JP6479458B2 - 電池の製造方法 - Google Patents

電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6479458B2
JP6479458B2 JP2014260152A JP2014260152A JP6479458B2 JP 6479458 B2 JP6479458 B2 JP 6479458B2 JP 2014260152 A JP2014260152 A JP 2014260152A JP 2014260152 A JP2014260152 A JP 2014260152A JP 6479458 B2 JP6479458 B2 JP 6479458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
seal
battery
sealed
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014260152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016122495A (ja
Inventor
畑 浩
浩 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Packaging Co Ltd
Original Assignee
Showa Denko Packaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko Packaging Co Ltd filed Critical Showa Denko Packaging Co Ltd
Priority to JP2014260152A priority Critical patent/JP6479458B2/ja
Priority to TW104131110A priority patent/TWI686976B/zh
Priority to KR1020150155028A priority patent/KR20160078228A/ko
Priority to CN201510857785.9A priority patent/CN105742526B/zh
Publication of JP2016122495A publication Critical patent/JP2016122495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6479458B2 publication Critical patent/JP6479458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
    • H01M50/183Sealing members
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Description

本発明は、外装材でラミネートしたラミネートリチウムイオン2次電池等のラミネート型2次電池の製造方法に関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル電気機器の薄型化、軽量化に伴い、これらに搭載されるリチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、リチウムイオンキャパシタ、電気2重層コンデンサ等の蓄電デバイスの外装材としては、従来の金属缶に代えて、耐熱性樹脂層/接着剤層/金属箔層/接着剤層/熱可塑性樹脂層(内側層)からなる積層体が用いられている。
例えば、外装材がその内側層を内側にして2つ折りされて形成された外装材前面部121と外装材背面部との間に電池本体部123が配置され、折り曲げ辺部131、対向辺シール部135及び下側シール部136で三方が封止されてなる仮シール部材130を作成し(図6(A)参照)、該仮シール部材130の上端開口部より電解液注入用ノズル140を挿入して、該電解液注入用ノズル140を用いて電池本体部123に電解液を注入し(図6(B)参照)、次いでガス室141の上端開口部をヒートシールしてガス室上端シール部137を形成し(図6(C)参照)、しかる後、化成処理を行う(図7(A)参照)。前記ガス室141は、化成処理時にガスが発生するため、ガスを貯めるスペースを確保するためのものである。化成処理後、ガス室141より脱気しながら、仮シール部材130の第2隣接辺部134を最終ヒートシールして第2隣接辺シール部127を形成して封止を完了し(図7(B)参照)、最後にガス室141に相当する部分(略上半部)をトリミング加工により除去することによって、ラミネート電池110を製造することができる(図7(C)参照)。
また、次のようなヒートシール方法が知られている。即ち、リチウム電池本体を収納し、一部に開口部を有する、少なくとも基材層、アルミニウム箔、化成処理層、熱接着性樹脂からなる内層が順に積層されたフレキシブル外装材により形成されたリチウム電池外装体の前記開口部を熱封緘する方法であって、前記開口部の熱封緘部となる箇所を、内層を形成する熱接着性樹脂の融点未満の温度で加熱乾燥する第1工程と、前記開口部の熱封緘部となる箇所を熱接着手段により熱接着して熱封緘する第2工程とからなる、リチウム電池外装体の熱封緘方法が公知である(特許文献1参照)。
特開2006−261033号公報
しかるに、前者の図6、7で示したシール方法によれば、電解液の注入操作により、仮シール部材130の最終ヒートシール予定部(第2隣接辺部)134の内面には電解液が付着しており、従ってこのような電解液夾雑物を介在させてヒートシールされることになるので、十分なシール強度を確保することができず、ヒートシール箇所においてデラミネーションが発生することが懸念される。
