JP6475850B2 - システム及び装置 - Google Patents

Description

本発明は、ディスペンサーから分配される液体をリザーバーに補充するためのシステム及び装置に関するものであり、他のものを排除するものではないが、特に、補充ディスペンサーからのニコチンを含む液体を喫煙代替デバイスのリザーバーに実質的にリークすることなく補充するためのシステム及び装置に関するものである。

喫煙代替デバイスは、ユーザーが口から肺に吸い込んで吐き出すエアゾールミスト又は蒸気を生み出すことによって喫煙を模倣することができる電子デバイスである。吸入されたエアゾールミスト又は蒸気は、ニコチン並びに/又は従来の喫煙及びタバコ製品に関連する匂いや健康リスクのない他の香料を含んでいる。使用の際、ユーザーは、従来の喫煙又はタバコ製品から経験したものと類似の満足感及び物理的感覚を感じ、かかる従来の喫煙又はタバコ製品の使用の際に吐き出される、見た目が煙に似たエアゾールミスト又は蒸気を吐き出す。

喫煙代替デバイスは、熱及び/又は超音波撹拌を一般的に利用して、ニコチン又は他の香料、プロピレングリコール及び/若しくはグリセリン系成分を含有する溶液を吸入のために蒸気のエアゾールミストに気化させる。当業者は、本明細書で用いる「喫煙代替デバイス」が電子ニコチンデリバリーシステム(ENDS)、電子タバコ、eタバコ、ecig、蒸気吸引タバコ、パイプ、葉巻、シガリロ、ベーパライザー及びユーザーが吸引するエアゾールミスト又は蒸気を生産するように機能する類似のデバイスを含むが、これに限定されるものではないことを理解しているだろう。ある電子タバコは、使い捨てであり、またあるものは、交換可能及び補充可能な部品を用いて再使用可能である。

喫煙代替デバイスは、一般的に従来のタバコに似ており、吸引のためのエアゾールミスト又は蒸気をユーザーが吸い込むことができる一端にマウスピースを有する円筒状形態である。これらのデバイスは、通常いくつかの共通部品：電源(例えばバッテリー)、気化される液体を保持するリザーバー、液体を噴霧及び/又は気化して、エアゾールミスト又は蒸気を生じさせる気化部品、並びにユーザーが操作するスイッチ又はユーザーの吸込み又は吸引によってマウスピースからの空気の吸い込みを検出するように構成されたスイッチからの作動信号に応じて気化部品の動作を操作可能な制御回路を備える。

リザーバーは、喫煙代替デバイスの本体に接続されるかその中に設置され、そして、弾性プラスチック素材(例えば高密度ポリプロピレン)で一般的にはできている交換可能又は補充可能な容器であってもよい。リザーバーは、一般的に、液体が保存されるウィッキング素材を含むが、如何なるウィッキング素材も有さない貯蔵空間であってもよい。一旦交換可能又は補充可能なリザーバーが空になると、交換又は補充しなければならない。

交換可能なタイプのリザーバーは、一般的に、喫煙代替デバイスの円筒状の本体に又はその中に固定且つ着脱自在に係合可能な予め充填されたカートリッジの形で提供される。これらのリザーバー及び気化要素は、使い捨てであったり補充可能であったりもするカトマイザー(cartomizer)として一般に知られている単一の部品に組み込まれていることもある。加えて、交換可能なタイプのリザーバーは、マウスピースが一体的に成形されていることもある。

交換可能なタイプのリザーバーを喫煙代替デバイスの本体に又はその中にフィットさせるために、本体の機構は、リザーバーの一部に形成された相補的な機構と係合して、リザーバーを煙代替デバイスの本体に固定且つ着脱自在に接続することにより、喫煙代替デバイスからのリザーバーの偶発的な又は予想外の分離を妨げるように構成されている。これらの相補的な機構は、一般的に、精密フィッティング又は干渉フィッティングにてリザーバーを喫煙代替デバイスの本体に固定する。フィッティングステップによって、リザーバーの一部が貫通し、液体の分配が可能になる。

或いは、及び、最も一般的には、ユーザーは、補充可能なタイプのリザーバーを利用する。一般的に、喫煙代替デバイスの補充可能なリザーバーは、目薬を点眼するために使用する少容量の点涙ボトルに一般的には似たディスペンサーから液体を分配することによって補充される。補充ディスペンサーは、ローコストであるためとても好ましい。

エアゾールミスト又は蒸気を喫煙代替デバイスで生じさせる液体の成分は、様々であるが、一般的には、水並びにプロピレングリコール及び/又はグリセロール成分中の香料を含む。ニコチンは、タバコの煙が関係する有害な製品を用いることなく、ニコチンの代用品としての役割を成し遂げることを目的とする溶液に含まれていてもよい。

