JP6486818B2 - 半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機 - Google Patents

半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機に関する。
例えば、電力変換モジュールのようなパワー半導体モジュールでは、スイッチング動作が高速になるにつれ、ターンオフ時の過電圧による素子破壊やノイズの発生が問題となる。ターンオフ時の過電圧は、回路配線中のインダクタンスとパワー半導体モジュールを流れる電流の時間変化率(di/dt)に比例する。
過電圧を抑制するためにスイッチング時間を長くとると、スイッチング動作が遅くなる。同時に、電流と電圧の積の時間積分で表されるスイッチング損失が大きくなる。過電圧を抑制し、かつ、スイッチング損失を低減するには、パワー半導体モジュールのインダクタンスを低減させることが望ましい。
インダクタンスを低減するため、パワー半導体モジュールを複数の回路ユニットに分割する方法がある。この場合、複数の回路ユニット間の電流分布の均一性を向上させることが、パワー半導体モジュールの設計の観点から望ましい。
特開2014−67760号公報
本発明が解決しようとする課題は、電流分布の均一性を向上させることが可能な半導体装置、インバータ回路、駆動装置、車両、及び、昇降機を提供することにある。
実施形態の半導体装置は、第1の電極、第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備え、前記複数の回路ユニットが環状に配置され、隣り合う2個の前記回路ユニットにおいて、一方の前記第1の電極と他方の前記第2の電極とが隣り合い、一方の前記第2の電極と他方の前記第1の電極とが隣り合う
第1の実施形態の半導体装置の模式平面図。 第1の実施形態の回路ユニットの等価回路図。 比較形態の半導体装置の模式平面図。 比較形態の半導体装置の動作時の電流の向きと磁束の向きを示す図。 第1の実施形態の半導体装置の動作時の電流の向きと磁束の向きを示す図。 第1の実施形態の半導体装置を備える駆動装置の模式斜視図。 第2の実施形態の半導体装置の模式平面図。 第3の実施形態の半導体装置の模式平面図。 第4の実施形態の駆動装置の模式斜視図。 第5の実施形態の車両の模式図。 第6の実施形態の車両の模式図。 第7の実施形態の昇降機の模式図。 第8の実施形態の半導体装置の模式平面図。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、第1の電極、第2の電極、第1の電極と第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備え、回路ユニットが環状に配置される。
図1は、本実施形態の半導体装置の模式平面図である。本実施形態の半導体装置は、インバータ回路に用いられる半導体モジュールである。
半導体モジュール100は、複数の回路ユニット10a〜10h、第1の主電極12、第2の主電極14、主交流電極16、基板18を備える。また、回路ユニット10a〜10hは、第1の電極22a〜22h、第2の電極24a〜24h、交流電極(第3の電極)26a〜26hを備える。また、回路ユニット10a〜10hは、図示しないゲート信号端子を備える。
基板18は、例えば、絶縁体で形成される。基板18上に回路ユニット10a〜10hが環状に配置される。回路ユニット10a〜10hのそれぞれの第1の電極22a〜22hと第2の電極24a〜24hを結ぶ方向が、放射状になるよう回路ユニット10a〜10hが配置される。言い換えれば、回路ユニット10a〜10hはサークル状に配置される。
また、隣り合う2個の回路ユニットにおいて、第1の電極と第2の電極とが隣り合い、第2の電極と第1の電極とが隣り合う。例えば、隣り合う回路ユニット10aと回路ユニット10bに着目する。回路ユニット10aの第1の電極22aと回路ユニット10bの第2の電極24bとが隣り合う。また、回路ユニット10aの第2の電極24aと回路ユニット10bの第1の電極22bとが隣り合う。他の、隣り合う2個の回路ユニットにおいても同様である。
第1の電極22a〜22hは、第1の主電極12に接続され共通の電位が印加される。第2の電極24a〜24hは、第2の主電極14に接続され共通の電位が印加される。回路ユニット10a〜10hは、第1の主電極12と第2の主電極14との間に並列に接続される。
第2の主電極14には、第1の主電極12よりも低い電位が印加される。したがって、第2の電極24a〜24hには、第1の電極22a〜22hよりも低い電位が印加される。
第1の主電極12には、正の電位が印加される。第2の主電極14は、接地されるか、又は、負の電位が与えられる。
回路ユニット10a〜10hの交流電極26a〜26hは互いに接続される。交流電極26a〜26hは、主交流電極16に接続される。主交流電極16は、交流電圧の出力端子である。
図2は、本実施形態の回路ユニットの等価回路図である。回路ユニット10a〜10hの回路に相当する回路図である。
