JP6477995B1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6477995B1
JP6477995B1 JP2018550844A JP2018550844A JP6477995B1 JP 6477995 B1 JP6477995 B1 JP 6477995B1 JP 2018550844 A JP2018550844 A JP 2018550844A JP 2018550844 A JP2018550844 A JP 2018550844A JP 6477995 B1 JP6477995 B1 JP 6477995B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering angle
unit
target
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018550844A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019026351A1 (ja
Inventor
徹也 北爪
徹也 北爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6477995B1 publication Critical patent/JP6477995B1/ja
Publication of JPWO2019026351A1 publication Critical patent/JPWO2019026351A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/24Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted
    • B62D1/28Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle not vehicle-mounted non-mechanical, e.g. following a line or other known markers
    • B62D1/286Systems for interrupting non-mechanical steering due to driver intervention
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/025Active steering aids, e.g. helping the driver by actively influencing the steering system after environment evaluation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/007Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits adjustable by the driver, e.g. sport mode

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】自動操舵制御中に運転者がハンドルを操舵した時に、簡易な構成で円滑に操舵を切り換えることができ、運転者に違和感を与えないようにした高性能な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】少なくとも操舵トルクに基づいて演算された第1のモータ電流指令値によりモータを駆動する手動操舵制御と、舵角制御部で、目標操舵角に実操舵角を追従させるように演算された第2のモータ電流指令値によりモータを駆動する自動操舵制御とを切り換える機能を有する電動パワーステアリング装置において、操舵トルクに対して、操舵状態及び車速に応じた演算処理を行い、目標操舵角補正値を出力する目標操舵角補正部と、目標操舵角を目標操舵角補正値で補正し、補正された補正目標操舵角を制御部に入力する補正出力部とを具備する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の操舵制御において自動操舵制御モード(駐車支援等の舵角制御モード)及び手動操舵制御モード(アシスト制御モード)の切換機能を有し、モータ電流指令値によりモータを駆動し、車両の操舵系にアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に自動操舵制御モードの舵角制御の目標舵角値を操舵トルクが加えられた方向と同一方向に補正すると共に、補正量を車速、操舵状態に応じて可変することで操舵トルクが切換閾値に達していない状態での、運転者の操舵感を改善した電動パワーステアリング装置に関する。
車両のステアリング機構にモータの回転力で操舵補助力(アシスト力)を付与する電動パワーステアリング装置(EPS)は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、操舵補助指令値(電流指令値)とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル(ステアリングホイール)1のコラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ラック・ピニオン機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、ハンドル1の操舵角θrを検出する舵角センサ14及び操舵トルクThを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号IGが入力される。コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Vsとに基づいてアシスト制御の電流指令値の演算を行い、電流指令値に補償等を施した電圧制御指令値Vrefによってモータ20に供給する電流を制御する。なお、舵角センサ14からは操舵角θrが検出されるが、モータ20に連結された回転センサから得ることもできる。
コントロールユニット30には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)40が接続されており、車速VsはCAN40から受信することも可能である。また、コントロールユニット30には、CAN40以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN41も接続可能である。
コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUも含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図2のようになる。
図2を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTh及び車速センサ12で検出された(若しくはCANからの)車速Vsは、電流指令値Iref1を演算する電流指令値演算部31に入力される。電流指令値演算部31は、入力された操舵トルクTh及び車速Vsに基づいてアシストマップ等を用いて、モータ20に供給する電流の制御目標値である電流指令値Iref1を演算する。電流指令値Iref1は加算部32Aを経て電流制限部33に入力され、過熱保護条件で最大電流を制限された電流指令値Iref3が減算部32Bに入力され、フィードバックされているモータ電流値Imとの偏差Iref4(=Iref3−Im)が演算され、その偏差Iref4が操舵動作の特性改善のためのPI制御部35に入力される。PI制御部35で特性改善された電圧制御指令値VrefがPWM制御部36に入力され、更に駆動部としてのインバータ37を介してモータ20がPWM駆動される。モータ20の電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32Bにフィードバックされる。
また、モータ20にはレゾルバ等の回転センサ21が接続されており、実操舵角θsが検出される。加算部32Aには補償部34からの補償信号CMが加算されており、補償信号CMの加算によってシステム系の補償を行い、収れん性や慣性特性等を改善するようになっている。補償部34は、セルフアライニングトルク(SAT)343と慣性342を加算部344で加算し、その加算結果に更に収れん性341を加算部345で加算し、加算部345の加算結果を補償信号CMとしている。
このような電動パワーステアリング装置において、近年自動操舵制御モード(駐車支援等の舵角制御モード)及び手動操舵制御モード(アシスト制御モード)を有し、これら制御モードの切換機能を有する車両が出現して来ており、自動操舵を実現する場合、舵角制御とアシスト制御を独立して保有し、これらの出力を切り換える構成が一般的である。舵角制御には、応答性や外乱抑圧性で優れた性能を持つ位置速度制御が用いられており、位置制御はP(比例)制御、速度制御はPI(比例積分)制御等で構成される。
舵角制御モード及びアシスト制御モードの機能を具備し、操舵制御モードを切り換える機能を有する一般的な電動パワーステアリング装置を図3について説明すると、モータ150にはモータ回転角θsを検出するためのレゾルバ等の回転センサ151が接続されており、モータ150は車両側ECU130及びEPS側ECU140を介して駆動制御される。車両側ECU130は、運転者の意思を示すボタン、スイッチ等に基づいて、舵角制御モード又はアシスト制御モードの切換指令SWを出力する切換指令部131と、カメラ(画像)やレーザレーダなどの信号に基づいて目標操舵角θtを生成する目標操舵角生成部132とを具備している。また、コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)に設けられた舵角センサ14で検出された実操舵角θrは、ECU130を経てEPS側ECU140内の舵角制御部200に入力される。
切換指令部131は、舵角制御モードに入ることを識別する信号、例えば運転者の意思をダッシュボードやハンドル周辺に設けたボタンやスイッチ、或いはシフトに設けた駐車モードなどによる車両状態の信号を基に切換指令SWを出力し、切換指令SWをEPS側ECU140内の切換部142に入力する。また、目標操舵角生成部132は、カメラ(画像)、レーザレーダなどのデータを基に公知の手法で目標操舵角θtを生成し、生成された目標操舵角θtをEPS側ECU140内の舵角制御部200に入力する。
EPS側ECU140は、操舵トルクTh及び車速Vsに基づいて演算されたアシスト制御指令値Itrefを出力するアシスト制御部141と、目標操舵角θt、実操舵角θr及びモータ角速度ωrに基づいて舵角制御のための舵角制御指令値Imrefを演算して出力する舵角制御部200と、切換指令SWによってアシスト制御指令値Itref及び舵角制御指令値Imrefを切り換える切換部142と、切換部142からのモータ電流指令値Iref(=Itref又はImref)に基づいてモータ150を駆動制御する電流制御/駆動部143と、回転センサ151からのモータ回転角θsに基づいてモータ速度を求め、モータ速度とギア比を用いて実舵角速度ωrを演算するモータ角速度演算部144とを具備している。モータ角速度演算部144は、微分相当の演算の後段に高周波ノイズをカットするためのローパスフィルタ(LPF)を備えている。
舵角制御部200は図4に示すように、目標操舵角θtに実操舵角θrを追従させるように舵角速度指令値ωcを出力する位置制御部210と、舵角速度指令値ωcに実舵角速度ωrを追従させるように舵角制御指令値Imrefを出力する速度制御部220とで構成されている。また、切換部142は、車両側ECU130の切換指令部131からの切換指令SWに基づいて、アシスト制御部141によるアシスト制御モード(手動操舵制御)と、舵角制御部200による舵角制御モード(位置/速度制御モード)とを切り換え、アシスト制御ではアシスト制御指令値Itrefを出力し、舵角制御では舵角制御指令値Imrefを出力する。
このような機能を備えた電動パワーステアリング装置において、従来は予め記憶した車両の移動距離と転舵角との関係に基づいてアクチュエータ(モータ)を制御することにより、バック駐車や縦列駐車を自動で行うようになっている。そして、従来の操舵制御装置は、実操舵角を車両に応じて設定される目標操舵角に一致するように、モータ電流指令値を演算し、自動操舵制御を実現している。例えば特許第4057955号公報(特許文献1)に示される自動操舵装置では、舵角制御からトルクアシスト制御への切り換えの際に、フェード移行時間をアシストトルク量に応じて変更することにより、制御切り換え時の違和感を減少させている。
特許第4057955号公報 特開2015−93569号公報
目標操舵角に実操舵角を追従させる自動操舵を行う電動パワーステアリング装置の自動操舵制御中に、運転者がハンドルを操舵したと判定した場合には自動制御を中止し、手動操舵制御のアシスト制御に円滑に切り換わることが望ましい。舵角制御中であっても、運転者が操舵したと判定する閾値に達していない場合には、運転者のステアリング操作に対して違和感の無い舵角制御を継続することが望ましい。また、舵角制御中であっても運転者が操舵したと判定する閾値に達していない場合には、運転者のステアリング操作に対して違和感の無い制御を継続することが望ましい。
