JP6786359B2 - 車両用シートパッド及びその製造方法 - Google Patents
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Description
請求項5に記載の発明の要旨は、着座乗員の当接側部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成し、配風流路を備えた車両用シートパッドの製造方法において、表面側に不織布を有する非通気性シートのシート状部材を、該不織布が下型側に向くようにして上型にセットし、次に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その裏面に、配風流路用凹みが設けられる共に該凹みを取囲むように周縁沿いに溝が設けられ、且つ前記凹みの凹底から表面へ貫通する通孔が複数設けられると共に前記溝にも溝底から表面へ貫通する透孔が設けられた芯パッドを、表面を下向きにして、下型にセットするか又は前記シート状部材を介在させて上型にセットし、続いて、発泡原料の注入及び型閉じし、型閉じにより、前記シート状部材が、配風流路を形成するように前記凹みの開口を覆い、さらに前記溝を覆って前記芯パッド裏面に接合すると共に、下型キャビティ面に対向する前記通孔の表面側孔口を下型キャビティ面に設けた隆起部が塞ぎ、その後、意匠面側に前記当接側部分を形成し、さらに前記芯パッドの表面側から前記各透孔を通過し、前記溝までの領域を埋めて該溝の溝口を塞ぐ前記シート状部材の部分の前記不織布に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項6の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項5で、芯パッドの裏面から前記凹底までよりも前記溝底までの方を浅く設定したことを特徴とする。請求項7の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項5又は6で、シート状部材に、樹脂製シート材と、前記芯パッドと対向する該シート材の面に積層一体化される前記不織布と、を具備する複合シート材を用いたことを特徴とする。請求8の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項5又は6で、シート状部材に、独立気泡構造の発泡プラスチック製シート材と、前記芯パッドと対向する該シート材の面に積層一体化される前記不織布と、を具備する複合シート材を用いたことを特徴とする。請求9の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項5〜8で、シート状部材を前記芯パッドの裏面大きさよりも一回り大きくして、該裏面の外方に張り出す張出部分をさらに設けて、前記表層パッドの発泡成形で、該張出部分の前記不織布に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形結合部分を形成することを特徴とする。
車両用シートパッド1は、着座乗員の当接側部分41を軟質ポリウレタン発泡体で形成し、配風流路u用凹み21のある芯パッド2を備える。背もたれ用のバックパッドや着座した乗員の下半身を受け支えるクッションパッドである。本実施形態は図1,図2のような車両前部クッションパッドに適用する。クッションパッドに表皮を被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッドに表皮を被せたバックレストと公知のヘッドレストとで車両用座席シートを形成する。
シートパッド1は、芯パッド2とシート状部材3と表層パッド4とを具備する(図1〜図3)。
凹み21の凹底211からは、エア吹出孔45(詳細後述)に連通させるために、表面2aへ貫通する通孔23が複数設けられ、また溝22にも溝底221から表面2aへ貫通する透孔24が溝22の長さ方向に間隔を開けて複数設けられている。ここで、本発明の「表面」とは乗員が腰掛ける時に当接する側の面をいう。溝22はその幅が図示のごとく凹み21の幅よりも小さく、また芯パッド2の裏面2bから凹底211までよりも溝底221までの方が浅く設定される。符号29は芯パッド裏面2bの四隅にそれぞれ設けた取付穴を示す。
ここで、「ビーズ発泡成形体」とは、例えばビーズ発泡法(特許第4855138号,特開2015-101620号,特開2013-22911号,特開2011-105879号等)によって得られた発泡成形体で、ペレットに発泡剤を含浸したビーズを予備発泡成形し、その後の型内発泡成形によって成形されている発泡成形体をいう。ビーズ発泡法は単にビーズ法もいう。芯パッド2のビーズ発泡成形体は、見掛け密度が表層パッド4を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さければ充足するが、発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、又はこれらの一方を少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。例えばビーズ法発泡スチロールの発泡スチロールの成形体は、気泡が内部に密閉されたビーズ発泡成形体となっており、且つ体積の大部分が気体で軽量にして、その見掛け密度を軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さくできる。
