JPWO2014104365A1 - ガラスアンテナ付き車両用フロントガラス - Google Patents

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Abstract

DABなどのデュアルバンドに対応可能で高い受信感度を有し、且つ運転席の視界を妨げないガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを提供する。ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスは、アンテナ導体と給電部12とを有するガラスアンテナと、車両用フロントガラスの周縁領域に形成され、周縁領域のうち車両用フロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部15を有する黒色遮蔽膜14と、を備える。給電部12は、凸部15の近傍の周縁領域に設けられ、アンテナ導体は、給電部12に接続され、凸部15の側辺に沿うように斜め方向に延在する第1のアンテナエレメント1と、第1のアンテナエレメント1に接続され、第1のアンテナエレメント1に所定の間隔を空けて並走する第2のアンテナエレメント2と、を有する。

Description

本発明は、ガラスアンテナが設けられたガラスアンテナ付き車両用フロントガラスに関する。
デジタルオーディオ放送(Digital Audio Broadcasting:DAB)は174〜240MHzのband III(バンドIII)と1452〜1492MHzのL band(Lバンド)の2つの異なる周波数帯から構成されている。
DABのように、周波数の離れた2つの帯域の放送波に対応可能で高い受信感度を有するガラスアンテナを設計することは極めて難しく、デュアルバンドに対応可能で高い受信感度を有するガラスアンテナが要望されている。デュアルバンドに対応可能で高い受信感度を有するガラスアンテナとして、例えば特許文献1に開示されたガラスアンテナがある。
日本国特開2012−23707号公報
DABのように、周波数の離れた2つの帯域の放送波に対応可能で高い受信感度を有するガラスアンテナを設計することは難しい。また、ガラスアンテナをフロントガラスに設置する場合、リアガラスやサイドガラスに比べて、運転席からの視界の妨げとならないよう配慮する必要があるため、目立たない形状が望まれている。そのため、ガラスアンテナの設置領域が限られ、受信感度の高いアンテナを設計することは極めて難しくなる。
図1に示した特許文献1の例では、アンテナパターンを小さい面積で設計しているものの、ガラスアンテナ部55がフロントガラス周縁に施された黒色遮蔽膜14から突出して設置されているため、目立ちやすく、上記の要望を満足するものではない。
そこで、本発明は、DABなどのデュアルバンドに対応可能で高い受信感度を有し、且つ美観に優れた、運転席からの視界の妨げにならないガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを提供する。
上記目的を達成するため、本発明のガラスアンテナ付き車両用フロントガラスは、
アンテナ導体と給電部とを有するガラスアンテナと、
該車両用フロントガラスの周縁領域に形成され、該周縁領域のうち該車両用フロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部を有する黒色遮蔽膜と、を備え、
前記給電部は、前記凸部の近傍の前記周縁領域に設けられ、
前記アンテナ導体は、前記給電部に直接又は第1の接続エレメントを介して接続され、前記凸部の側辺に沿うように斜め方向に延在する第1のアンテナエレメントと、
前記第1のアンテナエレメントに前記給電部又は第2の接続エレメントの少なくとも一方を介して接続され、前記第1のアンテナエレメントに所定の間隔を空けて並走する第2のアンテナエレメントと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、DABなどのデュアルバンドに対応可能で高い受信感度を有し、且つ美観に優れた、運転席からの視界の妨げにならないガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを提供できる。
図1は、従来のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス50の平面図である。 図2は、ガラスアンテナ105が設けられたガラスアンテナ付き車両用フロントガラス100の平面図である。 図3は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ105部分を拡大した平面図である。 図4は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ205部分を拡大した平面図である。 図5は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ305部分を拡大した平面図である。 図6は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ405部分を拡大した平面図である。 図7は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ505部分を拡大した平面図である。 