JP2000328727A - 屋根材用吊子 - Google Patents

屋根材用吊子

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JP2000328727A
JP2000328727A JP11141665A JP14166599A JP2000328727A JP 2000328727 A JP2000328727 A JP 2000328727A JP 11141665 A JP11141665 A JP 11141665A JP 14166599 A JP14166599 A JP 14166599A JP 2000328727 A JP2000328727 A JP 2000328727A
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JP
Japan
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goby
roof material
hook
clip
folded plate
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Pending
Application number
JP11141665A
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English (en)
Inventor
Isao Horiike
勲 堀池
Katsuaki Tanaka
克明 田中
Tatsuya Fujiwara
達哉 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Steel Products Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal Steel Products Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屋根面水平方向に連設される折板屋根材を確実
に固定することのできる吊子を提供する。 【解決手段】折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に
挟み込まれる断面鉤形状のハゼ部11に、吊子長手方向
に交差(直交)する方向に沿って伸びる屈曲部(補強リ
ブ)13を設けることで、ハゼ部11の強度を強くし
て、吊子1が折板屋根材のハゼ継ぎ部から抜けることを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトレス式の折
板屋根材に用いられる吊子に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や倉庫などの屋根葺き材として汎用
される折板屋根材のうち、特にボルトレスと呼ばれる折
板屋根材は、連設される折板屋根材を吊子を介してハゼ
継ぎすることにより、屋根表面に取付ボルトを露出させ
ず、美観や耐水性を高めるようにしたものである。
【0003】ボルトレス式の折板屋根材は、図6に例示
するように、幅方向の中央が谷部111、両側端が山部
112、113となるように折り曲げ加工されている。
両側端の山部112、113はともに水平な頂面112
a、113aを有し、その一方の頂面112aの縁端部
に、直立片114aと水平片114bとからなる断面L
字形の下ハゼ部114が形成されており、他方の頂面1
13aの縁端部に、下向きに開口する断面コ字形の上ハ
ゼ部115が形成されている。
【0004】また、ボルトレス式の折板屋根に用いられ
る吊子102は、図7、図8に示すように、断面鉤形状
に加工されたハゼ部121と、タイトフレーム103に
ボルト止めによって固定される脚部122とを備えてい
る。なお、タイトフレーム103は、折板屋根材101
の山谷に対応する形状(台形状)に加工された部材で、
その頂部に形成した段部131の垂直部131aに吊子
102を取り付ける構造となっている。
【0005】そして、以上の折板屋根材101を、図8
に示すように、屋根面水平方向に沿って連設し、互いに
隣合う折板屋根材101の下ハゼ部114(すくい側)
と上ハゼ部115(かぶせ側)とを、それらの間に吊子
102を挟んで重ね合わせ、この状態で、上ハゼ部11
5の垂下片115aをシーマー等を用いて内側にハゼ曲
げすることによって、折板屋根を構築することができ
る。なお、図8に示す屋根構造において、ハゼ継ぎ部J
の断面形状を略三角形としているのは、ハゼ曲げ加工が
簡単であり、しかも構造的に強い強度が得られることに
よる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示し
たボルトレス式の屋根構造によれば、通常は問題がない
が、例えば大型の台風による強風、あるいはその他の原
因により、折板屋根材が上方に持ち上げられると、吊子
102のハゼ部121(係止片121a)が、ハゼ曲げ
とは逆の方向(図中、破線矢印の方向)に変形し、ひど
い時には吊子102が折板屋根材101のハゼ部から抜
けてしまう、という不具合が発生する可能性がある。
【0007】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、屋根面水平方向に連設される折板屋根材を確実
に固定することのできる屋根材用吊子の提供を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根材用吊子
は、両側端部に下ハゼ部及び上ハゼ部が形成された複数
の折板屋根材を屋根面水平方向に沿って連設し、互いに
隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部とをハゼ継ぎ
する屋根構造において、折板屋根材のハゼ継ぎ部をタイ
トフレームに固定するのに用いられる吊子であって、折
板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれる断
面鉤形状のハゼ部と、タイトフレームに固定される脚部
とからなり、そのハゼ部に、吊子長手方向と交差(直
交)する方向に沿って伸びる屈曲部(補強リブ)が設け
られていることによって特徴づけられる。
【0009】このように、吊子のハゼ部に屈曲部を設け
ておくと、その屈曲部のリブ効果により、ハゼ部の強度
が強くなって変形し難くなる。これにより折板屋根材が
上方に持ち上げられても、折板屋根材のハゼ継ぎ部から
吊子が抜ける可能性が少なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の屋根材用吊子の実施形態の
正面図(A)、平面図(B)及び側面図(C)である。
図2は図1のX−X断面図である。
【0012】吊子1は、金属板等を折り曲げ加工した部
材で、係止片11a、爪片11b及び垂下片11cから
なる断面鉤形状のハゼ部11と、母屋に取り付けたタイ
トフレーム(図8参照)にボルト止めされる脚部12と
が一体形成されている。
【0013】ハゼ部11には、係止片11aから垂下片
11cにかけて、吊子1の長手方向と直交する方向に沿
って伸びる断面略矩形の屈曲部13が、中央とその両側
