JP6486601B2 - オーラルケア組成物 - Google Patents

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本発明は、緑茶ポリフェノールを含有するリポソーム分散液からなるオーラルケア組成物に関する。
日本のみならず多くの国において、人口構成に占める高齢者の割合が増加しており、それに伴い如何に高いQOLを維持するかが重要視されつつある。その手段の一つに口腔ケアが重要であることが最近の研究で明らかになりつつある。具体的には、口腔内細菌が口腔内の感染症等だけでなく細菌性心内膜炎、不顕性肺炎、糸球体腎炎、関節炎などといった全身の疾患の原因になりうることが知られつつある。一方、口腔内細菌は、年齢との関連性があることが知られており、高齢者においては通常口腔内には常在しない黄色ブドウ球菌、緑膿菌などのいわゆる日和見感染菌と称される細菌も常在する比率が高くなる傾向にある。特に、黄色ブドウ球菌は、頬部蜂窩織炎や口底蜂窩織炎などの蜂窩織炎、顎骨骨髄炎、インプラント埋入後の歯周炎や歯根膿瘍といった口腔領域の疾患だけでなく、誤嚥性肺炎を惹起する原因となることから、黄色ブドウ球菌の制御は高齢者における口腔内ケアにおいて重要な要素と考えられている。
口腔内において多くの細菌は、口腔内に浮遊しているかバイオフィルムと呼ばれる細菌の凝集体に存在している。浮遊している細菌の除去は容易であるが、バイオフィルムは物理的な作用にも化学的な作用にも耐性を有しており、バイオフィルムを除去することは強力な作用を有する方法を用いないと困難である。たとえば、専門的機械歯面清掃(PMTC)+3DSという化学的作用と物理的作用を活用した除去方法が実施されている。この方法は、通常、専用の剥離・洗浄用の組成物を強い機械力を用いて口腔内を清掃することでバイオフィルムを除去したのちに残存する細菌を殺菌剤含有組成物の使用により排除する方法である。しかしこの方法は、高齢者や口腔組織に異常を有する人のようないわゆる口腔弱者においては、物理的、化学的な刺激が強すぎるため諸問題を引き起こす可能性があるため好ましくない。また、歯間部や歯周ポケットなどの峡間部位においては、当該部位の清掃後に使用してもオーラルケア組成物が到達しにくかったり、到達しても効果を発揮するに十分な有効成分の量を滞留できないことが多く、これら口腔内の峡間部位の口腔衛生状態が悪化し易い課題点が存在する。
一方、オーラルケア組成物を口腔内に滞留させるための技術開発が数多く行われている。例えば、高分子成分を配合する方法(特許文献1〜7)、特定の非イオン性界面活性剤を配合する方法(特許文献8,9)、高分子担体に共有結合させることで滞留性を高める方法(特許文献10)および唾液成分中のカルシウムにより組成物を増粘させる水溶性高分子を配合することで適用部位における薬用成分の滞留性と作用の持続性を向上させる方法(特許文献11、12)が挙げられる。しかし、高分子を配合して組成物の粘度を高める方法では、口腔内の峡間部位への組成物の到達が十分に行えないため、前記課題の解決は困難であり、特定の非イオン性界面活性剤を配合する方法では、峡間部位に組成物が到達しても当該部位に残留する組成物量が少ないため、十分な効果を見込めない、さらには唾液中のカルシウム成分と反応を起こし増粘する高分子を配合する技術では、峡間部位に到達し易くかつ当該部位で残留する組成物量を十分に確保できる可能性はあるが、薬効成分の効果の持続性が十分でない課題点があった。
特開平11−12144号公報 特開2001−316235号公報 特開2002−205929号公報 特開2011−98921号公報 特開2011−111418号公報 特開2012−46433号公報 特開2012−153677号公報 特開2009−1511号公報 国際公開2011/077847号公報 特開2009−102282号公報 特開2006−206581号公報 特開2008−7413号公報
唾液成分と相互作用を有するリポソーム懸濁液を用いることにより、口腔内に適用する時は組成物の粘度が十分に低いために口腔内の峡間部位に十分に到達でき、唾液成分と相互作用を起こして組成物の粘度が高くなるので、到達した峡間部位において十分な量の組成物を残留させることができ、かつリポソームに有用成分を包含させることにより有用成分の効果を持続的に発揮させることが可能し、高い安全性も有するため、高い口腔衛生ケアを実現させることのできる口腔弱者に対しても使用可能なオーラルケア組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、かかる事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、驚くべきことに緑茶ポリフェノールをリポソームに包含させて得られるリポソーム分散液を口腔に適用すると、唾液成分との相互作用により組成部の粘度が大幅に増大することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、項1ないし項4のオーラルケア組成物を提供するものである。
項1.
緑茶ポリフェノールと水素添加処理したリン脂質を含有するリポソームの分散水溶液からなるオーラルケア組成物。
項2.
水素添加処理したリン脂質中のホスファチジルコリン含量が質量比で50%以上であることを特徴とする項1に記載のオーラルケア組成物。
項3.
水素添加処理したリン脂質中のホスファチジルコリン含量が質量比で50%〜90%であることを特徴とする項2に記載のオーラルケア組成物。
項4.
緑茶ポリフェノールが、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキンからなるカテキン類、及びカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレートからなるガレートカテキン類から選ばれる1種以上のポリフェノールを、緑茶ポリフェノール全量に対して乾燥物換算で30質量%以上含有することを特徴とする項1または2の何れか1項に記載のオーラルケア組成物。
項5.
リポソームが油脂を含有することを特徴とする項1、2または4の何れか1項に記載のオーラルケア組成物。
