JP2021017190A - 車両用内装材、及び、その製造方法 - Google Patents

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関口 徹
Toru Sekiguchi
徹 関口
細川 光央
Mitsuhisa Hosokawa
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Abstract

【課題】空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材、及び、その製造方法を提供する。【解決手段】車両用内装材1は、空気Arを含む成形された基材2、機能部品3、及び、樹脂R1の成形部4を備える。機能部品3は、基材2の合わせ面(裏面2b)に面した第一の面3a、及び、その反対側の第二の面3bを有し、合わせ面(2b)の一部に重なっている。樹脂R1の成形部4は、機能部品3の合わせ面(2b)に沿った縁部3eを越えて合わせ面(2b)と第二の面3bとに接合されている。車両用内装材1の製造方法は、基材形成工程ST1、配置工程ST2、及び、射出成形工程ST3を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、基材の合わせ面の一部に重なっている機能部品を備える車両用内装材、及び、その製造方法に関する。
自動車の内装材を軽量にするため、熱可塑性樹脂繊維といった繊維が集合した基材、発泡樹脂製の基材、等の空気を含む基材が内装材に用いられている。
また、車室の静粛性を向上させるため、不織布マット、軟質ポリウレタンフォーム、といった吸音材を基材の裏面に接着剤で貼り付けることが行われている。
尚、特許文献1に示されるように、熱可塑性樹脂で成形された樹脂基材の接合面には超音波溶着によって吸音材を結合することが行われている。
特開2013−99877号公報
繊維が集合した基材や発泡樹脂製の基材の合わせ面に吸音材を接着工程無しに強固に取り付けることができると、好適である。
尚、上述のような課題は、緩衝材や嵩上げ材や衝撃吸収材等、吸音材以外の機能部品を基材の合わせ面に取り付ける場合にも存在する。
本発明は、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材、及び、その製造方法を開示するものである。
本発明の車両用内装材は、合わせ面を有し、空気を含む成形された基材と、
前記合わせ面に面した第一の面、及び、その反対側の第二の面を有し、前記合わせ面の一部に重なっている機能部品と、
該機能部品の前記合わせ面に沿った縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合された樹脂の成形部と、を備える、態様を有する。
また、本発明の車両用内装材の製造方法は、合わせ面を有する基材であって空気を含む所要形状の基材を形成する基材形成工程と、
前記合わせ面に面する第一の面及びその反対側の第二の面を有する機能部品が前記合わせ面の一部に重なっている状態で前記機能部品の前記合わせ面に沿った縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合される形状のキャビティを有する射出成形型に、前記状態で前記基材及び前記機能部品を配置する配置工程と、
前記キャビティに樹脂を射出し、該樹脂により前記縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合された成形部を形成する射出成形工程と、を含む、態様を有する。
本発明によれば、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材、及び、その製造方法を提供することができる。
図1Aは自動車の内装の例を側面部の図示が省略された状態で模式的に示す図、図1Bは自動車の内装に含まれる内装材において成形部を有する面の例を模式的に示す図。 図2A,2Bは自動車の要部の例を模式的に示す垂直断面図。 内装材において接続リブの縦断面を含む断面の例を模式的に示す断面図。 図4Aは内装材においてリブの横断面を含む断面の例を模式的に示す断面図、図4Bは内装材においてリブの縦断面を含む断面の例を模式的に示す断面図。 内装材の製造方法の例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1〜5に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
また、本願において、数値範囲「Min〜Max」は、最小値Min以上、且つ、最大値Max以下を意味する。
[態様1]