当業者は、本明細書で用いられる「液体」という用語には、熱及び/又は超音波を使用するか否かに関係なく、噴霧又は気化可能な液体、ゲル、粉末及びガスの混合物を含む液体と共に任意の液体、ゲル、粉末及びガスを含んでもよいが、これらに限定されるものではないことを理解しているだろう。

ディスペンサーからリザーバーを補充する場合、一般的には、ユーザーは、ディスペンサーの液体分配チップの出口からリザーバーの入口に、ディスペンサーの壁を圧迫することによって、液体を注入する。次に、リザーバー中の任意のウィッキング素材が分配された液体を吸収するか、リザーバー中の空間が分配された液体で単に満たされる。喫煙代替デバイスの入口の直径は、一般的に非常に狭いため、ディスペンサーの液体分配チップを正しく配置してこぼれないようにすることが重要である。加えて、ユーザーは、ディスペンサーを圧迫して液体分配チップから液体を制御可能に放出する圧力を正しく判断しなければならない。更に、ユーザーがボトルからの放出を続けると、分配された液量の代わりに、液体分配チップから空気が吸い込まれるが、分配されたばかりの液体をリザーバーからディスペンサーへと吸い込み、液滴がリザーバーから不注意に放出されてしまう可能性がある。その結果、この補充技術は扱いにくく、一般的に、油のような稠度を有する油性液体が流出してしまう。あるユーザーは、リザーバーの入口を通じての液体注入の前に、ディスペンサーの出口から液体を吸い込むシリンジを利用したほうが便利であることを発見した。

ディスペンサーから喫煙代替デバイスのリザーバーを補充する方法は、米国2014/0283946A1(Kribs達)に開示されている。この特許公開公報は、標準的な点眼器型補充ディスペンサーの液体分配チップにフィットするキャップを開示している。キャップは、標準的なボトルの液体分配チップを収容するボアを有する第一部分とねじ切りされた内側環状壁を備え、液体分配チップと内側環状壁のねじ部との間に隙間が配置されている。リザーバーを補充するためにリザーバーに液体を分配する場合、キャップの第一部分は、喫煙代替デバイスの相互的に螺刻された外側部分にネジ止めする。完全に係合されると、キャップの第一部分が、喫煙代替デバイスのリザーバーの入口を実質的に封止して、液体がディスペンサーとリザーバーとの間を流れて、リークを軽減することができる。

喫煙代替デバイスの人気及び使用は、ここ数年で急速に広まった。本来的には、従来の喫煙及びタバコ製品をやめたくなっている愛煙家を助ける補助器具として市場に出されているが、消費者は、次第に、望ましいライフスタイルアクセサリーとして煙代替デバイスを見るようになっている。これによって、喫煙代替デバイスは、ある年齢層で流行する可能性があり、それらの使用が児童及び若年成人にとって魅力的で、従来の喫煙及びタバコ製品に向かわせる可能性があると懸念されている。

喫煙代替デバイスの持続的な使用及びニコチン成分を含む噴霧されたミスト及び/又は蒸気の吸入からくる健康に対する長期的な効果について重要な科学的議論が進行中である。しかしながら、かかる喫煙代替デバイスのユーザーが消費する毒物のレベルが従来の喫煙及びタバコ製品のユーザーが消費するそれらに比べると僅かであると一般的に受け止められている。参照によって本願に組み込まれるJohn H. Lauterbach達の「Suggested Protocol for Estimation of Harmful and Potentially Harmful Constituents in Mainstream Aerosols generated by Electronic Delivery Systems(ENDS)」 (2012年3月10〜16日、カリフォルニア州サンフランシスコSOTで発表)(http://cigtoxdoc.ehost-services113.com/sot2012poster1860aspresented.pdf)を参照。

それにもかかわらず、喫煙代替デバイスの継続使用を関する健康問題は、ネガティブな報道を受ける機会が次第に増え、非常に政治的な議論の対象となっている。特に懸念されている事項の1つは、現在市場で利用可能な多くの液体の品質及び供給源である。特に医療の専門家の懸念は、消費者が利用可能な喫煙代替デバイス及び関連する液体の使用に関する情報が不足し、それらの使用に関する情報に基づく決定を妨げることに集中している。

従来の喫煙及びタバコ製品に関する安全性及び品質な説明するために、世界保健機構(WHO)は、2003年5月にTobacco Control(FCTC)においてFramework条約を発表した。FCTC規制は、タバコ及びタバコ代替製品の販売及びマーケティング、かかる製品に関する情報の開示、かかる製品のパッケージ及びラベル並びにかかる製品の広告を調節することを目的としている。これらの規制は、その後の一連の会議でのコンセンサスによってFCTC規制の履行のためのガイドラインのセットを採択した欧州連合(EU)及びその加盟国を拘束する。FCTCは、喫煙代替デバイスの市場を予想していなかったが、幾つかの加盟国の政府は、従来の煙及びタバコ製品に関するFCTCに基づく現行の法律に喫煙代替デバイスを組み込んで適応させることが適切であると決定した。

