JPWO2017078166A1 - 口栓、および口栓を有するフィルム製容器 - Google Patents

口栓、および口栓を有するフィルム製容器 Download PDF

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Abstract

本発明の口栓は、注出口と、前記注出口に連通する注出孔と、前記注出孔の内壁に設けられた内壁突起とを有する口栓本体と、前記口栓本体から外側に向けて突出する係合突起と、前記係合突起とは反対側に位置するヒンジとを備え、前記口栓本体の外側における前記注出口に隣接する位置に設けられた第一フランジと、前記ヒンジを介して前記第一フランジに繋げられたヒンジキャップ本体と、前記係合突起に係合可能な係合爪と、前記注出口を通じて前記注出孔に挿入可能なインナーリングと、前記インナーリングに設けられかつ前記内壁突起と係合可能なインナーリング係合突起と、前記ヒンジキャップ本体よりも厚さが小さくかつ前記係合爪よりも外側に位置する先端部とを備えるヒンジキャップと、前記口栓本体から外側に向けて突出するとともに前記第一フランジよりも前記注出口から離間する位置に設けられた延出部と、前記延出部の先端から突出するとともに前記係合突起に対向する位置に設けられて前記係合爪と接触可能な押さえリブとを備える第二フランジとを含む。

Description

本発明は、口栓、および口栓を有するフィルム製容器に関する。
本願は、2015年11月4日に日本に出願された特願2015−216518号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、フィルムで構成されたフィルム製容器の一端に設けた口栓としては、口栓と螺合するキャップを備え、口栓本体に係合する係合リングがキャップと脆弱部で繋がっている構造などが知られていた。このようなキャップにおいては、キャップを回動させる時に、前記口栓本体と係合している係合リングとキャップとの間の脆弱部が破断し、キャップが回動可能となり、開栓する方法で開栓することができる。しかし、このようなキャップを備えた構造においては、開栓するのには脆弱部を引き裂くようにキャップを破断させる必要があり、大きな力が必要であると共に、一度開栓すると、キャップを紛失しやすい問題があった。
キャップを紛失しやすい問題に対しては、キャップ構造としてヒンジキャップを採用し、キャップを紛失しにくいようにすると便利である。
そこで、例えば、特許文献1では、頂部に容器内部と連通する排出開口を有する管状キャップ本体部;前記キャップ本体部を密閉するために前記排出開口に適合するように形成されたカップ状キャップ部;前記キャップ部を前記キャップ本体に接続する弾性ヒンジウェブ構造;前記キャップ部を前記キャップ本体部上の密閉位置に保持し、かつ該キャップ部を該キャップ本体部上で前記ウェブ構造により定められた範囲内で回動運動させうる保持機構であって、該キャップ部の内側壁に周方向に形成した環状くぼみ部と、該キャップ本体部の外側壁に周方向に形成された環状ビードであって該くぼみ部と嵌合しうるものとからなるもの;前記キャップ部が前記ウェブ構造のまわりで前記キャップ本体部上の密閉位置に移されるとき、互に重なり合うように、該キャップ本体部と該キャップ部上にそれぞれ設けられた干渉突出部および持ち上げ片;この持ち上げ片が前記キャップ本体部上の干渉突出部との一線状配置から離れて動くように、密閉位置にあるキャップ部を制限された範囲で回転しうる長さで形成された前記ウェブ構造;前記キャップ部を取り除くために指を持ち上げ片の下側に触れることができるように、干渉突出部と持ち上げ片の一線状状態を離す位置に該キャップ部を前記キャップ本体部上で弾性的に保持するデテント機構であって、該キャップ部または該キャップ本体部の一方に形成した隆起部と、他方に形成した切欠部であって該キャップ部を該キャップ本体部上で所定位置に向って一方向に回転すると該隆起部を受け入れるものとからなるものからなり、これにより、ウェブ構造の弾性復帰力により干渉突出部と持ち上げ片が重なり状態とならずにキャップを取り外しうる、小型ディスペンサ用安全キャップを提案している。
しかしながら、この方法では、意図せずに、容器を落下してしまったりした時に、容器に加わる衝撃でキャップが開口し、容器内の内容物が飛び散ってしまうなどの問題が発生し易い。
そこで、例えば、特許文献2では、頂板部と頂板部の周縁から垂下しているスカート部とから形成されている容器蓋本体と、容器蓋本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、該容器蓋本体の頂板部の上面の周縁部には、直立した周状突起が形成されており、該周状突起の上端部に、水平方向外方に突出している突出部が形成されており、且つ前記上蓋の周状端縁部内側には、水平方向内方に突出している突出部が形成されており、これらの突出部同士の係合により上蓋の閉栓状態が保持されるヒンジキャップにおいて、前記上蓋の突出部は、一定の曲率で形成されている主突起と、上蓋閉栓状態での側断面でみて該主突起の中心軸線に対して下方にずれた位置に一定の曲率で形成されている補助突起とから構成されており、前記補助突起の曲率中心と前記主突起の曲率中心とは異なる位置にあり、且つ該補助突起の曲率半径は、前記主突起の曲率半径よりも小さく設定されており、前記上蓋が容器蓋本体に閉じられている通常の状態では、前記補助突起は、容器蓋本体の突出部の下側面から離れて位置しているが、該上蓋と容器蓋本体との間の空間の圧力が上昇したときには、該補助突起は、容器蓋本体の突出部の下側面と当接するヒンジキャップを提案している。
しかしながら、このような突出部同士の係合だけでは、容器の落下によって容器に加わる衝撃によりキャップが変形し、ヒンジキャップが開口してしまい、容器内の内容物が飛び散る問題の発生は抑えられなかった。
これらの問題に対し、特許文献3では、フィルム状の材料を接合して形成された容器本体と、前記容器本体に取り付けられた口栓とを備えたパウチ容器であって、前記口栓は、前記容器本体に接合される基部と、内腔を有する筒状に形成されて第一の端部が前記基部に接続された注出口部と、前記内腔に進入可能な形状を有し、前記注出口部の第二の端部に接続されて前記注出口部を密封する蓋部と、前記注出口部と前記蓋部とを水密を保持して接続する薄肉部と、前記薄肉部に設けられ、前記薄肉部の破壊に必要な力量を調節するリブと前記薄肉部とは別に前記注出口部と前記蓋部とを接続する接続部材と、を有し、前記薄肉部を破壊することにより、前記口栓を開封することができるパウチ容器を提案している。
