JP4973068B2 - 車両の発進制御装置 - Google Patents

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本発明は、トルクコンバータを備える自動変速装置を搭載する車両の発進時における制御に関する。
車両に搭載される自動変速装置は、トルクコンバータと変速装置とで構成されており、動力発生源の回転を所定の変速比で減速して駆動輪へ伝達するとともに、車両の走行状態や動力発生手段の運転状態に応じて変速比を自動的に変更する。トルクコンバータを備える自動変速装置においては、走行レンジを選択しているときに車両が停止すると、動力発生源の回転はトルクコンバータ内での流体の滑りにより逃がされ、流体の滑りを生じさせる分の動力損失が生じる。
そこで、このような場合には、トルクコンバータと変速装置との間に設けられるクラッチを解放あるいは半係合とするニュートラル制御を実行する。これにより、車両の停止時において、トルクコンバータ内における流体の滑りを生じさせる分の動力損失を低減して、燃料消費を抑制する。
また、坂道で車両が停止した場合には、変速装置中の特定のブレーキを係合させ、ワンウェイクラッチをロックさせることにより、変速装置の逆回転を阻止して、車両の後退を阻止する、いわゆるヒルホールド制御も行われる。特許文献1には、ニュートラル制御とヒルホールド制御とを同時に実行する自動変速装置が開示されている。
特開平9−14431号公報
ところで、近年においては、車両が停止したときに、車両の各輪を制動する制動装置を作動させることにより、ブレーキペダルを解放しても車両の停止状態を維持する制御(車両停止ホールド制御という)が実用化されつつある。車両停止ホールド制御は、車両の発進指令(運転者がアクセルペダルを踏むこと)により解除され、制動装置の制動が解放されて車両が発進する。
一方、ニュートラル制御は、制動装置の解放指令(運転者がブレーキペダルを解放すること)により解除され、自動変速装置のクラッチが係合して、車両の発進指令に備える。特許文献1に開示された技術は、ニュートラル制御とヒルホールド制御とが同時に実行されるため、例えば、ブレーキペダルを解放した状態で坂道に停止していたような場合には、車両が発進する際に、車両の発進指令に対する応答が遅れることがある。
また、特許文献1に開示された技術を車両停止ホールド制御に応用し、車両停止ホールド制御とニュートラル制御とを同時に実行した場合には、解除条件が異なる両制御が同時に介入することになる。このため、車両の発進時においては、車両の発進指令に対する応答が遅れたり、滑らかな発進が困難になったりするという問題がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両停止ホールド制御の状態から車両が発進する際において、車両の発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる車両の発進制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両の発進制御装置は、動力発生源の動力が、トルクコンバータを介して変速装置へ入力される自動変速装置を搭載する車両に適用されるものであり、前記車両の停止時に、前記トルクコンバータと前記変速装置との間の動力断続手段を解放又は半解放するニュートラル制御を実行するニュートラル制御部と、前記車両の停止時に、前記車両の制動装置を作動させることにより前記車両を停止させる車両停止ホールド制御を実行する車両停止ホールド制御部と、前記ニュートラル制御の条件が成立しているか否か及び前記車両停止ホールド制御の条件が成立しているか否かを判定する制御条件判定部と、前記制御条件判定部が、前記ニュートラル制御の条件と前記車両停止ホールド制御の条件とが同時に成立していると判定すると、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止して、前記ニュートラル制御と前記車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する制御制限部と、を含んで構成されることを特徴とする。
この車両の発進制御装置は、車両停止ホールド制御とニュートラル制御とを同時に実行することを禁止する。これにより、車両停止ホールド制御が実行されている間はニュートラル制御を禁止して、車両の駆動系にクリープ力を発生させることができる。そして、車両停止ホールド制御による制動を解放して車両を発進させる際には、前記クリープ力により、速やかに車両を発進させることができる。その結果、車両停止ホールド制御の状態から車両が発進する際においては、車両への発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる。