さらに、本実施形態のシート状部材3は、芯パッド裏面2bの大きさよりも一回り大きくして、該裏面2bの外方に張り出す張出部分33が設けられている。該張出部分33の不織布3aに、表層パッド4が含浸一体化している軟質ポリウレタン発泡成形結合部分43を形成し(詳細後述)、該シート状部材3が覆う芯パッド2と表層パッド4との一体化を盤石にする。符号39は略方形のシート状部材3の四隅にそれぞれ設けた取付孔を示す。
ここで、本発明でいう独立気泡構造の発泡プラスチックには独立気泡性発泡プラスチックを含む。オレフィン系の独立気泡性発泡プラスチックは、ポリエチレン,ポリプロピレン等で、独立気泡が大部分を占める発泡プラスチックをいう。例えば本出願人のポリプロピレン発泡シートFOLEC(登録商標)がある。難燃性不織布には、アクリル系繊維を空気中で焼成した耐炎性繊維を含む不織布や、特許第5722246号,特開2015-21192号等のような繊維に難燃剤を付与した不織布がある。難燃性接着剤(難燃性粘着剤を含む)には、特開2015-71716号の難燃性フィラーや特開2013-231094号のリン系難燃剤等を含有する接着剤がある。本実施形態は、全て独立気泡になるとされる型内発泡法を用いたポリプロピレンのシート材3bの両面に、ノンハロゲン難燃剤を溶融させたPET繊維の難燃性不織布3a,3cを貼着したシート状部材3を用いる。
表層パッド4の発泡成形により、軟質ポリウレタン発泡体にして、意匠面4a側に着座乗員の前記当接側部分41が形成される。と同時に、軟質ポリウレタン発泡成形部42と軟質ポリウレタン発泡成形結合部分43が形成され、且つ、エア吹出孔45を形成して、意匠面4a側と反対の内面4b側が芯パッド2の表面2aに接合する表層パッド4とする(図3)。乗員当接側の意匠面4a側から各通孔23に連通するエア吹出孔45を複数形成し、表層パッド4がシート状部材3,芯パッド2をインサート品にして一体発泡成形されている。
かくして、シート状部材3が芯パッド裏面2bの凹み21及び溝22を覆い尽くし、且つシート状部材3が含浸一体化部分421及びウレタン結合部分43にて表層パッド4と結合して、配風流路uを有した所望のシートパッド1になっている。
前記シートパッド1は例えば次のような製法によって造られる。前記シート状部材3と前記芯パッド2と発泡成形型7とを用いて、発泡成形型7にシート状部材3と芯パッド2をセットした後、発泡原料gを注入及び型閉じを経て、図1〜図3のようなシートパッド1を成形する。着座乗員の当接側部分41を軟質ポリウレタン発泡体で形成し、芯パッド2の凹み21を活用して配風流路uを形成する車両用シートパッドの製造方法である。
まず、芯パッド2との対向面側になるシート状部材3の表面側不織布3aを下向きにして、シート状部材3を上型9にセットする(図6,図9)。上型キャビティ面91の一段低い段差面95上にシート状部材3をセットする(図6)。エア導入孔31は開けたままにして上型キャビティ面91で封をするが、シールテープで予め塞いでおくこともできる。尚、張出部分33には垂れ下り防止のため、その裏面にフェライトテープ片が貼着され、上型キャビティ面91には磁石が埋められている。
次に、芯パッド2を、表面2aを下向きにして、シート状部材3を介在させて上型9にセットする(図4)。シート状部材3,芯パッド2は、取付孔39,取付穴29を利用してセットピン93で上型9に係止,保持される。芯パッド2は、上型9にセットするのに代えて、下型8にセットしてもよい。
そして、上型9を作動させ型閉じする(図5)。上型9と下型8との型閉じで、シート状部材3と芯パッド2がインサートセットされたシートパッド1用キャビティCができる。この型閉じにより、下型キャビティ面81に対向する通孔23の表面側孔口を隆起部82が塞ぐ。また、シート状部材3が、配風流路uを形成するように凹み21の開口210を覆い、さらに溝22を覆って芯パッド裏面2bに接合する。型開状態下、芯パッド裏面2bとシート状部材3との間に隙ができていても、型閉じによって両者が接合する。また、上型9によってシート状部材3と芯パッド2が隆起部82上に押え付けられ、反作用で、柱状隆起部82の先端部分が通孔23の孔口近くの内周壁に接合し、通孔23に封をする。