ヨーロッパでは、既存の法律を適応させる努力は、無煙たばこ製品及びタバコ添加物に関する新たに特定された健康リスクに関する科学委員会（SCENIHR）から受けた様々な報告書及び助言の発表に従っている。欧州議会と欧州理事会は、2014年4月3日に指令2001/37/ECを廃止し、指令2014/40/EU（タバコ製品指令又はTPD）とすることを提案している。EU加盟国の国内法ではまだ制定予定で、2016年5月までに施行が見込めないが、TPDは、喫煙代替デバイスに適用できる以下の規則：
・補充リザーバー、容器、タンク及びカートリッジの最大寸法を設定することによって不注意によるニコチン曝露のリスクを制限する規制(第20.3条(a))、
・液体でのニコチン濃度を20mg/mlに制限する規制(第20.3条(b))、
・液体でのある種の添加物の使用を禁止する規制(第20.3条(c))、
・液体の製造において高純度の成分だけを使用することを要求する規制(第20.3条(d))、
・(ニコチンを除く)全ての成分が加熱又は未加熱の状態でヒトの健康にリスクがないことを要求する規制(第20.3条(e))、
・全ての喫煙代替デバイスが正常使用条件下で一貫したレベルでニコチン量を供給することを要求する規制(第20.3条(f))、
・全ての製品が幼児及び不正開封防止ラベル付き留め具及び開口機構を備えることを要求する規制(第20.3条(g))、
・全ての製品がある種の安全及び品質基準を満たし、使用又は補充中に製品が壊れず漏れないことを保証することを要求する規制(条項の41段落の最後から２番目の文章及び最後の文章)、
を提案している。

消費者及び規制当局が特に懸念している事項の1つは、スーパーマーケット及び他の小売店での喫煙代替デバイス及び補充液体の入手性の向上が、特にそれらが児童の手に落ちた場合に健康のリスクになり得ることである。これらの液体は、安全であり単なる刺激物であると一般的には考えられている3.6%以下の液中濃度のニコチンを典型的には含むが、それよりも高濃度のニコチンは、従来、殺虫剤として用いられており、50-100mgの濃度ではヒトに有害となり得る。それにもかかわらず、ニコチンを含む溶液は、郵便サービス及びキャリアでは有毒として処理され、大量のニコチンを扱い保存する場合は、適切な予防措置が必要とされる。

本発明の態様及び実施形態は、前述の考えに基づいて考案された。

本発明は、ディスペンサーの液体を用いて喫煙代替デバイスのリザーバーを容易に補充するための方法、システム及び装置を提供することによって、従来技術のいくつかの課題を解決する。本発明の方法、システム及び装置は、ディスペンサーが喫煙代替デバイスに固定且つ封止可能に係合するまで液体の分配を防止し、ディスペンサーとリザーバーとの間に独立した液体及びガス流路を提供し、そして、ディスペンサーから液体を喫煙代替デバイスのリザーバーに分配する際のこぼれ及び/又はリークの問題を実質的に軽減する。

上記システム及び装置は、喫煙代替デバイスのリザーバーと前記ディスペンサーとの液体及びガス連通流路を固定且つ封止的に係合するためにディスペンサーと喫煙代替デバイスの本体のそれぞれに形成された特徴を備える相補的又は相互的な係合要素を具備する。係合要素は、液体及びガス連通流路をディスペンサー出口及びリザーバー入口とリザーバー出口及びディスペンサー入口との間で制限する未固定且つ閉鎖位置と、前記係合要素がディスペンサー出口及びリザーバー入口を通る前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の液体連通流路と前記リザーバー出口及びディスペンサー入口を通る前記リザーバーと前記ディスペンサーとの間のガス連通流路を同時に開く固定且つ開放位置との間を移動可能である。

係合要素は、固定位置から離れるように動かしてディスペンサー及びリザーバーを分離するにつれて、液体連通流路及びガス連通流路の両方を閉鎖する。開放位置において、システム及び装置は、液体連通流路を通じて液体を送り、ガス連通流路を通じて実質的に同じ量のガスを放出することができる。更に、有利な実施形態として、開放位置において、システム及び装置は、ディスペンサー及びリザーバーで実質的に等しい圧力を維持するように設計されている。

ディスペンサー出口は、好ましくは、前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の前記流体連通流路を開く開放位置に係合要素を固定すると作動可能になるバルブを備える。同様に、リザーバー入口は、好ましくは前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の前記ガス連通流路を開く開放位置に係合要素を固定すると作動可能になるバルブを備える。バルブアセンブリは、連結アセンブリが開放位置で固定されないと、ガス連通流路を閉鎖するように付勢され得る。

連結バルブアセンブリは、好ましくは、固定且つ開放位置へのディスペンサー出口の動きをガイドするガイドアセンブリを備える。連結アセンブリは、雄部材と、前記雄部材を固定且つ着脱可能に収容するように構成された雌部材と、を備える。差し込みピン型構成、磁気型構成、スライド型構成、摩擦嵌合型構成、及びスピードフィット型構成を含む連結アセンブリの様々な他の構成が適合する。