この方法は、蓋部を開口する前は、確かに注出口部と蓋部は薄肉部で繋がり、意図せずに蓋部が開口してしまうことは起きにくい。しかし、同じように、この蓋部は、一旦開口してしまうと、次に蓋部を閉鎖していても、単に蓋部が注出口部内部に挿入されているだけなので、容器に加わる衝撃によって開口してしまう問題があった。
日本国特許1175781号公報 日本国特許4125402号公報 日本国特開2014−73865号公報
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、キャップを一旦開封した後も、キャップの蓋を閉めた状態で容器の落下によって口栓に衝撃が掛かったり容器に内圧が加わったりした場合であっても、キャップが容易に開口せず、かつ、キャップを紛失しにくい口栓を提供する。
本発明の第1態様に係る口栓は、注出口と、前記注出口に連通する注出孔と、前記注出孔の内壁に設けられた内壁突起とを有する口栓本体と、前記口栓本体から外側に向けて突出する係合突起と、前記係合突起とは反対側に位置するヒンジとを備え、前記口栓本体の外側における前記注出口に隣接する位置に設けられた第一フランジと、前記ヒンジを介して前記第一フランジに繋げられたヒンジキャップ本体と、前記係合突起に係合可能な係合爪と、前記注出口を通じて前記注出孔に挿入可能なインナーリングと、前記インナーリングに設けられかつ前記内壁突起と係合可能なインナーリング係合突起と、前記ヒンジキャップ本体よりも厚さが小さくかつ前記係合爪よりも外側に位置する先端部とを備えるヒンジキャップと、前記口栓本体から外側に向けて突出するとともに前記第一フランジよりも前記注出口から離間する位置に設けられた延出部と、前記延出部の先端から突出するとともに前記係合突起に対向する位置に設けられて前記係合爪と接触可能な押さえリブとを備える第二フランジとを含む。
本発明の第1態様に係る口栓によれば、口栓に対してヒンジキャップが閉じている状態では、ヒンジが折り曲げられ、係合突起に係合爪が係合し、インナーリングが注出孔に挿入され、内壁突起にインナーリング係合突起が係合する。また、係合爪は、押さえリブと係合突起との間に配置される。このようにヒンジキャップが閉じている状態では、容器の落下によって口栓に衝撃が掛かったり容器に内圧が加わったりした場合であっても、押さえリブが係合爪と接触し、押さえリブが係合爪の変形を制限し、係合爪の移動が防止される。このため、ヒンジキャップがむやみに開栓することがない。この為、容易に押さえリブと係合爪の係合状態が解除しにくく、意図しない衝撃が口栓に加わったり容器に内圧が加わったりする場合であっても、開栓を確実に防ぐことができる。
本発明の第1態様に係る口栓においては、前記押さえリブは、前記係合突起に対向する内側面と、前記内側面の端部に設けられた傾斜面とを有してもよい。
本発明の第1態様に係る口栓によれば、口栓を閉じる際にヒンジキャップを上方から注出口に向けて押圧すると、係合爪の外端が押さえリブの傾斜面と接触し、係合爪の外端は押さえリブの傾斜面上を滑りながら、ヒンジキャップを閉じることができる。これによって、押さえリブと係合突起との間に係合爪を容易に配置することができ、係合突起と係合爪とを係合することができる。
本発明の第1態様に係る口栓においては、前記押さえリブの厚さは、前記第二フランジの厚さよりも大きく、前記押さえリブの厚さは、前記ヒンジキャップの厚さよりも大きくてもよい。
本発明の第1態様に係る口栓によれば、上記のようにヒンジキャップの厚さを規定することで、口栓を開く際に、ヒンジキャップを弾性変形させながら、押さえリブから係合爪を容易に離脱することができ、ヒンジキャップを開くことができる。
また、上記のように前記押さえリブの厚さ及び第二フランジの厚さを規定することで、第二フランジ及び押さえリブで構成される逆L字構造の強度が十分に得られ、使用者が意図せずにヒンジキャップが開いてしまうことが確実に防止される。
本発明の第1態様に係る口栓においては、前記ヒンジキャップは、前記先端部に設けられた改ざん防止リブを備え、前記ヒンジが折り曲げられ、前記インナーリングが前記注出孔に挿入し、かつ、前記係合爪が前記係合突起に係合している状態で、前記改ざん防止リブは、前記押さえリブと結合されてもよい。
本発明の第1態様に係る口栓によれば、押さえリブと改ざん防止リブとが強固に結合し、意図しない衝撃が口栓に加わったり容器に内圧が加わったりする場合であっても、開栓を確実に防ぐことができる。
本発明の第1態様に係る口栓においては、前記改ざん防止リブは、破断によって前記押さえリブから除去可能であってもよい。
また、前記改ざん防止リブは、破断可能な脆弱部を有してもよい。
本発明の第1態様に係る口栓によれば、改ざん防止リブを破断して押さえリブから除去することで、開栓することができる。
また、改ざん防止リブが上記の脆弱部を有する場合では、脆弱部を破断することで、係合爪が外側に抜けやすくなり、改ざん防止リブによる係合状態を解除でき、開栓することができる。
本発明の第2態様に係るフィルム製容器は、上述した第1態様に係る口栓を有する。
上述した本発明の態様によれば、キャップを一旦開封した後も、キャップの蓋を閉めた状態で容器の落下によって口栓に衝撃が掛かったり容器に内圧が加わったりした場合であっても、キャップが容易に開口せず、かつ、キャップを紛失しにくい口栓を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る口栓の外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓が融着されたフィルム製容器を使用する場合を示す図であり、フィルム製容器の外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す左側面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓が開いた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓が閉じた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、口栓の内圧が上昇してヒンジキャップが開きかけた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を部分的に示す図であって、口栓を備えたフィルム製容器が落下してヒンジキャップが開きかけた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開く前の状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開くために力を加えた