JP2018030402A - 車両用シートパッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を推進し芯パッドが大きな物になっても、その下面に異音防止用裏当て材を確実に沿わせたシートパッドにして、組立てラインでの作業負担を軽減できる車両用シートパッド及びその製造方法を提供する。【解決手段】少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分41を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッド1であって、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面2a側から下面2b側へ貫通する透孔23を設けた芯パッド2と、透孔23の下方側孔口23bを含めて芯パッド2の下面2bを覆う不織布からなる裏当て材5と、軟質ポリウレタン発泡体にして、その意匠面4a側に当たり面部分41を形成すると共に、芯パッド2の上面2a側から透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aまでの透孔23を埋めて裏当て材の部分50aに含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部43を形成し、且つ意匠面4a側と反対の内面4b側が芯パッド2の上面2aに接合する表層パッド4と、を具備する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用座席シートを構成する車両用シートパッド及びその製造方法に関する。
自動車等の車両用座席シートの座部や背もたれを構成するシートパッドは、従来、快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡成形体で造られてきた。ただ近年になり、その一部をビーズ発泡成形体等に担わせて、車両の軽量化に応える動きがある。ビーズ発泡成形体をインサート品にして軟質ポリウレタン発泡成形体を一体発泡成形したシートパッドとする。しかし、シートパッド下面側にビーズ発泡成形体の芯材が露出して、これがシートフレーム等の車体部材と擦れ、時に異音が発生する。そこで、こうしたビーズ発泡成形体を組み込んだシートパッドに対し、異音を抑える発明が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2009−297285号公報
しかるに、特許文献1は、「発泡材料よりなるシートパッド本体と、該シートパッド本体の裏面側に配置された発泡成形体とを備えてなるシートパッドにおいて、該発泡成形体を覆うサポータ材を備えたことを特徴とするシートパッド。」の発明内容にとどまる。発泡成形体が特許文献1の明細書や図面に記載のサイド部に埋め込むような小さい物は、これを覆ったサポータ材の接合周縁部での固定によって保持可能であるが、発泡成形体が大きな物になると不具合を招く。車両の軽量化に応えるべく、例えば本願図2のようにシートパッドの下半部を発泡成形体(本発明でいう芯パッド)にすると、特許文献1のサポータ材(本発明でいう裏当て材5)の接合周縁部だけの結合では支障をきたす。発泡成形体を覆うサポータ材を配して、シートパッド本体(本発明でいう表層パッド4)を発泡成形しても、発泡ポリスチレン等からなる発泡成形体とサポータ材との接着力は弱く、図2でいえば芯パッド2の下面中央にある裏当て材5の大部分が垂れ下がる不具合を招く。裏当て材5の周縁部51での表層パッド4との結合だけでは、芯パッド2と面する裏当て材5の占める面積割合が大きく、且つ両者間の接着もなく、裏当て材5が垂れ下がる。シートパッド1の保管,ハンドリングや車両組付け作業が困難になる。
結局、図9のように、表層パッドnの下部に軽量化を図る大きなブロック状芯パッドmを組み込んだ場合は、割布SHと呼ばれる別体の樹脂シートを車体部材BYに被せ、これを介在させて、シートパッドの車体への取付け作業を行い、異音防止を図っている。車両組立てラインで、割布SHの介在作業を強いられ、負担になっている。
本発明は、上記問題を解決するもので、軽量化を推進し芯パッドが大きな物になっても、その下面に異音防止用裏当て材を確実に沿わせたシートパッドにして、組立てラインでの作業負担を軽減できる車両用シートパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドであって、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドと、前記透孔の下方側孔口を含めて前記芯パッドの下面を覆う不織布からなる裏当て材と、軟質ポリウレタン発泡体にして、その意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分までの該透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する表層パッドと、を具備することを特徴とする車両用シートパッドにある。