JP2019187712A - 車両用シートパッド及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項6に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した車両用シートパッドの製造方法において、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして且つその表裏方向に透孔が貫通している芯パッドを、裏面側が上型キャビティ面に当たるように係止してセットすると共に、該芯パッドの表面に覗く前記透孔の孔口を通気性の多孔質体で覆って、該芯パッドの表面に該多孔質体を係止してセットし、次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡成形体用の発泡原料を注入すると共に型閉じし、その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に前記多孔質体に前記発泡原料が含浸硬化し、前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に、直接又は該多孔質体を介して当接する軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項7の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項6で、多孔質体が不織布又はスラブウレタンからなることを特徴とする。請求項8の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項6又は7で、多孔質体を、前記孔口の対向域では通気性が保たれたままにして、前記芯パッドとの対向面に接着剤が付いた接着剤付き多孔質体とし、前記芯パッドの表面に覗く前記透孔の孔口を該多孔質体で覆って、該多孔質体を該接着剤で前記芯パッドの表面に接着固定してセットすることを特徴とする。請求項9の発明たる車両用シートパッドの製造方法は、請求項6〜8で、芯パッドの表面に凹みを形成し、その底面から該芯パッドの裏面へ貫通する前記透孔が設けられ、該凹み内に前記多孔質体を詰めて前記孔口を覆うようにして、該芯パッドの表面に該多孔質体を接合させて該上型キャビティ面にセットしたことを特徴とする。
車両用シートパッドSは、背もたれ用のバックパッドや着座した乗員の下半身を受け支えるクッションパッドである。本実施形態は車両後部座席の図1のようなクッションパッドに適用する。クッションパッドに表皮を被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッドに表皮を被せたシートバックと公知のヘッドレストとで、車幅方向中央に補助席部が付加された後部座席シートを形成する。
シートパッドSは、芯パッド1と多孔質体2と表層パッド5とを具備する。図2は紙面水平左方向が車両前方、図1では紙面斜め右上方向が車両前方になる。
芯パッド1は見掛け密度が表層パッド5を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さければ充足し、例えば発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、又はこれらの一方を少なくとも含むビーズ発泡成形体等がある。
符号141は、車両前方側及び車両後方側の芯パッド側壁14にて、該芯パッド1の裏面側下部を段差状に凹ませてできた段差面を示す。
さらに、多孔質体2は、図2,図6のごとく、孔口120の対向域では通気性が保たれた露出面20のままにして、該露出面20以外の芯パッド1との対向面に接着剤3が付いた接着剤3付き多孔質体2とするのが好ましい。該接着剤3で多孔質体2が芯パッド表面1aに接着固定される。芯パッド1に多孔質体2が接着剤3で接着固定され、且つ表層パッド5の発泡成形で多孔質体2内に発泡原料Gが発泡硬化することで、本来、結合が困難な発泡スチロール製芯パッド1とポリウレタン製表層パッド5が接着剤3付き多孔質体2を介して結合できるからである。本実施形態は、孔口120を覆うだけでなく、芯パッド1と表層パッド5との結合力を一段と高めるべく図2のような大きなシート状多孔質体2を用いる。図中、符号2aは表層パッド5との多孔質体2の接合面を示す・
また、凹み13の形状は椀状や柱状の凹所でもよいが、凹み13の入口側開口130の面積よりも底面132の面積の方が大きく形成されている方が好ましい。例えば図4のごとく縦断面をアリ溝状又は錐台穴の凹み13にすると、多孔質体2を圧縮させて凹み13内に収めることで、凹み側壁面131に多孔質体2の側周面24が当たってストッパ作用が働き、芯パッド1へ多孔質体2を係止できる。さらに図4(ロ)のように表層パッド5の発泡成形で、多孔質体2内への発泡原料Gの含浸硬化部分52が形成されることによって、多孔質体2を介して表層パッド5と芯パッド1との一体化も可能になる。
尚、前記透孔12、多孔質体2、さらに凹み13は、一箇所にだけ図示したが、勿論複数設けることができる。符号53は段差面141があるアンダーカット部を埋める表層パッド5の発泡成形部、符号59は縦溝591,横溝592等の吊溝を示す。
前記シートパッドSは例えば次のような製法によって造られる。発泡成形型7を用い、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分51を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した表層パッド5を発泡成形し、その発泡成形で芯パッド1と多孔質体2を埋設一体化する車両用シートパッドの製造方法である。