本発明の実施形態の特徴及び効果は、本発明の概念を利用する例示的な実施形態を記載する以下の詳細な説明及び添付の図面を考慮すると完全に理解される。

本発明の完全な理解は、添付の図面を参照しつつ、単なる例として提供している以下の詳細な説明と共に考慮すると得ることができる

図1は、一般的に、喫煙代替デバイスのリザーバーを補充するために使われるタイプの先行技術の液体ディスペンサーを示す分解斜視図である。 図2は、喫煙代替デバイスのリザーバーに液体を分配するために用いる図1に関連して記載されているタイプの液体ディスペンサーを示す分解斜視図である。 図3は、本発明による装置の雄及び雌部品の主要な特徴の斜視図である。 図4は、本発明による装置の雄及び雌部品を示している分解斜視図である。 図5は、別の態様の本発明の装置の雄及び雌部品を示している分解斜視図である。 図6は、更に別の態様の本発明の装置の雄及び雌部品を示している分解斜視図である。 図7は、本発明による装置の雄部品を示している斜視図である。 図8は、本発明による装置の雌部品を示している分解斜視図である。 図9は、別の態様の本発明の装置の雌部品を示している分解斜視図である。 図10は、係合前の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している断面図である。 図11は、固定且つ封止係合の中間段階の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している断面図である。 図12は、ガス連通流路及び液体連通流路の形態を示している固定且つ封止係合の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している断面図である。 図13は、別の態様の固定且つ封止係合の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している断面図である。 図14は、固定且つ封止係合前の中間段階の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している斜視図である。 図15は、固定且つ封止係合の配置である、本発明の装置の雄及び雌部品を示している斜視図である。 図16は、喫煙代替デバイスと固定且つ封止可能な係合の配置である、ディスペンサーの一部を示している断面図である。 図17は、別の斜視図の喫煙代替デバイスと固定且つ封止可能な係合の配置である、ディスペンサーの一部を示している断面図である。 図18は、先行技術のディスペンサーボトルの模式分解図である。 図19は、他の先行技術のディスペンサーボトルの模式分解図である。 図20は、ディスペンサーボトルから充填されている公知のeタバコの断面図である。

発明の詳細な説明
本発明をより詳細に説明する前に、本発明は、記載されている特定の実施形態に限定されず、当然、変えることができることを理解すべきである。本願明細書において用いられる専門用語は、特定の実施形態だけを記載するためにあって、限定するものではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることをよく理解すべきである。

別途規定されない限り、本願明細書において用いられる全ての技術的及び科学的な用語は、一般的に、本発明が属する当業者が通常理解するのと同じ意味、又は、用いられる文脈によって定まるものと同じ意味を有する。本願明細書に記載されている方法及び素材に類似又は等価な任意の方法及び素材を本発明の実施又は試験に用いることもできるが、例示的な方法及び素材を限られた数だけ本願明細書に記載している。

本願明細書及び添付の特許請求の範囲で用いられている通り、単数形「a」、「an」及び「the」は、別途明記されない限り複数の指示対象を含むことにも留意されたい。

本願明細書に記載の全ての刊行物は、刊行物が引用する方法及び/又は素材に関して開示及び説明するために本願明細書に引用したものとする。本願明細書に述べられる刊行物は、本願の出願日前のそれらの単なる開示のためだけに提供している。本願明細書のこれらは、従来発明によるかかる刊行物に先だつ権利が本発明にはないという承認として解釈すべきではない。更に、公開日が提供されている場合、それらは実際の公開日と異なっている可能性があり、自主的に確認する必要があるだろう。

本願明細書の開示は、補充ディスペンサーから液体リザーバーを補充するためのシステム及び装置を目的とし、喫煙代替デバイスの補充可能なリザーバーの充填及び補充に関する特定の適用性を有する。

図1は、喫煙代替デバイスを補充するために現在使われているタイプの点眼器型液体ディスペンサー5を示す。液体ディスペンサー5は、容器10と、液体分配チップ22を備える分配部20と、ディスペンサー10のネック部18又は分配部20と一体的に又は着脱可能に形成されていてもよいキャップ部30と、を備える。図1に図示の通り、キャップ部30は、着脱可能であり、そしてヒンジ部32を備え、液体分配チップ22を露出させるためにヒンジ部32に関して蓋部36を開けることができる。また、突起部34を図示しており、突起部34は、ユーザーが蓋部36の開口を容易にするために設けており、閉鎖位置の場合、液体分配チップ22からのリークを予防する。

図2を参照する。図2は、リザーバー120を備える喫煙代替デバイス100の本体110の一部の断面図と共に、図1に記載されているタイプの液体ディスペンサー10を示している。図2に図示される喫煙代替デバイスは、リザーバー120へのアクセスがマウスピース（不図示）を取り除くことによってもたらされ、リザーバー120が気化室と一体的に成形されているタイプである、従って、リザーバー120は、マウスピース（不図示）に対する近位端115に一般的に設置され、コイル状の加熱要素130を備える。