請求項2の発明たる車両用シートパッドは、請求項1で、透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分が前記透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹んで、凹部が形成されたことを特徴とする。請求項3の発明たる車両用シートパッドは、請求項1又は2で、芯パッドの側面に前記表層パッドの側壁部が積層し、該側壁部の下端面を、該側壁部に接する前記芯パッドの側面の下端から段差状に上面側へ後退する段差面にし、且つ前記裏当て材が前記芯パッドを越えて該段差面にまで覆って、前記表層パッドが該段差面上の該裏当て材の周縁部にも含浸一体化したしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドの製造方法であって、上型キャビティ面に不織布からなる裏当て材をセットすると共に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドを、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じし、その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分までの前記透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項5の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項4で、上型キャビティ面に疣状凸部を形成し、該凸部に前記透孔を対向させた前記芯パッドを、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、該セットに伴い、前記凸部が前記透孔に嵌入し、該透孔を塞ぐ前記裏当て材の部分が該透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹み、該裏当て材に凹部が形成された後、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じすることを特徴とする。請求項6の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項4又は5で、型閉じに伴い、インサートされた芯パッドの側面の外側に前記表層パッドの側壁部用キャビティが形成されるようにして、その上型キャビティ面に、前記芯パッドの側面下端セット部位よりも段差状に芯パッド上面側に後退する段差部位を設けて、該段差部位を含めた上型キャビティ面に前記裏当て材をセットすることを特徴とする。
本発明の車両用シートパッド及びその製造方法は、芯パッドに透孔を設けると共に、芯パッドの上面側から透孔の下方側孔口を塞ぐ裏当て材の部分までの該透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成した表層パッドとすることで、裏当て材は、その周縁部に限らず、透孔を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部の下方側孔口に固定一体化するので、芯パッド裏面から裏当て材が垂れ下がることがなくなり、芯パッド下面に裏当て材が沿う取扱い易い裏当て材付きシートパッドができ、組立てラインでの作業負担の軽減のみならず、保管,ハンドリング等にも優れた効果を発揮する。
本発明のシートパッドの一形態で、その斜視図である。 図1のII-II線矢視図である。 図2の部分拡大図である。 型開状態の上型に裏当て材と芯パッドをセットする説明断面図である。 型開状態の下型に発泡原料を注入する断面図である。 型閉じした断面図である。 裏当て材及び芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図である。 脱型後のシートパッドの部分拡大断面図である。 従来技術の説明断面図である。
以下、本発明に係る車両用シートパッド(以下、単に「シートパッド」ともいう。)及びその製造方法について詳述する。図1〜図8は本発明のシートパッド及びその製造方法の一形態で、図1はシートパッドの斜視図、図2は図1のII-II線矢視図、図3は図2の部分拡大図、図4は型開状態の上型に裏当て材と芯パッドをセットする説明断面図、図5は型開状態の下型に発泡原料を注入する断面図、図6は型閉じした断面図、図7は裏当て材及び芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図、図8は脱型後のシートパッドの部分拡大断面図を示す。
各図は図面を判り易くするため発明要部の透孔23,軟質ポリウレタン発泡成形部43,裏当て材5,疣状凸部93を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を省略する。芯パッド2及び裏当て材5は断面表示のハッチングを省く。
(1)シートパッドの製造方法