本発明によれば、口腔内の歯間部や歯周ポケットなどの峡間部位においても十分に組成物が到達し、該部位において効果を発揮するに十分な量を残留でき、且つ、残留後の効果が持続するオーラルケア組成物を提供できる。特に、比較的刺激性が高い場合が多い有用成分をリポソームに包含させており、経時で少しずつ有用成分がリポソームから放出されることから、口腔内組織が化学的な刺激に過敏になっている、いわゆる「口腔弱者」と称される重度の歯周疾患、口腔乾燥症や口腔内の悪性腫瘍を患っている病人、高齢者、乳幼児、被介護者などであっても安心して毎日使用できるため、口腔衛生状態が極めて悪くなりやすい人にも有用なオーラルケア組成物を提供できる。
本発明で使用する緑茶ポリフェノールは、ツバキ科ツバキ属の永年性の常緑樹カメリア・シネンシス(Camellia sinensis (L.) O.kuntze)の葉部を、水および/またはエチルアルコール、好ましくは、水-エチルアルコール混液を用いて抽出し、得られるポリフェノールをいい、本発明で用いる緑茶ポリフェノールは、乾燥状態で30質量%以上の緑茶ポリフェノールを含有する粉体若しくは顆粒体を意味する。ポリフェノール含有量は高いほうが好ましく、また、緑茶ポリフェノールにおいても、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキンからなるカテキン類、及びカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレートからなるガレートカテキン類(以下「EGCG」と略することがある。)から選ばれる1種以上のポリフェノールが好ましく、カテキン類およびEGCGを合わせたポリフェノール(以下、「総カテキン」と略することがある。)の含有量が乾燥状態で30質量%以上のものがさらに好ましく使用できる。緑茶ポリフェノールは、例えば(以下の括弧書きの「%」は乾燥重量あたりの含有量(質量%)を意味する。また、括弧書きの最後には抽出溶媒名を記載する。)、「緑茶ポリフェノールEGCG50」(メディエンス(株)社製、緑茶ポリフェノール(98%以上)、EGCG(45%以上)、総カテキン(75%以上)、水-エチルアルコール混液)、「カテキン30」(白井松新薬(株)社製、緑茶ポリフェノール(30%以上)、EGCG(10%以上)、水)、「カテキン40」(白井松新薬(株)社製、緑茶ポリフェノール(40%以上)、EGCG(10%以上)、水-エチルアルコール混液)、「ポリフェノンG」(三井農林(株)社製、総カテキン(30%以上)、水)、「ポリフェノン70A」(三井農林(株)社製、総カテキン(80%以上)、水-エチルアルコール混液)、「GREEN TEA PE」(ピーエイチエヌ(株)社製、緑茶ポリフェノール(98%以上)、EGCG(50%以上)、総カテキン(80%以上))、「ティアカロン30」((株)常磐植物研究所社製、緑茶ポリフェノール(30%以上)、EGCG(10%以上)、水)、「ティアカロン90」((株)常磐植物研究所社製、緑茶ポリフェノール(90%以上)、EGCG(35%以上))、「ティアカロン90S」((株)常磐植物研究所社製、緑茶ポリフェノール(95%以上)、EGCG(40%以上))、「PF−TP80」((株)ファーマフーズ社製、緑茶ポリフェノール(80%以上)、総カテキン(70%以上))、「PF−TP90」((株)ファーマフーズ社製、緑茶ポリフェノール(90%以上)、総カテキン(80%以上))、「ピュアフェノン50W」(小川香料(株)社製、緑茶ポリフェノール(50%以上)、EGCG(20%以上))、「サンフェノン30S−OP」(太陽化学(株)社製、緑茶ポリフェノール(30%以上)、総カテキン(20%以上))、「サンフェノンCT−T−OP」(太陽化学(株)社製、緑茶ポリフェノール(50%以上))、「サンフェノンBG−3」(太陽化学(株)社製、緑茶ポリフェノール(80%以上)、総カテキン(70%以上))、「サンフェノンBG−5」(太陽化学(株)社製、緑茶ポリフェノール(80%以上)、総カテキン(60%以上))、「サンフェノン90S」(太陽化学(株)社製、緑茶ポリフェノール(80%以上)、総カテキン(70%以上))、「サンフェノンEGCG−OP」(太陽化学(株)社製、EGCG(90%以上))として入手することが可能である。
緑茶ポリフェノールは、実質的にリポソームに包含された状態で存在させる。ここにおいて、「包含された状態」とは、少なくともリン脂質及び緑茶ポリフェノールを用いてリポソームを調製し、得られたリポソームにおける緑茶ポリフェノールの存在状態を意味し、例えば、緑茶ポリフェノールがリポソーム表面に吸着している状態、リポソームの膜成分の一つとして存在している状態、あるいはリポソームの脂質膜で形成されるリポソーム内の連続層中に存在する状態である。
本発明のリポソームは、少なくとも水素添加処理したリン脂質も含有する。水素添加処理した水素添加リン脂質としては、水素添加グリセロリン脂質、水素添加ホスファチジルエタノールアミン、水素添加ホスファチジルセリン、水素添加ホスファチジルイノシトール、水素添加ホスファチジルコリン(水素添加レシチン:水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、水素添加コーンレシチン、水素添加綿実油レシチンなど)などが例示できる。このうち、水素添加ホスファチジルコリン(水素添加レシチン:水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、水素添加コーンレシチン、水素添加綿実油レシチンなど))が好ましい。通常商業ベースで本発明を実施する場合は、ホスファチジルコリン含有量が60質量%以上である水素添加リン脂質(例:水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチンなど)を使用でき、70質量%以上のものが好適に使用でき、80質量%以上のものがより好適に使用でき、90質量%以上のものがより好適に使用できる。