自動操舵制御は目標操舵角に対して実操舵角が一致するように制御を行うが、運転者がステアリング機構を操作して操舵トルクを加えた場合、実操舵角が目標操舵角から離れてしまう。そのため、自動操舵制御は実操舵角が目標操舵角に一致するように、操舵トルクに対して対抗するように、操舵トルクとは逆方向のモータ電流指令値を出力する。
一方で、アシスト制御は操舵トルクを補助するように出力するため、操舵トルクとは同方向のモータ電流指令値を出力する。従って、操舵トルクが加えられた場合の自動操舵制御から手動操舵制御への切り換え時には、それぞれの出力が逆方向となるため、運転者としては操舵トルクが加えられてから、自動操舵制御により一時的に操舵トルクとは逆方向のアシストがなされた後に、フェード処理により徐々に手動操舵制御に切り換わる。つまり、最終的には操舵トルクと同一方向のアシストがなされることになる。これは、運転者としては、自動操舵制御から手動操舵制御に切り換わる際に引っ掛かった感覚となり、違和感となる。また、アシスト制御へ切り換わらない閾値以下での操舵では、舵角制御の出力が運転者の操舵に対抗して目標操舵角に一致させようとするため、運転者は自由な操舵ができない。
また、特開2015−93569号公報(特許文献2)には、舵角偏差と、目標操舵トルクと操舵トルクの偏差の物理値を合わせ、操舵介入に応じて割合を変えながら混合し、混合後に偏差を小さくするように運転者の操舵介入を目標値に反映する操舵制御装置が開示されている。特許文献2は運転者の操舵介入を目標値に反映しているが、アシスト偏差及び追従偏差に重みを設定すると共に、単位を一致させて重みに従って混合しているので、制御系が複雑になってしまう。更に、運転者の動的操舵を考慮した構成ではないため、動的な操舵特性を設定することが困難である。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、自動操舵制御中に運転者がハンドルを操舵した時に、簡易な構成で円滑に操舵を切り換えることができ、運転者に違和感を与えないようにした高性能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、少なくとも操舵トルクに基づいて演算された第1のモータ電流指令値によりモータを駆動する手動操舵制御と、舵角制御部で、目標操舵角に実操舵角を追従させるように演算された第2のモータ電流指令値により前記モータを駆動する自動操舵制御とを切り換える機能を有する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、前記操舵トルクに対して、操舵状態及び車速に応じた演算処理を行い、目標操舵角補正値を出力する目標操舵角補正部と、前記目標操舵角を前記目標操舵角補正値で補正し、補正された補正目標操舵角を前記舵角制御部に入力する補正出力部とを具備することにより達成される。
本発明の上記目的は、前記目標操舵角補正部が、前記操舵トルクを前記操舵状態に基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償する位相補償部と、前記位相補償部からの第1の補償操舵トルクを入力し、前記第1の補償操舵トルクが小さい領域で不感帯を有すると共に、前記車速に応じて、前記第1の補償操舵トルクの増加方法と同じ方向に増加する第2の補償操舵トルクを出力する不感帯ゲイン部と、前記第2の補償操舵トルクの上下限値を前記車速に応じて制限し、前記補正目標操舵角を出力するリミッタとで構成されていることにより、或いは前記不感帯ゲイン部の後段に第2の位相補償部が設けられていることにより、或いは前記目標操舵角補正部が、前記操舵トルクを入力し、前記操舵トルクが小さい領域で不感帯を有すると共に、前記車速に応じて、前記操舵トルクの増加方法と同じ方向に増加する第1の補償操舵トルクを出力する不感帯ゲイン部と、前記第1の補償操舵トルクを前記操舵状態に基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償する位相補償部と、前記位相補償部からの第2の補償操舵トルクの上下限値を前記車速に応じて制限し、前記補正目標操舵角を出力するリミッタとで構成されていることにより、或いは前記不感帯ゲイン部の前段に第2の位相補償部が設けられていることにより、或いは前記不感帯ゲイン部の出力ゲインが、前記車速が高くなるに従って小さくなることにより、或いは前記リミッタのリミット値が、前記車速が高くなるに従って小さくなることにより、或いは前記不感帯が、前記車速に応じて可変であることにより、或いは前記操舵状態が、ハンドルの切増し若しくは切戻しであることにより、或いは前記切増し及び切戻しの判定を、前記実操舵角とモータ角速度との関係、又は前記実操舵角と舵角速度との関係、又は前記操舵トルクと舵角速度との関係、又は前記舵角速度と前記目標操舵角及び前記実操舵角の偏差との関係、又は前記目標操舵角の変化率及び前記舵角速度の偏差と前記目標操舵角及び操舵角の偏差との関係に基づいて行うようになっていることにより、或いは前記補正出力部が加算部であることにより、より効果的に達成される。
本発明の電動パワーステアリング装置によれば、駐車支援、自動走行等の自動操舵制御時にはハンドルの舵角制御を行うが、運転者により操舵トルクが加わった際に、目標操舵角を操舵トルクが加わった方向と同一方向に補正し、その目標操舵角に一致するように舵角制御を実施すると共に、補正量を車速及び操舵状態に応じて可変している。これにより、補正した目標操舵角に対しての舵角制御と操舵トルクによるアシスト制御の出力を互いにある割合で足し合わせて制御する場合、自動操舵制御と手動操舵制御の出力の方向を一致させることができ、互いの制御出力が干渉し難くなるため、切り換え時に発生する運転者への違和感を減少させることができる。また、操舵トルクが切換閾値に達していない状態での操舵感を改善することができ、運転者に対する安全性の向上にも繋がる。
また、本発明では、急激な目標操舵角については円滑化して制御しているので、自動運転においても運転者に不安感を与えることもない。