の3か所に設けられている。また、脚部12の上部に
は、吊子1の長手方向に沿って伸びる断面略半円形の屈
曲部14が設けられている。なお、脚部12には、タイ
トフレームへの固定用ボルトを通す貫通穴12aが加工
されている。
【0014】そして、以上の構造の吊子2は、先の図8
に示した屋根構造と同様な要領で折板屋根材101とタ
イトフレーム103との間に配置され、その折板屋根材
101のハゼ継ぎ部Jを、母屋に取り付けたタイトフレ
ーム103に固定することができる。
【0015】ここで、本実施形態では、ハゼ部11の中
央とその両側の3か所に屈曲部13を設けているので、
ハゼ部11の剛性が強くなり、ハゼ継ぎを行った折板屋
根材に作用する力(持ち上げ力)に対する強度が向上す
る。
【0016】ちなみに、図1に示す吊子1において、吊
子1の板厚:1mm、長さ:L=150mm、高さ:H
=64.5mm、ハゼ部11の係止片11aの幅:W=
15mmとし、屈曲部13の幅:10mm、屈曲高さ
(深さ):1mm(板厚分)、配列ピッチ:50mm
(センター振り分け)とした場合、同じ形状寸法で屈曲
部を設けていない吊子(図7参照)を用いた場合と比較
して、強度が15%程度アップすることが確認できた。
【0017】図3は、本発明の吊子の他の実施形態の正
面図(A)、平面図(B)及び側面図(C)である。図
4は図3のY−Y断面図である。
【0018】この図3に示す例は、図8に示したタイト
フレーム103の段部131の水平部131bにボルト
止めするタイプの吊子である。
【0019】この例の吊子2は、先の実施形態と同様
に、金属板等を折り曲げ加工した部材で、係止片21
a、爪片21b及び垂下片21cからなる断面鉤形状の
ハゼ部21と、母屋に取り付けたタイトフレームにボル
ト止めされる脚部22を備えているが、脚部22がハゼ
部21の垂下片21cに対して直角に折り曲げられてい
るところが相違する。そして、この例においても、ハゼ
部21に、吊子長手方向と直交する方向に沿って伸びる
断面略矩形の屈曲部23が中央とその両側の3か所に設
けられており、ハゼ部21の剛性が高められている。
【0020】ここで、以上の各実施形態では、吊子のハ
ゼ部の3か所に屈曲部を設ているが、本発明はこれに限
られることなく、吊子ハゼ部の2か所、あるいは4か所
以上に屈曲部を設けてもよい。なお、寸法的な制限が許
されるならば、屈曲部を設ける数は多くすればする程、
強度の向上をはかることができる。
【0021】また、屈曲部の形状は、図2及び図4に示
したような矩形状に限られることなく、例えば半円形等
の他の任意の形状を採用することができる。さらに、こ
のような形状の屈曲部のほか、吊子のハゼ部の断面形状
を、図5に示すように、屈曲部が連続する波形とする形
態を採用してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の屋根材用
吊子によれば、折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間
に挟み込まれる断面鉤形状のハゼ部に、吊子長手方向と
交差する方向に沿って伸びる屈曲部を設けているので、
その屈曲部のリブ効果により、ハゼ部の強度が強くなっ
て変形し難くなる。これにより、折板屋根材が上方に持
ち上げられても、折板屋根材のハゼ継ぎ部から吊子が抜
ける可能性が少なくなり、安全性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊子の実施形態の正面図(A)、平面
図(B)及び側面図(C)である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】本発明の吊子の他の実施形態の正面図(A)、
平面図(B)及び側面図(C)である。
【図4】図3のY−Y断面図である。
【図5】吊子ハゼ部に設ける屈曲部の変形例の説明図で
ある。
【図6】ボルトレス式の折板屋根材の一例を示す断面図
である。
【図7】従来の屋根材用吊子の一例を示す正面図(A)
及び側面図(B)である。
【図8】ボルトレス式の屋根構造の一例を模式的に示す
断面図である。
【符号の説明】
1,2 吊子 11,21 ハゼ部 11a,21a 係止片 11b,21b 爪片 11c,21c 垂下片 12,22 脚部 12a 貫通穴 13,23 屈曲部(ハゼ部補強用) 14 屈曲部 101 折板屋根材 114 下ハゼ部 115 上ハゼ部 102 吊子 103 タイトフレーム 131 段部 131a 垂直部 131b 水平部 J ハゼ継ぎ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 達哉 大阪府堺市出島西町2番地 住友金属建材 株式会社内 Fターム(参考) 2E108 AZ01 BB04 BN06 DD07 ER14 GG05 GG15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端部に下ハゼ部及び上ハゼ部が形成
    された複数の折板屋根材を屋根面水平方向に沿って連設
    し、互いに隣接する折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部と
    をハゼ継ぎする屋根構造において、折板屋根材のハゼ継
    ぎ部をタイトフレームに固定するのに用いられる吊子で
    あって、 折板屋根材の下ハゼ部と上ハゼ部との間に挟み込まれる
    断面鉤形状のハゼ部と、タイトフレームに固定される脚
    部とからなり、そのハゼ部に、吊子長手方向と交差する
    方向に沿って伸びる屈曲部が設けられていることを特徴
    とする屋根材用吊子。
JP11141665A 1999-05-21 1999-05-21 屋根材用吊子 Pending JP2000328727A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077340A (ja) * 2012-09-24 2014-05-01 Gantan Beauty Ind Co Ltd 外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材
JP2014214428A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 三晃金属工業株式会社 馳締用吊子
CN113417409A (zh) * 2021-08-09 2021-09-21 浙江晶科能源有限公司 连接件、彩钢瓦构件及光伏瓦

Cited By (4)

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JP2014077340A (ja) * 2012-09-24 2014-05-01 Gantan Beauty Ind Co Ltd 外設パネルの構築構造、及びそれに用いる外装材
JP2014214428A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 三晃金属工業株式会社 馳締用吊子
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