本願における「リポソーム」とは、リン脂質が自己組織化によって形成した単層、または複数の層からなる脂質複合体であり、脂質二重層の数に基づいて、多重膜リポソーム(MLV)と一枚膜リポソームの2つに分類される。一枚膜リポソームは、そのサイズに応じて、更にSUV(small unilamella vesicle)、LUV(large unilamella vesicle)、GUV(giant unilamella vesicle)などに分類され、これらのいずれも好適に使用できる。本発明で好適に用いることのできるリポソームの大きさは、平均粒子径、若しくは該球状の粒子形状をしていない場合は平均外径として10〜1000nmであり、好ましくは10〜600nm、より好ましくは20〜300nmである。リポソームの平均粒子径もしくは平均外径(以下、「平均粒子系等」と略することがある。)は前記の範囲において適宜設定できるが、安定性の観点からはリポソームの粒子系等のバラつきが少ない方が好ましく、平均粒子径等の上限値と下限値の差が1000nm以内、好ましくは300nm以内の範囲に、60%以上のリポソーム個体数(全てのリポソーム数の合計値を100とした時の存在比率を意味する。)、好ましくは80%以上のリポソーム個体数が含まれるのがよい。平均粒子径やリポソーム個体数は、市販の粒度分布計や粒子計数計などで測定することができる。
本発明に使用するリポソームは、常法により製造することができる。例えば、リポソーム懸濁液の製造方法としては、(1)リン脂質、リポソームに内包する成分、その他酸化防止剤などを均質に混合した後、pH調整剤、多価アルコール、糖類などを含む水溶液で水和し、リポソームを形成させる方法。(2)リン脂質、リポソームに内包する成分、その他酸化防止剤などをアルコール、多価アルコールなどに溶解し、pH調整剤、多価アルコール、糖類などを含む水溶液で水和し、リポソームを調製する方法。(3)超音波、フレンチプレスやホモジナイザーを用いて、リン脂質、リポソームに内包する成分、その他酸化防止剤などを水中で複合化させ、リポソームを調製する方法。(4)エタノールにリン脂質、リポソームに内包する成分、その他酸化防止剤などを混合溶解し、このエタノール溶液を塩化カリウム水溶液に添加した後にエタノールを除去しリポソームを調製する方法などが利用できる。例えば、所定量の水素添加処理したリン脂質を含むリン脂質を、例えばエタノールなどの適当な有機溶媒で可溶化し、減圧下に溶媒を除去し、膜脂質を作成し、水、緩衝液、糖類含有水溶液などを添加後、例えば、1000〜3000rpm程度で2〜5分間程度撹拌して、リポソーム懸濁液を調製することにより得ることができる。また、水、緩衝液、糖類含有水溶液に、例えばエタノールに溶解した所定量の前記リン脂質を添加し高圧ホモジナイザーなどにより撹拌することによっても調製することができる。リポソームには、イソプロピルメチルフェノールのようなフェノール系殺菌剤だけでなく、適宜、油性成分、脂質、水溶性物質、生理活性物質など、たとえば、トコフェロール、アスコルビン酸などの抗酸化剤、乳酸、クエン酸などの有機酸、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミンなどの脂質、キトサン、フコイダン、ヒアルロン酸などの天然高分子、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマーなどの合成高分子、トレハロース、ラクチュロース、マルチトールなどの糖質、グリセリンなどのポリオールなどを、本発明の効果を損なわない範囲で包含させて製剤化することができる。なお、ここでいう「包含」とは、上記に示した通り、リン脂質等の他のリポソーム構成成分と該成分がリポソームを形成していることを意味し、リポソームの内部に構成される親水領域若しくは疎水領域に存在する場合、リポソームの膜構成物質と共存する場合、若しくは、リポソーム構成体の最外膜の膜表面に付着して存在する場合など、種々の存在形態ものが含まれる。通常リポソームは、水などの水性溶媒を連続層として有するリポソーム懸濁液として調製される。得られたリポソーム懸濁液は、そのまま使用してもよいし、凍結乾燥やスプレードライなどの常法を用いて乾燥された形態で使用することもでき、水を含有しない水性溶媒を連続層として有する形態で使用することができる。
リポソームに包含されている緑茶ポリフェノールの確認は常法を用いて行なうことができる。すなわち、リポソームに包含せずリポソームを懸濁している連続層に存在する緑茶ポリフェノールを、常法を用いて除去し、その後、常法を用いてリポソーム破壊し、破壊後に遊離する緑茶ポリフェノールの存在を調べることで、リポソームに包含されている緑茶ポリフェノールの確認を行なうことができる。また、同様な手法を用いて定量することも可能である。塩緑茶ポリフェノールの確認や定量の方法としては、限定するものではないが、例えば、HPLCを用いた方法(例えば液体クロマトグラフ質量分析計)が挙げられる。また、リポソームに包含せずリポソームを懸濁している連続層に存在する緑茶ポリフェノールを除去する方法としては、例えば、透析膜等を用いた透析処理や「遠心分離して上澄を除去した後に等張液で残渣物を洗浄し、再度上澄を除去する」操作を繰り返し行なう遠心分離を用いた方法、ゲルろ過処理を行なう方法などが挙げられる。リポソーム破壊する方法としては、例えば、クロロホルムなどの有機溶媒やノニオン性又はカチオン性の界面活性剤を添加する方法が挙げられる。
本発明のオーラルケア組成物には、多価アルコールを配合させることが好ましい。多価アルコールとしては、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどが挙げられる。配合量は、組成物全量に対して1〜20質量%とすることができる。
本発明のオーラルケア組成物は、リポソームが水系溶媒に分散している溶液であり、組成物の粘度は、口腔内組織の隅々にまで十分に到達し易くするため、低いほど良く、例えば50mPa・s以下とすることができ、中でも30mPa・s以下が好ましく、20mPa・s以下がより好ましく、10mPa・s以下が最も好ましい。組成物の粘度の測定は、E型回転式粘度計を用い、常法(例えば、JIS Z8803:2011:「10.円すい−平板形回転粘度計による粘度測定方法」)に従って測定する。
本発明のオーラルケア組成物は、歯磨剤、洗口剤、口腔乾燥緩和・防止剤、口腔・咽喉殺菌剤、口腔用消炎剤、口臭予防/解消剤、プラーク形成阻止剤、齲蝕防止剤、歯周病予防剤、歯周病治療剤、舌苔除去剤、舌苔形成予防剤、義歯装着剤、義歯コーティング剤、義歯安定化剤、義歯保存剤、義歯洗浄剤、インプラントケア剤などの通常のオーラルケア製品、医薬部外品、医薬品などとして利用することができる。
本発明のオーラルケア組成物は、本願効果を損なわない範囲であれば、緑茶ポリフェノールおよびリン脂質以外の一般的に食品やオーラルケア組成物、医薬品等で用いられる公知の成分を配合することができる。たとえば、界面活性剤、アルコール類、水溶性高分子、香味剤(香料)、甘味剤、薬効剤、油脂類、酸味料、酸化防止剤、着色料、滑沢剤などの従来公知の成分が挙げられる。