車両用シートパッドの製造方法は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分41を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成し、表層パッド4の発泡成形で、該表層パッド4と裏当て材5とを一体化させ、裏当て材5を芯パッド裏面2bに沿わせる裏当て材5付きシートパッドの製法である(図7)。シートパッド1は、車両用座席シートの座部や背もたれに使用される。ここでは、図1に示す車両後部座席の座部用クッションパッドに適用する。図2の車両設置状態にあるクッションパッド1は紙面の右方が車両前方、左方が車両後方、紙面上方が上方、紙面下方が下方である。本発明でいう上方、下方もこれにならう。本発明でいう芯パッド2の上面2a側,下面2b側も、図2の車両設置状態に在るクッションパッド(シートパッド)1に組み込まれている芯パッド2で、その上面側,下面側を指す。また本発明のシートパッドはバックパッドにも適用でき、斯かる場合の本発明でいう上方,上面側は、着座乗員と接する側の方向,着座乗員と接する面側になり、下方,下面側はその反対方向,その反対面側になる。
表層パッド4の発泡成形に先立ち、芯パッド2と裏当て材5と発泡成形型7が用意される。
芯パッド2は、図2のようにブロック状に成形されたビーズ発泡成形体で、車両後部座席用シートパッド1の略下半部占める大きなサイズになっている。芯パッド2のビーズ発泡成形体にはその上面2a側から下面2b側へ貫通する透孔23が設けられる。図2の芯パッド2は透孔23を三箇所形成する。車両前方側に在る透孔23は芯パッド下面2b側の孔径を大きくした拡径部231を形成している(図8)。
芯パッド2は、見掛け密度が前記軟質ポリウレタン発泡成形体よりも小のビーズ発泡成形体である。表層パッド4を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも見掛け密度が小のビーズ発泡成形体で構成し、シートパッド1の裏面側に配される芯部材である。芯パッド2と表層パッド4との密度比較は、発泡前の素材の密度でなく、発泡後の見掛け密度で比較する。
ここで、本発明でいう「ビーズ発泡成形体」とは、いわゆるビーズ発泡法(特許第4855138号,特開2015-101620号,特開2013-22911号,特開2011-105879号等)によって得られた発泡成形体で、ペレットに発泡剤を含浸したビーズを予備発泡成形し、その後の型内発泡成形によって成形されている発泡成形体をいう。ビーズ発泡法は単にビーズ法もいう。芯パッド2のビーズ発泡成形体は、見掛け密度が表層パッド4を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さければ充足するが、発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、又はこれらの一つを少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。例えばビーズ法発泡スチロールの発泡スチロールの成形体は、気泡が内部に密閉されたビーズ発泡成形体となっており、且つ体積の大部分が気体で軽量にして、その見掛け密度を軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さくできる。
裏当て材5は、透孔23の下方側孔口23bを含めて前記芯パッド2の下面2bを覆う不織布からなるシート状体である。芯パッド下面2bよりも若干大き目の裏当て材5が作製される。裏当て材5はシートパッド1の下面に現れる芯パッド下面2bを覆い尽くし、芯パッド2の外側に配される裏当て材周縁部51が、表層パッド4の発泡成形で、該表層パッド4に一体化する大きさになっている。
発泡成形型7は、図5,図6のごとくの分割型で、下型8と上型9は開閉可能に接続されている。図6のごとく型閉じすると、全体が椀状にへこんで着座乗員の当たり面部分41を形成する下型キャビティ面81と、全体がほぼ平坦な芯パッド2の下面2bに合わせた上型キャビティ面91とで、シートパッド1のキャビティCをつくる。本実施形態は、裏当て材5を介して芯パッド2をセットする上型キャビティ面91に疣状凸部93を形成する。疣状凸部93は、芯パッド2の上型9へのセットで、透孔23と対向箇所に設ける。また、型閉じに伴い、インサートされた芯パッド2の側面25の外側に表層パッド4の側壁部用キャビティC1が形成されるようにする。且つ該側壁部用キャビティC1を形成する上型キャビティ面91に、芯パッド2の側面下端セット部位910よりも段差状に芯パッド上面2a側(図4,図5の紙面下方側)に後退する段差部位911を設ける。上型キャビティ面91への前記裏当て材5のセットで、裏当て材周縁部51がセットされる箇所に該段差部位911が設けられる。尚、図4〜図7の発泡成形型7は、車両設置状態にある図2のシートパッド1と上下が逆の姿態で、芯パッド2と裏当て材5と一体の表層パッド4を発泡成形するシートパッド製造型になっている。これに伴い、発泡成形型7にセットする芯パッド2も、車両設置状態にある図2のシートパッド1に組み込まれた芯パッド2と上下が逆になる。
前記発泡成形型7と芯パッド2と裏当て材5を用いて、シートパッド1が例えば次のように製造される。
