JP6486094B2 - 積層構造体及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、積層構造体及びその製造方法に関する。
近年、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた圧電デバイスが広く利用され、例えば、光偏向器の圧電アクチュエータに利用されている。圧電アクチュエータの製造方法として、圧電アクチュエータを構成する上部電極層上にフォトリソグラフィ技術を用いてレジストをパターニングし、パターニングしたレジストをマスクとして、下部電極層上に形成されたPZT膜からなる圧電体層及び上部電極層に対して、RIE(Reactive Ion Etching)装置を用いて、ドライエッチングを行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−223165号公報
一般に、PZT膜に対してより厚い膜厚が要求される場合、ドライエッチングでは膜厚が厚くなるに従い加工時間が長くなるので、PZT膜の膜厚分布により、レジストをマスクとしてエッチングすべきPZT膜以外に下部電極層もエッチングし、PZT膜の下部電極層との選択比が低くなる可能性が生じる。そのため、エッチングされた下部電極層が後工程の処理に影響を与える可能性がある。
また、パターニングしたレジストのマスクをそのまま用いて、PZT膜からなる圧電体層に対して、ドライエッチングに代えてウェットエッチングを行った場合、上部電極層側の圧電体層の断面が垂直形状に形成され、後工程で形成されたCu等からなる導線部の断線を発生させる可能性がある。
本発明は、より厚い膜厚がPZT膜に対して要求される場合であっても、PZT膜の下部電極層との選択比を高くするとともに、エッチング処理時間を短縮でき、かつ、導線部の断線の発生を抑制できる積層構造体の製造方法及び製造された積層構造体を提供することを目的とする。
本発明の積層構造体の製造方法は、基板上に下部電極層とPZT膜と上部電極層とが順次積層された積層体を形成する積層工程と、前記積層体の前記上部電極層を所望形状にドライエッチングを行うドライエッチング工程と、前記上部電極層を覆うレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、前記レジストパターンの開口部断面が、前記レジストパターンの上部側から下部側に向かって前記開口部側に湾曲するテーパ形状となるように、前記レジストパターンを加熱する加熱工程と、前記加熱工程により加熱された積層体を回転させながら、前記積層体の回転中心を通る直線に沿ってエッチング水溶液を供給して、前記積層体に対するウェットエッチングを行うウェットエッチング工程と、を備え、前記積層体における前記PZT膜のエッチング処理された面は、前記上部電極層が積層されたPZT膜側で90°を超える角度で傾斜するとともに、前記上部電極層側から前記下部電極層側に向かって前記PZT膜側に湾曲するテーパ形状を有している、前記積層体を含むことを特徴とする。
本発明によれば、まず、積層工程により、基板上に下部電極層とPZT膜と上部電極層とが順次積層された積層体を形成する。例えば、反応性アーク放電を利用したイオンプレーティング法を用いて、基板上にPZT膜を成膜する。イオンプレーティング法を用いることにより、良好な圧電特性を有する膜厚の厚い、例えば2〜4[μm]のPZT膜を成膜することができる。尚、PZT膜は、スパッタ法により成膜してもよい。
そして、PZT膜上に、金属薄膜からなる上部電極層を形成する。上部電極層の材料としては、例えば、Pt、Au等を用いる。上部電極層は、例えば、スパッタ法、電子ビーム蒸着法等により成膜する。
次に、ドライエッチング工程により、積層体の上部電極層を所望の形状にドライエッチングした後、レジストパターン形成工程により、上部電極層を覆うレジストパターンを形成する。レジストパターンの形成は、上部電極層上にフォトリソグラフィ技術を用いてレジストをパターニングする。レジストとして、例えば、ノボラック系樹脂等のポジ型レジストが挙げられる。
次に、加熱工程により、レジストパターンの開口部断面が、レジストパターンの上部側から下部側に向かって開口部側に湾曲するテーパ形状を有するように、レジストパターンを形成する。後述するウェットエッチング工程により、PZT膜の開口部断面において、上部電極層が積層されたPZT膜側で所定の角度で傾斜するように形成するためである。尚、加熱温度は、PZT膜の性能変化を抑制する観点から、80〜250[℃]が好ましい。