図8は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ605部分を拡大した平面図である。 図9は、アンテナエレメントの斜め方向の長さの違いがバンドIIIの利得に及ぼす影響についての実測データである。 図10(A)と図10(B)は、単極時において、アンテナエレメントの本数およびループ化が、バンドIIIとLバンドの利得に及ぼす影響についての実測データである。 図11は、単極時において、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の長さがバンドIIIの利得に及ぼす影響についての実測データである。 図12(A)と図12(B)は、アンテナエレメントの角度がバンドIIIおよびLバンドの利得に及ぼす影響についての実測データである。 図13(A)と図13(B)は、双極時において、アンテナエレメントの本数およびループ化が、バンドIIIとLバンドの利得に及ぼす影響についての実測データである。 図14は、双極時において、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の長さがバンドIIIの利得に及ぼす影響についての実測データである。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態の説明を行う。なお、形態を説明するための図面において、線の平行、直角、角部の曲率などは、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。また、それらの図面は、フロントガラスが車両に取り付けられた状態での車内視の図であるが、車外視の図として参照してもよい。また、図面上での左右方向が車幅方向に相当する。
(第1の実施形態)
図2は、ガラスアンテナ105が設けられたガラスアンテナ付き車両用フロントガラス100の平面図を示し、図3はガラスアンテナ105部分を拡大した平面図を示している。
図2より、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラス100の外縁19から所定の幅の領域にかけて、車体の金属部との接続部分を隠すために、接着剤劣化防止の点および美観の点から黒色遮蔽膜14が設けられている。この黒色遮蔽膜14には、フロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部15が形成されている。この凸部15の両側辺は、ガラス面内に向けて両側辺間の距離が小さくなるように斜め方向に形成されており、本願において、フロントガラスの重心を通る上下方向のセンターライン20と側辺の延長線がなす角度は5°以上85°以下とする。
なお、黒色遮蔽膜および凸部15の面内側の縁部は、黒色遮蔽膜が一様に施されていてもよく、複数のドットで形成されていても良い。
また、図3より、ガラスアンテナ105は、フロントガラス11に平面的なパターンとして設けられる給電部12およびアンテナ導体から構成される。
給電部12は、アンプ等の不図示の信号処理回路に所定の導電性部材を介して電気的にアンテナ導体を接続するための部位である。導電性部材として、例えば、AV線や同軸ケーブルなどの給電線が用いられる。同軸ケーブルを用いる場合には、同軸ケーブルの内部導体を給電部12に電気的に接続し、同軸ケーブルの外部導体を車体にアース接続すればよい。また、アンプ等の信号処理回路を給電部12に電気的に接続するためのコネクタを、給電部12に実装する構成を採用してもよい。このようなコネクタによって、AV線や同軸ケーブルの内部導体を給電部12に取り付けることが容易になる。また、給電部12に突起状の導電性部材を設置し、フロントガラス11が取り付けられる車体フランジに設けられた接続部にその突起状の導電性部材が接触、嵌合するような構成としてもよい。
また、給電部12は、黒色遮蔽膜14からなる周縁領域に一部分が設けられていれば良く、特に全体が設けられているのが好ましい。また、給電部12は凸部15の近傍の周縁領域に設けられていると良い。「凸部15の近傍」とは、本発明の効果を逸脱しない範囲を指すが、具体的には凸部15の側辺の付け根を中心として、半径35mm以内の領域に給電部12の一部が設けられていれば良い。
ガラスアンテナ105は、アンテナ導体として、第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2を備える。
第1のアンテナエレメント1は、給電部12に接続され、黒色遮蔽膜14のフロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部15の側辺に沿って、下方に向かって斜め方向に延伸するものである。図3に凸部15の周囲に沿って斜め方向に延伸し、その後水平方向に折曲している第1のアンテナエレメント1が示されている。
なお、「凸部15の側辺に沿う」とは、美観や見栄えという本発明の趣旨を逸脱しない程度に離れていることを許容するが、凸部15の黒色遮蔽膜部分の縁から15mm以内、好ましくは10mm以内とするのが良い。
なお、第1のアンテナエレメント1は必ずしも折曲している必要はなく、凸部15の斜め方向に延伸する側辺の長さが十分に長い場合には、凸部15の側辺に沿った斜め方向の直線部分だけでよい。また、第1のアンテナエレメントのうち、凸部15の側辺に沿った斜め方向の直線部分の長さは10mm以上300mm以下、より好ましく30mm以上300mm以下であれば、アンテナ利得向上の点および美観の点で好ましい結果が得られる。
