JP6471753B2 - アンテナ用コイル及びアンテナシステム - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ用コイル及びアンテナシステムに関する。
従来、自動車用窓ガラスに形成された、複数のヒータ線とそれらのヒータ線の端部を接続して給電するバスバーからなる通電加熱式のデフォッガをアンテナもしくはアンテナの一部として利用する技術が知られている。
一般的に、デフォッガをアンテナとして使用する場合、バスバーと電源及びグランドとの間にそれぞれコイルを接続し、直流電流は流すが、デフォッガで受信する周波数帯の信号は遮断する必要がある。
しかし、デフォッガには数アンペア〜数十アンペアと比較的大きな電流が流れるため、太い導線を使った電流容量の大きなコイルを設ける必要があり、コイル全体が大型化し、高重量となる問題が生じていた。
例えば、特許文献1では、導体を二重巻きにすることで、従来の一重巻きのコイルと比較してコイルのサイズを小型化し、さらに内部に挿入するフェライトコアの長さを短くできるため、重量を減らしたコイルが開示されている。
特開2007−67171号公報
ところが、引用文献1のような二重巻きのコイルを用いると、二重巻きの部分で内側巻線と外側巻線とが近接しているため、内側巻線と外側巻線の間で容量結合することにより、コイルの所望の周波数帯でのインピーダンスが低下してしまう。これにより、単に二重巻きのコイルを用いると、デフォッガで受信する所望の周波数帯の信号に対して充分な遮断性能が得られないという問題が生じていた。
そこで本発明は、コイルのサイズが小型で、かつ所望の周波数帯で高いインピーダンスが得られるアンテナ用コイル及びアンテナシステムを提供する。
一つの形態によれば、フェライトコアと、前記フェライトコアを軸として導線が巻かれた構成である巻線導体と、を備えるコイルであって、前記巻線導体は、前記軸に垂直な面から見たとき、内側に位置する内側巻線と、前記内側巻線の外側に位置する外側巻線とを有し、前記軸に平行な面から見たときの前記外側巻線の長さと、前記内側巻線の長さとが異なり、前記コイルは、AM帯の周波数全域において4kΩ以上のインピーダンスとなっていることを特徴とするアンテナ用コイルを提供する。
本発明によれば、コイルのサイズが小型で、かつ所望の周波数帯で高いインピーダンスが得られるアンテナ用コイル及びアンテナシステムを提供する。
本実施形態に係るアンテナ用コイルを自動車用窓ガラス板に取り付けた場合における、アンテナシステムの接続構成例を示す図である。 本実施形態のアンテナ用コイルを用いたコイル装置の平面図である。 本実施形態のアンテナ用コイルを形成する巻線導体の斜視図である。 巻線導体をコイルの軸に平行な面から見た図である。 巻線導体をコイルの軸に垂直な面から見た図である。 本実施形態におけるアンテナ用コイルの特性を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、形態を説明するための図面において、線の平行、直角、角部の曲率などは、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。また、自動車用窓ガラスの図面は、自動車用窓ガラスが自動車に取り付けられた状態での車内視の図であるが、車外視の図として参照してもよい。また、図面上での左右方向が車幅方向に相当する。
なお、以下の実施形態の説明では、デフォッガで受信する周波数はAM帯(520〜1710kHz)を想定して述べるが、コイルの特性はこれに限定されず、所望の周波数に応じて定数を定めればよい。
<コイル装置を使ったアンテナシステム全体の説明>
図1は、本実施形態に係るアンテナ用コイルを自動車用窓ガラス板に取り付けた場合における、アンテナシステムの接続構成例を示す図である。
ガラスアンテナ付き自動車用窓ガラス100の自動車用窓ガラス板110は、通電加熱式のデフォッガ(113、116)と、第1のアンテナ導体(122、126)及び第1のアンテナ導体用の給電点121を含むガラスアンテナ120とを有している。
デフォッガは、上下に分割されており、上に位置する第1のデフォッガ113と、第1のデフォッガ113よりも下に位置する第2のデフォッガ116とを含む。第1のデフォッガ113は第1の複数のヒータ線111及び第1の一対のバスバー112から構成されており、第2のデフォッガ116は第2の複数のヒータ線114及び第2の一対のバスバー115から構成されている。