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが開いた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが閉じる前の状態を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが閉じかけた状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが口栓に密封される前であって口栓が成形された直後の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが口栓に閉鎖密封された状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、改ざん防止リブと押さえリブとを結合させたヒンジキャップが閉じた状態と、ヒンジキャップが開いた状態とを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開く前の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開くために力を加えた状態を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが開いた状態を示す縦断面図である。 本発明の変形例に係る口栓を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る口栓について、図を用いて詳細に説明する。
なお、各図においては、各構成要素を図面上で認識し得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法及び比率を実際のものとは適宜に異ならせてある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る口栓の外観を示す斜視図である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る口栓が融着されたフィルム製容器を使用する場合を示す図であり、フィルム製容器の外観を示す斜視図である。
通常、本発明の第1実施形態に係る口栓は、図1の斜視図に示す形状を有するように射出成形されて製造される。口栓1は、フィルム製容器50の一端に融着して用いられる。口栓1は、口栓1の下方に位置する融着部2を有している。融着部2は、フィルムと口栓1とが融着しやすいように、平面図において長手方向の外形が左右に尖り、中央が丸く膨らんだ舟形の形状に形成されている。また、口栓1は、口栓1の上方に位置する注出口3を有している。
口栓1は、上記融着部2と注出口3とを貫通して口栓1の内部に設けられた注出孔30を有する。注出孔30は、フィルム製容器50の内側及び外側を貫通するように設けられている。また、注出口3の周囲には、2枚のフランジ(第一フランジ31、第二フランジ32)が設けられている。
その2枚のフランジのうち、第一フランジ31は、注出口3の最先端の周囲に位置し、注出口3を打栓式に開閉可能なヒンジキャップ4とヒンジ40によって繋がっている。また、第一フランジ31において、ヒンジ40の位置とは反対側には係合突起311(係合リブ)が設けられている。
さらに、第一フランジ31より下方に第二フランジ32が設けられている。第二フランジ32には、係合突起311に対向する位置に、押さえリブ321が設けられている。押さえリブ321は、係合突起311に係合したヒンジキャップ4が衝撃などで容易に開口することを防止する。
ヒンジキャップ4には、ヒンジキャップ4の中央に位置するとともに注出口3の注出孔30に挿嵌されるインナーリング41が設けられている。ヒンジキャップ4において、ヒンジ40の反対側には、係合爪42が設けられている。さらに、ヒンジキャップ4において、係合爪42よりも外側に位置する先端部4Aの厚さは、ヒンジキャップ本体4Bの厚さ(先端部4Aを除く部分であってヒンジキャップ4の外形の厚さ)よりも小さい。
この構造により、口栓1が閉じた状態(例えば、後述する図6A参照)において、ヒンジキャップ4の先端部4Aと押さえリブ321の角部321C(図4A及び図6A参照)との間に十分な空間Rが得られる。このため、後述するように、使用者がヒンジキャップ4の先端部4Aの位置を容易に確認することができ、使用者の爪や指がヒンジキャップ4の先端部4Aに十分に接触し易い構造が得られている。
上述したように舟形形状に形成された融着部2は、フィルム製容器50を構成するフィルム本体5の表フィルム51と裏フィルム52との間に挟まれて融着されている。この為、口栓1の注出孔30は表フィルム51と裏フィルム52との間に隙間を設けて、融着される。通常、図2の斜視図に示すように、ヒンジキャップ4が閉じて、ヒンジキャップ4の内壁に設けられたインナーリング41が注出孔30の内部に挿嵌され、フィルム製容器50が密封される。
次に、口栓1の構造をより具体的に説明する。
図3A〜図3Cは、本発明の第1実施形態に係る口栓1を示す図であり、口栓を射出成形した直後における状態を表わしている。図3Aは、口栓1を示す平面図であり、図3Bは、口栓1を示す正面図であり、図3Cは、口栓1を示す左側面図である。
図3B及び図3Cに示すように、口栓1は、口栓本体100と、第一フランジ31と、ヒンジキャップ4と、第二フランジ32とを備える。
口栓本体100は、注出口3と、注出口3に連通する注出孔30と、注出孔30の内壁Wに設けられた注出孔突起301(内壁突起)とを有する。
第一フランジ31は、口栓本体100から外側に向けて突出する係合突起311と、係合突起311とは反対側に位置するヒンジ40とを備える。第一フランジ31は、口栓本体100の外側における注出口3に隣接する位置に設けられている。
ヒンジキャップ4は、ヒンジ40を介して第一フランジ31に繋げられたヒンジキャップ本体4Bと、係合突起311に係合可能な係合爪42と、注出口3を通じて注出孔30に挿入可能なインナーリング41と、インナーリング41に設けられかつ注出孔突起301と係合可能なインナーリング係合突起411と、ヒンジキャップ本体4Bよりも厚さが小さくかつ係合爪42よりも外側に位置する先端部4Aとを備える。
第二フランジ32は、口栓本体100から外側に向けて突出するとともに第一フランジ31よりも注出口3から離間する位置に設けられた延出部322と、延出部322の先端から突出するとともに係合突起311に対向する位置に設けられて係合爪42と接触可能な押さえリブ321とを備える。
口栓1の最も下方の位置には、平面図(図3A)において左右の部位が徐々に細くなっている舟形形状を有する舟形融着部2が設けられている。