第2のアンテナエレメント2は、給電部12を介して第1のアンテナエレメント1に接続され、第1のアンテナエレメント1に所定の間隔を空けて並走するものである。図3には、第1のアンテナエレメント1に沿った第2のアンテナエレメント2が示されている。図3のように斜め方向に延伸するエレメントを2本とすることで、アンテナ利得向上の点から好ましい結果が得られる。また、第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメンント2の2本のアンテナエレメントの間隔は、美観、アンテナ利得向上および製造上の制限から1mm以上15mm以下、より好ましくは3mm以上10mm以下とするのが良い。
なお、図3では第1のアンテナエレメント1は給電部12の角部に接続されているが、角部に限定されず、給電部12の外周上いずれの箇所に接続されていても良い。同様に、第2のアンテナエレメント2も給電部12の外周上いずれの箇所に接続されていても良い。
また、第1の実施形態の仕様を変更した一例を図4および図5に示す。図4では、第1のアンテナエレメント1は、給電部12から水平方向に延伸する第1の接続エレメント6を介して、給電部12に接続されている。また、第2のアンテナエレメント2は、給電部12から水平方向に延伸する第2の接続エレメント7、および給電部12を介して、第1のアンテナエレメント1に接続されている。さらに図5に示すような、第2の接続エレメント7が、第2のアンテナエレメント2と第1のアンテナエレメント1とを直接接続している構成でも良い。このように、第1のアンテナエレメント1は、直接または第1の接続エレメント6を介して給電部に接続されていても良く、第2のアンテナエレメント2は、給電部12または第2の接続エレメント7あるいは給電部12と第2の接続エレメント7の両方を介して第1のアンテナエレメント1に接続されていても良い。
ところで、ガラスアンテナ105が受信する帯域の離れた2つの所定の周波数帯があり、帯域が低い側である第1の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ01とし、フロントガラスの波長短縮率をkとし、フロントガラス上での波長をλg1=λ01・kとしたとき、第1のアンテナエレメント1の長さ(図4のように第1の接続エレメント6が設けられている場合は、第1の接続エレメント6の長さも含む。以下同様とする。)および前記第2のアンテナエレメント2の長さ(図4のように給電部12から直接延伸する第2の接続エレメント7が設けられている場合は、第2の接続エレメント7の長さも含み、図5のように第2のアンテナエレメントが第2の接続エレメント7を介して直接第1のアンテナエレメント1に接続している場合には、第2の接続エレメント7と第1のアンテナエレメント1との接続点から給電部12までの最短経路の長さも含む。以下同様とする。)が(5/32)・λg1以上(5/16)・λg1以下であれば、第1の周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
例えば、第1の周波数帯としてバンドIII(174〜240MHz)を設定した場合、その中心周波数は207MHzである。したがって、バンドIIIのアンテナ利得を向上させたい場合、電波の速さを3.0×10m/sとし、波長短縮率kを0.64とすると、第1のアンテナエレメント1の長さおよび第2のアンテナエレメント2の長さを145mm以上289mm以下に調整すると良い。
また、図2で示す第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の延長線がフロントガラスの重心を通る上下方向のセンターライン20となす角度αは、5°以上50°以下、好ましくは20°以上45°以下とするのが良い。少なくとも角度を50°以下とすることで、得られる利得は大きく向上する。また、黒色遮蔽膜の凸部15の側辺の延長線とフロントガラスの重心を通る上下方向のセンターライン20とがなす角度は、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の延長線とフロントガラスの重心を通る上下方向のセンターライン20とのなす角度αと等しくなるように、凸部15の形状を設計することがアンテナ性能と美観とを両立する点から好ましい。
すなわち、ガラスの車外側から見ると、黒色遮蔽膜14により、遮蔽膜上に設けられているものは車外から見えなくなり、アンテナ導体の細い直線部分のみを見ることになり、さらに、黒色遮蔽膜14に沿って形成されているため、目立たない。
このように、黒色遮蔽膜14のフロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部15に沿ってアンテナエレメントを構成することで、デュアルバンドの放送波の受信のためのアンテナであっても、アンテナ性能を確保しつつ、アンテナ導体の視認性が低く、運転手の視野の妨げとならない且つ、見た目にも美しいガラスアンテナ付き車両用フロントガラスが得られる。
