JP6486588B2 - 外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材 - Google Patents

外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池パネル等の外設パネルをビス等の固定具で漏水を起こすことなく容易に固定することができ、また、太陽電池パネル等の裏面空間の排熱が円滑に行える外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材に関する。
屋根上に太陽電池パネルや緑化パネル等の外設パネルを敷設する場合、その多くは、新設或いは既設の屋根に金具を取り付け、その金具をベースにして前述の外設パネル等を取り付けるものである。
また、上記のような金具の取り付けにあっては、屋根或いは屋根の下地に対して直接ビス等で直止めする方法や、屋根材に前記金具を嵌合や係合、締着によって取り付ける方法が採られている。
しかしながら、前者の屋根材等に外設パネルを直接固定する場合には、固定部分(=ビス穴)からの浸水の恐れがあり、また、外装材の種類や下地の構成によって固定箇所の制限を受け、自由にパネル設置ができないという問題もあった。
また、後者の場合は、ビス等による「穴」が形成されないため、屋根の雨仕舞いを損なうことは少ない反面、部材の増加による部材管理やコストの上昇が避けられなかった。さらに、係合等によって取り付けられるため、対象となる屋根材に(製品、施工)精度が求められ、施工誤差や変形等があった場合には所要の強度が得られないことや取り付けが不可能になるという問題もあった。
一方で、太陽電池の発電効率は、裏面が高温になると発電効率が低下することが知られている。対象となる建築物の規模、設置部分の勾配等の設置条件によって裏面の空気の移動(排気・排熱)が行われ難い場合があり、効率低下の要因となっている。
そこで、本発明は、太陽電池パネル等の外設パネルをビス等の固定具で漏水を起こすことなく容易に固定することができ、また、太陽電池パネル等の裏面空間の排熱が円滑に行える外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材を提供することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、下地に固定した保持部材と、該保持部材に係合させる左右の外装材とからなる外装構造に外設パネルを取り付けた構築構造であって、前記外装材の両側縁に立ち上がり部を形成し、一方には立ち上がり部の上端を一方へ延出させた一側載置部と、該一側載置部から起立する一側起立部と、その上端を更に一方へ延出させた重合部を形成し、他方には立ち上がり部上端を他方へ長く延出させた他側載置部と、該他側載置部から起立する他側起立部と、その上端を一方へ延出させた被重合部を形成し、隣り合う外装材の一側載置部及び他側載置部が前記保持部材に支持され、前記一側起立部、前記他側起立部は、略重合状に起立され、前記重合部、被重合部は、略平坦状上面部形成するように重合されると共に、前記重合部には、前記上面部の外側端から下方へ折り下げた折曲部が形成され、該折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の他側載置部に当接することで、前記保持部材上には、前記上面部が上辺で、前記他側載置部が下辺で、重合状の前記一側起立部と前記他側起立部、及び前記折曲部が左右の側辺ある中空の略筺状部分形成されている外装構造と、前記外装構造の二つの載置部に隣り合う外設パネルの側部をそれぞれ載乗させ、前記上面部に前記外設パネルを保持する固定部材を固定したことを特徴とする外設パネルの構築構造に関するものである。
また、本発明は、前記構築構造において、外装材は、それぞれの載置部より内側に保持部材に係合する係合部を設けたことを特徴とする外設パネルの構築構造をも提案する。
また、本発明は、前記構築構造において、保持部材は、起立係止部を有し、外装材は、保持部材の起立係止部の内側に配される係合溝を有することを特徴とする外設パネルの構築構造をも提案する。
また、本発明は、前記構築構造において、外装材の折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の他側載置部に当接することを特徴とする外設パネルの構築構造をも提案する。
また、本発明は、前記構築構造において、外設パネルが太陽電池パネルであると共に、太陽電池パネルの対向部分及び/又は太陽電池パネルの端部に、裏面空間内の空気を排出する排出手段を備えることを特徴とする外設パネルの構築構造をも提案する。
さらに、本発明は、前記外設パネルの構築構造に用いられる外装材であって、一側載置部の他方及び他側載置部の一方に保持部材に係合する係合部を有し、折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の他側載置部に当接することで、前記上面部が上辺で、前記他側載置部が下辺で、重合状の前記一側起立部と前記他側起立部、及び前記折曲部が左右の側辺である中空の略筺状部分が形成されることを特徴とする外装材をも提案するものである。