本技術の一態様に係る車両用内装材1は、空気Arを含む成形された基材2、機能部品3、及び、樹脂R1の成形部4を備える。前記機能部品3は、前記基材2の合わせ面(例えば裏面2b)に面した第一の面3a、及び、その反対側の第二の面3bを有し、前記合わせ面(2b)の一部に重なっている。前記樹脂R1の成形部4は、前記機能部品3の前記合わせ面(2b)に沿った縁部3eを越えて前記合わせ面(2b)と前記第二の面3bとに接合されている。
上記態様1では、機能部品3の合わせ面(2b)に沿った縁部3eを越えた樹脂R1の成形部4を介して基材2の合わせ面(2b)と機能部品3の第二の面3bとが接合されている。従って、本態様は、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材を提供することができる。
ここで、車両用内装材は、空気を含む基材に合わせられる別の基材等を備えていてもよい。
空気を含む基材には、繊維が集合した基材、発泡樹脂製の基材、繊維と発泡樹脂を組み合わせた基材、等が含まれる。空気を含む基材には表皮材等が接着されていてもよいし、合わせ面が現れている状態で空気を含む基材が別の基材に積層されていてもよい。
機能部品には、吸音材、緩衝材、嵩上げ材、衝撃吸収材、等が含まれる。
樹脂には、熱可塑性の樹脂、硬化した樹脂、等が含まれる。
本願における「第一」、「第二」、…は、互いに類似点を有する複数の構成要素に含まれる各構成要素を識別するための用語であり、順番を意味しない。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
[態様2]
図3等に例示するように、前記成形部4の前記樹脂R1は、前記合わせ面(2b)のうち前記機能部品3と重なっていない部分P1から前記基材2に含浸していてもよい。前記第二の面3bから前記機能部品3に含浸した前記樹脂R1は、前記合わせ面(2b)のうち前記機能部品3と重なっている部分P2から前記基材2に含浸していなくてもよい。この態様は、樹脂R1の成形部4を介して基材2の合わせ面(2b)と機能部品3の第二の面3bとが効率的に接合されているので、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた好適な車両用内装材を提供することができる。
[態様3]
図2A,2B等に例示するように、前記成形部4は、前記基材2を補強する補強リブ30と、本体部(例えば基材接合部38又は締結部40)及び該本体部(38,40)から延びている接続リブ31と、の少なくとも一方でもよい。この態様は、成形部4が補強リブ30と接続リブ31の少なくとも一方を兼ねているので、機能性を高めた車両用内装材を提供することができる。
ここで、本体部には、空気を含む基材と別の基材とを接合するための基材接合部、車両用内装材と相手部材との締結部、等が含まれる。この付言は、以下の態様においても適用される。
[態様4]
また、図5に例示するように、本技術の一態様に係る車両用内装材1の製造方法は、基材形成工程ST1、配置工程ST2、及び、射出成形工程ST3を含む。前記基材形成工程ST1では、合わせ面(2b)を有する基材2であって空気Arを含む所要形状の基材2を形成する。前記配置工程ST2では、前記合わせ面(2b)に面する第一の面3a及びその反対側の第二の面3bを有する機能部品3が前記合わせ面(2b)の一部に重なっている状態で前記機能部品3の前記合わせ面(2b)に沿った縁部3eを越えて前記合わせ面(2b)と前記第二の面3bとに接合される形状のキャビティCA1を有する射出成形型310に、前記状態で前記基材2及び前記機能部品3を配置する。前記射出成形工程ST3では、前記キャビティCA1に樹脂R1を射出し、該樹脂R1により前記縁部3eを越えて前記合わせ面(2b)と前記第二の面3bとに接合された成形部4を形成する。
上記態様4では、キャビティCA1に樹脂R1を射出すると、機能部品3の合わせ面(2b)に沿った縁部3eを越えて基材2の合わせ面(2b)と機能部品3の第二の面3bとに樹脂R1の成形部4が接合される。これにより、接着剤を用いたり超音波溶着を行ったりしないで基材2に機能部品3が接合される。従って、本態様は、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材を接着工程や超音波接合工程無しに製造することができる。
ここで、射出される樹脂は、溶融樹脂、硬化性の液状樹脂、等を含む。
(2)車両用内装材の具体例:
図1Aは、例として自動車100の内装を側面部の図示が省略された状態で模式的に示している。図1Bは、車両用内装材の例としてデッキサイドトリム111の裏面を模式的に示している。図2A,2Bは、自動車100の要部の垂直断面を模式的に例示している。図3は、内装材1において接続リブ33の縦断面を含む断面を模式的に例示している。図4Aは、内装材1においてリブ(補強リブ30又は接続リブ31)の横断面を含む断面を模式的に例示している。図4Bは、内装材1においてリブ(30,31)の縦断面を含む断面を模式的に例示している。これらの図中、FRONT、REAR、UP、DOWNは、それぞれ、前、後、上、下を示す。また、符号D1は自動車100の前後方向を示し、符号D2は自動車100の上下方向を示し、符号D4は内装材1の厚さ方向を示す。
