JP2015097613A - シートパッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッド本体の裏側の硬度は確保しつつインナーパッドの裏側の硬度を高くできるシートパッドを提供すること。
【解決手段】パッド本体3はインナーパッド2の表側を覆ってインナーパッド2に一体に接着される。パッド本体3及びインナーパッド2の裏側に配置された裏面補強布4は、インナーパッド2及びパッド本体3を構成する発泡合成樹脂材料が浸透して、インナーパッド2及びパッド本体3の裏側に一体に接着される。よって、インナーパッド2及びパッド本体3の裏側に位置する裏面補強布4に発泡合成樹脂材料を含浸させることができる。その結果、パッド本体3の裏側の硬度は確保しつつインナーパッド2の裏側の硬度を高くできる。
【選択図】図1

Description

本発明はシートパッド及びその製造方法に関し、特にパッド本体の裏側の硬度は確保しつつインナーパッドの裏側の硬度を高くできるシートパッド及びその製造方法に関するものである。
車両や船舶、航空機等の乗物に装備される座席や家具等の椅子などに用いられるシートパッドにおいて、互いに特性の異なるインナーパッドとパッド本体とが一体に発泡成形されるものがある(例えば特許文献1)。特許文献1に開示される従来のシートパッド101について、図8を参照しながら説明する。図8(a)は従来のシートパッド101の一部を構成するインナーパッド102の断面図であり、図8(b)はパッド本体103が発泡成形される成形型110の断面図であり、図8(c)は裏面補強布104と一体に発泡成形されたシートパッド101の断面図である。以下、自動車用の座席に用いられるシートパッド101について説明する。
図8(c)に示すようにシートパッド101は、自動車の車体に設けられるシートスプリング及び表皮材(いずれも図示せず)の間に配置される柔軟なパッドであり、発泡合成樹脂製のインナーパッド102(合成樹脂発泡体)と、インナーパッド102の表側(図8(c)上側)を覆う発泡合成樹脂製のパッド本体103(合成樹脂発泡体)と、パッド本体103及びインナーパッド102の裏側に配置される不織布等の裏面補強布104とを備えて構成される。
インナーパッド102及びパッド本体103は、いずれも軟質ポリウレタンフォームや半硬質ポリウレタンフォーム等の合成樹脂製の軟質フォームにより形成されており、互いに異なる特性に設定されている。裏面補強布104は、不織布(粗毛フェルト等)等により構成され一体発泡されるシートパッド部材であり、シートパッド101が自動車用の座席に用いられると、シートスプリングやシート部品(いずれも図示せず)とインナーパッド102及びパッド本体103との間に介設される。
次にシートパッド101の製造方法について説明する。まず、図8(a)に示すように、成形型(図示せず)で発泡成形されたインナーパッド102を用意する。次いで、図8(b)に示すように、パッド本体103を発泡成形するための成形型110内に裏面補強布104及びインナーパッド102を取り付ける。
ここで、成形型110は下型111及び上型114を備えて構成されている。下型111は、上部が開口した略箱状の部材であり、パッド本体103の表側を成形する成形面112が形成されており、その周縁にパーティング面113が形成される。上型114は、下型111の成形面112を密閉可能な蓋状に形成される部材であり、パッド本体103の裏側を成形する成形面115の周縁に、下型111との合わせ面となるパーティング面116が形成される。
以上のように構成された上型114の成形面115に裏面補強布104を取り付け、裏面補強布104に重ねて上型114にインナーパッド102を取り付ける。パッド本体103の原料である発泡合成樹脂材料P(液状原料)を下型112に注入し、パーティング面113,116を合わせて型閉じした後、発泡合成樹脂材料Pを発泡させる。所定の時間キュアした後、型開きして成形されたシートパッド101を脱型する。
パッド本体103の発泡成形時に、発泡合成樹脂材料Pが裏面補強布104及びインナーパッド102の表側に含浸するので、裏面補強布104及びインナーパッド102の表側にパッド本体103が一体に接着される。発泡合成樹脂材料Pが含浸して硬化した裏面補強布104は硬度が高くなるのでシートスプリングやシート部品(いずれも図示せず)の受け材となる。