ところで、本実施形態は図9でいえば、溝22の横断面を矩形にしたが、溝22の横断面を台形状にしてその下底が溝口220側に配されるようにするとより好ましくなる。溝22内の容量を少なくして、含浸一体化部分421の強化と共に、シートパッド1の軽量化に役立つ芯パッド2比率を高められるからである。シートパッド1に占める芯パッド2の比率を高めるべく、溝22の深さも含浸一体化部分421が形成できれば浅い方が好ましい。透孔24は、図10のごとく所定ピッチで設けるが、発泡成形過程で発泡原料gを溝22へと円滑に導くための孔であり、表層パッド4の発泡成形中に発泡原料gが溝口220へ達するならば、透孔24の径を小さくし且つピッチ間隔を広げて、芯パッド2の比率を高めるのが好ましい。
型閉じ後の発泡成形初期は、図7(ロ)のごとく発泡原料gの発泡が進行し、その上面が上昇していく。やがて、図9のごとくシート状部材3の張出部分33に到達する。シート状部材3の表面側は不織布3aのため、発泡原料gが該不織布3aの繊維間内へ入り込んでいく。発泡原料gの一部が、不織布3aの繊維間内へと浸入し、硬化する。張出部分33の表面側不織布3aへとしみ込んだ発泡原料gが該不織布3aと絡み合って硬化した軟質ポリウレタン発泡成形結合部分43ができる。
尚、軟質ポリウレタン発泡成形結合部分43や前記含浸一体化部分421は、図9のごとく芯パッド2との対向面側に在る不織布3aのみに形成され、シート材3bやその反対側に設けた不織布3cには形成されない。非通気性シート材3bが発泡原料gの進出を止めるからである。図10のシート状部材3は簡略図示しており、シート状部材3に描いた表層パッド4の断面表示のハッチングは、芯パッド2との対向面側に在る不織布3aのみに入れたものとする。また不織布3aに入り込んだ表層パッド4の部分を、表層パッド4
と同じハッチング表示にしたが、実際は発泡部分が少なくソリッド硬化している。
さらに、軟質ポリウレタン発泡成形結合部分43の形成によって、芯パッド裏面2bをカバーするシート状部材3と、芯パッド裏面2bの外方領域に在る表層パッド内面4bとが結合して、表層パッド4と芯パッド2の一体化をより強力なものにする。さらにいえば、裏面側にも不織布3cがあるシート状部材3が用いられると、シート状部材3がシートパッド1の車両設置後の異音対策防止にも役立つ優れたシートパッド1を造ることができる。
符号84は横溝形成用盛上り部、符号89,符号99は型合せ面を示す。他の構成は、(1)で述べたシートパッド1と同様で、説明を省略する。(1)と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した車両用シートパッド及びその製造方法は、芯パッド2が表層パッド4の軟質ポリウレタン発泡体の見かけ密度よりも見かけ密度が小のビーズ発泡成形体で形成されるので、軽量化を推進させることができる。それでいて、着座乗員の当接側部分41を軟質ポリウレタン発泡体で構成された表層パッド4が担うので、クッション性等の快適性は従来通り維持される。
シート状部材3は、芯パッド2との対向面側を不織布3aにしているので、発泡原料gが不織布3aの繊維間に入り込み、芯パッド2とシート状部材3の一体強化が図られる。溝22が凹み21を取囲むように周縁沿いに溝22が設けられるので、凹み21近くの芯パッド裏面2bからシート状部材3の浮き上がりがなく、品質が安定した配風流路uとなる。
さらにいえば、凹み21の開口210に、厚みが小のシート状部材3で蓋をして配風流路uにするので、厚みが薄くなる傾向にある最近のシートパッド1にあっても十分応えることのできる構造になっている。
シート状部材3に、独立気泡構造の発泡プラスチック製シート材3bと、芯パッド2と対向するシート材3bの面に積層一体化される不織布3aと、を具備する複合シート材を用いると、発泡プラスチック製シート材3bが、配風流路uのシート部材を通って空調エアの系外への抜け出し防止に効を奏するにとどまらず、型閉じ時に、該発泡プラスチック製シート材3bが弾性圧縮し、図7のごとくその反作用で隆起部82と通孔23の隙間εをなくしてシールするので、表層パッド4の発泡成形時に発泡原料gが通孔23内に浸入しなくなる。独立気泡構造の発泡プラスチック製シート材3bが、特許文献2の緩衝部材と同様の役目を果たす。シートパッド1の歩留まり向上,品質向上に貢献できる。
さらに、実施形態のごとくシート材3bの両面に不織布3a,3cを貼着したシート状部材3であると、該シート状部材3の裏面側不織布3cがシートパッド1の裏面に現れる。したがって、張出部分33を図1のものよりももう少し大きくすれば、従来、車両シートフレームとの擦れ音防止用にシートパッド裏面に貼着してきた不織布の役目も担わせることもできる。
かくのごとく、本車両用シートパッド及びその製造方法は、上述した数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
2 芯パッド
21 凹み
22 溝
23 通孔
24 透孔
3 シート状部材
3a 不織布
3b シート材
4 表層パッド
41 当接側部分(着座乗員の当接側部分)