第1の複数のヒータ線111及び第2の複数のヒータ線114は、自動車に装着された状態で見た時、自動車ガラスの左右方向に伸長されており、第1の一対のバスバー112及び第2の一対のバスバー115は上下方向に伸長されている。第1の複数のヒータ線111は第1の一対のバスバー112に両端が接続され、第2の複数のヒータ線114は第2の一対のバスバー115に両端が接続されている。第1のデフォッガ113の上方の余白部には、第1のアンテナ導体が設けられている。
第1のアンテナ導体は、領域形成エレメント122と第1のアンテナエレメント126とを有する。
領域形成エレメント122は、両端部が第1の一対のバスバー112に接続され、第1のデフォッガ113の上部の余白部に、第1のデフォッガ113と領域形成エレメント122とで閉ざされた空白領域123を形成するように、自動車用窓ガラス板の外縁に沿って設けられる。
なお、領域形成エレメント122は黒色遮蔽膜117によって隠蔽される領域に設けられていることが、美観の点から望ましい。黒色遮蔽膜117は、自動車用窓ガラス板110の外縁から所定の幅で設けられており、図1では自動車用窓ガラス板110の外縁から破線(黒色遮蔽膜の端部119)までの領域を指す。黒色遮蔽膜117は、車体金属部との接合部分の接着剤の劣化防止及び美観の観点から設けられている。
なお、図1では領域形成エレメント122の両端部は第1の一対のバスバー112にそれぞれ接続するように示されているが、領域形成エレメント122の端部のいずれかもしくは両方の端部が第1の複数のヒータ線111の任意の箇所と接続していてもよい。すなわち、領域形成エレメント122は、第1のデフォッガ113と接続されていればよい。
第1のアンテナエレメント126は、空白領域123の内側に設けられる。第1のアンテナエレメント126は、第1の水平エレメント127と第1の接続エレメント128を有する。
第1の水平エレメント127は、第1のデフォッガ113に近接し、第1のデフォッガ113に沿って延伸し、第1の接続エレメント128を介して給電点121に接続される。
このような第1のデフォッガ113をアンテナの一部として利用する第1のアンテナ導体を設けることで、得られるアンテナ利得が増大する。
なお、第1のアンテナ導体の構成は、本実施形態に限定されない。すなわち、第1のアンテナ導体は、第1のデフォッガ113と電気的に接続するアンテナエレメントを有していればよい。第1のアンテナ導体が第1のデフォッガ113と電気的に接続することで、本アンテナシステムにおいて得られるアンテナ利得が向上する。
ここで、「電気的に接続」とは第1の水平エレメント127と第1のデフォッガ113とが所定間隔離れ、高周波的に導通することを含んでいる。
また、第1の水平エレメント127は第1の接続エレメント128を介さずに直接、給電点121と接続してもよい。
給電点121は、第1のアンテナ導体を所定の導電性部材を介してアンプ118等の信号処理回路に電気的に接続するための部位である。導電性部材として、例えばAV線などの給電線が用いられる。アンプ等の信号処理回路を給電点121に電気的に接続するためのコネクタを、給電点121に実装する構成を採用してもよい。このようなコネクタによって、AV線等を給電点121に取り付けることが容易になる。また、給電点121に突起状の導電性部材を設置し、自動車用窓ガラス板110が取り付けられる車体フランジに設けられた接続部にその突起状の導電性部材が接触、嵌合するような構成としてもよい。アンプ118で増幅された電気信号は、図示しない受信機に供給される。
自動車は、直流電源を供給する車載バッテリー165を備える。第1のデフォッガ113は、車載バッテリー165から第1の一対のバスバー112と第1の複数のヒータ線111を通ってグランドに電流が流れることで加熱され、自動車用窓ガラスを温め、自動車用窓ガラスの曇りを防ぐ機能を有する。本実施形態におけるコイルは、車載バッテリー165と第1のデフォッガ113との間及び第1のデフォッガ113とグランドとの間に設けられる。
図1では、車載バッテリー165と第1のデフォッガ113との間及び第1のデフォッガ113とグランドとの間に設けられた2つのコイルとコンデンサ163とをまとめて、点線で囲まれたコイル装置164として表している。コイル装置164は、第1のコイル161、第2のコイル162とコンデンサ163とからなる。