図1Aに示す自動車100は、道路上で使用されるように設計及び装備された路上走行自動車とされ、例えば、鋼板製といった金属製の車体パネルが車室SP1及び荷室SP2を囲んで車体を形成している。また、図1Aに示す自動車100は、後部の荷室SP2が車室SP1と繋がり、2列のシート101(前席と後席)を備えるワゴンタイプの乗用自動車とされている。むろん、本技術を適用可能な自動車には、3列シートタイプといった2列シートタイプ以外の自動車も含まれ、いわゆるステーションワゴンやワンボックスカー等の他、セダンタイプ等の自動車も含まれる。
自動車100の車体パネルには、室内(SP1,SP2)側において種々の内装材1が配置されている。荷室SP2から側方にあるデッキサイドパネル(車体パネルの例)には、荷室SP2側においてデッキサイドトリム111(内装材1の例)が設置されている。車室SP1から側方にあるドアパネル(車体パネルの例)には、車室SP1側においてドアトリム112(内装材1の例)が設置されている。同じく車室SP1から側方にあるピラー(車体パネルの例)には、車室SP1側においてピラートリム113(内装材1の例)が設置されている。車室SP1及び荷室SP2から上方にあるルーフパネル(車体パネルの例)には、室内(SP1,SP2)側においてルーフトリム114(内装材1の例)が設置されている。荷室SP2から後方にあるバックドア(Tailgate)105には、荷室SP2側においてバックドア用トリム115(内装材1の例)が設置されている。以下、デッキサイドトリム111を例にとって説明するが、以下の説明はトリム112〜115等といった内装材1にも適用可能である。
図1B,3等に示すデッキサイドトリム111は、トリムロアーとして表皮材S2が接着された基材2を備え、トリムアッパーとして表皮材S3が接着された上基材5(別の基材の例)を備えている。基材2は空気Arを含む基材であり、上基材5は実質的に空気を含まない樹脂基材である。トリムロアーとトリムアッパーとは、凹凸を有する所要形状に成形され、トリムロアーの上端部がトリムアッパーの下端部の背後にある状態で一部重なって接合されている。デッキサイドトリム111の裏面には、基材2において機能部品3と成形部4が配置された裏面2b(合わせ面の例)、及び、上基材5の裏面5bが現れている。
図1B,3に示す基材2は、凹凸を有する所要形状に成形され、表面2aに表皮材S2のバッキングS2bが接着されている。尚、バッキングが無くても基材本体に表皮材が接着する場合はバッキングを省略可能であり、表皮材も省略して基材本体の表面を基材の表面にしてもよい。
表皮材S2,S3には、不織布、織物、編物、カーペット、合成樹脂(エラストマーを含む)、ゴム、等を用いることができる。表皮材S2,S3のバッキングには、熱可塑性樹脂といった合成樹脂(エラストマーを含む)等を用いることができる。前記熱可塑性樹脂には、低密度ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、といった低融点の熱可塑性樹脂等を用いることができる。
図1Bに示す基材2の裏面2bの一部には、裏面2bに沿って広がっている形状の機能部品3A,3Bが重なっている。ここで、機能部品3は、機能部品3A,3Bを総称している。合わせ面(裏面2b)の一部に機能部品3が重なっているとは、合わせ面に対して垂直な方向から合わせ面を見た時に合わせ面の一部が機能部品3により隠れることを意味する。
本具体例の機能部品3は空気を含む吸音材であるとするが、機能部品3は、緩衝材、嵩上げ材、衝撃吸収材、等でもよい。吸音材には、繊維材料を平板状に成形した繊維集合体(例えば、不織布マット、フェルト、綿成形品、等)、軟質ポリウレタンフォームといった合成樹脂発泡品、この合成樹脂発泡品の粉砕物の成形品(例えばチップウレタン等)、これらの組合せ、等を用いることができる。機能部品3の両面3a,3bの内、第一の面3aが基材2の裏面2bに面し、第二の面3bが第一の面3aの反対側にあるとする。図3において、第一の面3aは基材2の裏面2bに接触しており、第二の面3bはデッキサイドトリム111の裏面の一部となっている。機能部品3の内、成形部4と重なっている領域(部分P2に対応する領域)は、成形部4と重なっていない領域よりも薄くなっている。これは、射出成形時に射出される樹脂R1の圧力による。図1Bに示すように基材2の裏面2bを見る向きにおける機能部品3の縁部3eは、裏面2bに沿った縁部である。基材2の裏面2bに配置される機能部品3の数は、2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