また、後者のシール方法では、最終ヒートシール予定部の全領域に電解液が付着するので、加熱乾燥させるのに時間を要し、生産性に劣るという問題があった。特に、内層を形成する熱接着性樹脂の融点未満の温度で付着電解液の加熱乾燥を行うので、加熱乾燥させるのに相当な時間を要する。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、電解液注入後の外装材のヒートシールの際にヒートシール予定部位に電解液が付着していても、十分なシール強度を確保できてヒートシール箇所のデラミネーションの発生を防止できると共に、生産性にも優れた、電池の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]外側層としての耐熱性樹脂層と、内側層としての熱可塑性樹脂層と、これら両層間に配設された金属箔層とを含む外装材で形成された平面視略矩形状の袋体の内部に電池本体部が配置され、前記袋体における前記電池本体部の周囲近傍の4辺のうち3辺が封止されると共に残る1辺部はその長さ方向の一部に未シール開口部を残してヒートシール接合されてなる仮シール部材を準備する工程と、
前記仮シール部材を前記未シール開口部を上方に向けて開口させて立てた状態に配置し、電解液注入用ノズルの先端を前記未シール開口部の直上位置に配置して又は前記未シール開口部に挿通せしめて前記電池本体部に電解液を注入する注入工程と、
前記注入工程の後に、前記仮シール部材における未シール開口部をヒートシール接合する封入工程と、を含むことを特徴とする電池の製造方法。
[2]前記仮シール部材は、前記残る1辺部においてその長さ方向の一部に未シール開口部を残してその長さ方向の両端側がヒートシール接合されてなるものである前項1に記載の電池の製造方法。
[3]前記封入工程において、内側の接触面が、ヒートシールバーの長さ方向又は/及び幅方向の中央部が突出する湾曲形状に構成されている一対のヒートシールバーを用いて前記ヒートシール接合を行う前項1または2に記載の電池の製造方法。
[4]前記封入工程において、内側の接触面に多孔シートが配置された一対のヒートシールバーを用いて前記ヒートシール接合を行う前項1〜3のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
[5]前記仮シール部材における封止されている3辺のうち1辺は、前記外装材が、前記内側層を内側にして2つ折りされて形成された折り曲げ部により封止されたものである前項1〜4のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
[1]の発明では、電解液を注入する注入工程の前の段階で、残る1辺部においてその長さ方向の一部に未シール開口部を残して長さ方向の残部がヒートシール接合されているので、電解液注入のための注入口(未シール開口部)が小さいものとなり、これにより、電解液注入後のシール予定部(未シール開口部)における残留付着電解液の量を低減できるので、ヒートシール時に残留付着電解液が蒸発しやすいものとなり(残留付着電解液の量が少ないことによりヒートシール時の熱で残留付着電解液を速やかに揮散させることができ)、もって良好なヒートシール接合を実現できて(十分なシール強度を確保できて)、シール部のデラミネーションの発生を防止できる。
このようにシール部の品質、信頼性を向上できるので、生産性向上(歩留まり改善、検査頻度低減等)、電池品質向上(電池の長寿命化、信頼性向上等)に資する。
また、電解液注入のための注入口(未シール開口部)が小さいものとなるので、電解液注液時の電解液飛散及び脱気シール時の電解液飛散を抑制することができ、これにより、シール予定部(未シール開口部)での電解液付着を最小限に抑えることができる。その結果、電解液注液量の管理を精度高く行うことができるし、また電解液夾雑部位も特定できるので、品質管理を行い易いという利点がある。
更に、未シール開口部に相当するヒートシール部位は、上記のとおり残留付着電解液の量が少ないという効果が得られる一方、少しは電解液夾雑の影響がある分、電解液夾雑のない他の(残りの)ヒートシール部よりもシール強度が少し低くなる関係にあるので、仮に、電池が過熱状態になって内部発生ガスにより内圧が上昇するようなことがあったとしても、前記「未シール開口部に相当するヒートシール部位」が安全確保のための「ガスリーク部」になるので、ガスリーク部の位置を明確に設定できるという利点がある。
[2]の発明では、仮シール部材は、残る1辺部においてその長さ方向の端部ではない中間部領域に未シール開口部が設けられているので、電解液注入用ノズルの未シール開口部への挿入作業等をスムーズに行うことができる。
[3]及び[4]の発明では、ヒートシール予定の未シール開口部に電解液が付着していても該電解液を周辺側に逃がしつつヒートシール接合を行うことができるので、高いシール強度を確保できるより良好なヒートシール接合を実現できて、シール部のデラミネーションの発生を十分に防止できる。
[5]の発明では、仮シール部材を準備する工程において、封止されている3辺のうち1辺は、シール接合ではなく、2つ折りの折り曲げ部により封止された構成であるから、生産性をさらに向上させることができる。
本発明の製造方法の前半の工程を説明する正面図であって、(A)は第2隣接辺部において未シール開口部を残してその両側部分でヒートシールした状態、(B)は未シール開口部に電解液注入用ノズルを挿入して電解液を注入している状態、(C)はガス室の上端の開口部をヒートシールして密封袋とした状態をそれぞれ示す。 本発明の製造方法の後半の工程を説明する正面図であって、(A)は化成処理により電解液を電極材に浸透させている状態、(B)は未シール開口部をヒートシール接合して封止を完了した状態、(C)はトリミング加工によりガス室部を除去してラミネート電池を得た状態をそれぞれ示す。 未シール開口部を一対のヒートシールバーでヒートシールする状態を示す断面図である。 未シール開口部を一対のヒートシールバーでヒートシールする状態の他の例を示す断面図である。 本発明の製造方法で使用する外装材の一例を示す断面図である。 従来の製造方法の前半の工程を説明する正面図であって、(A)はガス室の上端の開口部を残して他の辺をヒートシールした状態、(B)は電解液注入用ノズルを用いて電解液を注入している状態、(C)はガス室の上端の開口部をヒートシールして密封袋とした状態をそれぞれ示す。 従来の製造方法の後半の工程を説明する正面図であって、(A)は化成処理により電解液を電極材に浸透させている状態、(B)は最終ヒートシールを行って封止を完了した状態、(C)はトリミング加工によりガス室部を除去してラミネート電池を形成した状態をそれぞれ示す。