回路ユニット10は、第1の電極22、第2の電極24、交流電極26、第1のスイッチング素子28、第2のスイッチング素子30、コンデンサ32、第1のダイオード34、第2のダイオード36、を備える。
第1のスイッチング素子28と第2のスイッチング素子30は、第1の電極22と第2の電極24との間に電気的に直列に接続される。第1のスイッチング素子28と第2のスイッチング素子30は、例えば、SiC(炭化珪素)のMOSFET(Metal Oxiside Semiconductor Field Effect Transistor)である。
コンデンサ32は、第1の電極22と第2の電極24との間に、第1のスイッチング素子28と第2のスイッチング素子30に対し電気的に並列に接続される。
第1のダイオード34は、第1のスイッチング素子28に並列に接続される。第2のダイオード36は、第2のスイッチング素子30に並列に接続される。第1のダイオード34及び第2のダイオード36は、還流ダイオードである。
第2の主電極14には、第1の主電極12よりも低い電位が印加される。第1の主電極12には、正の電位が印加される。第2の主電極14は、接地されるか、又は、負の電位が与えられる。
交流電極26は、第1のスイッチング素子28と第2のスイッチング素子30との間に接続される。第1のスイッチング素子28及び第2のスイッチング素子30のゲート電圧を制御することにより、交流電極26から交流電圧が出力される。
次に、本実施形態の半導体装置の作用及び効果について説明する。
図3は、比較形態の半導体装置の模式平面図である。比較形態の半導体装置は、インバータ回路に用いられる半導体モジュールである。
比較形態の半導体モジュール900は、複数の回路ユニット10a〜10hが、基板18上に、横並びに配置される点で、本実施形態の半導体モジュール100と異なる。
半導体モジュール900は、複数の回路ユニット10a〜10hに分割されることによりインダクタンスが低減する。回路ユニット10a〜10h間の相互インダクタンスを無視すると、半導体モジュール900をN個の回路ユニットに分割することで、半導体モジュール900のインダクタンスは1/Nに低減する。比較形態では、回路ユニットが8個であるため、1/8に低減する。
したがって、インダクタンスとパワー半導体モジュールを流れる電流の時間変化率(di/dt)に比例するターンオフ時の過電圧が抑制される。よって、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。
図4は、比較形態の半導体装置の動作時の電流の向きと磁束の向きを示す図である。図中、白矢印が電流の向き、黒矢印が磁束の向きを示す。
図に示すように、両端に位置する回路ユニット10aと回路ユニット10h以外の回路ユニット10b〜10gは、隣り合う2個の回路ユニットから磁束の影響を受ける。しかし、両端に位置する回路ユニット10aと回路ユニット10hでは、隣り合う1個の回路ユニットの磁束のみの影響を受ける。したがって、回路ユニット10a〜10h間で磁界の分布が不均一となり、回路ユニット10a〜10h間で電流分布が不均一となる。
回路ユニット10a〜10h間で電流分布が不均一となると、特定の回路ユニットの電流が他の回路ユニットに比べて大きくなってしまい、半導体モジュールの定格電流に対する設計マージンを大きくとることが必要となる。したがって、半導体モジュールの製造コストが増大する。また、電流が大きい回路ユニットの素子の発熱量が他の回路ユニットの素子の発熱量よりも大きくなり、信頼性が低下する。
また、半導体モジュール900では、図に示すように、回路ユニット10a〜10hの磁束の向きは同一であり、互いに強めあうことになる。したがって、相互インダクタンスがインダクタンスに加算され、半導体モジュール900のインダクタンスが増加する。
図5は、本実施形態の半導体装置の動作時の電流の向きと磁束の向きを示す図である。図中、白矢印が電流の向き、黒矢印が磁束の向きを示す。
図に示すように、半導体モジュール100では、すべての回路ユニット10a〜10hが、隣り合う2個の回路ユニットから、同様に磁束の影響を受ける。したがって、回路ユニット10a〜10h間で磁界の分布の均一性が向上し、回路ユニット10a〜10h間で電流分布の均一性が向上する。
回路ユニット10a〜10h間で電流分布の均一性が向上すると、半導体モジュールの定格電流に対する設計マージンを小さくすることが可能となる。したがって、半導体モジュールの製造コストを削減することが可能となる。
半導体モジュール100は、複数の回路ユニット10a〜10hに分割されることによりインダクタンスが低減する点については、比較形態の半導体モジュール900と同様である。
更に、半導体モジュール100では、図に示すように、隣り合う回路ユニット10a〜10hの磁束の向きは反対になり、互いに打消しあうことになる。したがって、相互インダクタンスがインダクタンスから減算され、インダクタンスが更に低減する。よって、更に、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。