基材2の裏面2b及び機能部品3の第二の面3bのうち一部の領域に樹脂R1の成形部4が一体的に射出成形されている。成形部4は、機能部品3の縁部3eを越えて裏面2bと第二の面3bとに接合されている。図1Bには、ゲート316(図5参照)の跡4gも示されている。詳しくは後述するが、成形部4は、基材2を補強する補強リブ30と、本体部(基材接合部38又は締結部40)及び該本体部(38,40)から延びている接続リブ31と、を含んでいる。
基材2には、繊維F1が集合した基材10A(図3参照)、発泡樹脂製の基材10B(図3参照)、繊維と発泡樹脂を組み合わせた基材、等の空気Arを含む基材であって、熱可塑性樹脂といった熱可塑性の材料を含む基材を用いることができる。
繊維質の基材10Aには、通気性のあるプレス成形された繊維マット等、繊維F1を集合させて空気Arを含むように成形された繊維集合体を用いることができる。基材10Aは、意匠層と保形層と吸音層を積層した繊維マット等、多層構造の繊維集合体でもよい。
基材10Aを形成するための繊維F1には、熱可塑性樹脂といった合成樹脂(エラストマーを含む)の繊維、合成樹脂に添加剤を添加した繊維、ガラス繊維や炭素繊維といった無機繊維、ケナフといった植物繊維、反毛繊維、これらの少なくとも一部の組合せ、等を用いることができ、熱可塑性樹脂繊維といった熱可塑性の繊維を含む繊維が好ましい。前記熱可塑性樹脂には、ポリプロピレン(PP)樹脂やポリエチレン(PE)樹脂といったポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂といったポリエステル樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、アクリル(PMMA)樹脂、等を用いることができる。繊維F1には、主繊維と接着性繊維(バインダー)が含まれてもよく、芯鞘構造やサイドバイサイド構造といったコンジュゲート構造の繊維が含まれてもよい。また、熱可塑性の繊維にガラス繊維といった無機繊維を混ぜると、基材の剛性を高めることができる。基材10Aに含まれる熱可塑性の材料は、繊維F1に含まれてもよいし、繊維F1以外の材料に含まれてもよい。
発泡樹脂製の基材10Bには、樹脂材料を発泡させて気泡(空気Ar)を含むように成形された発泡成形体を用いることができる。樹脂材料の発泡成形には、例えば、射出成形を用いることができる。また、基材10Bは、表面にスキン層を残した発泡樹脂成形品でもよい。
基材10Bを形成するための樹脂材料は、熱可塑性樹脂といった熱可塑性の材料が含まれていれば、種々の合成樹脂(エラストマーを含む)を用いることができ、添加剤が添加されてもよい。基材10Bを形成するための熱可塑性樹脂には、PP樹脂やPE樹脂といったポリオレフィン樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、これらの組合せ、等を用いることができ、充てん材等の添加剤が含まれてもよい。樹脂の発泡には、シリンダー内で加圧された気体を溶融樹脂に溶解させる物理発泡、化学発泡剤を添加して熱分解や化学反応により気体を溶融樹脂に混入させる化学発泡、等を採用することができる。発泡剤には、ブタンやペンタンといった炭化水素を発生させる揮発性発泡剤、アゾジカルボンアミド(ADCA)やヒドラゾジカルボンアミド等といった有機系発泡剤、炭酸アンモニウムといった炭酸ガス等を発生させる無機系発泡剤、等を用いることができる。
基材10A,10Bの厚さTb(図3参照)は、軽量で所要の剛性を得る点から、1mm以上、且つ、8mm以下が好ましく、2mm以上、且つ、7mm以下がより好ましい。基材10A,10Bの目付は、軽量で所要の剛性を得る点から、450g/m2以上、且つ、1200g/m2以下が好ましい。
図1Bに示す補強リブ30は、機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに跨がって線状に延びている。これにより、補強リブ30は、基材2を補強しながら基材2に機能部品3を接合している。図1Bに示す補強リブ30は、波形状に延びている波形リブ30Aを含んでいる。図1Bに示す接続リブ31は、基材2と上基材5とを接合するための基材接合部38A,38Bに繋がっている接続リブ32,33、及び、クリップ座41に繋がっている接続リブ34を含んでいる。ここで、基材接合部38は基材接合部38A,38Bを総称し、接続リブ31は接続リブ32〜34を総称している。基材接合部38Aは、機能部品3が両基材2,5に重なっている位置にある。接続リブ32は、基材接合部38Aから機能部品3の第二の面3bを経て基材2の裏面2bに延びている線状のリブである。基材接合部38Bは、機能部品3が両基材2,5に重なっていない位置にある。接続リブ33は、基材接合部38Bから基材2の裏面2bを経て機能部品3の第二の面3bに延びている線状のリブである。接続リブ34は、クリップ座41から裏面2bを経て第二の面3bに延びている線状のリブである。