電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。 電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 自動操舵制御モード及び手動操舵制御モードの切換機能有する電動パワーステアリング装置の一例を示すブロック図である。 舵角制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の構成例を示すブロック図である。 本発明の目標操舵角補正部の構成例(第1実施形態)を示すブロック図である。 不感帯ゲイン部の特性例を示す特性図である。 リミッタの特性例を示す特性図である。 位相補償を説明するための特性図である。 操舵状態(切増し/切戻し)の判定例を示す線図である。 舵角制御部の構成例を示すブロック図である。 レートリミッタの構成例を示すブロック図である。 レートリミット値の特性例を示す特性図である。 本発明の全体動作例を示すフローチャートである。 目標操舵角補正部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の目標操舵角補正部の構成例(第2実施形態)を示すブロック図である。 本発明の目標操舵角補正部の他の構成例(第3実施形態、第4実施形態)を示すブロック図である。
本発明では、運転者から操舵トルクが加わった際に、目標操舵角を操舵トルクが加わった方向と同一方向に補正し、その目標操舵角に一致するように舵角制御を実施する。また、補正部の補正量を車速に応じて可変させることで、車速による車両特性の変化に応じて補正量を適切に設定することが可能となる。トルクに対する補正量の傾き(ゲイン)は、車速が高くなるに従って小さくなるように設定すると共に、補正部の補正量は車速が大きくなるに従って小さくなるリミット値で制限し、過大に補正されないようにする。
本発明ではこれに加えて、不感帯を有するゲイン部の前後のいずれか又は両方に位相補償部を設け、位相補償部の特性をハンドル切戻し時と切増し時で位相補償の特性を変更する。これにより、運転者は舵角制御が中止されない範囲内で操舵している場合、補正量リミット値の範囲で車両を偏向させることができる。リミッタは、自動運転中の運転者による過度な車両偏向を防ぐために設けられている。また、舵角制御からアシスト制御に切り換わる際にも、補正した目標操舵角に対しての舵角制御と、操舵トルクによるアシスト制御の出力とを互いにある割合で足し合わせて制御するため、舵角制御とアシスト制御の出力の方向を一致させることができ、互いの制御出力が干渉し難くなり、切り換え時に発生する運転者への違和感を減少させることが出来る。
また、位相補償部の特性を切戻し時と切増し時で切り換えることにより、切増し時と切戻し時で補正量に差異が生まれるため、操舵トルクのヒステリシスを可変させることが可能となる。位相補償特性を変えることで、動的な操舵特性を調整することができる。例えば、切増し時に位相遅れとした場合、操舵トルクの変化に対して補正量が遅れるため切増し中は操舵トルクが大きくなるため、ヒステリシスを広くすることができる、位相補償部の位相遅れが大きい場合、操舵トルクによる補正量が遅れるため、位相遅れが小さい場合に比べて操舵トルクは大きくなる。例えばヒステリシスを大きくする場合には、切り増し時の位相特性を切り戻し時のそれに比べて位相遅れにすることで、位相補償部の特性を切り換えないときに比べて、操舵時のヒステリシス幅を広く設けることが可能となる。ヒステリシスをつけることにより、操舵感の調整ができると共に、路面からの外乱や舵角制御量の変化に起因するトルク変化に、過度に反応しない利点がある。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図5は本発明の実施形態を図3に対応させて示しており、トルクセンサ154からの操舵トルクThに対して、切増し/切戻し判定部160からの操舵状態ST及び車速Vsに応じた演算処理を行い、求めた目標操舵角補正値θhaを出力する目標操舵角補正部230を備え、目標操舵角θtは、目標操舵角補正部230からの目標操舵角補正値θhaと加算部145で加算されて補正される。加算部145で補正された補正目標操舵角θtoが舵角制御部200に入力され、舵角制御部200は実操舵角θr及びモータ角速度ωを入力し、演算したモータ電流指令値Imrefを出力する。
目標操舵角補正部230は図6に示す構成であり(第1実施形態)、操舵トルクThを操舵状態STに基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償する位相補償部231と、位相補償部231からの補償操舵トルクTh1を入力し、図7に示すように補償操舵トルクTh1が小さい領域で不感帯DBを有すると共に、補償操舵トルクTh1の増加方法と同じ方向に増加する補償操舵トルクTh2を出力する不感帯ゲイン部232と、補償操舵トルクTh2の上下限値を制限して目標操舵角補正値θhaを出力するリミッタ233とで構成されている。
不感帯ゲイン部232には車速Vsが入力されており、図7(A)に示すように、一定の不感帯DBを有し、線形に変化する補償操舵トルクTh2が出力され、出力ゲイン(傾斜)は車速Vsが高くなるに従って小さくなっている。つまり、不感帯ゲイン部232からは、車速Vsが高いほど補償操舵トルクTh2は小さく、かつ不感帯DBを有して出力される。図7(A)は不感帯DBが一定で、出力ゲイン(傾斜)が線形となっている例であるが、図7(B)に示すように、車速Vsに応じて不感帯DBを可変しても良い。つまり、車速Vsが高いほど不感帯DBもDB1→DB2→DB3のように大きくなっている。また、図7(A)及び(B)では出力ゲインは線形に増加しているが、図7(C)に示すように非線形の増加であっても良い。図7(C)では車速Vsに応じて不感帯(DB4〜DB6)が可変となっているが、一定であっても良い。
また、リミッタ233にも車速Vsが入力されており、図8に示すように車速Vsが高くなるに従ってリミット値は小さくなる特性になっている。つまり、リミッタ233では、車速Vsが高いほど小さいリミット値で上下限値を制限される。
位相補償部231の特性を切戻し時と切増し時の操舵状態STで切り換えることにより、切増し時と切戻し時で補正量に差異が生まれるため、操舵トルクThのヒステリシスを可変させることが可能となる。図9は位相補償なしの場合(実線の特性B)、位相遅れ補償の場合(破線の特性C)、位相進みの場合(一点鎖線の特性D)の特性を示しており、位相補償部231の位相遅れが大きい場合、操舵トルクThの変化に対して補正量が遅れるため、位相遅れが小さい場合に比べて操舵トルクは大きくなる。自動操舵中は、運転者が操舵してトルクが上昇すると、ハンドルを目標操舵角θtに戻そうとするため、操舵角θと操舵トルクThの関係は図9の特性Aのようになる。トルクに応じて目標操舵角θtを補正するロジックを入れると、特性Bのように操舵角θと操舵トルクThの関係を変えることができる。そして、位相進みの場合には補正が早めに入るので、特性Dのようになり、位相遅れの場合には補正が遅れるので、特性Cのようになる。