乳化剤としては、非イオン性界面活性剤だけでなく、陰イオン性界面活性剤、および両性界面活性剤を使用することができる。但し、界面活性剤(特に陰イオン性界面活性剤)は、塩化セチルピリジニウムの殺菌作用を低下させる可能性があるため、配合する化学種およびその配合方法、配合量の設計時においては十分な注意を要する。配合できる界面活性剤の例としては以下のものをあげることができる。非イオン性界面活性剤の例としては、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル;ソルビタン脂肪酸エステルやポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどのソルビタンエステル系界面活性剤;グリセリンモノ脂肪酸エステルやポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどのグリセリン脂肪酸エステル系界面活性剤;ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレンステロール、アルキルグルコシドなどが挙げられる。陰イオン性界面活性剤としては、硫酸エステル系界面活性剤、脂肪酸石鹸、アミノ酸系界面活性剤、リン酸エステル系界面活性剤などが挙げられる。両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインやアルキルアミドピロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの酢酸ベタイン型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤などが挙げられる。これらの界面活性剤は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
アルコール類としては、エチルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、プロピルアルコールなどの一価アルコール類、ラクチトール、マンニトール、キシリトールなどの糖アルコール類などが挙げられる。これらのアルコール類は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
水溶性高分子としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロースやカルボキシメチルセルロース」などのセルロース系水溶性高分子、ペクチンや寒天、カラギーナン、ジェランガムなどの多糖類系高分子、ゼラチンや加水分解コラーゲンペプチドなどのペプチド系高分子などが挙げられる。これらの水溶性高分子は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
本発明で用いる香味剤としては、例えば、メントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモネン、ペパーミントオイル、スペアミントオイル、ウインターグリーン、サリチル酸メチル、シオネール、チモール、丁字油、ユーカリ油、ローズマリー油、セージ油、レモン油、オレンジ油、オシメン油、シトロネロール、メチルオイゲノール等が挙げられる。これらの香味剤は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
本発明で用いる甘味料としては、例えば、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニルメチルエステル、α−メトキシシンナミックアルデヒド、キシリット、スクロース、スクラロース、パラチノース、パラチニット、エリスリトール、マルチトール等が挙げられる。これらの甘味剤は、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
緑茶ポリフェノール以外の機能成分も配合することができる。配合できる薬効剤としては、例えば、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ素化合物;デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素(リテックエンザイム)等の酵素;トラネキサム酸、ε−アミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アラントイン、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン酸類、グリチルレチン酸などの抗炎症剤;塩化セチルピリジニウム、ビサボロール、クロルヘキシジン塩類、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノールなどの抗菌・殺菌剤;α−トコフェロール、酢酸−dl−α−トコフェロール、ピリドキシン類、アスコルビン酸またはその塩等のビタミン類;グリセロリン酸、クロロフィル、グルコン酸銅、塩化ナトリウム、水溶性無機リン酸化合物、植物抽出物等が挙げられる。これらは、単独で使用しても良く、2種以上を組み合わせて使用しても良い。さらには、緑茶ポリフェノールのようにリポソームに含有させても良いし、オーラルケア組成物の連続層に存在させても良い。
本発明のオーラルケア組成物は、口腔・咽喉内に適用した場合、存在する唾液と相互作用を生じ、オーラルケア組成物の粘度が著しく高くなることにより、口腔内組織表面や義歯/インプラント表面における組成物の付着・残留量が増加することで、オーラルケア組成物に含まれる有用成分の作用を十分に発揮させることが可能となる。特に、組成物の粘度をできるだけ低くすることで、清掃が不十分になり易い口腔内の峡間部位にまで到達させることが可能となり、口腔衛生環境を著しく向上させることができる。
加えて、組成物の刺激性を大幅に緩和させることから化学物質の刺激に対して敏感な、いわゆる口腔弱者(具体的には、老齢者、口腔内疾患を有する患者、幼若者など)に対しても有用なオーラルケア組成物を提供することができる。
以下、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の例に限定されるものではない。なお、以下特に断りのない限り「%」は「質量%」を示す。
リポソーム化カテキン類の増粘作用の評価