本発明に係る電池の製造方法について図面を参照しつつ説明する。本発明の製造方法で使用する外装材1としては、外側層としての耐熱性樹脂層2と、内側層としての熱可塑性樹脂層3と、これら両層間に配設された金属箔層4とを含む外装材を用いる(図5参照)。例えば、金属箔層4の一方の面に第1接着剤層5を介して耐熱性樹脂層(外側層)2が積層一体化され、前記金属箔層4の他方の面に第2接着剤層6を介して熱可塑性樹脂層(内側層)3が積層一体化されてなる外装材1を用いる(図5参照)。
上記構成の外装材1で形成された平面視略矩形状の袋体の内部に電池本体部23が配置され、前記袋体における前記電池本体部23の周囲近傍の4辺のうち3辺31、32、33が封止されると共に残る1辺部34はその長さ方向の一部に未シール開口部24を残してヒートシール接合されてなる仮シール部材30を作成する(図1(A)参照)。
前記仮シール部材30では、平面視略矩形状の上記外装材1が長さ方向の中間位置で内側層3を内側にして2つ折りされて形成された略矩形状の外装材前面部21と略矩形状の外装材背面部22との間に平面視略矩形状の電池本体部23が配置されている。図1において、31が折り曲げ辺(折り曲げ部)である。前記電池本体部23は、外装材前面部21と外装材背面部22の間の空間の略下半部に配置されている(図1(A)参照)。前記2つ折りの折り曲げ辺31に対向する対向辺部32において外装材前面部21と外装材背面部22とがヒートシール等により接合されて対向辺シール部35が形成されている。
前記電池本体部23の1辺(対向辺部)32から外方に向けて正極タブリード11および負極タブリード12が延ばされている(図1(A)参照)。しかして、本実施形態では、前記対向辺部32において、外装材前面部21と外装材背面部22とが、正極タブリード11および負極タブリード12を挟み込んでヒートシール等により接合されて対向辺シール部35が形成されている(図1(A)参照)。正極タブリード11の先端部は外部に導出され、負極タブリード12の先端部は外部に導出されている。前記電池本体部23は、構成要素として、正極材、負極材および電解液を含むが、この段階では、電解液は未だ注入されていない。正極材に正極タブリード11が接続され、負極材に負極タブリード12が接続されている。
前記袋体における電池本体部23の周囲近傍の4辺31、32、33、34のうち、折り曲げ辺31に隣り合う一方の第1隣接辺部33において外装材前面部21と外装材背面部22とがヒートシール等により接合されて第1隣接辺シール部36が形成されている(図1(A)参照)。また、前記袋体における電池本体部23の周囲近傍の4辺31、32、33、34のうち、折り曲げ辺31に隣り合う他方の第2隣接辺部34においてその長さ方向の一部に未シール開口部24を残してヒートシール等により接合されて、前記未シール開口部24を挟んで長さ方向の一端側の部分シール部(第1部分シール部)25および長さ方向の他端側の部分シール部(第2部分シール部)26が形成されている(図1(A)参照)。図1において、前記仮シール部材30における第1、2部分シール部25、26より上の内部空間41は、「ガス室」と呼称する。
次に、図1(B)に示すように、前記仮シール部材30を、第2隣接辺部34を第1隣接辺部33より上方側に配置して立てた状態に配置し、即ち前記仮シール部材30を未シール開口部24を第1隣接辺シール部36より上方側に配置して立てた状態に配置し、電解液注入用ノズル40の先端を、未シール開口部24の直上位置に配置して、又は、図1(B)に示すように未シール開口部24に挿通せしめて、電池本体部23に電解液を注入する(注入工程)。
前記電解液としては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレンカーボネートとジエチレンカーボネートを1:1の容量比で混合した混合溶媒に対して六フッ化リンリチウム塩を1モル/Lの濃度となるように溶解せしめた溶液(電解液)などが挙げられる。
次いで、前記仮シール部材30におけるガス室41の上端の開口部をヒートシールしてガス室上端シール部37を形成して密封袋を作成する(図1(C)参照)。
前記注入工程および前記密封袋作成工程は、得られるラミネート電池内に水分の残存を極力少なくしてラミネート電池の寿命を長くするために、ドライルーム内で行うのが好ましい。前記ドライルーム内の条件としては、例えば、露点「−40℃」〜「−60℃」の範囲などが挙げられる。
次に、前記密封袋(仮シール部材)30を化成処理容器50に入れて化成処理を行って電解液を電極材(正極材および負極材)に浸透させる(化成処理工程)(図2(A)参照)。前記化成処理としては、例えば次のような処理が挙げられる。まず、室温で放置した後に、40℃〜60℃の雰囲気下におくことで電解液の粘度を下げて放置して、電解液を電極材(電極活物質等)に浸み込ませる(浸透させる)。次に、ラミネート電池相当部の天面からプレス加圧、初期充電、高温(40℃〜60℃)雰囲気での加圧脱気を行う。
しかる後、前記密封袋(仮シール部材)30の内部の脱気(真空脱気等)を行いながら、前記密封袋(仮シール部材)30における第2隣接辺部34の未シール開口部24をヒートシール接合して、第2隣接辺シール部27を形成して、外装材1による封止を完了する(封入工程)(図2(B)参照)。
前記未シール開口部24をヒートシールする際のヒートシール温度は、熱可塑性樹脂層3を構成する熱可塑性樹脂の融点より高い温度に設定するのが好ましく、熱可塑性樹脂層3を構成する熱可塑性樹脂の融点より20℃〜40℃高い温度に設定するのが特に好ましい。