位相補償部231に入力される操舵状態STは、切増し/切戻し判定部160で判定される。切増し/切戻し判定部160は例えば図10に示すに示すように、操舵角θとモータ角速度ωの符号が一致する場合を切増しと判定し、符号の異なる場合を切戻しと判定している。切増し/切戻しの判定は以下の信号の組み合わせでも良いが、いずれの場合も符号が一致している場合を切増し、不一致の場合を切戻しと判定する。実操舵角とモータ角速度との関係、又は実操舵角と舵角速度との関係、又は操舵トルクと舵角速度による判定、舵角速度と、補正前の目標操舵角及び実操舵角の偏差とによる判定、補正前の目標操舵角の変化率及び舵角速度の偏差と、補正前の目標操舵角及び操舵角の偏差とによる判定などがある。
目標舵角補正部230で補正された目標操舵角補正値θha、補正出力部としての加算部145に入力され、加算部145で目標操舵角θtを補正した補正目標操舵角θto(=θt+θha)が舵角制御部200に入力され、舵角制御部200はモータ電流指令値Imrefを演算して出力する。
図11は舵角制御部200の構成例を示しており、加算部145からの補正目標操舵角θt0が急激に変化した場合の平滑化、つまり所定時間変化率の範囲内で円滑に変化するようにするレートリミッタ211に補正目標操舵角θt0が入力され、高周波の外乱を除去するLPF212を経た目標操舵角θtaが減算部213Aに加算入力される。実操舵角θrは減算部213Aに減算入力され、平滑化された目標操舵角θtaとの角度偏差が比例ゲイン(Kpp)部214でゲインKpp倍され、モータ速度指令値ωeとして減算部213Bに加算入力される。減算部213Bにはモータ角速度演算部144からモータ角速度ωが減算入力され、演算された速度偏差Dfが積分部216Aを経て積分ゲイン(Kvi)部216BでゲインKvi倍されて減算部213Cに加算入力されると共に、速度偏差Dfは比例ゲイン(Kvp)部216CでゲインKvp倍されて減算部213Cに減算入力される。減算部213Cでの減算結果であるモータ電流指令値Ibは、上下限値を制限するリミッタ217を経てモータ電流指令値Imrefとして出力される。
レートリミッタ211は、補正目標操舵角θt0が急激に変化した場合に円滑化して出力するものであり、例えば図12に示すような構成となっている。即ち、補正目標操舵角θt0は減算部211−1に加算入力され、保持部(Z−1)211−4からの過去値との減算結果である操舵角θt1が変化分設定部211−2に入力される。変化分設定部211−2は、操舵角θt1に対して上下限処理を施し、変化分θt2として加算部211−3に出力する。加算部211−3は、変化分θt2と過去値との加算結果を新たな目標操舵角θt3として出力する。変化分設定部211−2は、変化分が設定された上限及び下限を超えないように制限するものである。演算周期T毎に実施される処理は、入力(目標操舵角)θt0と前回演算周期の目標操舵角θt3との差分を求め、変化分設定部211−2の上限及び下限の範囲外の場合には、上限或いは下限で制限された差分θt2を過去値に加算することを繰返し行うことにより実施される。この処理により得られる結果の例を、図13に示す。上限をSとしており、大きさ4Sのステップ状の入力(目標操舵角)θt0があったとしても、大きさSの階段状に出力θt3を変化させて、最終的に出力θt3を目標操舵角θt0に一致させる。また、入力(目標操舵角)θt0との差分が変化分設定部211−2の上限及び下限の範囲内の場合には、変化分θt2=差分θt1を出力し、過去値に加算するので、その結果出力θt3と入力(目標操舵角)θt0は一致する。図13においては、上限を4S以上に設定した場合に対応する。これらの結果、目標操舵角θt0が急激に変化しても、急激に変化する目標操舵角θt0を滑らかに変化させることができ、急激な電流変化(=急激な操舵)を防止し、運転者に自動運転の不安感を減少させる機能を果たしている。
このような構成において、全体の動作例を図14のフローチャートを参照して説明する。
操舵系の動作がスタートすると、トルク制御部141によるトルク制御が実施され(ステップS1)、モータ電流指令値Itrefを用いて電流制御/駆動部143によりモータ150が駆動される(ステップS2)。上記動作は切換指令部131より切換指令SWが出力されるまで繰り返される(ステップS3)。
自動操舵制御となり、切換指令部131より切換指令SWが出力されると、操舵トルクThが入力され(ステップS4)、切増し/切戻し判定部160で操舵状態STが判定され(ステップS5)、車速Vsが入力され(ステップS6)、目標操舵角補正部230で目標操舵角補正値θhaが演算される(ステップS10)。
また、目標操舵角生成部132から目標操舵角θtが入力され(ステップS20)、加算部145で目標操舵角θtに目標操舵角補正値θhaを加算することによって補正され(ステップS21)、補正された補正目標操舵角θtoが舵角制御部200に入力される(ステップS22)。また、舵角センサ152から実操舵角θrが入力され(ステップS23)、モータ角速度演算部144からモータ角速度ωが入力され(ステップS24)、舵角制御部200でモータ電流指令値Imrefが生成される(ステップS25)。その後、切換部142が切換指令部131からの切換指令SWにより切り換えられ(ステップS26)、舵角制御部200からのモータ電流指令値Imrefを用いて電流制御/駆動部143によりモータ150を駆動し(ステップS27)、上記ステップS3にリターンする。モータ電流指令値Imrefによる駆動制御は、切換指令部131から切換指令SWが変更されるまで繰り返される。
次に、目標操舵角補正部230の動作例(図14のステップS10)を図15のフローチャートを参照して説明する。
位相補償部231は、操舵トルクThを操舵状態STに基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償し(ステップS11)、位相補償部231からの補償操舵トルクTh1は不感帯ゲイン部232に入力され、車速Vsに基づいてゲイン倍される(ステップS12)。不感帯ゲイン部232からの補償操舵トルクTh2はリミッタ233に入力され、車速Vsに応じたリミット値で補償操舵トルクTh2の上下限値が制限され(ステップS13)、上下限値を制限された目標操舵角補正値θhaが出力される(ステップS14)。