第1のコイル161及び第2のコイル162は、直流電流は流すが、デフォッガで受信する周波数帯の信号は遮断する。本実施形態では、第1のデフォッガ113はアンテナとして利用されており、受信する周波数はAM帯(520〜1710kHz)を想定している。そのため、第1のコイル161、第2のコイル162の定数は、少なくともAM帯に対してハイインピーダンスになっていればよく、望ましくはAM帯の全域において4kΩ以上、より望ましくは4.5kΩ以上のインピーダンスを有することが好ましい。
コンデンサ163は、電源や車内配線からのノイズが第1のデフォッガ113及び第2のデフォッガ116に流れ、アンテナ受信性能に影響を及ぼすことを防止する。しかし、本実施形態に限定されず、電源からのノイズが少ない場合には、コンデンサ163は設けなくてもよい。
本実施例のように、デフォッガを上下に分割し、上記のようなデフォッガの一部をアンテナとして利用したパターンとすると、第1のコイル161、第2のコイル162に必要な電流容量を下げられ、線形の細い導線を使ってコイルをさらに小型化できるため好ましい。
<アンテナ用コイルの説明>
次に、コイル装置164の構成例について説明する。図2は、本実施形態によるアンテナ用コイルを用いたコイル装置164の平面図である。図2より、コイル装置164は、フェライトコア202と、フェライトコア202を軸として巻かれた巻線導体203で構成される第1のコイル161及び第2のコイル162と、それらを保持する絶縁性のベース部材204と、コンデンサ163を備える。
フェライトコア202は断面が円形で、2つのコ字状の部材を巻線導体203の中空部分で接合させて全体としてループ状を構成する。この場合、巻線導体203は別の治具によって予め作成しておき、巻線導体203の両端部から2つのコ字状の部材を挿入して接合させればよい。しかしフェライトコア202は本実施形態に限定されず、例えば、断面が多角形でも良く、全体として棒状であってもよい。
ベース部材204には、円柱状に形成されたフェライトコア202に、所望の巻数で導線を巻き回した第1のコイル161及び第2のコイル162が接着材等で固定される。
また、コイル装置164は、第1の接点211、第2の接点212、第3の接点213、第4の接点214、第5の接点215、第6の接点216、第7の接点217を有する。
ここで、第1の接点211は、コイル装置164自体を車載バッテリー165に接続する。第2の接点212は、車載バッテリー165とコンデンサ163とを接続する。第3の接点213は、コンデンサ163をグランドに接続する。第4の接点214は、車載バッテリー165と第1のコイル161とを接続する。第5の接点215は、第1のコイル161と第1のデフォッガ113とを接続する。第6の接点216は、第1のデフォッガ113と第2のコイル162とを接続する。第7の接点217は、第2のコイル162をグランドに接続する。
また、第1のコイル161の及び第2のコイル162は、導線が部分的に二重巻きにまかれ、コイルの途中部で段を有する構成である。ここでコイルを形成する巻線導体203の斜視図を図3に示し、コイルの軸に平行な面から見た図を図4に、コイルの軸に垂直な面から見た図を図5に示す。
これらの図より、巻線導体203は内側に位置する内側巻線301と、内側巻線301の外側に位置する外側巻線302とを有する。
図4に示すように、コイルの軸に平行な面から見たとき、内側巻線301は、巻線導体203の第1の端部305から第2の端部306まで設けられ、巻線導体203の全長を形成する。すなわち、内側巻線301の長さW1が巻線導体203の全長となる。
ここで、巻線導体203の全長とは、巻かれた導線を引き延ばしたときの長さではなく、導線が巻かれた状態での全長、すなわちコイルの軸に平行な面から見たときの横方向の全長を示す。同様に、内側巻線301、外側巻線302の長さも巻かれた導線を引き延ばしたときの長さではなく、導線が巻かれた状態でのコイルの軸に平行な面から見たときの横方向の長さを示す。
一方、外側巻線302は、内側巻線301から連続した導線で、第2の端部306から第1の端部305方向に巻かれ、外側巻線302の長さW2を形成する。ここで、外側巻線302の長さW2は、巻線導体203の全長(内側巻線301の長さ)W1よりも小さい。
このように外側巻線302の長さW2を内側巻線301の長さW1よりも小さくすることで、内側巻線301に対する、内側巻線301と外側巻線302とが重なる部分の長さ、すなわちW2の長さを小さくできる。その結果、内側巻線301と外側巻線302との巻線間の容量結合による、所望の周波数帯でのインピーダンスの低下を抑えることができる。
外側巻線302の長さは、内側巻線301の長さの40%以上95%以下、好ましくは50%以上85%以下、より好ましくは60%以上80%以下であることが望ましい。