次に、前記密封袋30におけるガス室41に相当する部位(略上半部)をトリミング加工により除去して、図2(C)に示すラミネート電池10を得る。このラミネート電池10は、外装体1における電池本体部23の周囲近傍の4辺31、32、33、34の全てが封止されている(図2(C)参照)。
前記封入工程において、前記密封袋(仮シール部材)30の未シール開口部24をヒートシールする際には、図3、4に示すヒートシールバーを用いてヒートシールを行うのが好ましい。
図3に示すヒートシールバー43では、内側の接触面44が、ヒートシールバーの長さ方向の中央部が突出する(中央部が凸になる)湾曲形状に構成されている。このような構成の一対のヒートシールバー43を用いて第2隣接辺部34の未シール開口部24のヒートシールを行った場合には、ヒートシール予定の未シール開口部に電解液が付着していても該電解液を周辺側に逃がしつつヒートシール接合を行うことができるので、高いシール強度を確保できる。前記ヒートシールバー43は、ヒートシールバーの幅方向の中央部が突出する(中央部が凸になる)湾曲形状に構成されたものであってもよい。また、前記前記ヒートシールバー43は、ヒートシールバーの長さ方向及び幅方向の中央部が突出する(中央部が凸になる)湾曲形状に構成されたものであってもよい。前記湾曲形状としては、特に限定されないが、例えば、円弧形状等が挙げられる。
また、図4に示すヒートシールバー46では、内側の接触面に多孔シート48が配置されている。本実施形態では、多孔シート48の両端部が、ヒートシールバー46の両側面にそれぞれ接着固定されている。このような構成の一対のヒートシールバー46を用いて第2隣接辺部34の未シール開口部24のヒートシールを行った場合には、ヒートシール予定の未シール開口部に電解液が付着していても該電解液を周辺側に逃がしつつヒートシール接合を行うことができるので、高いシール強度を確保できる。前記多孔シート48としては、特に限定されるものではないが、例えば、メッシュシート、ガラスクロスシート、不織布シート、エンボスシート等が挙げられる。前記メッシュシート、不織布シートおよびエンボスシートの素材としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)、ガラス(ガラスクロス等)とフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)の複合材などが挙げられる。
次に、本発明の製造方法で使用する外装材1について詳述する。
前記耐熱性樹脂層(外側層)2を構成する耐熱性樹脂としては、外装材をヒートシールする際のヒートシール温度で溶融しない耐熱性樹脂を用いる。前記耐熱性樹脂としては、熱可塑性樹脂層3を構成する熱可塑性樹脂の融点より10℃以上高い融点を有する耐熱性樹脂を用いるのが好ましく、熱可塑性樹脂の融点より20℃以上高い融点を有する耐熱性樹脂を用いるのが特に好ましい。
前記耐熱性樹脂層(外側層)2としては、特に限定されるものではないが、例えば、ナイロンフィルム等のポリアミドフィルム、ポリエステルフィルム等が挙げられ、これらの延伸フィルムが好ましく用いられる。中でも、前記耐熱性樹脂層2としては、二軸延伸ナイロンフィルム等の二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリブチレンテレフタレート(PBT)フィルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム又は二軸延伸ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを用いるのが特に好ましい。前記ナイロンフィルムとしては、特に限定されるものではないが、例えば、6ナイロンフィルム、6,6ナイロンフィルム、MXDナイロンフィルム等が挙げられる。なお、前記耐熱性樹脂層2は、単層で形成されていても良いし、或いは、例えばポリエステルフィルム/ポリアミドフィルムからなる複層(PETフィルム/ナイロンフィルムからなる複層等)で形成されていても良い。
前記耐熱性樹脂層2の厚さは、5μm〜80μmであるのが好ましい。上記好適下限値以上に設定することで外装材として十分な強度を確保できると共に、上記好適上限値以下に設定することで張り出し成形、絞り成形等の成形時の応力を小さくできて成形性を向上させることができる。
前記熱可塑性樹脂層(内側層)3は、リチウムイオン二次電池等で用いられる腐食性の強い電解液などに対しても優れた耐薬品性を具備させると共に、外装材にヒートシール性を付与する役割を担うものである。
前記熱可塑性樹脂層3としては、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹脂未延伸フィルム層であるのが好ましい。前記熱可塑性樹脂未延伸フィルム層3は、特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系共重合体、これらの酸変性物およびアイオノマーからなる群より選ばれた少なくとも1種の熱可塑性樹脂からなる未延伸フィルムにより構成されるのが好ましい。
前記熱可塑性樹脂層3の厚さは、20μm〜80μmに設定されるのが好ましい。20μm以上とすることでピンホールの発生を十分に防止できると共に、80μm以下に設定することで樹脂使用量を低減できてコスト低減を図り得る。中でも、前記熱可塑性樹脂層3の厚さは30μm〜50μmに設定されるのが特に好ましい。なお、前記熱可塑性樹脂層3は、単層であってもよいし、複層であってもよい。
前記金属箔層4は、外装材1に酸素や水分の侵入を阻止するガスバリア性を付与する役割を担うものである。前記金属箔層4としては、特に限定されるものではないが、例えば、アルミニウム箔、銅箔、SUS箔(ステンレス箔)等が挙げられ、アルミニウム箔、SUS箔が一般的に用いられる。前記アルミニウム箔の材質としては、A8079−O材、A8021−O材が好ましい。前記金属箔層4の厚さは、15μm〜80μmであるのが好ましい。15μm以上であることで金属箔を製造する際の圧延時のピンホール発生を防止できると共に、80μm以下であることで張り出し成形、絞り成形等の成形時の応力を小さくできて成形性を向上させることができる。