本実施形態によれば、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、半導体モジュールの製造コストを削減することが可能となる。また、インダクタンスが低減し、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。
なお、ここでは、回路ユニットが8個の場合を例に説明したが、回路ユニットの数は8個に限定されるものではない。回路ユニットが4個以上且つ偶数であれば、隣り合う回路ユニットの磁束の向きが逆方向となり、任意の数とすることが可能である。
図6は、本実施形態の半導体装置を備える駆動装置の模式斜視図である。駆動装置200は、モーター40と、インバータ回路50を備える。
インバータ回路50は、モーター40の背面に設けられる。インバータ回路50は、本実施形態の半導体モジュール100と同一構成の3個の半導体モジュール100a、100b、100cで構成される。3個の半導体モジュール100a、100b、100cを第1の主電極と第2の主電極との間に並列に接続することで、3個の交流電圧の出力端子U、V、Wを備える三相のインバータ回路50が実現される。インバータ回路50から出力される交流電圧により、モーター40が駆動する。
インバータ回路50及び駆動装置200においても、製造コストを削減することが可能となる。また、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。また、半導体モジュール100a、100b、100cのそれぞれが、回路ユニットをサークル状に配置することにより、円盤形状となっている。したがって、モーター40の背面に設けることが可能となり、駆動装置200の小型化が実現できる。
(第2の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、隣り合う2個の回路ユニットにおいて、第1の電極と第1の電極とが隣り合い、第2の電極と第2の電極とが隣り合う以外は、第1の実施形態と同様である。したがって、第1の実施形態と重複する内容については、一部記述を省略する。
図7は、本実施形態の半導体装置の模式平面図である。本実施形態の半導体装置は、インバータ回路に用いられる半導体モジュールである。
本実施形態の半導体モジュール300は、隣り合う2個の回路ユニットにおいて、第1の電極と第1の電極とが隣り合い、第2の電極と第2の電極とが隣り合う。例えば、隣り合う回路ユニット10aと回路ユニット10bに着目する。回路ユニット10aの第1の電極22aと回路ユニット10bの第1の電極22bとが隣り合う。また、回路ユニット10aの第2の電極24aと回路ユニット10bの第2の電極24aとが隣り合う。他の、隣り合う2個の回路ユニットにおいても同様である。
隣り合う2個の回路ユニットにおいて、第1の電極と第1の電極とが隣り合い、第2の電極と第2の電極とが隣り合うため、第1の電極22a〜22hと第1の主電極12とを接続する配線が簡易になる。また、第2の電極24a〜24hと第2の主電極14とを接続する配線が簡易になる。よって、回路ユニット10a〜10h間の接続が簡易となり、半導体モジュール300が小型化できる。
本実施形態によれば、第1の実施形態同様、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、半導体モジュールの製造コストを削減することが可能となる。また、半導体モジュールが小型化できる。また、複数の回路ユニットに分割することにより、インダクタンスが低減し、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。
なお、ここでは、回路ユニットが8個の場合を例に説明したが、回路ユニットの数は8個に限定されるものではない。回路ユニットが3個以上であれば、回路ユニット間の磁界の分布の均一性が向上する。したがって、3個以上の任意の数とすることが可能である。
(第3の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、隣り合う回路ユニットの間に、回路部品が設けられる以外は、第1の実施形態と同様である。したがって、第1の実施形態と重複する内容については、一部記述を省略する。
図8は、本実施形態の半導体装置の模式平面図である。本実施形態の半導体装置は、インバータ回路に用いられる半導体モジュールである。
本実施形態の半導体モジュール400は、隣り合う回路ユニットの間に、回路部品42a〜42hが設けられる。例えば、隣り合う回路ユニット10aと回路ユニット10bに着目する。回路ユニット10aと回路ユニット10bの間に、回路部品42aが設けられる。他の、隣り合う2個の回路ユニットにおいても同様に、回路部品42b〜42hが設けられる。
回路部品42a〜42hは、例えば、ゲート駆動回路、コンデンサ、インダクタ等のインバータ回路の構成部品である。
