JP6476071B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
蓋体は、環状の外周壁と、蓋材の上方に配置され、貫通孔が形成された天板部と、を備えている。開封部材は、貫通孔内に配置されると共にヒンジ部を介して天板部に連結され、シール材を破断する刃部を有する押し込み部と、押し込み部から上方に向けて突出した押し込み操作板と、を備えている。
さらに、開封時、被係止突部を爪部の係止面に係止させることができるので、開封部材が回動部回りの逆方向に回動することを確実に規制した状態で、開封部材を保持することができる。従って、シール材を開封することによって形成された開放部分が狭くなることを効果的に防止し易い。
また、係止面に対して被係止突部が適切に係止されていることを、窓孔を通じて容易に確認することができるうえ、製造時に、窓部を通じて係止面を成型するための成型用金型を引き抜くことができるので、効率良く製造できる。
さらに、被係止突部を連結板部に形成し、且つ係止突部を貫通孔の開口周縁部に形成しているので、被係止突部及び係止突部を互いに近い位置に配置できる。従って、被係止突部及び係止突部を直ちに係止させ易いうえ、係止し合うまでの間に被係止突部及び係止突部に対して他部品が干渉し難い。従って、他部品との干渉を考慮することなく、被係止突部及び係止突部を十分に係止し合うように設計することができ、開封部材をさらに安定して保持することができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の蓋付カップ容器1は、内部に図示しない内容物が収容され、開口部2aがシール材3で密封された有底筒状のカップ体2と、シール材3の上方に配置された天壁部23を有し、カップ体2に装着された有頂筒状の蓋体4と、天壁部に形成された貫通孔40内に配置され、シール材3を開封する開封部材5と、を備えている。
また、容器軸Oに沿って見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、径方向のうち一方向を前後方向L1といい、径方向のうち前後方向L1に直交する方向を左右方向L2という。
シール材3は、例えばアルミ蒸着シート等のバリア性シート材で構成され、その下面に熱溶着層が形成されているものが挙げられる。但し、この場合に限定されるものではなく、シール材3として、例えば合成樹脂の単層或いは積層シート、又は金属薄膜層と合成樹脂層とが積層された積層シート等で構成しても構わない。
また、シール材3として、バリア性シート材を適用した場合には、空気等がカップ体2内に侵入することを防止できるので例えば飲料の変質を効果的に防止することができる。
そして蓋体4は、係合凸部25がフランジ部13に対してアンダーカット嵌合することによって、カップ体2に装着されている。但し、アンダーカット嵌合に限定されるものではない。
これらスリット部26が形成されていることにより、装着筒部20を径方向に弾性変位させ易くすることができ、蓋体4をカップ体2に装着し易い。なお、係合凸部25を周方向に間隔をあけて配置した場合、係合凸部25に対して平面視で重なる位置にスリット部26を配置することがより好ましい。このようにすることで、蓋体4をカップ体2に対してさらに装着し易くなる。さらに、当該スリット部26を利用することにより、係合凸部25の成型が容易で賦形性に優れたものとなる。
内壁部のうち後方周縁部に沿って形成された後方内壁部33は、後方周縁部に対応して平面視半円状に形成されている。内壁部のうち一対の側方周縁部にそれぞれ沿って形成された側方内壁部34は、側方周縁部に対応して平面視直線状に形成されている。
そのため、一対の側方内壁部34は、左右方向L2に間隔をあけて平行に対向していると共に、前方部分が周壁部22の内周面に対して一体的に接続され、且つ後方部分が後方内壁部33に対して一体的に接続されている。
なお、下段壁35は平坦に形成されている必要はなく、例えば下方に向けて半球状に凹むように形成されていても構わない。このようにすることで、深さをさらに確保することができ、指先をさらに差し込み易くなる。
なお、シール材3が上方に膨出変形する場合、シール材3の中央部分が他の部分よりも先行して膨出し易いので、後述する刃部43よりも先に穿刺部38をシール材3に穿刺させることができる。
回動部44は、一対の連結板部42の肉厚よりも薄肉とされたヒンジとされている。これにより、回動部44を中心として(回動部44回りに)開封部材5を滑らかに回動させることができ、回動に伴って主板部41の前端部に形成された刃部43を下方に向けて移動させることが可能とされている。