前記金属箔層4は、少なくとも内側の面(第2接着剤層6側の面)に、化成被膜処理が施されているのが好ましい。このような化成被膜処理が施されていることによって内容物(電池の電解液等)による金属箔表面の腐食を十分に防止できる。例えば、次のような処理をすることによって金属箔に化成被膜処理を施す。即ち、例えば、脱脂処理を行った後の金属箔の表面に、
1)リン酸と、
クロム酸と、
フッ化物の金属塩及びフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
2)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂及びフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸及びクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
3)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂及びフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸及びクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、
フッ化物の金属塩及びフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
上記1)〜3)のうちのいずれかの水溶液を塗工した後、乾燥することにより、化成被膜処理を施す。
前記化成被膜は、クロム付着量(片面当たり)として0.1mg/m2〜50mg/m2が好ましく、特に2mg/m2〜20mg/m2が好ましい。
前記第1接着剤層5としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリウレタン接着剤層、ポリエステルポリウレタン接着剤層、ポリエーテルポリウレタン接着剤層等が挙げられる。前記第1接着剤層5の厚さは、1μm〜5μmに設定されるのが好ましい。中でも、外装材の薄膜化、軽量化の観点から、前記第1接着剤層5の厚さは、1μm〜3μmに設定されるのが特に好ましい。
前記第2接着剤層6としては、特に限定されるものではないが、例えば、上記第1接着剤層5として例示したものも使用できるが、電解液による膨潤の少ないポリオレフィン系接着剤を使用するのが好ましい。前記第2接着剤層6の厚さは、1μm〜5μmに設定されるのが好ましい。中でも、外装材の薄膜化、軽量化の観点から、前記第2接着剤層6の厚さは、1μm〜3μmに設定されるのが特に好ましい。
本発明の製造方法において、外装材1としては、成形(深絞り成形、張り出し成形等)により、成形ケース(電池本体部23を収容できる形状のケース)に形成されたものを使用してもよいし、成形に供されていないものをそのまま使用してもよい。
上記実施形態では、1枚の外装材1を2つ折りすることにより仮シール部材30を構成していたが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば、2枚の外装材1を互いの内側層3が内面になるように(互いの内側層3が接するように)重ね合わせて構成した仮シール部材30を使用してもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
厚さ35μmのアルミニウム箔(A8021−O材)4の両面に、リン酸、ポリアクリル酸、三価クロム化合物、水、アルコールからなる化成被膜処理液を塗布し、180℃で乾燥を行って、化成被膜を形成した。この化成被膜のクロム付着量は片面当たり10mg/m2であった。
次に、前記化成被膜処理済みアルミニウム箔4の一方の面に、2液硬化型のウレタン系接着剤(第1接着剤層)5を介して厚さ25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(融点:230℃)2をドライラミネートした(貼り合わせた)。
次に、アルミニウム箔4の他方の面に接着剤液をグラビアロールを用いて塗布した後、80℃の熱風で乾燥させることによって、厚さ3μmの接着樹脂層(第2接着剤層)6を形成した。前記接着剤液として、マレイン酸変性ポリプロピレン(プロピレンとエチレンの共重合体に無水マレイン酸をグラフト重合させた変性ポリプロピレン樹脂;融解温度が80℃)15質量部を、混合溶媒(トルエン/メチルエチルケトン=8質量部/2質量部の混合溶媒)85質量部に溶解させた溶液に、ヘキサメチレンジイソシアネートのポリマー体を0.9質量部混合してなる接着剤液を使用した。
次に、前記アルミニウム箔4の他方の面に形成された接着樹脂層6の表面に、融点が140℃、MFR(メルトフローレイト)が4.5g/10分である、厚さ40μmのプロピレン−エチレンランダム共重合体フィルム(内側層;シーラント層)3をラミネートすることによって、図5に示す構成の外装材1を得た。
上記外装材1を用いて前項で詳述した手法により図1(A)に示す仮シール部材30を作成した。この仮シール部材30の第2隣接辺部34において、その長さの30%が一端側の部分シール部25で構成され、その長さの20%が未シール開口部24で構成され、その長さの50%が他端側の部分シール部26で構成されていた。これら部分シール部25、26のシール幅は5mmに設定した。
次に、図1(B)に示すように、電解液注入用ノズル40の先端を未シール開口部24に挿通せしめて、電池本体部23に電解液を注入した。電解液としては、エチレンカーボネートとジエチレンカーボネートを1:1の容量比で混合した混合溶媒に対して六フッ化リンリチウム塩を1モル/Lの濃度となるように溶解せしめた溶液(電解液)を使用した。