まず、発泡成形型7を型開状態とする。この型開状態下、裏当て材5と芯パッド2とを上型9にセットする(図4)。上型キャビティ面91に不織布からなる裏当て材5をセットする。芯パッド下面2bよりも大きくした裏当て材5の周縁部51を前記段差部位911に配するようにして、上型キャビティ面91に裏当て材5をセットする。続いて、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体で、その上面2a側から下面2b側へ透孔23が貫通形成された芯パッド2を、該上型キャビティ面91にセットする。疣状凸部93に透孔23を対向させた芯パッド2を、下面2b側が裏当て材5を介して上型キャビティ面91に当接するようにして、上型キャビティ面91にセットする。芯パッド2のセットに伴い、上型9に設けた疣状凸部93が透孔23に嵌入し、透孔23を塞ぐ裏当て材の部分50aが該透孔23周りの裏当て材5よりも芯パッド2の上面2a側に凹み、該裏当て材5に凹部50が形成される(図5)。
次に、下型キャビティ面81上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じする。椀状にへこむ下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して表層パッド4用発泡原料g(軟質ポリウレタン発泡成形体用原料)を所定量注入する(図5)。続いて、上型9を作動させ型閉じする(図6)。上型9と下型8との型閉じで、芯パッド2がインサートセットされたシートパッド1用キャビティCができる。尚、本実施形態は発泡原料gの注入後に型閉じしたが、型閉じした後、発泡原料gを注入することもできる。
型閉じ後、主工程の表層パッド4の発泡成形に移る。意匠面4a側に着座乗員の当たり面部分41(ここでは「座面部分」)を有する、軟質ポリウレタン発泡成形体からなる表層パッド4を発泡成形する。
ここで、芯パッド2に透孔23を設け、且つ該透孔23の下方側孔口23bを裏当て材5で塞いでいると、型閉じ後の発泡成形で、発泡原料gは、乗員が当接する側の当たり面部分41を有する表層パッド本体用キャビティを埋めるように上昇する過程で、透孔23内へと進出する。表層パッド4の発泡成形過程で、発泡原料gが当たり面部分41を形成すると共に該透孔23内を埋め、下方側孔口23bの裏当て材の部分50aに含浸一体化する軟質ポリウレタン発泡成形部43を形成して、芯パッド上面2aに内面4b側が接合した表層パッド4を発泡成形する(図7)。発泡原料gで当たり面部分41を成形し、且つ透孔23を埋めて三次元網目構造の不織布からなる裏当て材の部分50aに発泡原料gが含浸一体化して、芯パッド下面2b以外の芯パッド2の上面2a及び側面25を覆う図2,図3ごとくの表層パッド4を発泡成形する。さらに、透孔23の下方側孔口23b周りに拡径部231が設けられていると(図8)、透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43で、拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部431を形成するので、発泡原料gが含浸一体化する裏当て材の部分50aが広がり、表層パッド4への裏当て材5の更なる一体強化が図られたシートパッド1を造る。さらにいえば、透孔23を埋めた軟質ポリウレタン発泡成形部43や、拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部431がアンカー効果を発揮し、芯パッド2と表層パッド4との一体化にも役立つシートパッド1を造ることになる(詳細後述)。
本実施形態は、上型9の疣状凸部93によって、下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに凹部50が形成されており、この凹んだ凹部50に発泡原料gが含浸して、裏当て材5が表層パッド4と一体化する。さらに拡径部231を設けた下方側孔口23b周りの透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43では、図8のごとく拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部431を形成し、拡径部231で径が大きくなった下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材5の凹部50の形成面積も大きくなり、裏当て材5と表層パッド4との結合力も一段と高まっている。また、段差部位911の載った裏当て材5の周縁部51が、芯パッド2の側面下端251を越え、表層パッド4に係る側壁部45の下端面たる段差面451に直かに結合し一体化する。
型閉じ状態を所定時間維持し(図6)、発泡原料gが、当たり面部分41を形成すると共に、透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43を形成して、下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに含浸一体化する。また、発泡原料gが芯パッド側面25を覆う側壁部45を形成し、且つ段差部位911に配した裏当て材周縁部51に含浸一体化して、意匠面4a側と反対の内面4b側が芯パッド上面2aに接合した表層パッド4を発泡成形する(図7)。