また、次の本発明に係る車両の発進制御装置のように、前記車両の発進制御装置において、前記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を実行することが好ましい。
また、次の本発明に係る車両の発進制御装置のように、前記車両の発進制御装置において、前記ニュートラル制御中に前記制御条件判定部が前記車両停止ホールド制御の条件が成立していると判定した場合、前記制御制限部は、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止するとともに、前記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を実行することが好ましい。
また、次の本発明に係る車両の発進制御装置のように、前記車両の発進制御装置において、前記車両停止ホールド制御が実行されている場合、前記制御制限部は、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止するとともに、前記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を継続することが好ましい。
この発明に係る車両の発進制御装置では車両停止ホールド制御の状態から車両が発進する際において、車両の発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、あるいはいわゆる均等の範囲のものが含まれる。なお、本発明は、トルクコンバータを備える変速装置を搭載する車両に対して好適であり、このような変速装置であれば、有段変速装置であっても、無段変速装置(CVT:Continuous Variable Transmission)であってもよい。また、本発明は、車両の発進に備えて、車両の停止時における駆動系の状態を制御する車両の発信制御に係るものである。
(実施形態1)
実施形態1は、いわゆるニュートラル制御といわゆる車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する点に特徴があり、特に、ニュートラル制御中に車両停止ホールド制御が実行される場合、すなわち車両停止ホールド制御の条件が成立した場合には、実行中のニュートラル制御を中止する点に特徴がある。次に、実施形態1に係る車両の発進制御装置によって制御される車両の構成例を説明する。
図1は、実施形態1に係る車両の発進制御装置を備える車両の構成を示す概念図である。図2は、実施形態1に係る車両が備える動力伝達系の構成を示す概略図である。車両1は、内燃機関2を動力発生源として走行する。この実施形態において、内燃機関2はガソリンを燃料とするレシプロ式の火花点火式内燃機関であるが、内燃機関2はこれに限定されるものではない。内燃機関2は、例えば、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)やアルコールを燃料とする火花点火式内燃機関であってもよいし、いわゆるロータリー式の火花点火式内燃機関であってもよいし、ディーゼル機関であってもよい。
内燃機関2は、ECU(Electronic Control Unit)50が備える機関制御部51によって回転数やトルクが制御される。なお、ECU50には、この実施形態に係る車両の発進制御装置30が備えられている。内燃機関2は、車両1の進行方向(図1中の矢印Y方向)前方に搭載されて、自動変速装置3、プロペラシャフト7、デファレンシャルギヤ8を介して、左側後輪9RL及び右側後輪9RRを駆動する。そして、左側前輪9FL及び右側前輪9FRは、車両1の操舵輪となる。このように、車両1は、いわゆるFR(Front engine Rear drive)の駆動形式を採用する。なお、実施形態1に係る車両の発進制御は、トルクコンバータを備える変速装置を用いる車両であれば、駆動形式に関わらず適用できる。
左側後輪9RLには左側後輪用制動装置10RLが、右側後輪9RRには右側後輪用制動装置10RRが、左側前輪9FLには左側前輪用制動装置10FLが、右側前輪9FRには右側前輪用制動装置10FRが備えられている。左側後輪用制動装置10RL、右側後輪用制動装置10RR、左側前輪用制動装置10FL及び右側前輪用制動装置10FR(以下、必要に応じてこれらを制動装置という)は、油圧により制動力を発生させる。この実施形態に係る車両1に搭載される制動装置は、電子制御式の油圧制動装置であり、ブレーキペダル40Pから入力される制動動作を電気信号に変換し、これに基づいて制動装置を制御する。