舟形融着部2の外表面には、横方向に延在するヒケ防止凹部21が形成されており、舟形融着部2の表面が成形によってヒケて(沈み)融着力が低下しないようになっている。また、舟形融着部2の左右端部には、薄肉で、尖るようなリブ22が設けられており、表フィルム51及び裏フィルム52が重なり合い始める境界で、隙間が発生しないように設計されている。
舟形融着部2の上方には、第二フランジ32が位置しており、第二フランジ32の左端部に押さえリブ321が設けられている。さらに、第二フランジ32の上方には第一フランジ31が位置している。第一フランジ31の中央に設けられた注出孔30は、融着部2の下端に到達するように、第一フランジ31、第二フランジ32、及び融着部2を貫通して設けられている。
押さえリブ321は、第二フランジ32(延出部322)の左端部において、第二フランジ32の上面から鉛直方向の上方に突出するように設けられている。この構成においては、第二フランジ32、押さえリブ321、及び係合突起311で囲まれた空間Sが形成されている。
第一フランジ31の左端部には、係合突起311が設けられている。第一フランジ31の右端部には、ヒンジキャップ4と連結するヒンジ40が設けられている。また、第一フランジ31において、注出孔30の開口部の周囲に位置する部分(段差部312)の上面は、第一フランジ31の上面(係合突起311の上面)よりも若干高い。この段差部312は、第一フランジ31の外周から一定の幅で離間し、第一フランジ31の外周よりも内側に位置している。図3Bに示すように、第一フランジ31の上面よりも一段高くして段差部312を形成することで、ヒンジの折れる位置が著しく変動しないように、ヒンジキャップ4が閉じた状態を確認することができる。なお、本実施形態では、図3A及び図3Bに示すように、第一フランジ31に段差部312が形成された構造が採用されているが、本発明では、この段差部312を設けなくてもよい。
さらに、第一フランジ31とヒンジ40で連結したヒンジキャップ4においては、ヒンジキャップ4の中央に位置するインナーリング41が設けられている。更に、インナーリング41に対してヒンジ40の反対側には、係合突起311に係合する係合爪42が設けられている。インナーリング41に対向する係合爪42の面(突起面)には、突起421が形成されている。
前記インナーリング41の外周囲にはインナーリング係合突起411が帯状に設けられている。また、係合爪42に対してヒンジ40とは反対側(図3Bの右側)には、ヒンジキャップ本体4Bの上面よりも低い上面を有する先端部4A(段差)が設けられている。後述するように、先端部4Aを設けることで、ヒンジキャップ4と第一フランジ31の間に、使用者の爪などが入り易くなり、キャップを開栓しやすくしている。
図4A及び図4Bは、本発明の第1実施形態に係る口栓1の注出口3の先端を示す図である。図4Aは、ヒンジキャップ4を開口した状態を示す拡大縦断面図である。ヒンジキャップ4の中央に位置するインナーリング41の外周囲には、インナーリング係合突起411が設けられている。また、注出孔30の内壁にも、注出孔突起301が設けられている。さらに、第二フランジ32に設けられた押さえリブ321の内側面321D(係合突起311に対向する面)には、傾斜面321A(面取り)が設けられている。内側面321Dは、係合突起311に対向する。傾斜面321Aは、内側面321Dの端部に設けられている。
本実施形態においては、第二フランジ32の厚さはT1で定義されている(第二フランジ32が延在する方向に対して鉛直の方向における厚さ)。押さえリブ321の厚さはT2で定義されている(第二フランジ32が延在する方向に対して平行な方向における厚さ)。ヒンジキャップ4の厚さは、T3で定義されている。本実施形態において、厚さT2は厚さT1よりも大きい(T2>T1)。また、厚さT2は厚さT3よりも大きい(T2>T3)。より具体的に、口栓1の材料として、直鎖状低密度ポリエチレンを選択する場合には、例えば、厚さT1は、1.25mmであり、厚さT2は、1.40mmであり、厚さT3は、1.00mmである。なお、本実施形態に挙げられている厚さT1、T2、T3は、本発明の一例にすぎず、厚さ条件「T2>T1」及び「T2>T3」を満たしていれば、上述した厚さの値は適宜変更可能である。
このように第二フランジ32の厚さT1、押さえリブ321の厚さT2、及びヒンジキャップ4の厚さT3を定義することで、後述する、押さえリブ321の機能が十分に得られ、使用者が口栓1を開く際にヒンジキャップ4を弾性変形させながら、ヒンジキャップ4を開くことができる。
図4Bは、ヒンジキャップ4を閉口した状態を示す拡大縦断面図である。図4Aに示すヒンジキャップ4の開状態からヒンジ40が180度に曲げられてヒンジキャップ4の閉状態となると、インナーリング41が注出孔30に挿入される。この時、ヒンジ40の中央を基点にヒンジキャップ4は回動するので、インナーリング41が注出孔30に挿入されやすいように、インナーリング41の先端には、曲面が設けられている。インナーリング41が注出孔30に挿入されると、インナーリング係合突起411が注出孔突起301に係合し、クリック感を得ることができる。さらに、ヒンジキャップ4に設けられた係合爪42が、第一フランジ31においてヒンジ40の反対側に設けられた係合突起311に係合する。この際、係合突起311の下端と、突起421とが接触する。このように係合爪42と係合突起311とが係合する際においても、インナーリング係合突起411と注出孔突起301との係合と同時に、係合爪42の先端(突起421)が係合突起311を乗り越えて係合するので、より高いクリック感を得ることができる。この時、係合突起311と係合する係合爪42の係合面(突起面)とは反対の面(係合爪42の裏面)には、押さえリブ321が隣接する。換言すると、空間S内に係合爪42の先端が配置される。
次に、図5A及び図5Bを参照し、ヒンジキャップ4によって口栓1が閉じられた状態について具体的に説明する。
図5Aは、ヒンジキャップ4によって口栓1が閉じられた状態において、口栓1の内圧が上昇してヒンジキャップ4が開きかけた状態を示す縦断面図である。
図5Bは、ヒンジキャップ4によって口栓1が閉じられた状態において、口栓1を備えたフィルム製容器が落下してヒンジキャップ4が開きかけた状態を示す部分断面図である。特に、図5A及び図5Bは、注出口3付近の部材を示す拡大図である。