次いで、前項で詳述した手法により、ガス室41の上端の開口部をヒートシールしてガス室上端シール部37を形成して密封袋を構成した後(図1(C)参照)、化成処理を行った(図2(A)参照)。次に、図2(B)に示すように、第2隣接辺部34の未シール開口部24をヒートシール(シール幅5mm)して、第2隣接辺シール部27を形成して、封止を完了した。この時のヒートシール条件は、200℃×0.2MPa×6秒間とした。ヒートシールバーとしては、金属製シールバーの表面にフッ素樹脂テープが貼着されたものを用いた。次いで、ガス室41に相当する部位(略上半部)をトリミング加工により除去して、図2(C)に示すラミネート電池10を得た。
<比較例1>
実施例1と同一構成の外装材が長さ方向の中間位置で内側層3を内側にして2つ折りされて形成された略矩形状の外装材前面部121と略矩形状の外装材背面部との間に平面視略矩形状の電池本体部123が配置され、前記2つ折りの折り曲げ辺131に対向する対向辺部132において外装材前面部121と外装材背面部とが正極タブリード111および負極タブリード112を挟み込んでヒートシールにより接合されて対向辺シール部135が形成され、前記折り曲げ辺131に隣り合う一方の第1隣接辺部133において外装材前面部121と外装材背面部とがヒートシールにより接合されて第1隣接辺シール部136が形成されてなる仮シール部材130を作成する(図6(A)参照)。
前記仮シール部材130を第1隣接辺シール部136を下側にして立てた状態に配置して、上端開口部より挿入した電解液注入用ノズル140を用いて、実施例1と同一の電解液を電池本体部123に注入した(図6(B)参照)。
次に、前記仮シール部材130におけるガス室141の上端の開口部をヒートシールしてガス室上端シール部137を形成して密封袋を構成した(図6(C)参照)。しかる後、前記密封袋(仮シール部材)130を化成処理容器150に入れて化成処理を行って電解液を電極材(正極材および負極材)に浸透させた(図7(A)参照)。
次に、前記密封袋(仮シール部材)130の内部の脱気(真空脱気等)を行いながら、密封袋(仮シール部材)130における第2隣接辺部134をヒートシール接合して第2隣接辺シール部127を形成して、外装材による封止を完了した(図7(B)参照)。次いで、密封袋130におけるガス室141に相当する部位(略上半部)をトリミング加工により除去して、図7(C)に示すラミネート電池110を得た。
<参考例>
実施例1と同一構成の外装材1を用いて前項で詳述した手法により図1(A)に示す仮シール部材30を作成した。この参考例1では、仮シール部材30の第1隣接辺シール部36のシール強度を測定した。この第1隣接辺シール部36は、電解液注入前にヒートシールされたシール部であるから、電解液夾雑物が介在しない状態でヒートシールされたシール部である。この参考例により、電解液夾雑物が介在しない状態でヒートシールされたシール部のシール強度を把握できる。
上記のようにして得られた各ラミネート電池に対して下記評価法に基づいて評価を行った。その結果を表1に示す。
<シール強度評価法>
実施例1については、第2隣接辺シール部27から未シール開口部24に相当するシール部を含むように試験片(幅15mm)を作成し、この試験片について島津株式会社製のオートグラフを用いて引張速度100mm/分でシール部のシール強度(剥離強度)を測定した。比較例1については、実施例1と同様に第2隣接辺シール部127から試験片(幅15mm)を作成して同様にしてシール強度を測定した。参考例については、第1隣接辺シール部36から試験片(幅15mm)を作成して同様にしてシール強度を測定した。シール強度が「50N/15mm幅」以上であるものを合格とした。
<デラミネーション(剥離)発生頻度評価法>
実施例1のラミネート電池10を10個準備し、比較例1のラミネート電池110を10個準備した。各ラミネート電池を7日間室温で放置した後に、各ラミネート電池の第2隣接辺シール部におけるデラミネーション(剥離)発生の有無を調べ、実施例1と比較例1のそれぞれについて、合計10個のサンプル(電池)中のデラミネーション発生サンプル(電池)の個数を表1に示した。
Figure 0006479458
表1から明らかなように、本発明の製造方法で製造された実施例1のラミネート電池では、電解液夾雑物が介在しない状態でヒートシールされたもの(参考例1)のシール強度と同等の十分なシール強度を確保することができた。従って、実施例1のラミネート電池において、デラミネーション発生頻度は0個/10個であった。
これに対し、従来の製造方法で製造した比較例1のラミネート電池では、十分なシール強度が得られず、デラミネーション発生頻度は8個/10個であった。
本発明に係る電池の製造方法は、ラミネートリチウムイオン2次電池等のラミネート型2次電池の製造方法として好適であるが、特にこのような用途への適用に限定されるものではない。
1…外装材
2…耐熱性樹脂層(外側層)
3…熱可塑性樹脂層(内側層)
4…金属箔層
10…電池
21…外装材前面部
22…外装材背面部
23…電池本体部
24…未シール開口部
25…一方の部分シール部(第1部分シール部)
26…他方の部分シール部(第2部分シール部)
27…第2隣接辺シール部
30…仮シール部材
31…折り曲げ辺(折り曲げ部)
32…対向辺部
33…第1隣接辺部
34…第2隣接辺部
35…対向辺シール部
36…第1隣接辺シール部
40…電解液注入用ノズル
43…ヒートシールバー
44…接触面
46…ヒートシールバー
48…多孔シート

Claims (5)

  1. 外側層としての耐熱性樹脂層と、内側層としての熱可塑性樹脂層と、これら両層間に配設された金属箔層とを含む外装材で形成された平面視略矩形状の袋体の内部に電池本体部が配置され、前記袋体における前記電池本体部の周囲近傍の4辺のうち3辺が封止されると共に残る1辺部はその長さ方向の一部に未シール開口部を残してヒートシール接合されて該ヒートシール接合部より上の内部空間にガス室が設けられてなる仮シール部材を準備する工程と、
    前記仮シール部材を前記未シール開口部を上方に向けて開口させて立てた状態に配置し、電解液注入用ノズルの先端を前記未シール開口部の直上位置に配置して又は前記未シール開口部に挿通せしめて前記電池本体部に電解液を注入する注入工程と、
