JP6488851B2 - ヘッドレストの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに装着されるヘッドレストの製造方法に関するものである。
乗物用シートのヘッドレストにおいて、車体から乗物用シートに伝達された振動をヘッドレスト内に備えられたダイナミックダンパに伝達して共振させることで、乗物用シートの振動をダイナミックダンパの振動に変換して乗物用シートの振動を抑えるものが知られている。特許文献1に記載のヘッドレストにおいては、ヘッドレストのフレームにインナカバが取付けられ、インナカバ内の空間部にダイナミックダンパが配設されている。これによって、ダイナミックダンパは、ヘッドレストのクッション材によって動きが阻害されず自由に振動することでシートバックの振動を効率よく抑制することができる。
特開昭60−151135号公報
特許文献1に記載の技術においては、ヘッドレストのクッション材内にダイナミックダンパを配設する空間部を形成するのにインナカバを用いているので部品点数が増えることで重量増をまねくおそれがあるという問題があった。
かかる問題に鑑み本発明の課題は、ダイナミックダンパを備えたヘッドレストにおいて、インナカバ等の部品を使用せずにヘッドレストのクッション材内に形成された空間部内にダイナミックダンパを配設したヘッドレストの製造方法を提供することにある。
本発明の第1発明は、骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように空気袋が取付けられた前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化後に前記空気袋を前記ヘッドレストから取り出すことにより、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されることを特徴とする。
第1発明によれば、クッション材内にダイナミックダンパを配設するための中空部を形成でき、インナカバ等の部品を使用する必要がなく、部品点数が増えることによる重量増を抑制したヘッドレストを製造できる。
本発明の第2発明は、骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように空気袋が取付けられた前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化時に発生する熱によって発泡固化の途中段階において前記空気袋が破損して中の空気が抜ける、もしくは、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化後に前記空気袋に孔を明けて空気を抜くことにより、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されることを特徴とする。
第2発明によれば、クッション材内にダイナミックダンパを配設するための中空部を形成するのに空気袋を取り出す必要がないので製造工程を簡略化できる。また、空気袋はインナカバ等の部品に比べて軽量、安価であるので重量増、コスト増を抑制したヘッドレストを製造できる。
本発明の第3発明は、骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように融点が発泡性合成樹脂原料の発泡固化反応温度より低い低融点材料を前記中空部の内形状に相当する外形状に形成した前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に前記発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化時に発生する熱によって前記低融点材料を溶融させることによって、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されることを特徴とする。
第3発明によれば、クッション材内にダイナミックダンパを配設するための中空部を形成でき、インナカバ等の部品を使用する必要がなく、部品点数が増えることによる重量増を抑制したヘッドレストを製造できる。
本発明の第4発明は、上記第1発明ないし上記第3発明のいずれかにおいて、前記ダイナミックダンパは、重錘と、該重錘に対して一体的に取付けられた弾性体と、から構成されるとともに、該弾性体が前記ステーに直接取付けられていることを特徴とする。
第4発明によれば、製造されたヘッドレストは、重錘の振動がヘッドレストステーに伝わりやすくシートバックの振動をさらに効率よく抑制することができる。また、クッション材内の中空部はクッション材の成形時に形成されるのでインナカバ等の部品を使用する必要がなく、部品点数が増えることによる重量増を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るヘッドレストの製造方法で製造されたヘッドレストを取付けた乗物用シートの一部斜視図である。 上記実施形態のヘッドレストの斜視図である。 上記実施形態のヘッドレストのステーにダイナミックダンパが取付けられた状態を示す斜視図である。 上記実施形態のシートバックの一部とヘッドレストの正面図である。 図4におけるV−V矢視線断面図である。 上記実施形態のヘッドレストの製造方法を説明する図である。 図6におけるVII−VII矢視線断面図である。 