図6の目標操舵角補正部230では、位相補償された補償操舵トルクTh1を不感帯ゲイン部232に入力してゲイン倍しているが、図16に示すように操舵トルクThを不感帯ゲイン部232に入力してゲイン倍した後に、位相補償部231で位相補償するようにしても良い(第2実施形態)。また、図17(A)に示すように、図6に示した第1実施形態の不感帯ゲイン部232の後段に第2の位相補償部231Aを設けても良い(第3実施形態)。この場合、2つの位相補償部231及び231Aのいずれか一方を主として目標補正に使用し、他方をノイズ除去等に用いることができ、より滑らかなフィーリングを得ることができる。更に、図17(B)に示すように、図16に示した第2実施形態の不感帯ゲイン部232の前段に第2の位相補償部231Bを設けても良い(第4実施形態)。この場合も、2つの位相補償部231及び231Bのいずれか一方を主として目標補正に使用し、他方をノイズ除去等に用いることができ、より滑らかなフィーリングを得ることができる。
1 ハンドル(ステアリングホイール)
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
10、154 トルクセンサ
12 車速センサ
14 舵角センサ
20、150 モータ
30 コントロールユニット(ECU)
130 車両側ECU
140 EPS側ECU
141 アシスト制御部
142 切換部
200 舵角制御部
210 位置制御部
220 速度制御部
230 目標操舵角補正部
231,231A,231B 位相補償部
232 不感帯ゲイン部
233 リミッタ

Claims (10)

  1. 少なくとも操舵トルクに基づいて演算された第1のモータ電流指令値によりモータを駆動する手動操舵制御と、舵角制御部で、目標操舵角に実操舵角を追従させるように演算された第2のモータ電流指令値により前記モータを駆動する自動操舵制御とを切り換える機能を有する電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵トルクに対して、操舵状態及び車速に応じた演算処理を行い、目標操舵角補正値を出力する目標操舵角補正部と、
    前記目標操舵角を前記目標操舵角補正値で補正し、補正された補正目標操舵角を前記舵角制御部に入力する補正出力部と、
    を具備し、
    前記目標操舵角補正部が、
    前記操舵トルクを前記操舵状態に基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償する位相補償部と、
    前記位相補償部からの第1の補償操舵トルクを入力し、前記第1の補償操舵トルクが小さい領域で不感帯を有すると共に、前記車速に応じて、前記第1の補償操舵トルクの増加方向と同じ方向に増加する第2の補償操舵トルクを出力する不感帯ゲイン部と、
    前記第2の補償操舵トルクの上下限値を前記車速に応じて制限し、前記補正目標操舵角を出力するリミッタと、
    で構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記不感帯ゲイン部の後段に第2の位相補償部が設けられている請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 少なくとも操舵トルクに基づいて演算された第1のモータ電流指令値によりモータを駆動する手動操舵制御と、舵角制御部で、目標操舵角に実操舵角を追従させるように演算された第2のモータ電流指令値により前記モータを駆動する自動操舵制御とを切り換える機能を有する電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵トルクに対して、操舵状態及び車速に応じた演算処理を行い、目標操舵角補正値を出力する目標操舵角補正部と、
    前記目標操舵角を前記目標操舵角補正値で補正し、補正された補正目標操舵角を前記舵角制御部に入力する補正出力部と、
    を具備し、
    前記目標操舵角補正部が、
    前記操舵トルクを入力し、前記操舵トルクが小さい領域で不感帯を有すると共に、前記車速に応じて、前記操舵トルクの増加方向と同じ方向に増加する第1の補償操舵トルクを出力する不感帯ゲイン部と、
    前記第1の補償操舵トルクを前記操舵状態に基づいて位相進み補償若しくは位相遅れ補償する位相補償部と、
    前記位相補償部からの第2の補償操舵トルクの上下限値を前記車速に応じて制限し、前記補正目標操舵角を出力するリミッタと、
    で構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 前記不感帯ゲイン部の前段に第2の位相補償部が設けられている請求項4に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記不感帯ゲイン部の出力ゲインが、前記車速が高くなるに従って小さくなる請求項2乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記リミッタのリミット値が、前記車速が高くなるに従って小さくなる請求項2乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記不感帯が、前記車速に応じて可変である請求項2乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記操舵状態が、ハンドルの切増し若しくは切戻しである請求項2乃至8のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記切増し及び切戻しの判定を、前記実操舵角とモータ角速度との関係、又は前記実操舵角と舵角速度との関係、又は前記操舵トルクと舵角速度との関係、又は前記舵角速度と前記目標操舵角及び前記実操舵角の偏差との関係、又は前記目標操舵角の変化率及び前記舵角速度の偏差と前記目標操舵角及び操舵角の偏差との関係に基づいて行うようになっている請求項9に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記補正出力部が加算部である請求項2乃至10のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
JP2018550844A 2017-08-02 2018-04-09 電動パワーステアリング装置 Active JP6477995B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017149731 2017-08-02
JP2017149731 2017-08-02
