JP6478011B2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6478011B2
JP6478011B2 JP2014194384A JP2014194384A JP6478011B2 JP 6478011 B2 JP6478011 B2 JP 6478011B2 JP 2014194384 A JP2014194384 A JP 2014194384A JP 2014194384 A JP2014194384 A JP 2014194384A JP 6478011 B2 JP6478011 B2 JP 6478011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
cross member
pair
members
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014194384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016064730A (ja
Inventor
太一 川口
太一 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2014194384A priority Critical patent/JP6478011B2/ja
Priority to CN201510612611.6A priority patent/CN105438275B/zh
Priority to EP15186388.3A priority patent/EP3000694B1/en
Priority to US14/862,614 priority patent/US9550530B2/en
Publication of JP2016064730A publication Critical patent/JP2016064730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6478011B2 publication Critical patent/JP6478011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/02Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted comprising longitudinally or transversely arranged frame members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/08Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted built up with interlaced cross members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/087Luggage compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/20Floors or bottom sub-units
    • B62D25/2009Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits
    • B62D25/2027Floors or bottom sub-units in connection with other superstructure subunits the subunits being rear structures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両後部の車体構造に関する。
車両の後部の車体構造は、左右にサイドメンバが車体前後方向に延びて配され、サイドメンバにはクロスメンバが掛け渡されてはしご状に形成されている。車体フロアの後側には、段差状に高さが高くなったキックアップフロア部が形成されている。そして、サイドメンバもキックアップフロア部に合わせて段差状に高さが高くなるよう形成されている。
ところで、車両後部のキックアップフロア部には、リヤシートが配されることが多く乗員のスペースとなっている車両がある。また、キックアップフロア部の下方には燃料タンクが配されることが多いのが現状である。このため、後方衝突時には、乗員のスペースを確保し、燃料タンクを保護するためキックアップフロア部の変形を抑制する必要がある。キックアップフロア部の変形を抑制するためには、サイドメンバを補強することが考えられる。
サイドメンバの補強は、材料の剛性を高めたり、補強部材を追加したりすることが考えられるが、重量が増加することになってしまう。また、キックアップフロア部では、サイドメンバの高さが高くなっているので、後部からの荷重は、サイドメンバの段差部分で曲げモーメントとなるため、段差部分での補強量を増加させる必要があり、更なる重量増加を招いてしまうという課題があった。