本発明の外設パネルの構築構造は、隣接する外装材の重合部及び被重合部を重合させて形成される上面部が上辺で、他側載置部が下辺で、重合状の起立部、及び折曲部が左右の側辺である中空の略筺状部分を形成するため、上方からの正荷重に対する耐力が高く、しかもビス等の固定具で漏水を起こすこともなく、太陽電池パネルや緑化パネル等の外設パネルを設置するために直接ビス等の固定具で直止めすることもできる。
特に折曲部の下端が他方の外装材の載置部に当接するので、閉鎖状の筺状部分が形成されるため、上方からの正荷重に対する耐力がより高いものとなり、例えば作業者が当該箇所を足場として歩行することもできる。
また、被重合部、重合部を重合させて形成される上面部が、中空の略筺状部分の上方に形成されるため、略筺状部分周辺に雨水等がまわっても略筺状部分内に侵入する恐れが少なく雨仕舞性能に優れるものである。さらに、特殊環境下等により万が一略筺状部分内に雨水が侵入しても重合部分にまわることがなく、屋根構造における外設パネルの非設置箇所(例えば軒先側)においても雨仕舞性能が高いものとなる。
また、外装材に載置部より内側に保持部材に係合する係合部を設けた場合には、外装材の載置部が外設パネルを支持する部位であるから、外設パネルの側部を載置部に載乗させた際に外装材が保持部材から外れることがなく、外設パネルの荷重を保持部材に負担させることができる。
また、保持部材が起立係止部を有し、外装材が保持部材の起立係止部に係合する係合溝を有する場合には、より安定に外装材を保持することができ、負圧に対して強固な構造とすることができる。
また、外設パネルが太陽電池パネルであると共に、太陽電池パネルの対向部分及び/又は太陽電池パネルの端部に、裏面空間内の空気を排出する排出手段を備える場合には、裏面空間の排熱が円滑に行え、発電効率の低下を抑制することができる。
さらに、本発明の外装材は、前記外設パネルの構築構造に用いられ、載置部より内側に保持部材に係合する係合部を有し、折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の載置部に当接しているので、重合部分を含めた重合部と被重合部とが筺状を形成するため、上方からの正荷重に対する耐力が高く、その上面部を、前述の外設パネルの取付箇所として利用することもでき、或いは作業者が当該箇所を足場として歩行することもできる。
また、重合部ばかりでなく、被重合部にも折曲部を設け、しかもその下端が他方の外装材の載置部に当接する場合には、より一層強度が高い重合部分として、閉鎖状の筺状部分が形成されるものとなる。しかも、折曲部の下端が当接していることで、外装材上に吹き付けても空間内に雨水が廻りにくい構造となる。
(a)本発明の外設パネルの構築構造の一実施例(第1実施例)を示す正面図、(b)それに用いた外設パネル(太陽電池パネル)の拡大正面図、(c)それに用いた保持部材の拡大正面図、(d)それに用いた外装材の拡大正面図、(e)それに用いた固定部材の拡大正面図である。 (a)他の一実施例(第2実施例)である外設パネル(太陽電池パネル)の構築構造を示す正面図、(b)それに用いた外装材の組み合わせ部分の拡大正面図、(c)他の一実施例(第3実施例)である外設パネル(緑化パネル)の構築構造を示す正面図、(d)それに用いた外装材の組み合わせ部分の拡大正面図である。 他の一実施例(第3実施例)を示す斜視図である。 (a)他の一実施例(第4実施例)である外設パネル(太陽電池パネル)の構築構造を示す正面図、(b)それに用いた外装材の組み合わせ部分の拡大正面図、(c)他の一実施例(第5実施例)である外設パネル(緑化パネル)の構築構造を示す正面図、(d)それに用いた外装材の組み合わせ部分の拡大正面図である。 他の一実施例(第6実施例)を示す斜視図である。 (a)他の一実施例(第7実施例)である外設パネル(太陽電池パネル)の構築構造を示す正面図、(b)それに用いた保持部材の正面図、(c)それに用いた外装材の正面図である。 (a)他の一実施例(第8実施例)に用いた保持部材の正面図、(b)それに用いた外装材の正面図、(c)それらを組み合わせた部分を示す正面図である。 (a)他の一実施例(第9実施例)に用いた保持部材の正面図、(b)それに外装材を組み合わせた部分を示す正面図、(c)他の一実施例(第10実施例)に用いた保持部材の正面図、(d)それに外装材を組み合わせた部分を示す正面図である。
本発明の外設パネルの構築構造は、外装材の両側縁に立ち上がり部と、各立ち上がり部上端をそれぞれ外側に延出した載置部とを有し、一方には前記載置部から起立すると共に外側に延出した重合部を形成し、他方には前記載置部から起立すると共に内側に延出した被重合部を形成し、前記重合部、被重合部は、略平坦状に上面部が形成されて重合すると共に、重合部は、上面部の外側端から下方への折曲部を形成した外装構造と、前記外装構造の載置部に外設パネルの側部を載乗し、上面部に前記外設パネルを保持する固定部材を固定したことを特徴とする。