図5Aに示すように、本発明の第1実施形態に係る口栓1を備えたフィルム製容器50においては、使用者が、意図せずに、フィルム製容器50の袋部分を強く握ってしまうことがある。この場合、内容物が封入されたフィルム製容器50の内圧が上昇し、符号Pに示すように、ヒンジキャップ4を開こうとする力が生じる。或いは、フィルム製容器50の使用環境の温度変化に伴って、フィルム製容器50内の内容物が膨張し、フィルム製容器50の内圧が上昇し、符号Pに示すように、ヒンジキャップ4を開こうとする力が生じることがある。
この場合、注出孔30からヒンジキャップ4の外側に向かう力Pの発生に伴って、ヒンジキャップ4が注出口3の上方に押される。すると、ヒンジキャップ4は、ヒンジ40を中心に回動しようとする。これにより、ヒンジ40に繋がっていないヒンジ40の反対側の部材(係合爪42)が先に注出口3の上方に移動しようとする。また、インナーリング41のインナーリング係合突起411におけるヒンジ40の反対側の部位411Aが、注出孔突起301を乗り越えようとする。このようにヒンジキャップ4を開こうとする力が働くと、注出孔30におけるヒンジ40の反対側の壁W1(内壁)が外側に押し出されるように注出孔30が広げられる。その為、第一フランジ31のヒンジ40の反対側に設けられている係合突起311も外側に押し出されるように変形する。係合突起311の変形に伴って、係合爪42は、外側(図5Aの左側)に押し出されるように変形する。係合爪42が外側に押し出されると、第二フランジ32に設けられた押さえリブ321の内側面321Dに係合爪42の外側面42Aが当接する。押さえリブ321は、係合爪42の外側への変形を制限し、押さえリブ321と係合爪42とが接触する面よりも外側に向けて係合爪42が移動することが防止される。その為、外部からの圧力印加によって一気にフィルム製容器50の内部の圧力が上昇した場合でも、或いは、フィルム製容器50の使用環境の温度変化に伴う内容物の膨張に伴ってフィルム製容器50の内部の圧力が上昇した場合でも、ヒンジキャップ4がむやみに開栓することがない。
また、図5Bに示すように、本発明の第1実施形態に係る口栓1を備えたフィルム製容器50においては、使用者が、意図せずに、フィルム製容器50を落下させてしまい、口栓1が地面に衝突する場合がある。
このように、フィルム製容器50の落下衝撃が口栓1に加わると、振動等に起因して、ヒンジキャップ4がヒンジ40を中心に回動しようとする恐れがある。この場合、ヒンジ40に繋がっていないヒンジ40の反対側の部材(係合爪42)が先に注出口3の下方(落下面FLに向けて)に移動しようとする。また、インナーリング41のインナーリング係合突起411におけるヒンジ40の反対側の部位411Aが、注出孔突起301を乗り越えようとする。このようにヒンジキャップ4を開こうとする力が働くと、注出孔30におけるヒンジ40の反対側の壁W1が外側に押し出されるように注出孔30が広げられる。その為、第一フランジ31のヒンジ40の反対側に設けられている係合突起311も外側に押し出されるように変形する。係合突起311の変形に伴って、係合爪42は、外側(図5Bの右側)に押し出されるように変形する。係合爪42が外側に押し出されると、第二フランジ32に設けられた押さえリブ321の内側面321Dに係合爪42の外側面42Aが当接する。押さえリブ321は、係合爪42の外側への変形を制限し、押さえリブ321と係合爪42とが接触する面よりも外側に向けて係合爪42が移動することが防止される。その為、フィルム製容器50の落下によって落下衝撃が口栓1に印加されたとしても、ヒンジキャップ4がむやみに開栓することがない。
特に、図4A、図5A、及び図5Bにおいて、第二フランジ32の厚さT1及び押さえリブ321の厚さT2が条件「T2>T1」を満たしているので、第二フランジ32及び押さえリブ321で構成される逆L字構造の強度が十分に得られており、使用者が意図せずにヒンジキャップ4が開いてしまうことが確実に防止されている。
次に、図6A〜図6Cを参照し、使用者が、口栓1に対して閉じているヒンジキャップ4を開く場合の口栓1の動きについて具体的に説明する。
図6Aは、使用者がヒンジキャップを開く前の状態を示す縦断面図である。図6Bは、使用者がヒンジキャップを開くために力を加えた状態を示す縦断面図である。図6Cは、ヒンジキャップが開いた状態を示す縦断面図である。
以下の説明では、使用者が指Fの腹でヒンジキャップ4を開く場合を説明するが、使用者が爪でヒンジキャップ4を開く場合も同様である。
まず、図6Aに示すように、先端部4Aの厚さは、ヒンジキャップ本体4Bの厚さよりも小さいため、ヒンジキャップ4の先端部4Aと押さえリブ321の角部321Cとの間に十分な空間Rが得られている。
ヒンジキャップ4を開ける際に、使用者は、指Fの腹をヒンジキャップ4の先端部4Aに当接させる。この時、使用者の指Fは、先端部4Aのみに接触するだけでなく、押さえリブ321の外面321Bを接触する場合もある。即ち、この場合、使用者の指Fは、外面321Bの角部321Cと先端部4Aとの間に位置する空間Rを覆う。先端部4Aと角部321Cに指Fが触れることで、使用者は、先端部4Aの位置を確認することができる。また、外面321Bは平面であるため、使用者は、外面321Bに指Fを滑らせながら、先端部4Aの位置を確認することもできる。
次に、図6Bに示すように、使用者は、先端部4Aの位置を確認した後、先端部4Aを上方に持ち上げるための力をヒンジキャップ4に付与する。ここで、ヒンジキャップ4の先端部4Aと押さえリブ321の角部321Cとの間に十分な空間Rが形成されているので、ヒンジキャップ4の先端部4Aと押さえリブ321の角部321Cとの間の空間Rにおいて、使用者が指Fの腹が先端部4Aに引っ掛かり易くなる。このため、使用者は、ヒンジキャップ4の先端部4Aを押圧しながら、先端部4Aを上方に引き上げて、ヒンジキャップ4を容易に開くことが可能となる。このとき、外面321Bに指Fが接触している場合には、使用者は、外面321Bに指Fを滑らせながら、先端部4Aを上方に引き上げることができる。
なお、使用者の爪によって先端部4Aを開く場合には、使用者の爪が空間Rに入り易くなり、爪によって先端部4Aを上方に引き上げることで、ヒンジキャップ4を容易に開くことが可能となる。
ヒンジキャップ4を開く動作について具体的に説明する。