(被検体および評価に使用する原料・試薬について)
リン脂質(図表では「リン脂質(*1)」と記載する。)としては、水素添加大豆リン脂質(フォスファチジルコリン含量60質量%以上)を用いた。大豆緑茶ポリフェノール(図表では「緑茶PP(*2)」と記載する。)としては、緑茶ポリフェノール90質量%(内、カテキンガレート類35質量%)を含む粉末を使用した。ルチン、ケルセチン及びヘスペリジンは試薬を使用し、ブドウ種子ポリフェノール(図表では「ブドウ種子PP」と記載する。)はGravinol(キッコーマン(株)社製)を使用した。また、増粘作用の評価には、唾液の代用物として、リン酸緩衝食塩水(PBS(−);リン酸二水素カリウム0.02質量%、塩化カリウム0.02%、リン酸水素二ナトリウム0.115質量%、塩化ナトリウム0.8質量%:図表では「PBS」と記載する。)を用いた。

(被検体の調製方法について)
被検体の製造方法としては、以下の方法に従って行った。
精製水に、表1の「リポソーム製造時配合」欄に包含して記載された各原料を、攪拌しつつ順次投入し、均一にした後、ポータブルミキサー(NGM-0.5TB;美粒社製)を用いて、1000r.p.m.、10分間攪拌することでリポソーム分散液を調製した。