リザーバー120は、液体を保持するウィッキング素材125を備える。リザーバー120の外壁は、一般的にプラスチック材料(例えば高密度ポリプロピレン)から形成される。

喫煙代替デバイスを補充することを試みる前に、ユーザーは、リザーバー120の吸入口105へアクセスするために、マウスピースを最初に取り除く必要がある。ユーザーは、喫煙代替デバイスを、その近位端(即ち、マウスピース末端)が最も上になる方向に一般的に保持する。喫煙デバイスは、必ずしも垂直である必要はなく、補充を容易にするために僅かに傾けてもよく、実際、僅かに傾けることによって補充を補助することができるが、垂直に対して約20度より大きい角度ではこぼれる可能性がある。

補充ディスペンサー10は、そこから放出される任意の液滴が喫煙代替デバイスの吸入口105付近に一般的に落下するように、喫煙代替デバイスの吸入口105付近に配置した液体分配チップ22が垂直に対して約45度の角度で保持されて示されている。ユーザーは、典型的には、液体分配チップ22の視界がディスペンサー10の本体によって制限されない角度でディスペンサーを保持すると、喫煙代替デバイスのリザーバー120の充填が容易になることがわかるだろう。

使用の際に、ユーザーは、反対方向に補充ディスペンサー10を保持し、液滴が、一般的に、液体分配チップ22の末端に形成される。ディスペンサー10を実質的に反対方向に配置すると、ディスペンサー10の本体で液体が満たされない任意の容量は、一般的には、ディスペンサー10の底部11に通常生じる空気である。液体をチップ22から分配するために、ユーザーは、矢150a及び150bの方向に圧力を加えることによってボトルの本体を圧迫して、チップ22の末端から液体を放出する。更に、矢150a及び150b付近の領域におけるディスペンサーの壁は、ディスペンサー10の内容積が減少するように内向きに変形することができる。ディスペンサーは、一般的に弾性プラスチック材料から成形されているため、ユーザーがディスペンサー10の壁に加えた内向きの圧力を開放するにつれて、それらは、正常な位置に戻る。その結果として、ディスペンサー10からリザーバー120に液量が分配されるにつれて、空の容量には、チップ22で吸い込まれる空気と置き換わる。

他の公知のディスペンサーを図18及び19に図示している。図20は、ディスペンサーボトルから充填される公知のeタバコの断面を図示している。

図3に戻ると、図3は、本発明の一実施形態による、外した連結バルブアセンブリ200の斜視図を示している。バルブアセンブリは、2つの主要部品と、雄バルブ部品202と、雌バルブ部品204とを備えている。雌部品202は、中空シリンダーを形成し、シリンダーの内壁に形成された溝206a及び206bを備える。溝206a及び206bは、それぞれ舌部208a及び208bを収容するように構成され、溝206及び舌部208は協同して、キャビティー212を通じた雌部品204との係合について雄部品202をガイドする。雄部品202の外壁210は、溝209を備える壁210領域を除いて、雌部品204で形成されている中空シリンダーの内壁と摺動可能に係合する。

雄部品202は、フランジ214を備え、フランジ214は、後の記述から明らかなように、雄部品202の他の要素のアセンブリを可能にしユニットを分離するように製造された雄部品202の2つの部品202a及び202bの都合が良い当接部を提供するために形成されている。

また、雌部品204は、それぞれ、舌部208a及び208bを収容する溝206a及び206bと各々連通しているスロット220a及び220bを備える。スロット220は、円周方向に延在し、舌部が付勢に対抗できる障壁を備えることによってロック機能を提供するために形づくられている。舌部を障壁周りに移動させると、スロットの位置に戻ろうとする付勢によって舌部がスロットを通じて戻ることを障壁が防ぎ、これによって、互いに対して雄及び雌部品がねじれる又は回転することを防止する。

図4を参照する。図4は、雄部品202の2つの構成を明確に示しており、プランジャーガイド210と末端キャップ230とを備える。プランジャーガイド210は、フランジ114bを備え、末端キャップ230は、プランジャーガイド210及び末端キャップ230の各パーツの接続を容易にするフランジ114aを備える。らせんコイルスプリング232は、末端キャップ230に挿入され、プランジャー234は、プランジャー234の肩部235がスプリング232の末端232aと接触できるように、らせんコイルスプリング232の中央を通って延在している。プランジャー234は、雄部品のパーツ210の中空円筒キャビティー236に挿入される。次に、雄部品202のそれぞれのパーツを組立てることができる。

