JP7255515B2 - シフト制御装置 - Google Patents

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本発明は、シフト制御装置に関する。
従来から知られるシフト制御装置の一つは、シフト位置が駐車位置にある状況において運転者がアクセルペダル及びブレーキペダルを同時に踏み込むと、シフト位置を駐車位置にてロックする(例えば、特許文献1を参照。)。この構成によれば、運転者がアクセルペダル及びブレーキペダルを同時に踏み込んでいると、シフト位置の変更が禁止される。
特開平4-366058号公報
ところで、運転者がアクセルペダルとブレーキペダルの区別がついていない場合、運転者は、アクセルペダルとブレーキペダルとをそれぞれ短時間で交互に踏み込むことがある。このような場合、上述の特許文献1の装置においては、運転者がブレーキペダルを踏んだ時点で、シフト位置を駐車位置から前進位置又は後進位置へと変更できてしまう。その結果、車両が急発進するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、運転者がアクセルペダルとブレーキペダルとを区別できている可能性が高いか否かを判定し、その判定結果に基いてシフト位置を前進位置又は後進位置へと変更させるように構成されたシフト制御装置を提供することである。
本発明のシフト制御装置は、
車両のシフトレバー(15a)の位置に応じて、動力伝達装置(14)のシフト位置を複数のシフト位置のうちの一つへと切り替えるシフト切替機構であって、前記複数のシフト位置は、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ前記車両が機械的に停止位置にロックされる位置である駐車位置、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ前記車両が機械的に停止位置にロックされない位置であるニュートラル位置、駆動輪に前記車両を前進させる駆動力が伝達される位置である前進位置、及び、駆動輪に前記車両を後進させる駆動力が伝達される位置である後進位置を少なくとも含む、シフト切替機構(17)と、
前記シフト切替機構を制御する制御装置(10)と、
を備える。
前記制御装置は、前記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置(P又はN)から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置(D又はR)に変更された場合に、
第1条件及び第2条件が成立するか否かを判定し(ステップ202及びステップ203)、
前記第1条件及び前記第2条件の両方が成立したときに(ステップ202:Yes及びステップ203:Yes)、前記シフト切替機構を制御して、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させる(ステップ205)
ように構成されている。
前記第1条件は、運転者がアクセルペダル(11)を操作しておらず、且つ、前記運転者がブレーキペダル(21)を操作しているときに成立する条件であり、
前記第2条件は、前記運転者が前記ブレーキペダルを連続して操作している時間(Ton)が所定の閾値(Tth)以上であるときに成立する条件である。
この構成によれば、第1条件及び第2条件を用いて運転者がアクセルペダルとブレーキペダルとを区別できている可能性が高いか否かを判定し、その判定結果に応じて、シフト位置を前進位置又は後進位置へと変更させることができる。これにより、運転者の意図しない車両の急発進を防ぐことができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るシフト制御装置の概略構成図である。 駆動ECU10のCPUが実行する「シフト制御ルーチン」を示したフローチャートである。
<構成>
本実施形態に係るシフト制御装置は、車両に適用される。図1に示すように、シフト制御装置は、駆動ECU10及び制動ECU20を備えている。これらのECUは、CAN90を介して相互に情報を送信可能及び受信可能に構成されている。
本明細書において、「ECU」は、電気制御装置(Electric Control Unit)を意味する。ECUは、CPU、RAM、ROM、インターフェース(I/F)及び不揮発性メモリ等を含むマイクロコンピュータを含む。例えば、駆動ECU10は、CPU10a、RAM10b、ROM10c、(I/F)10d及び不揮発性メモリ10e等を含むマイクロコンピュータを備える。CPUはROMに格納されたインストラクションを実行することにより、後述する各種機能を実現するようになっている。
駆動ECU10は、アクセルペダル操作量センサ12を含むエンジン状態量センサ(図示省略)及び駆動装置13に接続されている。
アクセルペダル操作量センサ12は、アクセルペダル11の操作量(アクセル開度[%])を検出し、アクセル操作量APを表す信号を出力する。
駆動装置13は、エンジンアクチュエータ及び駆動源を含む。本例において、駆動源は、内燃機関を含む。なお、車両がハイブリッド車両である場合、駆動源は、内燃機関及び電動機を含む。車両が電気自動車である場合、駆動源は電動機を含む。なお、車両が燃料電池複合型自動車(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)であってもよい。FCHVは、燃料電池及び二次電池を含む燃料電池自動車である。この場合、駆動源は電動機を含む。