以下に、この取付構造に用いられる(A)外装構造、(B)外設パネル、(C)固定部材の各構成について順に説明する。
(A)外装構造
本発明における外装構造は、外装材の両側縁に立ち上がり部と、各立ち上がり部の上端をそれぞれ外側に延出した載置部とを有し、一方には前記載置部から起立すると共に外側に延出した重合部を形成し、他方には前記載置部から起立すると共に内側に延出した被重合部を形成し、前記重合部、被重合部は、略平坦状に上面部が形成されて重合すると共に、重合部は、上面部の外側端から下方へ折り下げた折曲部を形成した構成である。
即ち本発明における外装材は、(1)立ち上がり部、(2)載置部、(3)重合部、(4)被重合部、(5)起立部、(6)上面部、(7)折曲部を備える構成であって、それ以外の構成については、特に限定するものではなく、該外装材を取り付けるための保持部材等に嵌合、係合するものでも、ビス止めするものであってもよく、その併用であってもよい。
(1)立ち上がり部
外装材の両側縁に設ける立ち上がり部は、後述する図示実施例のように傾斜状に設けることが多く、またこの立ち上がり部には、保持部材に係合する係合部(嵌合部)を設けることが好ましい。
(2)載置部
この載置部は、各立ち上がり部の上端をそれぞれ外側に延出して形成される構成であって、具体的には右側の立ち上がり部の上端を右側に延出して右側の載置部が形成され、左側の立ち上がり部の上端を左側に延出して左側の載置部が形成される。そして、この載置部は、外設パネルを支持する部位であるため、後述する図示実施例のようにこの載置部の裏面を保持部材の上面に載乗(受支)させることが好ましい。また、安定に載乗させるためには、後述する図示実施例のように保持部材の上面(支持部)及び配設状態における載置部は略水平状であることが望ましい。
(3)重合部
この重合部は、一方の前記(2)載置部から起立すると共に外側に延出するものであり、上面が略平坦状に形成され、更にその(6)上面部の外側端から下方へ折曲する(7)折曲部を有する構成である。即ちこの重合部は、後述する(5)起立部と、(6)上面部と、(7)折曲部とからなる構成である。
(4)被重合部
この被重合部は、他方の前記(2)載置部から起立すると共に内側に延出するものであり、前記(3)重合部と同様に上面が略平坦状に形成される構成である。即ちこの被重合部は、後述する(5)起立部と、(6)上面部とを備える構成であるが、前記(3)重合部と同様に更に(7)折曲部を備えることが好ましい。
また、雨仕舞をより向上させるために、前記(3)重合部とこの(4)被重合部間にはブチルゴム等の弾性止水材を介在させることが好ましい構成である。
(5)起立部
この起立部は、前記(3)重合部、前記(4)被重合部の一部であって、前記一方及び他方の前記(2)載置部から起立する部位を指し、特に限定するものではないが、後述する図示実施例のように略鉛直状に形成することが好ましい。
(6)上面部
この上面部は、前記(3)重合部、前記(4)被重合部の一部であって、前記一方及び他方の前記(5)起立部から略平坦状に延出する部位を指し、一方の(5)起立部から外側へ、他方の(5)起立部から内側へ、それぞれ延出するものであって、組み付けた(重合させた)状態では一方から他方へ向かって延出するように形成される。
(7)折曲部
この折曲部は、前記(3)重合部の一部であって、前記(6)上面部の外側端から下方へ折り下げた部位を指し、その下端が他方の外装材の(2)載置部に当接することが望ましい。更にその場合、略鉛直状に折り下げられて(2)載置部に当接することがより望ましい。この折曲部は、前記(3)重合部ばかりでなく、前述のように(4)被重合部にも設けてもよく、その場合も、前述のようにその下端が他方の外装材の(2)載置部に当接すること、略鉛直状に折り下げられて当接することが望ましい。
それ以外の外装材の構成の一例として、保持部材の起立係止部に係合する係合溝を有する構成を備える場合には、負圧に対して強固な構造とすることができる。この係合溝は、下方が開放する溝状であり、上向きの係止突起である起立係止部に上方から係合するものであり、前記係合部と被係合部との係合と相俟って外装材をより安定に保持することができ、負圧に対して強固な構造とすることができる。
(B)外設パネル
この外設パネルとしては、太陽電池パネルや緑化パネル、新設の屋根パネルなどが想定されるが、これらに限定するものではなく、屋根に設置する外設パネルであれば特にその構成を特定するものではない。
(C)固定部材
この固定部材は、前記(2)載置部に側部を載乗した(B)外設パネルを、前記(6)上面部に固定することにより保持するものである。
なお、本発明は、前述の外設パネルの構築構造に用いられる外装材をも提案するものであって、載置部より内側に保持部材に係合する係合部を有し、折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の載置部に当接している構成であり、被重合部には、上面部の内側端から下方への折曲部を形成していることが好ましい。