そして、ウェットエッチング工程により、積層体を回転させるとともに、エッチング水溶液を回転する積層体の中心を通過する直線上を移動させながら供給してウェットエッチングを行う。
ウェットエッチングが行われた積層体において、PZT膜の開口部断面は、上部電極層が積層されたPZT膜側で所定のテーパ角度で傾斜するとともに、上部電極層側から下部電極層側に向かってPZT膜側に湾曲するテーパ形状を有するように加工される。
従って、より厚い膜厚がPZT膜に対して要求される場合であっても、レジストパターンの開口部がテーパ形状に加工されるので、エッチング水溶液の開口部断面における水平方向の流動性を高めることができる。その結果、上部電極層側のPZT膜の開口部周縁のPZT膜端部が鈍角状に形成されるので、後工程で積層体上に形成された導線部の断線発生を抑制できる。また、PZT膜の下部電極層との選択比を高くし、積層構造体の歩留まりを高めることができる。
さらに、ドライエッチングを用いた場合と比較して、プラズマを使用していないことからプラズマによる損傷を積層構造体に与えることがないだけでなく、エッチング処理時間を短縮でき、製造費用の低減化を図ることができる。
本発明の製造方法において、前記レジストパターン形成工程は、前記上部電極層を覆うとともに、前記PZT膜上に形成したダミーパターンを含むレジストパターンを形成することが好ましい。
レジストパターンの開口部の面積が他の開口部の面積より広い部分においては、ローデング効果により、上部電極層側のPZT膜の開口部周縁のPZT膜端部が90[°]に近い鈍角状に形成される可能性がある。
これによれば、PZT膜上にダミーパターンが形成されているので、開口部の面積が他の開口部の面積より広い部分においても、レジストパターンに依存することなく、PZT膜開口部断面に所望のテーパ形状を形成することができる。
また、本発明の製造方法において、前記ウェットエッチングの後工程として、前記積層体の表面にSiOからなる層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程をさらに備え、前記下部電極層は、前記基板上に、Ti又はTiOと、Ptと、SRO(ルテニウム酸ストロンチウム)層とが順次積層されて構成され、前記ウェットエッチング工程は、前記PZT膜を加工するとともに、前記下部電極層のうち前記SRO層の一部を露出させることが好ましい。
これによれば、下部電極層のSRO層上に形成されるPZT膜の表層の粒径が均一化され、レジストに対する密着性(アンカー効果)を向上させるとともに、エッチング水溶液に対する耐薬性を向上させることができる。また、PZT膜と下部電極層との間に生成する鉛拡散反応層(PbO)の残渣を低減することができる。
さらに、SiOからなる層間絶縁膜をSRO層上に形成できるので、下部電極層と層間絶縁膜との密着性が向上し、下部電極層に対する層間絶縁膜、ひいては積層体に対する層間絶縁膜の剥離を発生し難くすることができる。
本発明の光偏向器は、ミラー部と、前記ミラー部を支持する一対のトーションバーと、前記ミラー部及び前記トーションバーを包囲する枠部と、前記ミラー部及び前記枠部との間に介在する圧電アクチュエータとを備える、光偏向器であって、前記圧電アクチュエータは、Si基板上に第1の層間絶縁膜と下部電極層とPZT膜と上部電極層とが順次積層された積層体を含み、前記積層体は、前記積層体の表面に第2の層間絶縁膜が形成され、前記下部電極層は、SRO層を有し、前記基板上に形成され、前記PZT膜の前記第2の層間絶縁膜に覆われる面は、前記上部電極層が積層されたPZT膜側で90°を超える角度で傾斜するとともに、前記上部電極層側から前記下部電極層側に向かって前記PZT膜側に湾曲するテーパ形状を有し、かつ、前記PZT膜が積層されずに周縁部が露出した前記下部電極層のうち前記SRO層の上に前記第2の層間絶縁膜が形成されたことを特徴とする。
PZT膜に対してより厚い膜厚が要求される場合であっても、PZT膜の開口部断面が当該テーパ形状を有するので、積層体上に形成された導線部の断線発生を抑制できる。また、層間絶縁膜をSRO層上に形成できるので、下部電極層と層間絶縁膜との密着性が向上し、下部電極層に対する層間絶縁膜、ひいては積層体に対する層間絶縁膜の剥離を発生し難くすることができる。