(粘度測定方法について)
得られた各被検体を4.5mlずつ分取し、各々に精製水またはリン酸緩衝食塩水(PBS)を0.5ml添加し、均一になるまで攪拌した。攪拌後、速やかに適量を取り、E型回転粘度計を用いて、20℃、ローター 1゜34‘xR24、回転数1r.p.m.,60秒の条件で粘度を測定した。得られた結果を表1に示す。
Figure 0006486601
表1に示したとおり、緑茶ポリフェノールと水素添加処理した大豆リン脂質を含むリポソームの分散液(実施例1)は、水を添加しても増粘しなかったが、PBSを添加することで、約5.2倍の354mPa・sに増粘した。一方、実施例1より緑茶ポリフェノールを抜いた比較例1においては、PBSを添加しても全く増粘しなかった。また、緑茶ポリフェノールを2倍量に増やしたリポソーム分散液(実施例3)は水添加時の粘度は低くなったにもかかわらずPBS添加時は実施例1の2.5倍の増粘効果を示した。さらに、実施例3のリポソームに流動パラフィンを含有させる(実施例4)と、実施例3と比較し1.4倍の増粘効果を示した。さらに、緑茶ポリフェノールの代わりに、植物由来の代表的なポリフェノールである、ルチン、ケルセチンやフラボノイドであるヘスペリジンを配合したリポソーム分散液についても水、PBS共に全く増粘効果が無かった。なお、ブドウ種子ポリフェノールを配合したリポソーム分散液(比較例5)に関しては、PBS添加時の増粘効果が僅かに確認されたが、実施例の約50%の増粘効果に留まった。以上より、緑茶ポリフェノールと水素添加処理したリン脂質を含むリポソームの分散液は、唾液との相互作用により粘度が大きく増加し、この効果はリポソームに緑茶ポリフェノールを含まない場合や、他のポリフェノール等の場合には確認できなかった。
以下、本発明に係るオーラルケア組成物の実施例の処方を挙げるが、本発明は下記の処方に限定されるものではない。なお、特に指定の無いかぎり配合量は質量%を示す。
処方例1(洗口剤)