また、ループ形成エレメント5を用いて、第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2の給電部12とは反対側の端部を接続させて、少なくとも第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2とループ形成エレメント5とでループを形成させても良い。図3の例では、給電部12を含んでループを形成させている。ループ形成エレメント5は任意の構成要件のため、図3内では便宜上破線で示しているが、実際には第1のアンテナエレメント等と同様、連続した線状の導体である。第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2を用いて連続したループを形成することで、得られるアンテナ利得を大幅に向上させることができる。
また、図4、5に示すように、ループ形成エレメント5は第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2との間隔よりも長くても良い。図4、図5ではそのループ形成エレメント5の先端から、第1のアンテナエレメント1と所定の間隔を空けて、折返しエレメント8を並走させた構成が示されている。このような折返しエレメント8を形成することで、得られるアンテナ利得を向上させることができる。また、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の長さを短くすることができる。なお、折返しエレメント8はループ形成エレメント5の途中部から延伸されていてもよい。なお図4、図5では折返しエレメントは第1のアンテナエレメント1側もしくは第2のアンテナエレメント2側のいずれか一方に1本のみ設けられているが、本実施形態に限定されない。いずれの側に設けられていても良く、2本以上でもよい。
図5においては、さらに折返しエレメント8の先端を折り曲げた例が示されている。このようにすることで、主にLバンドの利得調整に効果がある。折返しエレメント8は任意の構成要件のため、図4、図5内では便宜上破線で示しているが、実際には第1のアンテナエレメント等と同様、連続した線状の導体である。
また、図3に示すように給電部12から水平方向に延伸した第3のアンテナエレメント3を付加しても良い。第3のアンテナエレメント3は主にLバンドの利得調整用であり、図3では第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の傾斜方向と逆側水平方向に延伸させた例を示しているが、図4および図5のように傾斜と同一側水平方向に延伸させてもよい。第3のアンテナエレメント3は、任意の構成要件のため、図3から図5内では便宜上破線で示しているが、実際には第1のアンテナエレメント等と同様、連続した線状の導体である。
また、第3のアンテナエレメント3は給電部12と角部において接続しているよう示されているが、角部に限定されず、給電部12の外周上いずれの箇所と接続していても良い。
また、第1の周波数帯よりも高帯域の第2の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ02とし、前記フロントガラスの波長短縮率をkとし、前記フロントガラス上での波長をλg2=λ02・kとしたとき、第3のアンテナエレメント3の長さが(1/8)・λg2以上(7/8)・λg2以下であれば、第2の周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい。
例えば、第2の周波数帯としてLバンド(1452〜1492MHz)を設定した場合、その中心周波数は1472MHzである。したがって、Lバンドのアンテナ利得を向上させたい場合、電波の速さを3.0×10m/sとし、波長短縮率kを0.64とすると、第3のアンテナエレメント3の長さを16mm以上114mm以下に調整すると良い。
(第2の実施形態)
図6はガラスアンテナ付き車両用フロントガラスのガラスアンテナ405部分を拡大した平面図である。
図6に示すように、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスおよびガラスアンテナ405のうち、前述の図3に示したガラスアンテナ付き車両用フロントガラスおよびガラスアンテナ105と同様の構成を有する部材については、図3の参照符号と同様の参照符号が使用されている。
ガラスアンテナ405は、フロントガラス11に平面的なパターンとして設けられる給電部12、接地側給電部16およびアンテナ導体から構成される。
給電部12は、アンプ等の不図示の信号処理回路の信号経路に所定の導電性部材を介して電気的に接続される給電点であり、接地側給電部16は、外部のアース経路(例えば、該信号処理回路のアースや車体)に所定の導電性部材を介して電気的に接続される給電点である。なお、接地側給電部16が、アンプ等の不図示の信号処理回路の信号経路に所定の導電性部材を介して電気的に接続され、給電部12が、外部のアース経路(例えば、該信号処理回路のアースや車体)に所定の導電性部材を介して電気的に接続されてもよい。つまり、ガラスアンテナ405は、給電部12および接地側給電部16を一対の給電点として備える双極タイプのアンテナである。
導電性部材として、例えば、AV線や同軸ケーブルなどの給電線が用いられる。同軸ケーブルを用いる場合には、同軸ケーブルの内部導体を給電部12に電気的に接続し、同軸ケーブルの外部導体を接地側給電部16に接続する。また、アンプ等の信号処理回路を給電部12および接地側給電部16に電気的に接続するためのコネクタを、給電部12および接地側給電部16に実装する構成を採用してもよい。このようなコネクタによって、同軸ケーブルの内部導体を給電部12、外部導体を接地側給電部16に取り付けることが容易になる。また、給電部12、接地側給電部16それぞれに突起状の導電性部材を設置し、フロントガラス11が取り付けられる車体フランジに設けられた接続部にその突起状の導電性部材がそれぞれ接触、嵌合するような構成としてもよい。