本実施形態の積層構造体が用いられる光偏向器を示す概略斜視図。 本実施形態の積層構造体におけるPZT膜を有する積層体の積層構造の説明図。 本実施形態の積層構造体の製造方法の説明図。 本実施形態の積層構造体の製造方法の説明図。 本実施形態の積層構造体の製造方法の説明図。 本実施形態のウェットエッチング工程の説明図。 本実施形態の製造方法のウェットエッチング工程により形成されたPZT膜開口部の拡大図。 下部電極層中のSRO層の有無によるPZT膜に対する影響を示す図。 下部電極層中のSRO層の有無によるPZT膜に対する影響を示す図。 下部電極層中のSRO層の有無によるPZT膜に対する影響を示す図。 下部電極層中のSRO層の有無によるPZT膜に対する影響を示す図。
本発明の製造方法によって製造された積層構造体は、例えば、図1に示される光偏向器1の圧電アクチュエータに用いられる。尚、光偏向器1は、例えば、ディスプレイ装置、バーコードリーダ、プロジェクタ、光学式タッチパネル、レーザーヘッドランプ等に利用し得る。以下、実施形態の積層構造体として、光偏向器1の内側圧電アクチュエータ5及び外側圧電アクチュエータ6に使用される積層体10(図2)について説明する。
初めに、図1の光偏向器1は、円板状のミラー部2と、ミラー部2を包囲する環状矩形の内枠部3と、内枠部3を包囲する環状矩形の外枠部4とを、中心点を同一に揃えて備えている。また、光偏向器1は、ミラー部2と内枠部3との間に介在する内側圧電アクチュエータ5と、内枠部3と外枠部4との間に介在する外側圧電アクチュエータ6とを備える。そして、ミラー部2に対して、図示しないレーザー光源からのレーザー光が入射され、入射光をミラー部2の法線の向きに応じた反射角で反射して、走査光として出射する。
ミラー部2は、一対のトーションバー7a,7bを介して支持され、トーションバー7a,7bと垂直で、所定同一幅で所定同一長さの全面で圧電アクチュエータとして機能する4つの直線状の内側圧電アクチュエータ5により、駆動電圧に応じてトーションバー7a,7bを回転軸線としてその回りを回動可能に設けられている。
また、内枠部3は、ミアンダ構造を有する圧電アクチュエータである外側圧電アクチュエータ6を介して、外枠部4に連結されている。外側圧電アクチュエータ6は、折返し部分により直列に連結された一対の4つの圧電カンチレバー6a〜6dを備える。内枠部3は、外側圧電アクチュエータ6に印加された駆動電圧に応じて、トーションバー7a,7bに垂直で、ミラー部2の中心を通過する回転軸線の回りを回動可能に設けられている。
次に、図2を用いて、内側圧電アクチュエータ5と、外側圧電アクチュエータ6とにおいて、積層構造体におけるPZT膜を有する積層体10の積層構造について説明する。図2は、PZT膜を有する積層体10の模式的断面図である。内側圧電アクチュエータ5及び外側圧電アクチュエータ6のPZT膜を有する積層体の部分は、同じ積層構造で構成される。
積層体10は、下層から順に、基板20、層間絶縁膜30、下部電極層40、PZT膜50、上部電極層60、層間絶縁膜70、及び、導線部80で構成される。
基板20上に形成された積層体の材料として、基板20はSi等、層間絶縁膜30,70はSiO等、PZT膜50はPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)、層間絶縁膜70はSiO、SiN等、導線部80はAl,Cu等が挙げられる。
下部電極層40は、下層から、Ti又はTiOxからなる電極密着膜、Pt等からなる金属薄膜、PZT膜の配向性を制御するSRO(ルテニウム酸ストロンチウム)からなるSRO層から構成される。上部電極層60は、下層から、Pt等からなる金属薄膜、Ti又からなる電極密着膜から構成される。
本実施形態の積層体10は、図2に示されるように、層間絶縁膜70に覆われるPZT膜50の面、すなわち、PZT膜50がエッチング処理された面が、上部電極層60から下部電極層40に向かってPZT膜50側に湾曲するテーパ形状を有するように形成されている。PZT膜50は、上部電極層60が積層されるPZT膜50の面と、PZT膜50のテーパ形状を有する面とにより形成される角度は、所定の角度、90[°]を超える角度になるように形成されている。
また、PZT膜50が直接積層される下部電極層40のSRO層は、図2に示されるように、PZT膜50が積層されるSRO層側の面の周縁部ではPZT膜50が積層されず、層間絶縁膜70で直接被覆されている。従って、下部電極層40と層間絶縁膜70との密着性が向上し、下部電極層40に対する層間絶縁膜70の剥離の発生を抑制する。
本実施形態の積層構造体の製造方法を、図3〜図6を用いて説明する。本実施形態の積層体10の基板として、図3(a)に示されるように、SOI基板20を用いている。