これにより、操作板45に指先を引っ掛けながら、刃部43を下方に向けて移動させるように開封部材5を回動部44回りに回動させることが可能とされている。また、操作板45に対して下方から人差し指を引っ掛け、且つ主板部41を親指で上方から押さえるようにして開封部材5を摘まんで安定的に把持し、その状態を維持したまま、開封部材5の全体を回動部44回りに下方に向けて回動させるといった操作等も可能である。
また、図2に示すように、主板部41は破断可能なブリッジ部46を介して一対の側方内壁部34にそれぞれ連結されている。但し、ブリッジ部46の数や位置は、この場合に限定されるものではなく自由に設計して構わない。
突起本体52は、上段壁36との接続部分を中心に前後方向L1に弾性変位可能とされている。爪部53は、前方側に位置する下面角部が丸みを帯びた形状に形成されていると共に、上方を向いた平坦な係止面53aを有している。
なお、上段壁36には、爪部53における係止面53aの上方に位置する部分に上段壁36を貫通する窓孔54が形成されている。そのため、窓孔54を通じて係止爪51に係止された係止板50の下端部を外部から視認することが可能とされている。
次に、上述したように構成された蓋付カップ容器1を使用する場合について説明する。
この場合には、図4に示すように、操作板45を利用して刃部43が下方に向かうように開封部材5の全体を回動部44回りに回動させる。これにより、ブリッジ部46を破断させることができると共に、刃部43をシール材3に押し付けて該シール材3を破断することができる。これにより、蓋付カップ容器1の開封作業を行うことができる。
特に、開封時、係止板50及び係止爪51を、外部から視認し難い天壁部23の下方で互いに係止させ合うことができる。従って、これら係止板50及び係止爪51が外部に露出し難くなるので、開封後の見栄えを向上することができる。
さらに、係止板50及び係止爪51の位置や数は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、開封部材5の下面から下方に向けて被係止突部を1つだけ突設し、天壁部23の下面から下方に向けて1つだけ係止突部を突設し、被係止突部及び係止突部を1カ所で係止させても構わない。さらに、3ヵ所以上で係止する構成としても構わない。
2…カップ体
2a…カップ体の開口部
4…蓋体
5…開封部材
23…天壁部
40…貫通孔
41…主板部
42…連結板部
43…刃部(押下部)
44…回動部
50…係止板(被係止突部)
51…係止爪(係止突部)
52…突起本体
53…爪部
53a…係止面
54…窓孔
Claims (2)
- 内容物を収容し、開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、
前記シール材の上方に配設された天壁部を有し、前記カップ体に装着された蓋体と、
前記天壁部に形成された貫通孔内に配置され、前記シール材を開封する開封部材と、を備え、
前記開封部材は、
先端に前記シール材を下方に向けて押下する押下部が形成された主板部と、
前記主板部から後方に向けて延在し、回動部を介して前記天壁部に連結された連結板部と、を備え、
前記開封部材には、下方に向けて突出する被係止突部が形成され、
前記天壁部には、下方に向けて突出すると共に、前記押下部が下方に向かうように前記開封部材が前記回動部回りに回動したときに、前記被係止突部を係止する係止突部が形成され、
前記係止突部は、
前記天壁部から下方に向けて突出した突起本体と、
前記突起本体の下端部から前記被係止突部に向けて突出すると共に、上方を向いた係止面を有する爪部と、を備え、
前記天壁部には、前記係止面に対して上方から対向する部分に窓孔が形成されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 請求項1に記載の蓋付カップ容器において、
前記被係止突部は、前記連結板部に形成され、
前記係止突部は、前記貫通孔の開口周縁部に形成されていると共に、前記被係止突部に対応して形成されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
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JP2015110638A JP6476071B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 蓋付カップ容器 |
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Family Applications (1)
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JP2015110638A Active JP6476071B2 (ja) | 2015-05-29 | 2015-05-29 | 蓋付カップ容器 |
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