雌部品204は、主要な中空シリンダー229と、継ぎ輪238と、第二らせんコイルスプリング240と、を備える。継ぎ輪238及びスプリング240は、雌部品204の中空シリンダー229のキャビティー212に摺動可能に挿入可能である。ストッパー241は、スプリング240及び継ぎ輪238をシリンダー229に挿入する末端から遠位のシリンダー229の末端から突出している。スプリングは、ストッパー241周りでフィットし、スプリングの遠位端243は、雌部品204のシリンダー229の末端壁（不図示）と係合する。スプリング240の近位端245は、継ぎ輪238と係合する。

図5は、プランジャー234及び肩部235の詳細を示している他の態様のバルブアセンブリの分解図を図示している。肩部235は、係合面242と、係合面から延在するネック部244と、プランジャヘッド246と、を備える。

更に別の態様のバルブアセンブリの分解図を図6に図示し、継ぎ輪238の詳細を示している。継ぎ輪238は、円筒状溝254を備え、円筒状溝254は、内壁252において正反対の位置で掛金部材250a及び250bを支持している。スプリング240の遠位端245は、溝254に挿入可能であり、継ぎ輪238の末端壁239に対して当接するように構成されている。また、中空シリンダー229は、シリンダー229の内部への液体用流路を形成するキャビティー256を有する末端壁255を備えている。

図7は、プランジャー234がスプリング232の中央にフィットし、それ自身が末端キャップ230にフィットすることを示している単純な図である。プランジャー234は、雄部品202のプランジャーガイド210のキャビティー258にフィットすることも示されている。同様に、図8は、本願における、スプリング240が雌部品204のシリンダー229のキャビティー212にフィットし、継ぎ輪238がスプリング240の末端上にフィットし且つキャビティー212内にフィットすることを示す単純な図である。掛金部材250aも、図において部分的に見えている。

図9は、スプリング240の遠位端245が溝254にフィットすることを明確に示している別の斜視図の雌部品204を図示する。掛金部材250bも、部分的に見えている。また、末端壁255及びキャビティー256も見えている。末端壁255から延在してストッパー241（不図示）を支持するストラット257も部分的に見えている。図示の通り、ストラット257は、シリンダー229の内壁まで延在していないため、シリンダー229の内部からキャビティー256への液体用流路がもたらされる。

図10を参照する。図10は、雄及び雌部品をそれぞれ共に接続する前のバルブアセンブリ200の模式断面図であり、共に接続する準備ができており且つ組立て済みの雄及び雌部品をそれぞれ更に示している。雄部品202は、共に接続したプランジャーガイド201及びキャップを備える。スプリング232は、一端232aがプランジャー234の肩部235に当接し他端が雄部品202の内部成形体231(図では末端キャップ230上の成形体)に当接するように圧縮される。スプリング232の圧縮によってプランジャー234の係合面242がプランジャーガイド210の部分的内側延在部264を付勢し且つ当接する。プランジャーガイド210の外壁262は、雌部品202に挿入されると、シリンダー229の内壁と摺動可能に係合するように構成されている。前の図に図示している溝209の底部を形成する側壁262の薄型セクション260も示している。

雌部品204を組立てると、継ぎ輪238の掛金部材250a及び250bは、図示された断面においては見えない構造に入り込んだスプリング240の付勢作用によってストッパー241のリア壁266に対する当接部に圧接される。また、図10に図示の断面図は、末端壁255(また、不図示)から延在しストッパー241を支持するストラット257を示していない態様でもある。

図11は、雌部品202に部分的に挿入された雄部品202の模式図である。シリンダー229の内壁268と外壁262とのプランジャーガイド210の摺動可能な係合が明確に図示されている。加えて、プランジャーガイド壁の薄部260とシリンダー229の内壁の対応する部分との間に、溝209の形成過程が示されている。

図12は、互いが完全に係合している雄部品及び雌部品の模式図である。図示の通り、シリンダー229へのプランジャーガイドの移動によって、内側延在壁部264が継ぎ輪238に係合し、スプリング240がそれを押し戻す。溝209が内側延在壁264に沿って領域265まで延在し溝209からシリンダー229の内部へのガス流路を形成している点に留意する必要がある。ガス流路265/209は、液体で満たされているリザーバーから空気を逃がすベント機構をもたらすが、液体をリザーバーに供給しているボトルに空気を入れることもできる。

ストッパー241をプランジャー234と係合させてプランジャーガイド210に対する移動を防止し、スプリング232に対してそれを押し戻し、雄部品202と雌部品204との間の隙間を開放することによって、雄部品202のバルブ要素と雌部品204のバルブ要素の両方を開放して、雄部品と雌部品との間に液体流路もたらす。図13は、図12とは異なる態様の断面であり、シリンダー229の構造及び配置を図示し、ストッパー241がどのように支持されているかを図示している。図13から分かるように、末端壁255は、内側に延在しているストラット257を形成している。ストラット257は、連続したチューブ形態ではないが、液体がストッパー241周りを通過してキャビティー256に入ることができる不連続なチューブ形態である。