駆動ECU10は、スタートボタン40に接続されている。スタートボタン40は、運転者が駆動装置13の始動及び停止を指示する際に操作するボタンである。駆動ECU10は、運転者がブレーキペダル21を踏み込んでいる状況(後述するブレーキスイッチ22がオン信号を出力している状況)においてスタートボタン40がオン状態に変更されると、駆動装置13を始動する。駆動ECU10は、アクセル操作量AP及び他のエンジン状態量センサにより検出される運転状態量(例えば、エンジン回転速度)に基いて駆動装置13を駆動する。駆動装置13によって発生されたトルク(駆動力)は、動力伝達装置14を介して駆動輪(図示省略)に伝達される。
更に、駆動ECU10は、シフトレバーセンサ15及びSBW(シフトバイワイヤ)アクチュエータ16に接続されている。
シフトレバーセンサ15は、シフトレバー15aの位置を検出する。駆動ECU10は、シフトレバー15aの位置をシフトレバーセンサ15から受け取り、そのシフトレバー15aの位置に基いてSBWアクチュエータ16を制御する。SBWアクチュエータ16は、駆動ECU10からの指示に応じて周知のシフト切替機構17を制御して、動力伝達装置14のシフト位置を、複数のシフト位置のうちの一つへと切り替える。なお、後述するように、シフト位置の変更は、シフトバイワイヤ方式でなく、機械方式で行われてもよい。
本例において、シフト位置は、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両が機械的に停止位置にロックされる位置である駐車位置、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両が機械的に停止位置にロックされない位置であるニュートラル位置、駆動輪に車両を前進させる駆動力が伝達される位置である前進位置、及び、駆動輪に車両を後進させる駆動力が伝達される位置である後進位置を少なくとも含む。なお、シフトレバー15aの「P」位置が上述の駐車位置に対応し、シフトレバー15aの「N」位置が上述のニュートラル位置に対応し、シフトレバー15aの「D」位置が上述の前進位置に対応し、シフトレバー15aの「R」位置が上述の後進位置に対応する。
SBWアクチュエータ16は、更に、パーキングロック機構18に接続されている。パーキングロック機構18は、パーキングロックレバー、パーキングロックロッド、及び、パーキングロックギヤ等から構成されている。シフトレバー15aがP位置へと変更されると、SBWアクチュエータ16は、駆動ECU10からの指示に応じてパーキングロック機構18を制御し、シフト位置を駐車位置にロックする。以下、このようにシフト位置が駐車位置にロックされた状態を、単に「ロック状態」と称呼する。
更に、駆動ECU10は、CAN90を介してコンビネーションメータ30に接続されている。コンビネーションメータ30は、運転者に対して各種情報を提示するための報知装置である。コンビネーションメータ30は、ディスプレイ31及びブザー32を含む。ディスプレイ31は、運転席の正面に設けられたマルチインフォメーションディスプレイである。ディスプレイ31は、駆動ECU10からの表示指令を受信した場合、その指令に応じた情報を表示させる。ブザー32は、駆動ECU10からの音声指令を受信した場合、その指令に応じた音声を発生させる。
制動ECU20は、ブレーキスイッチ22、ブレーキペダル操作量センサ23、マスタシリンダ圧センサ24、ホイールシリンダ圧センサ25、及びブレーキアクチュエータ26に接続されている。
なお、図1において、スタシリンダ圧センサ24及びホイールシリンダ圧センサ25はブレーキアクチュエータ26の外側に示されているが、これらセンサ24及び25は、ブレーキアクチュエータ26内に設けられてもよい。
ブレーキスイッチ22は、運転者がブレーキペダル21を踏み込んでいるとき、オン信号を出力し、運転者がブレーキペダル21を踏み込んでいないとき、オフ信号を出力する。ブレーキペダル操作量センサ23は、ブレーキペダル21の操作量(踏み込み量)を検出し、ブレーキ操作量BPを表す信号を出力する。マスタシリンダ圧センサ24は、後述するマスタシリンダ27の圧力MPを表す信号を出力する。ホイールシリンダ圧センサ25は、後述するホイールシリンダの圧力CPを表す信号を出力する。
なお、制動ECU20は、所定時間が経過するごとに、上述のスイッチ22並びにセンサ23乃至25の出力信号をCAN90を介して駆動ECU10に出力する。
ブレーキアクチュエータ26は、油圧制御アクチュエータであり、油圧回路を含む。油圧回路は、ブレーキペダル21に対する踏力によって作動油を加圧するマスタシリンダ27、制動液が流れる流路、複数の弁、ポンプ及びポンプを駆動するモータ等を含む。制動ECU20は、マスタシリンダ27の圧力MPに応じてブレーキアクチュエータ26を制御し、ブレーキ機構28に内蔵されたホイールシリンダに供給する油圧を調整する。その油圧により、ホイールシリンダは、車輪に対する摩擦制動力を発生させる。