本発明の他の実施形態にかかる図7に対応する断面図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用シートのヘッドレストに本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車用シートを自動車に取付けたときの自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。自動車用シート1は、着座部となるシートクッション4と、背凭れとなるシートバック2と、頭部を支持するヘッドレスト3を備える。シートバック2は、その両サイドの下端部が、リクライナ7を介してシートクッション4の後端部に角度調整可能に連結されている。ヘッドレスト3が本実施形態にかかるヘッドレストの製造方法で製造されたヘッドレストである。
図1に示すように、シートバック2とヘッドレスト3とシートクッション4は、それぞれ、骨格を成すフレーム2a、3a、4aと、クッション材であるパッド2b、3b、4bと、表皮材である表皮2c、3c、4cと、を有する。フレーム2a、3a、4a上にパッド2b、3b、4bが載置され、パッド2b、3b、4bは表皮2c、3c、4cで覆われている。シートバック2のフレーム2aは、左右一対のサイドフレーム2a1と、サイドフレーム2a1の上部間を連結するパイプ状のアッパフレーム2a2と、サイドフレーム2a1の下部間を連結するプレス板状のロアパネル2a3と、を有する。フレーム3a、パッド3b、表皮3cが、それぞれ、特許請求の範囲の「ステー」、「クッション材」、「表皮材」に相当する。
図1及び図4に示すように、アッパフレーム2a2には、一対の金属製で角筒状のブラケット2dが取付けられている。ブラケット2dには、樹脂製で略円筒状のサポート部材2eが挿入固定されている。サポート部材2eの一つには、ヘッドレスト3のシートバック2に対する高さを調整するためのストッパ2fが設けられている。
図3及び図4に示すように、ヘッドレスト3のフレーム3aは、円形断面のパイプ材から形成される。フレーム3aは、一対の支持部3a1と、各支持部3a1から上方に向けて延びる一対の縦部3a2と、一対の縦部3a2の上部を連結する連結部3a3と、を一体に備えている。支持部3a1は、サポート部材2eに挿入される。支持部3a1の一つには複数の溝3a4が形成されており、溝3a4とストッパ2fによってサポート部材2eに対して支持部3a1が位置決めされる。これによりヘッドレスト3のシートバック2に対する高さが調整されうる。
図2及び図4に示すように、フレーム3aの縦部3a2は、支持部3a1からヘッドレスト3内を上方にかつ前方と幅中心方向に向かって延びる。一対の縦部3a2の上部の幅間隔は、下部の幅間隔より狭い。一対の縦部3a2の上部と連結部3a3に囲われた部分には、重錘6が弾性体8を介して取付けられる。重錘6と弾性体8がダイナミックダンパ10を構成する。
図3〜図5に示すように、重錘6は、鋼材などの金属製であって中実である。重錘6は、略直方体であって弾性体8によって周囲を覆われるとともに弾性体8の一部がフレーム3aの上部である縦部3a2に固着されて取付けられている。重錘6は、ヘッドレスト3の上部に位置し、ヘッドレスト3の重心をブラケット2dから遠い位置にする。これによって、シートバック2が振動すると、ヘッドレスト3は、慣性力によってシートバック2に対して容易に振動しうる。なお、重錘6の形状は略直方体に限らず円盤状、多角柱状、球状等広範な形状を採りうる。
弾性体8は、スチレン・ブタジエンゴムやエチレンプロピレンゴム製の部材で、ゴム成型用金型中に、重錘6及びフレーム3aの縦部3a2をセットし金型内で加硫接着させて一体化する。図2〜図5に示すように、弾性体8は、重錘6を覆う重錘被覆部8aと、一対の縦部3a2の一部を覆うステー被覆部8cと、重錘被覆部8aとステー被覆部8cとを連結する連結部8bと、を有する。連結部8bは、重錘6を縦部3a2間の中心部近傍に配置して重錘被覆部8aとステー被覆部8cとを連結すべく、フレーム3aの連結部3a3と平行に左右方向に延びる上下2本の円柱状部材として構成されている。なお、かかる円柱状部材は、1本又は3本以上としてもよいし、相互に平行でなくてもよい。
図6に示すように、パッド3bは、発泡性ウレタン樹脂の成形により形成される。具体的には、パッド3bは、液状の発泡性ウレタン樹脂原料を型内に供給し加熱状態で発泡硬化させることによって得られる。パッド3b内部には、中空部5が形成されている。中空部5は、ダイナミックダンパ10と、ダイナミックダンパ10が取付けられたフレーム3aの縦部3a2と、を内包する位置に設けられている。これによって、重錘6と弾性体8はパッド3bに当接することなく自由に振動が可能とされている。中空部5の形成方法については後述する。パッド3bの外表面は、表皮3cによって覆われる。表皮3cは、パッド3bを成形する際に型内にセットして一体成形される。ここで、発泡性ウレタン樹脂が、特許請求の範囲の「発泡性合成樹脂」に相当する。