また、接地側給電部16から水平方向に延伸した第4のアンテナエレメント4を付加しても良い。
以上のような接地側給電部16もしくは接地側給電部16と第4のアンテナエレメント4の両方を付加した第2の実施形態によると、第1の実施形態よりも第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の長さを0.75倍程度に短くすることができ、第1の実施形態よりガラスアンテナの視認性を抑えることができ、美観の点で優れる。
なお、第4のアンテナエレメント4は給電部12と角部において接続しているよう示されているが、角部に限定されず、給電部12の外周上いずれの箇所と接続していても良い。
また、接地側給電部16からはガラスアンテナに近い位置で車体と接続させて接地を取ることが望ましい。例えば、給電部12、接地側給電部16に接続された同軸ケーブルの外側導体を、給電部12、接地側給電部16からの距離が180mm以下の位置で車体に接続させることが好ましい。
また、第1実施形態で述べたように、図6において点線の箇所は任意の構成を示している。すなわち、ループ形成エレメント5を用いて、第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2の給電部とは反対側の端部を接続させて、少なくとも第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメントとループ形成エレメントとでループを形成させても良く、給電部12から水平方向に延伸した第3のアンテナエレメント3を付加しても良い。ループを形成することで、得られるアンテナ利得を大幅に向上させることができ、第3のアンテナエレメント3を付加することで主にLバンドの利得調整に効果がある。
また、ガラスアンテナ105が受信する帯域の離れた2つの所定の周波数帯があり、帯域が低い側である第1の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ01とし、フロントガラスの波長短縮率をkとし、フロントガラス上での波長をλg1=λ01・kとしたとき、第1のアンテナエレメント1および前記第2のアンテナエレメント2の長さが(9/64)・λg1以上(15/64)・λg1以下であれば、第1の周波数帯のアンテナ利得向上の点で好ましい結果が得られる。
第1の周波数帯としてバンドIII(174〜240MHz)を設定した場合、その中心周波数は207MHzである。したがって、バンドIIIのアンテナ利得を向上させたい場合、電波の速さを3.0×10m/s、波長短縮率kを0.64とすると、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の長さを130mm以上217mm以下に調整すると良い。
なお、第2の実施形態の仕様を変更した一例を図7および図8に示す。図7では、第1のアンテナエレメント1に沿うように斜め方向に延伸した第2のアンテナエレメント2は、給電部12から水平方向に延伸する第2の接続エレメント7を介して第2のアンテナエレメント2が第1のアンテナエレメント1に接続するものが例示されている。また、図8では第2の接続エレメント7を介して第1のアンテナエレメント1の給電点とは反対側の端部と接続するものが例示されている。また、第2のアンテナエレメント2の途中に切り欠き部9を設けたものが例示されている。このように、第2のアンテナエレメント2は、第2の接続エレメント7を介して、いずれの箇所で第1のアンテナエレメント1と結合してもよく、第2のアンテナエレメント2の途中に切り欠き部9を有していても良い。このような切り欠き部9を設けることによって得られるアンテナ利得が向上する。
また、第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の給電部12とは反対側の端部は、図7で示すように、折曲箇所の途中にあっても良い。また、第3のアンテナエレメント3および第4のアンテナエレメント4は、それぞれ給電部12の右上角および接地側給電部16の左上角から水平方向に延伸されていても良い。なお、これらは第2の実施形態に限定されず、第1の実施形態にも適用が可能である。
また、エレメント同士の接続部は、曲率を有して接続されていてもよい。
また、アンテナ導体、給電部12および接地側給電部16は、銀ペースト等の、導電性金属を含有するペーストを、例えばフロントガラスの車内側表面にプリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体または箔状体を、フロントガラスの車内側表面に形成してもよく、フロントガラスに接着剤等により貼付してもよく、フロントガラス自身の内部に設けてもよい。
給電部12および接地側給電部16の形状は、導電性部材またはコネクタの実装面の形状に応じて決めるとよい。例えば、正方形、略正方形、長方形、略長方形などの方形状や多角形状が実装上好ましい。なお、円、略円、楕円、略楕円などの円状でもよい。
また、アンテナ導体からなる導体層を合成樹脂製フィルムの内部またはその表面に設け、導体層付き合成樹脂製フィルムをフロントガラスの車内側表面または車外側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。さらに、アンテナ導体が形成されたフレキシブル回路基板をフロントガラスの車内側表面に形成してガラスアンテナとしてもよい。