半導体モジュール400は、回路ユニット10a〜10hをサークル状に配置することで、空いた回路ユニット10a〜10h間のスペースに電子部品42a〜42hを配置する。したがって、半導体モジュールを用いたインバータ回路の小型化が実現できる。
本実施形態によれば、第1の実施形態同様、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、半導体モジュールの製造コストを削減することが可能となる。また、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。更に、半導体モジュールを用いたインバータ回路の小型化が実現できる。
(第4の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、回路ユニットのそれぞれの第1の電極と第2の電極を結ぶ方向が、略平行になるよう回路ユニットが配置される点で、第1の実施形態と異なる。第1の実施形態と重複する内容については、一部記述を省略する。
図9は、本実施形態の半導体装置を備える駆動装置の模式図である。図9(a)が模式断面図、図9(b)が模式側面図である。
駆動装置500は、モーター40と、水冷機構60、インバータ回路51を備える。インバータ回路51を構成する半導体モジュール101a、101b、101cが、本実施形態の半導体装置である。
水冷機構60は、モーター40を周囲に設けられる。水冷機構60は、モーター40を冷却する機能を備える。
インバータ回路51は、モーター40の周囲に設けられる。インバータ回路51は、水冷機構60の側面に沿って設けられる。なお、インバータ回路51をモーター40と水冷機構60の間の領域に設けることも可能である。
インバータ回路51は、3個の半導体モジュール101a、101b、101cで構成される。3個の半導体モジュール101a、101b、101cを第1の主電極と第2の主電極との間に並列に接続することで、3個の交流電圧の出力端子U、V、Wを備える三相のインバータ回路51が実現される。インバータ回路51から出力される交流電圧により、モーター40が駆動する。
半導体モジュール101a、101b、101cは、それぞれが、回路ユニット10a〜10hを備える。回路ユニット10a〜10hは、水冷機構60の側面に沿って環状に配置される。また、回路ユニット10a〜10hのそれぞれの第1の電極と第2の電極を結ぶ方向が、略平行になるよう回路ユニットが配置される。言いかえれば、回路ユニット10a〜10hが、水冷機構60の側面に横並びに配置される。
本実施形態の半導体モジュール101a、101b、101cでは、すべての回路ユニット10a〜10hが、隣り合う2個の回路ユニットから、同様に磁束の影響を受ける。したがって、回路ユニット10a〜10h間で磁界の分布の均一性が向上し、回路ユニット10a〜10h間で電流分布の均一性が向上する。
したがって、第1の実施形態同様、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、半導体モジュールの製造コストを削減することが可能となる。また、複数の回路ユニットに分割することにより、インダクタンスが低減し、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。
インバータ回路51及び駆動装置500においても、製造コストを削減することが可能となる。また、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能となる。また、インバータ回路51を構成する半導体モジュール101a、101b、101cのそれぞれが、モーター40及び水冷機構60の側面に沿って環状に配置されるため、駆動装置500の小型化が実現できる。
(第5の実施形態)
本実施形態の車両は、第1の実施形態の半導体装置を備える車両である。
図10は、本実施形態の車両の模式図である。本実施形態の車両600は、鉄道車両である。車両600は、モーター140と、インバータ回路150を備える。
インバータ回路150は、第1の実施形態の半導体モジュール100と同一構成の3個の半導体モジュールで構成される。3個の半導体モジュールを並列に接続することで、3個の交流電圧の出力端子U、V、Wを備える三相のインバータ回路150が実現される。
インバータ回路150から出力される交流電圧により、モーター140が駆動する。モーター140により車両600の車輪90が回転する。
本実施形態の車両600は、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、素子破壊やノイズの発生の抑制されたインバータ回路150を有することにより、製造コストが低減し高い信頼性を備える。
(第6の実施形態)
本実施形態の車両は、第1の実施形態の半導体装置を備える車両である。
図11は、本実施形態の車両の模式図である。本実施形態の車両1000は、自動車である。車両1000は、モーター140と、インバータ回路150を備える。