表層パッド4の発泡成形を終え、脱型すれば、裏当て材5と表層パッド4が一体となり、裏当て材5が芯パッド下面2bに寄り添う所望のシートパッド1が得られる(図1〜図3、図8)。さらに、透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43の形成で、芯パッド2も表層パッド4に一体化する良好なシートパッド1が得られる。
図中、符号84は吊溝49の横溝形成部、符号89,符号99は型合せ面を示す。
(2)シートパッド
図1〜図8の上記製造方法等で得られるシートパッド1(ここでは「クッションパッド」)は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分41を軟質ポリウレタン発泡体で形成して、芯パッド2と裏当て材5と表層パッド4とを具備するシートパッドである。
芯パッド2は、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面2a側から下面2b側へ貫通する透孔23が設けられる。さらに複数ある透孔23のいくつかは下面2b側に、透孔23に係る上方側孔口23aのメイン孔径よりも孔径が大きな拡径部231が設けられた芯パッド2とする。拡径部231は図1〜図8のような柱状凹みとしたが、芯パッド下面2b側から上面2a側に向けてテーパ状に孔径が狭まるすり鉢状凹みにしてもよい。
芯パッド2は、既述のごとくビーズ発泡成形体のうちでも、発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、又はこれらの一つを少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。
裏当て材5は、透孔23の下方側孔口23bを含めて芯パッド2の下面2bを覆う不織布からなるシート材である。製織しないで機械的,化学的,熱的などで繊維を固着したり絡み合わせたりして、シート状にした不織布を用いた裏当て材5とする。不織布は異音対策用素材として優れる。また三次元網目構造の不織布を用いることによって、発泡原料gの裏当て材5への含浸一体化が円滑に進む。
裏当て材5は、シートパッド1の下面に露出する芯パッド下面2bを覆い、さらに表層パッド4の発泡成形で、芯パッド2の外側の表層パッド4に係る側壁部45の下端面451に載置,結合できる周縁部51を備える。
表層パッド4は、軟質ポリウレタン発泡体にして、その意匠面4a側に当たり面部分41が形成されると共に、芯パッド2の上面2a側から透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aまでの該透孔23を埋めて該裏当て材の部分50aに含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部43が形成される。且つ意匠面4a側の当たり面部分41に加え、その反対の内面4b側を芯パッド2の上面2aに接合させた軟質ポリウレタン発泡成形主要部が形成された発泡成形体になっている。
さらに、本実施形態は図3,図8のように透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aが透孔23周りの裏当て材5よりも芯パッド2の上面2a側に凹んで、凹部50が形成されたシートパッド1としている。凹部50を形成し、表層パッド4の発泡成形で、透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに発泡原料gを含浸一体化させることによって、該凹部50の箇所で表層パッド4と裏当て材5とが結合する。凹部50を形成する透孔23に関しては、図8のごとく透孔23の下面2b側に孔径を広げた拡径部231を備えると、より好ましくなる。該拡径部231に入り込む凹部50を形成すると、表層パッド4と結合する裏当て材5の凹部50の面積を増やすことができ、表層パッド4(透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43)と裏当て材5との結合力が一層高まるからである。尚、拡径部231にはその一部を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部431が充填形成される(図8)。該軟質ポリウレタン発泡成形部431の天面が凹部50の底面になる。
また、本シートパッド1は、芯パッド2の側面25に表層パッド4の側壁部45が積層し、該側壁部45の下端面を、該側壁部45に接する芯パッド2の側面の下端251から段差状に上面2a側へ後退する段差面451にしている。そして、裏当て材5が芯パッド2を越えて該段差面451にまで覆って、表層パッド側壁部45がその段差面451で裏当て材5の周縁部51に含浸一体化する所望のシートパッド1に仕上がっている。斯かるシートパッド1に表皮HYを被せれば、車両用後部座席の座部側シートパッド1が完成する。
符号4Aはメイン部、符号4Bはサイド部、符号4Cは補助席部、符号4Dは斜面、符号4Eはバックレストとの合わせ部を示す。他の構成は(1)シートパッドの製造方法で述べた構成と同様で、その説明を省く。(1)で述べた符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。
(3)効果