使用者が先端部4Aを上方に引き上げる力をヒンジキャップ4に加えると、ヒンジキャップ4の弾性変形が始まる。使用者が先端部4Aを上方に徐々に持ち上げると、先端部4Aからヒンジ40に向けて、弾性変形領域Xが徐々に大きくなる。弾性変形領域Xの増加に伴って、弾性変形領域Xの下方に位置するインナーリング41が変形し、インナーリング41のインナーリング係合突起411におけるヒンジ40の反対側の部位411Aが、注出孔突起301を乗り越えようとする。このようにヒンジキャップ4を開こうとする力が働くと、注出孔30におけるヒンジ40の反対側の壁W1が外側に押し出されるように注出孔30が広げられる。その為、第一フランジ31のヒンジ40の反対側に設けられている係合突起311も外側に押し出されるように変形する。係合突起311の変形に伴って、係合爪42は、外側(図6Bの左側)に押し出されるように変形する。係合爪42が外側に押し出されると、第二フランジ32に設けられた押さえリブ321に係合爪42の外側面42Aが当接する。
更に、使用者が先端部4Aを上方に引き上げる力をヒンジキャップ4に継続的に加えることで、ヒンジキャップ4の弾性変形に伴って弾性変形領域Xがさらに増加し、係合爪42の外側面42Aは、押さえリブ321の内側面321Dに接触しながら滑る。その後、ヒンジキャップ4の弾性変形がさらに進むと、係合爪42の外端42Bは、傾斜面321Aに達し、係合爪42は、押さえリブ321から離脱し、図6Cに示すように、口栓1からヒンジキャップ4が外れる。
特に、図4A、図6A、及び図6Bにおいて、第二フランジ32の厚さT1、押さえリブ321の厚さT2、及びヒンジキャップ4の厚さT3が条件「T2>T1」及び「T2>T3」を満たしている。このため、使用者がヒンジキャップ4に継続的に力を付与することによって、ヒンジキャップ4を弾性的に変形させつつ、押さえリブ321から係合爪42を容易に離脱することができる。
図7Aは、ヒンジキャップ4が閉じる前の口栓1の状態を示す縦断面図であり、注出口3の近傍に位置する部材を示す拡大図である。
図7Bは、ヒンジキャップ4が閉じかけた口栓1の状態を示す縦断面図であり、注出口3の近傍に位置する部材を示す拡大図である。
注出口3に対してヒンジキャップ4を閉じる際には、ヒンジ40を中心にしてヒンジキャップ4を回動させ、インナーリング41を注出孔30に挿入し、ヒンジキャップ4を上方から押し下げる。この時、インナーリング41に設けたインナーリング係合突起411が、注出孔30内壁に設けた注出孔突起301に押し込まれ、厳密な位置に合わせられるので、注出孔30の上部がわずかに広がり、係合突起311は外側に押し出される。係合突起311が外側に押し出されると、係合爪42がさらに外側に押し出されてしまう。しかしながら、押さえリブ321の内側面321Dには傾斜面321Aが形成されているので、ヒンジキャップ4を上方から押し下げる力が働くことで、係合爪42の外端42Bは、傾斜面321Aを滑りながら、空間Sの内側に向けて徐々に押される。さらに、係合突起311の下側に係合爪42が滑り込むように入り込み、係合突起311と係合爪42とを係合することができる。
従って、図7Bに示すように、係合突起311の下端にも傾斜面(面取り)を形成することで、係合突起311に係合爪42をスムーズに係合することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態において、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して、その説明は省略または簡略化する。
図8Aは、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップ4が口栓に密封される前であって口栓が成形された直後の状態を示す縦断面図である。
図8Bは、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップ4が口栓に閉鎖密封された状態を示す縦断面図である。
第2実施形態に係る口栓においては、ヒンジキャップ4は、先端部4Aに設けられた改ざん防止リブ43を備える。換言すると、口栓は、ヒンジキャップ4に設けた係合爪42の外側面42Aに対向する位置に設けられた改ざん防止リブ43を備えている。この改ざん防止リブ43は、改ざん防止リブ43とヒンジキャップ4とが固定されている設置部分に、あるいは、設置部分の上下に位置する部分に、破断可能な脆弱部を有している。脆弱部には、図8A及び図8Bに示すように、切り欠きを設けてもよいし、孔を設けてもよい。また、レーザー加工などで処理した脆弱部であってもよい。改ざん防止リブ43は、破断によって押さえリブ321から除去可能である。
図8Bに示すように、口栓に対してヒンジキャップ4を閉鎖状態にする時に、改ざん防止リブ43と押さえリブ321を結合させることが好ましい。例えば、第二フランジ32の下端と改ざん防止リブ43に受け治具62を当て、超音波ホーン61をヒンジキャップ4の上面に当てながら、ヒンジキャップ4を閉めると、改ざん防止リブ43と押さえリブ321を融着することができる。なお、改ざん防止リブ43及び押さえリブ321が互いに嵌合可能な雄雌の嵌合形状を、改ざん防止リブ43及び押さえリブ321に形成してもよい。この場合、改ざん防止リブ43及び押さえリブ321を互いに加締めたり、接着したりしてもかまわない。とにかく、改ざん防止リブ43と押さえリブ321を結合させ、脆弱部が破断しない限り開栓できない構造が必要である。この為、脆弱部が破断していれば、使用者は、直ぐに、口栓が開封したことを判明できる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、改ざん防止リブ43と押さえリブ321とを結合させたヒンジキャップ4が閉じた状態(左)と、ヒンジキャップ4が開いた状態(右)とを部分的に示す縦断面図である。
脆弱部が破断した場合、ヒンジキャップ4を開くことが可能となる。この時、図9の左部分に示すように、改ざん防止リブ43の破断によって、改ざん防止リブ43を押さえリブ321から除去する、又は、使用者が破断部を明確に確認することができる。このため、口栓を一度開栓した場合には、改ざん防止リブ43の有無を確認することによって、あるいは、改ざん防止リブ43とヒンジキャップ4との破断の有無を確認することによって、口栓が開封したか否かを判明することが可能になる。
次に、図10A〜図10Cを参照し、使用者が、口栓に対して閉じているヒンジキャップ4を開く場合の口栓の動きについて具体的に説明する。
図10Aは、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開く前の状態を示す縦断面図である。図10Aにおいては、除去される前の改ざん防止リブ43(2点線鎖線)が示されている。図10Bは、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、使用者がヒンジキャップを開くために力を加えた状態を示す縦断面図である。図10Cは、本発明の第2実施形態に係る口栓を示す図であって、ヒンジキャップが開いた状態を示す縦断面図である。
