように、閉塞バッグ4に作用させる内圧を適宜設定できるので、効率的である。なお、切換弁の構成は特に限定されず、第二流路72と第三流路74との合流部に三方弁を設けたり、軸部材30の接続口30dを2箇所にして、夫々の接続口30dに第七開閉弁Vgや第八開閉弁Vhを設けたりしても良い。また、圧力室の個数も3つに限定されず、4つ以上設けても良い。
[別実施形態4]
図13に示すように、流路閉塞装置Rを、水道管1から一体的に突出形成された分岐管部Bを有する既設の補修弁Vに装着しても良い。この分岐管部Bは、水道管1との接続口2aが下端に拡がったスカート状の開口形状を呈しているが、この接続口2aとして下端に拡がった傾斜状や階段状の開口形状といった様々な形態が考えられる。このため、上述した実施形態のように、挿入ガイド筒22の段部22Aを水道管1の外周面1aにおける穿孔口2の外面側周縁部2bに当接させることができない。
そこで、本実施形態では、密閉ケース20の弁体7Cより下流側に、ネジ部材91を螺合可能な雌ネジ孔20gを径方向に貫通形成し、ネジ部材91を挿入ガイド筒22の外面に当接させることで挿入ガイド筒22の移動を規制する移動調整機構9を構成している。また、軸部材30の外面には、軸部材30を軸芯Yに沿って押込んだ際、軸部材30と共に移動する挿入ガイド筒22が水道管1と分岐管部Bとの接続口2aに位置決めされるように、マーカーなどで目印30Eが施されている。なお、目印30Eに代えて軸部材30の外面に着脱自在な位置決め部材を設け、軸部材30を軸芯Yに沿って押込んだ際、この位置決め部材が密閉ケース20の底部20bの外面に当接するように構成しても良く、特に限定されない。
また、移動調整機構9として、挿入ガイド筒22の外面に、軸芯Y方向に沿って溝部を形成し、軸部材30の押込み操作に伴ってネジ部材91が溝部の端面に当接して挿入ガイド筒22の移動を規制するように構成しても良い。さらに、移動調整機構9としてのネジ部材91に代えて、挿入ガイド筒22の底部22bの外面から径外方向に突出した突出部を形成し、この突出部と当接可能な板状部材を、仕切弁7の上端の連結フランジ部7Bと密閉ケース20の連結フランジ部20Aとの間に装着しても良い。
[その他の実施形態]
(1)上記実施形態では、可動部材81を1部材で構成したが、図14に示すように、可動部材81を2部材で構成しても良い。第一圧力室83aが両端に2箇所形成され、2つの第一圧力室83aの間に、仕切部86を挟んで互いに隔離された第二圧力室83bおよび第三圧力室83cが形成されている。これら第一圧力室83aと第二圧力室83bおよび第三圧力室83cとは、ハウジング80と可動部材81との間に設けられた環状のシール部材S1,S2で隔離されている。また、両可動部材81,81の間には環状の第三シール部材S3が設けられ、両可動部材81,81の間の空気室85は、排出路85aによって大気圧に維持されている。
この場合、別実施形態3に比べて、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか一方が第二流路72および第三流路74のいずれか一方に連通し、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか他方が第二流路72および第三流路74のいずれか他方に連通していない場合に、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cのいずれか他方を大気開放する必要がない。これによって、圧力室83b,83cの流体Kを無駄にすることがないので、圧力室83b,83cの容積を小さくすることができ圧力変換機構8のコンパクト化が図られる。なお、仕切部86を設けずに、第二圧力室83bおよび第三圧力室83cを1つの圧力室で構成しても良い。
(2)上記実施形態は夫々単独で用いられるものに限定されず、適宜組み合わせても良い。
(3)上述した別実施形態3において、第一受圧部81aの断面積A1>第二受圧部81bの断面積A2+第三受圧部81eの断面積A3に構成して、第七開閉弁Vgおよび第八開閉弁Vhを共に開弁しても良い。この場合、第三圧力室83cを連結部81cの収容室84で使用する場合に比べて、第三圧力室83cを有効活用することができる。
(4)上記実施形態では、閉塞バッグ4により水道管1を閉止し、下流側の水道管1や消火栓等を交換する例を示した。これに代えて、閉塞バッグ4を分岐管部Bの内部のみを閉塞できる大きさに構成して、分岐管部Bの流路のみを閉塞しても良い。
(5)上述した別実施形態4では、閉塞バッグ4により水道管1を閉止し、下流側の水道管1や消火栓等を交換した後、密閉ケース20を補修弁Vの仕切弁7から撤去する方法を示した。これに代えて、閉塞バッグ4により水道管1や分岐管部Bの流路を閉止した状態で、補修弁Vの仕切弁7を交換しても良い。