ガラスアンテナを図2に示すように車両用フロントガラスに設けたガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを実際の自動車に取り付けて、そのアンテナ利得を実測した結果について説明する。
アンテナ利得は、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを、ターンテーブル上の自動車の窓枠に水平面に対して約25°傾けた状態で組みつけて実測した。給電部にはコネクタが取り付けられていて、フィーダ線を介してネットワークアナライザに接続される。水平方向からフロントガラスに対して全方向から電波が照射されるように、ターンテーブルが回転する。
アンテナ利得の測定は、ターンテーブルの中心に、ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスを組みつけた自動車の車両中心をセットして、自動車を360°回転させて行われる。アンテナ利得のデータは、各周波数において回転角度5°毎に360°回転させて測定した値を平均する。また、バンドIIIの周波数範囲において3MHz毎に測定され、Lバンドの周波数範囲において1.7MHz毎に測定される。電波の発信位置とアンテナ導体との仰角は略水平方向(地面と平行な面を仰角=0°、天頂方向を仰角=90°とする場合、仰角=0°の方向)で測定した。アンテナ利得は、半波長ダイポールアンテナを基準とし、半波長ダイポールアンテナのアンテナ利得が0dBとなるように標準化した。
<実施例1>
図7で示したガラスアンテナ505において、第2の接続エレメント7と第2のアンテナエレメント2およびループ形成エレメント5を省略し、第3のアンテナエレメント3と第4のアンテナエレメント4を設けた状態で、第1のアンテナエレメント1の斜め方向と水平方向の比率のみを変化させてアンテナ利得を測定した。図9は、第1のアンテナエレメント1の全長を170mmに固定し、第1のアンテナエレメント1のうち斜め方向と水平方向のエレメントの長さを変え、斜め方向のエレメントの長さがバンドIIIの利得に及ぼす影響について測定した結果を示す。アンテナ利得は、バンドIIIの全帯域の平均をプロットした。
図9を実測した時のガラスアンテナ505の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1(全長):170
第3のアンテナエレメント3:45
第4のアンテナエレメント4:70
であった。
また、各エレメントの導体幅は0.4mmであった。給電部12、接地側給電部16は、縦14mm、横20mmの長方形であった。給電部12と接地側給電部16との間隔は、21mmであった。なお、エレメントの導体幅、給電部の大きさ、給電部12と接地側給電部16の間隔は以下、実施例全てにおいて同様である。
図9に示されるように、第1のアンテナエレメント1のうち、斜め方向のエレメントの長さが大きくなるほど大きい利得が得られることが分かった。
<実施例2>
図3で示した第3のアンテナエレメント3を含む単極のガラスアンテナ105において、第1のアンテナエレメント1のみを設けた場合に対して、第2のアンテナエレメント2を設けた場合または第2のアンテナエレメント2とループ形成エレメント5とでループ化した場合に、バンドIIIおよびLバンドの利得に与える影響についてアンテナ利得を測定した。その結果を図10(A)及び図10(B)に示す。アンテナ利得は、バンドIII、Lバンドのそれぞれの全帯域で平均した値をプロットした。
図10(A)及び図10(B)を実測した時のガラスアンテナ105の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1:240
第2のアンテナエレメント2:240
第3のアンテナエレメント3:100
ループ形成エレメント5:10
であった。なお、図10(A)及び図10(B)において、第1のアンテナエレメント1のみを設けた場合を「例1」、さらに第2のアンテナエレメント2を設けた場合を「例2」、さらにループ形成エレメント5を設けてと第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2とでループ化した場合を「例3」とした。
図10(A)及び図10(B)に示されるように、斜め方向に延伸するアンテナエレメントを2本とすることで、バンドIIIの高域側およびLバンドの利得を大幅に向上させる効果があることが分かった。また、ループ形成エレメント5を用いて第1のアンテナエレメント1および第2のアンテナエレメント2の給電部12とは反対側の端部を繋いでループを形成することで、バンドIIIの低域側の利得を大幅に向上させるとともに、Lバンドの利得を全体的に上昇させることができた。
<実施例3>
図3で示した第3のアンテナエレメント3を含むガラスアンテナ105において、第2のアンテナエレメント2およびループ形成エレメント5は省略した状態で、第1のアンテナエレメント1の長さを変化させて、第1のアンテナエレメント1の長さがバンドIIIの利得に及ぼす影響についてアンテナ利得を測定した。その結果を図11に示す。アンテナ利得は、バンドIIIの全帯域の平均をプロットした。
図11を実測した時のガラスアンテナ105の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1:160〜280