以下の説明では、使用者が指Fの腹でヒンジキャップ4を開く場合を説明するが、使用者が爪でヒンジキャップ4を開く場合も同様である。
まず、図10Aに示すように、ヒンジ40が折り曲げられ、インナーリング41が注出孔30に挿入し、かつ、係合爪42が係合突起311に係合している状態では、改ざん防止リブ43は、押さえリブ321と結合されている(図8B、図9参照)。
改ざん防止リブ43が設けられたヒンジキャップ4を開栓する使用者は、改ざん防止リブ43を破断する。使用者は、改ざん防止リブ43をヒンジキャップ4から除去してもよいし、ヒンジキャップ4に改ざん防止リブ43が部分的に繋がった状態を維持してもよい。以下の説明では、図10Bに示すように、改ざん防止リブ43をヒンジキャップ4から除去する場合について説明する。
図10Aに示すように、改ざん防止リブ43をヒンジキャップ4から除去すると、ヒンジキャップ4において改ざん防止リブ43が配置されていた先端部4Cが露出する。ヒンジキャップ4の先端部4Cは、押さえリブ321の外面321Bよりも突出した状態となる。このため、使用者の指Fの腹が先端部4Cに引っ掛かり易くなる。先端部4Cの厚さは、ヒンジキャップ本体4Bの厚さよりも小さいため、ヒンジキャップ4の先端部4Cと押さえリブ321の角部321Cとの間に十分な空間Rが得られている。
ヒンジキャップ4を開ける際に、使用者は、指Fの腹をヒンジキャップ4の先端部4Cに当接させる。この時、使用者の指Fは、押さえリブ321の外面321Bを接触する場合もある。即ち、この場合、使用者の指Fは、外面321Bの角部321Cと先端部4Cとの間に位置する空間Rを覆う。先端部4Cと外面321Bに指Fが触れることで、使用者は、先端部4Cの位置を確認することができる。また、外面321Bは平面であるため、使用者は、外面321Bに指Fを滑らせながら、先端部4Cの位置を確認することもできる。
次に、図10Bに示すように、使用者は、先端部4Cの位置を確認した後、先端部4Cを上方に持ち上げるための力をヒンジキャップ4に付与する。ここで、ヒンジキャップ4の先端部4Cは、外面321Bよりも突出しているので、使用者が指Fの腹が先端部4Cに引っ掛かり易くなる。このため、使用者は、ヒンジキャップ4の先端部4Cを押圧しながら、先端部4Cを上方に引き上げて、ヒンジキャップ4を容易に開くことが可能となる。このとき、外面321Bに指Fが接触している場合には、使用者は、外面321Bに指Fを滑らせながら、先端部4Cを上方に引き上げることができる。
なお、使用者の爪によって先端部4Cを開く場合には、使用者の爪が先端部4Cに引っ掛かり易くなり、爪によって先端部4Cを上方に引き上げることで、ヒンジキャップ4を容易に開くことが可能となる。
使用者が先端部4Cを上方に引き上げる力をヒンジキャップ4に加えると、ヒンジキャップ4の弾性変形が始まる。使用者が先端部4Cを上方に徐々に持ち上げると、先端部4Cからヒンジ40に向けて、弾性変形領域Xが徐々に大きくなる。弾性変形領域Xの増加に伴って、弾性変形領域Xの下方に位置するインナーリング41が変形し、インナーリング41のインナーリング係合突起411におけるヒンジ40の反対側の部位411Aが、注出孔突起301を乗り越えようとする。このようにヒンジキャップ4を開こうとする力が働くと、注出孔30におけるヒンジ40の反対側の壁W1が外側に押し出されるように注出孔30が広げられる。その為、第一フランジ31のヒンジ40の反対側に設けられている係合突起311も外側に押し出されるように変形する。係合突起311の変形に伴って、係合爪42は、外側(図10Bの左側)に押し出されるように変形する。係合爪42が外側に押し出されると、第二フランジ32に設けられた押さえリブ321に係合爪42の外側面42Aが当接する。
更に、使用者が先端部4Cを上方に引き上げる力をヒンジキャップ4に継続的に加えることで、ヒンジキャップ4の弾性変形に伴って弾性変形領域Xがさらに増加し、係合爪42の外側面42Aは、押さえリブ321の内側面321Dに接触しながら滑る。その後、ヒンジキャップ4の弾性変形がさらに進むと、係合爪42の外端42Bは、傾斜面321Aに達し、係合爪42は、押さえリブ321から離脱し、図10Cに示すように、口栓からヒンジキャップ4が外れる。
なお、ヒンジキャップ4を閉める場合は、第1実施形態にて説明した図7A及び図7Bと同様に、ヒンジ40を中心にしてヒンジキャップ4を回動させ、インナーリング41を注出孔30に挿入し、ヒンジキャップ4を上方から押し下げる。
上述した、第2実施形態においては、第1実施形態と同様に、第二フランジ32の厚さT1、押さえリブ321の厚さT2、及びヒンジキャップ4の厚さT3が条件「T2>T1」及び「T2>T3」を満たしている。このため、使用者がヒンジキャップ4に継続的に力を付与することによって、ヒンジキャップ4を弾性的に変形させつつ、押さえリブ321から係合爪42を容易に離脱することができる。
また、第2実施形態においては、第1実施形態と同様の効果が得られる。更に、改ざん防止リブ43を除去することでヒンジキャップ4の先端部4Cが露出し、先端部4Cが押さえリブ321の外面321Bよりも突出した状態となる。このため、使用者の指Fの腹が先端部4Cに引っ掛かり易くなり、ヒンジキャップ4を口栓から容易に開くことができる。
(変形例)
図11は、本発明の変形例に係る口栓を示す縦断面図である。
上述した第1実施形態では、ヒンジキャップ4の厚さがT3で定義され、厚さT3がヒンジキャップ4の全面において一定である場合を説明した。
本変形例においては、図11に示すように、ヒンジキャップ4の上面が曲面であってもよい。この場合、例えば、ヒンジキャップ4の端部における厚さは、T3で定義され、ヒンジキャップ4の中央における厚さは、T4で定義される。具体的に、口栓の材料として、直鎖状低密度ポリエチレンを選択する場合には、例えば、厚さT3は、1.00mmであり、厚さT4は、1.30mmである。この場合であっても、押さえリブ321の厚さT2(1.40mm)とヒンジキャップ4の厚さT3、T4との厚さ条件は、「T2>T3」及び「T2>T4」を満たしている。このような厚さ条件を満たしていれば、上述した第1実施形態で述べたように、ヒンジキャップ4を弾性変形させて、口栓からヒンジキャップ4を容易に開くことができる。
上述した第1実施形態及び第2実施形態において使用する口栓は、フィルム製容器50の本体に融着可能で、フィルム製容器50に収容される内容物に対する相性も良く、長期保存に適した素材で製造されることが好ましい。上述した実施形態においては、口栓の材料として直鎖状低密度ポリエチレンを用いる場合を説明したが、本発明は、この材料に限定されない。口栓の材料として、例えば、高圧法低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、などを使用してもよい。また、口栓の製造には、射出成形機や圧縮成形機などを用いて、生産性の高い製造が可能である。