成 分 配 合 量
チャ抽出物(*1) 0.1
水素添加大豆レシチンA(*2) 1.5
濃グリセリン 10
プロピレングリコール 5
クエン酸 0.01
クエン酸3ナトリウム 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
サッカリンナトリウム 0.02
香料 0.05
精製水 残 部
合 計 100

*1 ポリフェノン70A(三井農林(株)社製)
*2 SLP−PC70HS(辻製油(株)社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が70質量%以上

(製造方法)
仕掛としてチャ抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して溶解し、10%の精製水に添加した後に、高圧乳化機により均一に攪拌することでリポソーム懸濁液を調製する。別途残部の精製水及びその他の成分を混合し、可溶化した混合液に前記リポソーム懸濁液を添加し、均一になるまで混合攪拌する。
処方例2(洗口剤)

成 分 配 合 量
緑茶抽出物(*3) 0.1
水素添加大豆レシチンB(*4) 1
濃グリセリン 10
プロピレングリコール 5
キシリトール 2
水酸化ナトリウム 0.2
エデト酸二ナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
炭酸水素ナトリウム 0.03
サッカリンナトリウム 0.01
香料 0.1
精製水 残 部
合 計 100

*3 ティアカロン90((株)常磐植物研究所社製)
*4 COATSOME NC−21(日油(株)社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が90質量%以上

(製造方法)
仕掛として緑茶抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して溶解し、10%の精製水に添加した後に、高圧乳化機により均一に攪拌することでリポソーム懸濁液を調製する。別途残部の精製水及びその他の成分を混合し、可溶化した混合液に前記リポソーム懸濁液を添加し、均一になるまで混合攪拌する。
処方例3(保湿洗口剤)

成 分 配 合 量
緑茶抽出物(*5) 0.05
水素添加大豆レシチンC(*6) 0.8
濃グリセリン 10
プロピレングリコール 5
ヒアルロン酸ナトリウム 0.3
トレハロース 0.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
クエン酸 0.01
クエン酸3ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.02
香料 0.05
精製水 残 部
合 計 100

*5 サンフェノンEGCG−OP(太陽化学(株)社製)
*6 PHOSPHOLIPON 90H(Lipoid社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が90質量%以上

(製造方法)
仕掛として緑茶抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して溶解し、10%の精製水に添加した後に、高圧乳化機により均一に攪拌することでリポソーム懸濁液を調製する。別途残部の精製水にアルギン酸ナトリウムを均一溶解したのちに前記リポソーム懸濁液およびその他の成分を順次添加し、均一になるまで減圧条件下で混合攪拌する。
処方例4(口腔・咽喉用噴霧剤)