尚、リブは、細長く伸びた部位を意味する。
図1Bに示す締結部40は、機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに跨がって配置されている。これにより、締結部40は、デッキサイドトリム111と相手部材50(図2A,2B参照)とを締結可能でありながら、基材2に機能部品3を接合している。
図2Aは、自動車100において締結部40に含まれるクリップ座41及びその周辺の垂直断面を模式的に例示している。クリップ座41は、樹脂クリップといった弾性クリップ60を介して相手部材50にデッキサイドトリム111を取り付けるための締結部40である。例えば、クリップ座41の頭部の開口41oにクリップ60の基部61を挿入すると、クリップ座41にクリップ60を取り付けることができる。クリップ座41に取り付けられたクリップ60の頭部62をデッキサイドパネル51(相手部材50の例)の開口51oに挿入すると、クリップ60を介してデッキサイドパネル51にデッキサイドトリム111が取り付けられる。
図2Bは、自動車100において締結部40に含まれる引掛部42及びその周辺の垂直断面を模式的に例示している。引掛部42は、デッキサイドトリム111に相手部材50を取り付けるための締結部40である。例えば、引掛部42にワイヤーハーネス52(相手部材50の例)を引っ掛けて固定すると、デッキサイドトリム111にワイヤーハーネス52が取り付けられる。
尚、成形部4は、補強リブ30、及び、本体部(38,40)と接続リブ31との組合せ以外にも、内装材の開口に取り付けられる樹脂枠等でもよい。前記樹脂枠は、例えば、デッキサイドトリムに設けられたメンテナンスホール(開口の例)を開閉可能に覆う別体のメンテナンスカバー(サービスカバー)のツメを嵌合させる機能部位として使用される。
図3は、接続リブ33の縦断面を含むデッキサイドトリム111の断面を示している。基材2と上基材5とが重なっている部分において、基材2及び表皮材S2は厚さ方向D4へ貫通した貫通穴2hを有しており、上基材5の裏面5bから厚さ方向D4へ突出した突出部5pが貫通穴2hを貫通している。基材接合部38Bは、基材2の裏面2bから突き出ている突出部5pを覆っている。基材2の裏面2bは、機能部品3と重なっていない部分P1、及び、機能部品3と重なっている部分P2を含んでいる。基材2は、接続リブ33の樹脂R1が裏面2bから厚さ方向D4の途中まで含浸した含浸部IM1を第一の部分P1に有している。吸音材である機能部品3は、接続リブ33の樹脂R1が第二の面3bから厚さ方向D4の途中まで含浸した含浸部IM2を第二の部分P2に対応する部分に有している。すなわち、第二の面3bから機能部品3に含浸した樹脂R1は、第一の面3aに到達しておらず、裏面2bから基材2に含浸していない。尚、接続リブ33の樹脂R1は、機能部品3の縁部3eからも機能部品3に少し含浸している。
以上より、成形部4の樹脂R1は、裏面2bの内、機能部品3と重なっていない部分P1から基材2に含浸しており、機能部品3と重なっている部分P2から基材2に実質的に含浸していない。従って、本デッキサイドトリム111は、機能部品3の吸音材の機能が良好に維持されているうえ、樹脂R1の無駄が少なく、成形部4を介して基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとが効率的に接合されている。
図4Aは、リブの横断面を含むデッキサイドトリム111の断面を示している。図4Aに示すリブは、補強リブ30でもよいし、接続リブ31でもよい。機能部品3の第二の面3bにおいて凹んでいる領域、例えば、図3に示す第二の部分P2に対応する領域からのリブ30,31の高さH1は、特に限定されないが、例えば、2〜10mm程度とすることができる。リブ30,31の厚さT1は、特に限定されないが、例えば、1〜5mm程度とすることができる。むろん、リブの種類等に応じて高さH1や厚さT1を変えてもよい。
図4Bは、図3で示した接続リブ33とは別のリブの縦断面を含むデッキサイドトリム111の断面を示している。図4Bに示すリブも、補強リブ30でもよいし、接続リブ31でもよい。リブ30,31の長手方向において、裏面2bのうち機能部品3と重なっていない部分P1のリブ30,31の長さL1は、特に限定されないが、例えば、20mm程度以上とすることができる。第一の部分P1における基材2の裏面2bからのリブ30,31の高さH2は、上述した高さH1よりも高ければよく、例えば、3〜15mm程度とすることができる。リブ30,31の長手方向において、裏面2bのうち機能部品3と重なっている部分P2のリブ30,31の長さL2は、特に限定されないが、例えば、20mm程度以上とすることができる。むろん、リブの種類等に応じて長さL1,L2や高さH2を変えてもよい。