ブレーキペダル40Pから入力される制動動作は、ブレーキペダル40Pに取り付けられるストロークセンサと圧力センサとで構成されるブレーキセンサ40により検出される。ブレーキセンサ40により検出されたストローク及び圧力の情報は、ECU50が備える制動制御部52に入力される。制動制御部52は、前記情報及び車速センサ41や車両の走行状態を検出するセンサ類からの情報に基づき、それぞれの制動装置の制動力を演算する。そして、制動制御部52は、各制動装置が演算した制動力を発生するように、制動用油圧ユニット11を制御する。また、制動制御部52は、ECU50に備えられるAT制御部53や機関制御部51と相互に制御データをやり取りすることにより、これらとの協調制御を行うこともできる。
このように、この実施形態に係る車両1が備える制動システム(制動制御部52、制動用油圧ユニット11及び制動装置からなるシステム)は、制動動作を一旦電気信号に変換してから、各制動装置に制動力を発生させる、いわゆるブレーキ・バイ・ワイヤ式ものである。なお、この実施形態では、油圧により制動力を発生させるが、制動力の発生源はこれに限定されるものではない。例えば、油圧の代わりに、電動モータを用いて制動力を発生させてもよい。
なお、この実施形態において用いることができる制動システムはブレーキ・バイ・ワイヤ式に限られるものではない。例えば、ブレーキペダル40Pからの入力をマスターシリンダで増幅し、ブレーキ配管内のブレーキフルードを介して各車輪の制動装置へ伝達するブレーキシステムに、ブレーキフルードの圧力を制御可能なブレーキアクチュエータを追加した制動システムであってもよい。この場合、必要に応じて制動制御部52がブレーキアクチュエータを制御することにより、各制動装置の制動力を調整する。
図2に示すように、内燃機関2が発生する動力は、トルクコンバータ4を介して変速比可変手段である変速装置6に入力されて、ここで車両1の走行条件に応じて選択された減速比で減速される。この実施形態において、変速装置6は複数の遊星歯車装置とクラッチとを組み合わせて構成される多段式の変速装置であるが、いわゆる無段階変速装置を用いてもよい。トルクコンバータ4と変速装置6との間には、トルクコンバータ4から変速装置6へ入力される動力を断続する動力断続手段として、クラッチ5が設けられている。車両1の走行時にはクラッチ5が係合して、トルクコンバータ4を介して入力される内燃機関2の動力を、変速装置6へ伝達する。
この実施形態において、自動変速装置3は、トルクコンバータ4、クラッチ5及び変速装置6を含んで構成される。自動変速装置3を構成するクラッチ5及び変速装置6の動作は、主としてAT制御部53によって制御される。AT制御部53は、内燃機関2の運転条件(機関回転数等)や、アクセル開度センサ42によって検出されるアクセルペダル42Pの開度情報等に基づいて、変速装置6の変速段を切り替える。これによって、適切な変速比を選択して車両1を走行させることができる。
ここで、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御について簡単に説明する。ニュートラル制御は車両1が停止して、かつ、運転者がブレーキペダル40Pを踏み続けた状態で車両1が停止したまま所定の時間が経過した場合に、AT制御部53が自動変速装置3のクラッチ5を解放又は半解放(すなわち半係合)する制御である。これにより、トルクコンバータ4の滑りを低減して、内燃機関2の燃料消費を低減するものである。ニュートラル制御は、運転者がブレーキペダル40Pを解放することによって解除される。ニュートラル制御が解除されると、AT制御部53が前記クラッチ5を係合させて、ニュートラル制御から走行モードへ復帰する。
車両停止ホールド制御とは、車両1が停止したときに、制動制御部52が車両1の制動装置を制動状態として、運転者がブレーキペダル40Pを解放した状態でも、車両1の停止状態を維持する制御である。この実施形態において、車両停止ホールド制御は、例えば、車両1の運転者が車両停止モードスイッチ43によって車両停止ホールドモードを選択することで実行される。車両停止ホールド制御は、車両1への発進指令(例えば、運転者がアクセルペダル42Pを踏むことや、車両1の停止時から働くオートクルーズ機能の発進指令)によって解除される。次に、この実施形態に係る車両の発進制御を説明する。
図3は、実施形態1に係る車両の発進制御装置の構成例を示す構成図である。図3に示すように、実施形態1に係る車両の発進制御装置30は、ECU50に組み込まれている。また、ECU50には、内燃機関2を制御する機関制御部51と、車両1の制動装置を制御する制動制御部52と、自動変速装置3を制御するAT制御部53とを含む。ECU50は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)50Pと、記憶部50mと、入力ポート55と、出力ポート56と、入力インターフェース57と、出力インターフェース58とから構成される。