第3のアンテナエレメント3:100
であった。
第1のアンテナエレメント1の長さを145mm〜289mmとすることにより、高い利得が得られた。
<実施例4>
図7で示したガラスアンテナ505において、第3のアンテナエレメント3と第4のアンテナエレメント4を設け、第2の接続エレメント7と第2のアンテナエレメント2およびループ形成エレメント5は省略した状態で、第1のアンテナエレメント1の延長線がガラス縦方向のセンターライン20となす角度αがバンドIIIおよびLバンドの利得に及ぼす影響についてアンテナ利得を測定した。その結果を図12(A)及び図12(B)に示す。アンテナ利得は、バンドIII、Lバンドのそれぞれの全帯域で平均した値をプロットした。
図12(A)及び図12(B)を実測した時のガラスアンテナ505の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1:170
第3のアンテナエレメント3:45
第4のアンテナエレメント4:70
であった。第1のアンテナエレメント1の角度以外のパラメーターは固定して実験を行った。
図12(B)に示されるように、特にLバンドにおいて角度αが50°以上になると利得が大幅に向上する結果が得られた。
<実施例5>
図7で示した双極のガラスアンテナ505において、第3のアンテナエレメント3と第4のアンテナエレメント4を設け、第1のアンテナエレメント1のみを設けた場合に対して、第2の接続エレメント7と第2のアンテナエレメント2を設けた場合または第2の接続エレメント7と第2のアンテナエレメント2およびループ形成エレメント5とでループ化した場合に、バンドIIIおよびLバンドの利得に与える影響についてアンテナ利得を測定した。その結果を図13(A)及び図13(B)に示す。
図13(A)及び図13(B)を実測した時のガラスアンテナ505の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1:170
第2の接続エレメント7:10
第2のアンテナエレメント2:170
第3のアンテナエレメント3:45
第4のアンテナエレメント4:70
ループ形成エレメント5:10
であった。なお、図13(A)及び図13(B)において、第1のアンテナエレメント1のみを設けた場合を「例4」、さらに第2の接続エレメント7と第2のアンテナエレメント2を設けた場合を「例5」、さらにループ形成エレメント5を設けてと第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2とでループ化した場合を「例6」とした。
図13(A)及び図13(B)に示されるように、斜め方向に延伸するエレメントを2本とすることで、バンドIIIの利得を維持しつつ、Lバンドの利得を大幅に向上させることができた。また、ループ形成エレメント5を用いて第1のアンテナエレメント1と第2のアンテナエレメント2の端部を繋いでループを形成することで、バンドIIIの利得を維持しつつ、Lバンドの利得を全体的に上昇させることができた。
<実施例6>
図7で示した双極のガラスアンテナ505において、第2の接続エレメント7、第2のアンテナエレメント2およびループ形成エレメント5は省略した状態で、第1のアンテナエレメント1の長さを変化させて、第1のアンテナエレメント1の長さがバンドIIIの利得に及ぼす影響についてアンテナ利得を測定した。その結果を図14に示す。
図14を実測した時のガラスアンテナ505の各部の寸法は、単位をmmとすると、
第1のアンテナエレメント1:110〜300
第3のアンテナエレメント3:45
第4のアンテナエレメント4:70
であった。
図14に示されるように、第1のアンテナエレメント1の長さを130mm〜217mmとすることにより、高い利得が得られた。
本出願を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2012年12月27日出願の日本特許出願(特願2012-285247)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 第1のアンテナエレメント
2 第2のアンテナエレメント
3 第3のアンテナエレメント
4 第4のアンテナエレメント
5 ループ形成エレメント
6 第1の接続エレメント
7 第2の接続エレメント
8 折返しエレメント
9 切り欠き部
11 フロントガラス
12 給電部
14 黒色遮蔽膜
15 凸部
16 接地側給電部
19 フロントガラスの外縁
20 ガラス縦方向のセンターライン
50 従来のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス
55 従来のガラスアンテナ
100 ガラスアンテナ付き車両用フロントガラス
105、205、305、405、505、605 ガラスアンテナ
α アンテナエレメントがガラス縦方向のセンターラインとなす角度

Claims (14)

  1. ガラスアンテナ付き車両用フロントガラスは、
    アンテナ導体と給電部とを有するガラスアンテナと、
    該車両用フロントガラスの周縁領域に形成され、該周縁領域のうち該車両用フロントガラスの上辺に沿った領域から面内方向に台形状に突出して形成された凸部を有する黒色遮蔽膜と、を備え、
    前記給電部は、前記凸部の近傍の前記周縁領域に設けられ、