なお、車両は、図示しない電源装置(例えば、バッテリ)を備えている。駆動ECU10及び制動ECU20は、電源装置に接続されている。スタートボタン40の状態に関係なく(オン状態及びオフ状態の何れの場合でも)、電源装置の電力が、駆動ECU10及び制動ECU20に供給される。即ち、駆動ECU10及び制動ECU20は、スタートボタン40の状態に関係なく作動できる。
<シフト制御の概要>
駆動ECU10は、シフトレバー15aの位置がP位置からD位置又はR位置へと変更された場合、以下に述べる制御を実行する。以降において、シフトレバー15aにおけるD位置及びR位置は、まとめて「走行レンジ」と称呼する。
駆動ECU10は、まず、第1条件が成立するか否かを判定する。第1条件は、以下の条件A及び条件Bの両方が成立したときに成立する。
(条件A):アクセル操作量APがゼロである。即ち、運転者がアクセルペダル11を操作していない。
(条件B):ブレーキ操作量BPがゼロより大きい。即ち、運転者がブレーキペダル21を操作している。なお、駆動ECU10は、ブレーキスイッチ22からオン信号を取得したときに、運転者がブレーキペダル21を操作していると判定してもよい。更に、駆動ECU10は、マスタシリンダ27の圧力MP又はホイールシリンダの圧力CPがゼロより大きいとき、運転者がブレーキペダル21を操作していると判定してもよい。
駆動ECU10は、第1条件が成立している場合、第2条件が成立しているか否かを判定する。第2条件は、運転者がブレーキペダル21を連続して操作している時間が所定の時間閾値Tth以上であるときに成立する。具体的には、第2条件は、ブレーキスイッチ22からオン信号が継続して出力された時間(以下、「ブレーキオン時間」と称呼する。)Tonが時間閾値Tth以上であるときに成立する。ブレーキオン時間Tonが時間閾値Tth以上である場合、これは、運転者が、ブレーキペダル21を長い時間踏み込んでいることを意味する。アクセルペダル11とブレーキペダル21とをそれぞれ短時間で交互に踏み込んでいないことから、運転者がブレーキペダル21を正しく認識できている可能性が高い。このように、第2条件によれば、運転者がアクセルペダル11とブレーキペダル21とを区別できている可能性が高いか否かを判定できる。
駆動ECU10は、第2条件が成立している場合、シフト位置の変更を許可する。駆動ECU10は、SBWアクチュエータ16を介してパーキングロック機構18を制御し、ロック状態(即ち、シフト位置が駐車位置にロックされた状態)を解除する。更に、駆動ECU10は、SBWアクチュエータ16を介してシフト切替機構17を制御して、動力伝達装置14のシフト位置をシフトレバー15aに対応する位置(ここでは、前進位置又は後進位置)へと変更する。
なお、駆動ECU10は、第1条件又は第2条件が成立していない場合、SBWアクチュエータ16を介してパーキングロック機構18を制御して、ロック状態を維持する。そして、駆動ECU10は、CAN90を介してコンビネーションメータ30に対して表示指令及び音声指令を出力し、運転者に対して警告を行う。具体的には、駆動ECU10は、ディスプレイ31において警告情報を表示させる。当該警告情報は、警告灯の表示、及び/又は、警告メッセージ(例えば、「ブレーキペダル21を長く踏み込むこと」を促すメッセージ)を含んでよい。更に、駆動ECU10は、警告音(又は上記メッセージ)をブザー32に発話させる。
<具体的な作動>
駆動ECU10のCPU10a(以下、単に「CPU」と称呼する。)は、シフト位置が駐車位置にある場合、所定時間が経過する毎に図2に示したルーチンを実行するようになっている。
なお、CPUは、所定時間が経過するごとに、センサ12及び15から出力信号を受信してRAM10bに格納している。更に、CPUは、所定時間が経過するごとに、上述のスイッチ22並びにセンサ23乃至25の出力信号をCAN90を介して制動ECU20から受信してRAM10bに格納している。
所定のタイミングになると、CPUは、図2のステップ200から処理を開始してステップ201に進み、シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジ(D位置又はR位置)へと変更されたか否かを判定する。シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジへ変更されていない場合、CPUはステップ201にて「No」と判定してステップ295に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジへ変更された場合、CPUは、ステップ201にて「Yes」と判定してステップ202に進み、第1条件が成立するか否かを判定する。具体的には、CPUは、上述の条件A及び条件Bの両方が成立するか否かを判定する。
第1条件が成立しない場合、CPUはステップ202にて「No」と判定してステップ206に進む。ステップ206にて、CPUは、SBWアクチュエータ16を介してパーキングロック機構18を制御して、ロック状態(即ち、シフト位置が駐車位置にロックされた状態)を維持する。従って、シフト位置の変更が行われない。更に、CPUは、
CAN90を介してコンビネーションメータ30に対して表示指令及び音声指令を出力し、運転者に対して警告を行う。具体的には、CPUは、ディスプレイ31において警告情報を表示させる。更に、CPUは、警告音をブザー32に発話させる。その後、CPUは、ステップ295に進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、シフト位置の変更が行われない。