なお、ECU50とは別個に、この実施形態に係る車両の発進制御装置30を用意し、これをECU50に接続してもよい。そして、この実施形態に係る車両の発進制御を実現するにあたっては、ECU50が備えている自動変速装置3に対する制御機能を、前記車両の発進制御装置30が利用できるように構成してもよい。また、車両の発進制御装置30、機関制御部51、制動制御部52及びAT制御部53をそれぞれ別個に用意して、それぞれを相互に接続することにより、ECU50の機能及びこの実施形態に係る車両の発進制御を実現してもよい。
車両の発進制御装置30は、ニュートラル制御部31と、車両停止ホールド制御部32と、制御条件判定部33と、制御制限部34とを含んで構成される。これらが、この実施形態に係る車両の発進制御を実行する部分となり、特に、制御条件判定部33と制御制限部34とが、この実施形態に係る車両の発進制御を実行する中心部分である。
ニュートラル制御部31は、車両1の停止時に、トルクコンバータ4と変速装置6との間の動力断続手段であるクラッチ5を解放又は半解放するニュートラル制御を実行する。車両停止ホールド制御部32は、車両1の停止時に、車両1の制動装置を作動させることにより、ブレーキペダル40Pを解放した状態であっても、車両1が停止した状態を維持する車両停止ホールド制御を実行する。
制御条件判定部33は、ニュートラル制御の条件又は車両停止ホールド制御の条件を判定する。制御制限部34は、ニュートラル制御の条件と車両停止ホールド制御の条件とが同時に成立する場合には、車両停止ホールド制御を実行させ、かつ、前記ニュートラル制御を禁止することにより、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する。
この実施形態において、車両の発進制御装置30は、ECU50を構成するCPU50Pの一部として構成される。CPU50Pと、記憶部50mとは、バス543を介して接続される。また、ニュートラル制御部31と、車両停止ホールド制御部32と、制御条件判定部33と、制御制限部34とは、バス541、542、入力ポート55及び出力ポート56を介して接続される。
これにより、車両の発進制御装置30を構成するニュートラル制御部31と車両停止ホールド制御部32と制御条件判定部33と制御制限部34とは、相互に制御データをやり取りしたり、一方に命令を出したりできるように構成される。また、車両の発進制御装置30は、ECU50の機関制御部51が有する内燃機関2の運転制御データを取得し、これを利用することができる。また、車両の発進制御装置30は、この実施形態に係る車両の発進制御を、ECU50の機関制御部51が予め備える内燃機関2の運転制御ルーチンやAT制御部が予め備える自動変速装置3の制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。
入力ポート55には、入力インターフェース57が接続されている。入力インターフェース57には、ブレーキセンサ40、車速センサ41、アクセル開度センサ42、車両停止モードスイッチ43、オートクルーズスイッチ44その他の、車両の発進制御に必要な情報を取得するセンサ類が接続されている。これらのセンサ類から出力される信号は、入力インターフェース57内のA/Dコンバータ57aやディジタル入力バッファ57dにより、CPU50Pが利用できる信号に変換されて入力ポート55へ送られる。これにより、CPU50Pは、自動変速装置3の制御や、この実施形態に係る車両の発進制御に必要な情報を取得することができる。
出力ポート56には、出力インターフェース58が接続されている。出力インターフェース58には、クラッチ5、制動用油圧ユニット11その他の、車両の発進制御における制御対象が接続されている。出力インターフェース58は、制御回路581、582等を備えており、CPU50Pで演算された制御信号に基づき、前記制御対象を動作させる。
記憶部50mには、この実施形態に係る車両の発進制御の処理手順を含むコンピュータプログラムや制御マップ等が格納されている。ここで、記憶部50mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、CPU50Pへ既に記録されているコンピュータプログラムと組み合わせることによって、この実施形態に係る車両の発進制御の処理手順を実現できるものであってもよい。また、この車両の発進制御装置30は、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、ニュートラル制御部31、車両停止ホールド制御部32、制御条件判定部33及び制御制限部34の機能を実現するものであってもよい。次に、実施形態1に係る車両の発進制御を説明する。なお、次の説明では、適宜図1〜図3を参照されたい。
図4は、実施形態1に係る車両の発進制御の手順を示すフローチャートである。実施形態1に係る車両の発進制御は、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止するものであり、ニュートラル制御中に車両停止ホールド制御が実行される場合、すなわち車両停止ホールド制御の条件が成立した場合には、実行中のニュートラル制御を中止するものである。