    前記アンテナ導体は、前記給電部に直接又は第1の接続エレメントを介して接続され、前記凸部の側辺に沿うように斜め方向に延在する第1のアンテナエレメントと、
    前記第1のアンテナエレメントに前記給電部又は第2の接続エレメントの少なくとも一方を介して接続され、前記第1のアンテナエレメントに所定の間隔を空けて並走する第2のアンテナエレメントと、を有することを特徴とするガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  2. 前記第1のアンテナエレメントおよび前記第2のアンテナエレメントの前記凸部の側辺に沿った直線部分の延長線と、該車両用フロントガラスの重心を通る上下方向のセンターラインとがなす角度は、5°以上50°以下である請求項1に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  3. 前記アンテナ導体は、
    前記第1のアンテナエレメントの前記給電部とは反対側の端部と前記第2のアンテナエレメントの給電部とは反対側の端部とを接続するループ形成エレメントを有する請求項1又は2に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  4. 前記アンテナ導体は、
    前記ループ形成エレメントに接続され、前記第1のアンテナエレメントに所定の間隔を空けて並走する折返しエレメントを有する請求項3に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  5. 前記アンテナ導体は、
    前記給電部に接続され、水平方向に延在する第3のアンテナエレメントを有する請求項1から4のいずれか一つに記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  6. 所定の第1の周波数帯と該第1の周波数帯より帯域が高い所定の第2の周波数帯とがあり、前記第2の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ02とし、前記フロントガラスの波長短縮率をkとし、前記フロントガラス上での波長をλg2=λ02・kとして、
    前記給電部から前記第3のアンテナエレメントの前記給電部とは反対側の端部までの距離が(1/8)・λg2以上(7/8)・λg2以下である、請求項5に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  7. 前記第3のアンテナエレメントの長さは、16mm以上114mm以下である、請求項5に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  8. 所定の第1の周波数帯と該第1の周波数帯より帯域が高い所定の第2の周波数帯とがあり、前記第1の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ01とし、前記フロントガラスの波長短縮率をkとし、前記フロントガラス上での波長をλg1=λ01・kとして、
    前記給電部から前記第1のアンテナエレメントおよび第2のアンテナエレメントの前記給電部とは反対側の端部までの距離が(5/32)・λg1以上(5/16)・λg1以下である、請求項1から7のいずれか一つに記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  9. 前記第1のアンテナエレメントおよび前記第2のアンテナエレメントの長さは、145mm以上289mm以下である、請求項1から7のいずれか一つに記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  10. 前記ガラスアンテナは、前記給電部の近傍に接地側給電部を有する請求項1から9のいずれか一つに記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  11. 前記ガラスアンテナは、前記接地側給電部から水平方向かつ前記給電部とは反対側に延在する第4のアンテナエレメントを有する、請求項10に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  12. 所定の第1の周波数帯と該第1の周波数帯より帯域が高い所定の第2の周波数帯とがあり、前記第1の周波数帯の中心周波数における空気中の波長をλ01とし、前記フロントガラスの波長短縮率をkとし、前記フロントガラス上での波長をλg1=λ01・kとして、
    前記給電部から前記第1のアンテナエレメントおよび第2のアンテナエレメントの前記給電部とは反対側の端部までの距離が(9/64)・λg1以上(15/64)・λg1以下である、請求項10または11に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  13. 前記第1のアンテナエレメントおよび前記第2のアンテナエレメントの長さは、130mm以上217mm以下である、請求項10または11に記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
  14. 前記第1のアンテナエレメントおよび前記第2のアンテナエレメントの斜め方向の長さは、10mm以上である、請求項1から13のいずれか一つに記載のガラスアンテナ付き車両用フロントガラス。
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