保持部材との係合部は、後述する図示実施例のように載置部の直下に設けるものでも、更に内側に設けるものでも、外装材の面板部等に設けるものでもよく、複数設けるものでもよい。
また、保持部材は、外装材の載置部がパネルを支持する部位であることから保持部材の一部(後述する図示実施例では支持部)が載置部裏面に当接もしくは近接することが好ましい。後述する図示実施例では、保持部材の左右に、略水平状の支持部を設け、その左右の外側にそれぞれ外方へ突出する被係合部を設けたので、支持部に載置部が安定に載乗し、その外側に位置する被係合部に係合部が係合するものとなる。
そのため、外設パネルの側部を、裏面側に保持部材の支持部が受支する載置部に、安定に載乗することができ、その際に外装材が保持部材から外れることがなく、外設パネルの荷重を保持部材に負担させることができる。
この保持部材としては、前述のように外装材の載置部を支持する支持部、外装材の立ち上がり部(係合部)が係合する被係合部、下地に固定するための固定部を備える構成が望ましい。各部位についても、特にその形状等の構成を限定するものではなく、例えば被係合部としては、係合させる外装材の立ち上がり部(係合部)の形状に応じてどのように形成してもよく、後述する図示実施例に示すように外方へ突出して内方へ凹む形状でも、外方へ延出した横片とその下方の隅部であってもよい。また、前述のようにより安定な保持、並びに負圧に対する強い保持強度を求める場合には、その左右の外側に位置する上向きの係止突起である起立係止部を設けることが望ましい。この係止突起としては、略楔状でも、内側へ傾斜する先端が細径な形状でも、内側へ傾斜する先端が更に内側へ傾斜する形状であってもよい。
本発明における外装材は、代表的には概ね0.4〜1.6mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板等の防錆処理鋼板、特殊鋼、非鉄金属、ステンレス鋼板、耐候性鋼板、銅板、アルミニウム合金板、鉛板、亜鉛板、チタニウム板などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらは殆ど長尺なコイル状形態で供給される。そして、上記各種の長尺なコイル状の金属材料を定尺切断したり、左右の側縁にはロール成形等により成形が施される。
本発明における外設パネルとしては、前述のように太陽電池パネル、緑化パネル、新設の屋根パネルなどが想定される。特に太陽電池パネルを用いる場合には、太陽電池パネルの対向部分及び/又は太陽電池パネルの端部に、裏面空間内の空気を排出する排出手段を備えることが好ましく、具体的な排出手段としては、吹き付けた風が上方に乱流を起こすような起立状部を取り付ければよい。なお、対向部分とは、流れ方向に隣接する(間隔を有して)箇所を指し、端部とは、流れ方向の最上部を指す。また、裏面空間とは、外装材の連続方向に連続する空間を指す。
この起立状部は、対向間隔に取り付ける目地部材に一体的に又は固定するなどして設けてもよいし、太陽電池パネルの枠体に一体的に又は固定するなどして設けてもよいし、起立状部を有する単独部材を配設するようにしてもよい。目地部材や枠体に対して固定する手段としては、ビス等の固定具を用いてもよいし、嵌合、係合、挟着等特に限定するものではない。
そして、この起立状部を太陽電池パネルの対向部分及び/又は太陽電池パネルの端部に設けることにより、起立状部に当たった風が上方に乱流を起こし、起立状部の上端を減圧状態とするため、太陽電池パネル3の裏面空間の空気が表面側へ吸い出す作用が果たされ、裏面空間の空気の流れを著しく速め、太陽電池セル自体が発生する温度を抑えることで発電効率の低下を防ぐことができる。
図1(a)に示す第1実施例の外設パネル3の構築構造は、図1(d)に拡大して示す外装材1にて形成した外装構造と、該外装構造の載置部に外設パネル3の側部を載乗し、上面部に前記外設パネル3を保持する固定部材4を固定してなる構造である。
この第1実施例における外装材1は、略平坦状の面板部11の両側縁に傾斜状に設けた立ち上がり部12,12'と、これらの立ち上がり部12,12'の上端をそれぞれ外側に延出した載置部13,13'とを有する。なお、図では面板部11の左側を一方側とし、右側を他方側とし、他方側の部位には符号に「'」を付して区別した。また、図示実施例では、立ち上がり部12,12'の上端に、保持部材2に係合する係合部121,121'が外側へ略膨出状に設けられている。
また、一方の載置部13には、その外側端から略鉛直状に起立する起立部141と、該起立部141の上端から外側に略平坦状に延出させた上面部142と、該上面部142の外側端から膨出状に延在する膨出部145と、該膨出部145を折り下げて形成した折曲部143とを含む重合部14を形成した。なお、折曲部143の下端は、外側へ屈曲されて当接部144を形成している。
また、他方の載置部13'には、その外側端から略鉛直状に起立する起立部151と、該起立部151の上端から内側に略平坦状に延出させた上面部152とを含む被重合部15を形成した。