そこで、後方衝突時における荷重を軽減するため、車両の前方に延びる骨材を車両の中央部に配し、サイドメンバと骨材とをフレームでつなぎ、フレームを介してサイドメンバに加わる後方からの荷重を骨材に分散させる構造が従来から提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された構造では、後方からの衝撃荷重を車体全体に分散させることができる。
しかしながら、特許文献1で開示された技術は、フレーム、及び、骨材の剛性によりサイドメンバに加わる後方からの荷重の一部を負担しているので、荷重の負担を軽減する効果には限度があり、フレーム、及び、骨材を追加したことによる重量の増加に対して、荷重の負担軽減の効果が見合わない状況にあるのが実情であった。
特許第4571340号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、サイドメンバの材料の剛性を高めたり、補強部材を追加したりすることなく、構造体の重量の増加を最小限に抑制して、後方からの荷重を的確に分散することができる車体構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車体構造は、車体の側部に前後方向に延びて配される一対のサイドメンバと、前記車体の幅方向に延設されて前記一対のサイドメンバ間を連結する第一クロスメンバと、前記第一クロスメンバの前記車体の幅方向中央部から前記車体の前方に延びて配されるセンタメンバと、前記第一クロスメンバの前記車体の後側で前記車体の前後方向に延設され、前端が前記センタメンバに連結されるとともに、後端が前記各サイドメンバに向かって車幅方向外側に延びて前記サイドメンバに連結される一対の接続メンバと、前記第一クロスメンバの後方で前記車体の幅方向に延び、前記一対の接続メンバ間を連結する第二クロスメンバとを備え、前記サイドメンバは、前記車体の後方斜め上方に向かって傾斜する段差部を有し、当該段差部より車体の後方側の部位が当該段差部より前方側の部位より高くなるよう構成されており、前記第一クロスメンバは、前記一対のサイドメンバの前記段差部間に設けられ、前記接続メンバの後端は、前記段差部より車体の後方側で前記サイドメンバに連結されることを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明の車体構造は、請求項1に記載の車体構造において、前記第一クロスメンバは、前記段差部の前記車体の前方側の箇所に設けられることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、サイドメンバに加わる後方からの荷重は、2つの接続メンバに伝わり、2つの接続メンバの前端からセンタメンバに伝わって分散される。そして、2つの接続メンバの後端には、それぞれ車両の外側に向かう荷重が働き、第ニクロスメンバには引っ張り力が働き、サイドメンバに加わる後方からの荷重が第二クロスメンバの引っ張り方向の力として分散される。
そして、後方からサイドメンバに入力される荷重を段差部より後方側の位置で接続メンバに分割することができるので、段差部に入力される荷重を減少させて、応力が集中しやすい段差部での曲げモーメントを確実に抑制することができる。
この結果、サイドメンバの材料の剛性を高めたり、補強部材を追加したりすることなく、構造体の重量の増加を最小限に抑制して、後方からの荷重を的確に分散することが可能になる。
そして、請求項3に係る本発明の車体構造は、請求項1もしくは請求項2に記載の車体構造において、前記第二クロスメンバの両端部は、前記サイドメンバにそれぞれ連結されていることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、第二クロスメンバの両端部がサイドメンバにそれぞれ接合されているので、第二クロスメンバに働く引っ張り応力をサイドメンバで受けることができる。
第二クロスメンバが2つの接続メンバの途中に接合され、端部がサイドメンバにそれぞれ接合される場合、接続メンバの外側の第二クロスメンバの部位と、接続メンバの後端までの部位との間でスペースが形成されることになるが、補強板等でスペースを埋めて、接続メンバの外側の連結クロスメンバの部位と接続メンバの後端までの部位とを一体的にすることが好ましい。
また、請求項4に係る本発明の車体構造は、請求項3に記載の車体構造において、前記第二クロスメンバが前記一対の接続メンバの後端間を連結しており、前記一対の接続メンバの後端は、前記第二クロスメンバの両端部と共に前記サイドメンバにそれぞれ連結されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明の車体構造は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車体構造において、前記センタメンバは、断面が上方に突出するトンネル状に形成され、車体の幅方向中央部で車体の前後方向に延びるバックボーンであり、前記バックボーンは、前記段差部の高さと同じ高さとされ、前記接続メンバは、前記サイドメンバの段差部と同じ高さで車体の前方に延設され、前記一対の接続メンバの前端が前記バックボーンの後端と車体の前後方向で対向するよう連結されていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、接続メンバに分散された荷重を軸荷重のまま前方のバックボーンに伝達することができるので、段差部での曲げモーメントをより一層抑制することができる。