特開2006−14829号公報(特に段落0038)
しかしながら上述した従来の技術では、パッド本体の裏側の硬度は高くできるが、インナーパッドの裏側に位置する裏面補強布には発泡合成樹脂材料が含浸されないので、インナーパッドの裏側の硬度を高くできない。そのため、柔軟なインナーパッドの裏側の裏面補強布とシートスプリングやシート部品とが擦れて、裏面補強布が破れたりインナーパッドの裏側が破壊されたりすることがあった。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、パッド本体の裏側の硬度は確保しつつインナーパッドの裏側の硬度を高くできるシートパッド及びその製造方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために請求項1記載のシートパッドによれば、発泡合成樹脂製のインナーパッドとは異なる特性に設定される発泡合成樹脂製のパッド本体は、インナーパッドの表側を覆ってインナーパッドに一体に接着される。パッド本体およびインナーパッドの裏側に裏面補強布が配置される。裏面補強布は、インナーパッド及びパッド本体を構成する発泡合成樹脂材料が浸透して、インナーパッド及びパッド本体の裏側に一体に接着されているので、インナーパッド及びパッド本体の裏側に位置する裏面補強布に発泡合成樹脂材料を含浸させることができる。その結果、パッド本体の裏側の硬度は確保しつつインナーパッドの裏側の硬度を高くできる効果がある。
請求項2記載のシートパッドの製造方法によれば、発泡合成樹脂製のインナーパッドが発泡成形される成形型内に、補強布取付工程により裏面補強布が取り付けられ、その裏面補強布と一体に、インナーパッド成形工程によりインナーパッドが発泡成形される。これにより、裏面補強布とインナーパッドの裏側とを接着させることができる。次に、インナーパッドとは異なる特性に設定される発泡合成樹脂製のパッド本体が発泡成形される成形型内に、インナーパッド取付工程により、インナーパッド成形工程により一体に発泡成形されたインナーパッド及び裏面補強布が取り付けられる。パッド本体成形工程により、インナーパッド取付工程により取り付けられたインナーパッド及び裏面補強布と一体にパッド本体が発泡成形される。これにより、裏面補強布をパッド本体の裏側にも接着させることができる。その結果、パッド本体の裏側の硬度は確保しつつインナーパッドの裏側の硬度を高くできる効果がある。
請求項3記載のシートパッドの製造方法によれば、インナーパッドが発泡成形される成形型は、インナーパッドの表側を成形する成形面が下型により形成され、下型を密閉可能に構成される上型に、インナーパッドの裏側を成形する成形面が形成される。補強布取付工程により、上型と下型とのパーティング面より内側の上型の成形面に裏面補強布が折り畳んだ状態で取り付けられ、インナーパッド取付工程により、パッド本体が発泡成形される成形型内に、折り畳みを開放した状態で裏面補強布及びインナーパッドが取り付けられる。これにより、折り畳みが開放された1枚の裏面補強布をインナーパッド及びパッド本体の裏側に接着させることができるので、請求項2の効果に加え、複数枚の裏面補強布を用いる場合と比較して製品コストを低減できる効果がある。
請求項4記載のシートパッドの製造方法によれば、インナーパッドが発泡成形される成形型は、上型の成形面に凹設される補強布収容部を備え、折り畳まれた状態で裏面補強布が補強布収容部に収容される。裏面補強布は折り畳まれることで厚みが増すので、折り畳まれた裏面補強布を上型の成形面に取り付けると、インナーパッドの発泡合成樹脂材料(液状原料)が注入される下型の成形面と裏面補強布との距離が近づく。距離が近づくことでインナーパッドの厚みが減少し、必要な性能を達成し難くなることがある。
これに対し、折り畳まれた状態で裏面補強布が収容される補強布収容部を上型の成形面に設けることによって、厚みが増した裏面補強布を収容できるので、請求項3の効果に加え、必要なインナーパッド厚みを確保し易くできる効果がある。