そして、この外装材1を図1(a)に示すように敷設した状態では、重合部14の起立部141及び上面部142が、隣接する外装材1の被重合部15の起立部151及び上面部152に重合すると共に、重合部14の膨出部145が被重合部15の上面部152の外端縁を包むように延在し、当接部144が載置部13'に当接する。
前記外装材1を取り付けるための保持部材2は、図1(c)に示すように逆ハット状の下方部材2aと、断面が略鍋状の上方部材2bとを、固定部材(ボルトナット)2cにて一体化した構成である。下方部材2aには、下地材6の上面に沿わせて固定する固定部21が設けられている。また、上方部材2bには、前記外装材1の係合部121,121'が係合する被係合部22,22が左右の側端に突出状に設けられ、該被係合部22,22の内側には前記外装材1の載置部13,13'を支持する略水平状の支持部23,23が設けられている。
前記外設パネル3は、この第1実施例では図1(b)に示すように太陽電池パネルであって、略平坦状のパネル本体30の端縁に略E字状の枠体31,31が一体的に取り付けられた構成である。
前記固定部材4は、前記外設パネル3である太陽電池パネルを、前記外装材1の上面部142,152に保持するための部材であって、図1(e)に示すように板材であり、その両端がそれぞれ太陽電池パネル3,3の上面を押さえる押さえ部41,41であり、その中央部分が上面部142に支持されて固定具5を打ち込む固定部42である。
これらの構成を有する外装材1、保持部材2、外設パネル3、及び固定部材4から構成される図1(a)の外設パネル3の構築構造は、隣接する外装材1,1の重合部14及び被重合部15を重合させて形成される上面部142,152が、重合状の起立部141,151、及び折曲部143で中空の略筺状部分を形成するため、上方からの正荷重に対する耐力が高い。また、この第1実施例では締め付けタイプの固定具5及び固定部材4にて太陽電池パネル3を固定したが、例えばビス等の固定具でも、当該第1実施例の締め付けタイプの固定具5でも同様に漏水を起こすこともなく、ビス止め等の上方からの圧力にも耐え、太陽電池パネル3を設置するために直接ビス等の固定具で直止めすることも可能である。
特にこの第1実施例では、折曲部143の下端(当接部144)が他方の外装材1の載置部13'に当接するので、上辺を形成する重合状の上面部142,152及び右側辺を形成する起立部141,151と閉鎖状の筺状部分を形成するため、上方からの正荷重に対する耐力がより高いものとなり、例えば作業者が当該箇所を足場として歩行することもできる。
また、この第1実施例では、外装材1に載置部13,13'より内側に保持部材2に係合する係合部121,121'を設けたので、外装材1の載置部13,13'が太陽電池パネル3を支持する部位であるから、太陽電池パネル3の側部(枠体31,31)を載置部13,13'に載乗させた際に外装材1が保持部材2から外れることがなく、太陽電池パネル3の荷重を保持部材2に負担させることができる。
さらに、この第1実施例における膨出部145は、被重合部15の上面部152の外端縁を包むように配置され、重合部14と被重合部15との隙間から雨水が浸入しようとするのを防止することができる。
図2(a),(b)に示す第2実施例は、外装材1'の重合部14の折曲部143が、上面部142の外端縁を下方へ折り下げて形成されている点が相違する。即ち前記膨出部145が存在しない点が前記第1実施例と相違する構成であり、それ以外の構成は、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図2(c),(d)、及び図3に示す第3実施例は、前記第1,2実施例にて使用した外装材1,1'及び保持部材2に比べて縦長の外装材1"及び保持部材2"を用い、太陽電池パネル3に代えて模式化して示した緑化パネル3"を用いた例である。なお、固定具5"はビスであり、下地材6"はH鋼材等の躯体である。
そのため、この第3実施例の外装材1"の立ち上がり部16,16'は、前記第1,2実施例の立ち上がり部12,12'より縦長であり、保持部材2"の下方部材2dは、前記第1,2実施例の下方部材2aより縦長である。なお、外装材1"の載置部13、13'、重合部14(起立部141、上面部142、折曲部143)、被重合部15(起立部151、上面部152)については、それぞれ前記第1,2実施例に比べて幅広であるか、縦長であるが、同一符号を付している。
この第3実施例でも、前記第1,第2実施例と同様に、隣接する外装材1",1"の重合部14及び被重合部15を重合させて形成される上面部142,152が、重合状の起立部141,151、及び折曲部143と共に中空の略筺状部分を形成するため、上方からの正荷重に対する耐力が高い。そのため、ビスである固定具5"を固定部材4から上面部142,152に打ち込んで容易に緑化パネル3"を取り付けることができ、該構造でも漏水を起こすこともない。