実施形態1に係る車両の発進制御を実行するにあたり、車両の発進制御装置30が備える制御条件判定部33は、車両1が停止したか否かを判定する(ステップS101)。車両1が停止したか否かは、制御条件判定部33が、車速センサ41やブレーキセンサ40から車両1の状態を判定するための情報を取得し、前記情報に基づいて車両1が停止したか否かを判定する。例えば、車両1の状態が制動中かつ車速が0である場合には、車両1は停止したと判定する。
車両1が停止していない場合(ステップS101:No)、STARTに戻り、制御条件判定部33は車両1の状態の監視を継続する。車両1が停止した場合(ステップS101:Yes)、制御条件判定部33は、車両1が搭載する制動システムに異常が発生しているか否かを判定する(ステップS102)。例えば、制御条件判定部33が制動用油圧ユニット11からの油圧を示す信号や、ブレーキセンサ40の信号を取得し、当該信号の値に異常があるか否かで判断する。
前記制動システムに異常が発生している場合は(ステップS102:Yes)、前記制動システムの状態が不明であるため、車両の発進制御装置30が備える制御制限部34は、安全を考慮してニュートラル制御を禁止する(ステップS107)。前記制動システムに異常が発生していない場合(ステップS102:No)、制御条件判定部33は、車両1の状態が、ニュートラル制御の条件にあるか否かを判定する(ステップS103)。
車両1の状態がニュートラル制御の条件にあるか否かは、例えば、アクセルペダル42Pが解放されるとともにブレーキペダル40Pが踏まれることによって車両1が制動中であり、かつ車両1の車速が0である状態が所定の時間継続した場合には、ニュートラル制御の条件にあると判定する。これは、制御条件判定部33が、車速センサ41、ブレーキセンサ40及びアクセル開度センサ42から車両1の状態を判定するための情報を取得して判定する。
車両1の状態が、ニュートラル制御の条件にない場合(ステップS103:No)、STARTに戻り、制御条件判定部33は車両1の状態の監視を継続する。車両1の状態が、ニュートラル制御の条件にある場合(ステップS103:Yes)、車両の発進制御装置30が備えるニュートラル制御部31は、自動変速装置3のクラッチ5を解放又は半解放(半係合)状態として、ニュートラル制御を実行する(ステップS104)。
ニュートラル制御の実行中、制御条件判定部33は、車両停止ホールド制御の条件にあるか否かを判定する(ステップS105)。例えば、車両停止モードスイッチ43がONで、かつ車両1の車速が0である場合には、車両停止ホールド制御の条件にあると判定される。車両停止ホールド制御の条件にあるか否かは、制御条件判定部33が車両停止モードスイッチ43や車速センサ41からの情報を取得して判定する。
また、車両1がいわゆるオートクルーズ機能を備え、かつ、このオートクルーズ機能が車両1の停止時から働く場合、停止時においては車両停止ホールド制御が実行されることになる。したがって、車両1の停止時から働くオートクルーズ機能を車両1が備え、かつ、このオートクルーズ機能が作動している場合には、車両停止ホールド制御の条件にあると判断する。
オートクルーズ機能が作動しているか否かは、例えば、制御条件判定部33がオートクルーズスイッチ44(図3参照)からの情報を取得して判定する。ここで、オートクルーズコントロールとは、高速道路等を一定のスロットル開度で長時間走行するような場合に、アクセルペダル42Pを踏まなくとも設定した速度を保持して走行する機能のことである。設定する速度の範囲を0km/hまで拡張すれば、車両1の停止時からオートクルーズ機能を働かせることができる。
車両停止ホールド制御の条件にない場合(ステップS105:No)、ニュートラル制御部31はニュートラル制御を継続する(ステップS108)。車両停止ホールド制御の条件にある場合(ステップS105:Yes)、車両の発進制御装置30が備える車両停止ホールド制御部32は、車両停止ホールド制御を実行するとともに、制御制限部34はニュートラル制御部31に対してニュートラル制御の実行を禁止する(ステップS106)。これにより、車両の発進制御装置30は、実行中のニュートラル制御を禁止して、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する。なお、制御制限部34がニュートラル制御部31にニュートラル制御解除指令を発信することで、ニュートラル制御を禁止する。
ここで、ニュートラル制御が禁止されることにより、自動変速装置3のクラッチ5は係合される。また、この実施形態において、車両停止ホールド制御中は、自動変速装置3が走行レンジの状態を維持したまま、車両1が制動される。これは、自動変速装置3のクラッチ5が係合され、かつ自動変速装置3を構成する変速装置6は、発進時の変速段(例えば1速)が選択された状態である。このため、車両停止ホールド制御中には、トルクコンバータ4内の流体を介した動力伝達によるクリープ力が発生しており、車両1への発進指令により車両停止ホールド制御が解除されると、車両1は速やかに発進する。