請求項5記載のシートパッドの製造方法によれば、インナーパッドが発泡成形される成形型は、インナーパッドの表側を成形する成形面が下型により形成され、下型を密閉可能に構成される上型に、インナーパッドの裏側を成形する成形面が形成される。補強布取付工程により、上型と下型とのパーティング面で裏面補強布が挟装され、インナーパッド取付工程により、パッド本体が発泡成形される成形型内に裏面補強布及びインナーパッドが取り付けられる。これにより、パーティング面に挟装された1枚の裏面補強布をインナーパッド及びパッド本体の裏側に接着させることができる。その結果、請求項2の効果に加え、複数枚の裏面補強布を用いる場合と比較して製品コストを低減できる効果がある。
さらに、発泡したインナーパッドの原料は、パーティング面の内側の裏面補強布に含浸するが、パーティング面の外側に位置する裏面補強布の周縁側には含浸できないので、裏面補強布の周縁側がインナーパッドの裏側に接着されてしまうことを防止できる。仮に、裏面補強布の周縁側がインナーパッドの裏側に接着されてしまうと、インナーパッド取付工程により裏面補強布及びインナーパッドを上型に取り付ける前に、裏面補強布の周縁側をインナーパッドの裏側から引き剥がす必要が生じる。その場合には、インナーパッド取付工程による裏面補強布及びインナーパッドの取付作業の作業性が低下する。これに対し、裏面補強布の周縁側をインナーパッドの裏側に接着させないようにできるので、インナーパッド取付工程による裏面補強布及びインナーパッドの取付作業の作業性を確保できる効果がある。
(a)は第1実施の形態におけるシートパッドの平面図であり、(b)はシートパッドの背面図であり、(c)は図1(a)のIc−Ic線におけるシートパッドの断面図である。 (a)はインナーパッドが発泡成形される型開きしたインナーパッドの成形型の断面図であり、(b)は型閉じしたインナーパッドの成形型の断面図であり、(c)は裏面補強布と一体に発泡成形されたインナーパッドの断面図である。 パッド本体が発泡成形される型開きしたパッド本体の成形型の断面図である。 型閉じしたパッド本体の成形型の断面図である。 (a)は第2実施の形態におけるシートパッドの平面図であり、(b)はシートパッドの背面図であり、(c)は図5(a)のVc−Vc線におけるシートパッドの断面図である。 (a)はインナーパッドが発泡成形される型開きしたインナーパッドの成形型の断面図であり、(b)は型閉じしたインナーパッドの成形型の断面図であり、(c)は裏面補強布と一体に発泡成形されたインナーパッドの断面図である。 型閉じしたパッド本体の成形型の断面図である。 (a)は従来のシートパッドの一部を構成するインナーパッドの断面図であり、(b)はパッド本体が発泡成形される成形型の断面図であり、(c)は裏面補強布と一体に発泡成形されたシートパッドの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。まず図1を参照して第1実施の形態におけるシートパッド1について説明する。図1(a)は第1実施の形態におけるシートパッド1の平面図であり、図1(b)はシートパッド1の背面図であり、図1(c)は図1(a)のIc−Ic線におけるシートパッド1の断面図である。シートパッド1は、シートスプリング及び表皮材(いずれも図示せず)の間に配置される柔軟なパッドであり、乗員が腰掛けるクッションパッドを構成する。シートパッド1は、背面視して略矩形状に形成される発泡合成樹脂製のインナーパッド2と、インナーパッド2の表側(図1(c)上側)を覆って配置される発泡合成樹脂製のパッド本体3と、パッド本体3及びインナーパッド2の裏側に配置される不織布等の裏面補強布4とを備えて構成される。
インナーパッド2及びパッド本体3は、いずれも軟質ポリウレタンフォームや半硬質ポリウレタンフォーム等の合成樹脂製の軟質フォームにより形成されており、互いに異なる特性に設定されている。例えば、着座時の快適性を向上させるために表層のパッド本体3は柔軟な材料で構成され、その裏側のインナーパッド2は剛性を確保するために比較的硬度の大きな材料で構成される。本実施の形態では、インナーパッド2は着座者の尻下部に配置される。