また、この第3実施例でも、前記第1,第2実施例と同様に、折曲部143の下端(当接部144)が他方の外装材1"の載置部13'に当接するので、閉鎖状の筺状部分が形成されるため、上方からの正荷重に対する耐力がより高いものとなり、例えば作業者が当該箇所を足場として歩行することもできる。
さらに、この第3実施例でも、載置部13,13'より内側に保持部材2"に係合する係合部161,161'を設けたので、外装材1の載置部13,13'が緑化パネル3を支持する部位であるから、緑化パネル3"を載置部13,13'に載乗させた際に外装材1"が保持部材2"から外れることがなく、緑化パネル3"の荷重を保持部材2"に負担させることができる。
図4(a),(b)に示す第4実施例は、緑化パネル3"に代えて太陽電池パネル3を用い、板材である固定部材4に代えて中央部分である固定部42"が凹んだ断面が皿状の固定部材4"を用いた以外は、前記第3実施例と殆ど同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図4(c)に示す第5実施例は、図面左側に形成されている山状の外装構造は前記第4実施例と同様であり、図面右側に形成されている山状の外装構造は、それぞれ幅広の載置部17,17'、上面部142",152"を用い、それに応じて保持部材2'"の上方部材2b"も、固定部材4'"の固定部42'"も幅広のものを用いた。また、この第5実施例では、重合部14に加えて被重合部15にも、折曲部153が設けられており、該折曲部153の下端は内側へ屈曲されて当接部154を形成しており、敷設状態ではこの当接部154は載置部17'に当接する。
そして、この第5実施例では、重合部14と被重合部15とで形成される筺状部分が上辺(上面部142",152")及び両側辺(起立部141,151及び折曲部143,153)とも重合片にて形成されるため、前記第1〜第4実施例よりも更に強度が高いものとなる。しかも、折曲部143,153の下端が当接していることで、外装材1上に吹き付けても空間内に雨水が廻りにくい構造となる。
図5に示す第6実施例は、図中の右上が水上側(棟側)、左下が水下側(軒側)を指すものであって、前記第1実施例と同様の外装材1にて形成された外装構造に、前記第3実施例と同様に板材である固定部材4及びビスである固定具5"を用いて太陽電池パネル3を取り付けたものであって、太陽電池パネル3の棟側に、起立状部71を一体的に取り付けた構成である。
この第6実施例の起立状部71は、略L字状材7の縦片部分であって、太陽電池パネル3の枠体31と外装材1の載置部13,13'との間に略L字状材7の横片部分72が挟着状に取り付けられている。
そして、この第6実施例では、起立状部71を太陽電池パネル3の棟端に設けたので、起立状部71に当たった風が上方に乱流を起こし、起立状部71の上端を減圧状態とするため、裏面空間(太陽電池パネル3と外装材1との間)の空気が表面側へ吸い出す作用が果たされ、図中に白抜き矢印にて示したように軒側から棟側へ向かう裏面空間の空気の流れを著しく速め、太陽電池セル自体が発生する温度を抑えることで発電効率の低下を防ぐことができる。
図6(a)に示す第7実施例は、図6(b)に示す保持部材2Wと、図6(c)に示す外装材1Wにて形成した外装構造に、点線で示す太陽電池パネル3を配設してなる構造であり、保持部材2Wに形成した上向きの係止突起である起立係止部24に外装材1Wに形成した下方が開放する係合溝18を係合させて取り付けることにより、係合部121と被係合部22との係合と相俟って外装材1Wをより安定に保持でき、負圧に対して強固な構造としたものである。
この第7実施例における外装材1Wは、略平坦状の面板部11の両側縁に上方へ突出するように折り上げて下方が開放する係合溝18を介して傾斜状の立ち上がり部12,12’を設けた構成であり、立ち上がり部12,12’の上端をそれぞれ外側に延出した載置部13,13’とを有する。なお、前記係合溝18の外側には内側下方へ膨出状の溝状部19が形成され、前記内側載置部13,13’の外側の重合部14、被重合部15等の構成は前記第1実施例とほぼ同様であるから図面に符号を付して説明を省略する。
また、上記保持部材2Wは、下地材6に沿わせる水平片の略中央に中空の略矩形隆状部20wが形成され、該略矩形隆状部20wの頂部に略水平状の支持部23を有し、その端部に膨出状の被係合部22を有する。また、前記水平片の左右の端部には、上向きの係止突起である起立係止部24,24を有し、その内側には先端が更に内側へ傾斜する上向き片25,25を有し、これらの起立係止部24と上向き片25との間に上方が開放する溝状の係合空間26が形成されている構成である。なお、この保持部材2の固定部21は、前記水平片のうち、図示するように前記略矩形状隆状部20wの外側に位置する部分である。
そして、前記保持部材2Wを下地材6上に固定し、その起立係止部24に前記外装材1Wの係合溝18を上方から嵌合させると共に、係合空間26に溝状部19を配置させ、上向き片25及び略矩形隆状部20w(の傾斜側壁201)に立ち上がり部12を沿わせ、被係合部22に係合部121を係合させ、支持部23に載置部13を支持させるように配設する。