本発明の車体構造は、サイドメンバの材料の剛性を高めたり、補強部材を追加したりすることなく、構造体の重量の増加を最小限に抑制して、後方からの荷重を的確に分散することが可能になる。
本発明の一実施例に係る車体構造を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る車体構造の要部外観図である。 図2中の平面図である。 図2中の側面図である。 本発明の一実施例に係る車体構造における荷重入力を説明する概念図である。 本発明の他の実施例に係る車体構造の概略構成図である。 本発明の他の実施例に係る車体構造の概略構成図である。
図1から図4に基づいて本発明の一実施例に係る車体構造を説明する。
図1には本発明の一実施例に係る車体構造が採用された車両の後部の構造を説明するために部材を分解した状態の斜視状況、図2には本発明の一実施例に係る車体構造の要部の構造を表す斜視状況、図3には図2中の平面視、図4には図2中の側面視を示してある。
図1から図4に示すように、車体の幅方向両側部には、車体の前後方向に延びるサイドメンバ1が左右一対で配されている。サイドメンバ1の後部は、段差状に高くされて車体の後方に延びている。つまり、サイドメンバ1には段差状に高くされた段差部1aが形成されており、段差部1aより後方の部位が段差部1aより前方側の部位より高くなるよう構成されている。
そして、サイドメンバ1の段差部1a以後の部位が車体のフロア後部に形成されるキックアップフロア部を構成している。キックアップフロア部の前部、即ち、一対のサイドメンバ1の段差部1aの間には、車体の幅方向に延びて一対のサイドメンバ1間を連結する第一クロスメンバとしてのリヤクロスメンバ2が配され、リヤクロスメンバ2の両端部は、一対のサイドメンバ1にそれぞれ接合されている。
リヤクロスメンバ2の長手方向(車体の幅方向)中央部の車体の前方側には、車体の前後方向に延びるセンタメンバとしてのバックボーン3が配され、バックボーン3の後端部がリヤクロスメンバ2に接合されている。
図2、図4に示すように、サイドメンバ1の段差部1aは、車体の後方斜め上方に向かって傾斜するよう延びており、リヤクロスメンバ2は、その両端部が段差部1aの前方側(下方側)、即ち、サイドメンバ1が段差部1aで上方に屈曲される部位(屈曲部)の近傍に接合されて連結されている。
リヤクロスメンバ2には、キックアップフロア部、即ち、段差部1aの上端(後端)の高さと略同じ高さまで延びる縦壁部2aと、縦壁部2aの下部から前方に延びる下壁部2bとが備えられている。下壁部2bの長手方向(車体の幅方向)の中間部分には、上方側に凸状となるハット部2cが形成され、バックボーン3の後端がハット部2cの下面側に挿入されて接合されている。
バックボーン3は、断面が上方に突出したトンネル状の部材であり、車体の幅方向中央部を車体の前後方向に延びてフロアトンネルを形成している。バックボーン3は、キックアップフロア部の上面、すなわちサイドメンバ1の段差部1aの後端と同じ高さまで突出されている。
図1から図4に示すように、リヤクロスメンバ2の後方には、車体の幅方向に延びる第2クロスメンバとしてのリヤフロアクロスメンバ6が配され、リヤフロアクロスメンバ6の端部は、一対のサイドメンバ1にそれぞれ接合されている。
リヤクロスメンバ2の後側には、車体の前後方向に延びる接続メンバ5が左右一対で配される。一対の接続メンバ5は、その前端がリヤクロスメンバ2の長手方向の中間部近傍にそれぞれ連結されている。具体的には、リヤクロスメンバ2のバックボーン3との接続部であるハット部2cに対応する位置で縦壁部2aの上部に接続されている。そして、一対の接続メンバ5の前端がバックボーン3の後端と車体の前後方向で対向するように連結されている。
一方、一対の接続メンバ5の後端側は、それぞれ車体の幅方向の外側に向かって延ばされ、段差部1aより後方でリヤフロアクロスメンバ6の両端部とともにサイドメンバ1にそれぞれ連結されている。具体的には、サイドメンバ1に接合されたリヤフロアクロスメンバ6の両端部の接合部分に接続メンバ5の後端が接合されている。
即ち、一対の接続メンバ5が、サイドメンバ1からバックボーン3に向かって車体の幅方向内側に傾斜するよう配置されるとともに、一対の接続メンバ5の後端の間にリヤフロアクロスメンバ6が配置されて一対の接続メンバ5の後端同士を連結している。
これにより、リヤクロスメンバ2の後方側に一対の接続メンバ5とリヤフロアクロスメンバ6とで三角形状が構成されている。
尚、一対の接続メンバ5の前端をリヤクロスメンバ2の縦壁部2aの後側に直接接続した例を挙げて説明したが、一対の接続メンバ5の前端、もしくは、バックボーン3の後端をリヤクロスメンバ2の縦壁部2aに貫通させ、一対の接続メンバ5の前端とバックボーン3の後端を直接接合することも可能である。