成形部4、及び、上基材5を形成するための樹脂材料は、種々の合成樹脂(エラストマーを含む)を用いることができ、添加剤が添加されてもよく、成形の容易性の点から熱可塑性樹脂といった熱可塑性の樹脂材料が好ましい。前記熱可塑性樹脂には、PP樹脂やPE樹脂といったポリオレフィン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂、これらの組合せ、等を用いることができ、繊維等の添加剤が含まれてもよい。樹脂材料に線膨張率が低いABS樹脂等を用いると、冷却による収縮が抑制されて反りが少ない良好な基材を得ることができる。前記繊維には、ガラス繊維や炭素繊維といった無機繊維、ケナフといった植物繊維、これらの組合せ、等を用いることができる。
また、溶融樹脂に発泡性の樹脂を用い、気泡を含むように射出成形された発泡樹脂で成形部4を形成してもよい。すると、溶融樹脂の発泡力により溶融樹脂の限界流動長を増やすことができるので、ゲートの数を減らしたり、成形部4の形状(設計)の自由度を向上させたりすることができる。また、射出圧力を低くすることができるので、成形部4を形成する場合、ゲート周りの樹脂漏れをさらに効果的に抑制することができ、表皮材といった内装材の劣化をさらに効果的に抑制することができる。さらに、射出樹脂の冷却による収縮がさらに抑制されるので、基材の反りもさらに効果的に抑制される。
発泡樹脂で成形部4を形成するための樹脂材料も、上述した種々の合成樹脂を用いることができ、添加剤が添加されてもよく、成形の容易性の点から熱可塑性樹脂といった熱可塑性の樹脂材料が好ましい。発泡樹脂製の基材10Bの場合と同様、樹脂の発泡には、物理発泡、化学発泡、等を採用することができる。樹脂材料には、特にPP樹脂といった熱可塑性樹脂が好適に用いられ、タルクといった充填材を例えば15〜25重量%添加したものを用いることが好ましい。タルクといった充填材を樹脂材料に添加すると、充填材が発泡の核となって発泡状態が良好になるため、基材の反りがさらに効果的に抑制される。
(3)車両用内装材の製造方法の具体例:
図5は、車両用内装材の製造方法の例としてデッキサイドトリム111の製造方法を模式的に示している。図5に示す製造方法では、基材2を形成するための素材シートS1(素材の例)に熱可塑性の繊維が集合した繊維集合体(すなわち、空気Arを含む繊維集合体)を用い、成形部4を射出成形するための樹脂材料に熱可塑性樹脂を用いている。本製造方法は、基材形成工程ST1、配置工程ST2、及び、射出成形工程ST3を含む。前記基材形成工程ST1には、プレス成形前の素材シートS1をプレス成形型210(素材成形型の例)にセットする素材セット工程ST1a、及び、成形前の素材シートS1をプレス成形機200でプレス成形するプレス工程ST1bが含まれる。
図5に示すプレス成形機200は、プレス成形型210を構成する上型212及び下型214が近接及び離隔可能に設けられている。上型212は、デッキサイドトリム111の荷室SP2側の凹凸形状に合わせた型面を有する金型とされている。下型214は、機能部品3と成形部4を除いて基材2の裏面2bの凹凸形状に合わせた型面を有する金型とされている。図5では上型212が可動型で下型214が固定型とされているが、上型212が固定型で下型214が可動型でもよいし、両型212,214が可動型でもよい。
最初の素材セット工程ST1aでは、所要形状が付与されていない素材シートS1を熱可塑性の材料の軟化点以上、好ましくは熱可塑性の材料の融点以上に加熱して型212,214の間にセットする。尚、図5には示していないが、素材シートS1の表面S1aに表皮材S2と必要に応じてバッキング等を重ねてもよい。この場合、表皮材S2等も必要に応じて加熱しプレス成形前の素材シートS1の表面S1a側に重ねて型212,214の間にセットすればよい。むろん、素材シートS1と表皮材S2等が原反状態で一体となっている場合、同時に加熱してもよい。
続くプレス工程ST1bでは、両型212,214を近接させて少なくとも素材シートS1を三次元形状にプレス成形する。型212,214を開くと、三次元形状の基材2を取り出すことができる。この基材2は、繊維F1が集合した基材10A(図3参照)に相当する。表皮材S2等を重ねた場合には基材2と表皮材S2等の所要形状の積層物が得られる。
以上が、空気Arを含む所要形状の基材2を形成する基材形成工程ST1である。