裏面補強布4は、不織布(粗毛フェルト等)等により形成されるシート材であり、シートパッド1が自動車用の座席に用いられると、シートスプリングやシート部品(いずれも図示せず)とインナーパッド2及びパッド本体3との間に介設される。図1(c)に示すように裏面補強布4は、インナーパッド2を構成する発泡合成樹脂材料(液状原料)が浸透して硬化した含浸層4aと、パッド本体3を構成する発泡合成樹脂材料(液状原料)が浸透して硬化した含浸層4bと、インナーパッド2及びパッド本体4を構成するいずれの発泡合成樹脂材料も浸透していない非含浸層4cとが形成される。
含浸層4aは、インナーパッド2の裏側に一体に裏面補強布4が接着される部位であり、含浸層4bは、パッド本体3の裏側に一体に裏面補強布4が接着される部位である。非含浸層4cは、インナーパッド2の裏側の周縁の全周に亘り周縁から内側に向かって所定のわずかな幅に形成される部位である。非含浸層4cは発泡合成樹脂材料が浸透していないので、インナーパッド2の裏側に接着されていない。一方、含浸層4a,4bは発泡合成樹脂材料の硬化により硬度が高くなるので、シートスプリングやシート部品(いずれも図示せず)の受け材として好適である。含浸層4a,4bがインナーパッド2及びパッド本体3の裏側に形成されるので、パッド本体3の裏側の硬度は確保しつつインナーパッド2の裏側の硬度を高くできる。
次に図2から図4を参照してシートパッド1の製造方法について説明する。まず、図2を参照して、インナーパッド2が発泡成形される成形型10及びインナーパッド2の製造方法について説明する。図2(a)はインナーパッド2が発泡成形される型開きしたインナーパッド2の成形型10の断面図であり、図2(b)は型閉じしたインナーパッド2の成形型10の断面図であり、図2(c)は裏面補強布4と一体に発泡成形されたインナーパッド2の断面図である。
図2(a)に示すように成形型10は、下型11及び上型14を備えて構成される。下型11は、上部が開口した略箱状の部材であり、インナーパッド2の表側を成形する成形面12が形成されており、その周縁にパーティング面13が形成される。上型14は、下型11の成形面12を密閉可能な蓋状に形成される部材であり、インナーパッド2の裏側を成形する成形面15の周縁に、下型11との合わせ面となるパーティング面16が形成される。
上型14は、成形面15(パーティング面16の内側)に凹設される補強布収容部15aを有している。補強布収容部15aは、裏面補強布4が折り畳まれた状態で収容される凹部である。補強布収容部15aは、大きさが、成形面15の大きさ以下に設定され、深さが、折り畳んだ裏面補強布4の厚さと略同じ大きさに設定される。補強布収容部15aは、面ファスナーのフック部等の係止部が底部に設けられており、係止部に裏面補強布4を係止することにより裏面補強布4が補強布収容部15aに取り付けられる。
シートパッド1を製造するときには、まず、成形型10によりインナーパッド2を発泡成形する。その場合には、下型11に対して上型14を開いた状態で、上型14に形成された補強布収容部15aに裏面補強布4を取り付ける。なお、裏面補強布4は、インナーパッド2の背面視における大きさより大きく設定され、パッド本体3(図1(b)参照)の背面視における大きさと略同一の大きさに設定されている。裏面補強布4は補強布収容部15aの大きさより大きく設定されているので、裏面補強布4は、折り畳まれた状態で、周縁側を補強布収容部15aの底部に接触させ、中央側を成形型10の内側に向けて補強布収容部15aに取り付けられる。
次に、図2(b)に示すようにインナーパッド2の原料である発泡合成樹脂材料P(液状原料)を下型11に注入し、パーティング面13,16を合わせて型閉じした後、発泡させ成形する。所定の時間キュアした後、型開きして成形されたインナーパッド2を脱型する。その結果、図3(c)に示すように、裏面補強布4に発泡合成樹脂材料が浸透して硬化した含浸層4aが形成され、含浸層4aによってインナーパッド2の裏側に裏面補強布4が一体に接着される。
次に図3及び図4を参照してパッド本体3が発泡成形される成形型20及びパッド本体3の製造方法について説明する。図3はパッド本体3が発泡成形される型開きしたパッド本体3の成形型20の断面図であり、図4は型閉じしたパッド本体3の成形型20の断面図である。