また、リヤクロスメンバ2の縦壁部2aの後側に接続部材を取り付け、接続部材に一対の接続メンバ5の前端を接合することも可能である。
図1に示すように、一対のサイドメンバ1、リヤクロスメンバ2、リヤフロアクロスメンバ6、一対の接続メンバ5の上面にリヤフロアパン8を設けることで、キックアップフロア部が構成される。なお、キックアップフロア部には、リヤシート等が設置され、乗員の居住空間が形成される。
上記構成の車体構造では、例えば、後方衝突時に後方からサイドメンバ1に荷重が入力されると、荷重はサイドメンバ1との接続部から接続メンバ5に伝わり、接続メンバ5の前端からバックボーン3に伝わって分散される。
そして、このとき、接続メンバ5の後端には、それぞれ車両の外側に向かう荷重が働くが、一対の接続メンバ5間を連結しているリヤフロアクロスメンバ6で、この荷重を受けることができる。
つまり、サイドメンバ1に働く荷重を接続メンバ5を介してバックボーン3に伝達するだけでなく、その一部をリヤフロアクロスメンバ6で引っ張り荷重として受けることができる。
このため、サイドメンバ1に働く前方への荷重を、サイドメンバ1の、接続メンバ5、リヤフロアクロスメンバ6との接続部で、異なる方向に分散して受けるとともに、確実にバックボーン3に伝達することができ、サイドメンバ1に働く前方への荷重を軽減することができる。
従って、サイドメンバ1の材料の剛性を高めたり、補強部材を追加したりすることなく、構造体の重量の増加を最小限に抑制して、後方からの荷重を車体の前方側に的確に分散することが可能になる。
また、サイドメンバ1に働く後部からの荷重が、キックアップフロア部の前側の段差部1aで曲げモーメントとして働くが、後部からの荷重が接続メンバ5を介してバックボーン3に分散されて伝わると共に、リヤフロアクロスメンバ6にも分散され、サイドメンバ1に働く後部からの荷重を軽減することができるため、曲げモーメントを減少させることができる。
更に、リヤクロスメンバ2の縦壁部2aの高さ、およびバックボーン3の高さをキックアップフロア部、つまり段差部1aより後方のサイドメンバ1の部位とほぼ同じ高さに設定し、接続メンバ5を略水平に延ばして前方のバックボーン3に接続しているので、接続メンバ5を介して分散される荷重を軸荷重のままバックボーン3に伝達することができ、段差部1aでの曲げモーメントをより一層減少させることができる。
このため、後部衝突時におけるサイドメンバ1の段差部1aでの変形を抑制することが可能となり、キックアップフロア部の持ち上がり(後部座席の持ち上がり)を抑制することができる。
図5(図2、図4)に基づいて上記構成の車体構造における後方からの荷重入力時の荷重の分散の状況を具体的に説明する。
図5には上述した車体構造における荷重の入力状況を説明する概念を示してある。
後方から荷重の入力があると(矢印[1])、荷重はサイドメンバ1との接続部から接続メンバ5に伝わり(矢印[2])、接続メンバ5の前端からバックボーン3に伝わる(矢印[3])。同時に、分散後の減少した荷重がサイドメンバ1の前方側に伝わる(矢印[4])。
つまり、後方から荷重(矢印[1])がバックボーン3に伝わる矢印[3]方向の荷重と、サイドメンバ1の前方側に伝わる矢印[4]方向の荷重に分散される。
更に、接続メンバ5の後端に車体の幅方向外側に向かう荷重が働き、リヤフロアクロスメンバ6には、引っ張り荷重(矢印[5])が作用する。そして、サイドメンバ1と接続メンバ5との接続部の位置で、車体の幅方向外側に働く引っ張り荷重をリヤフロアクロスメンバ6が受けることで接続メンバ5の後端の変位が抑えられる。
つまり、接続メンバ5の後端をリヤフロアクロスメンバ6で連結することで、サイドメンバ1に作用する荷重(矢印[1])の一部をリヤフロアクロスメンバ6の軸方向での引っ張り荷重(矢印[5])に変えて吸収することができる。
このように、接続メンバ5とリヤフロアクロスメンバ6とで三角形を形成することで安定した構造物が形成される。
更に、図4に示すように、バックボーン3をキックアップフロア部とほぼ同じ高さとし、接続メンバ5を略水平に延ばした状態でバックボーン3に接続しているので、接続メンバ5からバックボーン3に分散される荷重(矢印[3])は軸荷重のままバックボーン3に伝達することができ、段差部1aでの曲げモーメントはサイドメンバ1の前方側に伝わる荷重(矢印[4])の分になり、曲げモーメントの荷重(矢印[6])は僅かとなる。
上述したように本発明の車体構造では、後方からサイドメンバ1に入力される荷重を、サイドメンバ1の前方およびバックボーン3に分散することができる。そして、後方からサイドメンバ1に入力される荷重を、リヤフロアクロスメンバ6に対する引っ張り荷重に変化させて吸収することができる。
従って、サイドメンバ1の材料の剛性を高めたり、補強部材を追加して構造体の重量を増加させたりすることなく、サイドメンバ1の後方からの荷重を的確に分散することが可能になり、サイドメンバ1、特に段差部1aでの変形を抑制することができる。したがって、キックアップフロア部の変形を抑制して乗員スペースの確保やキックアップフロア部下方に設置される燃料タンク等の部品の保護を行うことができる。