図3、図6及び図7に基づいて、ヘッドレスト3の製造方法について説明する。まず、フレーム3aにダイナミックダンパ10を取付ける。具体的には、ゴム成型金型内に重錘6及びフレーム3aをセットしてスチレン・ブタジエンゴム原料を供給し、加硫硬化させるとともに重錘6及びフレーム3aと一体接着させる。次に、ダイナミックダンパ10が一体接着されたフレーム3aの縦部3a2を前後から覆うように空気袋を取付ける。詳しくは、ポリエチレンフィルム製の空気袋11を2枚準備して所定量の空気を入れた後、ダイナミックダンパ10をフレーム3aの縦部3a2の一部とともに挟みこんでその周囲を両面テープ等で貼着する。両面テープによる貼着に代えて熱融着等を利用してもよい。これによって、ダイナミックダンパ10はフレーム3aの縦部3a2において前空気袋11aと後空気袋11bにはさまれた空間11c内に配置されて前空気袋11aと後空気袋11bによって密封された状態となる。ここで、空気袋11を構成するポリエチレンフィルムの融点は、95℃程度であり発泡性ウレタン樹脂の成形において発生する発泡温度70〜80℃に比べて高いものとされている。
図6及び図7に示すように、成形型9は、二分割されて構成される第1成形型9aと第2成形型9bを備えている。第1成形型9aは、ヘッドレスト3の前側半分の外形に対応する前キャビティ面9a1を有し、第2成形型9bは、ヘッドレスト3の後側半分の外形に対応する後キャビティ面9b1を有する。第1成形型9aと第2成形型9bが、前キャビティ面9a1と後キャビティ面9b1を対向させて合体されたとき、前キャビティ面9a1と後キャビティ面9b1は一体となってヘッドレスト3の外形に対応した形状のキャビティを形成する。第1成形型9aは、本体部9a2と、本体部9a2に対して脱着可能な入れ子部9a3と、を備えている。入れ子部9a3は、略矩形板状の部材で幅がフレーム3aの縦部3a2間の寸法よりやや小さく、長さが本体部9a2の上下方向長さの半分程度であり、厚さがフレーム3aの直径よりやや大きい程度である。入れ子部9a3の下端部(型外側方向端部)にはテーパ部9a4が設けられて本体部9a2に取付けたときキャビティ内に落下しないように構成されている。第2成形型9bの下側には後キャビティ面9b1から斜め下方向に向けてフレーム3aの直径よりわずかに大きい直径の貫通孔9b2が2つ設けられている。貫通孔9b2は、発泡性ウレタン樹脂の一体発泡成形時に成形型9に対してフレーム3aを保持するためのものである。
図6に示すように、ダイナミックダンパ10の取付箇所に前空気袋11aと後空気袋11bが取付けられたフレーム3aに、袋状に形成された表皮3cを被せた状態で成形型9のキャビティ内にセットする。このとき、予め前空気袋11aと後空気袋11bの表面に離型剤を塗布しておくのが望ましい。発泡成形完了後に空気袋を取り出しやすくするためである。次に、表皮3cがキャビティ面に当接した状態でフレーム3aを貫通孔9b2内の所定の位置に位置決めして図示しない固定器具により固定する。この状態では入れ子部9a3はまだ第1成形型9aにセットされていない。入れ子部9a3に対応する位置の表皮3cには開口部が設けられており表皮3c内に発泡ウレタン原料の注入が可能となっている。次に、この開口部から発泡性ウレタン樹脂原料を注入し、入れ子部9a3をセットする。このとき、入れ子部9a3の上端部は、フレーム3aの縦部3a2間において空気袋11にわずかに当接する位置に配置されている。この状態で発泡性ウレタン樹脂原料が反応固化してパッド3bが成形されるまで保持した後脱型する。この後、入れ子部9a3によって形成された空洞部を通して空気袋11を破壊してヘッドレスト3外に取り出す。これによって、ダイナミックダンパ10の回りに中空部5が形成される。なお、発泡成形中もしくは発泡成形後に、空気袋11を破壊して中の空気を抜くだけでヘッドレスト3外に取り出さないこととしてもよい。
以上のように構成される実施形態は、以下のような作用効果を奏する。製造されたヘッドレスト3のダイナミックダンパ10は、パッド3b内に形成された中空部5の中に配置されて振動したときにパッド3bに当接することがない。これによって、ダイナミックダンパ10は十分な振動が可能となりシートバック2の振動を効率よく抑制することができる。このとき、中空部5の形成に当たって空気袋11を使用しパッド3bの成形完了後にヘッドレスト3外に取り出される。これによって、インナカバ等の部品を使用する必要がなく、部品点数が増えることによる重量増を抑制できる。また、ダイナミックダンパ10は、重錘6が弾性体8を介してフレーム3aに直接取付けられているので、重錘6の振動がフレーム3aに伝わりやすくシートバック2の振動をさらに効率よく抑制することができる。空気袋11を破壊するだけでヘッドレスト3外に取り出さないこととした場合には、製造工程をさらに簡略化できる。空気袋11はインナカバ等の部品に比べて軽量、安価であるので重量増、コスト増も最小限に抑制できる。
図8に本発明の他の実施形態を示す。上記一実施形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。上記一実施形態との違いは、空気袋11の代わりに氷、蝋、低融点樹脂等の低融点材料を用いる点である。ダイナミックダンパ10が一体接着されたフレーム3aの縦部3a2を前後から融点が60℃程度の蝋で覆う。詳しくは、中空部5の内壁形状に対応した形状のキャビティを有する型内に溶融した蝋を満たし、その中にダイナミックダンパ10が一体接着されたフレーム3aの縦部3a2を挿入した状態で蝋を固化させる。固化した蝋塊12の表面形状は、上記一実施形態においてフレーム3aに取付けた空気袋11の外形と略同一のものとなる。ダイナミックダンパ10の取付箇所に蝋塊12が取付けられたフレーム3aに、袋状に形成された表皮3cを被せた状態で成形型9のキャビティ内にセットする。