本発明の実施形態に係るフィルム製容器50に用いる表フィルム51や裏フィルム52の材料としては、フィルムの内面側に融着可能な熱可塑性樹脂が用いられ、フィルム製容器50に収容される内容物の保存性や強度が確保できれば、どのような構成でも問題はない。例えば、フィルムの外側から内側に向けた方向においてポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンが積層された構造、ポリアミド/ポリエチレン/無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンが積層された構造、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリエチレンが積層された構造、エチレン酢酸ビニル共重合体鹸化物/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレンが積層された構造、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/接着樹脂/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレンが積層された構造、ポリエチレンテレフタレート/ポリアミド/接着樹脂/ポリエチレン/アルミ箔/ポリエチレンが積層された構造、などの一般的な構成が考えられる。上述したフィルムは、通常のドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機などを使用して貼り合わせたり、多層インフレーション機などで製造したりすることができる。
本発明の実施形態に係る口栓、および口栓を融着したフィルム製容器は、上述した構成を有しているので、口栓に対してヒンジキャップを閉める時のクリック感が良好に得られ、使用者はヒンジキャップの開閉をはっきりと認識することができる。また、使用者が意図していないフィルム製容器50の内圧上昇やフィルム製容器50の落下などによって口栓に圧力や衝撃が加わった場合であっても、ヒンジキャップが容易に開栓しないという効果が得られる。また、使用者がヒンジキャップ4を開く際には、指や爪によってヒンジキャップ4に力を加えて弾性変形させながら、ヒンジキャップ4を容易に開くことが可能となる。また、ヒンジキャップがヒンジによって繋がっているので、紛失の恐れも無く、少量の容量のフィルム製容器にも使用できる。特に、本発明の実施形態に係る口栓の大きさを小さくすることができる。
例えば、螺合によって開閉する回転キャップが小径の口栓に適用された場合では、キャップを開く際に、キャップが硬くて開けにくいといった問題がある。このような小径の口栓に本発明の実施形態に係る口栓を適用することで、キャップが非常に開けやすくなり、かつ、キャップが不用意に開栓したりしない。このため、非常に使用しやすい口栓を実現することができ、本発明の実施形態に係る口栓、および口栓を融着したフィルム製容器は、メリットが大きい。
本発明の好ましい実施形態を説明し、上記で説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、請求の範囲によって制限されている。
1 口栓
2 融着部
3 注出口
4 ヒンジキャップ
4A、4C 先端部
4B ヒンジキャップ本体
5 フィルム本体
21 ヒケ防止凹部
22 リブ
30 注出孔
31 第一フランジ
32 第二フランジ
40 ヒンジ
41 インナーリング
42 係合爪
42A 外側面
42B 外端
43 改ざん防止リブ
50 フィルム製容器
51 表フィルム
52 裏フィルム
61 超音波ホーン
62 受け治具
100 口栓本体
301 注出孔突起(内壁突起)
311 係合突起
312 段差部
321 押さえリブ
321A 傾斜面
321B 外面
321C 角部
321D 内側面
322 延出部
411 インナーリング係合突起
411A 部位
421 突起
F 指
FL 落下面
P 力
S、R 空間
T1、T2、T3 厚さ
W 内壁
W1 壁(内壁)
X 弾性変形領域

Claims (6)

  1. 口栓であって、
    注出口と、前記注出口に連通する注出孔と、前記注出孔の内壁に設けられた内壁突起とを有する口栓本体と、
    前記口栓本体から外側に向けて突出する係合突起と、前記係合突起とは反対側に位置するヒンジとを備え、前記口栓本体の外側における前記注出口に隣接する位置に設けられた第一フランジと、
    前記ヒンジを介して前記第一フランジに繋げられたヒンジキャップ本体と、前記係合突起に係合可能な係合爪と、前記注出口を通じて前記注出孔に挿入可能なインナーリングと、前記インナーリングに設けられかつ前記内壁突起と係合可能なインナーリング係合突起と、前記ヒンジキャップ本体よりも厚さが小さくかつ前記係合爪よりも外側に位置する先端部とを備えるヒンジキャップと、
    前記口栓本体から外側に向けて突出するとともに前記第一フランジよりも前記注出口から離間する位置に設けられた延出部と、前記延出部の先端から突出するとともに前記係合突起に対向する位置に設けられて前記係合爪と接触可能な押さえリブとを備える第二フランジと、
    を含む口栓。
  2. 前記押さえリブは、前記係合突起に対向する内側面と、前記内側面の端部に設けられた傾斜面とを有する請求項1に記載の口栓。
  3. 前記押さえリブの厚さは、前記第二フランジの厚さよりも大きく、
    前記押さえリブの厚さは、前記ヒンジキャップの厚さよりも大きい請求項1又は請求項2に記載の口栓。
  4. 前記ヒンジキャップは、前記先端部に設けられた改ざん防止リブを備え、
    前記ヒンジが折り曲げられ、前記インナーリングが前記注出孔に挿入し、かつ、前記係合爪が前記係合突起に係合している状態で、前記改ざん防止リブは、前記押さえリブと結合されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の口栓。
  5. 前記改ざん防止リブは、破断によって前記押さえリブから除去可能である請求項4に記載の口栓。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の口栓を有するフィルム製容器。
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