車両停止ホールド制御は、車両停止ホールド制御部32が制動制御部52に制動信号を発信することにより、車両1の制動装置を制動状態とすることにより実現できる。これによって、運転者がブレーキペダル40Pを解放した状態でも、車両1の停止状態を維持することができる。車両停止ホールド制御は、例えば、車両1の制動装置を作動させることにより車両1の停止状態を維持するため、坂道に車両1が停止している場合でも、確実に車両の後退を阻止することができる。ニュートラル制御の中止は、制御制限部34が、ニュートラル制御部31へニュートラル制御の中止指令を発信して、ニュートラル制御部31は、自動変速装置3のクラッチ5を係合させることにより実現できる。
上記手順により、車両停止ホールド制御が実行されている間はニュートラル制御が実行されず自動変速装置3のクラッチ5が係合しているので、内燃機関2は自動変速装置3を介して車両1の駆動輪(左側後輪9RL及び右側後輪9RR)を駆動しようとする。このため、車両1の駆動系には、トルクコンバータ4内の流体を介した動力伝達によるクリープ力が発生する。
車両1の停止時には、このクリープ力を前記駆動輪の制動装置によって抑えることになるので、車両1が発進するときに車両1の制動を解放すると、前記クリープ力によって速やかに車両1を発進させることができる。これによって、アクセルペダル42Pを踏み込むこと(すなわち発進指令を与えること)により、車両停止ホールド制御による制動を解放して車両1を発進させる際には、速やかに車両1を発進させることができる。その結果、車両停止ホールド制御の状態から車両1を発進させる際において、車両1への発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる。
以上、実施形態1では、ニュートラル制御中に車両停止ホールド制御が実行される場合、実行中のニュートラル制御を中止する。これによって、車両停止ホールド制御による制動を解放して車両を発進させる際には、トルクコンバータ内の流体を介した動力伝達によるクリープ力により、速やかに車両を発進させることができる。その結果、車両停止ホールド制御の状態から車両を発進させる際には、車両への発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる。なお、実施形態1で開示した構成は、以下の実施形態でも適宜適用することができ、また、実施形態1で開示した構成を備えるものは、実施形態1の作用、効果と同様の作用、効果を奏する。
(実施形態2)
実施形態2は、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する点で実施形態1と同一であるが、車両停止ホールド制御が実行されている場合には、ニュートラル制御を禁止する点が異なる。その他の構成は実施形態1と同様である。次に、実施形態2に係る車両の発進制御を説明する。なお、実施形態2に係る車両の発進制御は、実施形態1に係る車両の発進制御装置30(図3参照)によって実行できる。次の説明においては、適宜図1〜図3を参照されたい。
図5は、実施形態2に係る車両の発進制御の手順を示すフローチャートである。実施形態2に係る車両の発進制御は、ニュートラル制御と車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止するものであり、車両停止ホールド制御の条件が成立して車両停止ホールド制御が実行されている場合には、ニュートラル制御を禁止するものである。
実施形態2に係る車両の発進制御におけるステップS201、ステップS202、ステップS207は、実施形態1に係る車両の発進制御におけるステップS101、ステップS102、ステップS107と同様なので、説明を省略する。車両1が搭載する制動システムに異常が発生していない場合(ステップS102:No)、制御条件判定部33は、車両1の状態が、車両停止ホールド制御の条件にあるか否かを判定する(ステップS203)。
車両停止ホールド制御の条件にある場合(ステップS203:Yes)、車両停止ホールド制御部32は車両停止ホールド制御を実行するとともに、制御制限部34は、ニュートラル制御部31に対してニュートラル制御の実行を禁止する(ステップS204)。これにより、車両の発進制御装置30は、実行中のニュートラル制御を禁止し、車両停止ホールド制御を実行し、これを継続する。ここで、車両停止ホールド制御では、自動変速装置3のクラッチ5が係合された状態で、かつ、自動変速装置3は走行レンジのまま車両1が停止する。車両1の状態が車両停止ホールド制御の条件にない場合(ステップS203:No)、制御条件判定部33は、車両1の状態がニュートラル制御の条件にあるか否かを判定する(ステップS205)。