外側巻線302の長さW2を内側巻線301の長さW1より小さくするには、例えば、外側巻線302の巻数を内側巻線301の巻数よりも少なくすればよい。外側巻線302の巻数は、内側巻線301の巻数の40%以上95%以下、好ましくは50%以上85%以下、より好ましくは60%以上80%以下であることが望ましい。
また、巻線導体203の巻始めである始点303は、巻線導体203の巻終わりである終点304と距離W3だけ隔てて設けられている。始点303と終点304が近い位置に存在すると(例えば、W3≒0)、始点303と終点304間での容量結合が大きくなり、所望の周波数帯でのインピーダンスが低下する傾向がある。したがって、始点303と終点304とを離して設けることで、始点303と終点304の間での容量結合を低減でき、さらに所望の周波数帯でのインピーダンスの低下を抑えることができる。
始点303は第1の端部305に設けられ、終点304は第1の端部305と第2の端部306との間に設けられることが好ましい。また、始点303と終点304との距離W3は、巻線導体の全長の5%以上60%以下、好ましくは15%以上50%以下、さらに好ましくは20%以上40%以下であることが望ましい。
また、巻線導体203の第1の接続点307と第2の接続点308とは、第1の端部305側に設けられている。このように第1の接続点307と第2の接続点308とを同一の端部側に設けることで、コイル装置164として組み立てる際の接合作業が簡便となる。
なお、本実施形態では内側巻線301が巻線導体203の全長を構成し、外側巻線302が巻線導体203の全長よりも小さい長さである例を示したが、本実施形態に限定されない。すなわち、外側巻線302が巻線導体203の全長を構成し、内側巻線301が巻線導体203の全長よりも小さい長さで巻かれた構成であってもよい。この場合、内側巻線301と外側巻線302とのコイルの軸に平行な面から見たときの横方向の長さ及び巻数の関係は、上述した外側巻線302と内側巻線301との関係と同様とすることができる。
なお、本実施形態では、内側巻線301の外側に外側巻線302が巻かれた2段になっている構成を示したが、本実施形態に限定されない。すなわち、外側巻線302のさらに外側に導線を巻いて、巻線導体203を3段以上の構成としてもよい。
例えば、外側巻線302の巻終わりから第2の端部306方向に、外側巻線302の外側に第2外側巻線を設けた場合、始点303と終点304とを離すことができるため好ましい。また、この場合、巻線導体203を構成する導線の全長を同一とすれば、2段で構成される巻線導体203に比べ、コイルの軸に平行な面から見たときの横方向の巻線導体203の全長をさらに短くできるため、コイルの全長及びフェライトコア202の長さをさらに小さくすることができ、小型化及び軽量化が可能となる。
また、第2外側巻線を設けた場合、第2外側巻線は第1の接続点307とは離れる方向に巻き回されているが、第2の接続点308を第1の接続点307側に形成し、接続点を一方向に集めた方が接合作業が簡便になるため好ましい。
次に、本実施形態のアンテナ用コイルのインピーダンスを実測した結果について説明する。
アンテナ用コイルとして、導線の巻数を変えたコイルを3種類用意し、それらのAM帯におけるインピーダンスを測定した。内側巻線301と外側巻線302とで合計17.5回巻となるコイルとし、図6において「9T+8.5T」は内側巻線301が9回巻きで外側巻線302が8.5回巻きであることを示す。同様に「9.5T+8T」は内側巻線301が9.5回巻きで外側巻線302が8回巻き、「10.5T+7T」は内側巻線301が10.5回巻きで外側巻線302が7回巻きであることを示す。
なお、外側巻線302の巻始めは第2の端部306とし、すなわち「9T+8.5T」、「9.5T+8T」、「10.5T+7T」の順番に始点303と終点304との距離W3が大きくなるようにした。
図6より、外側巻線302の巻数が少ない構成とすることで、コイル装置164のAM帯におけるインピーダンスが向上することが分かった。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
本発明は、特に自動車ガラスに設置されるアンテナ用コイル及びアンテナシステムとして好適に用いられる。
本国際出願は2014年6月24日に出願された日本国特許出願2014−128966号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容をここに援用する。