そのため、係合部121と被係合部22との係合に加え、係合溝18と起立係止部24とが係合するため、外装材1Wをより安定に保持部材2Wに保持でき、負圧に対して強固な構造とできる。しかも、起立係止部24の上端内側には略楔状の係止部分241が設けられているので、係合溝18を強固に係止することができる。
図7(c)に示す第8実施例は、図7(a)に示す保持部材2Xと、図7(b)に示す外装材1Xにて形成した外装構造に、図示しない太陽電池パネル(3)を配設してなる構造であり、前記図6の第7実施例とほぼ同様に保持部材2Xに形成した上向きの係止突起である起立係止部24xに外装材1Xに形成した下方が開放する係合溝18を係合させて取り付けることにより、係合部121と被係合部22との係合と相俟って外装材1Xをより安定に保持でき、負圧に対して強固な構造としたものである。
この第8実施例における外装材1Xは、立ち上がり部12,12'の内側に上方へ突出するように折り上げて下方が開放する係合溝18,18'を形成した構成など、前記図7の第7実施例における外装材1Wとほぼ同一であり、図面に同一符号を付して説明を省略する。
また、この第8実施例における保持部材2Xは、水平片の略中央に形成される中空の略矩形隆状部20xが、前記図6の第7実施例における略矩形隆状部20wとほぼ同一の高さに形成され、その頂部には略水平状の支持部23が形成され、その端部に膨出状の被係合部22が形成される点では同様であるが、この略矩形隆状部20xは、前記第7実施例の略矩形隆状部20wに比べて下方部分が幅広(横長)に形成されている。さらに、前記水平片の左右の端部には、上向きの係止突起である起立係止部24x,24xが形成される点では同様であるが、各起立係止部24xの上端には、略楔状の係止部分(241)に代えて内側へ傾斜する先端が細径な係止部分242が設けられている。また、起立係止部24x,24xの内側には、上向き片(25)が形成されないので、係合空間(26)も形成されない。
そして、前記保持部材2Xを図示しない下地材(6)上に固定し、その起立係止部24xに前記外装材1Xの係合溝18を上方から嵌合させると共に、この起立係止部24xの基端(内側)に溝状部19を配置させ、略矩形隆状部20xの傾斜側壁201xに立ち上がり部12を沿わせ、被係合部22に係合部121を係合させ、支持部23に載置部13を支持させるように配設する。
そのため、前記図6の第7実施例と同様に係合部121と被係合部22との係合に加え、係合溝18と起立係止部24xとが係合するため、外装材1Xをより安定に保持部材2Xに保持でき、負圧に対して強固な構造とできる。
加えてこの第8実施例では、立ち上がり部12,12'を支持する傾斜側壁201xが前記第7実施例のもの(201)に比べて幅広であるためより安定に支持できる。
また、この第8実施例の保持部材2Xには、上向き片25を形成していないので、少なくともその分だけ安価に作成できる。
なお、前記第7実施例の係止部分241もこの第8実施例の係止部分242も、外装材1Xに負圧が作用した際の抵抗となるが、以下に示すように僅かに相違する。
前記第7実施例の係止部分241は、略楔状に形成されているため、その下端が係合溝18の引っ掛けとなり、その上方への抜けを防止する抵抗となる。
それに対し、この第8実施例の係止部分242は、内側へ傾斜する先端が細径な形状であるため、その先端が係合溝18の奥深(上端)まで侵入して内側へ引っ張り、外装材1Xの面板部11を外方へ引っ張る作用を果たすので、負圧に対する大きな抵抗となる。
図8(b)に示す第9実施例は、図8(a)に示す保持部材2Yと、図7(b)に示す外装材1Xにて形成した外装構造に、図示しない太陽電池パネル(3)を配設してなる構造であり、図8(d)に示す第10実施例は、図8(c)に示す保持部材2Zと、図7(b)に示す外装材1Xにて形成した外装構造に、図示しない太陽電池パネル(3)を配設してなる構造である。
そして、これらの第9実施例や第10実施例は、前記図6の第7実施例や前記図7の第8実施例とほぼ同様に保持部材2Y,2Zに形成した上向きの係止突起である起立係止部24y、24zに外装材1Xに形成した下方が開放する係合溝18を係合させて取り付け、係合部121と被係合部22との係合と相俟って外装材1Xをより安定に保持でき、負圧に対して強固な構造とした。
図8(a)の第9実施例における保持部材2Yは、略楔状の係止部分(241)に代えて内側へ傾斜する先端が更に内側へ傾斜する係止部分243が設けられている以外の構成は、前記図6の第7実施例の保持部材2Wと全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。なお、前記第7実施例の係止部分241もこの第9実施例の係止部分243も、外装材1Xに負圧が作用した際の抵抗となるが、以下に示すように僅かに相違する。