これに対し、第1条件が成立している場合、CPUは、ステップ202にて「Yes」と判定してステップ203に進み、第2条件が成立するか否かを判定する。具体的には、CPUは、ブレーキオン時間Tonが時間閾値Tth以上であるか否かを判定する。
第2条件が成立しない場合、CPUは、ステップ203にて「No」と判定して、前述のようにステップ206の処理を実行する。その後、CPUは、ステップ295に進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、シフト位置の変更が行われない。
第2条件が成立している場合、CPUは、ステップ203にて「Yes」と判定して以下に述べるステップ204及びステップ205の処理を順に実行する。その後、CPUは、ステップ295に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ204:CPUは、シフト位置の変更を許可する。従って、CPUは、SBWアクチュエータ16を介してパーキングロック機構18を制御し、ロック状態を解除する。
ステップ205:CPUは、SBWアクチュエータ16を介してシフト切替機構17を制御して、動力伝達装置14のシフト位置をシフトレバー15aに対応する位置(ここでは、前進位置又は後進位置)へと変更する。
上記構成によれば、シフト制御装置は、シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジ(D位置又はR位置)へと変更された場合、第1条件及び第2条件が成立したときに、動力伝達装置14のシフト位置をシフトレバー15aに対応する位置(ここでは、前進位置又は後進位置)へと変更する。この構成によれば、運転者がブレーキペダル21を認識できている可能性が高い場合に、シフト位置の変更が行なわれる。一方で、運転者がアクセルペダル11とブレーキペダル21の区別がついていない可能性が高い場合には、シフト位置の変更が行なわれない。これにより、運転者の意図しない車両の急発進を防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
<変形例1>
上記の構成は、シフトバイワイヤの構成に限定されず、機械式のシフト切替構造に適用されてもよい。例えば、駆動ECU10は、特許文献1の構成において上述の第1条件及び第2条件が成立したときに、ロック状態を解除してもよい。
<変形例2>
駆動ECU10のCPUは、図2のルーチンにおいて、第1条件及び第2条件に加えて、以下の第3条件が成立したときに、ステップ204及びステップ205の処理に進むように構成されてもよい。第3条件は、以下の条件1乃至条件3の少なくとも1つが成立したときに成立する条件であってもよい。
(条件1):ブレーキ操作量(踏み込み量)BPが所定の第1閾値Th1以上である。なお、ブレーキ操作量BP以外に、ブレーキペダル21の踏み込み圧(踏力)が条件1として採用されてもよい。
(条件2):マスタシリンダ27の圧力MPが所定の第2閾値Th2以上である。
(条件3):ホイールシリンダの圧力CPが所定の第3閾値Th3以上である。
運転者がブレーキペダル21を強く踏み込んでいる場合、運転者がブレーキペダル21を正しく認識できている可能性が高い。この変形例によれば、このような状況においてシフト位置の変更が行われる。
<変形例3>
駆動ECU10のCPUは、図2のルーチンにおいて、第1条件及び第2条件に加えて、以下の第4条件が成立したときに、ステップ204及びステップ205の処理に進むように構成されてもよい。第4条件は、以下の条件4が成立したときに成立する条件であってもよい。
(条件4):シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジへと変更された時点から所定の時間だけ過去の期間内において、運転者がアクセルペダル11からブレーキペダル21へと踏みかえていない。
シフトレバー15aの位置がP位置から走行レンジへと変更された直前の上記の期間において運転者がアクセルペダル11からブレーキペダル21へと踏みかえている場合、運転者がアクセルペダル11とブレーキペダル21とを区別できていない可能性がある。この変形例によれば、このような状況においてシフト位置の変更が行われない。
<変形例4>
駆動ECU10のCPUは、図2のルーチンにおいて、第1条件及び第2条件に加えて、以下の第5条件が成立したときに、ステップ204及びステップ205の処理に進むように構成されてもよい。第5条件は、以下の条件5が成立したときに成立する条件であってもよい。
(条件5):運転者がスタートボタン40を操作した時点において運転者がアクセルペダル11を操作していない。
運転者がスタートボタン40を操作した時点において運転者がアクセルペダル11を操作している場合、運転者がアクセルペダル11とブレーキペダル21とを区別できていない可能性がある。この変形例によれば、このような状況においてシフト位置の変更が行われない。
<変形例5>
駆動ECU10のCPUは、第1条件及び第2条件が成立しない場合、一定期間の間、ステップ204及びステップ205の処理に進めないように構成されてもよい。その一定期間が経過した後に第1条件及び第2条件が成立した場合、駆動ECU10のCPUは、ステップ204及びステップ205の処理に進めるように構成されてもよい。このような構成が、上述の第3条件、第4条件及び第5条件に適用されてもよい。