まず、図3(a)に示されるように、活性層21a、中間酸化膜層21b、及びハンドリング層21cからなるSOI基板20の表面(活性層21a側)及び裏面(ハンドリング層21c側)を熱酸化炉(拡散炉)によって酸化し、熱酸化シリコン膜である層間絶縁膜30(30a,30b)を形成する。熱酸化シリコン膜30a,30bの厚みは、例えば、0.1〜1.0[μm]である。
次に、図3(b)に示されるように、積層工程により、基板20の層間絶縁膜30a上に、下部電極層40、PZT膜50、上部電極層60を順次形成する。
まず、基板20の層間絶縁膜30a上に、2層の金属薄膜及びSRO層からなる下部電極層40を形成する。下部電極層40の材料としては、1層目(下層)の金属薄膜にはチタン(Ti)又はTiOxを用い、2層目(上層)の金属薄膜には白金(Pt)を用いる。各金属薄膜及びSRO層は、例えば、スパッタ法、電子ビーム蒸着法等により成膜する。各金属薄膜の厚みは、例えば、1層目は、30〜100[nm]、2層目のPtは100〜300[nm]程度とする。
次に、下部電極層40上に、1層のPZT膜50を形成する。また、PZT膜50の厚みは、例えば1.0〜10[μm]程度とする。PZT膜50は、例えば、スパッタ法、反応性アーク放電を利用したイオンプレーティング法により成膜する。反応性アーク放電を利用したイオンプレーティング法については、具体的には、本出願人による特開2002−177765号公報、特開2003−81694号公報に記載された手法を用いる。
このイオンプレーティング法は、プラズマガンで真空容器内に発生させた高密度酸素プラズマ中で原料金属を加熱蒸発させ、真空容器内或いは半導体基板上において各金属蒸気と酸素とが反応することにより、半導体基板上に圧電膜を形成するものである。この方法を用いることにより、比較的低い成膜温度においても高速に圧電膜を形成できる。特に、アーク放電反応性イオンプレーティング法によるPZT膜を形成する際に、その下地として、例えば化学溶液堆積法(CSD(Chemical Solution Deposition)法)によりシード層を形成することで、より優れた圧電特性を有するPZT膜を形成することができる。
次に、PZT膜50上に、2層の金属薄膜からなる上部電極層60を形成する。上部電極層60の材料としては、1層目(下層)の金属薄膜にはPt又はAuを用い、2層目(上層)の金属薄膜にはチタン(Ti)を用いる。各金属薄膜は、例えば、スパッタ法、電子ビーム蒸着法等により成膜する。上部電極層60の厚みは、例えば、10〜200[nm]程度とする。
次に、図3(c)に示されるように、ドライエッチング工程により、所望形状の上部電極層60を形成するためにドライエッチングを行った後、後工程でウェットエッチングを行うためのレジストパターン90を形成する(レジストパターン形成工程)。レジストとして、例えば、ノボラック系樹脂等のポジ型レジストが挙げられる。
具体的には、上部電極層60上にフォトリソグラフィ技術を用いてレジストをパターニングする。次に、パターニングしたレジストをマスクとして、上部電極層60に対して、RIE(Reactive Ion Etching)装置を用いて、ドライエッチングを行う。これにより、内側圧電アクチュエータ5及び外側圧電アクチュエータ6の上部電極層60が形成される。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、PZT膜50の開口部を後工程で行われるウェットエッチングで所望の形状に加工するために、PZT膜50上にレジストを用いたダミーパターン91を形成する。
次に、図3(d)に示されるように、加熱工程により、レジストパターン90,91の開口部92断面が、レジストパターン90,91の上側から下側(PZT膜50側)に向かって開口部92側に湾曲するテーパ形状を有するように、レジストパターン90’,91’を形成する。尚、加熱温度は、PZT膜の性能変化を抑制する観点から、80〜250[℃]である。加熱時間は、加熱温度に対して、レジストパターンの形成されるテーパ形状の調整の観点から、例えば、110[℃]に調整される。
次に、図4(e)に示されるように、ウェットエッチング工程により、PZT膜50に対してウェットエッチングを行う。