車両1の状態がニュートラル制御の条件にない場合(ステップS205:No)、STARTに戻り、制御条件判定部33は車両1の状態の監視を継続する。車両1の状態がニュートラル制御の条件にある場合(ステップS205:Yes)、ニュートラル制御部31は、自動変速装置3のクラッチ5を解放又は半解放(半係合)状態として、ニュートラル制御を実行する(ステップS206)。
以上、実施形態2では、車両停止ホールド制御が実行されている間はニュートラル制御を禁止する。これによって、車両停止ホールド制御による制動を解放して車両を発進させる際には、トルクコンバータ内の流体を介した動力伝達によるクリープ力により、速やかに車両を発進させることができる。その結果、車両停止ホールド制御の状態から車両を発進させる際には、車両への発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することができる。
以上のように、本発明に係る車両の発進制御装置は、トルクコンバータを備える自動変速装置に有用であり、特に、車両停止ホールド制御が実行されている場合において、車両への発進指令に対する加速の応答遅れを抑制することに適している。
実施形態1に係る車両の発進制御装置を備える車両の構成を示す概念図である。 実施形態1に係る車両が備える動力伝達系の構成を示す概略図である。 実施形態1に係る車両の発進制御装置の構成例を示す構成図である。 実施形態1に係る車両の発進制御の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る車両の発進制御の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 内燃機関
3 自動変速装置
4 トルクコンバータ
5 クラッチ
6 変速装置
7 プロペラシャフト
8 デファレンシャルギヤ
9FL 左側前輪
9FR 右側前輪
9RL 左側後輪
9RR 右側後輪
10FL 左側前輪用制動装置
10FR 右側前輪用制動装置
10RL 左側後輪用制動装置
10RR 右側後輪用制動装置
11 制動用油圧ユニット
30 車両の発進制御装置
31 ニュートラル制御部
32 車両停止ホールド制御部
33 制御条件判定部
34 制御制限部
40 ブレーキセンサ
41 車速センサ
42 アクセル開度センサ
43 車両停止モードスイッチ
44 オートクルーズスイッチ
50 ECU
51 機関制御部
52 制動制御部
53 AT制御部

Claims (4)

  1. 動力発生源の動力が、トルクコンバータを介して変速装置へ入力される自動変速装置を搭載する車両に適用されるものであり、
    前記車両の停止時に、前記トルクコンバータと前記変速装置との間の動力断続手段を解放又は半解放するニュートラル制御を実行するニュートラル制御部と、
    前記車両の停止時に、前記車両の制動装置を作動させることにより前記車両を停止させる車両停止ホールド制御を実行する車両停止ホールド制御部と、
    前記ニュートラル制御の条件が成立しているか否か及び前記車両停止ホールド制御の条件が成立しているか否かを判定する制御条件判定部と、
    前記制御条件判定部が、前記ニュートラル制御の条件と前記車両停止ホールド制御の条件とが同時に成立していると判定すると、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止して、前記ニュートラル制御と前記車両停止ホールド制御とが同時に実行されることを禁止する制御制限部と、
    を含んで構成されることを特徴とする車両の発進制御装置。
  2. 記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両の発進制御装置。
  3. 前記ニュートラル制御中に前記制御条件判定部が前記車両停止ホールド制御の条件が成立していると判定した場合、
    前記制御制限部は、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止するとともに、
    前記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の発進制御装置。
  4. 前記車両停止ホールド制御が実行されている場合、
    前記制御制限部は、前記ニュートラル制御部に対して前記ニュートラル制御の実行を禁止するとともに、
    前記車両停止ホールド制御部は、前記車両停止ホールド制御を継続することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の発進制御装置。
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