インバータ回路150は、第1の実施形態の半導体モジュール100と同一構成の3個の半導体モジュールで構成される。3個の半導体モジュールを並列に接続することで、3個の交流電圧の出力端子U、V、Wを備える三相のインバータ回路150が実現される。
インバータ回路150から出力される交流電圧により、モーター140が駆動する。モーター140により車両1000の車輪90が回転する。
本実施形態の車両1000は、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、素子破壊やノイズの発生の抑制されたインバータ回路150を有することにより、製造コストが低減し高い信頼性を備える。
(第7の実施形態)
本実施形態の昇降機は、第1の実施形態の半導体装置を備える昇降機である。
図12は、本実施形態の昇降機(エレベータ)の模式図である。本実施形態の昇降機1100は、かご1010、カウンターウエイト1012、ワイヤロープ1014、巻上機1016、モーター140と、インバータ回路150を備える。
インバータ回路150は、第1の実施形態の半導体モジュール100と同一構成の3個の半導体モジュールで構成される。3個の半導体モジュールを並列に接続することで、3個の交流電圧の出力端子U、V、Wを備える三相のインバータ回路150が実現される。
インバータ回路150から出力される交流電圧により、モーター140が駆動する。モーター140により巻上機1016が回転し、かご1010が昇降する。
本実施形態の昇降機1100は、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、素子破壊やノイズの発生の抑制されたインバータ回路150を有することにより、製造コストが低減し高い信頼性を備える。
(第8の実施形態)
本実施形態の半導体装置は、第1の電極、第2の電極、第1の電極と第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備える。そして、回路ユニットが扇状に配置される。言い換えれば、回路ユニットのそれぞれの第1の電極と第2の電極を結ぶ線分が、回路ユニットに対して同じ側で交わる。
図13は、本実施形態の半導体装置の模式平面図である。本実施形態の半導体装置は、インバータ回路に用いられる半導体モジュール700である。本実施形態の半導体モジュールは、第1の実施形態の半導体モジュール100を2分割した半導体モジュールである。
半導体モジュール700は、複数の回路ユニット10a〜10d、基板18を備える。また、回路ユニット10a〜10dは、第1の電極22a〜22d、第2の電極24a〜24d、交流電極26a〜26dを備える。また、回路ユニット10a〜10dは、図示しないゲート信号端子を備える。
回路ユニット10a〜10dは、扇状に配置される。回路ユニット10a〜10dのそれぞれの第1の電極22a〜22dと第2の電極24a〜24dを結ぶ線分A、B、C、Dが、回路ユニット10a〜10dの同じ側で交わる。例えば、線分A、B、C、Dが1点(図11中のO)で交わる。
半導体モジュール700を2個組み合わせることにより、第1の実施形態の半導体モジュール100を製造することが可能である。したがって、本実施形態の半導体モジュールを組み合わせることにより、回路ユニット間の電流分布の均一性が向上し、製造コストが削減された半導体モジュールが製造できる。また、複数の回路ユニットに分割することにより、インダクタンスが低減し、素子破壊やノイズの発生の抑制が可能な半導体モジュールが実現できる。
第1の実施形態の半導体モジュール100を2分割する場合を例に説明したが、例えば、半導体モジュール100を3分割又は4分割した形態とすることも可能である。また、第2の実施形態の半導体モジュール300を分割した形態とすることも可能である。
なお、本実施形態のように、線分A、B、C、Dが1点(図11中の“O”)で交わる場合、組み合わせによって製造される半導体モジュールは、回路ユニットがサークル状に配置された形態となる。
以上、第1乃至第8の実施形態においては、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子について、MOSFETを例に説明したが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)等を適用することも可能である。
また、第1乃至第8の実施形態においては、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の半導体材料としてSiC(炭化珪素)を例に説明したが、Si(シリコン)やGaN(窒化ガリウム)等を適用することも可能である。
また、第5乃至第7の実施形態において、本発明の半導体装置を車両やエレベータに適用する場合を例に説明したが、本発明の半導体装置を例えば、太陽光発電システムのパワーコンディショナー等に適用することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。例えば、一実施形態の構成要素を他の実施形態の構成要素と置き換え又は変更してもよい。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 回路ユニット