溝は狭く、図13に示す断面視点の態様では見みることができないため、溝209/265は、図13に示すことができない。

図14は、完全なロック前の中間段階にあるスロット220aに関する、雄部品202と雌部品204との間のロック/連結配置を図示している。図示の通り、スロット220aは、障壁部270aを備える。プランジャーガイド210がシリンダー229に挿入されると、舌部208aは、ガイド206aを通じてスロット220aに移動する。シリンダー229及び/又は舌部208及び/又はプランジャーガイド210の素材は、弾性的に変形可能でもよく、例えば、蒸気素材は、適切なプラスチック素材であってもよい。任意に、舌部208は、プランジャーガイドの外壁から離れるように可動的に付勢されていてもよい。

舌部208aがスロット220aに到達すると、スロットと係合し、プランジャーガイド210/雄部品202の回転とスプリング240に対する圧力によって、舌部208aが障壁270aを通過する。スプリング240に対する圧力の開放によってプランジャーガイド210に戻る力が生じ、そして障壁270aを超えているため、スプリング240の付勢作用によって雌部品204に対して雄部品20がロックされる。かかる作用は、「スナップフィット」タイプの係合をもたらすことができる。これは、雄部品及び雌部品を互いに分離することを比較的困難にし、雄部品及び雌部品のバルブ要素をそれぞれ閉じることなくバルブアセンブリからの液体のリークを引き起こす僅かな分離を防ぐ。図15は、舌部208aがロック位置のスロット220aと完全に係合しているときのロック機構を図示している。

図16は、電子喫煙デバイスのリザーバーにボトルから液体を分配するためのバルブアセンブリの使用を断面図として示している。バルブアセンブリの雄部品202は、液体ディスペンサーボトル274のネック部に配置されている。バルブアセンブリの雌部品204は、喫煙代替デバイス276(例えばeタバコ)のリザーバーに配置している。雄部品202及び雌部品204のそれぞれは、ディスペンサーボトル274のネック部及び喫煙デバイス276のリザーバーへの入口にそれぞれフィットされている。挿入前に、雄部品202及び雌部品204のそれぞれのバルブ要素は閉鎖している。上記部品の一方が他方に挿入されてバルブアセンブリを形成すると、それらは共にロックされ、それぞれのバルブ要素は、液体がディスペンサーボトル274から喫煙代替デバイス276のリザーバーへと流れることができるように開放される。図17は、図16の配置を示しているが、ストラットがストッパー241を支持している態様が異なっている。

雄部品202と雌部品204との間の摺動可能なフィティングは、液体の流れを阻害するように構成し、且つ、雄部品202の外壁262のインターフェースと雌部品204のシリンダー229の内壁との間で液体を吸引する毛細管現象を促進するように非常に狭くなければならない。その点では、いわゆる干渉フィッティングではなく、精密で摺動可能な係合であるが、液体の流れを阻害する移行フィッティングである。

ある種の市場においてまもなく実施される法令の法的要求に対処し、先行技術の問題を回避又は少なくとも改善する喫煙代替デバイス及び喫煙代替デバイス用補充装置の1又は複数の実施形態を説明してきた。より詳しくは、リーク又はこぼれることなく又は少なくともそれを低減してディスペンサーからリザーバーへの補充ができる喫煙代替デバイス及び喫煙代替デバイス用補充装置の1又は複数の実施形態を開示してきた。

本明細書で用いられるように、「実施形態」又は「一実施形態」に対する任意の参照は、実施形態に関連して記載されている特定要素、特徴、構造又は特性が少なくとも一つの実施形態に含まれることを意味する。明細書の様々な箇所でのフレーズ「実施形態において」又はフレーズ「一実施形態において」フレーズの記載は、同じ実施形態に必ずしもすべて関連しているわけではないことを意味する。

本明細書で用いられるように、用語「備える」、「具備する」、「含む」、「有する」又はその任意の他のバリエーションは、非排他的包含をカバーすることを意図とする。例えば、要素のリストを有するプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素だけに必ずしも限定されるわけではなくて、はっきりとリストされておらず且つかかるプロセス、方法、物品又は装置に固有でない他の要素を含むことができる。更に、反対のことが明記されていない限り、「又は」は、包含的な「又は」を指し、排他的な「又は」を指すものではない。例えば、状態A又はBは、Aが真(又は、存在)であり、Bが偽(又は、非存在)である、Aが偽(又は、非存在)であり、Bが真(又は、存在)である、並びにA及びBが真(又は、存在)である、のうちの1つが当てはまる。

加えて、「a」又は「an」の使用は、本発明の要素及び部品を説明するために用いている。これは、単に便宜的なものであり、本発明の一般的な意味を与えるものである。この記述は、1つ又は少なくとも1つを含むものと解釈しなければならない。単数は、別途明記されない限り、複数を含む。