発泡成形型7は、図5ごとくの分割型で、下型8と上型9はヒンジ71で開閉可能に接続されている。図7のごとく型閉じすると、全体が椀状にへこんで当たり面部分51の意匠面5aを形成する下型キャビティ面81と、全体が平坦な芯パッド1の裏面1bに合わせた上型キャビティ面91とで、図1に示すII-II線断面のシートパッドS用キャビティCをつくる。透孔12の孔口120を覆った多孔質体2付き芯パッド1を上型キャビティ面91にセットし、発泡原料Gを注入後、型閉じし、表層パッド5を発泡成形すると、図1,図8のシートパッドSを造ることのできる発泡成形型7になっている。尚、図5〜図8の発泡成形型7は図2のシートパッドSを上下が逆になった形で成形する。
まず、発泡成形型7の型開状態下、図5のようなブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして且つその表裏方向に透孔12が貫通している芯パッド1を、芯パッド裏面1b側が上型キャビティ面91に当たるようにして、図示しない係止具で係止してセットする。このセットと相前後して、芯パッド1の表面1aに覗く透孔12の孔口120を通気性のシート状多孔質体2で覆って、芯パッド表面1aに該多孔質体2を係止、セットする。ここでの多孔質体2は、孔口120の対向域で通気性が保たれた露出面20のままにして、芯パッド表面1aとの対向面2bに接着剤3が付いた接着剤3付き多孔質体2にする。そして、芯パッド1の表面1aに多孔質体2が接着剤3で接着固定された多孔質体2付き芯パッド1とする。しかる後、多孔質体2と一体の芯パッド1を上型キャビティ面91に図5のごとくセットする。
多孔質体2で孔口120が覆われた芯パッド1を上型キャビティ面91へセットした後、下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して軟質ポリウレタン発泡成形体用の発泡原料Gを所定量注入する。
一方、液状発泡原料Gは、発泡上昇し表層パッド5を形成するキャビティCを埋め、さらに一部が多孔質体2へ浸入するが、浸入した発泡原料Gは多孔質体2内で微細孔を多数形成した細孔壁或いは三次元網目構造の繊維等との表面接触で発泡膨張が抑えられる。多孔質体2内に浸入した発泡原料Gの見掛け密度及び硬度が高くなり、該発泡原料Gは多孔質体2に含浸硬化する。この含浸硬化部分52が多孔質体2と一体化することによって、表層パッド5は含浸硬化部分52を介して多孔質体2に結合する。既述のごとく、シート状多孔質体2が芯パッド1に接着固定されていることから、軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッド5と発泡スチロール等の芯パッド1とが接合力に乏しくても、両者が表層パッド5の成形によって多孔質体2,含浸硬化部分52,接着剤3を介して接合一体化する。発泡成形を完了させ脱型すれば、芯パッド1の採用で軽量化を実現し、且つ芯パッド1と表層パッド5とが多孔質体2,含浸硬化部分52,接着剤3を介して結合力を高めた所望のシートパッドSが出来上がる。
尚、発泡原料Gは多孔質体2との接触で発泡膨張が抑えられるが、万一、発泡原料Gが多孔質体2を通り抜けることが起こってもごく僅かで、透孔12の孔口120から芯パッド裏面1b側の孔穴口121までの途中で硬化物54となって固化し、芯パッド裏面1bに達することはない。
凹み13は図11のごとくその入口側開口130の面積よりもその底面132の面積の方が大きく形成された断面がアリ溝状又は錐台穴とする。凹み13よりも大きな塊状多孔質体2を圧縮して詰めることで、多孔質体2は芯パッド1と一体になる。
表層パッド5の発泡成形過程で、液状発泡原料Gは上昇し、凹み13内の多孔質体2内に浸入すると発泡原料Gの発泡膨張が止まり発泡硬化することで、含浸硬化部分52を形成する(図14)。多孔質体2を発泡原料Gが潜り抜けることがあってもごく一部であり、孔口120寄り透孔12内に硬化物54としてとどまる。一方、発泡成形で発生する余剰ガスは、通気性多孔質体2を潜り抜けて透孔12から型外へ円滑放出されることから、発泡成形を終え、脱型すれば、芯パッド裏面1bに膜状硬化物の付着がない所望のシートパッドSが出来上がる。
このように構成した車両用シートパッド及びその製造方法によれば、軟質ポリウレタン発泡成形体の一部をビーズ発泡成形体の芯パッド1に代えているので、軽量化を推し進めることができる。それでいて、図2のごとく芯パッド表面1aに、車両前方側から乗員着座で体重がのる臀部域の下方部位まで下降傾斜し、ここを湾底にして、その後、車両後方側へ向けて上昇傾斜する湾曲面が形成され、臀部下に厚みを大にした軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッド5を配することができるので、快適なクッション性は維持される。
そして、芯パッド1の表裏方向に透孔12が貫通しているので、表層パッド5の発泡成形時に、余剰の発泡ガスは、孔口120を覆う通気性多孔質体2を潜り抜け、該透孔12を通って型外へ円滑放出される。特に、着座時の臀部域の下方部位を湾曲面の湾底にし、且つ該湾底部位に表裏方向に透孔12が貫通する芯パッド1とし、発泡成形時に湾曲面の高地点に透孔12の孔口120が配されると、発泡成形時の余剰ガスは図7,図8のごとく孔口120へ集められることになり、スムーズに透孔12を通って型外へ放出できる。したがって、発泡成形過程で発生する余剰ガスが行き場を失って、欠肉不良といった品質不具合を招くことがない。
通常、発泡スチロール等のビーズ発泡成形体からなる芯パッド1への軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッド5の接着力は乏しく結合が弱い。しかるに、本発明では、表層パッド5はその硬化部分52が一体化した多孔質体2に結合し、該多孔質体2は芯パッド1に接着剤3で接着固定するので、表層パッド5と芯パッド1との固定化が図られる。芯パッド1に接着固定し且つ発泡原料Gが含浸硬化した多孔質体2を、芯パッド1と表層パッド5間に介在させて両者の連結一体が図られる。車室内で、乗員がシートパッドS上を横移動等する際に、表層パッド5が芯パッド1に対し横ずれしたり滑ったりする不具合のない高品質のシートパッドSになる。