このように構成した車両用シートパッド及びその製造方法は、芯パッド2と表層パッド4とを備えて、芯パッド2が軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも見掛け密度が小のビーズ発泡成形体で形成されるので、軽量化が進む。それでいて、軟質ポリウレタン発泡成形体で構成された表層パッド4の意匠面4a側に、着座乗員との当たり面部分41が設けられているので、クッション性等の快適性は確保される。
また、表層パッド4の発泡成形で、発泡原料gが透孔23に進出し、各透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに発泡原料gが含浸一体化して、透孔23内にポリウレタン発泡成形部43を造る。芯パッド2に透孔23を形成し、該透孔23の下方側孔口23bを含めて芯パッド下面2bを裏当て材5で覆い、さらに該透孔23を埋めて裏当て材の部分50aに含浸一体化した表層パッド4の軟質ポリウレタン発泡成形部43が形成されると、裏当て材の部分50aが表層パッド4に結合固定される。芯パッド2の下面2bに下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aを適宜設ければ、軽量化を推進して芯パッド2が大きくなっても、特許文献1のように裏当て材5が垂れ下がることがなくなる。芯パッド下面2bにおける裏当て材の部分50aによる表層パッド4との結合に加え、芯パッド下面2bよりも裏当て材5を大きくし、その周縁部51での表層パッド4との結合を組み合わせれば、芯パッド下面2bに裏当て材5をより確実に沿わせたシートパッド1が得られる。芯パッド下面2bに裏当て材5を当てて、芯パッド下面2bの随所で裏当て材の部分50aが表層パッド4に結合固定するので、芯パッド下面2bに裏当て材5を密着させたシートパッド1になり、裏当て材5付きシートパッド1の形状を安定させ且つ組立てラインでの作業負担を軽減できる。
加えて、透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aが透孔23周りの裏当て材5よりも芯パッド2の上面2a側に凹んで、図2のような凹部50が形成されると、シートパッド1を車両に設置し使用された際の異音防止対策も整う。表層パッド4の発泡成形で、発泡原料gが透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに含浸一体化して、該裏当て材5が軟質ポリウレタン発泡成形部43と結合するが、含浸した裏当て材部分50aが時に異音源になる虞がある。発泡原料gが含浸一体化した該裏当て材の部分50aは硬化しており、場合によってはシートフレーム等の車体部材BYと擦れ、異音を発生させる虞がある。下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材5の硬化部分を凹部50に形成することによって、車体部材BYと触れなくなり、異音発生を解消できる。
芯パッド下面2bよりも裏当て材5を大きくし、その周縁部51で表層パッド4と結合させる場合も、周縁部51が車体と触れないようにして異音発生を解消できる。芯パッド2の側面25に表層パッド4の側壁部45が積層し、該側壁部45の下端面を、該側壁部45に接する芯パッド2の側面の下端251から段差状に上面2a側へ後退する段差面451にする。且つ裏当て材5が芯パッド2を越えて該段差面451にまで覆い、表層パッド4の発泡成形で、側壁部45が該段差面451上で裏当て材5の周縁部51を含浸一体化させたシートパッド1とすることで、異音を防止できる。
芯パッド2に透孔23を形成すると共に、下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aを発泡原料gで含浸硬化させる構成を採用することで、大きな芯パッド2であっても、その下面2bに裏当て材5を確実に沿わせて保持できるシートパッド1になる。一方、異音発生の元になる裏当て材5の含浸硬化部分は、その裏当て材の部分50aを凹部50に形成し、また裏当て材5の周縁部51は段差面451に載せて表層パッド4(詳しくは側壁部45)に一体化させているので、盤石な異音防止対策が図られたシートパッド1になっている。
さらに、裏当て材5を介在させて芯パッド2を上型9にセットし、芯パッド2,裏当て材5と一体の表層パッド4を発泡成形すると、発泡成形過程で発生する余剰ガスは、三次元網目構造の不織布製裏当て材5をつたって、パーティングラインへ円滑誘導できる。シートパッド1の成形不良が軽減する。
さらにいえば、表層パッド4の発泡成形で、芯パッド2の透孔23に充填される軟質ポリウレタン発泡成形部43にアンカー効果を発揮させ、表層パッド4と芯パッド2とを一体化できる。意匠面4a側と反対の内面4b側が芯パッド2の上面2aに接合する表層パッド4を発泡成形するが、軟質ポリウレタン発泡体の表層パッド4とビーズ発泡成形体の芯パッド2との接着力は弱く、芯パッド2が表層パッド4から容易に剥がれる虞がある。そのため、特開2010-259525号公報,特開2012-171104号公報等の先行技術で両者の一体化を図る発明が提案されている。本発明は芯パッド2に貫通形成された透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43がアンカー効果を発揮し、表層パッド4に芯パッド2が接合一体化する優れた効果もある。上記先行技術の使用による作業負担増,コスト負担増もなしに、表層パッド4と芯パッド2との接合一体化を簡便且つ容易に実現でき、多大な効を奏する。透孔23の下面2b側で、孔径を大きくした拡径部231の一部を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部431が設けられると、これがストッパになって、表層パッド4と芯パッド2との一体化を一層確実なものにできる。