図3に示すように成形型20は、下型21及び上型24を備えて構成されている。下型21は、上部が開口した略箱状の部材であり、パッド本体3の表側を成形する成形面22が形成されており、その周縁にパーティング面23が形成される。上型24は、下型21の成形面22を密閉可能な蓋状に形成される部材であり、パッド本体3の裏側を成形する成形面25の周縁に、下型21との合わせ面となるパーティング面26が形成される。
上型24は、成形面25に凹設されるインナーパッド固定部25aを有している。インナーパッド固定部25aは、裏面補強布4が一体に接着されたインナーパッド2が固定される部位である。インナーパッド固定部25aは、ピン等の係止部が成形面25から突設されており、係止部にインナーパッド2を係止することによりインナーパッド2及び裏面補強布4が上型14に取り付けられる。
成形型20を用いてパッド本体3を成形するときには、まず、下型21に対して上型24を開いた状態で、上型24に形成されたインナーパッド固定部25aに、裏面補強布4が一体に接着されたインナーパッド2を取り付ける。そのときは、折り畳みを開放した状態で上型24の成形面25に裏面補強布4を取り付け、裏面補強布4に対して成形型20の内側にインナーパッド2を配置する。
次に、図4に示すようにパッド本体3の原料である発泡合成樹脂材料P(液状原料)を下型21に注入し、パーティング面23,26を合わせて型閉じした後、発泡させ成形する。所定の時間キュアした後、型開きして成形されたパッド本体3を脱型する。その結果、裏面補強布4(図1(c)参照)に発泡合成樹脂材料が浸透して硬化した含浸層4bが形成され、含浸層4bによってパッド本体3の裏側に裏面補強布4が一体に接着される。これにより、裏面補強布4をパッド本体3の裏側にも接着させることができる。その結果、パッド本体3の裏側の硬度は確保しつつインナーパッド2の裏側の硬度を高くできる。
また、インナーパッド2を発泡成形するときには、上型14の成形面15に裏面補強布4を折り畳んだ状態で取り付け、パッド本体3を発泡成形するときには、折り畳みを開放した状態で裏面補強布4及びインナーパッド2を上型24の成形面25に取り付ける。発泡成形後、折り畳みが開放された1枚の裏面補強布4がインナーパッド2及びパッド本体3の裏側に接着されるので、複数枚の裏面補強布4を用いる場合と比較して製品コストを低減できる。
また、インナーパッド2が発泡成形される成形型10は、上型14の成形面15に凹設される補強布収容部15aを備え、折り畳まれた状態で裏面補強布4が補強布収容部15aに収容される。裏面補強布4は折り畳まれることで厚みが増すので、折り畳まれた裏面補強布4を上型14の成形面15に取り付けると、インナーパッド2の発泡合成樹脂材料(液状原料)が注入される下型11の成形面12と裏面補強布4との距離が近づく。距離が近づくことで、インナーパッド2の厚みが減少し、必要な性能を達成し難くなることがある。これを防ぐため、折り畳まれた状態で裏面補強布4が収容される補強布収容部15aを上型14の成形面15に設けることによって、補強布収容部15aが形成されていない場合と比較して、インナーパッド2の厚みを確保し易くできる。
なお、補強布収容部15aは、パーティング面16より内側の成形面15に凹設されており、裏面補強布4は、周縁側を補強布収容部15aの底部に接触させる一方、中央側を成形型10の内側に向けて補強布収容部15aに収容される。そのため、パーティング面16の内縁と、折り畳まれた裏面補強布4の外縁との間に形成される隙間の分だけ、インナーパッド2の裏側の周縁の全周に亘り周縁から内側に向かう非含浸層4cが形成される。非含浸層4cは、含浸層4a,4bと比較して硬度が低い柔軟な部位であるが、非含浸層4cの幅は、含浸層4a,4bの領域と比較して著しく小さいので、非含浸層4cが破れたりインナーパッド2が破壊したりする問題は生じない。
次に、図5を参照して第2実施の形態におけるシートパッド31について説明する。第1実施の形態では、含浸層4a,4bの間に裏面補強布4に非含浸層4cが形成される場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、裏面補強布34に非含浸層が形成されない場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5(a)は第2実施の形態におけるシートパッド31の平面図であり、図5(b)はシートパッド31の背面図であり、図5(c)は図5(a)のVc−Vc線におけるシートパッド31の断面図である。