PCT/JP2018/014851 WO2019026351A1 (ja) 2017-08-02 2018-04-09 電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6477995B1 true JP6477995B1 (ja) 2019-03-06
JPWO2019026351A1 JPWO2019026351A1 (ja) 2019-11-07

Family

ID=65232437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018550844A Active JP6477995B1 (ja) 2017-08-02 2018-04-09 電動パワーステアリング装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10974759B2 (ja)
EP (1) EP3459825B1 (ja)
JP (1) JP6477995B1 (ja)
CN (1) CN110891849B (ja)
WO (1) WO2019026351A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11299197B2 (en) * 2019-04-02 2022-04-12 Jtekt Corporation Steering system

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11807313B2 (en) * 2017-11-30 2023-11-07 Jtekt Corporation Vehicle steering device
KR102049923B1 (ko) * 2018-08-27 2019-11-28 현대모비스 주식회사 엠디피에스 시스템의 제어 장치 및 방법
WO2020157683A1 (en) * 2019-01-29 2020-08-06 Aptiv Technologies Limited Electric power steering torque compensation
US11066025B2 (en) * 2019-03-27 2021-07-20 Jack Chen Electric vehicle drive system and operation method of the same
DE102019206980B4 (de) * 2019-05-14 2023-06-22 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren und Lenkungssteuergerät zum Ermitteln einer Stellgröße für das Einstellen eines Servolenkmoments bei einem Fahrzeuglenksystem
KR102366761B1 (ko) * 2019-08-12 2022-02-23 엘지전자 주식회사 모터 제어 장치 및 그 제어 방법
KR102366757B1 (ko) * 2019-08-12 2022-02-23 엘지전자 주식회사 모터 제어 장치 및 그 제어 방법
JP7303153B2 (ja) * 2020-05-18 2023-07-04 トヨタ自動車株式会社 車両用運転支援装置
JP7491785B2 (ja) * 2020-09-07 2024-05-28 株式会社ジェイテクト 操舵制御装置
KR20220033322A (ko) * 2020-09-09 2022-03-16 현대모비스 주식회사 차량의 조향 제어 시스템 및 방법
DE102021201141A1 (de) * 2021-02-08 2022-08-11 Continental Automotive Gmbh Regelungseinrichtung und Verfahren zur Lenkwinkelregelung eines Fahrzeugs
DE102021202482B4 (de) * 2021-03-15 2023-06-29 Continental Automotive Technologies GmbH Regelungseinrichtung und Verfahren zur Lenkwinkelregelung eines Fahrzeugs
JP7039747B1 (ja) * 2021-04-23 2022-03-22 ナブテスコ株式会社 コラムアシスト式操舵装置、操舵ユニット、補助力演算方法、およびプログラム
JP2023013637A (ja) * 2021-07-16 2023-01-26 トヨタ自動車株式会社 車両用操舵ガイドトルク制御装置
CN115973266B (zh) * 2023-03-21 2023-07-04 深圳佑驾创新科技有限公司 方向盘死区的扭矩补偿方法、装置、计算机设备、介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11245832A (ja) * 1998-03-06 1999-09-14 Toyota Motor Corp 車両の操舵制御装置
JP2001039325A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Nissan Motor Co Ltd 車線追従装置
JP2002002519A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Mitsubishi Electric Corp 車両の操舵制御装置
WO2014162769A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4057955B2 (ja) 2003-05-28 2008-03-05 本田技研工業株式会社 車両の自動操舵装置
JP2008068777A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 電動パワーステアリング装置
JP4603593B2 (ja) * 2008-04-23 2010-12-22 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
CN101722980B (zh) * 2008-10-31 2012-01-04 上海联盛汽车电子有限公司 具有参数独立可调式曲线型助力特性的电动助力转向系统
JP5575919B2 (ja) * 2010-11-29 2014-08-20 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置