成 分 配 合 量
塩化セチルピリジニウム 150mg
チャ抽出物(*7) 15mg
水素添加大豆レシチンE(*8)1500mg
プロピレングリコール 1000mg
グリセリン 5000mg
果糖ぶどう糖液糖 1000mg
クエン酸 800mg
クエン酸ナトリウム 400mg
安息香酸ナトリウム 500mg
スクラロース 50mg
白金ナノコロイド 2mg
香料 250mg
精製水 残 部
合 計 50g

*7 ピュアフェノン50W(小川香料(株)社製)
*8 SLP−PC92(辻製油(株)社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が90質量%以上

(製造方法)
仕掛として塩化セチルピリジニウム、チャ抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して溶解し、精製水に高圧乳化機の攪拌下で少量ずつ添加し、均一に攪拌しリポソーム懸濁液を調製する。その後、その他の成分を順次添加、混合し、均一になるまで混合攪拌する。
処方例5(洗口剤)

成 分 配 合 量
塩化セチルピリジニウム 0.1
チャ抽出物(*9) 0.1
水素添加卵黄レシチンA(*10) 2.5
濃グリセリン 10
プロピレングリコール 5
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
クエン酸 0.01
クエン酸3ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.02
香料 0.05
精製水 残 部
合 計 100

*9 ポリフェノンG(三井農林(株)社製)
*10 卵黄レシチンPL−100P(キューピー(株)社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が80質量%以上

(製造方法)
仕掛として塩化セチルピリジニウム、チャ抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して溶解し、5%の精製水に添加した後に、高圧乳化機により均一に攪拌することでリポソーム懸濁液を調製する。別途残部の精製水及びその他の成分を混合し、可溶化した混合液に前記リポソーム懸濁液を添加し、均一になるまで混合攪拌する。
処方例6(ポンプスプレイ用口腔・咽喉用殺菌塗布剤)

成 分 配 合 量
緑茶抽出物(*11) 0.2
水素添加大豆レシチンG(*12) 2
濃グリセリン 10
ソルビトール 10
プロピレングリコール 5
エチルアルコール 3
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.01
香料 0.2
精製水 残 部
合 計 100

*11 ティアカロン30((株)常磐植物研究所社製)
*12 ベイシス LS−60HR(日清オイリオグループ(株)社製):リン脂質全量に対してホスファチジルコリン含有量が65質量%以上

(製造方法)
仕掛として緑茶抽出物、水素添加レシチン、香料をプロピレングリコールに添加し、70℃まで加温して均一溶解したものを精製水に添加し、高圧乳化機により均一に攪拌し、リポソーム懸濁液を調製する。別途、クエン酸とクエン酸3ナトリウムを少量の精製水に溶解しておき、該リポソーム懸濁液に残部の精製水を順次攪拌しつつ投入したのちに、ソルビトール、クエン酸等の溶解液、グリセリン及びエチルアルコールに溶解した香料を順次添加し、均一になるまで混合攪拌する。

Claims (5)

  1. カメリア・シネンシス葉部の、水、エチルアルコール、又は水−エチルアルコール混液による抽出物である緑茶ポリフェノールと水素添加処理したリン脂質を含有するリポソームの分散水溶液からなり、前記水素添加処理したリン脂質中のホスファチジルコリン含量が質量比で50%〜90%であり、
    前記緑茶ポリフェノールが、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキンからなるカテキン類、及びカテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレートからなるガレートカテキン類から選ばれる1種以上のポリフェノールを、緑茶ポリフェノール全量に対して乾燥物換算で30質量%以上含有する、
    オーラルケア組成物。
  2. リポソームが油脂を含有することを特徴とする請求項1に記載のオーラルケア組成物。
  3. 前記油脂が流動パラフィンである、請求項2に記載のオーラルケア組成物。
  4. 前記リポソームの平均粒子径が10〜1000nmである、請求項1〜3のいずれかに記載のオーラルケア組成物。
  5. さらに多価アルコールを含む請求項1〜4のいずれかに記載のオーラルケア組成物。
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