次に、表皮3cがキャビティ面に当接した状態でフレーム3aを貫通孔9b2内の所定の位置に位置決めして図示しない固定器具により固定する。この状態では入れ子部9a3はまだ第1成形型9aにセットされていない。次に、この開口部から発泡性ウレタン樹脂原料を注入し、入れ子部9a3をセットする。このとき、入れ子部9a3の上端部は、フレーム3aの縦部3a2間において蝋塊12にわずかに当接する位置に配置されている。この状態で発泡性ウレタン樹脂原料が反応固化してパッド3bが成形されるまで保持した後脱型する。この後、入れ子部9a3によって形成された空洞部を通して溶融状態の蝋をヘッドレスト3外に取り出す。これによって、ダイナミックダンパ10の回りに中空部5が形成される。ここで、蝋が特許請求の範囲の「低融点材料」に相当する。低融点材料として、蝋の代わりに水を凍らせた状態で使用したり、融点がウレタンの発泡温度70〜80℃より低い低融点樹脂を用いてもよい。さらに、必ずしもパッド3bの成形完了後に低融点材料をヘッドレスト3外に取り出す必要があるわけではなく、パッド3b内に滲み込んで中空部5が形成されるならば取り出さなくてもよい。
上記他の実施形態においては、パッド3b内にダイナミックダンパ10を配設するための中空部5が、フレーム3aのダイナミックダンパ10の取付箇所に取付けられた蝋塊12によって形成される。これによって、インナカバ等の部品を使用する必要がなく、部品点数が増えることによる重量増を抑制したヘッドレストを製造できる。また、パッド3bの成形完了後に蝋塊12が溶けた蝋を取り出さないこととした場合には生産性が向上する。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、空気袋11として前空気袋11aと後空気袋11bの2つを使用したが、これに限らず、1つの空気袋を折り曲げて使用してもよい。
2.上記実施形態においては、弾性体8の材料としてスチレン・ブタジエンゴムやエチレンプロピレンゴム等のゴム材料を適用したが、これに限らず、変性ポリプロピレン樹脂等の接着性を有する熱可塑性樹脂を用いることもできる。また、フレーム3aと弾性体8の一体成形は必ずしも必要ではなく、フレーム3aに対して弾性体8を機械的に取付けてもよい。
3.上記実施形態においては、本発明を自動車用シートに適用したが、これに限らず、鉄道車両、飛行機、船舶等のシートにも適用することができる。
3 ヘッドレスト
3a フレーム(ステー)
3b パッド(クッション材)
3c 表皮(表皮材)
5 中空部
6 重錘
8 弾性体
9 成形型
10 ダイナミックダンパ
11 空気袋
12 蝋塊(低融点材料)



Claims (4)

  1. 骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように空気袋が取付けられた前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化後に前記空気袋を前記ヘッドレストから取り出すことにより、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されるヘッドレストの製造方法。
  2. 骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように空気袋が取付けられた前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化時に発生する熱によって発泡固化の途中段階において前記空気袋が破損して中の空気が抜ける、もしくは、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化後に前記空気袋に孔を明けて空気を抜くことにより、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されるヘッドレストの製造方法。
  3. 骨格を成すステーと、該ステーに取付けられたダイナミックダンパと、袋状に形成された表皮材と、該表皮材の内部において前記ステーと一体発泡成形させたクッション材と、を備え、前記ダイナミックダンパは前記クッション材内に形成された中空部の中に、振動時に前記クッション材に当接しないように配設されているヘッドレストの製造方法であって、前記表皮材を成形型に配置し、前記表皮材の内部に、前記ダイナミックダンパを覆うように融点が発泡性合成樹脂原料の発泡固化反応温度より低い低融点材料を前記中空部の内形状に相当する外形状に形成した前記ステーを配置して、前記表皮材の内部に前記発泡性合成樹脂原料を注入して前記ステーと一体発泡成形させるとともに、前記発泡性合成樹脂原料の発泡固化時に発生する熱によって前記低融点材料を溶融させることによって、前記ステーと一体化された前記クッション材には前記ダイナミックダンパの回りに前記中空部が形成されるヘッドレストの製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記ダイナミックダンパは、重錘と、該重錘に対して一体的に取付けられた弾性体と、から構成されるとともに、該弾性体が前記ステーに直接取付けられているヘッドレストの製造方法
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