前記第7実施例の係止部分241は、前述のように略楔状に形成され、その下端が係合溝18の引っ掛けとなるため、その上方への抜けを防止する抵抗となっている。
それに対し、この第9実施例の係止部分243は、内側へ傾斜する先端が更に内側へ傾斜する形状であるため、前記図7の第8実施例における係止部分242と同様にその先端が係合溝18の奥深(上端)まで侵入して内側へ引っ張り、外装材1Xの面板部11を外方へ引っ張る作用を果たすので、負圧に対する大きな抵抗となる。
図8(c)の第10実施例における保持部材2Zは、略矩形隆状部20zの頂部(支持部23)が略水平状の横片であり、その先端が被係合部22zである以外の構成は、前記図7の保持部材2Xと全く同様であるから、図面に同一符号を付して説明を省略する。
この第10実施例では、前記第8実施例と同様の効果を果たし、立ち上がり部12,12'を支持する傾斜側壁201zが幅広であるためより安定に支持でき、上向き片25を形成していないので、少なくともその分だけ安価に作成できる。また、係止部分242は、内側へ傾斜する先端が細径な形状であるため、その先端が係合溝18の奥深(上端)まで侵入して内側へ引っ張り、外装材1Xの面板部11を外方へ引っ張る作用を果たすので、負圧に対する大きな抵抗となる。
なお、当該実施例における保持部材2Zに設けた被係合部22zは、外方へ延出した横片とその下方の隅部(空部)としたが、外装材1Wの係合部121が係合できる構成であればどのような形状でもよい。
1,1',1",1W、1X 外装材
11 面板部
12,12' 立ち上がり部
121,121' 係合部
13,13' 載置部
14 重合部
141 起立部
142 上面部
143 折曲部
15 被重合部
151 起立部
152 上面部
16,16' 立ち上がり部
17,17' 載置部
18 係合溝
19 溝状部
2,2W〜2Z 保持部材
2a 下方部材
2b 上方部材
21 固定部
22 被係合部
23 支持部
24 起立係止部
25 上向き片
26 係合空間
3 太陽電池パネル
30 パネル本体
31 枠体
3" 緑化パネル
4 固定部材
5 固定具
6,6" 下地材
7 略L字状材
71 起立状部

Claims (5)

  1. 下地に固定した保持部材と、該保持部材に係合させる左右の外装材とからなる外装構造に外設パネルを取り付けた構築構造であって、
    前記外装材の両側縁に立ち上がり部を形成し、
    一方には立ち上がり部上端を一方へ延出させた一側載置部と、該一側載置部から起立する一側起立部と、その上端を更に一方へ延出させた重合部を形成し、
    他方には立ち上がり部上端を他方へ長く延出させた他側載置部と、該他側載置部から起立する他側起立部と、その上端を一方へ延出させた被重合部を形成し、
    隣り合う外装材の一側載置部及び他側載置部が前記保持部材に支持され、前記一側起立部、前記他側起立部は、略重合状に起立され、前記重合部、被重合部は、略平坦状上面部形成するように重合されると共に、前記重合部には、前記上面部の外側端から下方へ折り下げた折曲部が形成され、該折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の他側載置部に当接することで、前記保持部材上には、前記上面部が上辺で、前記他側載置部が下辺で、重合状の前記一側起立部と前記他側起立部、及び前記折曲部が左右の側辺ある中空の略筺状部分形成されている外装構造と、
    前記外装構造の二つの載置部に隣り合う外設パネルの側部をそれぞれ載乗させ、前記上面部に前記外設パネルを保持する固定部材を固定したことを特徴とする外設パネルの構築構造。
  2. 外装材は、一側載置部の他方及び他側載置部の一方に保持部材に係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の外設パネルの構築構造。
  3. 保持部材は、起立係止部を有し、外装材は、保持部材の起立係止部に係合する係合溝を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の外設パネルの構築構造。
  4. 外設パネルが太陽電池パネルであると共に、太陽電池パネルの対向部分及び/又は太陽電池パネルの端部に、裏面空間内の空気を排出する排出手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の外設パネルの構築構造。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の外設パネルの構築構造に用いられる外装材であって、一側載置部の他方及び他側載置部の一方に保持部材に係合する係合部を有し、折曲部は、外側下方へ向けて延在し、その下端が他方の外装材の他側載置部に当接することで、前記上面部が上辺で、前記他側載置部が下辺で、重合状の前記一側起立部と前記他側起立部、及び前記折曲部が左右の側辺である中空の略筺状部分が形成されることを特徴とする外装材。
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