10a〜h 回路ユニット
12 第1の主電極
14 第2の主電極
16 主交流電極
18 基板
22 第1の電極
22a〜h 第1の電極
24 第2の電極
24a〜h 第2の電極
26 交流電極(第3の電極)
26a〜h 交流電極(第3の電極)
28 第1のスイッチング素子
30 第2のスイッチング素子
32 コンデンサ
34 第1のダイオード
36 第2のダイオード
40 モーター
50 インバータ回路
51 インバータ回路
90 車輪
100 半導体モジュール(半導体装置)
100a〜c 半導体モジュール(半導体装置)
101a〜c 半導体モジュール(半導体装置)
140 モーター
150 インバータ回路
200 駆動装置
300 半導体モジュール(半導体装置)
400 半導体モジュール(半導体装置)
500 駆動装置
600 車両
700 半導体モジュール(半導体装置)
1000 車両
1100 昇降機

Claims (15)

  1. 第1の電極、第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備え、
    前記複数の回路ユニットが環状に配置され
    隣り合う2個の前記回路ユニットにおいて、一方の前記第1の電極と他方の前記第2の電極とが隣り合い、一方の前記第2の電極と他方の前記第1の電極とが隣り合う半導体装置。
  2. 前記回路ユニットが、前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子に対し電気的に並列に接続されるコンデンサを、更に備える請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1の電極が互いに接続され、前記第2の電極が互いに接続され、前記第3の電極が互いに接続される請求項1又は請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記複数の回路ユニットのそれぞれの前記第1の電極と前記第2の電極を結ぶ方向が、放射状になるよう前記複数の回路ユニットが配置される請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記複数の回路ユニットのそれぞれの前記第1の電極と前記第2の電極を結ぶ方向が、略平行になるよう前記複数の回路ユニットが配置される請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置。
  6. 基板を、更に備え、前記複数の回路ユニットが前記基板上に配置される請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置。
  7. 隣り合う前記回路ユニットの間に、回路部品が設けられる請求項記載の半導体装置。
  8. 前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子が、MOSFET又はIGBTであることを特徴とする請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置。
  9. 請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置を備えるインバータ回路。
  10. 請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置を備える駆動装置。
  11. 請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置を備える車両。
  12. 請求項1乃至請求項いずれか一項記載の半導体装置を備える昇降機。
  13. 第1の電極、第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備え、
    前記複数の回路ユニットが扇状に配置され
    隣り合う2個の前記回路ユニットにおいて、一方の前記第1の電極と他方の前記第2の電極とが隣り合い、一方の前記第2の電極と他方の前記第1の電極とが隣り合う半導体装置。
  14. 前記複数の回路ユニットのそれぞれの前記第1の電極と前記第2の電極を結ぶ線分が1点で交わる請求項1記載の半導体装置。
  15. 第1の電極、第2の電極、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電気的に直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間に接続される第3の電極を有する複数の回路ユニット、を備え、
    前記複数の回路ユニットが環状に配置され、
    前記複数の回路ユニットのそれぞれの前記第1の電極と前記第2の電極を結ぶ方向が、略平行になるよう前記複数の回路ユニットが配置される半導体装置。
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