前述の記述からみて、本発明の範囲内で様々な改変を行なうことができることは、当業者には明らかである。例えば、らせんコイルスプリングを前述したが、本発明の実施形態は、かかるスプリングを使用することに限定されない。他の弾性的付勢構造(例えば、ばね板スプリング又は弾性的に圧縮可能又は拡張可能な素材)を用いることができる。弾性部材の種々の構成を、雄及び雌要素のそれぞれに用いることができる。加えて、スロット220は、円周方向に正確に延在する必要はなく、挿入方向の動きが阻害されるように雌部品への雄部品の挿入方向に対して単に交差していればよい。

上述の実施形態において、らせんコイルスプリング232は、末端キャップ230の内部成形体231に当接する、プランジャーに対して遠位側の末端を有する。任意に、スプリング232のその末端は、末端キャップ230の末端壁に当接することができる。

本開示の範囲は、特許請求の範囲に記載された発明に関するか否かにかかわりなく明示的に又は暗示的に開示された任意の新規の特徴又は特徴の組み合わせ又はその任意の概念を含み、本発明によって対処される一部又は全部の問題を緩和する。これによって、出願人は、本願又はそこから導き出されるかかる任意の更なる出願の審査の間、かかる特徴に対して新規な請求項を作成する可能性があることを申し上げる。特に、添付の特許請求の範囲に関して、従属項の特徴は、独立項のものと組み合わせることができ、各独立項の特徴は、単に請求項に列挙された特定の組み合わせだけでなく、任意の適切な方法で組み合わせてもよい。

Claims (15)

1. 補充するためのディスペンサーと喫煙代替デバイスのリザーバーとの間で液体を移送するためのシステムであって、
   前記システムは、前記ディスペンサーを前記リザーバーに固定且つ封止的に係合するための連結アセンブリを備え、
   前記アセンブリは、液体及びガス連通がディスペンサー出口とリザーバー入口との間で制限される未固定且つ閉鎖位置と、前記アセンブリが前記ディスペンサー出口及び前記リザーバー入口を通じて前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の液体及びガス連通流路を開放する固定且つ開放位置との間を移動可能であり、
   前記アセンブリは、前記リザーバーと前記リザーバー出口を通る環境空気との間のガス連通流路を開放する、
   システム。
2. 前記アセンブリは、前記リザーバー出口及びディスペンサー入口を通る前記リザーバーと前記ディスペンサーとの間のガス連通流路を開放する、請求項1に記載のシステム。
3. 前記アセンブリは、前記ディスペンサー出口及びリザーバー入口を通る前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の前記液体連通流路と、前記リザーバーと前記リザーバー出口及びディスペンサー入口を通る環境空気との間の前記ガス連通流路と、を同時に開放する、請求項1又は2に記載のシステム。
4. 前記連結アセンブリは、前記ディスペンサーとリザーバーを外すために固定位置から離れるように移動するにつれて、前記液体連通流路と前記ガス連通流路の両方を閉鎖するのに適している、請求項2又は3に記載のシステム。
5. 前記開放位置において、前記システムは、前記液体連通流路を通る液体を移送可能に操作でき、且つ、前記ガス連通流路を通じて放出される実質的に等価な量のガスを移送可能に操作できる、請求項2又は3に記載のシステム。
6. 前記開放位置において、前記システムは、前記ディスペンサー及び前記リザーバーにおいて実質的に等しい圧力を維持するのに適している、請求項5に記載のシステム。
7. 前記ディスペンサー出口は、バルブを備え、
   前記バルブは、前記連結アセンブリが前記開放位置に固定されると、前記ディスペンサーと前記リザーバーとの間の前記液体連通流路を開放するように作動可能である、請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
8. 前記リザーバー出口は、バルブを備え、
   前記バルブは、前記連結アセンブリが前記開放位置に固定されると、前記リザーバーと前記ディスペンサーとの間の前記ガス連通流路を開放するように作動可能である、請求項2又は3に記載のシステム。
9. 前記バルブは、前記連結アセンブリが前記開放位置に固定されないと前記ガス連通流路を閉鎖するように付勢される、請求項8に記載のシステム。
10. 前記連結アセンブリは、前記固定且つ開放位置への前記ディスペンサー出口のガイド動作のためのガイドアセンブリを備える、請求項1から9のいずれかに記載のシステム。
11. 前記連結アセンブリは、
    雄部材と、
    前記雄部材を固定且つ着脱可能に収容するように構成された雌部材と、を備える、請求項1から10のいずれかに記載のシステム。
12. 前記連結アセンブリは、差し込みピン型構成、磁気型構成、スクリュー型構成、スライド型構成、摩擦嵌合型構成、及びスピードフィット型構成のうちの一つを備える、請求項1から17のいずれかに記載のシステム。
13. 請求項1から12のいずれかに記載のシステムと協同し且つ作動可能なように構成された連結アセンブリ。
14. 請求項1から11のいずれかに記載のシステムと協同し且つ作動可能なように構成されたディスペンサー。
15. 請求項1から11のいずれかに記載のシステムと協同し且つ作動可能なように構成されたリザーバー。