42 軟質ポリウレタン発泡成形部
43 軟質ポリウレタン発泡成形結合部分(ウレタン結合部分)
8 下型
82 隆起部
9 上型
g 発泡原料
u 配風流路
Claims (9)
- 着座乗員の当接側部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成し、配風流路を備えた車両用シートパッドにおいて、
ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その裏面に、配風流路用凹みが設けられる共に該凹みを取囲むように周縁沿いに溝が設けられ、且つ前記凹みの凹底から表面へ貫通する通孔が複数設けられると共に前記溝にも溝底から表面へ貫通する透孔が設けられた芯パッドと、
不織布を該芯パッドとの対向面側に有する非通気性シートにして、前記凹みとで配風流路を形成するように、該凹みの開口を覆い且つ前記溝の溝口を覆って前記芯パッドの裏面に配されるシート状部材と、
軟質ポリウレタン発泡体にして、意匠面側に前記当接側部分を形成すると共に、前記芯パッドの表面から前記透孔と導通する前記溝の溝口を塞ぐ前記シート状部材の部分までを埋め、さらに該シート状部材の部分の不織布に含浸一体化している軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ意匠面側から前記通孔に通じるエア吹出孔を形成して、意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に接合する表層パッドと、を具備することを特徴とする車両用シートパッド。 - 前記芯パッドの裏面から前記凹底までよりも前記溝底までの方が浅く設定された請求項1に記載の車両用シートパッド。
- 前記シート状部材が、樹脂製シート材と、該シート材が前記芯パッドと対向する面側に積層一体化された前記不織布と、を具備する複合シート材で形成された請求項1又は2に記載の車両用シートパッド。
- 前記シート状部材を前記芯パッドの裏面大きさよりも一回り大きくして、該裏面の外方に張り出す張出部分をさらに設けて、前記表層パッドが該張出部分の前記不織布に含浸一体化している軟質ポリウレタン発泡成形結合部分が形成された請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シートパッド。
- 着座乗員の当接側部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成し、配風流路を備えた車両用シートパッドの製造方法において、
表面側に不織布を有する非通気性シートのシート状部材を、該不織布が下型側に向くようにして上型にセットし、
次に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その裏面に、配風流路用凹みが設けられる共に該凹みを取囲むように周縁沿いに溝が設けられ、且つ前記凹みの凹底から表面へ貫通する通孔が複数設けられると共に前記溝にも溝底から表面へ貫通する透孔が設けられた芯パッドを、表面を下向きにして、下型にセットするか又は前記シート状部材を介在させて上型にセットし、
続いて、発泡原料の注入及び型閉じし、型閉じにより、前記シート状部材が、配風流路を形成するように前記凹みの開口を覆い、さらに前記溝を覆って前記芯パッド裏面に接合すると共に、下型キャビティ面に対向する前記通孔の表面側孔口を下型キャビティ面に設けた隆起部が塞ぎ、
その後、意匠面側に前記当接側部分を形成し、さらに前記芯パッドの表面側から前記透孔を通過し、前記溝までの領域を埋めて該溝の溝口を塞ぐ前記シート状部材の部分の前記不織布に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法。 - 前記芯パッドの裏面から前記凹底までよりも前記溝底までの方を浅く設定した請求項5に
記載の車両用シートパッドの製造方法。 - 前記シート状部材に、樹脂製シート材と、前記芯パッドと対向する該シート材の面に積層一体化される前記不織布と、を具備する複合シート材を用いた請求項5又は6に記載の車両用シートパッドの製造方法。
- 前記シート状部材に、独立気泡構造の発泡プラスチック製シート材と、前記芯パッドと対向する該シート材の面に積層一体化される前記不織布と、を具備する複合シート材を用いた請求項5又は6に記載の車両用シートパッドの製造方法。
- 前記シート状部材を前記芯パッドの裏面大きさよりも一回り大きくして、該裏面の外方に張り出す張出部分をさらに設けて、前記表層パッドの発泡成形で、該張出部分の前記不織布に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形結合部分を形成する請求項5乃至8のいずれか1項に記載の車両用シートパッドの製造方法。
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