図6、図7に基づいて他の実施例を説明する。
図6、図7には、本発明の他の実施例に係る車体構造の平面視の構成の概略をそれぞれ示してある。図1から図5に示した部材と同一部材には同一符号を付してある。
図6に示した車体構造は、サイドメンバ1とリヤフロアクロスメンバ6の接合部が、サイドメンバ1と接続メンバ5の後端の接合部よりも前側に位置している状態になっている。つまり、リヤフロアクロスメンバ6が一対の接続メンバ5の途中に接合され、リヤフロアクロスメンバ6の両端がサイドメンバ1にそれぞれ接合された構成となっている。
そして、接続メンバ5の外側のリヤフロアクロスメンバ6の部位と、接続メンバ5の後端までの部位との間のスペースには、補強板11が設けられている。これにより、一対の接続メンバ5とリヤフロアクロスメンバ6とにより三角形の構造物が強固に維持され、サイドメンバ1の後方からの荷重を的確に分散することが可能になる。
尚、補強板11を省略することも可能である。
図7に示した車体構造は、バックボーン3の接続部に対応するリヤクロスメンバ2の縦壁部2aの後側には接続部材15が取り付けられ、接続部材15に一対の接続メンバ5が接合されている。そして、接続メンバ5の途中部に連結クロスメンバ16の両端が接合されている。
サイドメンバ1に働く後方からの荷重は、接続メンバ5から接続部材15を介してバックボーン3に分散されると共に、連結クロスメンバ16に引っ張り力が働いて吸収される。
本発明は、車両後部の車体構造の産業分野で利用することができる。
1 サイドメンバ
2 リヤクロスメンバ(第一クロスメンバ)
3 バックボーン(センタメンバ)
5 接続メンバ
6 リヤフロアクロスメンバ(第二クロスメンバ)
11 補強板
15 接続部材
16 連結クロスメンバ(第二クロスメンバ)

Claims (5)

  1. 車体の側部に前後方向に延びて配される一対のサイドメンバと、
    前記車体の幅方向に延設されて前記一対のサイドメンバ間を連結する第一クロスメンバと、
    前記第一クロスメンバの前記車体の幅方向中央部から前記車体の前方に延びて配されるセンタメンバと、
    前記第一クロスメンバの前記車体の後側で前記車体の前後方向に延設され、前端が前記センタメンバに連結されるとともに、後端が前記各サイドメンバに向かって車幅方向外側に延びて前記サイドメンバに連結される一対の接続メンバと、
    前記第一クロスメンバの後方で前記車体の幅方向に延び、前記一対の接続メンバ間を連結する第二クロスメンバとを備え
    前記サイドメンバは、前記車体の後方斜め上方に向かって傾斜する段差部を有し、
    当該段差部より車体の後方側の部位が当該段差部より前方側の部位より高くなるよう構成されており、
    前記第一クロスメンバは、前記一対のサイドメンバの前記段差部間に設けられ、
    前記接続メンバの後端は、前記段差部より車体の後方側で前記サイドメンバに連結される
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 請求項1に記載の車体構造において、
    前記第一クロスメンバは、前記段差部の前記車体の前方側の箇所に設けられる
    ことを特徴とする車体構造。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の車体構造において、
    前記第二クロスメンバの両端部は、前記サイドメンバにそれぞれ連結されている
    ことを特徴とする車体構造。
  4. 請求項3に記載の車体構造において、
    前記第二クロスメンバが前記一対の接続メンバの後端間を連結しており、
    前記一対の接続メンバの後端は、前記第二クロスメンバの両端部と共に前記サイドメンバにそれぞれ連結されている
    ことを特徴とする車体構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車体構造において、
    前記センタメンバは、断面が上方に突出するトンネル状に形成され、車体の幅方向中央
    部で車体の前後方向に延びるバックボーンであり、
    前記バックボーンは、前記段差部の高さと同じ高さとされ、
    前記接続メンバは、前記サイドメンバの段差部と同じ高さで車体の前方に延設され、
    前記一対の接続メンバの前端が前記バックボーンの後端と車体の前後方向で対向するよ
    う連結されている
    ことを特徴とする車体構造。
JP2014194384A 2014-09-24 2014-09-24 車体構造 Active JP6478011B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014194384A JP6478011B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 車体構造
CN201510612611.6A CN105438275B (zh) 2014-09-24 2015-09-23 车体结构
EP15186388.3A EP3000694B1 (en) 2014-09-24 2015-09-23 Vehicle body structure