具体的には、本実施形態のウェットエッチングは、図6に示されるように、ウェットエッチング装置100内において、加熱工程後の積層体10を図示しない回転台に載置した後、積層体10を回転させ、ノズル102から噴出されたエッチング水溶液が積層体10の回転中心を通る直線に沿って移動するように、ノズル102から積層体10にエッチング水溶液を供給するウェットエッチングを行う。
ウェットエッチング工程により、ウェットエッチングが行われた積層体10のPZT膜50の開口部92断面は、上部電極層60が積層されたPZT膜50側で所定の角度で傾斜するとともに、上部電極層60側から下部電極層40側に向かってPZT膜50側に湾曲するテーパ形状を有するように加工される(図4(e))。
尚、本実施形態の製造方法では、図3(c)に示されるように、PZT膜50上にダミーパターン91が形成される。レジストパターン90はその直下のPZT膜50の領域がエッチング後に残されるように形成されるのに対して、ダミーパターン91の直下のPZT膜50の領域はサイドエッチングによって除去される。尚、ダミーパターン91はエッチング後の形状を形成するためではなく、パターンによって形成される開口面積を調整するためのものである。
レジストパターン90の開口面積が大きな部分に対して、開口面積が小さな部分と同等の開口面積となるように、ダミーパターン91を設けることにより、レジストパターン90の形状に依存することなく、PZT膜50の開口部断面において、上部電極層60側から下部電極層40側に向かってPZT膜50側に湾曲するテーパ形状を形成することができる。これは、開口面積が均一化されることによって、その周囲のパターン直下に生じるサイドエッチングの程度も均一化されるからである。
ダミーパターン90(91’)は、ウェットエッチング工程後に、積層体10上の残渣として残留せず、エッチング水溶液とともに積層体10から排出される。従って、ダミーパターン91(91’)は、ウェットエッチング工程終了後に排出可能な幅に形成されることが好ましい。エッチング水溶液としては、例えば、混酸等が挙げられる。
次に、図4(f)に示されるように、ウェットエッチング工程でマスクとして用いられたレジストパターン90’を除去する。
次に、図4(g)に示されるように、下部電極層40及び層間絶縁膜30に対して、RIE装置を用いて、ドライエッチングを行う。これにより、内側圧電アクチュエータ5及び外側圧電アクチュエータ6のPZT膜及び下部電極層が形成される。
次に、図4(h)に示されるように、PCVD(plasma chemical vapor deposition)法を用いて、積層体10の全面を層間絶縁膜70としてSiO膜を形成する。
次に、図5(i)に示されるように、上部電極層60上の層間絶縁膜70に対して、RIE装置を用いて、ドライエッチングを行う。これにより、上部電極層60上の層間絶縁膜70にホール93を形成する。
次に、図5(j)に示されるように、上部電極層60上の層間絶縁膜70に対して、導線部80を形成する。具体的には、Al−Cu配線パターンとなる導線部80を、リフトオフ、ドライエッチング等を用いて、ホール93を介して上部電極層60等に接続されるように加工する。尚、導線部80を基板20の電極パッド部に接続するために、一部分層間絶縁膜70を介して、PZT膜50のテーパ形状の側壁を覆うように導線部80を形成している。
次に、図5(k)に示されるように、基板20上に形成された2層の金属薄膜に、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト材料をパターニングし、パターニングしたレジスト材料をマスクとして、金属薄膜に対して、RIE装置を用いてドライエッチングを行う。これにより、ミラー部2のミラー面となる金属反射膜2a及び増反射膜2bが形成される。
金属反射膜2aの材料としては、例えばAu、Pt,Ag,Al等を用いる。また、増反射膜2bの材料としては、SiO、TiO、Nb5、Ta等を用いる。金属反射膜2a及び増反射膜2bは、例えば、スパッタ法、蒸着法を用いて成膜する。
次に、図5(l)に示されるように、基板20の活性層21aの形状を加工する。まず、フォトリソグラフィ技術を用いてレジスト材料をパターニングし、このパターニングしたレジスト材料をマスクとして、ICP−RIE装置を用いて、基板20の活性層21aの形状を加工する。ICP−RIE装置は、マイクロマシン技術で使用されるドライエッチング装置であり、シリコンを垂直に深く掘ることが可能な装置である。