100 ガラスアンテナ付き自動車用窓ガラス
110 自動車用窓ガラス板
111 第1の複数のヒータ線
112 第1の一対のバスバー
113 第1のデフォッガ
114 第2の複数のヒータ線
115 第2の一対のバスバー
116 第2のデフォッガ
117 黒色遮蔽膜
118 アンプ
119 黒色遮蔽膜の端部
120 ガラスアンテナ
121 給電点
122 領域形成エレメント
123 空白領域
126 第1のアンテナエレメント
127 第1の水平エレメント
128 第1の接続エレメント
161 第1のコイル
162 第2のコイル
163 コンデンサ
164 コイル装置
165 車載バッテリー
202 フェライトコア
203 巻線導体
204 ベース部材
211 第1の接点
212 第2の接点
213 第3の接点
214 第4の接点
215 第5の接点
216 第6の接点
217 第7の接点
301 内側巻線
302 外側巻線
303 始点
304 終点
305 第1の端部
306 第2の端部
307 第1の接続点
308 第2の接続点
W1 内側巻線の長さ
W2 外側巻線の長さ
W3 始点と終点との距離

Claims (10)

  1. フェライトコアと、前記フェライトコアを軸として導線が巻かれた構成である巻線導体と、を備えるコイルであって、
    前記巻線導体は、前記軸に垂直な面から見たとき、内側に位置する内側巻線と、前記内側巻線の外側に位置する外側巻線とを有し、
    前記軸に平行な面から見たときの前記外側巻線の長さと、前記内側巻線の長さとが異なり、
    前記コイルのインピーダンスは、AM帯の周波数全域において4kΩ以上であることを特徴とするアンテナ用コイル。
  2. 前記軸に平行な前記面から見たときの前記外側巻線の長さが、前記内側巻線の長さよりも短い請求項1に記載のアンテナ用コイル。
  3. 前記外側巻線の長さは、前記内側巻線の長さの50%以上85%以下である請求項2に記載のアンテナ用コイル。
  4. 前記外側巻線の前記導線の巻数は、前記内側巻線の前記導線の巻数の50%以上85%以下である請求項2に記載のアンテナ用コイル。
  5. 前記巻線導体は、前記導線の巻き始めである始点と、前記導線の巻き終わりである終点とを有し、前記軸に平行な前記面から見たときの前記始点と前記終点との距離は、前記巻線導体の全長の5%以上60%以下である請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ用コイル。
  6. 前記始点と前記終点との前記距離は、前記巻線導体の全長の15%以上50%以下である請求項5に記載のアンテナ用コイル。
  7. 前記コイルのインピーダンスは、前記AM帯の周波数全域において4.5kΩ以上である、請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ用コイル。
  8. 前記外側巻線は、前記内側巻線から連続した導線である、請求項1から7のいずれか一項に記載のアンテナ用コイル。
  9. 複数のヒータ線と前記ヒータ線の端部を接続する一対のバスバーとを有するデフォッガと、アンテナ導体と、前記アンテナ導体用の給電点とが自動車の窓ガラス板に設けられている自動車用ガラスアンテナにおいて、
    前記デフォッガは、電源から前記バスバーと前記ヒータ線を通ってグランドに電流が流れることで加熱され、
    前記アンテナ導体は、前記デフォッガと電気的に接続され、
    前記デフォッガと前記電源との間及び前記デフォッガと前記グランドとの間に請求項1から8までのいずれか一項に記載のアンテナ用コイルをそれぞれ接続させたコイル装置を備えることを特徴とするアンテナシステム。
  10. 前記デフォッガは、上下に分割され、
    第1の複数のヒータ線と第1の一対のバスバーからなる第1のデフォッガと、
    第2の複数のヒータ線と第2の一対のバスバーからなる第2のデフォッガと、
    を備え、
    前記アンテナ導体は、前記第1のデフォッガ及び前記第2のデフォッガの少なくとも一方と電気的に接続され、
    前記コイル装置は、前記アンテナ導体と電気的に接続する、前記第1のデフォッガ及び前記第2のデフォッガの両方又はいずれか一方と、前記電源及び前記グランドとの間に設けられる請求項9に記載のアンテナシステム。
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