US14/862,614 US9550530B2 (en) 2014-09-24 2015-09-23 Vehicle body structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014194384A JP6478011B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016064730A JP2016064730A (ja) 2016-04-28
JP6478011B2 true JP6478011B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=54196871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014194384A Active JP6478011B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 車体構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9550530B2 (ja)
EP (1) EP3000694B1 (ja)
JP (1) JP6478011B2 (ja)
CN (1) CN105438275B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9604671B2 (en) * 2015-08-13 2017-03-28 Fca Us Llc Vehicle underbody structure
JP6253625B2 (ja) * 2015-10-20 2017-12-27 本田技研工業株式会社 車体後部構造
DE102016212297A1 (de) * 2016-07-06 2018-01-11 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
US9981698B2 (en) * 2016-09-07 2018-05-29 Thunder Power New Energy Vehicle Development Company Limited Vehicle tunnel floor structure
JP6977307B2 (ja) * 2017-04-28 2021-12-08 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
JP6964939B2 (ja) * 2017-07-31 2021-11-10 ダイハツ工業株式会社 車両の下部構造
FR3080353B1 (fr) * 2018-04-19 2020-03-20 Psa Automobiles Sa Structure de caisse de vehicule automobile avec renfort de traverse d’assise arriere
JP7040381B2 (ja) * 2018-09-25 2022-03-23 マツダ株式会社 後部車体構造
JP7206931B2 (ja) * 2019-01-15 2023-01-18 スズキ株式会社 車体下部構造
JP7040469B2 (ja) * 2019-01-23 2022-03-23 マツダ株式会社 車両の後部車体構造
JP6988835B2 (ja) * 2019-01-23 2022-01-05 マツダ株式会社 後部車体構造
CN111942480B (zh) * 2019-05-15 2022-11-22 马自达汽车株式会社 电动车辆的下部车体构造
JPWO2020261917A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30
KR102614164B1 (ko) 2019-07-25 2023-12-13 현대자동차주식회사 차량의 프런트 차체
CN113104117B (zh) * 2020-01-13 2022-08-12 宇通客车股份有限公司 前置客车及其前地板骨架
KR20220093749A (ko) * 2020-12-28 2022-07-05 현대자동차주식회사 차량의 후방 구조
KR20220096102A (ko) * 2020-12-30 2022-07-07 현대자동차주식회사 리어 플로어 사이드 멤버 어셈블리
JP7517268B2 (ja) * 2021-06-22 2024-07-17 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
CN113815734B (zh) * 2021-11-02 2024-06-28 上海洛轲智能科技有限公司 一种车身系统结构

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09118252A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Mazda Motor Corp 自動車の下部車体構造