<変形例6>
上記の図2のルーチンは、シフトレバー15aの位置がN位置から走行レンジ(D位置又はR位置)へと変更された場合に適用されてもよい。
10…駆動ECU、11…アクセルペダル、16…SBWアクチュエータ、17…シフト切替機構、20…制動ECU、21…ブレーキペダル。

Claims (4)

  1. 車両のシフトレバーの位置に応じて、動力伝達装置のシフト位置を複数のシフト位置のうちの一つへと切り替えるシフト切替機構であって、前記複数のシフト位置は、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ前記車両が機械的に停止位置にロックされる位置である駐車位置、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ前記車両が機械的に停止位置にロックされない位置であるニュートラル位置、駆動輪に前記車両を前進させる駆動力が伝達される位置である前進位置、及び、駆動輪に前記車両を後進させる駆動力が伝達される位置である後進位置を少なくとも含む、シフト切替機構と、
    前記シフト切替機構を制御する制御ユニットと
    を備え、
    前記制御ユニットは、
    運転者がアクセルペダルを操作しておらず、且つ、前記運転者がブレーキペダルを操作しているときに成立する条件である第1条件が成立するか否かを判定し、
    前記運転者が前記ブレーキペダルを連続して操作している時間であるブレーキオン時間を計測するとともに、前記ブレーキオン時間が所定の閾値以上であるときに成立する条件である第2条件が成立するか否かを判定し、
    記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置に変更された場合
    前記第1条件及び前記第2条件の少なくとも一つが成立していないとき、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させず、
    記第1条件及び前記第2条件の両方が成立しているとき、前記シフト切替機構を制御して、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させる、
    ように構成された、
    シフト制御装置。
  2. 請求項1に記載のシフト制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記ブレーキペダルの踏み込み量又は前記ブレーキペダルの踏力が第1閾値以上であるときに成立する第3条件が成立するか否かを更に判定し、
    前記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置に変更された場合、
    前記第1条件、前記第2条件及び前記第3条件の少なくとも一つが成立していないとき、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させず、
    前記第1条件及び前記第2条件に加えて、前記第3条件が成立しているとき、前記シフト切替機構を制御して、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させる、
    ように構成された、
    シフト制御装置。
  3. 請求項1に記載のシフト制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置に変更された時点から所定の時間だけ過去の期間内において前記運転者が前記アクセルペダルから前記ブレーキペダルへと踏みかえていない場合に成立する第4条件が成立するか否かを更に判定し、
    前記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置に変更された場合、
    前記第1条件、前記第2条件及び前記第4条件の少なくとも一つが成立していないとき、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させず、
    前記第1条件及び前記第2条件に加えて、前記第4条件が成立しているとき、前記シフト切替機構を制御して、前記シフト位置を前記前進位置又は前記後進位置へと変更させる、
    ように構成された、
    シフト制御装置。
  4. 請求項1に記載のシフト制御装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記シフト位置が前記ニュートラル位置又は前記駐車位置であるのかを検知し、
    前記シフトレバーの位置が前記駐車位置又は前記ニュートラル位置に対応する位置から前記前進位置又は前記後進位置に対応する位置に変更された場合、前記第1条件及び前記第2条件の少なくとも一つが成立していないとき、前記シフト位置が前記ニュートラル位置である場合には前記シフト位置を前記駐車位置へと変更した状態で、前記シフト位置が前記駐車位置である場合には前記シフト位置を前記駐車位置に維持した状態で、前記運転者に警告を発する、
    ように構成された、
    シフト制御装置。
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