シートパッド31は、シートスプリング及び表皮材(いずれも図示せず)の間に配置される柔軟なパッドであり、乗員が腰掛けるクッションパッドを構成する。シートパッド31は、背面視して略矩形状に形成される発泡合成樹脂製のインナーパッド2と、インナーパッド2の表側(図1(c)上側)を覆って配置される発泡合成樹脂製のパッド本体3と、パッド本体3及びインナーパッド2の裏側に配置される不織布等の裏面補強布34とを備えて構成される。
裏面補強布34は、不織布(粗毛フェルト等)等により形成されるシート材であり、図5(c)に示すように、インナーパッド2を構成する発泡合成樹脂材料(液状原料)が浸透して硬化した含浸層34aと、パッド本体3を構成する発泡合成樹脂材料(液状原料)が浸透して硬化した含浸層34bとが形成される。
含浸層34aは、インナーパッド2の裏側に一体に裏面補強布34が接着される部位であり、含浸層34bは、パッド本体3の裏側に一体に裏面補強布34が接着される部位である。含浸層34a,34bは、発泡合成樹脂材料の硬化により硬度が高くなるので、シートスプリングやシート部品(いずれも図示せず)の受け材として好適である。含浸層34a,34bがインナーパッド2及びパッド本体3の裏側に形成されるので、パッド本体3の裏側の硬度は確保しつつインナーパッド2の裏側の硬度を高くできる。
次に図6から図7を参照してシートパッド31の製造方法について説明する。まず、図6を参照して、インナーパッド2が発泡成形される成形型40及びインナーパッド2の製造方法について説明する。図6(a)はインナーパッド2が発泡成形される型開きしたインナーパッド2の成形型40の断面図であり、図6(b)は型閉じしたインナーパッド2の成形型40の断面図であり、図6(c)は裏面補強布34と一体に発泡成形されたインナーパッド2の断面図である。なお、成形型40は、成形面15に補強布収容部15aが形成されていない以外、第1実施の形態で説明した成形型10と同一に構成されているので、第1実施の形態と同一の符号を付して、以下の説明を省略する。
シートパッド31を製造するときには、まず、成形型40によりインナーパッド2を発泡成形する。その場合には、下型11に対して上型14を開いた状態で、上型14の成形面15に裏面補強布34を取り付ける。なお、裏面補強布34は、インナーパッド2の背面視における大きさより大きく設定され、パッド本体3(図5(b)参照)の背面視における大きさと略同一の大きさに設定されている。裏面補強布34は成形面15の大きさより大きく設定されているので、周縁側を成形面15の外側に広げた状態で成形面15に取り付けられる。
次に、図6(b)に示すようにインナーパッド2の原料である発泡合成樹脂材料P(液状原料)を下型11に注入し、パーティング面13,16を合わせて型閉じして、裏面補強布34をパーティング面13,16で挟装する。発泡合成樹脂材料Pを発泡させた後、所定の時間キュアし、型開きして成形されたインナーパッド2を脱型する。その結果、図6(c)に示すように、裏面補強布34に発泡合成樹脂材料が浸透して硬化した含浸層34aが形成され、含浸層34aによってインナーパッド2の裏側に裏面補強布34が一体に接着される。
次に図7を参照してパッド本体3の製造方法について説明する。図7は型閉じしたパッド本体3の成形型20の断面図である。パッド本体3を成形するときには、まず、下型21に対して上型24を開いた状態で、上型24に形成されたインナーパッド固定部25aに、裏面補強布34が一体に接着されたインナーパッド2を取り付ける。そのときは、上型24の成形面25に裏面補強布34を取り付け、裏面補強布34に対して成形型20の内側にインナーパッド2を配置する。
次に、パッド本体3の原料である発泡合成樹脂材料P(液状原料)を下型21に注入し、パーティング面23,26を合わせて型閉じした後、発泡させ成形する。所定の時間キュアした後、型開きして、インナーパッド2に一体成形されたパッド本体3を脱型する。シートパッド31は、裏面補強布34(図5(c)参照)に発泡合成樹脂材料が浸透して硬化した含浸層34bが形成され、含浸層34bによってパッド本体3の裏側に裏面補強布34が一体に接着される。これにより、裏面補強布34をパッド本体3の裏側にも接着させることができる。その結果、パッド本体3の裏側の硬度は確保しつつインナーパッド2の裏側の硬度を高くできる。