(6)上記実施形態では、軸芯調整部材50を挿入ガイド筒22の内部に位置する軸部材30の先端部30Bの外周に固定したが、挿入ガイド筒22の内部に位置する閉塞バッグ4の基端部位(例えば、口金部材4Aのバッグ外取付部材4f)に固定することもできる。つまり、軸部材30の外側に固定される構成であれば、どのような形態であっても良い。また、有底筒状の軸芯調整部材50ではなく、挿入ガイド筒22の内面に摺接可能な形状の部材であれば、その他の構成を採用することができる。
(7)上記実施形態では、操作部60として、レバーブロックを採用したが、水道管1からの流体圧に抗して軸部材30を押込み操作することできる構成であれば、その他の構成を採用することができる。
(8)上記実施形態では、挿入ガイド筒22の内部に閉塞バッグ40が完全に収容される構成としたが、閉塞バッグ40の一部が挿入ガイド筒22から突出する長さに設定しても良い。
(9)上記実施形態における挿入ガイド筒22や軸芯調整部材50を省略しても良い。また、口金部材4Aも上記実施形態の構成に限定されず、軸部材30の先端部30Bに閉塞バッグ4を固定できる形態であればどのような構成であっても良い。
(10)上記実施形態では、流体管として、流体としての上水Qが通流する水道管1を例示したが、液体や気体が通流できる管であっても良い。
本発明は、水道管などの流路を閉塞する流路閉塞装置に利用可能である。
1 水道管(流体管)
4 閉塞バッグ
7 仕切弁(弁部)
8 圧力変換機構
20 密閉ケース(ケース)
30 軸部材
30A 通流路
30B 先端部
71 第一流路
71b 下流側ジョイント部(第一ジョイント部)
72 第二流路
72a 上流側ジョイント部(第一ジョイント部)
72b 下流側ジョイント部(第二ジョイント部)
73 第三流路
80 ハウジング
81 可動部材
81a 第一受圧部
81b 第二受圧部
81d 突出部(位置指標部)
81e 第三受圧部
83a 第一圧力室
83b 第二圧力室
83c 第三圧力室
A1 第一受圧部の断面積
A2 第二受圧部の断面積
A3 第三受圧部の断面積
B 分岐管部
D 切換機構
H 手動ポンプ
K 流体
Q 上水(流体)
R 流路閉塞装置
Vg 第七開閉弁(切換弁)
Vh 第八開閉弁(切換弁)

Claims (6)

  1. 流体管から分岐した分岐管部の弁部より下流側に装着され、前記流体管からの流体が流通するケースと、
    前記ケースに水密状態で貫通され、内部に通流路を有しつつ前記弁部より上流側に移動可能な軸部材と、
    前記軸部材の先端部に固定され、前記流体管または前記分岐管部の流路を閉塞する閉塞バッグと、
    ハウジングと、前記ハウジングに収容され、前記流体管からの流体の圧力が作用する第一受圧部と、前記第一受圧部の反対側に配置されて前記第一受圧部よりも小さな断面積で構成される第二受圧部とを有する可動部材と、前記第一受圧部の側に設けられる第一圧力室と、前記第一圧力室と隔離した状態で前記第二受圧部の側に設けられる第二圧力室とを含む圧力変換機構と、
    前記ケースと前記第一圧力室とを接続し、前記流体管からの流体を流通させる第一流路と、
    前記第二圧力室と前記通流路とを接続し、前記通流路を介して前記閉塞バッグを膨張させる流体を保持する第二流路とを備えている流路閉塞装置。
  2. 前記第一流路または前記第二流路には、前記圧力変換機構に対して着脱可能な第一ジョイント部が形成され、
    前記第二流路には、前記軸部材に対して着脱可能な第二ジョイント部が形成されている請求項1に記載の流路閉塞装置。
  3. 前記可動部材には、前記ハウジングの外部に突出し、前記可動部材の移動に伴って進退する位置指標部が形成されている請求項1又は2に記載の流路閉塞装置。
  4. 前記第二圧力室が前記通流路に連通した状態と前記ケースの内部に連通した状態とを切換可能な切換機構を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の流路閉塞装置。
  5. 前記圧力変換機構は、前記第一受圧部と反対側に配置されて前記第一受圧部よりも小さな断面積で構成される第三受圧部の側に設けられ、前記第一圧力室と前記第二圧力室との間で隔離された第三圧力室を含み、
    前記第三圧力室と前記通流路とを接続する第三流路を備え、
    前記第二流路および前記第三流路には、前記通流路と前記第二圧力室および前記第三圧力室のいずれか一方とが連通するよう切換可能な切換弁が配置されている請求項1から4のいずれか一項に記載の流路閉塞装置。
  6. 前記可動部材が静止したとき、前記通流路に流体を手動で供給する手動ポンプを備えている請求項1から5のいずれか一項に記載の流路閉塞装置。
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