WO2014119359A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
US9623899B2 (en) * 2013-02-07 2017-04-18 Nsk Ltd. Electric power steering apparatus
JP6107928B2 (ja) * 2013-03-08 2017-04-05 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
JP6299164B2 (ja) 2013-11-12 2018-03-28 株式会社デンソー 操舵制御装置
US9327761B2 (en) * 2014-01-29 2016-05-03 Nsk Ltd. Electric power steering apparatus
JP6361178B2 (ja) * 2014-03-07 2018-07-25 株式会社ジェイテクト モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP6004146B1 (ja) * 2014-12-02 2016-10-05 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置
EP3254933B1 (en) * 2015-02-04 2019-08-14 NSK Ltd. Electric power steering device
JP6578143B2 (ja) * 2015-06-30 2019-09-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 パワーステアリング装置の制御装置及びパワーステアリング装置
JP6278019B2 (ja) * 2015-09-25 2018-02-14 トヨタ自動車株式会社 車両用運転支援装置
JP6634878B2 (ja) * 2016-02-26 2020-01-22 株式会社ジェイテクト 操舵制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11245832A (ja) * 1998-03-06 1999-09-14 Toyota Motor Corp 車両の操舵制御装置
JP2001039325A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Nissan Motor Co Ltd 車線追従装置
JP2002002519A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Mitsubishi Electric Corp 車両の操舵制御装置
WO2014162769A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11299197B2 (en) * 2019-04-02 2022-04-12 Jtekt Corporation Steering system

Also Published As

Publication number Publication date
EP3459825A4 (en) 2019-08-14
CN110891849A (zh) 2020-03-17
US10974759B2 (en) 2021-04-13
JPWO2019026351A1 (ja) 2019-11-07
US20210061344A1 (en) 2021-03-04
WO2019026351A1 (ja) 2019-02-07
EP3459825B1 (en) 2020-06-17
CN110891849B (zh) 2021-11-26
EP3459825A1 (en) 2019-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477995B1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6233553B1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6350731B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6477938B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6245258B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US10526009B2 (en) Electric power steering apparatus
US9821837B2 (en) Electric power steering apparatus
JP6108050B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2016027663A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
WO2016072143A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5999291B1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5967336B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
EP2700564A2 (en) Electric power steering system
JP2005193751A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP6760113B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008024239A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20180927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180927

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180927

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250