また、インナーパッド2を発泡成形するときには、上型14と下型11とのパーティング面13,16で裏面補強布34を挟装し、パッド本体3を発泡成形するときには、成形型20内に裏面補強布34及びインナーパッド2を取り付ける。その結果、パーティング面13,16に挟装された1枚の裏面補強布34がインナーパッド2及びパッド本体3の裏側に接着されるので、複数枚の裏面補強布を用いる場合と比較して製品コストを低減できる。
さらに、発泡したインナーパッド2の原料は、パーティング面13,16の内側に位置する裏面補強布34の中央部分に含浸するが、パーティング面13,16の外側に位置する裏面補強布34の周縁側には含浸できない。そのため、裏面補強布34の周縁側がインナーパッド2の裏側に接着されてしまうことを防止できる。
仮に、インナーパッド2を裏面補強布34と一体に発泡成形するときに、裏面補強布34の周縁側がインナーパッド2の裏側に接着されてしまうと、裏面補強布34及びインナーパッド2を上型14に取り付ける前に、裏面補強布34の周縁側をインナーパッド2の裏側から引き剥がす必要が生じる。その場合には、上型14への裏面補強布34及びインナーパッド2の取付作業の作業性が低下する。しかし、裏面補強布34をパーティング面13,16で挟装することにより、裏面補強布34の周縁側をインナーパッド2の裏側に接着させないようにできるので、上型14への裏面補強布34及びインナーパッド2の取付作業の作業性を確保できる。
なお、インナーパッド2を発泡成形するときに、上型14と下型11とのパーティング面13,16で裏面補強布34を挟装するので、パーティング面13,16より内側の裏面補強布34に発泡合成樹脂材料を浸透させて含浸層34aを形成できる。パッド本体3を発泡成形するときには、含浸層34aより外側の裏面補強布34に発泡合成樹脂材料を浸透させて含浸層34bを形成できる。含浸層34aと含浸層34bとの間に柔軟な非含浸層が形成されないようにできるので、インナーパッド2及びパッド本体3の境界部分も含めて、インナーパッド2及びパッド本体3の裏側の硬度を高くできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた形状は一例であり、他の形状を採用することは当然可能である。
上記各実施の形態では、インナーパッド2が着座者の尻下部に配置されるシートパッド1,31場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、着座者の腿下部やサイド部にインナーパッド2を配置することは当然可能である。
上記各実施の形態では、クッションパッドを構成するシートパッド1,31について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、バックパッドを構成するシートパッド等、他のシートパッドに適用することは当然可能である。
上記各実施の形態では、互いに異なる特性に設定されるインナーパッド2及びパッド本体3として、インナーパッド2の硬度がパッド本体3の硬度より高く設定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、硬度以外の他の特性が異なるように設定することは当然可能である。他の特性としては、例えば反発係数やヒステリシスロス等の動特性が挙げられる。
上記各実施の形態では、1つのインナーパッド2の表側をパッド本体3で覆うシートパッド1,31について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、2つ以上のインナーパッド2の表側を1つのパッド本体3で覆うシートパッドに適用することは当然可能である。