    前記仮シール部材におけるガス室の上端の開口部をヒートシールして密封袋を形成する密封袋作成工程と、
    前記電解液を電極材に浸透させる化成処理工程と、
    前記密封袋の内部の脱気を行いながら、前記仮シール部材における未シール開口部をヒートシール接合する封入工程と、
    前記密封袋におけるガス室に相当する部位を除去して、ラミネート電池を得る工程と、を含むことを特徴とする電池の製造方法。
  2. 前記仮シール部材は、前記残る1辺部においてその長さ方向の一部に未シール開口部を残してその長さ方向の両端側がヒートシール接合されてなるものである請求項1に記載の電池の製造方法。
  3. 前記封入工程において、内側の接触面が、ヒートシールバーの長さ方向又は/及び幅方向の中央部が突出する湾曲形状に構成されている一対のヒートシールバーを用いて前記ヒートシール接合を行う請求項1または2に記載の電池の製造方法。
  4. 前記封入工程において、内側の接触面に多孔シートが配置された一対のヒートシールバーを用いて前記ヒートシール接合を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
  5. 前記仮シール部材における封止されている3辺のうち1辺は、前記外装材が、前記内側層を内側にして2つ折りされて形成された折り曲げ部により封止されたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
JP2014260152A 2014-12-24 2014-12-24 電池の製造方法 Active JP6479458B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260152A JP6479458B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電池の製造方法
TW104131110A TWI686976B (zh) 2014-12-24 2015-09-21 電池的製造方法
KR1020150155028A KR20160078228A (ko) 2014-12-24 2015-11-05 전지의 제조 방법
CN201510857785.9A CN105742526B (zh) 2014-12-24 2015-11-30 电池的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260152A JP6479458B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電池の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016122495A JP2016122495A (ja) 2016-07-07
JP6479458B2 true JP6479458B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=56295950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014260152A Active JP6479458B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電池の製造方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6479458B2 (ja)
KR (1) KR20160078228A (ja)
CN (1) CN105742526B (ja)
TW (1) TWI686976B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7255515B2 (ja) 2020-02-19 2023-04-11 トヨタ自動車株式会社 シフト制御装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6852629B2 (ja) * 2017-09-12 2021-03-31 トヨタ自動車株式会社 蓄電装置
KR102347901B1 (ko) 2017-10-17 2022-01-06 주식회사 엘지에너지솔루션 균열 방지 구조를 포함하는 파우치형 전지케이스 및 이의 제조방법
JP7225760B2 (ja) * 2018-12-17 2023-02-21 大日本印刷株式会社 蓄電デバイスの製造方法及び蓄電デバイスの品質管理方法
JP7235571B2 (ja) * 2019-04-03 2023-03-08 積水化学工業株式会社 積層型電池の製造方法
JP7328843B2 (ja) * 2019-09-13 2023-08-17 積水化学工業株式会社 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
CN114335821B (zh) * 2022-01-05 2024-02-09 宁波容百新能源科技股份有限公司 软包电芯壳体及软包电芯

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55164107U (ja) * 1979-05-16 1980-11-26
JP3717632B2 (ja) * 1997-05-09 2005-11-16 三洋電機株式会社 電池の製造方法
JP3583592B2 (ja) * 1997-09-25 2004-11-04 東芝電池株式会社 薄形二次電池
JP4438137B2 (ja) * 1999-09-14 2010-03-24 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 電池の製造方法
JP4880811B2 (ja) * 2000-09-28 2012-02-22 株式会社東芝 電池の製造方法