特に大きな図1のような後部座席のシートパッドSでは、段差面141の下方にアンダーカットを埋める軟質ポリウレタン発泡成形部53を設けても、外周縁域に限られることから、芯パッド表面1aと表層パッド内面5bとが浮いたり分離したりする虞がある。しかるに、当たり面部分51の中央主要域における芯パッド表面1aと表層パッド内面5bとを結合させる接着剤3付きシート状多孔質体2を設けることで、表層パッド5と芯パッド1とがずれたり離れたりしない一体感のある極めて優れもののシートパッドSになる。さらにいえば、孔口120を覆う接着剤3付きシート状多孔質体2を芯パッド表面1aの全域又は全域近くまで広げて接着固定すると、段差面141や軟質ポリウレタン発泡成形部53をなしにしても、表層パッド5と芯パッド1の一体強化を図ることができる。
加えて、入口側開口130の面積よりも底面132の面積の方が大きな凹み13が形成されると、凹み13よりも大き目の多孔質体2を凹み13内に圧縮させて詰めることによって、接着剤3なしでも孔口120を多孔質体2で覆って、芯パッド1に該多孔質体2を簡単に係止できる。
かくのごとく、本車両用シートパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
1a 表面(芯パッド表面)
1b 裏面(芯パッド裏面)
12 透孔
120 孔口
2 多孔質体
3 接着剤
5 表層パッド
5a 意匠面
5b 内面
51 当たり面部分
52 含浸硬化部分(硬化部分)
81 下型キャビティ面
92 上型キャビティ面
C キャビティ
G 発泡原料
S シートパッド
Claims (9)
- 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した車両用シートパッドにおいて、
ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その表裏方向に透孔が貫通している芯パッドと、
該芯パッドの表面に覗く前記透孔の孔口を覆って該芯パッドの表面に接合した通気性を有する多孔質体と、
軟質ポリウレタン発泡成形体にして、その意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記多孔質体に含浸一体化した硬化部分を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に、直接又は該多孔質体を介して当接した表層パッドと、を具備することを特徴とする車両用シートパッド。 - 前記多孔質体が不織布又はスラブウレタンからなる請求項1記載の車両用シートパッド。
- 前記多孔質体を、前記孔口の対向域では通気性が保たれたままにして、前記芯パッドとの対向面に接着剤が付いた接着剤付き多孔質体とし、且つ該多孔質体が該接着剤で前記芯パッドの表面に接着固定された請求項1又は2に記載の車両用シートパッド。
- 前記芯パッドの表面に凹みを形成し、その底面から該芯パッドの裏面へ貫通する前記透孔が設けられ、且つ該凹み内に前記多孔質体を詰めて前記孔口を覆った請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シートパッド。
- 前記凹みは、その入口側開口の面積よりもその底面の面積の方が大きく形成されている請求項4記載の車両用シートパッド。
- 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成した車両用シートパッドの製造方法において、
ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして且つその表裏方向に透孔が貫通している芯パッドを、裏面側が上型キャビティ面に当たるように係止してセットすると共に、該芯パッドの表面に覗く前記透孔の孔口を通気性の多孔質体で覆って、該芯パッドの表面に該多孔質体を係止してセットし、
次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡成形体用の発泡原料を注入すると共に型閉じし、
その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に前記多孔質体に前記発泡原料が含浸硬化し、前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの表面に、直接又は該多孔質体を介して当接する軟質ポリウレタン発泡成形体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法。 - 前記多孔質体が不織布又はスラブウレタンからなる請求項6記載の車両用シートパッドの製造方法。
- 前記多孔質体を、前記孔口の対向域では通気性が保たれたままにして、前記芯パッドとの対向面に接着剤が付いた接着剤付き多孔質体とし、前記芯パッドの表面に覗く前記透孔の孔口を該多孔質体で覆って、該多孔質体を該接着剤で前記芯パッドの表面に接着固定してセットする請求項6又は7に記載の車両用シートパッドの製造方法。
- 前記芯パッドの表面に凹みを形成し、その底面から該芯パッドの裏面へ貫通する前記透孔が設けられ、該凹み内に前記多孔質体を詰めて前記孔口を覆うようにして、該芯パッドの表面に該多孔質体を接合させて該上型キャビティ面にセットした請求項6乃至8のいずれか1項に記載の車両用シートパッド。
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