次に、図5(m)に示されるように、基板20のハンドリング層21cの形状を加工し、積層体10を有する積層構造体を形成する。ハードマスクを用い、ICP−RIE装置を利用して、ハンドリング層21cを基板20の裏面から加工する。これにより、外側圧電アクチュエータの圧電カンチレバーの支持体の裏側を深く掘り下げ中空状態にする。
そして、基板20の中間酸化膜層21bをバッファードフッ酸(BHF)でウェットエッチングして除去する。これにより、ミラー部2、トーションバー7a,7b、内側圧電アクチュエータ5、外側圧電アクチュエータ6、内枠部3の周囲を部分的に基板20から切り離して空隙を形成し、内側圧電アクチュエータ5の駆動と、外側圧電アクチュエータ6の駆動と、ミラー部2、トーションバー7a,7b、及び内枠部3の回動及び並進とを可能にする。
図7に、本実施形態の製造方法のウェットエッチング工程(図4(e))により形成されたPZT膜50の開口部の拡大図を示す。
図7(a)は、110[℃]で1[min]の加熱工程を実施したレジストパターン90’を用いて、ウェットエッチング工程(図4(e))により形成されたPZT膜50の開口部断面の拡大図である。図7(b)は、110[℃]で4[min]の加熱工程を実施したレジストパターン90’を用いて、ウェットエッチング工程(図4(e))により形成されたPZT膜50の開口部断面の拡大図である。尚、110[℃]で2[min]の加熱工程を実施した場合でも、図7(b)と同様の結果を得られた。
図7(a)及び図7(b)に示されるように、PZT膜50の開口部断面は、上部電極層60側から下部電極層40側に向かってPZT膜50側に湾曲するテーパ形状に形成されている。
また、図7(a)に示されるように、レジストパターン90’の開口部92の内面がPZT膜50の上面に対して垂直状に形成されたレジストパターン90’の場合、PZT膜50は、上部電極層60が積層されるPZT膜50の面と、PZT膜50のテーパ形状を有する面とにより形成される部分(図7(a)の一点鎖線の円で囲まれた部分)の角度が、90[°]に形成された。
また、回転する積層体の一定位置、例えば、中心位置に、エッチング水溶液を供給したウェットエッチングを行った場合、当該角度は90[°]未満になり、後工程でPZT膜50への層間絶縁膜70の積層を困難にする原因となる、PZT膜50のロープアップ現象が生じた。
このように、単に、PZT膜50に対して、エッチング水溶液として混酸を用いたウェットエッチングを行った場合、当該角度が90[°]以上になるという性質があることが分かる。
これに対して、図7(b)に示されるように、レジストパターン90’の開口部92の内面が開口部92側に湾曲するテーパ形状に形成されたレジストパターン90’の場合、PZT膜50は、上部電極層60が積層されるPZT膜50の面と、PZT膜50のテーパ形状を有する面とにより形成される部分(図7(b)の一点鎖線の円で囲まれた部分)の角度が、90[°]を超える鈍角に形成された。
従って、より厚い膜厚がPZT膜50に対して要求される場合であっても、後工程で積層体10上に形成された導線部80の断線発生を抑制できる。
また、本実施形態の製造方法では、図3(b)に示される積層工程により、PZT膜50側の下部電極層40にSRO層が形成されている。
図8(a)は、ウェットエッチング工程前の、SRO層を有さない下部電極層40上のPZT膜50に形成されたレジストパターン90’を示す図であり、図8(b)は、ウェットエッチング工程後の、PZT膜50に形成されたレジストパターン90’を示す図である。
図8(b)に示されるように、破線で囲まれた矩形部分において、PZT膜50とレジストとの密着性が悪くサイドエッチングが発生していることが分かる。従って、レジストパターンを形成する際、マージンを大きくとる必要が生じ、積層構造体のデザインの自由度が制限され、デザイン性が低下することが分かる。
図9(a)は、SRO層を有さない下部電極層40上のPZT膜50に対するウェットエッチング工程前の、PZT膜50を示す図であり、図9(b)は、ウェットエッチング工程後の、PZT膜50上に残留した残渣を示す図である。図9(b)に示されるように、PZT膜50と下部電極層40と間の鉛拡散反応層(PbO)が残渣として残留していることが分かる。
これに対して、図10(a)は、ウェットエッチング工程前の、SRO層を有する下部電極層40上のPZT膜50に形成されたレジストパターン90’を示す図であり、図10(b)は、ウェットエッチング工程後の、PZT膜50に形成されたレジストパターン90’を示す図である。図10(b)に示されるように、破線で囲まれた矩形部分において、PZT膜50とレジストとの間にサイドエッチングが発生していないことが分かる。従って、レジストパターンを形成する際、マージンを大きくとる必要がなくなり、積層構造体のデザインの自由度が大きくなり、レジストパターンのデザイン性を向上させることができる。