図5に示す射出成形機300は、射出成形型310を構成する可動型312及び固定型314が近接及び離隔可能に設けられている。尚、型312を固定型にして型314を可動型にしてもよいし、両型312,314を可動型にしてもよい。可動型312は、デッキサイドトリム111の荷室SP2側の凹凸形状に合わせられた型面を有する金型とされている。固定型314は、デッキサイドトリム111の裏面の凹凸形状に合わせられた型面を有する金型とされている。成形部4を形成するためのキャビティCA1は、基材2の裏面2bの一部に機能部品3が重なっている状態で機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに接合される形状である。
配置工程ST2では、プレス成形機200の両型212,214を離隔させて所要形状の基材2を取り出し、基材2の裏面2bの一部に機能部品3を重ねた状態で基材2と機能部品3とを射出成形機300の型312,314の間にセットする。例えば、可動型312の型面に基材2の表面2aを合わせて可動型312に基材2をセットし、この基材2の裏面2bの一部に第一の面3aを合わせて基材2に機能部品3を重ねてもよい。また、先に機能部品3を基材2に重ねた状態にし、この状態で基材2と機能部品3を型312,314の間にセットしてもよい。プレス成形型210から射出成形型310に移す間に、基材2は冷えて熱可塑性の材料の融点未満となり、該熱可塑性の材料が固化されていく。尚、射出成形型310にセットされる基材2の温度は、熱可塑性の材料の軟化点未満が好ましい。基材2の温度低下は、大気中の自然冷却による温度低下でもよいし、冷風を当てる等の強制冷却による温度低下でもよい。
以上が、成形部4を形成するキャビティCA1を有する射出成形型310に、上述の状態で基材2及び機能部品3を配置する配置工程ST2である。
続く射出成形工程ST3では、基材2と機能部品3がセットされた両型312,314を閉じた型締め状態で射出装置320からゲート316を介して溶融樹脂R1を射出する。図4Bを参照して説明すると、基材2の裏面2bの内、機能部品3と重なっていない部分P1から溶融樹脂R1が基材2に含浸する。また、機能部品3が吸音材といった空気を含む材料である場合、機能部品3の第二の面3bから溶融樹脂R1が機能部品3に含浸する。尚、溶融樹脂R1は、機能部品3の縁部3eからも機能部品3に少し含浸する。ここで、溶融樹脂R1の射出圧は、第二の面3bから機能部品3に含浸した溶融樹脂R1が第一の面3aに到達しないような射出圧が好ましい。第二の面3bから機能部品3に含浸した溶融樹脂R1が裏面2bから基材2に含浸する場合には、溶融樹脂R1の射出圧を下げることにより第二の面3bから機能部品3に含浸した溶融樹脂R1が裏面2bから基材2に含浸しないようにすることができる。これにより、基材2の裏面2bの内、機能部品3と重なっている部分P2からは溶融樹脂R1が基材2に実質的に含浸しない。
以上により、樹脂R1の成形部4が射出成形され、樹脂R1が固化すると成形部4が機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに接合された状態となる。また、基材2の裏面2bのうち機能部品3と重なっている部分P2から樹脂R1が基材2に実質的に含浸していないので、機能部品3の吸音材の機能が良好に維持されているうえ、樹脂R1の無駄が少なく、成形部4を介して裏面2bと第二の面3bとが効率的に接合されている。
その後、両型312,314を離隔させると、機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに接合された樹脂R1の成形部4を有するデッキサイドトリム111を射出成形型310から取り出すことができる。
尚、所要形状の基材2に発泡樹脂製の基材10B(図3参照)を用いる場合、例えば、所要形状に射出成形するための素材成形型に樹脂材料(素材の例)を射出し発泡させて気泡(空気Ar)を含むように射出成形し(上記基材形成工程ST1)、得られる所要形状の基材10Bと機能部品3とを型312,314の間にセットすればよい(上記配置工程ST2)。上記射出成形工程ST3でキャビティCA1に溶融樹脂R1を射出すると、機能部品3の縁部3eを越えて基材10Bの裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに接合された成形部4を有するデッキサイドトリム111を射出成形型310から取り出すことができる。
(4)車両用内装材、及び、その製造方法の作用、及び、効果:
本具体例では、機能部品3の縁部3eを越えて基材2の裏面2bと機能部品3の第二の面3bとに接合された成形部4が射出成形されるので、成形部4を介して基材2と機能部品3とが接合される。このため、基材2に機能部品3を接合するために、接着剤を用いる接着工程、超音波溶着を行う超音波溶着工程、といった機能部品単独の接合工程を実施する必要が無い。従って、本具体例は、空気Arを含む基材2の裏面2bに機能部品3が強固に取り付けられたデッキサイドトリム111を接着工程や超音波接合工程といった機能部品単独の接合工程無しに製造することができる。また、本具体例は、空気Arを含む基材2の裏面2bに機能部品3が強固に取り付けられた車両用内装材1を提供することができる。