JP4571340B2 (ja) * 2001-06-15 2010-10-27 富士重工業株式会社 自動車の車体後部構造
JP2003095141A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Mazda Motor Corp 車両の下部車体構造
JP2005029103A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Mazda Motor Corp 車両の車体構造
JP4486337B2 (ja) * 2003-10-14 2010-06-23 富士重工業株式会社 車両のフレーム構造
FR2885109B1 (fr) * 2005-04-27 2008-12-05 Plastic Omnium Cie Bloc arriere, plancher arriere et renfort de vehicule automobile
WO2009072614A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車体下部構造
JP5614871B2 (ja) 2009-02-23 2014-10-29 ロンシール工業株式会社 熱可塑性樹脂製遮熱床シート
JP2010195257A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Mazda Motor Corp 車両の後部車体構造
US8439431B2 (en) * 2011-05-31 2013-05-14 Ford Global Technologies, Llc Attachment bracket for connecting peripheral devices to a vehicle
US8820823B1 (en) * 2013-03-12 2014-09-02 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle frame structure
JP6541169B2 (ja) * 2014-08-25 2019-07-10 三菱自動車工業株式会社 車両の後部構造

Also Published As

Publication number Publication date
US9550530B2 (en) 2017-01-24
US20160083011A1 (en) 2016-03-24
JP2016064730A (ja) 2016-04-28
EP3000694B1 (en) 2018-12-26
CN105438275B (zh) 2018-04-03
EP3000694A1 (en) 2016-03-30
CN105438275A (zh) 2016-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6478011B2 (ja) 車体構造
US7614684B2 (en) Vehicle body floor structure
KR101628479B1 (ko) 프런트 사이드 멤버 후방 구조
EP3067253B1 (en) Vehicle lower body frame structure
US11912344B2 (en) Vehicle lower part structure
JP2017124656A (ja) 自動車の車体構造
JP6225653B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP4534991B2 (ja) 車体前部構造
JP6590862B2 (ja) サスペンションアーム支持構造
JP2017165205A (ja) 車体構造
JP5734030B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP2016060311A (ja) サブフレーム構造
JP6915255B2 (ja) 車両の荷重伝達システム
JP6488952B2 (ja) 車両前部構造
JP4729016B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2015105050A (ja) 2人乗り車両のシート取付け構造
JP2019099103A (ja) 車体構造
KR102703585B1 (ko) 차체구조물 및 이를 포함하는 차량
JP2005153801A (ja) 車両のトーボード
KR101114059B1 (ko) 연료전지차량의 하부 차체 구조
JP4757240B2 (ja) 車体の前部構造
JP7048192B2 (ja) 車両構造
KR101601305B1 (ko) 버스의 풀모노코크 구조
JP6878954B2 (ja) 車両用車体構造
KR20170019755A (ko) 후방 차체 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6478011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151