上記各実施の形態では、裏面補強布4,34が粗毛フェルト等の不織布により構成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。裏面補強布4,34は、軟質フォームの発泡合成樹脂材料(液状原料)が浸透して硬化した含浸層が形成されるシート材であれば、必ずしも不織布でなくて良い。また、不織布を含む複数層の積層シート(例えば、ばね等のシート部品を受ける繊維材で形成された層、液状原料の浸透を阻止するバリア層および不織布が積層された積層シート)を用いることは当然可能である。
上記第1実施の形態では、成形型10の上型14の成形面15に補強布収容部15aが凹設される場合について説明したが、シートパッド収容部15aは必ずしも必要ではない。裏面補強布4の厚さが小さい場合など、裏面補強布4が折り畳まれた厚さと、折り畳みを開放した裏面補強布4の厚さとがそれほど変わらない場合には、補強布収容部15aを設けずに、上型14の成形面15に裏面補強布4を折り畳んだ状態で取り付けることは当然可能である。
1,31 シートパッド
2 インナーパッド
3 パッド本体
4,34 裏面補強布
10,20,40 成形型
11 下型
12 成形面
13,16 パーティング面
14 上型
15 成形面
15a 補強布収容部

Claims (5)

  1. 発泡合成樹脂製のインナーパッドと、前記インナーパッドとは異なる特性に設定されると共に前記インナーパッドの表側を覆って前記インナーパッドに一体に接着される発泡合成樹脂製のパッド本体と、前記パッド本体および前記インナーパッドの裏側に配置される裏面補強布とを備えるシートパッドにおいて、
    前記裏面補強布は、前記インナーパッド及び前記パッド本体を構成する発泡合成樹脂材料が浸透して前記インナーパッド及び前記パッド本体の裏側に一体に接着されていることを特徴とするシートパッド。
  2. 発泡合成樹脂製のインナーパッドと、前記インナーパッドとは異なる特性に設定されると共に前記インナーパッドの表側を覆って前記インナーパッドに一体に接着される発泡合成樹脂製のパッド本体と、前記パッド本体および前記インナーパッドの裏側に配置される裏面補強布とを備えるシートパッドの製造方法において、
    前記インナーパッドが発泡成形される成形型内に前記裏面補強布を取り付ける補強布取付工程と、
    前記補強布取付工程により取り付けられた前記裏面補強布と一体に前記インナーパッドを発泡成形するインナーパッド成形工程と、
    前記インナーパッド成形工程により一体に発泡成形された前記インナーパッド及び前記裏面補強布を、前記パッド本体が発泡成形される成形型内に取り付けるインナーパッド取付工程と、
    前記インナーパッド取付工程により取り付けられた前記インナーパッド及び前記裏面補強布と一体に前記パッド本体を発泡成形するパッド本体成形工程とを備えていることを特徴とするシートパッドの製造方法。
  3. 前記インナーパッドが発泡成形される成形型は、前記インナーパッドの表側を成形する成形面が形成された下型と、前記下型を密閉可能に構成されると共に前記インナーパッドの裏側を成形する成形面が形成された上型とを備え、
    前記補強布取付工程は、前記上型と前記下型とのパーティング面より内側の前記上型の成形面に前記裏面補強布を折り畳んだ状態で取り付け、
    前記インナーパッド取付工程は、前記パッド本体が発泡成形される成形型内に、折り畳みを開放した状態で前記裏面補強布及び前記インナーパッドを取り付けることを特徴とする請求項2記載のシートパッドの製造方法。
  4. 前記インナーパッドが発泡成形される成形型は、前記上型の成形面に凹設される補強布収容部を備え、
    前記補強布収容部は、折り畳まれた状態で前記裏面補強布が収容されることを特徴とする請求項3記載のシートパッドの製造方法。
  5. 前記インナーパッドが発泡成形される成形型は、前記インナーパッドの表側を成形する成形面が形成された下型と、前記下型を密閉可能に構成されると共に前記インナーパッドの裏側を成形する成形面が形成された上型とを備え、
    前記補強布取付工程は、前記上型と前記下型とのパーティング面で前記裏面補強布を挟装し、
    前記インナーパッド取付工程は、前記パッド本体が発泡成形される成形型内に前記裏面補強布及び前記インナーパッドを取り付けることを特徴とする請求項2記載のシートパッドの製造方法。
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