上述した説明は図1に示すデッキサイドトリム111を例としていたが、ドアトリム112、ピラートリム113、ルーフトリム114、バックドア用トリム115、トランクの内装材、といったデッキサイドトリム111以外の内装材1にも本技術を適用可能である。従って、これらの内装材1を適用した例は、空気Arを含む基材2の合わせ面に機能部品3が強固に取り付けられた車両用内装材1を接着工程や超音波接合工程無しに製造することができる。また、これらの例は、空気Arを含む基材2の合わせ面に機能部品3が強固に取り付けられた車両用内装材1を提供することができる。
(5)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、成形部4と接合する基材2は、合わせ面が現れていればよく、合わせ面とは反対側の面に樹脂基材といった実質的に空気を含まない別の基材が接合されていてもよい。基材2は、前述の別の基材よりも薄くてもよい。
上述したデッキサイドトリム111は成形部4の本体部として基材接合部38と締結部40を有しているが、基材接合部の無い内装材、及び、締結部の無い内装材にも、本技術を適用可能である。また、上述したデッキサイドトリム111は補強リブ30と接続リブ31を有しているが、補強リブの無い内装材、及び、接続リブの無い内装材にも、本技術を適用可能である。
(6)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、空気を含む基材の合わせ面に機能部品が強固に取り付けられた車両用内装材、その製造方法、等の技術を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
1…内装材、
2…基材、2a…表面、2b…裏面(合わせ面の例)、
3,3A,3B…機能部品、3a…第一の面、3b…第二の面、3e…縁部、
4…成形部、4g…跡、
5…上基材(別の基材の例)、5b…裏面、
10A…繊維が集合した基材、10B…発泡樹脂製の基材、
30…補強リブ、30A…波形リブ、31〜34…接続リブ、
38,38A,38B…基材接合部、
40…締結部、41…クリップ座、42…引掛部、
50…相手部材、51…デッキサイドパネル、52…ワイヤーハーネス、
60…クリップ、
100…自動車、111…デッキサイドトリム、
200…プレス成形機、210…プレス成形型、
300…射出成形機、310…射出成形型、316…ゲート、320…射出装置、
Ar…空気、CA1…キャビティ、
D1…前後方向、D2…上下方向、D4…厚さ方向、
IM1,IM2…含浸部、
P1…重なっていない部分、P2…重なっている部分、
R1…樹脂、
SP1…車室、SP2…荷室、
ST1…基材形成工程、ST2…配置工程、ST3…射出成形工程。

Claims (4)

  1. 合わせ面を有し、空気を含む成形された基材と、
    前記合わせ面に面した第一の面、及び、その反対側の第二の面を有し、前記合わせ面の一部に重なっている機能部品と、
    該機能部品の前記合わせ面に沿った縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合された樹脂の成形部と、を備える、車両用内装材。
  2. 前記成形部の前記樹脂は、前記合わせ面のうち前記機能部品と重なっていない部分から前記基材に含浸しており、
    前記第二の面から前記機能部品に含浸した前記樹脂は、前記合わせ面のうち前記機能部品と重なっている部分から前記基材に含浸していない、請求項1に記載の車両用内装材。
  3. 前記成形部は、前記基材を補強する補強リブと、本体部及び該本体部から延びている接続リブと、の少なくとも一方である、請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材。
  4. 合わせ面を有する基材であって空気を含む所要形状の基材を形成する基材形成工程と、
    前記合わせ面に面する第一の面及びその反対側の第二の面を有する機能部品が前記合わせ面の一部に重なっている状態で前記機能部品の前記合わせ面に沿った縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合される形状のキャビティを有する射出成形型に、前記状態で前記基材及び前記機能部品を配置する配置工程と、
    前記キャビティに樹脂を射出し、該樹脂により前記縁部を越えて前記合わせ面と前記第二の面とに接合された成形部を形成する射出成形工程と、を含む、車両用内装材の製造方法。
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