JP4200411B2 (ja) * 2000-11-09 2008-12-24 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 密閉形電池の製造方法および密閉形電池の製造装置
CN1173428C (zh) * 2001-07-13 2004-10-27 比亚迪股份有限公司 薄型锂离子电池制造方法
JP2003109557A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Mitsubishi Electric Corp 非水電解質電池及びその製造方法
JP2003341624A (ja) * 2002-05-22 2003-12-03 Fujimori Kogyo Co Ltd ヒートシール装置、ヒートシール方法および充填包装機
JP4373070B2 (ja) * 2002-10-24 2009-11-25 大日本印刷株式会社 二次電池およびその製造方法
JP2004303759A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Tdk Corp 電気化学デバイスの製造方法
JP4155100B2 (ja) * 2003-05-16 2008-09-24 トヨタ自動車株式会社 二次電池の製造方法
JP2005093261A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Nec Lamilion Energy Ltd 積層型フィルム外装電池の製造方法
JP4820059B2 (ja) * 2004-01-30 2011-11-24 ソニー株式会社 二次電池
JP2006261033A (ja) 2005-03-18 2006-09-28 Dainippon Printing Co Ltd リチウム電池外装体の熱封緘方法
JP2008103240A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Dainippon Printing Co Ltd 電池の製造方法
JP5397125B2 (ja) * 2009-09-28 2014-01-22 株式会社村田製作所 二次電池の製造方法
JP2011216209A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Hitachi Maxell Energy Ltd ラミネート形電池およびその製造方法
JP2013149477A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Hitachi Maxell Ltd 非水二次電池の製造方法
US9722274B2 (en) * 2012-06-11 2017-08-01 Nissan Motor Co., Ltd. Manufacturing method and manufacturing device of secondary battery
CN105723558B (zh) * 2013-11-11 2019-04-09 日产自动车株式会社 薄膜封装电池的制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7255515B2 (ja) 2020-02-19 2023-04-11 トヨタ自動車株式会社 シフト制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160078228A (ko) 2016-07-04
JP2016122495A (ja) 2016-07-07
TW201624814A (zh) 2016-07-01
TWI686976B (zh) 2020-03-01
CN105742526B (zh) 2019-11-19
CN105742526A (zh) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6479458B2 (ja) 電池の製造方法
JP6629514B2 (ja) ラミネート外装材の製造方法
JP6626258B2 (ja) ラミネート外装材の製造方法
JP7415921B2 (ja) 端子用樹脂フィルム及びこれを用いた蓄電装置
JP7381528B2 (ja) 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス
JP6564188B2 (ja) 蓄電デバイス用外装体
JP6426895B2 (ja) 電池用外装材及び電池
CN105742714B (zh) 电池的制造方法
JP6426934B2 (ja) 電気化学デバイスおよびその製造方法
CN104412407B (zh) 覆膜电池
JP6738171B2 (ja) 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス
JP6738189B2 (ja) 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス
WO2017212984A1 (ja) ラミネート材
JP6171294B2 (ja) リチウムイオン電池用外装材及びそれを用いたリチウムイオン電池
JP2016207592A (ja) 蓄電デバイス
JP2018196929A (ja) ラミネート材
KR102567577B1 (ko) 축전 디바이스용 외장재 및 축전 디바이스
KR102481570B1 (ko) 전지용 포장 재료 및 전지
JP2020098675A (ja) 蓄電デバイスの製造方法及び蓄電デバイスの品質管理方法
JP2015156404A (ja) 電池用外装材及びリチウム二次電池
JP2010267467A (ja) リチウム二次電池もしくはキャパシタ用容器、およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6479458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250