かくのごとく、本車両用シートパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。芯パッド2,透孔23,拡径部231,表層パッド4,軟質ポリウレタン発泡成形部43,裏当て材5,発泡成形型7等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態のシートパッド1は座部用クッションパッドにしたが、背もたれ用バックパッドにも適用できる。
1 シートパッド(クッションパッド)
2 芯パッド
2a 上面(芯パッド上面)
2b 下面(芯パッド下面)
23 透孔
25 側面
4 表層パッド
4a 意匠面
41 当たり面部分(着座乗員の当たり面部分)
43 透孔を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部
45 側壁部
451 段差面
5 裏当て材
50 凹部
5a 裏当て材の部分(透孔の下方側孔口を塞ぐ裏当て材の部分)
51 周縁部
7 発泡成形型
81 下型キャビティ面
91 上型キャビティ面
910 側面下端セット部位
911 段差部位
C1 側壁部用キャビティ

Claims (6)

  1. 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドであって、
    ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドと、
    前記透孔の下方側孔口を含めて前記芯パッドの下面を覆う不織布からなる裏当て材と、
    軟質ポリウレタン発泡体にして、その意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分までの該透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する表層パッドと、を具備することを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分が前記透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹んで、凹部が形成された請求項1記載の車両用シートパッド。
  3. 前記芯パッドの側面に前記表層パッドの側壁部が積層し、該側壁部の下端面を、該側壁部に接する前記芯パッドの側面の下端から段差状に上面側へ後退する段差面にし、且つ前記裏当て材が前記芯パッドを越えて該段差面にまで覆って、前記表層パッドが該段差面上の該裏当て材の周縁部にも含浸一体化した請求項1又は2に記載の車両用シートパッド。
  4. 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドの製造方法であって、
    上型キャビティ面に不織布からなる裏当て材をセットすると共に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドを、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、
    次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じし、
    その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分までの前記透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法。
  5. 前記上型キャビティ面に疣状凸部を形成し、該凸部に前記透孔を対向させた前記芯パッドを、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、該セットに伴い、前記凸部が前記透孔に嵌入し、該透孔を塞ぐ前記裏当て材の部分が該透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹み、該裏当て材に凹部が形成された後、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じする請求項4記載の車両用シートパッドの製造方法。
  6. 前記型閉じに伴い、インサートされた芯パッドの側面の外側に前記表層パッドの側壁部用キャビティが形成されるようにして、その上型キャビティ面に、前記芯パッドの側面下端セット部位よりも段差状に芯パッド上面側に後退する段差部位を設けて、該段差部位を含めた上型キャビティ面に前記裏当て材をセットする請求項4又は5に記載の車両用シートパッドの製造方法。
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