また、図11(a)は、SRO層を有する下部電極層40上のPZT膜50に対するウェットエッチング工程前の、PZT膜50を示す図であり、図11(b)は、ウェットエッチング工程後の、PZT膜50上に残留した残渣がないことを示す図である。図11(b)に示されるように、下部電極層40にSRO層を有することにより、PZT膜50の表層の粒径が均一化され、レジストに対する密着性(アンカー効果)を向上させるとともに、エッチング水溶液に対する耐薬性を向上させることができる。また、PZT膜50と下部電極層40との間に生成する鉛拡散反応層(PbO)の生成が低減され、残差を残留させることなく加工可能になる。
1…光偏向器、2…ミラー部、3…内枠部、4…外枠部、5…内側圧電アクチュエータ、6…外側圧電アクチュエータ、7a,7b…トーションバー、10…積層体、20…基板、30…層間絶縁膜、40…下部電極層、50…PZT膜、60…上部電極層、70…層間絶縁膜、80…導線部、90…レジストパターン、91…ダミーパターン、92…開口部。

Claims (4)

  1. 基板上に下部電極層とPZT膜と上部電極層とが順次積層された積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体の前記上部電極層を所望形状にドライエッチングを行うドライエッチング工程と、
    前記上部電極層を覆うレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、
    前記レジストパターンの開口部断面が、前記レジストパターンの上部側から下部側に向かって前記開口部側に湾曲するテーパ形状となるように、前記レジストパターンを加熱する加熱工程と、
    前記加熱工程により加熱された積層体を回転させながら、前記積層体の回転中心を通る直線に沿ってエッチング水溶液を供給して、前記積層体に対するウェットエッチングを行うウェットエッチング工程と、を備え
    前記積層体における前記PZT膜のエッチング処理された面は、前記上部電極層が積層されたPZT膜側で90°を超える角度で傾斜するとともに、前記上部電極層側から前記下部電極層側に向かって前記PZT膜側に湾曲するテーパ形状を有している、前記積層体を含む、積層構造体の製造方法。
  2. 請求項1記載の積層構造体の製造方法であって、
    前記レジストパターン形成工程は、前記上部電極層を覆うとともに、前記PZT膜上に形成したダミーパターンを含むレジストパターンを形成する、積層構造体の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の積層構造体の製造方法であって、
    前記ウェットエッチングの後工程として、前記積層体の表面にSiOからなる層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程をさらに備え、
    前記下部電極層は、前記基板上に、Ti又はTiOと、Ptと、SRO層とが順次積層されて構成され、
    前記ウェットエッチング工程は、前記PZT膜を加工するとともに、前記下部電極層のうち前記SRO層の一部を露出させる、積層構造体の製造方法。
  4. ミラー部と、前記ミラー部を支持する一対のトーションバーと、前記ミラー部及び前記トーションバーを包囲する枠部と、前記ミラー部及び前記枠部との間に介在する圧電アクチュエータとを備える、光偏向器であって、
    前記圧電アクチュエータは、Si基板上に第1の層間絶縁膜と下部電極層とPZT膜と上部電極層とが順次積層された積層体を含み、
    前記積層体は、前記積層体の表面に第2の層間絶縁膜が形成され、
    前記下部電極層は、SRO層を有し、前記基板上に形成され、
    前記PZT膜の前記第2の層間絶縁膜に覆われる面は、前記上部電極層が積層されたPZT膜側で90°を超える角度で傾斜するとともに、前記上部電極層側から前記下部電極層側に向かって前記PZT膜側に湾曲するテーパ形状を有し、かつ、前記PZT膜が積層されずに周縁部が露出した前記下部電極層のうち前記SRO層の上に前記第2の層間絶縁膜が形成された、光偏向器
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